行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

地の利を生かせず惨敗。ホームの期待を裏切る内容の乏しい敗戦 グルージャ盛岡戦

2018-06-24 21:46:50 | カターレ富山
1-3で敗戦。
試合の結果を受けて、まず思ったこと。
「2週ぶん空いて準備期間があったはずなのに、なにやってたんだよ。ホームなのに、なんで岩手からバスで来てる盛岡に走り負けてるんだよ」
ひとり少ない、かつ2点をリードしたにもかかわらず追いつかれて勝ち点2を逃してしまった前々節。選手たちももちろんそうでしょうが、ファン・サポーターにとっても、モヤモヤしながら待つ2週間でした。
そんな鬱憤を吹き飛ばすような快勝でもって、昨季もホームで苦杯をなめている盛岡を打倒することによって、応援するホームの期待に応えねばならなかったはずの試合。
にもかかわらず。
メッキが剥がれた、というか。これまで積み重ねてきた、監督交代以来の上昇ムード。それが、まるで「ただのマグレでした」と言わんばかりの。
リーグワースト級の失点の多さというここまでですが、そのなかで何度もあった、相手の勢いに呑まれてしまうかたちでの失点。それを、また繰り返してしまいました。
その一方で、これまでもさんざん言われてきたところの、ゴール前での精度。決して少なかったわけではないチャンスを活かしきれず、チームに勢いをつけることができないまま。
途中出場の陽次が1点を返したことで零封負けを回避することにこそ成功したものの、焼け石に水。逆転勝ちにつなげるだけの底力というものは、ついに発揮できないままに敗れてしまったのでした。

これまでの良い部分がマグレではなかったと証明しなければならないはずの試合で、惨敗。
4失点を喫して、今季ワーストという敗戦を喫した秋田戦、浮氣前監督の最後の試合となってしまった鹿児島戦。それらを思い出すような敗戦でした。
すなわち、ボールに対してガシガシと厳しくアタックしてくる相手に対して及び腰になってしまい、ペースを握れないままになってしまう展開。これまでにもあったような、敗戦の反省を活かして臨まなければならない試合であったにもかかわらず。また、同じ轍を踏むことに。
天皇杯を含む中2日連戦とかであれば、まだ準備不足、とか言い訳もできたかもしれませんが。いつも以上に準備期間があって、そんな言い訳が通用するわけもなく。
余計に1週ぶん空いてしまったことで試合勘が鈍った?そんなことでどうするんだ、と。
昨季の夏の中断以降の急降下を反省するならば、今年はそうなっては断じてならない、ということは自明。その意味でも、このインターバルは、しっかりと準備すべきであったのに。
それが、勢いに乗る相手のサッカーに付き合ってしまった挙句に、注意しなければならないセットプレーからの失点。リードされてもそれを跳ね除ける強さを見せねばならなかったところ、同点、逆転どころか差を広げられてしまう始末。
相手の気合に対し、それ以上の気合でもって跳ね除ける、という強さを示さねばならなかったのに・・・それが、全然なっていませんでした。
これまでの反省を活かせないままに・・・悪い意味でのいつも通りに、3失点。反省が活かせていない、と断じざるを得ません。
攻撃陣についても、反省を活かせていないという意味では同じ。
ゴール前での精度が大事、と言い続けて。その反省を得点というかたちでしっかりと体現せねばならなかったにもかかわらず。
確かに才藤にしろ新井にせよエドにせよ、それぞれで頑張ろうとしていた姿に、気持ちは伝わってきました。
しかし。
それは、個々人がそれぞれ頑張っていただけに過ぎない、というか。チームとしての勢いであったかと言えば、さにあらず。
相手に脅威を与えるような、失点の危機感を抱かせるような、そんな攻めであったかといえば、さにあらず。
相手からすれば、自分たちがしっかりやってさえいればどうにかなる、というものだったのでは?
理屈抜きに、ゴールをこじ開けるという攻めができていたのか、といえば、ノーと言わざるを得ません。そこで!前に!という場面で、戻す選択しかできなかったりとか。
繰り返しますが、これまでにもあったような試合展開。それが、いつものように、負けました。そんな試合。

勝ち点1差で、勝利によって順位を入れ替えなければならなかった試合に敗れ、逆に引き離されてしまうことに。相手の勢いに屈した一方で、今季9敗目という重い現実を突き付けられることに。
1歩進んで2歩退がる、とでもいうか。
そりゃ、一足飛びに急成長はしないかもしれません。監督が代わったからと言って、それまでダメだった部分がチャラになるわけでもなく。
しかし、だからといって。
ダメだった時期に逆戻りして良いわけでは、断じてない。そりゃ、そんな後退ぶりを、しかもホームで晒してしまった日には。失望も、やはり大きくなっても仕方ない。
先を見ずに目の前の1戦1戦に集中していく、というコメントをよく目にしますが。
個人的に、そんな考えはどうなのか?と思っています。なぜなら、リーグ戦なのだから。
先のことを見過ぎて目の前が疎かになる、なんてことは論外にしても、それでも。目先のことだけに囚われて、大局的なものの見方ができなくなる、ということもまた、おなじように避けねばならないはずで。
「この試合は残念だった、でも、次の試合があるさ」なんて考え方も、個人的には大嫌いです。
無様に敗れてしまったこの試合も、前の試合からの「次の試合」ではないのか。反省を活かせずに敗れてしまうことを、またくりかえしてしまったのではないのか?
この試合で得られなかった勝ち点を取り戻す方法はありません。そして、得られなかった勝ち点の大きさは、試合が続いていくにつれてさらに厳しいものとなっていくことは確実なのだから。
都合のいい時だけ「目の前の試合に集中」と言わないでほしい、とも思います。
どの試合も、勝てなくて仕方ない試合などありません。勝たねばならない試合しかありません。
「そんなこと言って、(現実的には無理であろう)今後のシーズンで全勝しろ、とでも言うのか?」と問われたならば。
「そのとおりだ」と答えます。
無茶だ?そりゃ、無茶かもしれません。
けれども、そうでもしなければ優勝できないのなら、やるしかないでしょう。むしろ、そうしない理由があるのか?と。
もう優勝は無理なので諦めて、それなりにやればそれでいい―――そういうのならば、しかたないのかもしれませんが。
そうでないならば。
優勝を諦めない、J2昇格を諦めない、というのが口先だけの軽いものでないならば。本気でそう言うのであるならば。
だったら、それに見合う結果を残すべく試合に臨むのは、当然ではないでしょうか。
そのためには、これまでの失敗試合を繰り返してはならないというのは、あたりまえではないでしょうか。
あたりまえのことが出来ずに、また敗れた。
この敗戦を「次に頑張ればそれでいい」と、軽んじて良いものか?
良いわけがない。
次の試合は、すぐにやってきます。
目の前の試合に集中する、というのなら。
勝つ試合にするために、すべてを注がねばならない。
そして、実際に勝たねばならない。
ただでさえ厳しい状況にあることを、もっと深刻にとらえなければ。
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第15節 グルージャ盛岡戦

2018-06-23 05:14:05 | カターレ富山
試合の無かった第14節を経て、2週ぶりのリーグ戦に臨むこととなるカターレ。ホームでグルージャ盛岡を迎え撃ちます。
全17クラブが参戦する今季J3。シーズンの大半は暫定順位であるなかにあって、対戦が一巡する第17節終了時をもって、ひとまずの確定順位となるわけですが。
試合なしの節を経験し、ほぼ確定順位という今の段階にあって、勝ち点13で14位のカターレ。同試合数の首位・鹿児島が勝ち点27であり、実に14もの差があります。
もちろん、一足飛びに差を詰めることなど出来ません。1試合あたり最大3しか上積みできないからには、やみくもに上だけ見ていたところで仕方ないのですが。
だからこそ。今やれることはなにか?
前々節のYS横浜戦のように、勝てた試合、勝たねばならなかった試合を落とすことでは、断じてない。自分たちの甘さから勝ち点を失うなんてことは、絶対に繰り返してはならないのです。
その意味においては。
勝ち点1差で12位の盛岡が相手となる今節。勝てば確実に順位で上回ることが出来るという、目に見えた成果があります。
それだけに、どうしても勝たねばなりません。
確かに、簡単なことではないけれど。それでも、やらねば。やり抜かねば、勝ち続けねば浮上していけないのだから。

カターレと同じく序盤戦で躓き、なかなか勝ち点を伸ばせなかった盛岡。
それでも、4連敗ののち3戦連続無失点で負けなし、直近は2連勝と上昇傾向にあります。同じく4連敗から3戦連続負けなしのカターレと、好対照のチームと言えるかと。
前節は監督交代直後の長野を相手に3-0で完勝。その勢いを継続すべく、3連勝を目指して乗り込んできます。
今シーズンここまでアウェイで勝ちのない盛岡。初勝利を目指しての富山戦となるわけですが、過去2勝2分け3敗と負け越しているながらも、一昨年、昨年と同カードアウェイ戦で
連勝中。ならば今年も、という意気込みで今節に臨んでくることでしょう。
カターレにとってのそれら敗戦を思い出したとき。いずれもシーズン後半戦、なんとかホームで意地を見せねばならなかった試合を落としてしまってガックリ、というものでした。
今回はシーズン前半でのホーム戦となるわけですが、前述のように、勝てば順位が入れ替わるという大事な一戦。どうしても勝たねばならない対戦です。
それだけに、もし落としてしまえば、それは単なる1敗以上のダメージとなることうけあい。それでなくとも勝ち試合を落としてしまったYS横浜戦のことがあるだけに、なおさら。
安達監督就任以降負けなし、という事実が、はたして本当に巻き返しへの流れなのかどうか。その真価が問われる試合と言っていいかと。
鳥取、北九州に勝利しましたが、それぞれ落ち目の状態での対戦であったことは否定できません。そこから、試合巧者ぶりを発揮されたYS横浜には勝ち切れなかった、と。
もし、3戦連続負けなしで3連勝を目指すという勢いのある盛岡に、簡単に屈してしまうようなことがあったなら。
これまでの3戦がまるで無かったかのように、また下位低迷に逆戻り・・・そんな懸念も、否定できません。
もちろん、そんなことは願い下げ。
真価が問われるというのであれば。それを見せつけてやるまでのこと。
勝って、上昇ムードがまぐれからのものなどではないことを、きちんと証明しなければなりません。

期待したいのは、差波。
昨シーズン後半に盛岡に在籍していた彼にとっては、前所属クラブとの対戦。期するところもあるでしょう。
前回の同カードでは富山を撃破した側でしたが、今回は、盛岡の挑戦を跳ね除ける側。“2連勝”を、ぜひとも達成しなければ。
仙台からの期限付き移籍加入という条件は、昨シーズンの盛岡と今シーズンの富山で同じではあるものの。
いまや、「富山の差波」と言って間違いないほどの貢献ぶりでチームを引っ張る中心選手。そんな彼が盛岡の前に敢然と立ちふさがり、「味方のときは頼もしかったけれど、対戦相手となったら、なんて厄介なんだ」という活躍を見せたなら。
現在開催中のロシアW杯で青森山田高時代の先輩・柴崎 岳が活躍、コロンビアから歴史的勝利をおさめました。その奮闘に勇気づけられ、「よし、自分も!」というモチベーションにもつながっていることかと。同校でチームメイトであった椎名ともども、ぜひともその気合をカターレの勝利へと昇華してほしい。そう願います。

ショッキングなドローで勝ち点2を失うかたちとなったYS横浜戦でしたが。北九州戦、天皇杯2回戦とぞれぞれ中2日でこなしてきた過密日程のなかでの試合であったから、と、あるいは言い訳めいたことも、言えなくはありません。
しかし、それを言うならば。今節は、試合なしであった前節を含む、いつも以上の2週もの準備期間があった状態での試合。
言い訳無用。勝利だけが求められます。
もちろん、簡単なことではないけれど。
それでもなんとかする、という気概がなければ、浮上の流れを絶やさぬという確固たる信念がなければ、上昇はおぼつかないでしょう。
ホームのファン・サポーターの期待を裏切ってしまった前々節。だからこそ、名誉挽回をはからねば。今節の勝利でもって、すぐに。
ホームでは今シーズン初となる18時開始試合ですが、やるべきことは何も変わらない。
勝利を、勝ち点3を追い求めること、そして、それをつかみ取ること。
いまや、もう最下位に低迷して仕方ないチームなどではないということを、きちんと勝って証明すること。
必勝を期さねばなりません。

優勝を諦めてなどいない―――それを、口先だけでなく行動で、勝利で示せ!
連勝への足掛かりとなるような、自分たちの力をしっかりと誇示する、そんな勝利を!

勝たれ!!!富山!!!!!
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失ってしまった勝ち点2。自分たちの甘さが招いた連勝ストップ Y.S.C.C.横浜戦

2018-06-10 23:48:13 | カターレ富山
2-2でドロー。
中2日での試合が続いた3連戦の最後、厳しいスケジュールを制して連勝を成し遂げねばならない試合でした。そんななかで先制、相手が1人少ない状態で追加点を挙げて、ミッションコンプリートに大きく近づいた・・・はずだったのですが。
サッカーには「2-0は危険なスコア」だとか、「決めるべき状況で決められないと、手痛いしっぺ返しを食らうことになる」とか、いろいろな“お約束”めいたジンクスがありますが・・・まさに、それにはまってしまった格好。
今季初のドロー、勝ち点1を得たわけですが・・・どう考えても、獲らねばならなかった勝ち点3から、2ぶんを失ってしまった結果。それは、限りなく負けに近い引き分け。勝ち続けねばならないカターレにあって、痛恨の極み、失態ともいえる苦い引き分けとなってしまったのでした。

天皇杯では悔しい負け方をしてしまった。けれど、それをバネにリーグ戦でかてば、その惜敗も報われる―――そんな思いで臨んだ今節。
開始からわずかに5分、遠藤の今季2得点目で幸先よく先制することに成功。
ここまでスタメン定着とはならず、必ずしも活躍できてはいなかった遠藤でしたが。それだけに、チームが厳しいスケジュールの中、出場するからにはやってやるぞ!という気概が見事に結実したかたちでした。3連勝を目指すクラブに、大きな勇気をもたらしたゴールであったかと。
パスを重視したプレースタイルのYS横浜だけに、接近戦でバチバチと、ということはそれほど多くなく。一瞬の隙に縦に通してくるパスからの速攻をいかに封じ込めていくかが問われる試合に。実際、またしても今瀬のナイスカバーリングが無ければ危なかった、という場面があったりとか。連続出場の影響を加味しながらも、より一層の集中力が求められました。

そんな中、前半終了間際のアディショナルタイム。
この日2度目のイエローカードでYS横浜の土館 賢人が退場。ひとり減ることに。
しかし、「やったぜ!これで優位に試合を進められて、さらに勝利が近づいたな!」などと浮かれることは、出来ませんでした。
昨季のホーム長野戦で、同じようにリードする展開の中で相手が1人すくなくなったことがありましたが。そのときには数的優位を活かせず、あろうことか逆転負けをくらってしまったという。そんな、トラウマめいた失敗体験。
今回にしても、前半であったことで、ハーフタイムに細かい指示を出せるぶん、おなじ状況下でも随分とマシなのでは?という。
あの悪夢を繰り返すわけにはいかない。むしろ、少ない相手に対し、無慈悲なまでにやりこめる必要があったかと。
そんな懸念をよそに。
後半開始から間もない6分、前嶋がカターレ初ゴールを決めて差を広げることに成功。
エド、新井とともに、いまやチームに欠かせない戦力となっている期待の若手。その働きぶりからしても初ゴールは遠くないとは思っていましたが、ファン・サポーターの期待を受けるホーム戦で、見事にやってのけました。
俄然、高まる3連勝への機運。長野戦での失態は繰り返すまい、今度こそ勝利を!と。
52分に遠藤に代わって陽次、57分に前嶋に代わって進藤と、いつもよりも大幅に早い交代を敢行。先の天皇杯からの影響をふまえて、プレー時間をシェアしながらしっかりと勝ち切る、という交代策でした。
その起用に応え、3点目をねらった陽次が抜け出して、千載一遇のチャンス!しかしきまらず、試合を決定づける追加点ならず。

しかし。

サッカーには「2-0は危険なスコア」だとか、「決めるべき状況で決められないと、手痛いしっぺ返しを食らうことになる」とか、いろいろな“お約束”めいたジンクスがありますが。
その、決定的状況で決められなかった報いというものは、すぐに、本当にすぐに下されることとなりました。
67分、注意していたはずのカウンターからの速攻というかたちで、失点してしまうことに。
本当に、チャンスが潰えた次のプレーで、即。
どうにもこうにも1点以上のダメージのある失点。それも、ひとり少ない相手に。
優位にあるはずにもかかわらす、「まさか?」という懸念が首をもたげてきたなかで。
73分、稲葉を入れて流れを変えるはずが、直後の74分。
スローインの流れからまたしても速攻をきめられるかたちで、同点に。
そのころには、数的優位という条件も、事実上有って無いようなものでした。
昨季長野戦のような最悪の事態にこそならなかったものの・・・勝ち切ることのできないままに、今季初のドロー。
連勝が・・・可能性濃厚の状態にあったにもかかわらず、みすみす逃す結果となってしまったのでした。

勝ち点2を失うかたちの、敗戦に等しいドロー。
2-0は危険なスコア、ということは、つい先日の天皇杯で自分たちが証明したはず。さらに、そこで勝ち越しゴールを決められなかったが故に敗れてしまった、という苦い経験もしてきたはず。
にもかかわらず。数的優位というさらに悔しい条件付きで、反省を活かせませんでした。
安達監督となってから3試合目のリーグ戦でしたが、上昇傾向に水を差しかねない、実質的敗戦。
「こういう試合もある」と割り切るには、どうにも・・・。
本来であれば、開幕から3試合目あたりで経験する通過儀礼的なものであったかもしれません。苦い経験を糧にチームを修正していく、というような。
ですが。
正直言って、状況が違います。
「たまにはこんなこともあるさ。それとも、まさか全部の試合に勝つとか、そういう現実離れしたことを考えていたのかい?w」
そんなことを言われたとして。
それには、こう応えます。
「その通りだが、なにか?」と。
現実離れ、と言いましたか?ならば、現実とは?
現時点で、8敗も喫している。それが、現実。
そんな状況で浮上していこうとするなら、ましてや優勝を狙っていこうとするならば。
現実離れしていようがなんだろうが、勝っていくこと以外に、方法がない。
だったら。
勝ち試合をみすみす落としてしまった、という今節。猛省しなければならないことは、火を見るよりも明らかと言えましょう。

キツいスケジュールの3連戦が終わったかと思えば、次週は休みで2週ぶん空くことに。
ここで、なにができるのか。
なにをしなければならないのか。
チーム一丸となって、問題点の修正に取り組まねばなりません。
時間は、待ってくれない。そのなかでの1週休みは、最大限活用しないでどうするか。
悔しい思いを抱いたままに過ごすこととなる2週間かもしれません。
だったらなおのこと。
引き分けなんていらない。敗戦などもってのほか。
勝つこと、勝ち切ることの重要性を、いかに次節以降に体現していくか。
勝ち点2を失ってしまった、今節。
しかし、逆に言えば、たとえ1であれ積み重ねられたということ。
その1ぶんを、生かすも殺すも今後の取り組み次第。
言うまでもなく。次なる勝利に、その先の連勝に連なるものでなければなりません。
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第13節 Y.S.C.C.横浜戦

2018-06-08 20:55:47 | カターレ富山
天皇杯2回戦の惜敗より中2日。あらためてリーグ戦に集中することとなった第13節に、ホームでY.S.C.C.横浜を迎え撃ちます。
連続出場選手のコンディション管理をはじめ、充分とは言えない準備期間ではありましたが、それでも。
やるべきことは、なにも変わりません。
安達監督の就任以来続いていた公式戦連勝は4でストップしてしまったものの。リーグ戦の連勝が途絶えたわけではありません。そして、ホームゲームの連勝も。
ならばこそ。今節のYS横浜戦も勝って、その連勝が止まるどころか加速さえするような、そんな勝利をおさめねば。

現在8位、4試合ぶりの勝利を目指して乗り込んでくるYS横浜。カターレと同じく水曜日に天皇杯2回戦を戦い、中2日の日程で今節を迎えることとなります。
開幕から好調ぶりを見せて一時は2位にまでつける躍進ぶり。最近は勝ち切れない試合が続いているものの、前節は負けなしの続いていた群馬を相手にスコアレスドロー。相手を上回るシュートを放ったものの決めきれず、といった一方で、無失点に抑えたことは手ごたえをかんじていたはず。
そして天皇杯2回戦では浦和レッズと対戦。オウンゴールやハンド判定からのPKで失点するというやりきれない展開のなかでも敢然と立ち向かっていったとのこと。敗れたとはいえ、悲観するような試合ではなく、むしろ収穫のほうが大きいような対戦であったのだとか。
かつては、J3の最下位が定位置であったYS横浜。しかし、継続は力なり、ということなのでしょう。樋口監督のもと、徐々に力をつけてきたクラブが、今シーズンいよいよ本格的に飛躍しそうな気配を漂わせています。
単純に数字だけ見たところで、19得点14失点は、1試合分少ないとはいいながら、16得点22失点のカターレより優秀な成績なのだから。
細かくつなぐパスサッカーを標榜する一方で、決めるときに決めきる力も備わっている模様。このところ改善してきているとはいえ、カターレの弱点であるところの守備でミスからやられてしまう、ということを続けてしまったならば・・・一気にやられてしまって取り返しがつかない、ということにもなりかねません。
昨年9月の前回対戦は、敗戦に等しいドローでした。
相手のエースであるところの辻 正男にガッツリとやられてしまい、本当に、よくドローで済んだな?というくらいの精神的ダメージを負ってしまうような試合でした。
その辻は怪我による長期離脱中とのことですが、逆に言えば、エースがいなくても上位をうかがえるだけの力をつけているということ。
必要以上に恐れて自らペースを崩す、などは愚の骨頂でしょうが、それでも、楽観できる要素は無く。
鳥取戦、北九州戦の連勝は、相手が落ち目であったから、という面もあることは事実。そのうえで、苦戦を強いられながらもなんとか勝った、という。
ともに中2日というスケジュールですが、勝てなかったとはいえ、内容は悪くなかったという手ごたえをもって乗り込んでくるYS横浜。
3連勝がかかった試合は、前2試合と同じでは力不足。上回る強さを発揮して撃破しないことには、成し遂げられないミッションと言えるのではないでしょうか。

期待したいのは、今瀬。連続の試合出場は大変かもしれませんが、それでも、勝利のために全力をもってプレーしてほしいです。
鳥取戦、北九州戦では、いずれも致命的な失点ピンチを救う好プレー。そして東京ヴェルディ戦では、試合を振り出しに戻す同点ゴールを決める活躍を見せました。
それらのファインプレーを支える力の源は、なにか?
正直言って、個人的には以前の今瀬は低評価でした。守備陣をまとめる3バックの要であるところのCBを任されながら、そのプレーぶりにガッカリさせられていたから。
判断が遅れたことで失点につながるミスをしでかしたりとか。ときに消極的とすら感じられた、迷いが見て取れるようなプレーだとか。
キャプテンではあるけれど・・・いや、キャプテンだからこそ外さなければならないのでは?と、そう思っていましたが、そんな中で監督交代。
CBをルーカスに任せて自らはSBに回った今瀬ですが、その転換が奏功したということでしょうか。
先に挙げたファインプレーもそうですが、以前と比べても、明らかに改善している。前のように迷い迷いやっているようなところは、影を潜めつつあります。
そこにきて、パスサッカーに自信を持つというYS横浜との対戦となる今節。
もちろん、簡単な試合とはならないでしょう。
けれど、だからこそ。
だからこその、リーグ戦2試合連続零封勝利に、しっかりと挑んでいかねばならないところです。
やれば、できる。その手ごたえ。
それを、たしかなものとしていってほしいです。そのあかつきには、守備の安定感からピンチそのものをなくしていけるような。そういった活躍を、ぜひ。

これまでの対戦成績は5勝2分けと、いまだ敗戦のないYS横浜戦ではありますが。
それでも、正直言って「本当に負けていなかったっけ?」というくらいの気持ちです。とても、侮っていい相手などではない。
けれど、難しい相手ならば、なおのこと。
その難敵を退けてこそ、連勝が、監督交代からの上昇ムードがまやかしでないということが、明らかになるのではないでしょうか。
だったら、勝って証明してみせるしかない。
ホームとアウェイの差はあるかもしれませんが、お互いにとって天皇杯からの中2日という条件は同じ。多かれ少なかれ、その影響というものは出ることでしょう。
だからこそ、勝たねば。
一筋縄ではいかないそんな試合で、しっかりと勝つ。勝って、カターレの復調が本物であると、見せつけねば。
そう、土日に分かれて開催されるこの第13節にあって、富山―YS横浜戦が、単独で一番最初の試合。
天皇杯のJ3勢全滅によって、各クラブともリーグ戦に集中することとなりましたが、そのなかで、今節いちばん最初の試合で、しっかりと富山の復調ぶりを、ライバルたちに見せつけるような、そんな勝利を挙げなければ。
できないことなんて、ない。
東京ヴェルディ戦こそ惜敗となってしまったものの、だからこそ。そこから得た糧を、さっそく今節に活かし、勝利に繋げなくては。

やっかいな相手であるからこそ、倒し甲斐があるというもの。
富山戦初勝利をもくろむ相手を返り討ちにして、むしろ「今回もまたダメだった」というダメージを与えるくらいの勝利を!
上昇傾向は、まぐれじゃない。
それを強く信じ、現実のものとしていかねば。
疲労に負けている場合じゃない。3連戦の3戦目ですが、だったらなおのこと、力を尽くさねば。
ここで限界突破の力を出し切っても、次節は試合なしでお休み。
だったら、躊躇して勝てない、なんてことはありえない。是非に、キツいなかでも120%の力でもって、難敵撃破を成し遂げねば。

ホームで勝つよろこびを、何度でも!
今節も、勝つ!勝って連勝を継続する!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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無念のアディショナルタイム被弾で惜敗。天皇杯2回戦で敗退 東京ヴェルディ戦

2018-06-08 04:19:48 | カターレ富山
2-3で敗戦。
上位カテゴリクラブとの対戦、出場メンバーの変更、すぐに来る次の試合への影響考慮など、いろいろな要素を踏まえたなかで、それでもベストを尽くさねばならなかった対戦。
立て続けに2てんを連取されてしまう厳しい展開のなか、それでも落ち込んだり諦めたりすることなく力を発揮。新井の公式戦2試合連続ゴール、CKからの今瀬の前半終了間際ゴールによって、試合を振り出しに戻すことに成功。
ただ、メンバー総とっかえのなかでも後半にフォーメーション変更など、柔軟な対応を見せた東京ヴェルディ。勝ち越し点を挙げられないままに「このまま延長も?」という後半アディショナルタイムに痛恨の決勝点を決められてしまい、万事休す。
またも上位撃破は成し遂げられず、今年度のカターレの天皇杯挑戦は幕を閉じることとなりました。
それでも。
1回戦の出場ではお世辞にもほめられた内容ではなかった柳下でしたが、その反省を踏まえ、この試合では躍動。果敢な上がりから新井のゴールにつなげるお膳立てをしたということ。
谷奥や稲葉についても同様に、しっかりと連動性を持ってプレーできたことが、あるいは一方的な試合にもなりかねなかったところを接戦に持ち込めた要因だった、と。
敗れはしたものの、収穫も得た試合。最後の最後で敗れてしまいましたが、では、どうすれば良かったのか?それを悔しさとともに実感のこもった課題として得られたからには、今後のリーグ戦にしっかりとフィードバックしなければなりません。苦しい状況にあっても耐えられたのはこの試合を経験していたからだ、と言えるような。

他会場でもJ3クラブが格上相手に挑戦しましたが、残念ながら、いずれも無得点で敗戦。全クラブがリーグ戦に集中していくこととなりました。
カターレにとっては「勝って3回戦でガンバ大阪と対戦するぞ!」というモチベーションを込めてのこの2回戦でしたが、それは叶わず。
そのガンバが、関西学院大にジャイアントキリングをされてしまうという大波乱も。
たらればを語っても意味はないですが。もし勝っていたら、「ガンバを倒した関西学院大なら、J2から落ちこぼれてJ3でも最近まで最下位だったとかいう富山程度の雑魚なら楽勝だな!」なんて好奇の目に晒されながらの試合になっていたのか・・・なんて。まぁ、言っても仕方ないことなのですが。
それでもやはり。そういった天皇杯の醍醐味であるところのジャイアントキリングが・・・クラブ設立から10年、カターレにはこの東京ヴェルディ戦を含め、ただの1度として無い、というのは・・・。それこそ言っても仕方ないのですが、どうしても、一抹の寂しさというものはあります。

「良い意味にこの結果を捉えるなら、きょう勝ったりするとクラブ全体が「これでいける」とか、勘違いをしてしまいかねない。我々はまだクラブ力を上げていかないとJ3から抜け出せないと思っている。わたしが就任してから公式戦で4連勝していたが、今回は良い薬をいただいた。わたしだけでなくクラブ全体として「このままではいけない」と感じてもらって今後もさらにチーム力だけではなく、クラブ力も上げて戦っていきたい。」
試合後、そう語った監督のコメントに、少し安心しました。
敗れたとはいえ、良い試合は出来た。良い経験を積めた。
けれども、我々は、まだなにかを成し遂げたわけではない。
天皇杯への挑戦は終わったものの、リーグ戦に関しては、むしろこれからが本番と言えます。
開幕からの大不振、そして監督交代。よくない意味でクラブにとって大きなうねりというものがあったために、ときにあいまいにさえなってしまいがちですが。
冷静になってみれば。
いかに最近まで最下位に落ち込んでいたとはいえ、取り返しのつかないレベルの絶望的状況かといえば、さにあらず。
楽観してもいけないけれど、それでも、まだシーズンは折り返してすらいないのだから。ならば、必要以上に悲観的にとらえるのも違うだろう、と。
監督就任から約1カ月。できること、できないこと、良いところ、悪いところ、いろいろと見えてきたかと思います。
そのなかで、上記のようなコメントが聞かれたということは。
もちろん、このままではいけない。
いけなかったら、どうするか?
天皇杯敗退を受けて、今後はリーグ戦に集中することとなります。そのなかで、やるべきことを監督がしっかりと見据えているとわかるのは、大事なことです。
負けても兜の緒を締めよ。
まずは、中2日で迎えるYS横浜戦に勝利するために。
得られた経験を糧とし、より良い方向へと着実に進んでいかねば。
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