私が横須賀に転勤することになった年度末に、小学四年から中学一年まで総勢80余人の
子供達が「送別会」を開いてくれた。
最後に拍手に送られて退場する際、中一のKが泣き出したら他の子供達にも伝染し、大勢の
泣き声に送られて会場を後にした。
悲しいような嬉しいような複雑な心境となった反面、自分のお葬式を疑似体験しているような
妙な気持ちにもなった。
(いつの写真か不明だが、監督に就任する前年の夏合宿かもしれない。その頃は優しいコーチだった。)
その日の夜、親の会の皆さん(50人前後?)が送別会を開いてくれた。
終了後に手と手を組んだアーチの中を退出する際、二年間の悲喜こもごもが思い起こされ、
流れる涙を抑えることが出来ず顔がクシャクシャになってしまった。
私の人生航路で、予想だにしていなかった「可愛い恋人達との二年間」が幕を閉じた瞬間
だった。