存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

NHK「ファミリーヒストリー 坂本龍一」

2018-04-23 21:03:52 | 坂本龍一
ファミリーヒストリー「坂本龍一~父との葛藤 福岡藩黒田家に仕えた先祖~」

じっくり見ていました。

教授の父方の高祖父・曽祖父・祖父・父、母方の曽祖父・祖父・母

父方は江戸時代には黒田家に勤めた家臣、足軽だった。
現在の朝倉市
国境の警備に峠の坂の下に住んだ数人の足軽を家族とともに住まわせた。
このことから坂本 という屋号を使うようになった。

母方の祖父である弥一さんは高校時代の親友が池田勇人

教授の伯父が幼少の頃に「陶器を割る音」に興味を持って、高級なものが良い音がすると沢山の陶器を割ったらしい。その伯父は数学の教師だったらしいが、沢山のレコードを持っていて、教授が聴かせてもらっていたらしい、中でもドビュッシーやラヴェルのレコードを気に入って、現在の教授がそのレコードを手に語っていた。
諫早市出身の母方

物凄い調査だと思いつつ、これは簡単には把握できないかもしれないと録画していて正解であった。

父 坂本亀一は日大文学部へ進学したけれど、学徒出陣で一時期はシベリアへ出兵。最前線にモールス信号で情報を送る仕事をしていたが、福岡に移動を命じられた。敗戦で戦友はシベリア抑留となり、亀一は半年ほどは何もせず。
仕事を始めるが、朝倉市で同人誌を作りはじめる。その同人誌がある人の目に止まり、東京で編集の仕事に携わるようになった。河出書店。
新人を発掘することに勢力を注いだ。三島や水上勉など多くの作家を世に送り出した。

自分は自分、君は君で生きていけ

というブレナイ亀一氏

バカヤローと怒鳴る亀一氏

怖くて父と目を合したこともなかった教授

感動したのは、最後に教授の活躍をメモしたり新聞の切り抜きをしたりしていた亀一氏の資料が出てきた時だ。
やっぱり親だなあと思った。
教授も今田耕司も泣いていた。


コメント (2)
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