1-0で勝利。
試合後のインタビューで決勝ゴールとなったPKを決めた苔口が「決めるところで決めないと、1得点では相手も気持ちが落ちず、「まだできるぞ」という気持ちで相手にサッカーをやらせてしまっているので、そういうところで2点、3点取れれば相手の気持ちも喪失すると思うし、そういったサッカーができれば一番いいのではないかと思う。」とコメントしていますが・・・まさに、そういった試合でした。
前節の相模原戦では、なかなか自分たちのサッカーを出せず、苦戦を強いられてしまいました。その反省を踏まえて、ホームでいまいちど仕切り直して力を発揮しなければならなかった試合。
単純に比較したものでもないでしょうが、やはり、相模原とYS横浜とでは力に差がありました。ガシガシと攻め込まれるのをしのぎ続けた相模原戦に比べたら、今節は明らかに自分たちが主導権を握っていた試合。
得点についても、積極的な抜け出しを敢行したところでの相手GKとの交錯、PK獲得ということで、それは評価できるものです。本来であれば北井が蹴る場面ながら、積み重ねてきたキャリアのなかでもJ公式戦では初めてという苔口がキッカーに。落ち着いて決めて、J通算50ゴールを成し遂げました。
ただ。その後が、続きませんでした。
相手にチャンスらしいチャンスを与えずに零封勝ち出来たことは、それはそれで素晴らしいことではあります。けれど、だからこそ、というべきか。力の差があったのは事実。ならばなおのこと、2点、3点と積み重ねて戦意喪失させるくらいでなくてはならなかったのに。
実際、そうできるだけの土壌がありながら、自分で自分の首を絞めてしまっているような展開が続き。パス回しをするのもいい、相手との競り合いで簡単に負けないしぶとさを発揮するのもいい。けれど、それを得点というかたちに結び付けられないままというのはどうなんだ?と。
これまでにもあったところの、“追加点を挙げることが出来ればもっと楽に試合を進められたし、自分たちの自信にもなったのに”という課題。
それが、今節もまた克服できなかった、と。
相手ではなく、自分たち自身を乗り越えられなかった。成長するチャンスを、自信をつけるチャンスを自分たちでフイにしてしまった―――そういった印象を残す試合であったように思います。
上位チームが揃って勝利し、団子状態ながら順位の変動は無し。内容がどうあれ勝ち点3を積み重ねるということの重要性が再認識された、とも言えます。
しかし。
YS横浜の頑張りを軽んじるつもりはありませんが、それでもやはり、下位チームにいたずらに手こずってしまった、という感は否めません。そんなことで上位との直接対決は大丈夫なのかよ?という疑念もぬぐえないかと。
「そうじゃない、カターレは強いんだ!」
そういう意気込みは、結果で示さねば。今回成し遂げられなかったところの「力の差を見せつける試合」で示さねばならないところ。
勝ち点3を得る、という最優先事項をクリアしたからこそ。
勝ったからそれでいい、なんて志の低い選手もいないでしょうが、だからこそ。
勝ち残りにこそ価値があるトーナメントではなく、一戦一戦の積み重ねであるリーグ戦なのだから。
自分たちには自信をもたらす一方で、対戦相手、さらにはリーグの他クラブに脅威を与えるような、そんな試合の積み重ねでなくてはならない―――そのことを、あらためて考えさせられる試合となりました。
試合後のインタビューで決勝ゴールとなったPKを決めた苔口が「決めるところで決めないと、1得点では相手も気持ちが落ちず、「まだできるぞ」という気持ちで相手にサッカーをやらせてしまっているので、そういうところで2点、3点取れれば相手の気持ちも喪失すると思うし、そういったサッカーができれば一番いいのではないかと思う。」とコメントしていますが・・・まさに、そういった試合でした。
前節の相模原戦では、なかなか自分たちのサッカーを出せず、苦戦を強いられてしまいました。その反省を踏まえて、ホームでいまいちど仕切り直して力を発揮しなければならなかった試合。
単純に比較したものでもないでしょうが、やはり、相模原とYS横浜とでは力に差がありました。ガシガシと攻め込まれるのをしのぎ続けた相模原戦に比べたら、今節は明らかに自分たちが主導権を握っていた試合。
得点についても、積極的な抜け出しを敢行したところでの相手GKとの交錯、PK獲得ということで、それは評価できるものです。本来であれば北井が蹴る場面ながら、積み重ねてきたキャリアのなかでもJ公式戦では初めてという苔口がキッカーに。落ち着いて決めて、J通算50ゴールを成し遂げました。
ただ。その後が、続きませんでした。
相手にチャンスらしいチャンスを与えずに零封勝ち出来たことは、それはそれで素晴らしいことではあります。けれど、だからこそ、というべきか。力の差があったのは事実。ならばなおのこと、2点、3点と積み重ねて戦意喪失させるくらいでなくてはならなかったのに。
実際、そうできるだけの土壌がありながら、自分で自分の首を絞めてしまっているような展開が続き。パス回しをするのもいい、相手との競り合いで簡単に負けないしぶとさを発揮するのもいい。けれど、それを得点というかたちに結び付けられないままというのはどうなんだ?と。
これまでにもあったところの、“追加点を挙げることが出来ればもっと楽に試合を進められたし、自分たちの自信にもなったのに”という課題。
それが、今節もまた克服できなかった、と。
相手ではなく、自分たち自身を乗り越えられなかった。成長するチャンスを、自信をつけるチャンスを自分たちでフイにしてしまった―――そういった印象を残す試合であったように思います。
上位チームが揃って勝利し、団子状態ながら順位の変動は無し。内容がどうあれ勝ち点3を積み重ねるということの重要性が再認識された、とも言えます。
しかし。
YS横浜の頑張りを軽んじるつもりはありませんが、それでもやはり、下位チームにいたずらに手こずってしまった、という感は否めません。そんなことで上位との直接対決は大丈夫なのかよ?という疑念もぬぐえないかと。
「そうじゃない、カターレは強いんだ!」
そういう意気込みは、結果で示さねば。今回成し遂げられなかったところの「力の差を見せつける試合」で示さねばならないところ。
勝ち点3を得る、という最優先事項をクリアしたからこそ。
勝ったからそれでいい、なんて志の低い選手もいないでしょうが、だからこそ。
勝ち残りにこそ価値があるトーナメントではなく、一戦一戦の積み重ねであるリーグ戦なのだから。
自分たちには自信をもたらす一方で、対戦相手、さらにはリーグの他クラブに脅威を与えるような、そんな試合の積み重ねでなくてはならない―――そのことを、あらためて考えさせられる試合となりました。