夢八さんが出版された本にも掲載されているこちらのお店、ずっと気になっていたのですが、初訪問です。
外観からは、知らなければたぶん入らないであろう、あまりオーラが感じられないお店。でもそれは実際に訪問してみて分かったのですが、居心地の良さというか、ただいまと思わず言いたくなるようなお店だったので、店構えなんてどうでもいいのです。
この日は、お昼の営業すぐに入ったので、ランチを注文。お蕎麦かご飯か、という選択で勿論お蕎麦に。
太めで色黒のお蕎麦は、固めに茹でられ歯ごたえがあります。つゆは辛口ですが、お蕎麦が力強いので、たっぷり浸しても大丈夫。
とても美味しいお蕎麦でした。
ちなみに、ご飯にはメイン料理が1品つくみたい。
お蕎麦の他にはおいなりさん。
甘めに味付けされた油揚げ。ご飯にもしっかり味が移っています。付け合わせはキュウリとワカメ。適当に切られたキュウリが、なんともホッとさせてくれるのです。
ご飯セットと同じスープまで付いてきます。さすが、家庭料理。ちょっとコショウが利きすぎて、舌がピリピリ。ご飯メニューにはこのアクセントはいいかもしれません。
食後にはニンジンケーキまで。これが、しっとり美味しくて素朴でほんのり温かくて嬉しすぎ。
このランチ、800円(税込み)ですよ!驚きです。やっていけるのでしょうか。
こちらは、そば粉もお野菜も自家製(そば粉に関しては自家製が1年中提供出来るわけではありませんのであしからず)。カウンターに座ったのですが、目の前のケースに不格好だけど安心感がある、妙に魅力的なお野菜が、無造作に袋詰めされておりました。
なんか田舎のお母さんって感じで、初めてお会いしたのに親近が湧く、不思議な感じ。ご主人は一見無愛想ですが、とても優しい方。
「手打ち蕎麦と家庭料理」と書かれているだけあって、まさに家庭料理です。派手な料理は皆無で、特別な印象は受けませんが、確実に美味しいです。こういうのが近所にあったら通っちゃいそう。いや、近所じゃなくてもまた再訪したいなぁ、と思ったのでした。
<茶の間 美登里>
東京都台東区浅草橋4-4-6 03-3851-5141
11:30-14:00/17:30-21:00 土・日・祝休
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