ついでに、二、三トリビアルなことを、
この本には索引がない。内容が多岐にわたっているし索引は必要である。
ナチスとの関連は第六章、第七章あたりで大部詳しく述べられているが、新聞記事の引用のような部分が多くて、哲学的な内容を上回っている。この辺は記述に工夫が必要であろう。巧みな要約が求められる。圧倒的な量は肝心の哲学的な内容の印象を薄くする、つまり読む気がなくなる。
ということで大部分読み飛ばしました。
ついでに、二、三トリビアルなことを、
この本には索引がない。内容が多岐にわたっているし索引は必要である。
ナチスとの関連は第六章、第七章あたりで大部詳しく述べられているが、新聞記事の引用のような部分が多くて、哲学的な内容を上回っている。この辺は記述に工夫が必要であろう。巧みな要約が求められる。圧倒的な量は肝心の哲学的な内容の印象を薄くする、つまり読む気がなくなる。
ということで大部分読み飛ばしました。
ハイデガーはヒトラーの家庭教師たらんとした。両人の生年は1889年である。ヒトラーが政権を取ったときは40歳を超していた。当然ハイデガーも同様。ハイデガーがナチスを利用した意図は明確であろう。ハイデガーは実年の古だぬきのヒトラーの家庭教師たらんとした。
ギリシャかぶれのハイデガーの念頭にあったのは、幼きアレクサンドロス大王の家庭教師であったアリストテレスである。所詮ヒトラーを教導しようとする目論見は的外れであった。
それにヒトラー政権の有力閣僚であったゲッペルスも哲学者であった。成功するはずもない夢を見ていたらしい。フライブルグ大学の学長に若くして就任したハイデガーは一年で辞職に追い込まれた。
補足:アリストテレスは幼年のアレクサンドロスより18歳年上であった。