日本スポーツマネジメント学会
2009/4/25
早稲田大学 早稲田キャンパス 7号館319号室
「日本のスポーツは世界同時不況をどう乗り越えるのか?」をテーマとした、日本スポーツマネジメント学会の第6回セミナーに行った。会社が法人会員になっていることもあり、初めて参加したが、その運営がひどいのにあきれて、途中で失礼した。
なにしろ会場の音響設備が悪く、会場の後ろのほうでは、ほとんど声が聞こえない。その一方、記録写真を撮るために会場を動く女性事務局員のヒールの音が響く。遅れた参加者が開閉するドアの音も耳障りだ。要は、肝心な話し手の声は聞こえず、雑音ばかりが耳に入ってくる。途中で、後方のスピーカーからは音が出ないので、前に詰めるように指示が出たが、そんな会場を使う方がどうかしている。
セミナーの中身で、企業とスポーツ団体のコミュニケーションが大事などと話しているのを聞いてむなしくなった。今、自分たちが、きちんとコミュニケーションできていないことをどれだけ認識しているのか。その準備は十分にしたのか。
運営は、早稲田大学の学生のようだったが、しっかりと参加料をとっているのだから、学生だからといって許されることではないだろう。
世界不況に中でスポーツ団体が生き残っていくためには、スポーツ団体が自らのパフォーマンスを高め、その魅力をきちん伝え、会場に来てくれたファンの満足度を高めることが、最も大事なことだと思っている。
おそらく運営にあたっていた学生たちも、同じような考えを持っているだろう。ただ、自分たちが運営しているこの学会にも同じことが言えるということがわかっていただろうか。
昨今、大学でスポーツマーケティングやスポーツマネジメントなどスポーツに関する学科が増えていると聞いている。それ自体は、スポーツの振興、発展にとって好ましいと思うが、理論家、理屈家ばかり増えても困るな、と、今日の学会に参加して思った。
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