行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】いまだ春は来たらず。2度のリードを守れず、逆転負け  ギラヴァンツ北九州戦

2012-03-26 23:01:14 | カターレ富山
2-3で敗戦。
気温4度。冷たい雨が雪やあられに変わり、とても3月下旬とは思えないコンディションの中、それでも過去ワースト数ながらも集まったファン・サポーターの前で、今季初勝利を挙げねばならなかったのですが・・・。
先制点を挙げた。イヤな時間帯に追いつかれながらもすぐさま追加点を挙げ、突き放した。
それでも、勝てませんでした。またしても、集中しなければならない場面でミスが生じ、それが失点へとつながってしまった格好。
勝てた試合を落とし続け、開幕から5戦、いまだ勝ち無し。
西川に移籍後初ゴールが生まれ、コーケンの蹴るCKから黒部が今季2得点目を挙げるなど、ポジティブな要素もありました。
しかし、それらを台無しにしてあまりある、ホーム戦2試合連続逆転負けという現実。
実質的最下位は、変わらず。
5試合を消化し3月を終えることになりましたが、1勝も挙げられずじまい。いまだ、カターレに春はやってきません。
3-6-1から3-5-2へとフォーメーションを変更し、黒部と苔口のふたりをトップにおいた布陣で臨んだ今節。守備面で改善が見られながらも攻撃陣が思うように機能できなかった前節の反省を踏まえ、得点すること、そして勝つことを意識した起用だったかと。
前半から攻勢をかける北九州に対し、なかなか良いかたちを作れないカターレ。それでも、なんとか粘り強く対応することでゴールを割らせませんでした。
そんななか、26分という早い時間帯にして苔口が負傷退場してしまうというアクシデント。急遽、西川が途中出場することとなってしまいました。
侵攻方向に対して向かい風であられ、という厳しい条件下でしたが、なんとかしのぎきろうという前半終了間際のアディショナルタイム。西川に待望の移籍後初ゴールが!チャンスの数は多くはなかったものの、それでもなんとかしてやろうという献身的な動きが実を結んだ格好でした。
正直、やや劣勢の前半でした。それだけに、決めるべき選手が決めて折り返すことができたのは大きかったかと。

ただ、喜んでばかりもいられない、とは思っていました。まだ、1点差。これを本当に活かすには、次の1点を早い段階で挙げることが重要になる―――そう思っていました。
その予感は、悪い意味で的中することに。
後半開始わずか3分で、注意しなければならないとわかっていたはずのFW池元に決められてしまい、あっさりと同点に。この、せっかく得点してもそれをフイにしてしまう失点ぶりは、開幕戦からずっと続く課題。それが、今節でも当てはまってしまった、と。
ですが、その2分後。CKのチャンスから黒部がヘッド、ポストに跳ね返ったボールはゴール内へ。黒部の今季2得点目は、理想的なかたちで再びリードを奪う追加点となったのでした。

しかし。
さぁ、勝利に向けてここからが重要という66分。再び追いつかれてしまい、同点に。
後半も北九州ペースだったなかにあっての、痛すぎる同点弾。それも、しっかり集中していれば決して防げなかった失点ではなかったかたちで。
その後、攻撃のカードとして明堂、守備の引き締めに谷田を投入して勝ち越しを狙うも、なかなかペースを引き寄せられず。
そして、双方ともに苦しい時間帯であった85分。
こちらのミスからセットプレーを招き、そこから逆転ゴールとなってしまいました。
「3失点目は、負けたくないという意識が強すぎたのが原因かもしれない。いつもならアプローチに行っている場面でゴール前にへばりついてしまった。勝ち慣れていないからこそ、負けたくないと思い過ぎて引きすぎたのが失点につながってしまった」と監督がコメントしたとおり、それもまた、決められてしかたない失点などではなく、自分たちの甘さが招いた失点でした。
その後、しっかりと守りを固める北九州に対して為す術なし。ホーム2試合連続逆転負けとなる敗戦を喫したのでした。

勝てる試合でした。
劣勢にあっても、しのげばしのげる試合でした。
しかし、敗れた。ドローにもできず、逆転負け。
5試合にして勝利無しは、カターレ始まって以来。いったい、いつになったら勝てるのかと。

負け癖というには、あまりにも酷い結果。
まだ、本当の意味でのチームになりきれていない印象がぬぐえません。
この試合でも、相手に走り負けていました。技術的に劣る面については、いきなり上手くなって差を詰められるものでなし、まぁしかたないとしましょう。ですが、それを補うべく走らなければならないのでは?
ボールへの反応が相手より遅い、動き出しが遅れる、その上相手よりも技術がないでは、そりゃ、苦しい試合にもなるでしょうよ。
仲間を信じて守備につく、仲間を信じて攻撃に向けてボールを出す、といったことが、まだうまくいっていないように見受けられます。
本来、そんなのは開幕前のキャンプの時点でクリアしておくべき問題だろう?4次キャンプまでして、何をしていた?
シーズン5試合も消化していながら言う台詞でもありませんし、始まってしまっている以上、現状からどうにかしていくしかないですが。
まだ、それぞれが「個」でプレーしてしまっている時間が長すぎかと思います。
去年の良い時期に見られたような、攻めるような守り、そこからの連動性が、まだ、全然なっていないように思えてなりません。

しつこかろうが、なんどでも書きます。
「勝つことでしか自信は身につかない」
負けた試合から得るものもなくはないですが、それも、全力を尽くして初めて得られるもの。今節のような「ミスの繰り返し」という敗戦から得るものなど、反省以外ないでしょう。
勝って得られるもののほうが大きいことは、自明の理。
ならば、勝て。
次節まで、1週間。十分ではないかもしれませんが、時間はあります。
勝てない悔しさを忘れることなく、初勝利に向け、全力を注いでほしいと願うばかりです。
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【J特】第5節  ギラヴァンツ北九州戦

2012-03-24 23:27:01 | カターレ富山
今季ホーム2試合目となる今節、いまだ挙げることの出来ていない初勝利を目指し、ギラヴァンツ北九州を迎え撃ちます。
前節、3連勝中だった水戸を破って今季初勝利を挙げた北九州。未勝利の富山を撃破することで2連勝して波に乗りたいところでしょう。しかし、そうはさせてなるものかと。
昨季の成績だけで言えば、直接対決2連敗を含めて大きく水を空けられてしまってはいます。ですが、だからといって今年も負けてしまうかと言えば、そうは思いません。それは、北九州のチームとしての芯という部分が、他の強豪チームに比べて、まだ成熟していないように思えるから。もちろんカターレとて他のチームのことを言えるほど成熟してはいませんが、それでも。結果の出ない苦しみにさらされ続けてきた去年ではありましたが、そんななかにあってもしっかりと土台作りに力を注いできました。カターレには、その積み重ねがあります。
今季ここまで結果は出せていませんが、ヴェルディ戦の大敗を経て、原点回帰を期した前節栃木戦でスタイルを取り戻す足がかりを得ました。
そして迎える今節。今度は、結果に繋げる戦いをしなければ。
その上で、チームとしての力も、決して劣るものではないことを証明しなければ。
ファン・サポーターは、今季初勝利を切望しています。その期待に応える、勝利を!
昨年の同カードはいずれも1-2の2戦2敗。アウェイでは先制しながらアディショナルタイムに決められてしまい、逆転負け。ホームでは試合開始早々に先制されたのち、GKのミスを蹴り込まれてリードを広げられ、1点を返すもののそこまで。どちらも悔いの残る悔しい敗戦でした。
もし、の話をしてもしかたないのですが・・・もし、あのとき苦戦を強いられた中にあっても底力を発揮して勝っていたら、あるいは引き分けていたら、シーズンも違ったかたちで終えることが出来ていたのではないかという気がします。逆に言えば、それが出来なかったからこそのあの結果だったわけですが。
過ぎたことを悔やんでも、取り返すことは出来ません。
ですが、その経験を糧とすることは出来ます。
そして、その経験を活かすのは、ほかでもない今節。

0-0のスコアレスドローだった前節。惨敗を引きずることなく、自分たちのサッカーを見つめ直すことで無失点とすることに成功しました。
しかし、厳しい言い方をすれば、監督も言っていましたが、「去年でも出来ていたこと」。なにより、得点を挙げなければ勝てないところ、それを得るためのかたちも思うようにいかないままに無得点に終わったのでした。
無失点については、収穫と言うよりは、やっと本来のかたち、といったところ。昨季からの継続性がテーマのチームにあって、最低限昨季と同じくらい、望ましくは昨季以上の守備力でなくてはならないのだから。
そして、新たなテーマであるところの攻撃力の底上げ。
残念ながら、現時点においては有効に機能していません。前節も苔口、西川らに期待がかかりましたが、結果に結びつけることが出来ませんでした。
しかし・・・もう、今節で5試合目。ここまで単発の2得点のみというのは、いかにも寂しすぎます。負傷離脱中の敬介、朝日、山瀬を除いた攻撃陣は、全員出場しました。出場した中で見えてきたところ・・・出来た部分、出来なかった部分、それぞれあることかと。それを、結果に繋げないことには、勝利はありません。

今節、期待したいのは大西でしょうか。
栃木戦は前半にヨンドク主体で攻撃、後半に逆サイドの大西にも振って、というスタイルだったかと思います。それを、より効果的に揺さぶりをかけるかたちで活かせたなら。
相手にターゲットを絞らせないなかで、より敵陣深くまで食い込み、決定的なかたちにもっていく―――そんな働きが、もとめられます。
昨季挙げた1得点は、北九州戦でのもの。あのとき勝利に結びつけることができなかった借りを返すことで、ひとつ壁を乗り越えてほしいと思います。

原点回帰を果たした前節を受けて取り戻したスタイルを自信に変え、今度は勝てるチームへと進化しなければなりません。
勝てば、これまでの流れから変わる。勝てる流れへと変わる。
ならば、勝て。
勝って、北九州に「上ばかり見ていたら下のチームに足をすくわれる」ということを教えてやれ!
ホームに歓喜を!勝たれ!!!富山!!!!!
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【J特】原点回帰への漸進。攻撃の課題は残しつつも、守備の安定で無失点。  栃木SC戦

2012-03-21 23:23:18 | カターレ富山
0-0のドロー。
4失点で惨敗した前節より中2日で迎えた今節。
「今日のことを抜きに次はない。今日を原点にしようと、富山らしさを戻すことをテーマにやった」とは、監督の試合後のコメント。その富山らしさ、つまりはアグレッシブに動き、高い位置からプレスをかけるスタイル。
前節の大敗はそれがなっていなかったからこそ、ということが明白なだけに、昨年後半に見られたときのような、良い状態に近づいたことは大きかったかと。攻め込まれる場面でも、最後まで集中して守りきることができていたからこその無失点。これがもし前節を引きずったままであったなら、同じように失点して意気消沈、さらなる失点が重なるという悪循環におちいっていたやもしれません。
しかし、そうはならなかった。そうはしなかった。疲労もあり、コンディションも万全とは言えなかったでしょう。それでも、やり遂げることが出来たのは、前向きに捉えて良いかと。
無失点に抑えた反面、無得点に終わりました。
一方的に攻め込まれて為す術なし、とまではいかなかった状況で、うまくやればはまったはず、という攻撃も。しかし、良いかたちまでは持って行けず。
守備に重点を置いていたという事情はあるにせよ、ほとんど相手を脅かす攻撃が出来なかったのは、次節以降への宿題といったところでしょうか。

勝てなかったこと、勝利につながるかたちをつくれなかったことは、残念。しかし、無失点に抑え、守備面で良いイメージを共有できたことは、収穫。
勝ち点3を得られなかった代わりに、しっかりと勝ち点1を得た試合かと。
この勝ち点1を、次こそは今季初勝利、勝ち点3へと繋げていかねばなりません。

守備面の立て直しは、前節のショックを振り払えたと見て良いかと。決定的ピンチを阻止した鶴田をはじめ、3バックも精力的に動いて相手にゴールを許しませんでした。
ただ、足助と池端が味方同士で交錯してしまう場面があったりと、まだ道半ば、万全とまでは言えないというのが正直なところだったのではないかと。それでも、改善はしてきている。ならば、そこからさらなる安定化を追求していってもらいたいものかと。
しっかりと集中を切らすことなく落ち着いてプレーできれば、自ずと無失点につながるということが実感できたことは、今後の自信としなければならないところでしょう。

攻撃に関しては・・・相手の守備の良さよりも、こちらの組み立てがなっていなかったからこその無得点、という印象でした。
それでも、改善は見られました。ヨンドクが前目のポジションで仕掛けることが出来るようになっていました。イエローをもらってしまった場面もありましたが、それも積極的なプレーがあったからこそで、ネガティブに考える必要はありません。あとは、さらにもう少しでも前に出て仕掛けることが出来たなら、そのまま攻め込むことはもちろん、ファウルをさそって良い位置からFKを得たりと、より効果的にチャンスに結びつけることが出来るようになると思います。
それと、気になったのがコーケン。パスの供給、前線への放り込みなど、やろうとしていることはわかるのだけれど、いかんせん精度が低く・・・。慣れの問題でしょうが、そこが上手くはまりさえすれば良いかたちがつくれるだけに、よりいっそうの精進を求めたいものです。
それと、西川。終盤は1トップとしてボールを受けようとしたものの、得点には結びつけられず。足下の技術など、光る部分は散見できただけに、やはり、精度が上がれば、といったところ。
栃木の攻撃において、MFの高木・菅という西川の元チームメイトが、効果的な役割を果たしていました。特に菅はボランチとしてゲームの組み立てに大いに貢献。
「プロのキャリアを岐阜でスタートさせてから今年が初めての移籍」という、条件としてはまったく同じである西川と菅。そのなかにあって、さっそくチームに溶け込んで存在感を発揮している菅の姿には、西川としても、思うところがあったのではないかと。あるいは、まだ結果が出せていない自分を歯がゆく思ったかもしれません。
ならば、その思いを忘れるな、と。それを、今後の活躍に繋げる糧として欲しいと思います。

勝利はならなかったものの、連敗は2でストップ。
ならば、次は今季初勝利。
勝てなかったからこそ、負けなかったことが活きるよう、次節に繋げねば。
そして、ホーム開幕戦で叶わなかった勝利を、地元ファン・サポーターに届けて欲しいと思います。
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【J特】第4節  栃木SC戦

2012-03-20 05:11:48 | カターレ富山
前節の惨敗よりわずかに中2日。グリスタに乗り込み、栃木SCと対戦します。
勝てなかった前の試合からの巻き返しが叶わずに連敗中、しかも厳しいスケジュール。どうにもこうにも苦しい状況です。シーズン開始から間もないにもかかわらず。
ここで踏ん張ることができずにあっさり敗れてしまうようならば、ズルズルと引きずってしまう可能性も高くなってしまうことかと。
逆に、ここでこらえることが出来たならば。
負け癖なんてものは、付かないに越したことはないに決まっています。ひとつ、勝つことで落ち着きが取り戻せるならば、ここで今季初勝利を挙げるしかないでしょうよ。
ラクな試合など1試合たりともありません。ならばこそ、苦しい試合だからこそ勝利し、自信に変えていかねばなりません。
これまでも、しつこいくらいに繰り返し言ってきたこと。
「勝つことでしか自信は身につかない」
今シーズンを戦い抜く自信をつける、勝利を!
連敗スタートだったながらも、3連勝を狙っていた昇格の有力候補・徳島をアウェイで撃破し、待望の今季初勝利を挙げた栃木。意気揚々と凱旋する地元で連勝を飾ろうと、士気も高いはずです。
さらに、相手は前節惨敗した、ほぼ最下位の富山。それでなくとも昨年はホーム戦で敗れている借りがあり、それを返す意味でもガッツリとねじ伏せることで今季ホーム初勝利をファン・サポーターに届けようとしてくることかと。
そんな栃木を破らねばならないからには、前節の惨敗を引きずっている場合ではありません。弱みを見せてつけこまれ一気に試合を決められてしまうことなど、断じて避けねばならないところです。

前節の敗因は、やはりチームとしてまとまって戦えていなかったことかと。
チームのストロングポイントであるところのアグレッシブさ、素早い攻守の切り替えなどが、まったくなっていない状態でした。明らかに相手より出足が遅かったなかで、自分たちよりテクニックに勝る相手にそのまま技術勝負を挑んだところで結果は明白。たとえ技術で上回っていたとしても出遅れ気味では苦しいというのに、なにをかいわんやといったところです。
技術的に劣る部分は、やはりあります。しかし、それを認めた上で、さらになんとかしなければならない。なんとかしなければ、勝利もおぼつかないこと間違いなしでしょう。
前節、監督が言っていた「ノリでプレーするな」といったところが修正できているかどうか。

期待したい・・・というか、期待しなければならないのはやはり、攻撃陣。
積極的な攻撃から相手陣内でのプレーを増やしていかないことには、数的有利がありながらそれを活かせなかった前節の二の舞です。そのためにも、前線で頑張るメンバーの奮起が必要不可欠かと。
そのなかでも期待したい、期待しなければならないのが、西川の奮起のように思います。前節でも、チャンスはありました。しかし、それをものにできませんでした。
ここで、結果を残さねば。
なんのために慣れ親しんだ岐阜を離れてカターレに移籍してきたのか?言うまでもなく、選手としてさらなる飛躍を遂げるため。
ちょうど、今節の相手である栃木には高木、菅といった岐阜時代にチームメイトだった選手がいます。互いに新天地を求めたなかでの再会。決断が間違いでなかったことを証明する意味でも、無様な姿をみせるわけにはいかないでしょう。FC岐阜の西川ではなく、今やカターレ富山の西川―――そう、胸を張って言えるだけの活躍を見せつけるには、やはり勝利につながる貢献が求められます。すなわち、得点に絡むこと。
内外にカターレに西川あり、とアピールする働きに、期待します。

下位をさまよってしまった去年、一昨年にしても、なにもかもがダメでどうしようもなかったわけではありません。ただ、ここぞという場面で勝てなかったことが大きく響き、結果につながらなかったということで。
それを、繰り返してはなりません。
ここぞという場面は、今がまさにそう。ならば、ここで踏みとどまり、流れを変えることが出来たならば、同じことの繰り返しにはならないはず。同じことをしてはいけません。
苦しい状況なんて、昨シーズンだっていくらでもあった。ならば、その教訓を活かさねば、意味がありません。
それでなくとも、昨年からの継続性がキモとなっている今シーズンのカターレ。確かに、前節、前々節は教訓を活かせませんでした。だからといって今節もダメかといえば、そうではないでしょうよ。
たとえ不利な状況にあっても、そこをなんとかできれば。そこを切り抜けることが、チームとしての力となっていくはずです。

楽に勝てる相手などいないことを、栃木に知らしめろ!
意地を見せる時は、今!踏みとどまる時は、今!!結果を残し、勝利を挙げる時は、今!!!
勝ち点3を持ち帰れ!
勝たれ!!!富山!!!!!
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【J特】惨憺たるホーム開幕戦。自滅の末に大敗、地元初戦を飾れず。  東京ヴェルディ戦

2012-03-18 23:08:29 | カターレ富山
1-4で敗戦。
シーズン前、さらには開幕してからも雪の影響でなかなか練習が思うように出来なかったことは確か。しかし、それでも苦しい台所事情の中で4次キャンプまで決行し、出来うる限りで万全を期したのはなんのためだったのか?
少なくとも、ホーム開幕戦を待ちわびていた地元のファン・サポーターのまえで無様な試合をさらすためではなかったはず。
前節の不甲斐ない試合内容を修正しなければならなかったのに、負けた。
せっかく幸先良く先制点を挙げたというのに、あっという間に逆転され、負けた。
退場者が出て数的優位に立ったのに、追いつき逆転するどころか突き放され、負けた。
反撃のチャンスも全くものに出来ないまま、負けた。
結果、昨年の苦い教訓を活かせぬままに今回も大量失点し、負けた。

格上の相手で、各個のレベルにも大きな差があったことは確か。しかし、だからといって負けて良い理由になどなりません。それでもどうにかしなければならなかったのに、どうにもできませんでした。
「まだまだシーズンは始まったばかり」などと楽観できないような敗戦。
順位的にたまたまひとつ上なだけで、実質的には最下位。
発足から5年目、これまでスタートダッシュというものに無縁だったカターレですが、今年もまた、ホーム開幕戦で躓く結果となってしまいました・・・。

カターレ発足から過去4度のホーム開幕戦は、1度も勝っていません。ことJ参入以降は連敗中。そのイヤなジンクスに終止符を打つべく、メッセージゲーフラに願いを込めてみたのですが・・・。


せっかくのホーム開幕戦だったのに、昨年に続きあいにくの雨模様。しかも、スタジアム内はところどころ雪が残っている状態。
それでも、3週間前に膝下50㎝くらいあった雪を除雪していたことを思えば・・・晴れなくて残念ではあったものの、無事に開催できてなにより、といったところでした。

結果を残せなかったリョーガと木村に代わり、初スタメンとなった西川と明堂が2列目、3バックには池端が先発復帰を果たして臨んだこの試合。
開始からわずか5分、いきなり試合が動きました。
CKのチャンスからバーに当たったボールを押し込んだ黒部の今季初ゴール。願ってもないかたちで先制点を奪ったのでした。
しかし。
そこからペースを掴んでいかなければならなかったところでしたが、ヴェルディに動揺は見られず、逆に押し込まれるかたちに。
そんななか、中盤のミスから失点し、あっさり追いつかれることに。それも、わずか5分後。さらに24分にも決められ、早い段階から逆転され、リードを許してしまう格好となってしまったのでした。

「先制した後、なんでも出来ると思い込んでミスをした。ノリだけでプレーしてはだめだ」と監督はコメントしましたが、まさにその通りだったように思います。
各選手のクオリティというか、テクニックは明らかにヴェルディのほうが上。にもかかわらず、バカ正直に真っ向から挑み、その結果負けるという場面が何度も見られました。個でかなわないならばチームプレーで対抗するべきであったのに、それも出来ていませんでした。場面場面でのボールへの対応スピードが、あからさまに劣っていました。
パスにしても、なんであらかじめコースを予測して動き出さないのかと。蹴り出す側も、なんで信用して上げないのかと。その判断の遅れがそのままプレーの遅れにつながり、結果、相手に対応されてしまっていました。
さらに、ディフェンス面でも判断のまずさが。
失点シーンにしてもそうですが、相手への対応がかぶってしまった場面が何度も。複数人で囲いに行けば侵攻を止められる可能性は高まるものの、ひとたび気の利いたパスを出されたらそこに人員を回せないぶんピンチになるというリスクが。場合によっては味方を信じてひとりで対応してもらい、自らはパスコースを消す動きをしなければならないといったケースも考えられるはず。
そんな素人でも考えが及ぶことが、出来ていなかったのです。
つまりは、連携がなっていない、と。
4次キャンプまで張って築き上げたはずではなかったのかと。それでなくとも、大半が去年からのメンバー。新加入選手が加わろうとも、ベースとなる部分は堅持していなければならなかったのではないかと。
継続性を柱としていたはずのチームが、そんなことでいいのか・・・そう思わずにはいられませんでした。

1点差を追う後半5分というまだ充分に時間がある段階で、相手が退場者を出してひとり少ない状態に。初スタメンの明堂の頑張りが効いたかたちでした。
ならば、その機に乗じて一気に攻勢を強めなければ・・・というはずだったのですが。
ひとり減っても、動じなかったヴェルディ。逆に、攻め立てられないどころか、前がかりとなった隙を突かれて攻め込まれ、失点してしまうことになってしまったのでした。
平野を投入して攻撃の活性化を図るも、あいかわらず思うようにつながらない攻撃では相手に脅威を与えることなどかなわず。逆に78分、だめ押しとなる4失点目を喫してしまうことに。
思うようにつながらないなかにあっても、得点のチャンスだって無かったわけではありませんでした。にもかかわらず、ことごとく外れ、18本のシュートからわずか1点。チャンスを的確に得点に結びつけたヴェルディは、15本で4てん。力の差が、如実に表れてしまうかたちとなってしまったのでした。

雨に濡れたことよりもなによりも、寒い結果となってしまったホーム開幕戦。
素早い攻守の切り替え、粘り強い守備といったストロングポイントの継続性が見られなかった一方で、失点後にしゅんとしてしまう悪癖はしっかりと継続してしまっていたという。去年の同カードでは、その気落ちした隙を突かれて5点も献上してしまったというのに・・・リベンジを果たすどころか、今年もまたいいようにやられて大量4失点。
まったく、どうなっているのかと。
また、今年もホーム戦で勝てない悔しい思いをし続けることになるのかと。
また、今年も試合後うなだれて帰途につかねばならないのかと。

そんなのは、ごめんです。

いきなり、ヴェルディの選手たちのようなテクニックを身につけろというのではありません。
ただ、自分たちに出来ることをやれ、ということです。
だって、今の状態はそれすらできていないのだから。

結果は、結果。もう覆りません。
次の試合は、すぐにやってきます。できるかどうかではなく、やるしかないのです。
次節こそ、今季初勝利を。
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