行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第9節 FC岐阜戦

2024-04-09 23:38:58 | 日記
結果を出せず苦しかった3月からの転換を図るべく臨んだ前節・北九州戦で、見事に勝利。
反転攻勢をかける4月とせねばならないなかで、勝利の余韻もそこそこに、中3日で迎えることとなる今節・FC岐阜戦。
開幕から好調ぶりを見せて、現在2位につける岐阜の本拠地・長良川競技場へと乗り込むカターレ。
自信と手応えを掴んでいる相手に立ち向かうのは容易ではないでしょうが、それでも。
やるべきことは、変わりません。
今シーズンここまでアウェイ戦5戦で未勝利・勝率0%という受け入れ難い事実を、打ち砕いていくべく臨む、今節。
好調な相手?それがどうした。
ゆくゆくは、全ての対戦クラブを抜き去って、首位の座に就かねばならないというのならば。
相手云々ではなく。自分たちのサッカーをやりきり、勝つのみ!

ここまで5勝2分け1敗、首位の大宮と並ぶ勝ち点17、総得点16はリーグトップタイという堂々の好成績を収めている岐阜。
第2節で大宮に敗戦、ルヴァンカップ1回戦でも大宮と対戦することとなり、リベンジをかけて臨むも返り討ち、ということはあったにせよ。それ以外では負けておらず、なかでもホームゲームは3戦全勝・しかもいずれも3得点以上という強さを見せつけています。
そこに乗り込むこととなる、カターレ。
今季ここまでの対戦相手は、ここまででは、ほとんどが下位に沈む状況。つまりは、そういったクラブにすらカターレは満足に勝ちを積み重ねられなかった、ということにもなりますが。
そうした意味で言えば、ここまで期待通り、あるいはそれ以上の好調さで上位につける相手とは、今シーズン初の対戦とも言えるかもしれません。
岐阜に“いつも通りに”やらせてしまったのでは、順位相応の「知ってた」という結果にしかならないことでしょう。
前節は相模原と引き分け、4連勝こそならなかった岐阜だけれど。きちんとアウェイで勝ち点1を積み上げたからには、得意のホームで富山をねじ伏せ、更なる上積みを目指しているところかと。
エースであるFW藤岡 浩介がここまで7ゴールと、ひとりでカターレの総得点5を上回っているくらいで。しかも前回ホーム岩手戦ではハットトリックを達成。なんなら今回の富山戦でも、と意気込んでいることかと。
もちろん、そんなのは願い下げ。
現在2位の岐阜と11位のカターレ。勝ち点差7と水をあけられている状況ではありますが。
これまでの戦績が、今節の絶対的な戦力差につながるわけではない、それを教えてやる!
そんな意気込みが、なによりも必要かと。
いかに好調の岐阜とはいえ、完全無欠であるということでもなく。
順位で下回るからといって、カターレが全く歯が立たないか?そんなの、やってみなきゃわからんだろうさ。
無根拠に強がっているだけ?果たしてそうかな?
確かにここまでは、得点力では3倍以上の差をつけられていますが。それが、今節も変わらないかと言えば、そうとも限らないでしょうよ。
なぜなら、カターレのほうが総失点7で、岐阜の8よりも少ない。
1では誤差?果たしてそうかな?
ここまで8試合で無失点試合が2の岐阜に対し、倍の4あるカターレ。その差は、無視できるものでもないでしょう。
岐阜が、これまで3得点以上挙げてきたホームで、思うように得点できなかったら?そこで攻撃リズムにほころびが見られたら?
付け入る隙は、きっとある。
それに・・・いかにここまで5得点というガッカリな得点力不足を晒しているカターレとて。
この試合で、2点、3点、それ以上を挙げられないと、誰が決めた?
そうならないと、どうして言える?
つまりは。
いかにこれまで好調の岐阜とはいえ。今ひとつのカターレとはいえ。それを必要以上に卑屈になって捉える必要など、まるでない。
番狂わせなんて言わせない。勝つべくして勝つ!
そんな勝利を望みます。

前節より中3日で臨む今節。
先月の初勝利を挙げた金沢戦から中3日で臨んだ福島戦では、まさかのスタメン変更なしで挑みましたが・・・結果はスコアレスドロー。判定決着があれば負け試合、という内容でしたが。
そのときと同じく、勝利した試合からの中3日。好調の選手を積極起用する傾向のある小田切監督にしても・・・いかに移動距離の少ない隣県・岐阜での試合だとしても、ここでまた前節とまったく同じメンバーかと言えば、そうならないのでは?と。
攻撃陣に関しては。
やはり岐阜としても、ルーキーながら今やカターレのエース格となっているショウセイへの警戒は、厳としているのではなかろうかと。
前節は、ゴールこそ無かったものの、バー直撃やネットを揺らすもオフサイドなど、決まっていてもおかしくない場面は作り出しました。そして、決勝ゴールもショウセイのお膳立てがあってこそ。
スタメン出場ではなくベンチスタートの可能性もありますが・・・相手にとっての危険なプレーヤーとして、良い意味での予想通りの活躍を、期待したいところ。
一方、ショウセイだけがカターレのFWではないんだぞ!ということを見せつけねばなりません。
前節は出場のなかったマテウスの爆発に期待したいところです。
あるいは、マテウスと松本とのコンビで前線を張るのでは?と予想していますが。
恵まれた体躯を武器にボールを収められる、FWらしいFWである松本。ドリブルとテクニックで相手陣内を切り裂くマテウス。その相乗効果からの積極的な攻撃で、得点に結びつく決定的な仕事をやり遂げてほしい。そう願います。
連戦の影響ということで言えば。
不本意ながらも累積警告で出場停止、不本意ながらも休みをとれたかたちの末木。汚名返上・名誉挽回に向けて、気合を入れたいところでしょう。
いかに中盤でボールをコントロールし、試合を支配するか。
得点力に自信を持つ岐阜。好きにやらせてしまえば、ピンチが失点に直結してしまうことかと。
それをさせず、逆に自分たちのチャンスにつなげていくには。
前節、的確なボールコントロールだけでなく、ときには果敢にシュートを狙っていったりと、プレーぶりでもってチームを鼓舞していたチーム最年長・河井。その姿を見て、末木にしても、思うところはあったのではないでしょうか。
今節、出場となるならば。ぜひとも、持てる力を遺憾なく発揮してほしいです。
そして、前節スタメン復帰を果たした田川。
自分のなすべきことを成し遂げる、それを貫き通したことが、クリーンシートでの勝利につながった。数週にわたって空いたブランクもなんの、やればできるという手応え、確かにあったのではないかと。
相手の岐阜の攻撃を、いかにシャットアウトするか。
3得点がデフォルトというような岐阜に、いかに無得点という屈辱を突きつけるか。
仲間に、自分が守るからには失点の心配はしなくていい、点を獲ることに集中してくれ!という安心感を与えるような、そんなプレー。そうしてチームを引っ張っていってほしいです。

3月には、八戸やら沖縄やら、遠距離アウェイを強いられたカターレ。それだけが原因でもないでしょうが、ここまでアウェイ未勝利という、いささか以上に不本意な状況ではありますが。
現状打破を果たすのは、今でしょう。
前節、3失点敗戦のショックを引きずることなく、断ち切る勝利を挙げてみせた。
ならば。
アウェイとはいえ近距離。どうせ連戦ならば、連勝を目指すしかないでしょうよ。
必ずや勝利し、勝ち点3を、手土産に。
相手の得意なホームで黒星をつける快勝でもって、今季アウェイ初勝利を!

連勝必須!
上位追撃のためには、勝ち続けること。
出遅れを嘆くのではなく、ならばこそ、好調の上位を撃破せよと。
好調と不調は、紙一重。
いくら好調に見える岐阜でも、完全無欠ではない。不調に見えたカターレでも、やってやれないことなど、あるものか!

必ずや、勝利を!
上位撃破で、いずれ立つ首位の座への道を示せ!

勝たれ!!!富山!!!!!

天皇杯1回戦 北陸大学戦

2023-05-20 15:44:18 | 日記
5月に地元・富山県で開催される公式戦3連戦の3戦目。1年ぶりとなる高岡スポーツコアで行われる天皇杯1回戦。石川県代表・北陸大学と対戦します。
プロのプライドにかけて負けられない、勝たねばならない一戦。
それでも、先の富山新庄クラブ戦でのPK戦にまでもつれた薄氷の勝利のこともあり。
ゆめゆめ油断してはならない、さりとて積極性を欠くわけにもいかない。
リーグ戦ではない、けれどもそのリーグ戦にもつながる意味ある試合。軽んずるわけにはいきません。
富山県代表の威信にかけて、必勝を誓い向き合わねば。

2年前、天皇杯1回戦で石川県代表・FC北陸と対戦したカターレ。北陸大学の2ndチームが下剋上というかたちで天皇杯に進出、石川県代表として富山県代表と対戦したかたち。
その当時の1,2年生が中心となっていたFC北陸メンバーが今回、トップチームの北陸大学として、あのときと同じ高岡スポーツコアにてカターレ富山と対戦することとなります。
2年越しのリベンジマッチとして臨む選手もいて、あるいは単にJ3クラブと対戦するという以上のモチベーションで挑んでくるのではなかろうかと。
その2年前の試合では、カターレが8-0というスコアで勝利しましたが。
スコアだけ見れば圧勝、大楽勝であったようにも見えますが、実際はそうではありませんでした。
これがもしも、あまりに実力差があり過ぎるような退屈な試合であったならば。逆転が難しい3点差くらいついた時点で、相手が戦意喪失して雑な試合になっていたならば。それなら、多くても4点か5点止まりで、あとは流して時間を経過させていたかもしれません。
それが、8点を獲るに足る試合であったということ。
失点して差がついてもなお、試合を投げ出すことなく真摯に向かってきたFC北陸。それに対して敬意をもって、得点を続けることで応えてみせたカターレ。
大差はついた。けれど、決してリスペクトを欠くことのないフェアな試合であった、そう思います。
そのときのことが思い出されるからこそ。
今回もまた、好ゲームを期待したいところです。リベンジを期して挑んでくる相手に敢然と立ちはだかり、今回もまたリスペクトをもって返り討ちとせねば。

かつては8月頃に開催されていた天皇杯1回戦ですが。恒例の元日決勝とはならず12月9日に決勝戦となる今回大会ならなおのこと、近年は5月のこの時期の開催となっています。
シーズン序盤戦からもう1段階チームの底上げを図るにあたって、レギュラー以外の選手の公式戦起用といった面もある、この天皇杯1回戦ですが。
前の試合から中2日というタイトなスケジュールでもあったことで、メンバーをほぼ総とっかえとした県選手権決勝とは違い・・・1週ごとの試合間隔を掴んでいく意味で、あえてレギュラーを起用するという方法もありますが。
前々回、前回の天皇杯1回戦の指揮を執った石﨑前監督は、リーグ戦レギュラーを基準にしつつ少数だけ変更、という方針を採ってきました。その意味で、小田切監督がこの試合にどう臨むかは、当日の発表を待つとして。
期待したいのは、松岡。
今回の対戦は、相手の北陸大学の選手にとって2年ぶりのリベンジの機会かもしれませんが。同時に、松岡にとっても2年ぶりの再戦となります。
当時大卒1年目のルーキーであった松岡。その試合で、自身プロ初ゴールを決めています。
彼自身、プロとしてどれだけやれるのかをはかる腕試しの要素もあった出場。自分とそう変わらない年齢の大学生を相手に、あらためて自身をみつめ直す契機となった試合でもあったかと。
あれから2年。
その実力はチームの欠かせない戦力として知られるところとなり。そして今シーズン、高橋から背番号8を受け継ぎ、チームを引っ張る立場であることの認識を新たにしているところ。
リーグ優勝を目指すカターレにあって、欠くことのできない選手として。2年分の成長を、プロの世界でもまれてきた力を、挑んでくる相手に見せつけるべき。
2年ぶりの高岡スポーツコアでのゴール、大いに期待したいです。

カテゴリの差はあっても、同格。富山県代表と石川県代表。その格に差はありません。
毎度毎度言っていることではありますが・・・これを最後にせねばならない。
本当に格に差をつけるとするならば、それはJ2以上のカテゴリに属して天皇杯に無条件出場すること。それがあって初めて格上と言えるのだから。
プロを相手に、失うものなく挑みかかってくる大学生チーム。
対して、同格でありながら、失うものを抱えるカターレ。それは、プロの誇り。
先の富山新庄クラブ戦を例にとるまでもなく、苦戦を強いられる可能性は少なからずあります。
守るべきものを抱えながら、負けたら終わりのプレッシャーに抗うことは、やはり容易ではありません。
それでも。
勝ちきる強さを、見せねば。
今季J3でここまで2位につけている力が紛い物ではないと。プレッシャーを跳ねのける力を、この試合でも見せねば。

富山のプライドをかけて。
プレッシャーを跳ね返し、価値ある勝ちを!!!

勝たれ!!!富山!!!!!

第2節 アスルクラロ沼津戦

2023-03-12 07:13:50 | 日記
開幕戦を勝利で飾り、幸先良く白星発進となった2023シーズン。
もちろん、狙うは開幕連勝。
連続アウェイ戦となる第2節、アスルクラロ沼津と対戦します。

元日本代表にして稀代のストライカーであった、ゴン中山こと中山 雅史氏。
日本サッカー界に数々の伝説を残す彼が指導者に転身。磐田でのコーチ経験を経て、今シーズン、現役時代にも所属した沼津で、監督として初めて采配を振るうことに。
その監督初戦となった前節・讃岐戦では、0-1の敗戦。
試合内容では相手を上回り、多くのチャンスを作り出すも、讃岐の堅守を崩しきれず。
奮戦実らず試合終了間際に決勝ゴールを決められて敗れてしまうという、ほろ苦いデビューとなってしまったのでした。
それだけに、ホーム開幕戦でもある今節・富山戦にかける意気込みに並みならぬものがあろうことは、想像に難くありません。
首尾よく初勝利となったあかつきには、普段はメディアの露出もほとんどないJ3にあっても、全国ニュースのトピックとして取り上げられることにもなるやもしれません。
言うまでも無く。負けて、初勝利を献上した相手としてニュースになるわけにはいきません。
中山監督の初勝利は別の試合で達成してもらうこととして。必ずや勝利し、開幕連勝を成し遂げねば。

開幕戦での勝利は、もちろん喜ばしい結果であったことは確か。
ただ、開幕連勝、そして開幕ダッシュにつなげていくには、むしろ、この2戦目にかかっていると言っていいかと。
今シーズンでクラブ設立15周年を迎えるカターレ富山ですが・・・過去15試合の「開幕第2戦」では、4勝1分け10敗。
JFL時代の2008年から2016年まで、9年連続で“必敗”となっていた時期があったくらいで。
2017年、ようやくそのジンクスを破って開幕3連勝としたものの、その連勝を阻まれたのが、当時J初年度であった沼津でした。
昨シーズンにしても、愛媛アウェイ2連戦となった今治戦で敗れ、開幕連勝ならず。ホーム開幕戦でも敗れ、序盤の躓きが後々まで大きく響いて昇格失敗にもつながったりと。
J2復帰を必達目標として掲げながら、もう9シーズン目。
この第2戦というジンクスの克服無くして、昇格無しとすら言えるのでは?と。

前節の勝利によって、今シーズンもまたYS横浜戦アウェイ不敗を更新。相性の良さを証明したかたちのカターレ。
ただ・・・相性と言うならば。
前述の開幕連勝を阻まれた初対戦以来、とにもかくにも相性の悪い相手、それが沼津。
昨シーズンは15位、特にシーズン後半戦はほとんど勝てなくなって苦しい状況が続いた沼津ですが。
そんななかで、ホーム戦で勝利を収めたのが第25節・富山戦であった、と。
長いシーズン、良い時もあれば悪い時もあるとは思いますが・・・その悪い時が凝縮されてしまったのが、苦手とする沼津戦であったという皮肉。
昨シーズン34試合中で4試合しかなかった零封負けのひとつとして無得点で敗れ、その試合を最後に石﨑監督が解任されるという事態となったのでした。
昨シーズンから継続の選手も多いなかで、そして後任となった小田切監督にとっては言うまでもなく。あの時の無念、忘れてなどいないでしょう。
小田切体制2年目となる今シーズン。
継続路線というならば、なおのこと。
このアウェイ沼津戦のリベンジを成し遂げねば、昨季を超えていくことにはならないでしょう。

期待したいのは、高橋。
前節の今季初ゴールで勝利を呼び込んだ活躍を、今節にも是非とも繋げてほしいです。
そして、この沼津戦。
最後にアウェイで沼津に勝ったのは2019年にまで遡らねばなりませんが、そのときにゴールを決めている高橋。だからこそ、今節にも期待したいです。
前回対戦でも後半開始から投入されたものの、無得点に終わり敗れた悔しさを知るだけに。そこからの監督交代という無念を知るだけに。
リベンジのときは、今。
勝って、自身の2試合連続ゴールとともにカターレに開幕連勝をもたらしてほしいです。

2戦目のジンクスを、乗り越えろ!
優勝を目指し、開幕ダッシュを!
苦手を克服し、さらなる飛躍を!

勝たれ!!!富山!!!!!

第20節 AC長野パルセイロ戦

2022-08-13 20:53:54 | 日記
新型コロナ感染拡大の影響もあったなかでの前節・いわき戦のドロー決着。そこから1週ぶん空いて、2週ぶりのリーグ戦となる今節。長野Uスタジアムへと乗り込み、AC長野パルセイロと対戦します。
今節の長野戦、次節の愛媛戦、その次の鳥取戦と続く8月のリーグ戦3試合は、いずれも前回対戦で勝利した相手。敗れた借りを返さんと打倒富山を誓う相手を、そうはさせじと返り討ちにせねばならないことは、言うまでもなく。
コロナ陽性にかかる隔離措置を終えて、再びチームがまとまって挑むこととなるリーグ再開の大事な試合。勝って勝ち点3を奪うことはマスト。そのミッションを、確実にこなさねばなりません。

コロナの影響で順延となっていた試合が休みとなっていた週に組み込まれることとなり、第19節終了時点で全チームの消化試合数が揃うこととなりました。
延期試合として行われた注目カード・いわきー松本戦はスコアレスドロー。その結果、首位いわきと5位カターレとの差がわずかに3。さらに首位から8位今治までの差も6と、大混戦の様相に。
勝たねばならなかった試合を落とすかたちでドローとなった前節・いわき戦でしたが、そこで耐えられずに逆転負けを喫していたとしたら。そしてそのいわきが松本にも勝って連勝していたとしたら・・・状況は厳しいものとなっていたことかと。
けれど、そうはならなかった。カターレにとって都合の良い展開とも言えるかたちで。
どのチームにとってもお互い様、ということはありますが・・・やはり、一筋縄ではいかないな、というのが率直な印象です。
それでも。
混戦を抜け出し、最終的には首位に、そして優勝をさらわねばならない。
運だけでなく、実力をもって。優勝にふさわしいクラブとして、混戦を抜け出す強さを見せつけねばなりません。

長野との前回対戦は6月25日の第14節。
開始から13分という早い段階で吉平がゴールを挙げて幸先良く先制に成功。その後雷雨の影響で77分もの中断を挟むことになるというアクシデントに見舞われたものの、途切れることなく集中力を発揮。そのまま逃げ切りに成功し、クラブ新記録となる6連勝、5戦連続ウノゼロ勝ちという記録を打ち立てたのでした。
その後の5試合は2勝2分け1敗、5試合連続失点と、それまでの勢いに水を差されてしまった感のあるカターレですが。
一方、その後の5試合を4勝1分け、さらに3連勝中という、上り調子で今節の再戦を迎えることとなった長野。
ホームでのリベンジマッチに燃えているであろうことは当然として。富山との勝ち点差は3、2点差以上で勝つことで順位さえ上回ることが出来る直接対決となれば、より一層の気合も入っているであろうことは想像に難くありません。
直近試合の実績、勢いで言えば分があるのは長野のほう、という見方もできましょうが。
それでも。
時間差、ということでもないのでしょうが・・・前節、コロナの影響で編成に苦慮したカターレに対し、今節は長野のほうにやはりコロナで戦線離脱者が出ているようで。
最高戦力で臨めなくなるという悪影響が出る可能性がある一方で、だからこその奮起から結束した力の発揮を見せるやもしれません。いわき戦に臨んだカターレがそうであったように。
良きにつけ悪しきにつけ、影響というものは出るかもしれませんが。
カターレの側としては、相手がどうあろうが、勝たねばならないことになんら変わりはないのであって。
長野の編成がスカウティングとは違ったかたちとなったとしても、惑うことなく侮ることなく、冷静に対処しつつ勝利を目指さねばなりません。
もしも相手に隙や綻びが見えるようならば、情け容赦なく突くまでのこと。
いわゆる6ポイントマッチのなかにあっては・・・追いつき追い越されてしまうかも、というピンチは、逆に言えば突き放すチャンスでもあります。
もちろん、突き放さねばなりません。

期待したいのはやはり、前回対戦における勝利の立役者・吉平の長野戦連続ゴールでしょう。
前回対戦での決勝ゴールも、距離的には遠目であったながらも、自分の力を信じて果敢に狙っていくアグレッシブさがもたらしたゴール。そこで躊躇してしまっていては、決まっていなかったところだったでしょう。
だからこそ、今節もまたそんな積極性を発揮することで、勝利を呼び込むゴールを決めてほしいです。
ホーム&アウェイ2連勝に向けて、カターレにとっては勇気と自信をもたらす、長野にとっては「またやられた」と意気消沈させるようなゴールでもって、チームを勝利に導いてほしいです。
そして、守備陣ではGKの山田に期待。
5試合連続無失点を記録した前回対戦以後、1試合あたりは最少の1点ずつながらも、5試合連続失点となってしまっています。
シーズン序盤戦は毎試合のように失点していたけれど、その流れを食い止めて連続無失点としていただけに。今回もまた連続失点の流れを止めて、再び無失点を!
ここで踏ん張り、もういちど長野戦無失点から、また連続無失点をつなげていってほしいです。

ここまで長野との通算成績は6勝4分け6敗と、まったくの互角。
長野にとってみれば、だからこその前回対戦で敗れた悔しさ、リベンジへの思いというものもあることかと。
けれども。
リベンジということで言えば、カターレにとっても同じです。
昨シーズン、アウェイ長野戦において、まったく良いところが無く0-4で惨敗をきっしてしまった苦い思い出。それを忘れてなどいません。
むしろ、逆に。今度はカターレのほうが4-0勝ちでやり返すような、そんな気迫で臨まねば。
いや、大袈裟でもなんでもなく、本気で狙っていかねばならないところ。
首位争いが混沌としているなかで、いわきや藤枝、松本といったチームは、順調に得失点差のプラスを伸ばしていっているなかにあって・・・いかんせん、カターレはなかなか複数得点を挙げられず、思うように伸ばせていません。
きっかけが必要だというのならば。
昨年度のワーストゲームとなってしまったUスタジアムで、今度はベストゲームと言えるだけの圧勝劇でもって大勝すること。そのリベンジから、混戦を抜け出すきっかけを見出していかねば。

首位まで勝ち点差3を追う立場のカターレは、同時に勝ち点差3で長野に狙われる立場でもありますが。
上だけ見ていて足元をすくわれるなんてことは願い下げ。
言い方は悪いですが、追ってくる相手は、蹴落とさねばなりません。
ゆくゆくは首位に立たねばならないのですが、そのときにはすべての対戦相手から付け狙われる立場。そこから、すべてを蹴落とさねばならないことを思えば。
上位進出に当たり、どうしても勝たねばならないところ。
勝ってこそ、次が拓けます。

ならば、勝て!
勝って、8月返り討ち3連戦の初戦を飾れ!!

勝たれ!!!富山!!!!!

リベンジならず。反攻実らず無念の敗戦 FC今治戦

2022-03-21 15:09:02 | 日記
1-2で敗戦。
開幕戦の逆転勝利の勢いを駆って、一気に連勝しなければならなかった今節。
そして、昨年の悪夢のような4失点敗戦を、そこから失速から昇格を逃した苦い経験を、勝利で払拭せねばならなかったのですが。
試合開始から7分という早いタイミングで、一瞬の隙を突かれてループシュートを決められてしまうという、まずい失点をしてしまい。
高橋のゴールで追いついたものの、我慢どころでこらえきれずに勝ち越されてしまい、そのまま試合終了。
開幕連勝はならず、勝たねばならなかった試合で、またも今治に屈する結果に。
まだ2試合目、と言われるかもしれませんが、それでも。
得られなかった勝ち点3を獲り返す手段が無い以上、敗れた事実を軽んじるわけにはいきません。

やはりホーム戦であった前節の敗戦を受け、スタメン5人を変更して臨んだという今治。いくらなんでも開幕ホーム2連戦で2連敗を喫するわけにはいかないと、そのプレー強度というものは、明らかに前節のそれをしのぐものであったようで。
一方のカターレは、概ね前節のメンバーを踏襲するかたちでした。
負傷内容についての公表はないものの、それでも軽傷ではなかったということか。前節負傷交代した神山はメンバーを外れ、代わって陽次がスタメンに。
そして、もうひとり。
GKには新加入の山田がカターレ初出場を果たすこととなりました。
確かに、開幕戦を見てもあまり調子が良いようには見えなかった西部ではあったものの、それでも2戦めからすぐに起用とは、少々意外であった気もします。
出場機会を求めて、山口から期限付き移籍で加入してきた山田。
さっそく掴んだリーグ戦出場のチャンス、存分に活かさねばーーー。
・・・そう、思っていたことでしょうが。
そのデビューに、いきなりミソをつけられてしまうことに。
開始からわずか7分でした。
前がかりになっていたところに、今治の新加入・中川 風希がループシュート。山田の頭上を軽やかに通過、まんまと決められてしまい、いきなりリードを許す展開となってしまったのでした。
ポジショニングにもう少し気をつけていられたなら、防げていた失点だったのでは?ーーーそんな後悔が残る、やりきれない失点。
今治にとってみれば、前節が無得点であったことから、このゴールが今季初ゴール。
それも、2018年に16ゴールを挙げて琉球のJ2昇格に大きく貢献するなど、新加入選手のなかでもとりわけ期待の高かった中川によるゴール。
シーズン初勝利をホームのファン・サポーターに届けるべく、勢いづく今治。
後手に回ってしまい、苦戦を強いられるかたちとなってしまったのでした。

甘さ、と言えばそうだったのかもしれない。
それに、開幕2戦目という段階でパーフェクトな内容を求めるのも、いささか酷であるという見方もありましょう。
それでも。
今治の奮戦ぶりもあったにせよ、それを差し引いてなお。
やはりメンタル面でのダメージもあったということか。別なチームである以上、単純に比較するものではないけれども。
それでもやはり、愛媛戦よりも内容が良くないのが見て取れました。
明らかに、今治のペースで試合が進み。なかなかに決定機が作れない。

けれども。
あきらめるという選択肢は、無い。
0-1で折り返した後半、前節同様に途中出場として大野と高橋を投入。巻き返しを期すことに。
もちろん、狙うは前節の再現・逆転勝利。
やはり、愛媛戦でのインパクトというものを意識せざるを得なかったということでしょう。大野のプレーに今治選手たちに緊張が走っている様子が見て取れました。
すると、だんだんと流れはカターレ側に。
そんななか、66分でした。
高橋がボレーシュートを叩き込み、同点に!
起用に応える今季初ゴールでもって、試合を振り出しに戻すことに成功したのでした。

こうなれば、狙うは逆転のみ。
いかにゴールを挙げるか、攻め込み続けるか・・・であったのですが。
試合も終盤の82分。
CKの流れから、近藤 高虎に値千金の勝ち越しゴールを決められてしまい、再びビハインドを背負うことに。
試合終盤の苦しい時間帯であることは確かですが・・・それでも。
失点の起点となったCK、それに至るプレーが、なにか逃げというか消極的にも見えるようなものであったように感じ、「よくないな・・・」と思っていたら。
その悪い予感が、的中してしまうかたちでの、痛恨の被弾でした。
ホームで今季初勝利を挙げるべく、最後の力を振り絞る今治。
それを覆すだけの意地を示せなかったカターレ。
試合終了。
連勝を逃し、昨季ワーストゲームの借りを返すことも出来ず。
ただの1敗以上のダメージを被る、苦い苦い敗戦となってしまったのでした。

かつて、開幕ダッシュというものに無縁であったカターレ。
なぜなら、2008年のクラブ設立から2017年に初めて勝利を挙げるまで、開幕第2戦目は「必敗」、敗戦率100%という時期が続いていたから。
近年、ようやくその呪縛から逃れてきた感もあり、開幕連勝した昨年は前半戦を首位で折り返しもしましたが。
繰り返すこととなった、2戦目の呪い。
あるいは、もっと酷いものである可能性すらあります。
すなわち、昨年の昇格失敗の直接的な原因ともなった、今治戦の4失点惨敗からの3連敗。
それが再現されてしまうのでは?という懸念。
まだ2戦目だというのに、悲観的過ぎじゃないかって?
それは、違う。
2戦目の呪いというものに苛まれていた時期、それを跳ねのけたと言えるのは、チーム発足初年度のJ2昇格を成し遂げたという実績だけでしょう。
つまりは、シーズン冒頭から躓いてしまっているようでは、悲願成就などおぼつかないということ。

ただの1敗ではない、苦い苦い敗戦。
乗り越えねばなりません。
連敗のきっかけとなった昨シーズン今治戦の繰り返しとなることは、断じてあってはなりません。
悲観的になっている場合ではないですが、それでも。
早くも、正念場。
迎えるホーム開幕戦。それを、勝つのは当然として・・・去年の繰り返しではない、ただ勝つだけでない、それ以上、悪夢を振り払い希望をもたらす勝利でなくてはなりません。
ハードルが上がってしまったかたちですが、それでも。
乗り越えていくしかありません。
失敗の繰り返しでは、未来は無い。
その未来を切り拓くには、優勝にふさわしいチームであるという力を、見せつけていくよりほかにないのだから。

戦いは、続きます。