行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

チカラなく無得点連敗。ホームの期待に応えられず いわてグルージャ盛岡戦

2023-08-28 23:58:18 | カターレ富山
0-2で敗戦。
15周年記念ユニフォームを纏って臨んだ試合。カターレ富山15年の軌跡を、歴史の重みを感じながら臨む試合であった・・・はずだったのですが。
確かに、歴史は感じることができました。
ただし、負の歴史。
いわゆる「ダメなときのカターレ」を晒してしまうかたちで、今シーズン2度目の2連敗。しかも、前節に続いて無得点敗戦という。
相手以前に、自分たち自身に負けての敗戦ーーーそんな自滅に近い敗戦で、6000人を超えたホームのファン・サポーターの期待を裏切ってしまったのでした。

普段のナイトゲームであればおおむね18時キックオフで、19時のときもある、という試合開始時間ですが。今節は例外的に18時30分の開始。ただ、その試合開始時間に合わせたかのように雨が降りだし、ときに豪雨の中での試合となりました。
お盆も過ぎたというのに、日中は猛暑日という厳しい暑さ。なんでよりによって試合に合わせて降るのか、なんてぼやきたくもなりましたが。
やはり、いやおうなく思い出されたのが、先の天皇杯3回戦・新潟戦。
今回もまた落雷の影響で中断、後日途中から再開、なんてことは勘弁してくれ、と。それならば、格上相手にも敢然と立ち向かって好勝負を繰り広げた、その気概だけを再現してくれ、と。

しかし。
そんな雨の中、16分という比較的早いタイミングで失点。前節福島戦に続いて相手に先制点を許してしまい、追うかたちとなってしまったのでした。
カウンターから綺麗にくずされてしまい、なんというか、いいようにやられてしまった、というような印象。監督にして、「あっさりやられたという感じ、もったいない失点でした」と振り返ったくらいの。
先制点を許し、そこからの反撃が及ばずに無得点のままに敗れてしまった前節のことを思えば。その反省を活かしてしっかりと防ぎ切らねばならなかったところ、それができないままに失点。どうにも、嫌な雰囲気が漂うことに。

失点してしまった、そのこと自体を悔やんでもはじまらない。いかに追いつき、逆転するか。
反撃に出なければならなかったカターレでしたが・・・どうにも、その質が。
まったくチャンスが無かったわけではなく、攻め込んではいました。自分たちのペースとなる時間帯も、ありました。
けれど。
そこで「同点、逆転も時間の問題か」という期待をいだかせる攻めを見せられたらよかったのですが・・・そうは見えませんでした。
相手ゴール前での、もう一押し。その迫力というものに欠けていました。
なんで、シュートの場面で躊躇、自分ではない誰かに任せようとするのか。
練習でやっていないことを本番でいきなりやろうとしても無理が出る、ならば愚直にやってきたことを繰り返すだけーーー確かに、そういう一面はありましょう。けれど、“それだけ”になってしまってはないないか?
なんというか・・・こういうシーンは、この試合だけじゃない。
むしろ、これまで幾度となく見てきた。
今節、15周年ユニフォームを身にまとって試合に臨む選手たち。
15年の歴史を積み重ねてきたカターレですが、そのなかで、幾度となく見てきた、そのたびに苦い顔をしてきた、そんなシチュエーション。

なんで、得点を挙げる、チームを勝たせるという責任から、逃げてしまうのか。

選手たちにはそんな意識はないかもしれません。それぞれに一生懸命やっているのかもしれません。
けれど、そう見えてしまうことそれ自体が問題で。
差をつけられてしまっている首位・愛媛を追わねばならないところ。差を縮められている3位以下を引き離さねばならないところ。
そんな大事な試合で、積極性を見せてゴールに迫れないとか、どういうことだ?と。

0-1で前半を終え、ハーフタイム。
雨で中止か?と思われた花火も予定通り打ち上げられたハーフタイムを挟んで、後半。
同点、逆転を目指さねばならないことは言うまでもなかったはずだったのですが・・・。
54分という早い段階で、再びMF和田 昌士に決められてしまい、反撃のムードがしぼむことに。
それも、警戒していたはずのカウンターから、人数が足りていないところをまんまと決められてのもの。攻勢に出ていた、リスクを負っていたとはいえ、あきらかに自分たちの至らなさでの失点であっただけに、余計に質が悪かったというか。

その後、大野に代えて吉平、前節に続いての出場、ホーム戦デビューとなったショウセイなどのカードを切って反転攻勢に出るも、奏功せず。
勝てないまでも同点、ならばせめて1点でも、という願いも届かず。
2試合連続無得点での2連敗。
足踏みというには痛すぎる敗戦で、好調を続けてきたホーム戦を落とすことになってしまったのでした。

他会場では、奇しくも首位の愛媛も2点ビハインドとなったものの、そこから逆転勝利。底力を発揮して勝ち点3を積み上げ、少なくともキープせねばならなかった勝ち点差を7に広げられることに。勝たねばならなかった試合で勝てなかった代償というものは、高くつきました。
他方、敗れたことで陥落も止む無しという昇格圏でしたが、3位の沼津も敗れたために、差は変わらず。結果的に2位をキープしたのでした。そのあたりは、単にラッキーだっただけ。このままでは、陥落が1節伸びただけ、ということにもなりましょう。

大事な試合に限って落とすという、悪い意味で、これまでのカターレの伝統にのっとった試合。そんな姿を6000人超に晒してしまう失態。無念です。
それも、相手云々ではなく、自分たちの至らなさがまねいたかたちで。
重い、連敗。
これが試練というなら、どう乗り越えていくか?
次節もまたホーム戦、下位の相模原を迎え撃つことになりますが。
3連敗などもってのほか、是が非でも勝たねばならないというプレッシャーがかかる試合になるなかで。
ここで踏ん張らずして、なんとするか。
今季カターレの真価が問われます。
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第24節 いわてグルージャ盛岡戦

2023-08-25 18:40:36 | カターレ富山
松本・福島と続いたアウェイ連戦で1勝1敗。順位こそ2位のまま変わらないものの、首位愛媛との差が4に開いた一方で、3位沼津には僅か1差まで詰め寄られることに。
まだ試合ごとの結果に一喜一憂する時ではないし、意識過剰から空回りしてしまったのでは本末転倒。
3試合ぶりとなるホーム戦。
もちろん、岩手も楽な相手では決してありませんが、それでも。
しっかりと目指すべき自分たちのサッカーを完遂し、ファン・サポーターの期待に応えてみせること。
やるべきことをやりきる、あたりまえをあたりまえにこなすチカラを、存分に発揮せねば。

昇格圏・2位の富山が下位の福島に不覚を取り、敗戦。勝利した沼津に僅か1差にまで詰め寄られてしまうーーー。
本来、前節の結果は、もっとクローズアップされてもおかしくない内容であったはずなのですが。
もちろん当事者としてはやりきれない悔しさが募るものの・・・幸か不幸か、まったくクローズアップされることはありませんでした。
なぜなら、J3リーグ第23節の話題をかっさらっていったのは、いわてグルージャ盛岡だったのだから。
かつて横浜Fマリノスや浦和レッズなどでプレーし名を馳せた那須 大亮。引退後はYouTubeを通じてJリーグに関わっていたなかで、41歳にして1週間限定というかたちで電撃的に現役復帰。J3の岩手で。
首位愛媛との対戦で、試合終盤に出場すると。逆転を許して厳しい状況のなか、試合終了間際に、PKにつながるプレー。まさに土壇場でドローに持ち込むという劇的展開で、広く注目を集めたのでした。
その話題もまた、元日本代表・本田 圭佑がJ3讃岐の練習に参加という話題で薄まった感もありましたが・・・それはさておくとして。
岩手にとっては、首位愛媛、2位富山t続く上位連戦。
那須がもたらしたインパクト。好調の愛媛にさえも、勝てなかったながらも負けなかった。ならば、前節敗れているような富山にだって、やれないはずはないんだぜ!という意気込みで乗り込んでくることかと。
それでなくとも、岩手にとっては前回対戦のリベンジを期す試合。
後半の2ゴールで優位に立ったカターレであったものの、そこから岩手の猛反撃に遭うことになり。1点を返され、さらにペナルティーエリア内で倒したとしてPK献上、その上退場で数的不利という絶体絶命の場面。
その窮地で、田川が気迫のセーブでPKを阻止。さらに10人でもしっかりと守りきり、薄氷の勝利ながらも、しっかりと勝ち点3を得た試合でした。
岩手にとっては、悔いの残る試合。前節、やはり前回対戦で富山に敗れていた福島がリベンジを成し遂げたというならば。今度は自分たちの番だ、と。

迎え撃つカターレですが・・・前節の敗戦を引きずることがあったとしたら、岩手の勢いに押し込まれて連敗を喫する可能性もあろうかと。もちろん、そんなことはあってはならないのですが。
敗れてしまった結果はどうにもならないにせよ。振り返ったとき思うのは、決してまったくチャンスがなかったから負けたというわけではないということ。
むしろ、果敢にシュートを狙っていった松岡をはじめ、チャンスそのものはしっかりとあった。けれど、決めきれなかった、という話。
決めるべきところで決めきれないと、手痛いしっぺ返しをくらうことになるーーーそんなジンクスに、まんまとはまってしまったかたち。
この1週間で、いかに立て直すことができたのか?
気合が空回りした挙句にノーゴール、試合にも負けて連敗、なんてことは、断固として阻止せねばならないところ。攻撃陣の奮起が求められます。
そんななか、やはり期待がかかるのは陽次でしょうか。
過去の対戦でもホーム・アウェイ問わず岩手戦でゴールを決めてきた彼ですが、前回対戦でも先制点を挙げて勝利に貢献。まさしく岩手キラー。
そのゴールを含めて6月に4ゴール2アシストと活躍、リーグ月間MVPも受賞した陽次。
今節も、その輝きを再び見たいところです。岩手側にとっては、「またアイツにやられたよ」と戦意が萎えてしまうようなゴールでもって、シーズンダブル達成につなげてほしいです。
またアイツに、ということで言えば。
前回対戦で、もしPKを阻止出来ていなければ。良くてドロー、数的不利から勢いで押し切られて逆転負けというケースも、十分にあり得たことでしょう。
それをさせなかった、田川。今度は1点もやるものか!という気迫でもって、ゴールを守り切ってほしいです。
前節、警戒していたはずのセットプレーからやられてしまったという無念。守備陣も含め、その悔しさをはらすべく今週のトレーニングに臨んできたはずで。
勝利は当然として。無失点勝利にこだわり、成し遂げてほしい。そう強く願います。

確かに、前節の敗戦は痛恨でした。
ある意味岩手のおかげで愛媛がドロー、勝ち点6差をつけられる最悪の結果にこそなりませんでしたが。やはり、無得点負けのダメージは、小さくないかと。
けれども。
2位をキープ、1差に詰め寄られながらも昇格圏を譲ってはいない。それもまた、事実であって。
先の今治に続き、今週は鹿児島が監督交代を敢行。カターレでのコーチ経験もある大島 康明氏が後任として監督に。
カターレが現状を悲観するとか言うなら、他のクラブはどうなんだ?という話であって。
カターレが今しなくてはならないのは、連敗を怖れてネガティブになることなどではなく。
しっかりと勝って首位奪還を目指すこと、それだけだろうが!と。
今やらねばならないのは、今季ここまで7勝3分け1敗と大きく勝ち越しているホーム戦で、8勝目を挙げることだろうが!と。

今節から、ホーム戦5試合で15周年ユニフォームを着用して臨むこととなるカターレ。
前舌の負けを引きずらずに気分をあらためるには、良いきっかけかもしれません。
15周年というクラブの歴史の重みを知ること。
そして、自分たちがやらねばならないことを再確認ーーー優勝を成し遂げ、必ずやJ2復帰を果たすこと。
そんな覚悟を、今節の、そして今後の勝利へと繋げねばなりません。
夏ユニ着用試合で負けなかった昨シーズン。
もちろん、今年も勝つ!勝ち続ける!
歴史に、勝利を刻み込め!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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連勝ならず。チャンスを活かせず無念の無得点負け 福島ユナイテッドFC戦

2023-08-20 22:48:21 | カターレ富山
0-1で敗戦。
前節の勝利を継続するかたちでのアウェイ2連勝を狙った今節・福島戦でしたが。
無得点で敗れ、痛い黒星を喫する結果となってしまいました。
首位の愛媛が分けたことで、勝ち点差は前節より1だけ広がる4でとどまりましたが、勝利した沼津に詰め寄られ、わずかに1差。
もちろん、勝負事であり、勝ち負けはあります。それでなくとも混戦模様の今季J3で、相手の福島も連続負けなし継続中でもあり。敗れる可能性が全くなかったにもかかわらず負けた、というわけでもなかろうと。
ただ。
勝たねばならない試合を落としたという事実は、残念ながら覆りません。
結果を出さねばならなかった試合で、それを為せなかった。
こういう敗戦を喫し、この先もその巻き返しがままならなかったなら・・・この後どうなってしまうのか?
過去の例を挙げるまでもない。
「昇格失敗」が待ち受けるのみ。
この敗戦について、落ち込んでしょぼくれてしまってはならないのはもちろんですが。それでも、「そんなこともある」程度に軽んじるわけにはいきません。
カターレは、優勝を目指すクラブ。なのに、躓いてしまった。
その事実から目をそらしては、なりません。

前節は累積警告で出場停止であった大畑が、スタメン復帰。入れ替わるように累積警告での出場停止となった安光に代わって左SBに入ったのは、前節カターレデビューを飾った野口でした。今節が初めてのスタメン起用。
そして右SBには、柳下に代わって神山が起用されました。松本戦の途中で痛んだシーンもあった柳下だけに、大事を取って、ということかもしれません。とはいえ、神山にとって、とうほう・みんなのスタジアムは、昨シーズン記念すべきJ初ゴールを挙げたスタジアムでもあります。その再現が期待されました。
そのほかのスタメンは前節から引き続きの出場であった一方で。
やはり、というか。2度あることは3度あるとでも言うか。
先日、来季の加入ならびに今季の特別指定選手としての加入が発表されたばかりの、FW碓井 聖生。その彼が、いきなりメンバー入りとなりました。
やはり今季の途中加入選手であるヨシキ、野口も・・・もっと言えば、開幕直前に加入が発表された田川にしても。加入発表から即、実戦投入されて驚くやら頼もしいやら。
先の駿太・ヨシキのW高橋に続いて、今度は確井 鉄平と碓井 聖生ーーーショウセイで、W碓井か?
誰が出場しても戦力が良い意味で変わらない、という今シーズンにあって。同じく特別指定のヨシキが初ゴールを挙げており、それだけに離脱を惜しまれているからこそ。ショウセイにも期待がかかりました。

連勝を目指して臨んだカターレ。前半は上々と言える内容であったかと。
特に目を惹いたのが、初スタメンとなった野口のアグレッシブさ。
機を見て果敢にオーバーラップを仕掛ける積極性に、自らのチカラでチームに勢いをつけたいという思いが表れていたようなプレーぶりでした。
それに触発されるように、逆サイドでも。久しぶりのスタメン出場となった神山ですが、その影響を感じさせず。
そして。やはり積極性を見せていたのが松岡でした。
決まりこそしなかったものの、遠目であっても果敢にシュートを狙っていき。自身の持ち味であるドリブルからのカットインも織り交ぜつつ、相手ゴールに迫りました。
前節同様に、前半はスコアレス。勝負は後半に持ち越されることに。

ただ・・・前節同様に、というならば。
「決めるべき時に決めきれないと、いずれ手痛いしっぺ返しをくらうことになる」というのは、サッカーの常ではありますが。
前節で言えば、決定的なチャンスもありながら、それを活かせず無得点で終わった松本のように。
ハーフタイムを挟んで意思統一を図った、ということでしょうか。勢いを増した福島の攻勢に手を焼くこととなったカターレ。
だんだんと押し込まれるなかで、連続してCKのチャンスを作られる苦しい展開のなかで。
バックスタンド側からのCK、長身DFの大武 峻に頭で合わせられたところ、それを押し込むかたちでMF上畑 佑平士に決められてしまい、先制ゴールを許してしまうことに。
なんというか、決められるべくして決められてしまったな、と。
2位のカターレと17位の福島とか、順位がどうとかは関係なく。そりゃ、相手だってプロのJリーガーなのだから。自分たちの優位でプレーできるセットプレーが連続したならば、そりゃ決めてくるわな、と。
それでなくとも、これまでなかなか勝てなかったホーム戦。勝利に向けて気合の入っていたところに、相手が上位もなにもなかったでしょう。いかに自分たちがやりきるか、ということで。
直後に駿太を、そして71分には伊藤とJデビューとなるショウセイを同時投入。攻撃のテコ入れを図り、同点・逆転を目指すことに。
ただ・・・なかなか、そのショウセイを有効に活かすだけの展開にまで持ち込めず。
勝利への道筋をつけた福島が落ち着いて集中したプレーを見せるなかで、後手に回ってしまった感のあったカターレ。
あるいは、バカ正直に受けに回ってしまっていた、とでも言うか。
相手のプレーぶりに、やりにくさはあったであろうことは確か。けれど、それに付き合ってしまっていた印象。
ここで、「そんなもん知らん」とばかりに、ある意味空気を読まないような、自分たちのやり方に集中することが出来ていれば、また違った展開になったと思うのですが・・・。
これまでの敗れてしまった試合でも見てきたような、どうにもこうにも反撃の糸口がつかめていないままに劣勢に立たされる展開。それが、この試合でも。
結局。
最後まで冷静に自分たちのやりたいサッカーを貫いた福島に対して、それが出来なかったカターレ。
スコアこそ最少の1点差ながら・・・同点、逆転には遠い展開でもって、してやられてしまった敗戦となってしまったのでした。

当然のことながら、毎度毎度自分たちのやりたいサッカーが出来るとは限らない。
そんなときに、どうするか?
・・・これまでの敗戦も、そうであったように。
今回もまた・・・相手の頑張りがあったことは否定しないにせよ、それよりもまず、自分たちの至らなさが勝利を逃すことにつながってしまったーーーそんな、どうにも苦い敗戦であったかと。
劣勢にあっても、「そんなもん知らん!」という、強靭さでもって自分たちのやりたいことを貫くような、そんなしたたかさを見せねばならなかったのに。
それが、またも、できなかった。
また、同じような負け方。そんな印象です。
これで、ますます厳しくなっていくシーズンを戦えるのか?
こんな、「前にも同じような負け方をした」なんてことを繰り返していては。
この先の待つのは・・・また、駄目だった、という昇格失敗でしかありません。

ハッキリ言って。
いかに実力伯仲の混戦のシーズンにあっても、7敗は、負けすぎです。
同じような負け方を、また、してしまった。
だからこそ、敢えて言いたい。
1歩進んで2歩下がるようなことをしていては、これまでの失敗し続けてきたシーズンの繰り返しです。
昇格圏の2位の座は、なんとかキープしていますが。
この先、各対戦相手は、その座を狙って目の色を変えて挑みかかってくることは、わかりきったこと。
それに対して、「また同じ負け方」なんてことをしていては・・・。
勝ち点差4で、現時点で自力優勝の可能性を失ってしまったこと。
悲観的に捉えすぎ?はたしてそうでしょうか。
どうにもならなくなってから嘆いても遅いーーーこれまでのJ3生活で、嫌ほど経験してきたこと。それを知るからこそ。厳しくあらねばならないのです。

まずは、次節のホーム岩手戦。
今節、福島に前回対戦のリベンジを許してしまいましたが。次節も引き続きしてやられて、連敗するのか?
そんなこと、あってはなりません。
ここで、しっかりと地に足をつけ、踏みとどまらねば。
沼津に勝ち点差1まで迫られ、昇格圏陥落のピンチとも言えますが。
けれども。
そもそも、この時期に昇格圏に居るのは、なんでだ?
決まっている。今シーズンここまで、カターレが強さを見せてきたから。
ならば。
ここで踏みとどまり、勝ちきること。
それこそがやるべきことであり。

敗れてしまったからこそ、それを無駄にすることは許されない。強さを見せねばなりません。
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第23節 福島ユナイテッドFC戦

2023-08-19 02:16:21 | カターレ富山
難敵・松本にアウェイで勝利し、シーズンダブルを達成した前節。連続アウェイとなる今節は、とうほう・みんなのスタジアムへと乗り込み、17位・福島ユナイテッドFCと対戦します。
もちろん、狙うは連勝。前節に続いての2連勝という意味に加え、松本戦に続いて福島戦でもシーズンダブルを達成するという意味でも戦果が求められます。
鹿児島、今治と、2クラブに対して今シーズン勝ちなしという無念の結果。それが変えられないからには、シーズン前半戦で勝利した11クラブ全てに対してシーズンダブルをくらわせる意気込みでなければ。
求めるは、勝利。勝ち点3のみです。

今シーズン開幕から3連敗スタートなど、なかなか思うような結果を残せず、下位に甘んじてしまっている福島。特にホーム戦においては、勝利どころか得点を挙げることすらままならない状況が続いていたくらいで。
7月の第17節のあとに服部 年宏監督が退任、依田 光正ヘッドコーチが後を引き継ぐかたちでテコ入れを図ることとなりました。
すると、それが奏功したということか。交代以降の5試合で2勝3分けと負けなし。
松本にアウェイで勝利、好調の沼津を撃破してホーム初勝利を挙げるなど、確かな手ごたえを得ていくなかで。前節はYS横浜に試合最終盤の88分に先制点を許すも、終了間際の90+4分に起死回生の同点ゴールを挙げて分けています。
今節は、連続負けなしを6に伸ばし、ホーム戦連勝を成し遂げるべく挑む試合に。
順位こそ17位と下位ではあるものの。その勢いを侮ることなどできません。
むしろ、連敗を喫することで被るダメージへのプレッシャーが大きかった松本よりも、ここから上を目指していくだけ!と開き直れるぶん、福島のほうが厄介な相手と見ることも出来るのではなかろうかと。

前回対戦は、5月の第10節。前半21分に挙げた柳下の得点を守り抜き、1-0での勝利でした。
田川が負傷離脱していたなかで、前週の県選手権決勝に続き平尾が起用され、J初出場となった試合。ピンチも少なからずあったなか奮闘し、見事にクリーンシートを達成して勝利に貢献したのでした。
シーズンダブルを目指し、アウェイで勝ちきり勝ち点3を持ち帰るべく挑む今節。
連続負けなしの自信を胸に、前回敗れた無念を晴らすリベンジを誓って待ち構えている福島。
「そんなもんは知らん」とばかりに、粛々と勝利に邁進せねばならないカターレ。
前節の松本戦も、相手の決定力不足に助けられた感もあったことも否めません。福島の勢いに押し込まれて調子が出ない、なんてことがあれば、不覚を取ってしまう可能性も決して低くないことかと。勝った前回対戦とて、決して楽勝であったわけでもなかったのだし。
それでも。
現在2位につけているカターレ。それは、偶然やラッキーではなく、実力でもって位置付けているのだーーーそれを、勝って、連勝することで示す試合とせねば。
リーグ最多タイの12勝も、リーグトップの36得点も、これまでの積み重ね。それは、一過性のものではない、勢いだけではないことを、勝って証明せねば。

安光が累積警告によって出場停止となる今節。やはり累積警告で出場停止だった大畑が復帰してカバーするかもしれない一方、前節も安光に代わって出場した野口のスタメン起用という可能性もあるかもしれません。
ここ6試合で5ゴールと得点量産体制に入った感のある大野の2試合連続ゴールに期待がかかるのはもちろんとして。
個人的に、吉平の活躍に期待したいです。
好調の大野に対するマークが厳しくなることは想定済みとして。大野にばかり気を取られていていいのか?そのぶん警戒が甘くなったなら、容赦なくやっちゃうよ?という、相手が嫌がるプレーでもって、そこからゴールにつなげてほしいです。
気持ちを、気迫をプレーに乗せるタイプの彼のこと。そのアグレッシブさがファウルを誘うことにでもつながったなら、PKでも得たものなら、それは容赦なくやっちゃうよ?と。
総得点がリーグトップであっても、攻撃機会の増加など、まだまだ改善すべきポイントは少なくないなかで。吉平自身も、現状に満足などはしていないはず。
ならばこそ。ストライカーにとって自身の価値を示す指標であるゴールでもって、チームを勝利に導く活躍を見せてほしいです。

順番こそ逆になりますが、去年の夏にも松本と福島で連続アウェイ戦がありました。
6連勝というクラブ新記録をさらに伸ばすべく挑んだアウェイ福島戦でしたが、1-1のドローに終わり、記録ストップ。その次の松本戦に0-1で敗れ、連続負けなしとともに連続試合得点もストップし、それまでの勢いにブレーキがかかってしまうことになってしまったのでした。
前年のリベンジを果たし、アウェイ松本戦で勝利した前節。そして連続アウェイとして迎える、今節・福島戦。
連続勝ちなしでブレーキだった昨シーズンから、連勝で加速する今シーズンへ。
シーズンダブルを、今節も!
強い気持ちをもって臨み、覚悟をもって成し遂げねばなりません。
前節、福島と同じように監督交代から連続負けなしを続けていた鳥取を撃破し、首位を守った愛媛。だったら、カターレだってやってやろうじゃないか。勢いに屈しない、、むしろ跳ね返す強さをもって、昇格にふさわしいクラブだとしょうめいしてやろうじゃないか!

前節の勝利を、「たまたま運よく勝てただけ」に終わらせてなるものか!
勝って兜の緒を締めよ。気を引き締めて、勝ちに行く!
連勝必須、必ずや、勝利を!!!

勝たれ!!!富山!!!!!


追伸
夏の移籍ウインドウが閉じる直前、3人目の新加入選手が発表されました。
中京大4年・富山県上市町出身の碓井 聖生が、来シーズンの加入内定および今シーズンの特別指定選手としてチームに加わることに。
地元出身選手であり、カターレ設立時の選手であった「俺たちのトミー」こと永冨 裕也中京大監督が送り出してきたFW。183cm75kgの恵まれた体格で高いFW特性を見せる選手とのこと。
同じく来季加入内定の特別指定選手であるヨシキ、そして岡山からの期限付き移籍である野口の途中加入選手たちが、すでに試合に出場しているなかで。もしかすると、彼もまた、すぐに出番がやってくることもあり得るかもしれません。
今後の活躍、期待したいと思います。
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真夏の決戦を制し、見事に勝利!シーズンダブルを達成 松本山雅FC戦

2023-08-13 23:42:48 | カターレ富山
1-0で勝利!
リーグトップタイの総得点35のチーム同士が対決することとなった、今節の松本-富山戦。
それでも撃ちあいとはならず、1点をめぐる攻防となり。それを制したのは、シュートあたりの決定力がリーグナンバーワンであるカターレでした。
松本側の決定力不足に助けられたシーンもありました。劣勢に立たされ、あまり言いたくないけれど審判のジャッジが偏っていたのでは?という場面も何度も。
けれど。試合を通して、気迫あふれるプレーを続けたカターレは、最後の最後まで集中が途切れることは無く。1点差を守りきり、松本の大観衆を黙らせるシーズンダブルを達成。詰めかけた多くのカターレファン・サポーターに歓喜を届けたのでした。

リーグ最多動員クラブとして、およそJ3離れしたスタジアムの雰囲気を醸し出す松本のホーム・アルウィン。
今節は、お盆休みという時期に加えてカターレ側のファン・サポーターも数多く詰めかけたという要因も重なり、今季最多の11431人を動員することとなりました。
お盆休み、アウェイ戦のなかでも比較的行きやすい隣県対決という要素もあったにせよ。カターレファン・サポーターが応援遠征を決意したその背景は・・・やはり、この松本戦の重要度を熟知していたから、ということもあったかと。
シーズン後半戦の開始から2試合で、勝ち点わずかに1。その躓きの連鎖を、なんとしても食い止めねばならない。ここまで順位こそ揮わないものの、それでも実力のあるクラブに間違いはない松本。昨シーズンのアウェイ戦でも、無得点で敗れています。
だからこそ。完全アウェイという条件であるからこそ、駆け付けてカターレを鼓舞したいーーーそんな情熱。
アウェイ動員としては、間違いなく今季最多で、500人を超えたとか。
ゴール裏アウェイ側スタンドは、まさに立錐の余地無しといった塩梅で満席に。こんなになるなら、もう1ブロックくらいアウェイ席を開放してくれよ!などという声も多く聞かれましたが。
それだけ、ファン・サポーターにとっても気合の入る一戦。必勝を誓い、試合に臨むこととなりました。

これまで全試合出場してきた大畑が累積警告で出場停止。そしてヨシキが無念の負傷離脱。それらの条件だけでも、前節とまったく同じメンバーというわけにもいかなかったところでしたが。
GK田川、CBは林堂と、予想通り大畑に代わって今瀬。左SBに安光、右には古巣凱旋となる柳下。
ボランチにはシルバと、キャプテンマークをつけることとなった確井。左サイドハーフに吉平、右に松岡。トップ下に陽次、1トップに大野といったスタメン編成となりました。マテウスに代わって吉平など小変更はあったものの、概ね前節を踏襲したものに。
そんななかで、目を惹いたのがサブメンバー。
怪我で長らく戦線を離れていた下堂が復帰。待ち望んでいたファン・サポーターも多かろうと。
そして、いちばんのサプライズが、先日加入発表があったばかりの野口が、いきなりメンバー入りしたことでしょう。
もちろん、なんの見立てもなく獲ったわけでなく、補強ポイントとして見極めた上での獲得だったことでしょうが。プロキャリア5年目の野口にとっては、若手の育成型期限付き移籍と同じではなかろうと。出場してナンボ、という決意の期限付き移籍。ただ、それが合流から数日で、とは。
それでも。それを言うなら、田川だって開幕直前の加入。そこから正GKとして活躍し続けているじゃないか、と。ならば、ここも小田切監督の見立てを信じて応援するのみ。

日中は35℃を超える猛暑日が続く昨今。そのなかで、19時開始で27℃は、快適ですらありました。ピッチレベルでどうだったかまでは定かではないですが、コイントスで陣地変更を選んでキックオフ。
連敗阻止、そしてホームの大観衆の応援に応えるべく、気迫のこもったプレーを繰り広げる松本。
前から果敢にプレスを仕掛け、攻撃の突破口を探るカターレであったものの、なかなかうまい具合には攻勢に出られず。功を焦ってプレーが雑になってしまえば、個々の能力が高い松本が相手とあっては、勢いに押し切られてしまうところでしょう。
前節からスタメン変更で出場となり、気合の入っていたであろうMF國分 龍司。その彼に決定的なチャンスを作られてしまい、外れて胸をなでおろすという場面も。
夏移籍での加入から4試合連続スタメンとなった、元カターレの安永 玲央。シルバとの接触プレーで瞼の上を切ってしまうというアクシデントに見舞われた場面もあったけれど。横浜FC所属時の元チームメイトでもあり、シルバに悪気があったわけでないことはわかっていたので、気にするなと。気迫のプレーでもって、ホームのファン・サポーターに応えていました。
カターレの前半最大のチャンスは、29分。ペナルティーエリア付近からの直接FKの場面で、キッカーは林堂。同様の場面でこれまでも決めてきただけに、大いに期待されたのですが・・・ボールはクロスバーに当たり、惜しくもゴールならず。
前半は0-0で折り返すことに。

200発の花火が打ち上げられたハーフタイムを経て、いよいよ後半へ。
前節にしても、前々節にしても。後半の入りがまずくて失点を招き、それが勝利を逃す結果につながってしまっていただけに。今節はスコアレスの状態でしたが、ならばなおのこと。最大限に集中して危険の芽を摘み、無失点を続けること。3試合ぶりの勝利に向けて、必須条件でした。
あまり言いたくはないですが、審判のジャッジについて、「それを流すのかよ!」「そこで止めなくたっていいだろうが!」などなど、安定感に欠けていた印象。そんななかで、松本側の「それ、あからさまに手を使って止めてんじゃねーか!」という場面もしばしば。
もちろん、勝利に向けて松本も必死であったことは確かにせよ。それでも、荒いプレーでどうにかしようとする姿勢は、見過ごせない。それをもって良しとしてはならないだろうと。
59分、得点を獲りに行くというメッセージを込めて、陽次に代えて駿太を投入。
ただ、そのあとに再び國分にきわどい場面をつくられてヒヤリとしましたが。
そんななかで。
66分、ついに均衡が破れることに。
松本のボール回しに果敢に突っかかっていった松岡がボールを奪取すると、すかさず前を走る大野へとパス。それを受けた大野が蹴り込んだシュートが、相手DFに当たってコースが変わりながらもゴールに吸い込まれ。
待望の先制ゴールを挙げ、沸き立つカターレ側スタンド。
拮抗したなかでの先制ゴール。昨季の同カードでは無得点で敗れていただけに、その価値の大きさよ。
勝利に向け、ボルテージの高まるカターレ。

1点差では、なにが起こるかわからない。この流れの中で、同点・逆転負けなど、絶対にあってはならない。
そんななか、72分、守備固めとして先制ゴールの大野に代えて坪川を投入。同時に、イエローをもらっていた安光のフォローの意味合いもあったのでしょう、背番号47・野口がカターレデビューのピッチに立つことになりました。
今シーズンここまで、岡山ではリーグ戦出場機会のなかった野口。移籍後初めての出場が、あるいはJ2でもそれほど見ないような、1万1千人を超える熱気のこもったスタジアム。緊張もあっただろうし、不安も無いと言えばウソであったことでしょう。
それでも。
たとえ合流から日は浅くとも、勝利を目指して戦うカターレ富山の一員。それを、ピッチのプレーで見せてくれました。
気迫のこもったプレーぶりでサイドを駆け、相手に喰らいついていく姿。カターレファン・サポーターにとっては初めて見るわけですが、「良いじゃないか!」という好感触でもって受け入れられていました。
そして、5分あったアディショナルタイム。+1分に、試合を締めくくるべく2選手を投入。
元松本の椎名、そして怪我からの復帰戦となる下堂。
勝利のために、一瞬たりとも気の抜けない状況にあって。それぞれにこの試合にかける思いを胸に、全力でプレー。相手にゴールを許しませんでした。

そして、タイムアップ。試合終了。
見事に勝利をおさめ、3試合ぶり、シーズン後半戦初の勝ち点3を得たカターレ。
昨シーズンは敗れたアルウィンで、リベンジ成る無失点勝利。
試合後、挨拶代わりとばかりにサポーターを煽り、勝利の歓喜を共にする野口。その姿に感じ入った大勢のカターレファン・サポーター。
困難なミッションに全力をもって挑み、見事に完遂したこと。その意義の大きさを皆が知るだけに、勝利の味というものは格別でした。

勝ち点3を積み上げて、40に到達。土曜時点では暫定首位に立ったものの、翌日に愛媛が勝利したことで、再び3差。今節での首位奪還は叶いませんでした。
それでも。
ここ2試合続いた嫌な流れを払拭するような、価値ある勝利。
優勝を目指すカターレに、揺るぎはないーーーそれを再確認する勝利を挙げたからには。
自力優勝の可能性もあるなかにあっては、惑うことなく邁進していくのみです。
まずは、次節。
アウェイ連戦となる福島戦を制し、2連勝、そして2カード連続のシーズンダブル勝利を目指して。勢いを繋げる勝利、期待します。
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