穴村久の書評ブログ

漫才哲学師(非国家資格)による小説と哲学書の書評ならびに試小説。新連載「失われし時を求めて」

ドラゴン・タトゥーの女その後

2012-03-17 22:31:31 | ミステリー書評

ラーソンのドラゴンタトゥーの女、下巻の半分ぐらいまで読んだ。上巻の終わりごろからの古写真を元にした時系列追跡のあたり、ミステリとしても読める。ただし、そのころのカメラに撮影時間まで写しこむ機能があったかな。

フィルムカメラの時代にもデート写しこみはあったが、いくらプロのカメラマンが使うものとはいえ、1960年代にそんな機能があったのか、もうすこし後からだったような気もするが。

それで或る人物にたどりつくまではいい。ただし動機に説得力がないし、描写が急に乱暴になる。映画を見たときにも、そのことは感じたが、ま、いい。

あと150ページくらい残っている。もうひと山位はあるのだろう。