行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

遠かった追加点。ドロー決着で連勝ならず ギラヴァンツ北九州戦

2019-07-30 05:37:39 | カターレ富山
1-1のドロー。
攻勢を強めて上位との差を詰めていかねばならないなかで。
幸先よく先制したものの、追いつかれ、勝ち越しのチャンスをものにできずにドロー決着。
12000人を超える、J3においては最大規模といえる動員を記録した中での試合。
そんな「完全アウェイ」のなかで、選手たちは敢然と立ち向かいました。
その頑張りが伝わってきただけに。
絶好のチャンスでバーに嫌われてゴールならず、とか、ツキのなさもありました。
なによりも、勝たねばならない試合を落としての引き分けどまり。
後半戦も引き続きこんな試合ばかりなのか?---気にしても詮無いことかもしれませんが、それでも。
やはり、勝ち切りたかった。そんな試合を落として勝ち点1どまりであった。それが、率直な感想です。

前半9分という早い時間帯に、先制に成功。
白石のあがりから前嶋が鋭く切れ込み、折り返しのクロスを才藤がスルー、詰めていた伊藤につながり、体勢を崩しながらもゴール!流れるような連携が見事に決まり、欲しかった先制ゴールを奪うことに成功したのでした。
伊藤にとって、移籍後初ゴール。
徐々に試合勘もついてきたところ、しっかりと結果を残すという意味でも価値のあるゴール。これをきっかけに、さらに意識も高くプレーすることができたら、と。
とはいえ、さすがに上位につけるだけあって、北九州もさるもの。
先制した勢いそのままに、とはなかなかいかず。むしろ、前半は北九州の側に分があった、とさえ言えたかと。
膠着状態にありながらも、徐々に圧力をかけてきた北九州。
そんななかで、31分。
FWディサロを止めようとしたルーカスに、イエローカード。
確かに激しい当たりではあったかもしれないけれど、イエローが妥当なのか?という判定でしたが・・・そこで、メンタル的に揺らぎが起きてしまった、ということなのか。
そのFKから、ディサロに頭で合わせられてしまい、失点。追いつかれてしまうことに。
「またかよ!」と。
前回対戦でも、せっかく先制しながら、途中出場だったディサロに決められてしまい、ドローとなっていただけに。
もちろん、今度こそは!と気合を入れなおさねばならなかったところだったのですが。
43分、碓井にイエロー。
この試合への影響もさることながら、累積警告によって次節出場停止という。
どうにもやるせいない思いのなかで、試合を折り返すことに。

後半開始時に、碓井に代わって稲葉を投入。
リスク管理を考えれば当然かもしれませんが、それでも・・・。いかに点を獲るかが問われる展開のなかでは、やはり攻撃陣の交代カードに重きを置きたかった、という思いはありました。
それでも、後半はカターレのペースであったかと。
前半は0本であったCKが5本あった、2本であったシュートが相手と同じ9本にまでなった、という、スタッツだけ見ても、それは明らかで。
北九州に決定的といえるようなチャンスを作らせなかった一方で、こちらには、少なめに見ても3度くらいは決定機が。
遠目からのシュートがGKのファインセーブに阻まれたりとか。
ここぞ!という場面で、前嶋のシュートがバーにはじかれて決まらず、とか。
北九州は、ここ3戦連続で試合最終盤で失点して勝ち点を減じてしまう、という試合が続いていただけに、今回こそは!という思いがあったようで。
その意味で、勝ち越すことこそできなかったものの、大事な場面で失点しなかったことに関しては、一定の成果があった、ととらえていたかもしれません。
一方の、カターレ。
課題であるところの決定力不足が、またも足を引っ張ってしまったかたち。
もし判定決着があったなら、勝ち試合であったかもしれませんが、そこはドロー決着。勝ち点1どまり。
しかも。北九州と違って、勝ち続けることで上位を追わねばならない立場であるのに、それを逃してしまった、と。
差を詰める絶好のチャンスをふいにしてしまった、と。
どうにも、やるせなさが募ります。

後半戦スタートを、白星で飾れず。
今一度、再確認しなければならないかと。
「勝たねば、上がれぬ」
いい試合止まりでは、話にならない。
優勝を諦める段階では、まだありません。
しかし、それも勝たねばならないという前提あってのもの。
いかんともしがたい状況を、いかに打ち破るか。
一刻も早く課題を克服し、反転攻勢を本格化させねば。
それを思い知った、今節の結果であったかと。
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第18節 ギラヴァンツ北九州戦

2019-07-26 23:20:10 | カターレ富山
2019シーズンも、ちょうど折り返し地点。
前節までで全対戦クラブとの1巡目の戦いが終了。今節から2巡目の戦いが始まります。
その初戦、北九州はミクニワールドスタジアムにおいて、ギラヴァンツ北九州と対戦します。
現在3位の北九州を撃破し、後半戦を戦う弾みとすべく臨む今節。
必勝を期して、勝ち点3を持ち帰らねばなりません。

昨シーズン、まさかの最下位に沈んだ状況から一転、ここまで昇格を十分に狙える位置につけている北九州。
首位に立った時期もありながら、それを盤石なものとまでは出来ていないというのが、目下の課題かと。
とくにここ最近は終盤にしってんすることで勝ち点が減じてしまう試合が続き、2分け1敗と3試合連続勝ちなし。
後半戦の初戦を勝利し、懸念の払しょくに努めたい気持ちも並みならぬものがあるかと。
それでなくとも、ギラフェスと銘打たれた、シーズンの中でも特にプロモーションに力を入れている試合が今節なのだとか。
すでに完売の席種もあり、いやがおうにも力が入る、というところかと。
もちろん、「そんなもん知らん」とばかりに、空気を読まずに勝たねばならないカターレ。
せっかく5試合ぶりにつかみ取った前節の白星。それが、たまたま、偶然勝てただけでした、なんてことにしてはならないことは言うまでもなく。
勝たねばならない試合を落としてキツイ思いをしてきたのは、あんたらだけじゃないんだぞ!と、しょうりでもって思い知らせてやらねばならないところかと。
連勝は、譲れないのです。

期待したいのは、やはり花井でしょうか。
昨シーズンまで北九州に所属していた彼にとっては、久しぶりのミクスタ。意識するなというほうが無理というものかと。
北九州のファン・サポーターにとっては、対戦相手としてピッチに立つ花井を見ることとなりますが。そんな彼らに、見せつけてほしいと思います。
今シーズンのカターレにとって、なくてはならない選手。その頭一つ抜けたセンス、テクニックでもってチームの主軸を担う活躍ぶりは、だれもが認めるところ。
その、あるいは北九州在籍時以上の存在感をもってプレーする姿を、ぜひとも見せつけてほしいです。
そしてもうひとり、前節の勝利の立役者・才藤の、引き続きの活躍を期待したいです。
ストライカーとしての無上の喜びは、やはりゴールを決めることに他ならず。前節の2ゴールでもって、それを改めて再確認したことかと。
いわゆる「ケチャドバ」理論で。これまでなかなか出なかったのがウソのように、という勢いで、ドバドバ出るケチャップかのように、ためらいなく、容赦なくゴールを決めてほしいです。
それに加えて、アウェイ北九州戦は、彼にとっては因縁試合。
昨シーズン、せっかく先制ゴールを挙げたにもかかわらず、その3分後にすぐに追いつかれてしまい。さらに勝ち越しゴールを決められて逆転負けを喫するという、苦い経験をしました。
あのときのリベンジを、自らのゴールでもって成し遂げてほしいです。
先制点、そして追加点の重要さというものを再認識した前節があったからこそ。それを活かすべく、今節もまた決めて、ヒーローとなってほしい。そう望みます。

北九州にしても、なかなか結果が出ない苦しい状況かもしれませんが。
しかしながら、深刻さで言えばカターレのほうがもっと深刻なのであって。
前節の勝利を、「たまたま相性の良いYS横浜が相手だったから勝てたに過ぎない」とか言われないように。
まぐれでもなんでもない、実力的にはむしろ当然であった、と言えるように。
その限りにおいては、たとえ上位につける北九州にだって、勝てなくて仕方ない、なんてことはあり得ない。それを勝利でもって見せつけてやらねばならないのであって。
あるいは、北九州にとっては、富山程度は確実に叩いておかねばならない相手に過ぎないのかもしれませんが。
見てろよ、と。
足元をすくってやる気満々だからな、と。
3位に落ちた、早いところ首位に戻らないと、なんて上ばかりを見ていたら、いずれ下からの・・・現在9位なんてチームが追い越していくかもしれないよ?と。

後半戦を、全部勝つ。
非現実的?言いたい奴には言わせておけ、と。
むしろ、そういった気がいなくして、躍進なし。
それを証明する、今節の勝利でなければ!

勝たれ!!!富山!!!!!
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前節の“宿題”をクリアし、ホーム連敗阻止!5試合ぶりの勝利 Y.S.C.C.横浜戦

2019-07-20 19:07:57 | カターレ富山
2-0で勝利!
連続勝ちなしのなか、前節は手痛い逆転負け。7月唯一のホームゲームで、どうしても勝利しなければならなかった今節。
攻撃に自信を持つYS横浜に対し、気の抜くことを許されないピリピリとした展開となりましたが。
そんななかにあって、しっかりと先制点を奪うことに成功。そして、前節の苦い記憶を塗り替えるには、追加点が必要不可欠であったなかで。
才藤がこの日2点目となるゴールを挙げ、リードを広げることに成功。そして、守っては久方ぶりの無失点。
やりたいサッカーを体現しきることに成功し、つかみ取った嬉しい勝ち点3。
平日夜の県総に、カターレファン・サポーターの歓喜がこだましたのでした。

日中は弱い雨が降っていたなかで、試合時間はほとんど影響なし、というのは、前節の熊本戦もそうだった、と思い起こさせました。
雨の影響はなくとも、足元の悪いなかでの試合であることには変わりなく。そのなかで、いかに慎重に、いかに確実に得点に結びつけるのか、そして勝利するのかが問われました。
ここ最近スタメンとして出場し続けている太田が引き続きゴールを守ることに。
このところ取り組んでいるところの3バックを今節も適用、好調なルーカスがCBとして存在感を見せることに。
そのほか、期待の前嶋と白石が両サイドにつくなかにあって、今シーズン初めて陽次がスタメンを外れることに。
伊藤、柳下の攻撃参加に期待がかかるなか、1トップには才藤が起用されました。

前半戦は、両者譲らずの展開。
そこかしこで激しいボールの競り合いが起こる一方で、しっかりと後方からの放り込みに警戒する、という状況が続くこととなりました。
競り合いのなかではカターレのほうがやや有利か?というなかにあっても、なかなか決定的な状況には至らず。
戦前から、YS横浜の攻撃力には要注意、ということは言われていたわけですが。
実際に対戦してみて、「なるほど」と。
浅川 隼人と進 昂平という両FWには、なんというか“雰囲気”があり。良い形でボールを持たれてしまうと一気にやられそうな、そんな危険性をはらんでいた印象でした。
決定的なピンチこそほとんどなかったものの、チャンスを得点にまで結びつけるところまではいかず。
前半戦は、お互いに我慢の時間帯であったかと。
ちょっとでも気の抜けたいい加減なプレーをしてしまうと、そこを突かれてやられそう―――そんなリスクを、いかに避けるか。
ジリジリとした展開が続きました。

前節と同じく、前半は0-0で折り返し。
ハーフタイムでの指示の確認を経て、後半戦に勝負をかける、という意味において、前節と同じ。そこで開始早々に先制に成功しながらも、逆転を許して敗れてしまった悔しさのことを思えば。
同じ轍を踏むわけにはいきませんでした。
すると。
後半開始から僅か数十秒で。
相手陣内深くまでえぐりこんだ伊藤がクロス、それを「押し込むだけだった」という才藤のゴールによって、待望の先制ゴールを挙げることに成功したのでした。
開始早々のチャンスを見事にものにしての先制点。
ただ、そこまでは前節と同じ。
逆転負けを喫した苦い経験を払拭するためには、そこからどうするか、という「宿題」をクリアせねばなりませんでした。
1点リードという意識ではなく、0-0という感じで。そこから、いかに失点を防いで守り切るか。いかに追加点を挙げて突き放すか。
試合が進むにつれて、だんだんと相手にも疲れが見え始めたりもしましたが。そんななかでも、決して気を抜くことなど許されませんでした。

67分には花井・碓井のふたりに代えて、脇本・稲葉のボランチコンビを2枚同時替え。
守備のテコ入れを図りつつ、相手にやらせてなるものか!という明確な意思が感じられる交代であったかと。
もちろん、そのまま守り切って1-0でも勝利であったかもしれません。
しかし。
ここ最近勝てていない状況が続いてしまったのは、ひとえに追加点を挙げるべき場面で決めきれなかったが故。
「宿題」のクリアには、無失点もさることながら、やはり、追加点が不可欠でした。

そんななか、試合も終盤の82分。
相手陣内での競り合いからボールを奪い取った柳下が、一気に攻め上がると。
先制点と同じようなシチュエーションで、同じように押し込んだのは、またも才藤!
決めるべきゴールをしっかり決めきった待望の追加点によって、勝利を大きく手繰り寄せることに成功したのでした。
その後、4分あったアディショナルタイムもしっかりと守り切り、無失点。
そして、タイムアップ。
「宿題」を見事にクリアし、平日夜のホームゲームに駆け付けたファン・サポーターの期待に応えることが出来たカターレ。
およそ2か月ぶりとなるホーム戦勝利を挙げることに成功したのでした。

シーズン前半戦を総括し、想像以上によくやれているにもかかわらず、勝ち点がついてこないのが残念、と語った監督。
それは、まさに言う通り、というところではあるのですが。
折り返し地点で6勝6分け5敗は、正直言って厳しい数字ではあります。
けれども。
やればできる、ということを、今節の勝利によって証明してみせた。
決して楽な展開ではなかった、このYS横浜戦。先制点を挙げながらも、前節の再現かのように逆転負けを喫してしまう可能性も、決して少なくはなかったかと。
それでも、勝ち切った。
勝たねばならない試合を、見事にものにした。
今節の勝利で、久方ぶりに訪れたホーム・県総での歓喜。
もちろん、今後も続けていかねばならないことは言うまでもなく。
この勝利を力に変えて、更なる躍進で逆襲していくために。
戦いは、続いていきます。
まずは、次節の勝利に向けて。来週の北九州戦に向けて、連勝必須の意志の下、トレーニングしていかねばならないかと。








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第17節 Y.S.C.C.横浜戦

2019-07-18 21:20:29 | カターレ富山
ホーム&アウェイ2回戦総当たりで全18チームが参戦するJ3リーグにあって、今節が1巡目最後の試合。
7月唯一のホームゲームにして、シーズン唯一の平日・金曜日開催。
ホーム戦3連敗中という不本意極まりない状況、さらには前節の逆転負けのネガティブイメージを振り払わなければならない、大事な試合。17位・Y.S.C.C.横浜を迎え撃ちます。

この1カ月、1分け3敗という、なんとも受け入れ難い厳しい状況。
もし、今の状況が、救いのないほどにどうしようもなくダメなものであったなら。どんよりと沈み込みながら、あるいは諦観の境地であったかもしれません。
実際、カターレの歴史において、そんな状況は珍しいものでもなかったわけで。遺憾ながら。
先制点を奪われたが最後、ものすごく運が良くて引き分け、負けがデフォルト状態で、いずれにせよ勝ちを諦めねばならなかったりとか。
先制点を奪ったところで、それが同点・逆転への前触れでしかなかったりとか。
最もひどいときには、自陣ゴール前からボールを運ぶ時点ですでに、してやられそうなマイナスなオーラを醸し出していたりとか。
ひどい状況、屈辱的状況、耐え難い状況・・・いろいろと、ネガティブなところは見てきました。
だからこそ、言えます。
今の状況は、そんな悲観せねばならないほどのガッカリさではない、と。
しかし・・・むしろ、そうであるがゆえに、やるせない。
本当に期待もなにもない、希望も抱けないならば、こんなにやきもきもしないでしょう。
ここ1カ月の逆境に、ここまで失意に駆られてしまうのは。
ひとえに、期待の裏返しに他なりません。
期待を抱けるからこそ、きつい。
今節こそは、勝利を挙げて。一刻も早く、このドロドロしたネガティブ状況から脱せねばならないことは、言うまでもありません。

ここまで、これまでの対戦成績などから来る悪しきジンクスというものを跳ね返すことが出来ずじまいの試合が続いています。
前節もまた、相性の悪い相手を撃破して弾みをつけねばならなかったはずが、逆転負けという最悪の結果に終わってしまい。悪しきジンクスに、またも屈してしまったのでした。
その意味で言えば。
YS横浜は、これまでの対戦成績だけで見れば、未だ不敗。勝ってしかるべき相手です。ジンクス的に言えば。3年前には3点差をひっくり返す逆転勝利を挙げたこともあるくらいで。
とはいえ。
だからと言って楽に勝てる相手なのか、と言えば、まったくそうではない。
昨季の対戦も1勝1分けですが、ホームでは勝って勢いをつけねばならない試合でドロー、アウェイでも、勝ったとはいえ辛勝でした。
今シーズンここまで、5勝1分け10敗と、勝ち負けがはっきりしているYS横浜。
リーグ最多失点が足を引っ張るかたちで負けが込んでいるようですが、一方で、ここまで25得点を挙げている攻撃力は脅威です。
5勝も、いずれも3得点以上を挙げて勝っているのだとか。
エースであったFW辻 正男が群馬に移籍、さらには3季に渡って指揮を執った樋口監督が去るなど、シーズン開幕前には「弱体化待ったなしか」とも評されていましたが。それが、なかなかどうして、強力な攻撃的サッカーを展開しているようで。
1分けも、前々節に熊本を相手に2-2だったもの。そう、カターレが逆転負けを喫した熊本相手に。
確かに、現在の順位では17位ながらも、課題の守備さえ改善されたなら、このシーズン中盤以降、化ける可能性も大いにあるのではないかと。

対して、カターレ。
前節もまた、先制点を奪ったまでは良かったのですが。そこから追加点を挙げて突き放さねばならなかったのに、出来ずじまい。
ここまでずっと課題であり続けているところの決定力というものが・・・また、改善されずじまいで、最悪の結果につながったのでした。
本当に・・・これが、全く期待できないものならば、失望して終わりのところです。
それが、なまじ期待できるが故に、余計に歯がゆい。
首位を相手にしても、引けを取ってはいなかった。むしろ、上回っていた時間も少なくなかった。
なのに、決定力不足。
得点を獲り慣れていないことが、自信に繋がっておらず、もう一歩のところで決めきれないことに繋がってしまっているのではないかと。
それがさらに、勝ち慣れないことにつながり、接戦を勝ち切ることができない弱さとして顕現してしまっている・・・。
もし、今節もまた同じことを繰り返してしまったならば。
YS横浜は、攻撃サッカーを標榜し、また、実際に点を獲り慣れているチーム。
これまでと変わらない決定力不足から隙を見せてしまっては、逆にゴールを決められてしまうかたちで敗れてしまう―――そんな可能性も、ハッキリ言って大いにあることかと。
もちろん、そんなのは願い下げですが。

期待したいのは、前嶋。
昨年の同カード、雨のBMW平塚競技場で、決勝ゴールを挙げて勝利の立役者となりました。その再現となる活躍ぶりでもって、チームを勝利に導いてほしいです。
昨年のチーム得点王にして、MVP級の活躍を成し遂げた彼ですが。
今シーズンは起用方針の違いもあって、単純に昨季と比較することは出来ないにせよ。
それでも。
それでも、やってほしい。
得点を挙げねば、点を獲らねば勝てないという、あたりまえのこと―――それを、いかにあたりまえにやり遂げるか。
あたりまえと言いながら、それが出来ていないが故の、この1カ月の体たらく。
しかし。
それでも、前嶋が本領を発揮したならば。昨季の決勝ゴールもそうでした。あの、強い気持ちでもってゴールに挑む姿勢を、見事に得点としてかたちにした、あの攻めが出来たならば。その活躍ぶりが、昨年に続いてチームに勝利をもたらすこととなるはずです。

ただでさえ集客減が見込まれる平日開催。さらに、泣きっ面に蜂的に、雨の予報だとか。
2週も空いたホームゲーム、最近の低迷ぶりも相まって、「雨も降っとるし、行かんわ」となることで、あるいは、最少入場者数のワースト記録を更新してしまうやもしれません。
もし、そこで無様に負けてホーム戦4連敗を喫しようものなら・・・そのダメージは計り知れません。無関心が、加速してしまうことが容易に想像できます。
もちろん、そんなことは、あってはなりません。
むしろ、逆に。
「雨に濡れて散々だったけれど、現地でこの快勝を見られた俺らは勝ち組!」
そう胸を張れるような、そんな勝利を願ってやまないのです。

シーズン折り返し地点で、首位と勝ち点12も離れている状況は、確かにきついですが。
それでも。
まずは、今節の勝利。
これまで通りに勝てないようでは、何も変わりはしません。
変わりたいなら、勝つしかない。
まずは、勝つこと。話はそれからだ。
低迷を抜け出し、後半戦に望みを託すような、1巡目最終戦とせねばならないのです。

悪しきジンクスを打破するために、YS横浜戦不敗という良きジンクスの継続を!
打ち破るのは、悪しきジンクスのみ!!
今節の勝利でもって、悪い流れを断ち切れ!すぐに!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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優勝にふさわしいクラブ“じゃないほう”の逆転負け。また反省活かせず ロアッソ熊本戦

2019-07-16 20:38:18 | カターレ富山
1-2で敗戦。
首位撃破で、これまでの停滞ムードを打破しなければならなかった試合。
実際に苦戦を強いられたものの、それでも奮闘。先制点を挙げることに成功し、勝利への道筋をつけました。
しかし。
そこから、さらにギアを上げて勝利を手繰り寄せねばならなかったのに、それができず。いつものように。
逆に、首位固めのために勝利が欲しかった熊本が、追いつき、逆転。
そのままスコアは動かず。いつものように、もう1歩が踏み出せず。
結果、これまでキープしてきたところのアウェイ不敗というプライドの砦すら陥落してしまうことに。

0-0で迎えた後半開始直後、CKからルーカスが押し込んで先制。「後半こそは得点を!」という意気込みは両チームとも同じであったでしょうが、相手の出端をくじく効果的な得点。
そこから、追加点を挙げて突き放さねばならない流れで・・・悪い意味で、いつものようにそれが出来ず。
そして、相手の攻勢を抑えきれずに失点。同点に追いつかれてしまったとしても、さらに突き放せば済む話であるのに、それができず。いつものように。
そのうちに逆転を許し。
必死に反攻を試みるも、結局実らず。いつものように。

これまでのシーズンでも感じてきたことですが・・・去年で言うなら、昇格した琉球や鹿児島には、「強者としてのふさわしさ」といったものが備わっていたように感じられました。
それが、具体的にどのようなものを指すかは説明しづらいですが・・・端的に言えば、この試合の熊本のように、先制されても「それでも」と抜け出せる力を発揮できるというところでしょうか。
熊本は前節、YS横浜戦で悔しいドロー決着。そこから奮起し、なんとしても勝ってやるぜ!という気概を逆転勝利に繋げた、と。
翻って、カターレはどうか?
前節がドローであった、そこから「今節こそは!」と奮起せねばならなかったのは熊本と同じ。いや、上位撃破を成し遂げねばならなかったぶん、より強い気持ちで臨まねばならなかったくらいで。
なのに。せっかくの先制点を活かせず。
1年でのJ2復帰に向けて、着実に歩みを進める熊本。
一方、同じことの繰り返しで「強者としてのふさわしさ」というものを、いつまで経っても発揮できず仕舞いのカターレ。

優勝にふさわしいクラブと、“じゃないほう”との差。
もちろん、応援するクラブ、愛するクラブにそんなレッテルを張られることを認めたいわけがありません。
首位と8位との差がそのまま出た試合だったね、なんて評価を甘受なんてしたくないし、できません。
なんというか。
熊本が、いかに首位とてJ3という同じリーグ。倒すべき相手であることに、疑問の余地などないはずです。
逆立ちしても勝てないほどの実力差があった、とかならまだしも。
苦戦したのは事実にしろ、どうしようもないほどの勝てない相手であったか?と言われたら、そうではなかった、と言えます。
それでもなんとかしなければならなかった相手、という評価が適当。
なのに。
ここまで中位に甘んじてしまっているのは、ひとえに、こういった試合で勝てないから。
勝つべき試合を落としてしまっているから。それを続けてしまっているから。
そんな、シーズンここまでのマイナスポイントが、またも露呈。
しかも、どうしても勝たねばならない、勝てば単なる1勝以上の自信がつくはずの試合で。
結果は、「やっぱりダメだったよ」と。いつもどおりに。
そんなこと、認められるわけありません。

いつも言っていることですが。
無理難題を、勝てるわけない相手に運任せで勝て、なんて出来もしないことを望んでいるだけではないのです。
やれるはず、勝てるはずの試合を、みすみす落としているようにしか見えない。それが問題だと。

悪い意味でのジンクスに、またも抗えなかったカターレ。対戦成績で水を変えられてしまっている相手に、今度こそは!という試合で、また負けました。
こんなことを繰り返していても、いつまでもこんなままです。
いつまでも、“じゃないほう”のままです。
そんな評価に甘んじて良いのか?
良いわけがない。

試合は、待ってくれません。次の試合は、金曜日にすぐにやってきます。
シーズンも折り返し地点ですが。
もう、“じゃないほう”のクラブとして、優勝はあきらめろ、とでも言うのでしょうか。
そんなことは、受け入れられません。
ならば、しなければならないことはシンプル。
いつまでも、同じ失敗を繰り返してくれるなと。
勝つことでしか自信は身につかない。
その原則にしたがって、まずは勝ってくれ、と。
それだけです。
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