霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

田村剛一先生

2014-03-10 21:06:12 | 仲間
田村先生は高1の時の担任で地理の先生。
しかし、教わったのは地理ではなく「人生」だった。 

昨日、宮古から海岸線を南下し山田町在住の田村先生宅を訪問したら、「丁度いいところに来た」と言って
頂戴したのが出来たてホヤホヤの二冊の本だった。



この本は震災後に先生が盛岡タイムスに一年間連載した「震災体験記」を昔の教員仲間が「製本して贈って
くれた」とのことで、本が入った大きなダンボールが何箱も届いていた。



もう一冊はタイトル通りで震災時に全国に散らばる先生の友人達が安否を確認したり勇気づけようとして送って
くれた手紙を先生が一冊の本にまとめ「励ましの御礼」として贈る予定のもの。
先生はこの手紙で「どれだけ勇気づけられたことか」と話されていた。

教員退職後に町議に立候補し現在三期目、「豊かな海を守る会会長」そして更に今は「山田伝津館代表」として
防災の語り部としても奮闘中のようだ。
私より丁度10歳年上だが、まだまだバイタリティ旺盛とお見受けした。



奥様とのツーショットを撮るのは二年前に震災見舞いでお邪魔した時以来のこと。
奥様に「お金に縁のない先生で苦労されたのではないですか」と誘い水を出したら「全くその通りで、大変だった。
何せ結婚後退職して貰っていた失業保険が主人の給料よりも多かったぐらい」などという思い出話しを披露して
くれた。
コメント
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