2-1で勝利!!
前半11分という早い時間帯に幸先よく先制することが出来たものの、決して楽な試合ではありませんでした。
しかし、押し込まれた時間帯にも粘り強く対応。その結果もたらされた、値千金の決勝点。失点こそあったものの、それでも。これまでであれば、あるいは我慢しきれずに追いつかれ、さらには逆転されていたかもしれないような展開を耐え抜いての勝利。
8月の札幌戦以来、ホーム戦5試合ぶりの勝利に、県総が沸き立ちました。
前節のリーグ戦初得点を挙げたその力をホームでもふるってくれることを期待していたところ、見事にその期待に応えてくれた白崎。価値あるその得点は、カターレ富山のJ通算200得点というメモリアルゴールとなったのでした。
先制点の苔口ともども、獲るべき選手がしっかりと得点しての勝利。残留争いからの脱却に近づいた成果を次節以降にもつなげるために。反省すべき点は反省すると同時に、勝利の手応えを次なる勝利への糧としなければなりません。
完敗してしまった前節の反省をもとに、試合開始から果敢に挑んでいったカターレ。
舩津・御厨・平出・木村という今シーズン初の組み合わせとなる4バックに、前節出場停止だった大西と國吉が復帰したスタメン。序盤から双方がボールホルダーに厳しく向かっていく展開となりました。
そんななか、目を惹いたのが國吉。出場停止の鬱憤を晴らすかのように精力的な動きを見せていたのが印象的でした。その國吉をはじめ、動きに消極性は見られず。ボールの競り合いに苦慮する場面もありつつも、それでもしっかりとやり抜こうという意思が見て取れました。そのあたりは、前節を引きずることなく試合に入ろうという気持ちがよく表れていたと思います。
その流れの中、先制点。
中央から白崎が絶妙なスルーパス。裏への抜け出しに走り出していた苔口がそれを受け、GKとの1対1を冷静に対処してゴールに流し込んだのでした。
まさに、してやったりの展開。幾度も練習してきたであろう狙い通りのかたちで、良い時間帯に理想的に先制したのでした。
苔口にとってキャリアハイとなるシーズン9得点目。目標の10得点以上にあと1歩と迫るゴールを挙げ、チームを優位に。
しかしながら、そこからは一進一退。なかなか勢いのままに攻め立てるというわけにはいきませんでした。
消極性から攻めあぐねるというわけでこそなかったものの、なかなかシュートにまでいけない。
1-0で前半を折り返したものの、このまますんなりと終わるとは・・・正直、とても思えませんでした。
勝つためには、最低でもあと1点必要。1-0ではなく0-0のつもりでやらねば勝てないだろうという思いは、ほぼ確信としてありました。
後半に入っても、なかなかいい形でペースを握れず。シュート数は水戸のほうが上回っていたくらいで。
そんななかにあって、もしいい加減なプレーをしてしまったならば、そこから失点してしまっていたことでしょう。けれど、そうはならなかった。良くないながらも耐えしのいで、じっとチャンスを待ち続けたのでした。
刻々と試合時間は経過していったものの、だからといって「このままなんとかなるだろう」などと安心して気を緩めることなど、出来はしませんでした。
そんな試合も最終盤。
先制点を挙げたのちも精力的な動きで相手にプレッシャーを与え続けていた苔口ですが、72分に西川と交代。もちろん、代わった西川に得点を期待する起用であることは明らかでした。
すると、その西川がやってくれました。
87分、こぼれ球を拾った西川が中央を勇気をもって前進。相手に競りかけられたものの、そこでひるむことなくさらに前へ。ついにはGKの本間まで釣り出したところで、ラストパス。
そこに走りこんできたのは白崎!DF冨田 大介と並走するかたちでしたが、「あの角度からシュートを撃っても枠に飛ばない、絶対にこぼれてくるだろう」との確信をもっての走り込みに迷いはありませんでした。トップスピードのままためらいなく蹴りこんだシュートはゴールへ!
試合前、あと2点と迫っていた通算200ゴールについて、1点目は苔口に決めてもらってメモリアルゴールは自ら決める、とコメントしていたとのこと。まったくそのとおりに、怖いくらいに有言実行。1ゴール1アシストという文句なしの活躍をホームのファン・サポーターに見せつけたのでした。
ガンバ戦のゴールをきっかけとして、ホームでも決めてくれ!・・・そう願っていたのが、まさに、そのとおり叶うとは。プレビューで書いた通りになって、ワタシ自身も驚いていたりもします。
ただ、警戒しなければならない選手として難波 宏明を挙げていたところ、アディショナルタイムに決められてしまったところまで実現しなくてもよかったのですが・・・。
それでも。
水戸に5試合連続ドローは許さず、反撃を1点に抑えてタイムアップ。見事、第27節札幌戦以来となるホーム戦勝利を成し遂げたのでした。
勝てたとはいえ、試合内容そのものは、良いとは言えませんでした。
けれど。
これまでであったら、前半をリードで折り返しつつも後半にあえなく失点、ドローならまだ良いほうで、逆転負けの可能性のほうが高いくらいでは?という流れだったかと。
しかし、そうはならなかった。
相手の決定力不足に救われたところも無いではないですが、それでも集中力を保てていたことが決勝点へとつながる布石となったのではないかと。
課題は少なくありませんし、反省すべき点はしっかり反省しなければなりません。
けれど、その一方で。
ひとつ、勝利という結果を残すことが出来たことを、自信とせねば。その自信を、力に変えねば。
これまで、ネガティブなことは後々引きずってしまうことが多かった半面、ポジティブ要素はなかなか引き継げなかった。
ならばこそ。
やるべきことは、決まっています。
白崎が敗れながらも結果を残したガンバ戦を経てこの水戸戦で大活躍したように。この勝利を、次のヴェルディ戦へと繋げなければ。
選手たちからも、「残りを全部勝つつもりで頑張る」との声が。
それを、口約束ではなく本当にするために。
出来るかどうかではなく、やるかやらないか。
もちろん、やるしかありません。
前半11分という早い時間帯に幸先よく先制することが出来たものの、決して楽な試合ではありませんでした。
しかし、押し込まれた時間帯にも粘り強く対応。その結果もたらされた、値千金の決勝点。失点こそあったものの、それでも。これまでであれば、あるいは我慢しきれずに追いつかれ、さらには逆転されていたかもしれないような展開を耐え抜いての勝利。
8月の札幌戦以来、ホーム戦5試合ぶりの勝利に、県総が沸き立ちました。
前節のリーグ戦初得点を挙げたその力をホームでもふるってくれることを期待していたところ、見事にその期待に応えてくれた白崎。価値あるその得点は、カターレ富山のJ通算200得点というメモリアルゴールとなったのでした。
先制点の苔口ともども、獲るべき選手がしっかりと得点しての勝利。残留争いからの脱却に近づいた成果を次節以降にもつなげるために。反省すべき点は反省すると同時に、勝利の手応えを次なる勝利への糧としなければなりません。
完敗してしまった前節の反省をもとに、試合開始から果敢に挑んでいったカターレ。
舩津・御厨・平出・木村という今シーズン初の組み合わせとなる4バックに、前節出場停止だった大西と國吉が復帰したスタメン。序盤から双方がボールホルダーに厳しく向かっていく展開となりました。
そんななか、目を惹いたのが國吉。出場停止の鬱憤を晴らすかのように精力的な動きを見せていたのが印象的でした。その國吉をはじめ、動きに消極性は見られず。ボールの競り合いに苦慮する場面もありつつも、それでもしっかりとやり抜こうという意思が見て取れました。そのあたりは、前節を引きずることなく試合に入ろうという気持ちがよく表れていたと思います。
その流れの中、先制点。
中央から白崎が絶妙なスルーパス。裏への抜け出しに走り出していた苔口がそれを受け、GKとの1対1を冷静に対処してゴールに流し込んだのでした。
まさに、してやったりの展開。幾度も練習してきたであろう狙い通りのかたちで、良い時間帯に理想的に先制したのでした。
苔口にとってキャリアハイとなるシーズン9得点目。目標の10得点以上にあと1歩と迫るゴールを挙げ、チームを優位に。
しかしながら、そこからは一進一退。なかなか勢いのままに攻め立てるというわけにはいきませんでした。
消極性から攻めあぐねるというわけでこそなかったものの、なかなかシュートにまでいけない。
1-0で前半を折り返したものの、このまますんなりと終わるとは・・・正直、とても思えませんでした。
勝つためには、最低でもあと1点必要。1-0ではなく0-0のつもりでやらねば勝てないだろうという思いは、ほぼ確信としてありました。
後半に入っても、なかなかいい形でペースを握れず。シュート数は水戸のほうが上回っていたくらいで。
そんななかにあって、もしいい加減なプレーをしてしまったならば、そこから失点してしまっていたことでしょう。けれど、そうはならなかった。良くないながらも耐えしのいで、じっとチャンスを待ち続けたのでした。
刻々と試合時間は経過していったものの、だからといって「このままなんとかなるだろう」などと安心して気を緩めることなど、出来はしませんでした。
そんな試合も最終盤。
先制点を挙げたのちも精力的な動きで相手にプレッシャーを与え続けていた苔口ですが、72分に西川と交代。もちろん、代わった西川に得点を期待する起用であることは明らかでした。
すると、その西川がやってくれました。
87分、こぼれ球を拾った西川が中央を勇気をもって前進。相手に競りかけられたものの、そこでひるむことなくさらに前へ。ついにはGKの本間まで釣り出したところで、ラストパス。
そこに走りこんできたのは白崎!DF冨田 大介と並走するかたちでしたが、「あの角度からシュートを撃っても枠に飛ばない、絶対にこぼれてくるだろう」との確信をもっての走り込みに迷いはありませんでした。トップスピードのままためらいなく蹴りこんだシュートはゴールへ!
試合前、あと2点と迫っていた通算200ゴールについて、1点目は苔口に決めてもらってメモリアルゴールは自ら決める、とコメントしていたとのこと。まったくそのとおりに、怖いくらいに有言実行。1ゴール1アシストという文句なしの活躍をホームのファン・サポーターに見せつけたのでした。
ガンバ戦のゴールをきっかけとして、ホームでも決めてくれ!・・・そう願っていたのが、まさに、そのとおり叶うとは。プレビューで書いた通りになって、ワタシ自身も驚いていたりもします。
ただ、警戒しなければならない選手として難波 宏明を挙げていたところ、アディショナルタイムに決められてしまったところまで実現しなくてもよかったのですが・・・。
それでも。
水戸に5試合連続ドローは許さず、反撃を1点に抑えてタイムアップ。見事、第27節札幌戦以来となるホーム戦勝利を成し遂げたのでした。
勝てたとはいえ、試合内容そのものは、良いとは言えませんでした。
けれど。
これまでであったら、前半をリードで折り返しつつも後半にあえなく失点、ドローならまだ良いほうで、逆転負けの可能性のほうが高いくらいでは?という流れだったかと。
しかし、そうはならなかった。
相手の決定力不足に救われたところも無いではないですが、それでも集中力を保てていたことが決勝点へとつながる布石となったのではないかと。
課題は少なくありませんし、反省すべき点はしっかり反省しなければなりません。
けれど、その一方で。
ひとつ、勝利という結果を残すことが出来たことを、自信とせねば。その自信を、力に変えねば。
これまで、ネガティブなことは後々引きずってしまうことが多かった半面、ポジティブ要素はなかなか引き継げなかった。
ならばこそ。
やるべきことは、決まっています。
白崎が敗れながらも結果を残したガンバ戦を経てこの水戸戦で大活躍したように。この勝利を、次のヴェルディ戦へと繋げなければ。
選手たちからも、「残りを全部勝つつもりで頑張る」との声が。
それを、口約束ではなく本当にするために。
出来るかどうかではなく、やるかやらないか。
もちろん、やるしかありません。