毎年二回同時発表される芥川賞と直木賞の受賞作品を書評で取り上げないのか。前にさんざん書いたことの繰り返しになるが。
選考過程というか、特徴が問題だと書いた。まず簡単に芥川賞作品に触れると
1:選考の目的は将来を期待した、いわば伯楽的な性格を持っているらしい。したがって、私の感想であるが、受賞作品そのものは面白くないものが多い。完成していない。伯楽ではないから、この作者が将来どう変身して才能が花開くのかは全く不明である。
また、本来はより商売的な性格がある直木賞よりかは、選者の投げやりな感想が多い。それにもかかわらず、受賞者のピックアップには気をてらったものが多い。今回もそうだ。
続く