霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

二件の違法見解に固執する県農林水産部

2020-02-05 20:22:25 | 社会

1.「多面的機能直接支払」の交付金の使途は各集落組織の「総会による合意」で決すべきことは、構
 成員の基本的権利を保障するための当然の事理である。
 そのため、農水省は実施要領の冒頭で「構成員の合意」を強調し、更には、「チェックポイント」を
 配布し、総会での具体的な合意方法を詳細に指導している。

 にも関わらず、県は「どのように合意するかは各集落に任せてある」との違法見解を示し続けているが、
それは単に指導責任を回避するための無責任な見解でしかない。

 そもそも、県は総会開催を指導する義務と責任を有するものの、「合意の方法は各集落に任せてある」
 などという権限は持ち合わせていない。
 
 しかも、県と同様の違法見解を示し「公務員職権濫用罪」で刑事告訴されている一関市の元農林部長の
 存在を知りながら、今なお違法見解に固執する姿勢には、ただただ呆れるばかりである。


 (昨日赤カブを収獲した畑。この冬としては珍しい雪景色)

2. 農事組合法人「美の郷」が運営する厳美の「道の駅」では、レストランで使用するモチ米を生産者から
 ではなくJAから仕入れている。
 これは農事組合法や定款に定める「法人の目的」に反するのは勿論のこと、利益相反行為にも該当し、
 更には理事の忠実義務違反にも該当する「違法行為の三重奏」で、組合と組合員の利益を害している。

 しかし、それを指導する立場にある県農林水産部の団体指導担当は、違法行為を「経営判断」として
 是認し、更には「農協法にはJAから仕入れてはならないという条文はない」などと主客転倒のピント外れ
 な見解まで示している。

 これも、前項同様に違法行為に関与した理事が「背任罪」で刑事告訴されている事実を知りながら、
 「経営判断との見解は変わらない」と主張し続けているのだから、呆れるほかはは無い。

 一体全体、県は、何処を向いて誰のために仕事をしているのだろうか。

 このように長期間に亘り「黒を白と言い切る」傲慢不遜な態度を糺すには、法廷に引きずり出す以外に
 道はないようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする