将棋界のみならずマスコミも注目していた棋聖戦第4局で渡辺棋聖を破った藤井七段が
タイトルを奪取し、最年少タイトル保持者の記録を塗り替えた。
藤井七段は今、王位戦にも挑戦中で既に二連勝しており二冠のタイトル保持者となるのも
時間の問題かもしれない。
将棋や囲碁の主要なタイトル戦は、以前NHKのBSで生中継し、詳細な解説付きで名勝負を
堪能することが出来たが、今は民放の専用チャンネルの独占中継となり契約しないと見るこ
とが出来なくなった。
契約しても「鑑賞する時間の確保が難しい」と考え、今は疎遠となっている。
(市野々のトウモロコシは立派に生育しているものもある)
タイトル戦中継の一番の思い出は、渡辺竜王が羽生挑戦者を相手に三連敗後に四連勝という
将棋界初の快挙を成し遂げた最終戦で、最後まで優劣不明の激戦が続き、TV中継終了後は
ネットで投了まで観戦したものだった。
渡辺棋聖は、そのような驚異的な底力を有し、一時不調だったが直ぐに復活し、前年度は圧倒的
な強さでA級順位戦を全勝で勝ち抜き名人戦に挑戦中で、「現役最強の棋士」と評されている。
その渡辺棋聖からタイトルを奪取した藤井七段の実力は、やはり評判通りの「AI以上」なのかも
しれない。
将棋ファンとしては、藤井棋聖の誕生で将棋に関心を持つ子供達が更に増えることを祈って止ま
ない。