<パリ・オリンピック雑感 2024/8/4-2>
女子サッカー、準々決勝、なでしこジャパン対USAは、日本チームのまったく途切れることない集中力、緊張感が観客席までひしひしと伝わってくる試合だった。劣勢が予想された日本が堅守でUSAの攻撃をしのぎながら、カウンターで反撃した。日本のゲームプランどおりの展開だったのではないか。しかし、決定的チャンスの一歩手前ぐらいまで詰めることはあっても、結局ゴールを決めることができず、延長前半終了間際に決勝点となるゴールを奪われ、準々決勝での敗戦となった。「ゴールを決めなければ、勝てない」という、あたりまえのことを強く再認識させられた試合だった。試合後のピッチには、日本とUSAの2つの輪ができた。日本の輪の中では、どんな言葉がかわされたのだろうか。なでしこジャパンの次の目標は、2027年にブラジルで開催されるFIFA女子W杯だ。