二度目の披露宴 その二

披露宴の最後に両親が挨拶するシーンがあった。
通常は新郎の父親が行うが「前回やっているので今回は・・・」ということで、
お鉢が回って来た。

事前に打診され「ありきたりの挨拶はしたくない」と思いを巡らしながらも
なかなかアイデアが出て来なかった。
「エエィ、ままよ」と披露宴の最中に参加メンバーや雰囲気を見ながら考える
ことにした。

ウケ狙いが外れると「惨めになる」ものだが、岩手の片田舎から出て来た
オッサンなら恥じをかくのも「愛嬌の内」と開き直った。


(今朝の栗駒山)

「厳粛さ」のカケラもないそんな挨拶が大爆笑の大ウケとなった。

招待客をお見送りする際に、初対面だった娘の友人から
「お父さん、ナイス・スピーチでしたよ!」
と賞賛の声が寄せられた。