要するに
A: 3000 + 3000 か、
B: 1500 + 1500 なのかということである。
記述はAのごとく思わせるようにすすむ。しかし、読み返してみるとBであると言い逃れが出来るように細工がしてある。
ここでは読者が一度は「カラマーゾフの兄弟」を読んだという前提で書いている。この部分だけでも第三部の大部分を占めているわけで、とても要約出来るものではない。
モークロエでのばか騒ぎに第一回目に3000ルーブル、第二回目に3000ルーブル使ったと本人ミーチャも多くの人にいい、そう信じられていた。そうして第二回目の豪遊の前に6ルーブルや10ルーブルの金策をしているから、第二回目の金は親父を殺して奪ったと見られた。
ところが、どっこい、びっくり、ミーチャは第一回には、カテリーナから送金を依頼された3000ルーブルを横領しそのうち、1500ルーブルを使い、残りの1500ルーブルは其の時に自分で香袋を縫って其の中にしまって首に掛けていた、と供述する。
しかし、検察はミーチャの主張を認めず、彼を逮捕する。以上亀山訳第三巻まで。最終的に検察が勝つか、ミーチャの供述が認められるかは第四巻に委ねられる。
一応ミーチャの1500+1500も認められないことも無い、という記述になっている。そうすると、第二回目の豪遊の資金の出所として父親を殺害して強奪したものとする嫌疑は成り立たないことになるわけだ。
実際に使われた金は領収書が整っていれば簡単に検証出来るが、それが出来ないようになっていたという記述になっているのだ。
はたして、第四巻ではどうなりますか、お後がよろしいようで。
A: 3000 + 3000 か、
B: 1500 + 1500 なのかということである。
記述はAのごとく思わせるようにすすむ。しかし、読み返してみるとBであると言い逃れが出来るように細工がしてある。
ここでは読者が一度は「カラマーゾフの兄弟」を読んだという前提で書いている。この部分だけでも第三部の大部分を占めているわけで、とても要約出来るものではない。
モークロエでのばか騒ぎに第一回目に3000ルーブル、第二回目に3000ルーブル使ったと本人ミーチャも多くの人にいい、そう信じられていた。そうして第二回目の豪遊の前に6ルーブルや10ルーブルの金策をしているから、第二回目の金は親父を殺して奪ったと見られた。
ところが、どっこい、びっくり、ミーチャは第一回には、カテリーナから送金を依頼された3000ルーブルを横領しそのうち、1500ルーブルを使い、残りの1500ルーブルは其の時に自分で香袋を縫って其の中にしまって首に掛けていた、と供述する。
しかし、検察はミーチャの主張を認めず、彼を逮捕する。以上亀山訳第三巻まで。最終的に検察が勝つか、ミーチャの供述が認められるかは第四巻に委ねられる。
一応ミーチャの1500+1500も認められないことも無い、という記述になっている。そうすると、第二回目の豪遊の資金の出所として父親を殺害して強奪したものとする嫌疑は成り立たないことになるわけだ。
実際に使われた金は領収書が整っていれば簡単に検証出来るが、それが出来ないようになっていたという記述になっているのだ。
はたして、第四巻ではどうなりますか、お後がよろしいようで。