行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第26節 アスルクラロ沼津戦

2024-08-30 23:43:20 | カターレ富山
中断明け初戦の北九州戦で完敗を喫してしまったなかで迎えた、前節・松本山雅戦。連敗阻止もさることながら、前回対戦で3失点で敗れた嫌なイメージも払拭せねばならない試合となりましたが。
見事にプレッシャーを跳ねのけ、今度はカターレが3得点を奪う快勝。連敗を免れ、ファン・サポーターの期待に見事に応えてみせたのでした。
2週連続ホーム戦となる今節、迎え撃つはアスルクラロ沼津。
やはり前回対戦で敗れてしまった相手とのリベンジマッチとなりますが、だからこそ。
7月の琉球戦、そして前節の松本山雅戦。アウェイで敗れた相手にホームでも屈してシーズンダブルをくらってしまうというプレッシャーもあったなか。それを跳ねのけ、見事にリベンジを果たしたからには。
今節の沼津もまた、例外ではなく。
それでなくとも、勝ち点差1で上位にいる相手。勝てば順位が入れ替わって上回れるとあれば、勝つべき理由しかありません。
必ずや勝利し、順位を逆転させねば!

元日本代表・中山 雅史監督就任2年目の沼津。今シーズンは開幕ダッシュの成功、そしてコンスタントに勝ち点を積み重ね、常に上位をキープし続けています。
今シーズンJ3では大宮が別格の存在感を放って首位を独走していますが、その大宮を相手に1勝1分けと勝ち越しに成功しているあたり、沼津がリーグでも特筆すべき存在であることがうかがえます。
パスサッカーを志向しながらの攻撃的スタイルは、大宮に次ぐ総得点42という数字にも表れており。
前回対戦で敗れてしまったカターレですが、そのときも相手の術中にはまってしまったというか。自分たちのやりたいサッカーを着実に繰り広げる沼津に対して、それを覆すだけのチカラを発揮しきれずに敗れた、という印象が。
ただ、それでも。
約3か月ぶりの対戦となりますが、当時と同じかといえば、そうではないでしょう。
ルヴァンカップやら天皇杯やらでバタバタしていた時期と今とでは、同じではなかろうと。
もちろん、沼津のチームとしての熟練度というものも上がっていることでしょう。スタメンを固定する傾向のある中山監督の方針の下、コンスタントに力を発揮し続けて上位争いを繰り広げられていることそのものが、その証左かと。
とはいえ。
それを言うならば、カターレだって。
先の北九州戦でこそ0-2の敗戦を喫したものの、それが例外と言えるほどで。
途切れた連続無失点記録も、前節の松本山雅戦でまたクリーンシートを達成してみせた。その粘り強さというものは、前回敗れたことだけを今回の勝敗判断基準にはできないぞ、と。
前回対戦の借りを返すべく勝利に邁進。その覚悟が問われる試合で、そうそう簡単に勝てるなんて思うなよ?と。

今季ホームで富山戦を含め10勝を挙げるなど、まさにホームアドバンテージ、地元で力を発揮している沼津。
ただ一方で、アウェイでは3勝にとどまりつつ6敗を喫するなど、苦戦を強いられているようで。
まぁ、アウェイでイマイチということについては、5敗を喫しているカターレもとやかく言えないところはありますが。
ただし。
ホームアドバンテージということで言えば、その無双っぷりは他の追随を許しませんよ、と。
なにせ、未だリーグ戦ホーム無敗。それどころか、ここまで合計3失点しかしていない。
これまでの通算成績が3勝1分け11敗と、異様なまでに苦手としているカターレにとっての沼津戦ということも、データならば。アウェイでイマイチな沼津、ホーム無敗のカターレというのもまた、データであって。
どちらを重要視するかと言えば、もちろん後者であることは言うまでもないでしょう。
前節、今治との上位直接対決で、得意であったはずのホーム戦で敗れてしまったことで、自動昇格圏の2位から陥落してしまった沼津。
連敗だけは何としても阻止、4位の富山を叩いて再び浮上へ!という意気込みで乗り込んでくることになりましょうが。
前述のように、前回対戦での勝利を含めて相性の良い富山戦とは言いながらも。それでも、「もし負けたらどうしよう」というプレッシャーめいたものは、確実にあるはず。沼津にとっても、自信満々というわけでは、決してないでしょう。
それに・・・。
ここまで13勝4分け8敗の沼津。勝ちも多い一方で、引き分けが少なく、負けるときは負けるという戦績。
それを見るに、「去年のカターレもそんな感じだったな」と思い出され。
勝つ試合は勝つのだけれど、踏ん張りがきかずに負ける試合は負けてしまう。
その結果がどうなったかと言えば・・・忘れもしない、得失点差での昇格失敗。
確かに現時点で沼津のほうがカターレよりも勝ち数も多いし総得点も多い。
けれど半面、カターレのほうが負けが少ないし、失点も少ない。
何が言いたいかといえば。
去年の今頃にカターレがまさかの4連敗を喫してしまったように。
崩れてしまうときにガタガタといってしまう可能性が高いのは、沼津のほうということ。
前節の今治戦で痛い敗戦。なんとしても連敗阻止!と息巻いて迎える今節のはずですが。そこで、富山にも屈するかたちで連敗、さらに順位を落とすことになったらどうなるか。
ここが、勝負所でしょう。
言うまでもないことですが、上位進出のためにはライバルクラブを蹴落とさねばなりません。
まさに今節が、その“蹴落としポイント”。
一切の情け容赦なく、蹴落とすべし。
去年の終盤戦に苦い経験をしたカターレだからわかること。ここでのダメージが、今後にいかほどの影響をあたえてしまうかが。
ならば、勝つしかないでしょうよ。

期待したいのは、今瀬。
前節、久しぶりのスタメン出場を果たし勝利に貢献しました。
怪我での不在時を支えた鍋田と入れ替わるように出場。もちろん鍋田もいい選手であり、長野戦での魂のスライディングをはじめ、ガッツあふれるプレーぶりはカターレの大きな戦力。
ただ、それでも。やはりJ通算200試合出場という今瀬のキャリアは、伊達ではないと。
最終ラインでボールを回しつつ機を伺うというカターレのスタイルですが、そのパス回しにあっても、今瀬の安定感というものは格別という印象を受けました。
的確なボール捌きはもちろんのこと。そんななかでもしっかりと広い視野で状況を判断し、チャンスとあらば鋭い縦パスを通す技量。そういったものは、やはりさすがだと。
今節、攻撃サッカーに自信を持つ沼津を迎え撃つことになりますが。
そんな自信をもって乗り込んでくる相手をしっかりとシャットアウト、相手にペースを握らせない守備でもって、逆に自分たちのチャンスにつなげてほしいです。
そして、守備のみならず、攻撃でも。
CKのこぼれ球を蹴り込んでのゴールなど、「うまい!」と思わせるプレーからの得点も、これまで見てきているだけに。
ショウセイやマテウスらの前線の選手に相手も警戒しているだろうところ、それら選手たちだけじゃないんだぜ!とばかりにゴールを奪う、そんなシーンも見てみたいです。
当然のように、無失点。そして、勝利へ。活躍に期待します。

富山グラウジーズとのコラボとして、赤というこれまでのカターレの印象とはかけ離れたイメージとなった、今シーズンの夏ユニフォーム。
今節が、その着用最終試合となります。
もちろん、狙うは夏ユニ全勝。
アウェイで負けた琉球、松本山雅にリベンジを果たした夏ユニ。今節もまた、例外なく勝つ。無失点勝利を続けている夏ユニ3試合。もちろん、全勝待ったなし!
4連敗と不覚をとった去年の今頃とは違う。
違うからこそ、苦手とされる沼津にだって勝利する!
必勝の気概を力に変えて。
「赤き」選手たちよ、燃え上がれ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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3発快勝!連敗阻止の無失点勝利でリベンジ成る 松本山雅FC戦

2024-08-26 22:23:54 | カターレ富山
3-0で勝利!
中断明けの初戦でいきなり躓いてしまった前節・北九州戦の苦い敗戦。そこからいかに立ち直り、前回対戦で敗れた松本山雅を返り討ちにするかが問われた今節。
前節から6人を変更したスタメンとなりましたが、「誰が出場しても戦力が落ちない」というチームコンセプトがしっかりと機能。選手それぞれがしっかりと役割を果たし、勝利を目指して邁進。
前半のうちに先制点を挙げてリードして折り返すと。後半開始早々に追加点、松本山雅の反撃もしっかり抑え込み、ゴールを守り通しました。
さらに終了間際には、井上のカターレ初ゴールとなったダメ押し点。
アウェイでの前回対戦では3失点を喫し敗れましたが、その借りを返す3得点。そして守っても無失点。
嫌な負け方をしてしまった前節を引きずることなく、快勝でもってホームに詰めかけたファン・サポーターの期待に応えたカターレ。
約1か月ぶりの試合開催となった県総に、勝利の歓喜がこだましたのでした。

残暑も厳しいなかでの試合、というだけならまだしも。
選手バスが到着してからしばらく、といったタイミングで天候が急変。雷雨によってしばらくの間スタジアムコンコースに退避することになったりとか。
それでも、今節は天候不良で長野や讃岐で試合が開催中止となってしまったりしていたことを思えば。試合そのものに影響がなかったという意味では、僥倖と言えたかもしれません。
松本山雅サポーターが多く来場したことで、今シーズンリーグ戦最多の5816人の動員を記録。
ただ・・・前節、北九州戦で倍の12000人くらい入っていたスタジアムを見ているだけに、その半分と思うと・・・。それに、ホームでもルヴァンカップ神戸戦では8000人を超えたことを思えば・・・。
単純な比較に意味は無いかもしれませんが、それでも。松本山雅にしても、かつての完全ホームジャック状態からすると大幅減。物足りなさは、禁じ得ないところであったかと。

前節の敗戦を受けて、スタメン変更に踏み切ったカターレ。調子の良いメンバーを起用というスタンスは変わらずも、前節から6人を入れ替えての編成となりました。
怪我から復帰の今瀬や大山、出場停止の河井に代わってガブ。マテウスや布施谷に加えて、陽次が久々のスタメン出場となりました。
「誰が出場しても戦力が落ちない」というチーム方針には信頼を置いているだけに。これが出たとこ勝負のギャンブルではない、確たる信念に基づく編成であるならば。ファン・サポーターとしては、信じて応援するのみであろうと。

試合序盤は松本山雅のロングスローであったりCKであったり、攻勢に晒される展開もありましたが。
連動した守備で、ゴールを許さず。
最近のスタメンと久々のスタメンとの混成となったようなメンバーでも、破綻なくしっかりとプレーできているな、という印象でした。
それに加えて、単純な比較ができるものでもないけれど、それでも・・・先の北九州に比べては、松本山雅の圧力にはパワーが足りていなかったというか。
言いかえれば、そこまで圧力がかかっていないならば、それに屈する道理はないということ。
それでなくとも、悔しい敗戦をバネにしなくてはならないというならば。負けるわけにはいきませんでした。

試合が動いたのは、41分でした。
最終ラインの今瀬からのロングボールを起点として攻め上がり、マテウス、安光と繋ぎ。そこから陽次がノールック気味にサイドを走り込んでいた布施谷にパス、その布施谷が中央へと送ったところを安光が蹴り込み、ゴール!
ここ最近、流れからのゴールが無かったなかで、見事な連動からの得点となりました。
北九州戦の出場で、J通算200試合出場を達成した今瀬。試合前にはご家族からの花束を受け取るセレモニーもありました。
最終ラインでのパス回しだけでなく、機を見ての気の利いたロングボール供給などは、まさに彼の真骨頂。それが得点の起点となったのは、感慨深いものがあります。
マテウス、布施谷、陽次ら、このところ出場機会の少なかったメンバーでも、戦術理解はしっかりと共有。それを信じてシュートの選択をしたのは、チームでもレギュラーの代表格といった安光。
まさにチーム一丸!といった感のあった、見事な先制点であったと思います。

1-0でリードした状態で折り返し、勝負の後半。
後半開始時に松本山雅は、この夏の移籍でガンバ大阪から加入したMF中村 仁郎を投入。直後の49分、その中村のシュートがポストに当たって跳ね返るという危ないシーンも。
リードした状態ではあるものの、ゆめゆめ油断するわけにはいかない。
無失点はもちろんとして、追加点を挙げて突き放す展開に持ち込まねば。
そう思っていた矢先でした。
53分、布施谷が相手陣内左サイドで倒されたところ、虚を突くように素早いリスタート。
ゴール前のマテウスにつなげると、そのマテウスが状況に対応しきれない松本山雅選手たちよりも一瞬早くボールを蹴り出すと。
そこに詰めていたヨシキが押し込み、ゴール!欲しかった2点目を挙げることが出来ました。
この一連の流れは、マグレなどではなかったでしょう。確たる信念があってのゴール。
先週の北九州戦の2失点目ーーー今のファウルか?と審判のジャッジに疑問を呈したような場面で、北九州が素早くキック、それが前線に的確につながり、あっさりとゴールを許してしまったのでした。
完全に、自分たちの甘さが招いてしまった苦い失点。それが結果的に敗戦に直結したゴールとなってしまったとあれば、やりきれないにもほどがあるというもの。
この1週の間に、映像での再確認など、徹底した検証を重ねたのでしょう。
その上で、もし自分たちにそういったシチュエーションがあったならば、迷わずにやってやれ!と。
そういった伏線が収束したゴールであった・・・そんな見方も出来たかと思います。

松本山雅側も、交代カードを切って状況を打開せんと試みるも。どこかちぐはぐな印象があり、逆にカターレ側の勢いが増したふうにすら感じました。
そのあたりは、まさにチームとしての一体感というか。
特定の誰かだけが活躍するのではない。誰が出場しても戦力が落ちない、目指す方向に芯が通っているというか。
こうなればもう、勝つのはもちろんとして、いかに無失点でゲームを〆るか。
ナイトゲームとはいえ、暑さ、そして湿度が容赦なく体力を削る状況にあっては。最後の最後まで気を抜くわけにはいかないと。
そんななか、試合も最終盤。5分と表示されたアディショナルタイムのなかで。
カウンターから途中出場のショウセイへとボールが渡ると。そのショウセイには相手3人がついてシュート体勢には持ち込めなかったものの。しっかりと並走していたのは、やはり途中出場の井上。ボールを受け取ると、それを冷静に流し込んでダメ押しの3点目。井上にとっては、待望のカターレ初ゴールとなりました。
攻撃陣のひとりとして、ここまでノーゴールは胸のつっかえであったことでしょう。
それをしっかり打ち破ってみせた、ナイスゴール。井上本人にとっても、価値あるものとなったことでしょう。
そして、タイムアップ。
前回対戦で3失点を喫して敗れてしまった松本山雅に、まさにリベンジとなる3得点で完勝。
連敗をするわけにはいかない!というプレッシャーに打ち克ち、守ってもしっかりと無失点。途切れた連続無失点記録も、またすぐに始めたらいいとばかりに、きちんとゼロに抑えてくれました。

試合後、先制ゴールの安光のコメント。
「連敗するわけにはいかなかった。メンタリティーの強さが試されたゲームだったと思う。苦しい試合だったが、全員で勝利を目指してファイトできた。今日、久しぶりに出場した仲間たちは「これがラストチャンスになるかもしれない」という覚悟と意気込みで臨んでいただろう。そういうみんなのエネルギーをチームの勝利のために結集できた。 」
なにか、今のカターレというものが全て詰まったようなコメントのような気が。
順位は変わらず4位のままではあるものの、苦い敗戦を乗り越えたこの勝利が、またひとつチームの結束を深めることになったことは間違いないかと。
次戦・沼津戦もまた、前回対戦で敗れた相手とのリベンジマッチとなりますが。
もちろん、狙うは勝利のみ。必ずや勝って、カターレの強さを、昇格クラブの資格に足るとの証明をせねばならないところ。
難しい相手との試合を制し、さらなる高みへ。
挑戦は続いていきます。
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第25節 松本山雅FC戦

2024-08-24 06:58:32 | カターレ富山
失意の敗戦に終わった中断明け初戦・北九州戦より1週間。
連敗など願い下げ、それでなくとも前回対戦で敗れた借りを返さねばならない一戦とあらば。
約4週ぶりとなるホームで松本山雅を迎え撃つ今節。
昇格圏浮上を狙う相手を返り討ちとし、必ずや勝利を挙げてリベンジを果たさねばなりません。

現在8位、4位のカターレとは勝ち点差4となっている松本山雅。
それまで無敗であった大宮に初黒星をつけるなど、チームとしての実力は、クラブ規模と相まってJ3でも屈指であることは間違いありません。
ただ、それでも。
11ゴールを挙げているFW浅川 隼人の活躍をはじめ、得点力は上位進出クラブに足るものを持ち合わせている一方で。
ここまで24試合で30失点と、やや守備に粗があり、それが足を引っ張るかたちで勝ち点を獲り逃す試合もあったようで。
それでも、ここ4試合連続負けなしを継続(2勝2分け)し、前節は上位争いのライバル・相模原を相手に終了間際の劇的ゴールで競り勝っています。
まずは昇格プレーオフ圏復帰に向けて、その勢いを継続、連勝を狙うべく乗り込んでくることに。
前回対戦は4月の第11節、1-3で敗れてしまいました。
怪我からの復帰戦となった浅川に先制点を献上してしまい、陽次のゴールでおいついたものの、再びの浅川のゴールで突き放されてしまい。終盤にもダメ押しの失点を喫し、今シーズンワーストタイの3失点で敗れたのでした。
その後もコンスタントに得点を重ね、11得点を記録している浅川にとってみれば。
あのときの成功体験を再び、とばかりに、シーズンダブルを期して乗り込んでくるであろうことは明らか。
もちろん、そうはさせじと。
連続無失点記録こそストップしてしまったものの、守備崩壊で失点やむなしという状況かと言えば、さにあらず。
自分たちの甘さが招いた失点と、苦い敗戦。前節・北九州戦より1週間。カターレの選手たちも、今一度気を引き締め直して試合に臨むはず。
前節・相手のエース・永井にまんまと決められてしまった悔しさを思えば。
いかに前回対戦の嫌なイメージがあったとしても。
浅川をはじめとする松本山雅攻撃陣をシャットアウト、今シーズン11度目の無失点を達成し、再びの連続無失点記録へとつなげていくだけのこと。
松本山雅ファン・サポーターも多く来場されることでしょうが、その期待通りにはならないぞ、というプレーでもって、カターレの勝利を見せつけねば。

中断前後で同じスタメンで臨んだカターレであったものの、攻撃陣が不発に終わり、無得点敗戦を喫してしまった前節。
河井が累積警告で出場停止が決まっており、ボランチの一角が変更となることは確定済みとして。その他メンバーの起用に変化があるのかどうかが注目されます。
選手を信じて、と言えば聞こえはいいかもしれませんが・・・同じメンバーで同じプレーをしているだけでは、同じ結果にしかならない可能性が否定できません。
正直言って、得点力に関しては物足りないどころではない、ここ最近。
結果が求められます。勝利につながるゴールが。
CKやFKといったセットプレーから全然得点が挙げられていない状況も、憂慮すべき要素であり。
そのあたりを含めて、勝つためには全身全霊をかける、一切の妥協無しに勝ちにいく、という姿勢が、いつにも増して問われる試合となりましょう。

期待したいのは、ヨシキ。
ルーキーながらもチームの中心選手として大車輪の活躍を見せている今シーズン。
前節も、トップ下での起用、後半に河井が退いてからはボランチに入りましたが、そこでも精力的なプレーを見せていました。
なんというか・・・キレのある動き、広い視野など、プレーぶりは間違いなくいいものを持っている。けれど・・・それが、ちょっとの差でうまいこと噛み合わず、ゴールに結びつかなかったというもどかしさを感じた試合でもありました。
同期のショウセイがカターレのトップスコアラーとして相手からも警戒されるなかで、いかに彼を活かしつつ自分も活きるか。
連敗など許されないというプレッシャーも、もちろんかかるであろう今節にあって。
シーズンダブルなどもってのほか、必ずやリベンジを果たさねばならない試合にあって。
熱く、それでいて冷静に。
チームの中核として、いかにカターレを勝たせるか。そのために最大集中できるか。
ココで踏ん張り、首尾よく勝利を挙げられたならば。自分たちのサッカーをしっかりと体現できたならば。
今後につながる勝利になることは間違いないでしょう。
ならばこそ。
その旗振り役として、ヨシキにかかる期待は大きいです。
勝つために、全力。
なんなら流れの中だけでなくFKのチャンスでは直接ぶち込むくらいのアグレッシブさをもって、チームの勝利に貢献してほしい。そう願います。

河井に代わってはガブがボランチか?とか、怪我から復帰の今瀬の出場は?とか。
前節、移籍後初出場にしてJリーグデビューとなった古川のホーム初出場、さらにはプロ初得点はあるのか?とか。
いろいろと興味が尽きない今節ではありますが。
もちろん、狙うは勝利のみ。
今節は別会場で2位・今治と3位・沼津の直接対決が。カターレが勝利することにより、少なくともどちらか一方との勝ち点差を詰めることが出来ます。
ならば、勝たねばならない理由しかないでしょう。
前節、敗戦を喫したものの、これまでの貯金が活きたかたちで4位キープ。
ただ、当然ながら目標は昇格であり、優勝であるのだから。
昇格プレーオフ圏内だからと満足するつもりなど、毛頭なく。上位に迫るチャンスをみすみす逃す手は無い。連敗などあってはならない。
だったら。
勝てるかどうか、ではなく。いかに勝つか。
昨シーズンの同カードでは、駿太のビューティフルゴールをはじめとした3得点を挙げて快勝を飾ったカターレ。
もちろん、今度も勝ちにいく。
勝つのは当然として、これまでの鬱憤を晴らすかのようなゴールラッシュでもって、前節敗戦のショックを吹き飛ばすような勝ちっぷりを見せてほしいです。

昨シーズン、やはり8月に対戦した松本山雅戦で勝利し、シーズンダブルを達成、首位に立ったカターレですが。
その後、まさかの4連敗。その失速が尾を引くかたちで、ついには同勝ち点ながらも昇格を逃すというやりきれない結末につながってしまったのでした。
ひるがえって、今節。
ここであえなく敗れて、シーズンダブルをやり返されてしまうようなことがあったとしたら。
今年もまた、連敗で躓く、その先の昇格を逃すことにつながってしまう、というケースも、充分にあり得ると言えましょう。
もちろん、そんなことはあってはなりません。
ここで、しっかり勝ちきること。
リーグ戦無敗のカターレがその記録を更新することに、理由などいりません。
ただ、勝ちきるのみ。
夏ユニ着用試合の、4試合中3試合目。もちろん、全勝を目指す意気込みに陰りは無く。
必ずや、勝つ。
大挙して来場する松本山雅サポーターのホームジャック?そんなもん知るか。
我らがホーム・県総で勝つのは、カターレ富山でしかあり得ない。それを、結果でもってわからせてやろうじゃないか!

去年とは、違う。
ここからが勝負だと心せよ!
勝ちにいけ!そして、勝ち点3を奪取せよ!

勝たれ!!!富山!!!!!
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見せられなかった勝利への意志。苦い敗戦を喫する ギラヴァンツ北九州戦

2024-08-20 18:56:16 | カターレ富山
0-2で敗戦。
3週ぶりのリーグ戦。好調を維持する北九州を叩き、連勝を伸ばして更なる高みへと上り詰めねばならない今節でしたが。
継続性を重視したということでしょう、中断前と変わらぬスタメンで臨むこととなった今節であったものの。
・・・なんというか。
あまり言いたくないけれど・・・「この中断期間、なにをやっていたんだ?」と。
たしかに、継続性は見られました。ここ最近で見慣れたメンバーの、見慣れたプレー。
しかし、だからこそ。
悪い意味でも、変わっていないじゃないかと。
相変わらず、決定力不足を露呈。セットプレーが、まるでチャンスらしくもなく得点につながらない。
好調を維持する北九州が、首尾よく先制点を奪取。さらには追加点を加え、試合を優位に進めると。
そのまま、守るべきを守る、と堅守ぶりを発揮し、1万2千人を超えるサポーターの後押しも相まって、見事に勝ちきられてしまった、と。
そんな相手に、悪い意味でのいつも通りのチカラしか出せずに敗れ去ったカターレ。
せめて一矢報いるゴールでも決めていたならば、いくらか留飲も下がったでしょうが・・・悪い意味でのいつも通りさは、そのもうひと頑張りも発揮できずじまいとなりました。
なにか、スコア以上の敗北感を植え付けられたような、苦い苦い敗戦。
必然的に、シーズン後半に失速してついには昇格を逃してしまった昨シーズンのイメージが頭をよぎります。
これでは、いけない。
キツい中断明けとなってしまいましたが、試合は待ってはくれません。
だからこそ。1日でも、1分1秒でも早く、現状打破に努めねば。

北九州にとって毎年恒例、夏の一大イベントであるギラヴァンツサマーフェスティバル・「ギラフェス」。
オリジナルユニフォームプレゼントなど集客に力を入れて、集まるも集まったり、12448人がミクニワールドスタジアムに集うことに。
そんな圧倒的アウェイ感のなかにあっても、遠く富山から駆け付けたカターレファン・サポーター。
その距離を考えたならば、相応以上の数と言えたでしょう。スタンドの一角を青に染め、声援を送ることに。

3週の中断期間があったことでメンバーの入れ替えもあるかも、という予想に反してというか。ここ何試合かと同じスタメンには、正直言ってちょっと拍子抜けという感も。もちろん、継続性を重視してやみくもにいじるべきではない、という判断なのでしょうが。
とはいうものの・・・ここ2試合連続でPKでしか得点できていないという残念な部分があったこともまた、事実であり。そこのあたり、単なる継続で良かったのか?などと思ったりもしましたが。
一方で、控えメンバーを見てみると。
怪我で長らく戦列を離れていた今瀬が、久々のメンバー入り。間違いなく明るい材料と言えたかと。
そして、さらに。
先頃期限付き移籍加入が発表されたばかり、東京ヴェルディから来た古川が、さっそくのメンバー入り。
さすがに加入間もないということもあって全力フルパワーとはいかないでしょうが、それでも・・・そうさね、2-0とかリードした展開で颯爽と途中出場とか良いのでは?なんて。
厳しい暑さの残る18時にキックオフのときを迎え、中断明け初戦の戦いが始まりました。

序盤は拮抗した展開であったなかで。素直な感想として・・・なんというか、「いつも通りだな」と。
3週ぶんの中断期間があったとは思えないほどの。なんなら、つい数日前に見たまんまでは?くらいの既視感。
そりゃ、3週あったからといってなにもかもが覆るようなドラスティックな変化が!というのも、そんなの期待してどうするというところではありますが。
ただ・・・前の試合と同じメンバーだからといって、なにか、同じ過ぎやしませんか?と。
ノンストップで最終戦まで連なっていくことになる、今後の試合。それに向けて、大胆な変化とまでは言わないまでも、上積みめいたものが見てとれたら良かったと思うのですが・・・それが、どうにも。なにか、「いつも通り」で、想像の範疇を超えないというか。
正直言って、物足りなさを感じました。

そんななかで。
公式記録にして、29.6℃、湿度81%という厳しいコンディションにあっては、当然のように飲水タイムも設けられるという状況で。
前半も半分くらいが経過し、その飲水タイムが頭をよぎるような時間帯に。
24分、警戒せねばならないとわかっていたはずのFW永井 龍に決められてしまい、先制を許してしまうことに。
1万2千を超える北九州サポーターにとっては、チームのエースである永井の大台到達の10ゴール目には、連続負けなし更新に向けて大きな勇気をもらったことでしょう。
一方の、カターレ。
実に6試合連続無失点を記録していた流れが、途切れてしまうことに。
そりゃ、いつまでも続けばそれに越したことは無かったでしょうが・・・それでも、無念は残ります。
久しぶりに見た、失点後に円陣を組む姿。出来れば、見ないに越したことは無かったけれど。
ここで、「1点くらいハンデだ」とばかりに奮起し、同点、逆転に向けてギアを上げていくべきであったところ・・・悪い意味でも、「いつも通り」。
CKやFKというチャンスも、無かったわけではなく。
けれど・・・それが、得点につながるような気配が、どうにもこうにも無くて。
そのあたりの弱点の克服が出来た中断期間であれば良かったところ、悪い意味でも「いつも通り」。

前半のうちにイエローを受けてしまった河井の対策、そして攻撃へのテコ入れとして、カターレにとっては珍しく、後半開始時に交代。布施谷と井上を投入することに。
それでも。
劇的にこちらにペースを呼び込む、といった展開とはならず。ここでもまた、「いつも通り」というか。
誰が出場しても戦力が落ちないのはカターレの強みである一方で、良くない流れを一変させるほどの劇薬としての効果を期待するほどの変化もまた、どうにも・・・。
そつがないというか、手堅いというか。なかなか隙を見せない北九州に対して、攻めあぐねる展開が続き。
あとは・・・あまり言いたくはないけれど、この試合でも、審判に疑問符のつくジャッジが。
なんでそれを流すんだ、とか。ファウル相当なのに見ていないのか!とか。
J3の審判レベルというものをあれこれ言ったところで、「わかった上で対応しろ」としか返されないでしょうが・・・それでも、モヤモヤした思いは残ります。
そんななかで。
痛すぎた2失点目も、審判のジャッジからでした。
なんだよそれ、ほんとにファウルだったのか?という判定で相手にFKを与えてしまったところ、そのキックがあっさりと前線の選手につながり、簡単にきめられてしまうという。
自業自得、と言えばそうなのかもしれません。自分たちの甘さが招いた失点と言えば、そうなのでしょう。
ただ・・・重い、重い追加点。
まさしく、ギラフェスの名の通り、ミクスタはお祭り騒ぎに。

勝利を大きく手繰り寄せた北九州にとっては、あとはソツなくしっかりと守り切れば勝ち、というなかで。
そうはさせじと・・・たとえ勝ち筋が薄れたとして、転んでもただでは起きない意思を示さねばならなかったカターレでしたが、思いもむなしく時間だけが過ぎ。
試合終了。
北九州の連続負けなしを更新する、そしてカターレの連続負けなしが途切れる結果に。
監督がコメントしたところの、「最後崩し切るのか、シンプルにいくのか、その部分でチグハグし、精度も低いためシュートにいくことができず無得点で終わったのは非常に悔しいです。 」という部分。
なんというか。
中断前も、課題であったところ。わかっていたところ。
それが、悪い意味でも「いつも通り」で。
改善の無いままに中断明け、改善の無いままに、敗れた。
他のどの試合も、負けて構わない試合など無いことは百も承知ですが・・・それでも。
1万人を超える相手サポーターの盛り上がりを、勝って「お通夜状態」にしてやらねばならなかった試合で。
見事に、咬ませ犬。引き立て役にしかなりませんでした。
勝てば単なる1勝以上の経験値を得られたであろう試合、シーズン終盤戦に向けて弾みもついたであろう試合。
それを、みすみす落としてしまったという事実は・・・やはり、重いです。

どうしても、昨シーズンの失速が頭をよぎります。
夏から秋にかけて、よもやの4連敗、それが大きく響く形で、最終的に昇格をとり逃してしまった苦い経験。
それを思い脱させてしまう、今回の敗戦。
ただ、それでも。
時間は、待ってはくれません。
去年と同じ轍を踏み、再び苦杯をなめることになってしまうのか。
それとも、この敗戦を薬に、逆襲へと転じるのか。
負けてしまった事実は覆りません。
だからこそ、それをどう今後につなげるのか。
松本、沼津と続くホーム2連戦は、奇しくも前半戦で敗れた相手との連戦でもあり。
ココで踏ん張れるか、それとも屈してしまうのか。
中断明けいきなりではありますが・・・カターレにとって、シーズン最大の試練とも言えるでしょう。
もちろん、勝たねば。
時間は、待ってはくれないのだから。
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第24節 ギラヴァンツ北九州戦

2024-08-16 23:37:37 | カターレ富山
3週のサマーブレイクを経て、いよいよ再開となるJ3リーグ。
中断前には6戦連続無失点、3連勝と好調であったカターレにとっては、この再開初戦、その勢いをいかに継続できているかに注目が集まりますが。
相手は、11戦連続負けなし、ここ3試合連続無失点と、やはり上昇気流に乗る北九州。現在7位で、4位であるカターレとの勝ち点差は僅かに3。
双方ともにリーグ最少タイである総失点16という堅守のチームであり、ここで0-4,0-5といった大差をつけられて敗れない限り、今節での順位逆転こそないものの、それでも。勝ちを譲る気など毛頭なく。むしろ、勝って昇格プレーオフ圏に接近する相手を蹴落とすくらいの勢いでなければ。
再開すれば、11月下旬のシーズン最終節までノンストップ。
もうひとつの開幕戦でもある今節、首尾よく勝利し、連勝を4に伸ばすのはもちろんとして。
優勝をあきらめていないというカターレの姿勢を、まず今節の勝利から示していかねば。

シーズンの開幕ダッシュに失敗し、なかなか思うように勝てない序盤戦をしいられたものの。
それでも次第にプレー内容は安定感を増していき、勝ち点を積み上げられるように。
昇格を争うライバルと比べては、得点力にちと課題を抱え、そこがクリアできれば、というところはあるにせよ。
リーグでも屈指の安定した守備力でもって、そう簡単には負けない試合を展開し、目下連続負けなし、連続無失点記録を継続中ーーー
20クラブ総当たりで争う今シーズンJ3リーグにあって、現状のカターレにいちばん近いクラブが北九州やもしれません。
突出した選手がガシガシと得点する、というわけではないものの、手堅く、しぶとく勝ち点を積み重ね、いよいよ上位戦線へ、という。
直近の好調さで言えば、5連勝中の2位・今治のほうが勢いのあるチームという見方もされるでしょうが。
それでも、11戦連続負けなしにして3戦連続無失点という北九州、そして7戦連続負けなしにして6戦連続無失点というカターレ。
なかなかどうして、こっちだって上昇気流っぷりでは引けをとりませんよ、というチーム同士の対戦となります。
どちらにとっても、これまでの流れを止めるわけにはいかない対決。
これで、もしもスコアレスドローのけっちゃくだったとして・・・いや、これまでの傾向で考えれば、それもあり得る話ではあるのですが。
もしもスコアレスドローで両方ともに記録継続、どちらも途切れなかった、となったとしても。
それは、どちらにとっても望むところではありません。
求めるは、白黒つける完全決着。
もちろん、カターレが勝って連続負けなし継続にして4連勝、北九州戦シーズンダブルの達成とせねばならないところは、言うまでもないのですが。

先月末のホーム長野戦を最後に中断期間に入り、数週のインターバル。そして迎える今節。
正直言って、懸念も無いではありません。なにせ、首位の大宮にこそ独走を許してしまっている感はあるものの、2位以下は大混戦である上位戦線にあって。そのど真ん中にいるカターレに、この再開初戦に「まさか」など、あってはならないと。
シーズン開幕からこのかた、6月の月間公式戦8試合をピークに、リーグでもいちばん過酷なスケジュールをカターレにあっては・・・もちろんそのあいだに得られた成果、経験値というものは、とても大きい。
けれど半面、中断期間を経ては、中断前とまったく同じとはならないのではないか、どこかしらに劣化というか、歪が出来てしまうのではないか?なまじ休んだばかりに、という懸念も。
もちろん、取り越し苦労であってほしいし、とりあえずはこの再開初戦を勝利して「やっぱり好調ぶりは健在だった」と再確認するくらいでなければならないのですが。
いや・・・そんなことは、一介のサポである我々がやきもきせずとも、選手たち自身がいちばんよくわかっているのではなかろうかと。
6戦連続無失点は、もちろん誇らしい。けれど、長野戦のPK阻止を含めて、必ずしも盤石な状態で相手をシャットアウトしていたわけではない。
そして、もっと深刻なのが攻撃面。
昨季ついに成し遂げられなかった3連勝を成し遂げたのは、非常に結構なこと。
ただし、流れのなかからもCKやFKといったセットプレーからも得点できず、決定力の乏しさを露呈。2試合連続PK決勝ゴールというのも、いささかばかりの物足りなさを禁じ得ません。
それら課題について・・・選手たちが、ただこの3週を漠然と過ごしてきたかといえば、そうではないでしょう。
カップ戦への挑戦も含め、これまでの戦いで「誰が出場してもプレーの質が落ちない」という方針を固めてきたカターレ。それは、中断期間を経た今後も変わらないはず。
いかに、勝ちきるか。
研鑽してきた成果を、勝利というかたちで我々の前に示してほしい。願うはシンプルにそれだけで。

今節は、「ギラヴァンツサマーフェスティバル」として、1万人動員を目指した北九州にとってもいつにも増して気合の入る試合となるようで。
前回対戦で敗れた、そして現状でも勝ち点差3ぶん上を行く富山、相手にとって不足無し。ならば全力で撃破して、試合後の花火で余韻に浸るんだ!とばかりに闘志を燃やしていることかと。
もちろん、「そんなもん知らん」とばかりに、空気を読まずに勝たねばならないカターレ。
2月にお隣金沢のゴーゴーカレースタジアムオープニングマッチで、空気を読まずに4得点を挙げてボコボコにしてやったように。
今回もまた、そう。
試合後の花火を、勝手にカターレ勝利の祝砲扱いとして楽しむべく。ぞりゃあ、全力で応援しますともさ!

前節のPKストップで、あらためてカターレの守護神っぷりを見せつけた田川。北九州との前回対戦で、J初ゴールとなった決勝ゴールで勝利の立役者となった安光。
そして、魂のディフェンスっぷりが成長著しい鍋田・神山など。
中心的なメンバーというか、いわゆるレギュラー格と言える選手も、いると言えばいるのでしょうが・・・それでも。
チーム誰が出場してもクオリティが落ちないという方針の下では、それも確約されたものではないなかで・・・とくに、攻撃陣に関しては、誰が抜擢されるかは未知数。
そう、最多ゴールのショウセイ、2試合連続PKゴール中の吉平とて、例外でなく。
そんななかで。
期待をかけたいのは、松岡でしょうか。
長野戦でPKながらも今季初ゴールを記録。感極まる場面もありました。
そこで期待したいのが、いわゆるケチャドバ理論。
FW陣のなかで今シーズンノーゴールという重圧から解放された今こそ、彼の本領を発揮すべきとき。
もともと、持ち味のドリブル、遠目からでもお構いなしの積極的なシュートなど、彼の魅力は、もっともっと輝けるはずであって。だったら、くすぶっている暇などありはしませんよ、と。
さしあたっては、2試合連続ゴールで、なんなら今回は自身の得意パターンからのゴールでひとつよろしくお願いします、と。
堅守を誇る北九州?それがどうした。
勝つために得点が必要というならば、それを奪いに行くまでのこと。
その急先鋒として。
松岡のキレキレなプレーでもって、相手を翻弄してほしいです。

残り、15試合。
昨シーズンの今頃は首位にあったにもかかわらず、4連敗など調子を崩し、最終的には勝ち点差無しの得失点差で昇格を逃すこととなりましたが。
それを、繰り返すわけにはいかない。
昨年の無念を知るなら、言うに及ばず。
だったら。
やりきるだけ。勝ちきるだけ。
まるで中断期間など無かったかのように、昇格を争うクラブにふさわしいだけの力をもって、北九州を撃破せよ!
必ずや、勝つ!
カターレは止まらない。
勝って4連勝、7試合連続無失点の新記録でもって、その力を示せ!!!

勝たれ!!!富山!!!!


追伸
この中断期間中に、新戦力の加入が発表されました。
J1・東京ヴェルディより、FW古川 真人。今シーズン新加入のルーキー選手であったものの、リーグ戦の出場は無し。出場機会を求めての期限付き移籍ということのようで。
初の移籍経験とはなるものの、布施谷が国士舘大学時代の先輩にあたることで、まったく誰も彼も初対面、ということでもないようで。
国士舘大出身といえば、松岡や今瀬もそうであるだけに。少しでも早くチームに馴染んで、そのポテンシャルを発揮してくれることを期待します。
せっかく途中加入で採ったからには。
今後厳しさを増していく一方であろう昇格戦線にあっては、お客さんとして置いておくわけにもいかない。
言うまでもなくJ2を目指すカターレにあっては、所属期間の長さではなく、いかに貢献してくれたかで評価されるべきで。
得点力不足問題をかかえるカターレにあっては、なおのこと。
その力を存分に発揮し、チームの戦力となって活躍してほしいです。
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