2-3で敗戦。
気温4度。冷たい雨が雪やあられに変わり、とても3月下旬とは思えないコンディションの中、それでも過去ワースト数ながらも集まったファン・サポーターの前で、今季初勝利を挙げねばならなかったのですが・・・。
先制点を挙げた。イヤな時間帯に追いつかれながらもすぐさま追加点を挙げ、突き放した。
それでも、勝てませんでした。またしても、集中しなければならない場面でミスが生じ、それが失点へとつながってしまった格好。
勝てた試合を落とし続け、開幕から5戦、いまだ勝ち無し。
西川に移籍後初ゴールが生まれ、コーケンの蹴るCKから黒部が今季2得点目を挙げるなど、ポジティブな要素もありました。
しかし、それらを台無しにしてあまりある、ホーム戦2試合連続逆転負けという現実。
実質的最下位は、変わらず。
5試合を消化し3月を終えることになりましたが、1勝も挙げられずじまい。いまだ、カターレに春はやってきません。
3-6-1から3-5-2へとフォーメーションを変更し、黒部と苔口のふたりをトップにおいた布陣で臨んだ今節。守備面で改善が見られながらも攻撃陣が思うように機能できなかった前節の反省を踏まえ、得点すること、そして勝つことを意識した起用だったかと。
前半から攻勢をかける北九州に対し、なかなか良いかたちを作れないカターレ。それでも、なんとか粘り強く対応することでゴールを割らせませんでした。
そんななか、26分という早い時間帯にして苔口が負傷退場してしまうというアクシデント。急遽、西川が途中出場することとなってしまいました。
侵攻方向に対して向かい風であられ、という厳しい条件下でしたが、なんとかしのぎきろうという前半終了間際のアディショナルタイム。西川に待望の移籍後初ゴールが!チャンスの数は多くはなかったものの、それでもなんとかしてやろうという献身的な動きが実を結んだ格好でした。
正直、やや劣勢の前半でした。それだけに、決めるべき選手が決めて折り返すことができたのは大きかったかと。
ただ、喜んでばかりもいられない、とは思っていました。まだ、1点差。これを本当に活かすには、次の1点を早い段階で挙げることが重要になる―――そう思っていました。
その予感は、悪い意味で的中することに。
後半開始わずか3分で、注意しなければならないとわかっていたはずのFW池元に決められてしまい、あっさりと同点に。この、せっかく得点してもそれをフイにしてしまう失点ぶりは、開幕戦からずっと続く課題。それが、今節でも当てはまってしまった、と。
ですが、その2分後。CKのチャンスから黒部がヘッド、ポストに跳ね返ったボールはゴール内へ。黒部の今季2得点目は、理想的なかたちで再びリードを奪う追加点となったのでした。
しかし。
さぁ、勝利に向けてここからが重要という66分。再び追いつかれてしまい、同点に。
後半も北九州ペースだったなかにあっての、痛すぎる同点弾。それも、しっかり集中していれば決して防げなかった失点ではなかったかたちで。
その後、攻撃のカードとして明堂、守備の引き締めに谷田を投入して勝ち越しを狙うも、なかなかペースを引き寄せられず。
そして、双方ともに苦しい時間帯であった85分。
こちらのミスからセットプレーを招き、そこから逆転ゴールとなってしまいました。
「3失点目は、負けたくないという意識が強すぎたのが原因かもしれない。いつもならアプローチに行っている場面でゴール前にへばりついてしまった。勝ち慣れていないからこそ、負けたくないと思い過ぎて引きすぎたのが失点につながってしまった」と監督がコメントしたとおり、それもまた、決められてしかたない失点などではなく、自分たちの甘さが招いた失点でした。
その後、しっかりと守りを固める北九州に対して為す術なし。ホーム2試合連続逆転負けとなる敗戦を喫したのでした。
勝てる試合でした。
劣勢にあっても、しのげばしのげる試合でした。
しかし、敗れた。ドローにもできず、逆転負け。
5試合にして勝利無しは、カターレ始まって以来。いったい、いつになったら勝てるのかと。
負け癖というには、あまりにも酷い結果。
まだ、本当の意味でのチームになりきれていない印象がぬぐえません。
この試合でも、相手に走り負けていました。技術的に劣る面については、いきなり上手くなって差を詰められるものでなし、まぁしかたないとしましょう。ですが、それを補うべく走らなければならないのでは?
ボールへの反応が相手より遅い、動き出しが遅れる、その上相手よりも技術がないでは、そりゃ、苦しい試合にもなるでしょうよ。
仲間を信じて守備につく、仲間を信じて攻撃に向けてボールを出す、といったことが、まだうまくいっていないように見受けられます。
本来、そんなのは開幕前のキャンプの時点でクリアしておくべき問題だろう?4次キャンプまでして、何をしていた?
シーズン5試合も消化していながら言う台詞でもありませんし、始まってしまっている以上、現状からどうにかしていくしかないですが。
まだ、それぞれが「個」でプレーしてしまっている時間が長すぎかと思います。
去年の良い時期に見られたような、攻めるような守り、そこからの連動性が、まだ、全然なっていないように思えてなりません。
しつこかろうが、なんどでも書きます。
「勝つことでしか自信は身につかない」
負けた試合から得るものもなくはないですが、それも、全力を尽くして初めて得られるもの。今節のような「ミスの繰り返し」という敗戦から得るものなど、反省以外ないでしょう。
勝って得られるもののほうが大きいことは、自明の理。
ならば、勝て。
次節まで、1週間。十分ではないかもしれませんが、時間はあります。
勝てない悔しさを忘れることなく、初勝利に向け、全力を注いでほしいと願うばかりです。
気温4度。冷たい雨が雪やあられに変わり、とても3月下旬とは思えないコンディションの中、それでも過去ワースト数ながらも集まったファン・サポーターの前で、今季初勝利を挙げねばならなかったのですが・・・。
先制点を挙げた。イヤな時間帯に追いつかれながらもすぐさま追加点を挙げ、突き放した。
それでも、勝てませんでした。またしても、集中しなければならない場面でミスが生じ、それが失点へとつながってしまった格好。
勝てた試合を落とし続け、開幕から5戦、いまだ勝ち無し。
西川に移籍後初ゴールが生まれ、コーケンの蹴るCKから黒部が今季2得点目を挙げるなど、ポジティブな要素もありました。
しかし、それらを台無しにしてあまりある、ホーム戦2試合連続逆転負けという現実。
実質的最下位は、変わらず。
5試合を消化し3月を終えることになりましたが、1勝も挙げられずじまい。いまだ、カターレに春はやってきません。
3-6-1から3-5-2へとフォーメーションを変更し、黒部と苔口のふたりをトップにおいた布陣で臨んだ今節。守備面で改善が見られながらも攻撃陣が思うように機能できなかった前節の反省を踏まえ、得点すること、そして勝つことを意識した起用だったかと。
前半から攻勢をかける北九州に対し、なかなか良いかたちを作れないカターレ。それでも、なんとか粘り強く対応することでゴールを割らせませんでした。
そんななか、26分という早い時間帯にして苔口が負傷退場してしまうというアクシデント。急遽、西川が途中出場することとなってしまいました。
侵攻方向に対して向かい風であられ、という厳しい条件下でしたが、なんとかしのぎきろうという前半終了間際のアディショナルタイム。西川に待望の移籍後初ゴールが!チャンスの数は多くはなかったものの、それでもなんとかしてやろうという献身的な動きが実を結んだ格好でした。
正直、やや劣勢の前半でした。それだけに、決めるべき選手が決めて折り返すことができたのは大きかったかと。
ただ、喜んでばかりもいられない、とは思っていました。まだ、1点差。これを本当に活かすには、次の1点を早い段階で挙げることが重要になる―――そう思っていました。
その予感は、悪い意味で的中することに。
後半開始わずか3分で、注意しなければならないとわかっていたはずのFW池元に決められてしまい、あっさりと同点に。この、せっかく得点してもそれをフイにしてしまう失点ぶりは、開幕戦からずっと続く課題。それが、今節でも当てはまってしまった、と。
ですが、その2分後。CKのチャンスから黒部がヘッド、ポストに跳ね返ったボールはゴール内へ。黒部の今季2得点目は、理想的なかたちで再びリードを奪う追加点となったのでした。
しかし。
さぁ、勝利に向けてここからが重要という66分。再び追いつかれてしまい、同点に。
後半も北九州ペースだったなかにあっての、痛すぎる同点弾。それも、しっかり集中していれば決して防げなかった失点ではなかったかたちで。
その後、攻撃のカードとして明堂、守備の引き締めに谷田を投入して勝ち越しを狙うも、なかなかペースを引き寄せられず。
そして、双方ともに苦しい時間帯であった85分。
こちらのミスからセットプレーを招き、そこから逆転ゴールとなってしまいました。
「3失点目は、負けたくないという意識が強すぎたのが原因かもしれない。いつもならアプローチに行っている場面でゴール前にへばりついてしまった。勝ち慣れていないからこそ、負けたくないと思い過ぎて引きすぎたのが失点につながってしまった」と監督がコメントしたとおり、それもまた、決められてしかたない失点などではなく、自分たちの甘さが招いた失点でした。
その後、しっかりと守りを固める北九州に対して為す術なし。ホーム2試合連続逆転負けとなる敗戦を喫したのでした。
勝てる試合でした。
劣勢にあっても、しのげばしのげる試合でした。
しかし、敗れた。ドローにもできず、逆転負け。
5試合にして勝利無しは、カターレ始まって以来。いったい、いつになったら勝てるのかと。
負け癖というには、あまりにも酷い結果。
まだ、本当の意味でのチームになりきれていない印象がぬぐえません。
この試合でも、相手に走り負けていました。技術的に劣る面については、いきなり上手くなって差を詰められるものでなし、まぁしかたないとしましょう。ですが、それを補うべく走らなければならないのでは?
ボールへの反応が相手より遅い、動き出しが遅れる、その上相手よりも技術がないでは、そりゃ、苦しい試合にもなるでしょうよ。
仲間を信じて守備につく、仲間を信じて攻撃に向けてボールを出す、といったことが、まだうまくいっていないように見受けられます。
本来、そんなのは開幕前のキャンプの時点でクリアしておくべき問題だろう?4次キャンプまでして、何をしていた?
シーズン5試合も消化していながら言う台詞でもありませんし、始まってしまっている以上、現状からどうにかしていくしかないですが。
まだ、それぞれが「個」でプレーしてしまっている時間が長すぎかと思います。
去年の良い時期に見られたような、攻めるような守り、そこからの連動性が、まだ、全然なっていないように思えてなりません。
しつこかろうが、なんどでも書きます。
「勝つことでしか自信は身につかない」
負けた試合から得るものもなくはないですが、それも、全力を尽くして初めて得られるもの。今節のような「ミスの繰り返し」という敗戦から得るものなど、反省以外ないでしょう。
勝って得られるもののほうが大きいことは、自明の理。
ならば、勝て。
次節まで、1週間。十分ではないかもしれませんが、時間はあります。
勝てない悔しさを忘れることなく、初勝利に向け、全力を注いでほしいと願うばかりです。