行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第29節  V・ファーレン長崎戦

2014-08-31 10:29:51 | カターレ富山
今シーズンも残り3ヶ月を切り、終盤戦へと突入。
現在、勝ち点差7で最下位のカターレ。やらねばならないことは、勝利を挙げること以外にありません。
まずは、勝つこと。勝てないのが、負けるのが「あたりまえ」という状況を「あたりまえではない」ときちんと結果で示すこと。そしてなにより・・・カターレが勝つことは異常でもなんでもない、やればできるのにやれていなかっただけ、というそれこそあたりまえのことを、勝利をともなったかたちできちんと証明すること。
そのために、まずひとつ。
開幕戦で引き分けて以降、アウェイ戦でずっと続いている連敗を阻止すること。負けて当然なんてあり得ないと、降格して当然なんて言わせないと、勝利で見せつけねば。

長崎は現在15位。J初年度でありながらプレーオフ進出を果たした昨年とは打って変わり、ここまで12引き分けなど勝ちきれない試合が増えて苦戦しているもよう。
なんでも、たった2勝しか挙げられていないような最下位にして最弱チームに負けた、なんて屈辱を抱えたチームだそうで。
アウェイで未勝利であるカターレの一方で、4月以来ホーム戦で勝てていないとか。久方ぶりの勝利のために、全力をもって最下位をたたきつぶすべく待ち構えていることでしょう。
今季、そういうシチュエーションがどれだけあったことか。
○○以来勝っていない、だとか、○○ぶりの勝利を目指して、というようなチームに、ことごとく勝利を、勝ち点を献上してきてしまいました。
J初勝利をプレゼントしてしまった讃岐しかり。そういえば、昨年の長崎に初勝利を献上してしまったのもまた、カターレでした。
そのときの再現を狙い、地元のファン・サポーターに歓喜を届ける気満々で迎え撃つ長崎。
しかし、それを打ち破らないことには勝利はありません。

「ただでさえ最下位なのに、今季全試合出場してきた中島が移籍して居ない、それに今節はベテラン秋本が出場停止。そんな主軸抜きのチームに負けるわけねーだろwww」
まぁ、相手方としてみればそういった印象だろうな、と思います。
ですが。
それが文字通りの単純な話であれば、確かにそうかもしれません。しかし、そうは思いません。
全試合出場の選手がチームを離れるということがマイナスしかないと、だれが決めた?
それ以前に。普通だったら全試合出場の選手が途中で抜けるってことは、ほぼ無いケースであることを忘れてはならないところ。そもそも、出場機会を求めてヨンドクや西川、村松が途中で抜けたことと同じではない、と。
要するに。
このまま居続けても中島個人としてもチームとしてもよろしくなかった。だから主力でありながら出て行くなんてことを決めたし、チームも止めなかったということでしょう。
そんなしこりのようなものを抱えながらプレーして・・・一流選手であれば、それをうっちゃってでも結果を残すのでしょうが、残念ながら中島は結果を残せなかった、という話。
もしこれで、「中島が居なくなったらさらに駄目チームになったじゃないか」なんてことを言われようものなら。
たとえ最下位に喘いでいても、カターレ富山とてれっきとしたプロサッカークラブ。それに所属するプロ選手として、プライドが許さないでしょう。
わけても、新加入の選手たちについては言わずもがな。
「いくら出場機会を求めてと言ったって、そんなわざわざ自分から降格しそうな最下位クラブに行くことなんかないじゃないか」
前所属チームを離れる際、きっと言われていると思います。
それでも、決めた。
ある意味・・・責任放棄と言うと聞こえは悪いかもしれませんが、低迷の原因の一端を担っていたことだけは確かだった中島が出て行ったこととは、真逆というか。
だったら、信念を貫くしかない。
「カターレを勝たせるために来た」という思いを、有言実行せねばなりません。

チームとしての結束が足りなかったから、不振に陥った―――現在最下位なのは、そういった部分も多いかと思います。
前節の終了後、メンタルの弱さについての言及が監督からありましたが。
そのメンタルの弱さが、結束できなかった要因にもなったことかと。
そのあたりの解消を期待されたはずの水谷や秋本は、言ってはなんですが期待はずれ。
故障持ちであることはわかっていたはずではありますが、それでも事実上の戦力外という水谷。
秋本に関しては、今節の出場停止がなにより雄弁に語っているというか。いったい、これまで何試合でチームの足を引っ張ってきた?
若い選手が少なくないカターレで、「俺がフォローしてやる、自分のプレーに全力を尽くせ!」なんて頼れるベテランが存在感を発揮していれば、おなじ状況にはなっていなかったでしょうに。個人攻撃のようになるのもなんですが・・・現状の水谷、秋本では、果たして背中を預けられるのか?とか。
そういった思いが「自分がしっかりしなきゃ」という堅さを生み、それがチームプレーの不和を生んでしまった部分もあり・・・だから、攻撃の枚数が足りないだとか。だから、スペースを埋める動きが出来ないだとか。そういった積み重ねで勝てないチームになってしまったのではないかと分析してみたりします。

ただ、ものは考えよう。
これまでずっと出場してきた中島が居ないということは、相手にだってデータが無いということ。それは、決してマイナスなだけではなく。
むしろ、プラスにさえ働くでしょう。
「こんな激弱チームだから中島にも逃げられるんだよwww」なんてヤジなど、絶対に認めるわけにはいかない。そのために、今季初めてのカターレ像を作り上げ、そして勝たねばならない。

そう、これは開幕戦。

中島が居なければなんにも出来なかった?そうじゃないでしょう。
願わくば、昨季終盤にファン・サポーターを熱くさせた白崎・苔口ラインの復活を、是非とも実現してほしいです。
最近はキャプテンマークを巻いている白崎。周囲からの期待もさることながら、自身にとっても、チームの中心としての自覚があってのことでしょう。
同じ期限付き移籍加入でありながら、志半ばで去っていった中島については、いろいろと思うところもあることでしょう。
けれど。
決して、ひとりじゃない。
新たに加わった宮吉、井澤、前、廣永は言うに及ばず。「きっとなんとかしてみせる」という思いは、中島の移籍によってかえって高まった部分もあるのでは?
ある意味、変わらざるを得ない状況。
それをきちんと自覚し、さらには勝利へとつなげられたならば。
きっと、それは単なる1勝以上の価値を得るはずです。残り14試合しかありませんが、それでも残留をたぐり寄せるためには十分といえるだけの。

開幕戦を、勝て!!!

アウェイ連敗?そんなことは知らん!遅ればせながらとはいえ、ここから勝てばいい!
勝つことに、本気を出せ!!
やってやれないことはない。やれないと思っているのは、たぶん周囲だけ。
だったら、まず自分たちが負けるな。自分たちで勝て!!
長崎は奮起を促して「最下位に負けたのなら実質最下位」なんてハッパをかけていたらしいけれど。
だったら、そんな最下位に負けっ放しという屈辱だって、あたえてやろうじゃないか!!最下位なめんな!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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むなしく響く、祝えなかった花火。テコ入れ効果も無く、いつものように敗戦  ロアッソ熊本戦

2014-08-28 06:16:25 | カターレ富山
0-2で敗戦。
なんというか、もう、

がっかりだよ!

という印象しか。試合からもう数日経過していますが、どうにもこうにも失望感が拭えない日々が続いています。
天皇杯敗退を受けて、リーグ戦へ、残留へと集中しなければならない状況の中で、より一層気を引き締めて臨まねばならない試合であったにもかかわらず。
いままでとなんら変わるところのない、今季ここまでの悪いところがギュッと凝縮したような試合ぶり。
はっきり言って、情けないです。
それに加えて、試合後には中島のFC東京への復帰というかたちでの離脱が発表。
不振の戦犯―――サッカーはチームプレーだし、ひとりをつるし上げて責任を押しつけ、やり玉に挙げるのもどうかとは思います。
けれど。
それでも、チームで最多出場であった選手が、得点を挙げるという役割を任された選手が、かけられた期待を大きく裏切る結果しか残せていない状態で途中離脱というのであれば・・・。やはり、その責任を問われても致し方ない部分はあるかと。
シーズンも残りたったの14試合。しかも、讃岐が引き分けたことによって勝ち点差はさらに広がって、7。
諦めたくなんてないし、認めたくなんてない。
けれど、その思いに対して返ってきたプレーぶりが、
「またしても気をつけなければならないとわかりきっている時間帯にやられた」
「これまでもやらかしてチームの足を引っ張ってきた秋本がまたもPK献上」
「いかにひとり減った状態とはいえ、まったく意地を見せられないままに、ただ敗戦」
いったい、どれだけ失望させれば気が済むのかと。降格が決まるまでか?
手遅れになってからでは遅いと、なぜわからない?
わかっているというのならば、それをプレーで表すしかないのに。
結果を出すしかないのに。
頼むから、もうこれ以上ガッカリなカターレを見せないでくれ。
そうとしか、言いようがありません。
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第28節  ロアッソ熊本戦

2014-08-23 23:39:14 | カターレ富山
敗戦した天皇杯3回戦から中3日。いよいよもってリーグ戦に集中しなければならない状況の中、ホームにロアッソ熊本を迎える今節。
公式戦2連敗という流れを止め、かつ、約2ヶ月ぶりの勝利を挙げるために。まずは今節の勝利から、最下位脱出を成し遂げていくために。勝つしかない、勝たないことにはなにも始まらない。不退転の覚悟で臨まねばならない試合となります。
2連続アウェイ戦で2連敗、しかもこれまでの課題を克服できないパターンが浮き彫りとなったやられかた。さらに、熊本にとって、いかにアウェイ戦とはいえ1週間のインターバル。その意味で、主力の白崎、中島らが中3日であるカターレのほうがコンディション面で一方的に不利とも言えます。
状況は芳しくない。けれど、それでも。
天皇杯敗戦を、ひとつの区切りとして。
やらねばならないことがはっきりした。残りのリーグ戦に最大集中しなければならない、と。そして、同じ敗れたといえ、セレッソ戦の敗戦はリーグ戦とは別物。「これまでどおりではいけない」ということを、再確認するきっかけとなったならば、天皇杯敗退も決して無駄にはならないはず。
そのためにも、勝つしかない。勝って、最下位に甘んじる現状を変えていくしかない。
今節の試合終了後には花火の打ち上げが予定されているとか。言うまでもなく、勝利の祝砲とせねばなりません。

天皇杯3回戦の対戦が無かった熊本にとっては1週間ぶりの公式戦。前節は監督交代以降無敗の千葉を相手に0-0のスコアレスドロー。勝てなかったまでも手応えを掴んだ試合を経て、最下位の富山を相手に確実に勝ち点3を持ち帰るべく乗り込んでくることでしょう。
前回対戦は第16節。気温の高さと相手の積極的なプレスに苦しみ、0-2で敗れました。その前の試合・アウェイ讃岐戦で裏天王山を逆転負けで落としてしまった翌週であったことも、精神的ダメージとして残っていたのか?というところですが・・・。
先制点から僅か5分後に追加点、そこから反撃叶わず零封負けと、勝負弱さがガッツリと出てしまった敗戦でもありました。
精神的ダメージから来る弱さという意味合いにおいては、遺憾ながら、そのころから劇的な改善は成されていません。はからずも、セレッソ戦でも前半終了間際のラストプレーで失点というかたちで示してしまったばかり。
しかし。
だからといって、今節もまた負けるわけにはいかないのです。後半戦開始以降勝利のないままという現状をどこかで打破しなければ、最下位脱出は成し遂げられないのだから。
ガッカリさせられる試合なんて、もううんざり。
天皇杯敗退によって、やらねばならないことが一本化されたからこそ。
今一度、何をしなければならないのかを、本当に考え、実行しなければ。
つまりは、勝つこと。勝って、ファン・サポーターの期待に応えること。そして、勝利をきっかけに次なる勝利へと繋げ、結果に反映させていくこと。
ただ、思うだけでなく。
しっかりと成し遂げること。「次」ではなく「今」やらねばならないのです。

期待したいのは、宮吉。2週間ぶりのホーム戦で、またゴールを挙げることによってファン・サポーターを沸かせてほしいと思います。
得点無くして勝利無し。今季カターレが勝てない要因のもっとも大きなものが得点力不足であることは、リーグ最下位の総得点からも火を見るよりも明らか。
なぜそうなっているかの原因についてはいろいろありましょうが、そのなかのひとつとして、判断力、発想力の乏しさが挙げられると思います。
シュートに行くべき場面でためらってしまうだとか、速攻のチャンスなのに上がるメンバーが足りず、結局自分たちで好機を逃してしまうだとか。
チームの約束事というのも、たしかに大事でしょう。各々が勝手な判断でプレーしてしまっていては、連携もなにも無いでしょうから。
けれど。
それに凝り固まっているがためにチャンスを活かせないようでは、本末転倒としか言いようがありません。
ゴールを挙げるという結果からの逆算でプレーしなければならない。そのために、ときには約束を破ってでも状況を打破しなければならない場面だって、絶対にあるのであって。
今季初勝利を挙げた松本戦での、ガオの初ゴールだってそうだったでしょう。まさか、DFが3人も抜いてシュートまでするなんて、思っていなかったはず。
2勝目の決勝ゴールとなった長崎戦での朝日のゴールもそう。前のプレーで決まらなかった遠目からのシュートを、定番パターンにとらわれず繰り返したことがゴールにつながったかたち。
約束違反をすることで連携が乱れることは避けるべき。しかし、それと柔軟な発想を捨てることとは、決してイコールではない。それを忘れてはいけません。
その意味で、良い意味でまだカターレ色の弱い宮吉に、自身の判断から突破口をみつけてほしい、そしてゴールに繋げてほしいという期待を込めたいと思います。
過度な期待とは思いません。京都時代から積み上げてきた実績は、伊達ではないはず。
今、すべきことはなにか?
チームのために自分を殺して、結果として活躍できずに終わってしまうことか?そうじゃないでしょう。
自分を出すことでチームから否応なく認めさせる―――それくらいの気概があっても良いかと。
なんのために最下位のクラブに来たんだ?ということを、忘れないでほしいところです。活躍し、勝利という結果を出すことを求められることは、わかりきっているはず。
ならば、それに応えなければウソでしょう。
今節で、今季2得点目、あるいはそれ以上。最下位脱出、そしてリーグ残留への救世主となってほしい―――その願いに、結果で応えてほしいです。

夏休み企画として、中学生以下を対象に「あなたの絵がカターレ富山最終戦のチケットに!」という企画が実施中です。みんなが思い描く「夢のスタジアム」がテーマだとか。
今現在・・・はっきり言って、カターレはその場を、ファン・サポーターにとっての夢の空間を提供できていません。
そのチケットが日の目を見る最終戦には降格が決定してお通夜状態、なんてシャレにならないどころの話ではないのであって。

やるべきことを、やれ。
つまりは、勝ってファン・サポーターにとっての夢のスタジアムを、体現して見せろ。

そのためには、負けている場合ではないのです。
勝つしかないなら、そうするだけのこと。
希望を捨てない姿勢を、しっかりと、勝利によって示さねばならない。それを忘れず、全力で試合に臨まねば。
だから、勝つ!!
勝って、カターレの力を、夢を叶える力を証明する!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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示せなかった意地。晒してしまった「いつもどおり」。失意の天皇杯敗退  セレッソ大阪戦

2014-08-21 23:41:54 | カターレ富山
0-1で敗戦。
リーグ戦で最下位と結果が残せていないからこそ。たとえ及ばずとも、格上のJ1クラブを相手に一矢報いて意地を見せるくらいはしなければならなかったのに。
結果は、なにも変わらない「いつもどおり」。実に、今季のカターレらしい試合でした。もちろん、悪い意味で。
確かに、実力差は歴然としていました。ボールタッチ、パスの精度、一瞬の突破力などなど、明らかに相手のほうがクオリティが高かった。そんななかで苦戦を強いられ、思うようにいかなかった部分も多かったことは事実であり、認めなければならないところでもあります。
けれど。
差があるから敵いません、仕方ない、では、そもそも対戦する意味がない。それでも・・・力の差をわきまえた上で、さらにどうにか勝利への道筋を探らねばならなかったはず。
ただ「相手が格上だったから」では済まされない・・・今季ここまで結果が出せていないチームの課題を、リーグ戦以外の対戦でも突きつけられてしまった格好のように思います。

今シーズン初スタメンのヘジュンをはじめ、新加入選手が出場できないことで磐田戦から5人を変更しながらの試合。中2日のアウェイ連戦という慌ただしいスケジュールで限られた時間の中にあって、それでもなんとかしなければならない。まさに、総力戦というか。
古巣対決が注目された苔口はサブメンバー。はからずもいちばん最後の紹介となったメンバー発表時には、セレッソサポーターからも拍手が沸き起こっていました。
試合開始からしばらくは一進一退。
セレッソにとっても中3日のスケジュールということもあったのかも知れません。出だしからいきなり圧倒されるということはなく、むしろ、カターレ側のほうに「落ち着いて試合に臨めているな」という印象があったくらいで。
そんななかにあっても、さすがはJ1クラブ。寄せの速さ、足下のテクニック、スペースに出る動きなどなど、明らかにカターレのそれよりもレベルが高い。
序盤こそこちらのペースになる時間帯もあったものの、だんだんと押し込まれる展開が増えてくることに。
それでも。ガオ、秋本、木村の組み合わせとなった最終ラインをはじめ、守備陣が奮起。危ない場面もありながらも、それでも体を張った守りで耐えしのぎました。

けれど。
0-0のまま折り返そうかという前半アディショナルタイム。特に大きなタイムロスもなかったということで1分の設定でしたが、その、最後の最後。
ここをしのがなければならない、ということはわかりきっていたはず。相手が狙ってくることも、わかりきっていたはず。
にもかかわらず。FKから頭で合わせられ、逆を付かれた飯田は対応できず。失点を喫することとなってしまいました。
「またか」というのが、正直な感想。
今季ここまで、試合の区切りの場面でやられてしまうことが、どれだけあったことか。前半アディショナルタイムに失点、というシチュエーションだけで、「ホーム磐田戦」と、パッと連想されてしまうくらいに。
もちろん、わざとやっているわけでもなんでもないでしょう。けれど・・・試合の勘所で、他にも増して注意しなければならないとわかりきっている場面で、なぜやられてしまうのか。
やはり、甘さなのでしょうか。

そして、後半。
何度もショックな失点の仕方をしているということは、逆に言えば、その数だけ「その後の対応」をしなければならない状況に置かれてきたということ。
その後の対応とはすなわち。1秒でも早く追いつくこと。そして、逆転勝利へとつなげること。
しかし。
今回もまた、その課題をクリアできませんでした。
追加点を許さなかったことは、それはそれで良いかもしれません。相手の決定力不足に助けられた面も多々ありながらも、それでも集中して守りきったのだから。
その一方で、攻撃。
悪い意味で、いつものカターレ。
いつものように、自分で自分の首を絞めているような攻撃。
勇気を持って前進しなければならない場面でパスを選択してしまうだとか。後方からのロングボールも精度を欠き、ラインを割ってしまうだとか。せっかくの攻め上がりもフォローが無いままに個人でどうにかするしかなくなり、あげくに阻止されてチャンスがつぶれてしまうだとか。
前ではなく横を向いてサッカーをしているような姿には、これまで散々苦い思いを抱いてきたものですが・・・この試合でもまたそれが再発してしまったことは、遺憾というよりほかありません。
リードされているんだろうが。追いつかねばならないんだろうが。
得点しなければ勝てないんだろうが!!

後半に打開を期して投入された苔口も、その役割を全うすることはできず。
結果として、リーグ戦の課題がそのまま出たかたちで、いつものように零封負け。
セレッソ側にとっては「相手どうこうではなく、決定機に決めきれなかったことがくやしい」という試合。そこに、カターレへの特別な評価は無し。
格上のクラブを相手に一泡吹かせてやらねばならない試合であったにもかかわらず。一泡どころか、取り立てて印象に残すことすらかないませんでした。

幸いなのは、負けても降格が近づかなかったことだけ―――もし、敗戦の中から得るものがなければ、そうなってしまいます。
負けたからこそ、そうあってはならない。
リーグ戦は中3日ですぐにやってきます。
悔しかったら、
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天皇杯3回戦  セレッソ大阪戦

2014-08-20 06:29:51 | カターレ富山
2011年の同大会における鹿島戦以来、3年ぶりとなる天皇杯3回戦でのJ1クラブとの対戦。大阪はキンチョウスタジアムにて、セレッソ大阪と戦います。
磐田戦から中2日、折からの暑さに加えて連続アウェイ戦となりコンディション面の心配がある上に、登録上の問題で新加入の宮吉、井澤らが出場できず。とはいえ、それを勝てない言い訳にしてもはじまらないのであって。もとより、絶対的に格上の相手。駄目でもともと、なんて言い方はしませんが、戦う前に後ろ向きな考えでは勝負にならないでしょう。
この対戦だって、昨日今日いきなり決まったものではなく、先月の2回戦で勝利した段階からわかっていたこと。
やるべきことは、ただひとつ。J1クラブを相手にも敢然と立ち向かい、勝利すること。
やるからには、勝つ。その意気込みを、終始貫いてほしいです。

セレッソ大阪は現在J1の16位。降格圏に足を突っ込み、残留争いを余儀なくされています。
ディビジョンは違いながらも、似たような境遇に置かれているカターレとセレッソ。
・開幕前に大きな期待をかけられた新戦力が加入、にもかかわらず成績は低迷(フォルラン加入のセレッソは言わずもがな、カターレの中島とか)
・夏の移籍でチームの象徴的選手が抜ける(セレッソの柿谷、カターレのヨンドク)
・決定機に決めきれないのが低迷の要因(4試合連続無得点があったセレッソ、カターレは・・・言うまでもなく)
・天皇杯2回戦で勝利して以降、勝ちがない
・直近のリーグ戦は、上位を相手に0-3から追い上げる粘りを見せるも敗戦(セレッソは2位・川崎に、カターレは3位・磐田に)
そんな中で迎える、この対戦。
残留を勝ち取らねばならないリーグ戦に集中しなければならないチーム事情はお互い様。
けれども、だからこそ。
どんなかたちであれ、ひとつの勝利というものがチームにもたらす影響というものは、決して小さくないはず。「たかが1勝」がどれだけ難しいか、嫌と言うほど味わっているだけに。
たしかに、「天皇杯に勝ってもリーグ戦の戦績に影響が無いなら、さっさと負け抜けて残留に集中した方が良い」というのも、ある意味正論でしょう。
けれども。
目の前の対戦に全力で向かっていけないチームに、果たしてリーグ戦で結果が出せるのか?と。
それでなくとも、カターレは絶対的に格下。いい加減な気持ちで試合に臨んでも、勝負にすらならないでしょう。全力、あるいはそれ以上の力を発揮して、ようやく僅かばかりにの勝利の可能性が生まれる、といったところか。
勝つのが厳しいのは、あたりまえ。それでも、わかった上でなお、勝利を追い求める。
この戦いで全力を尽くすことこそが、リーグ戦への活力へとつながることを信じて。

この夏にセレッソに移籍加入した元カターレの平野 甲斐ですが、古巣対決が期待されながらも、登録上の問題でかなわず。なんとも無念です。
成長したプレーぶりを対戦相手として見ることが出来ないのは残念ですが、それでも。会場入りして観戦することは確実であろう彼の前で、無様な試合は出来ません。リーグ最下位に低迷し、心配もかけてしまっていることだろうけれども・・・だからこそ、「このままでは終わらないぞ!」という確固たる意志を、格上の相手にも敢然と挑んでいく姿で示さねばならないところです。
そして、もうひとつの古巣対決。この試合で期待したいのは、なんといっても2009年以来の凱旋を果たす苔口の活躍でしょう。
設立当初から在籍する朝日と敬介に次ぐ、カターレ富山の古株。いまや、「元セレッソの苔口」ではなく、「富山の苔口」と言える存在。それでもやはり、プロとしてのキャリアをスタートさせたセレッソ大阪というクラブには、並ならぬ思い入れがあることでしょう。
酒本 憲幸、藤本 康太といった在籍当時を知るメンバーも、最大の武器であるスピードをもって追いすがるDFを振り切りながらゴールを決めた磐田戦の活躍を、チェックしていることかと。そんな警戒をくぐり抜け、いまや富山の顔となった苔口 卓也の実力を、存分に発揮してほしいと願うばかりです。
そして、もうひとり。白崎の活躍にも期待。
磐田戦の空振りが決まってさえいれば―――気にするなと言っても難しいかも知れません。
けれども。プロならば、汚名返上はプレーで示せ、と。
むしろ、名誉回復のチャンスが間髪入れずに来たことを僥倖と捉えるべき。ならば、それを活かさない手はないでしょうよ、と。
昨年の天皇杯2回戦で移籍後初ゴール、さらにもう1点の2ゴールを記録。しかし、結果的には自身がPK戦で決められなかったことで敗れた。もちろん、天皇杯というものを厳しいものだと認識した上で臨むこととなるのでしょうが。
敗れたとはいえ、昨季終盤戦での大活躍は天皇杯でのゴールがきっかけ、と言えるかと。
ならば、今年もそうあるべき。この対戦で活躍し、自信と手応えを掴む。そして、それを残りのリーグ戦に確実にフィードバックする、と。
それなら、迷っている暇などありはしません。
やるべきことを、やる。そして、結果を出す。カターレ富山攻撃陣の中核として、その力を存分に発揮し、セレッソ大阪に脅威を与えてほしいと思います。

リーグ戦と関係ない戦い、といっても、それは、ものは考えようということで。
同じ勝利でも、ただの1勝以上の価値をもった試合があります。強豪撃破ボーナスが付いた試合、とでも言いましょうか。磐田戦がまさにそれの対象試合であったのですが、勝利はならず・・・。だったら、このセレッソ戦に勝って、そのボーナスを、自信を身につけるべし!ということで。
勝てばもちろん勝利ボーナスが、たとえ敗れても、その敗戦でリーグ降格の危機がまた近づくなんてことも無い。
これが逆の立場だったら、「格下のクラブに負けるわけにはいかない」というプレッシャーもあったかもしれないところ、J1クラブに挑むJ2クラブであれば、無心にジャイアントキリングを目指して猛進するだけでいい。
そして格上との対戦は、リーグ戦にも好影響をもたらすのでは?「あのときのセレッソ戦に比べたら、まだ余裕がある展開じゃないか」というように。
なんだ、ある意味ノーリスクじゃないか。
だったら、得られるものはすべて糧にしてしまえ、と。もちろん、その先にある勝利を含めて。

ただ対戦してなんとなく負ける、なんて試合だけは、絶対にするな!
リーグ戦でなくとも、やらねばならないことは同じ。
ただ、ガムシャラに勝利を目指していくこと。
ならば、それを体現せよ!!格上に勝つことに理由は要らない!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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