癒しを求めて本棚を物色していたら、古い写真集を見つけた。
昭和59年に発行された松坂慶子写真集(週刊プレイボーイ特別編集)に、つかこうへい、深作欣二、
宇崎竜童、渡辺淳一、松本清張、畑正憲、野村芳太郎、谷村新司 等 そうそうたるメンバーの
コメントが掲載されていて、写真よりも「希代の大女優の魅力」を語った著名人の「表現の豊かさ」に
感心させられた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/95/d8033274a56f4b37e5fdca7453d430ce.jpg)
その著名人を代表して山田洋次監督のコメントを紹介したい。
肌の美しい女(ひと)である。
まばゆいばかり、というが
この女(ひと)の肌を見ていると本当に眩しくなって来る。
「男はつらいよ・浪花の恋の寅次郎」の中で、
寅さんと食事をしながら、暑くなってこの女(ひと)が
上衣を脱ぐシーンがあったのだが、
肩から腕にかけてムキ出しになるブラウスだったから、
スタッフはもう眩しいのなんのって、
眼がチカチカして、
寅さんもセリフがつかえてビックリしてしまう有様で、
次のシーン以後は上衣を来てもらった。
あんな肌も、切ればやっぱり赤い血が出るのだろうか。