霜後桃源記  

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「座して死を待つ」集落 その四

2014-03-24 19:31:02 | 経営
同じ萩荘地区内のある集落では「圃場整理」に農家の半数が反対を表明した。
しかし、反対農家を農家組合長が一軒一軒説得して全員が賛成する形で推進することが決まったという。
一方、我が霜後集落では反対は僅かで大多数は賛同を表明し実施に向けてスタートを切ったはずだった。
それを推進責任者となっていたTが突然ストップをかけてしまった。
同じ農家組合長でもこんなにも大きな違いがあるということか。

T農家組合長は農協の萩荘と厳美の支店長を歴任して昨年定年退職している。
そんな繋がりもあってか昨年の市議選では萩荘が地盤の某市議を熱心に応援していた。
某市議は大規模な圃場整理事業の旗振り役でも名を馳せている人。
現農家組合長、元農協支店長、しかも某市議の信奉者 この三つが揃っていたら当然「圃場整理」を
「積極的に推進する人物」と普通は受け取られるはず。
しかし、一歩譲ってこの三つが揃っても「個人的には反対」というケースも例外的に許容できるのかもしれない。
ところが、Tは集落の「圃場整理」推進するために作った組織のトップに自ら就任しているし、推進するために
何度か開催された会合も農家組合長としてではなくTの個人名で招集している。
今さら「反対」とは口が裂けて言えない立場にあった。
それが何の釈明もなく唐突な「反対表明」で集落の「長年の夢」を頓挫させてしまった。


(後山の畑は未だ雪解け水が排出されていなかった)

先日の総会の場で釈明を求めてもTは「ウルセェ、關係ネェ」と会議での発言とは思えない暴言を吐くことに
終始していた。
その狼狽振りからして反対理由は釈明もできないような「お粗末なもの」ではないかと推測している。

蛇足ながら、市議選の際にTは区長名を使って「公民館で個人演説会を開催する」との文書を作成し各戸に
召集をかけた。
公的機関である区長名を使って特定の候補の支援をすることは「選挙違反になる」との自覚は無かったようだ。
農協支店長時代にコンプライアンス教育を受けていたはずだが、肝心の法令のイロハを知らないようではコン
プライアンスも「絵に描いた餅」でしかない。
コメント (2)
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