霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

色彩選別機

2014-03-18 22:20:47 | 機械
色彩選別機の中央は一見炎のように見えるが、これは蛍光管の光で玄米や白米を選別して
カメムシの食害のある米や青米等を弾く役割を果たしている。



稲刈りの一カ月前に行われるカメムシ防除は農薬が残留する心配もあるしミツバチ激減の
元凶とも言われている。
そんな背景もあって我が家では一貫して「カメムシ防除はしない」ことに決めている。

それが「自然にも人間にも優しい米作り」と自負しているが、その分カメムシの被害に遭うこと
も少なくない。
被害の程度は田んぼによっても異なり全く影響のない田んぼもあるし、また、年によってもかなり
のバラツキがある。
カメムシ被害が極端になると精米した場合に黒い斑点のある米が目立つようになり飯米として
利用するのは差支えないが、販売用としては使えない。

その問題のある米だけを取り除く救世主となるのが「色彩選別機」で、以前から熱い視線を送り
続けて来た。
しかし、田植機、コンバイン、乾燥機等「米作り専用の高額機械」が多くて困っているのに更に
「屋上屋を重ねるようなことはしたくない」というのが本音。

高額だったカラープリンターが瞬く間に安価になった例に倣って「色彩選別機も急激に安くなるはず」
との「読み」もあって購入は差し控えている。

今回はメーカーが「実演機を貸してくれる」というので早速使って、その有難味を実感している。
コメント
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