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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



東アジア選手権・日本対韓国(その2)(TV朝日)

初戦の北朝鮮戦で、決定的なミスを犯した小笠原と中澤のコンビが韓国戦の決勝点を生んだ。第2戦の中国との試合では、初戦の制裁と休息を兼ねてのベンチ控えとなった。そして、最終日の韓国戦では、0対0の同点のまま均衡がくずれない後半途中からの交代出場した2人だった。なんともいえないこのめぐりあわせ。

公式戦で奇跡おこす力を「ジーコ力(りょく)」と呼ぶらしい。北朝鮮に敗れたときは、そろそろ、その力にも翳りがみえたかと思ったが…。

初戦の北朝鮮戦で敗れたことにより、第2戦では「総とっかえ」という大胆な選手起用をすることができた。そして、田中(達)や巻や阿部などが十分に代表として使えることがわかった。

韓国戦では、勝ちきれない準レギュラーメンバーに、中澤、小笠原、大黒ら国内組のレギュラーを途中交代出場させることで、勝利を呼び込んだ。国内レギュラー組の面目躍如という結果になった。

大会の成績も、優勝こそ逃したが、中国に続く2位を確保して、どうにかアジア王者の意地をみせることができた。

どこまで計算づくなのか。それとも流れに身をまかせているだけなのか。ただ言えることは、いまだ「ジーコ力」は健在らしいということ。

来年のドイツW杯までの公式大会(試合)も、消化試合となったイラン戦のみ。その後は、ドイツへ向けたチームづくりのための期間となる。「ジーコ力」は、イラン戦でも何かを起こすのか。また、チームづくりの過程にも力を発揮するものなのか。

「ジーコ力」によって日本代表が、どう成長していくのか、期待をもって見続けたい。

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