行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第16節  ロアッソ熊本戦

2014-05-31 05:32:18 | カターレ富山
5連敗中。5月の6戦を全敗などというふざけた結果に終わらせることはなんとしても避けねばならない今節、熊本は水前寺競技場へと赴き、ロアッソ熊本と対戦します。
前節、裏天王山となった讃岐との対戦に敗れ、実質的な「最弱」が証明されることになってしまったカターレ。
ショックを受けている・・・と、「いいな」と思います。もはや、同情には値しません。
なぜなら。内容云々ではなく絶対に勝たねばならない試合であったにもかかわらず、“いつもどおり”の試合をしてしまい、逆に気迫を全面に出してきた讃岐に圧倒されてしまったくらいだったから。
そんな最悪の状況に追い打ちをかけるように、苔口とヨンドクという攻撃の要とならねばならない選手が負傷離脱とか。リーグワースト得点のカターレにとっては、泣きっ面に蜂どころではない痛手。
そんな中で、思うのは。
きちんと、この状況に対して危機感をもっていてくれればいいな、と。
危機感をきちんと持っていたなら、讃岐戦で逆転負けもしなかったはず。それが足りなかったからこその敗戦であり、5連敗でもありましょう。
今度という今度は、言い訳が出来ません。ここでまた“いつもどおり”の無様な敗戦を繰り返してしまうようであれば、救いがなさ過ぎます。
本来は逆かもしれませんが、今必要なのは、内容よりも勝利。「内容は良かったけれど負けた」なんて、もういらないのです。

結果が出ていなくて苦しむ、といった状況というならば、相手の熊本も大概ではありますが。現在、直近の7試合で6分け1敗と、勝利から遠ざかっています。
引き分けすらままならず、敗戦という結果にだけはきちんとつながってしまうカターレにとって見れば、勝ち点1ずつでも積み上げているのに贅沢言うな!とか言いたくなってしまいますけれども。
頑張りを勝利に結びつけられない甘さを払拭すべく、ホームの期待に応えるためにも、熊本にとっては負けられない試合のはず。弱小富山を踏み台にして上昇へのきっかけとせねばならないと臨んでくることかと。
それでなくとも、熊本は相性の悪い相手。過去、昇格初年度であった2009年の初対戦とその次で2連勝して以来、その後はずっと勝ちなし。引き分け4試合はいずれもせっかく先制しながら追いつかれてのもの。去年のアウェイ戦もそうでした。前半の早い段階で西川のゴールによって幸先良く先制したにもかかわらず追いつかれ、勝てませんでした。
そこに来て、今節。熊本にとっては負けは言うまでもないとして、引き分けはもうこりごりというなか、勝ちしか狙ってこないところでしょう。
そんななかでただでさえ結果の出せていない攻撃陣から苔口とヨンドクを引いて、それで勝てというのは、高望みなのでしょうか?

そんなことを気にしてる場合じゃない。
さすがに、もう危機的状況であることをしっかり自覚していてほしい。絶対に勝たねばならない試合を落とした意味を、置かれた現状を正しく認識してほしい。
その上で、なにが出来るか・・・いや、出来るかどうかじゃない。やるしかないんだ。
災い転じて福と成す。
ここまで4得点の苔口がいないからこそ。それでもなんとかしなければならないのであれば、どうするのか。いままで通りでは駄目ならば、どうするのか。それをきちんと考え、実行に移し、さらには結果に結びつけなければならない。
ここまで、あるいは自己中心的になりがちであった中島。自分がどうにかしなければという思いが結果に結びついてきませんでした。
けれど、ここに来て、そんな場合ではなくなった。出来る出来ないではなく、やるしかなくなった。
ならば、吹っ切れてほしい。空回りなんてしている暇はない。思いを結果に結びつけること以外、勝つ道はないのだから。
それは白崎らほかの選手たちも同様。「前を向かずに横に向いてサッカーをやってるのか?」というような、これまでの可能性を感じさせない攻撃では勝てないことは、火を見るよりも明らか。危機的状況であるからこそ、それを打開するにはどうするかに、真摯に向き合わねば。
守備陣にしてもおなじこと。
前節も結局、“いつもどおり”に寄せの甘さを振り切られるかたちでの失点だったのであって。そんなことを繰り返しているようでは、負けるに決まっています。
前節の試合後、監督とともにサポーターと向き合ったキャプテン・御厨。ただ単に批判の矢面に立った、ということで済ませていいわけはなく。思いを受け止めたなら、それをプレーにフィードバックし、さらには勝利へと結びつけて一回りも二回りも大きくして返すまでが、やるべきことでしょう。
ならば、簡単に失点している場合じゃない。14戦連続失点中という不名誉極まりない現状に、ここで終止符を打たずしてどうするのか。
絶対に零封して勝つ!1点たりとてやらん!そういった思いを力に変え、無失点につなげねば。

このところ夏を思わせる気候が続いていますが、そんななかで九州は熊本、そんななかで14時開始という今節。相当に厳しいコンディションとの戦いにもなるのでは。
ならばこそ。
その厳しさを受け入れるべき。どんなコンディションであったところで、「最弱」のカターレにとってはつらく厳しい戦いであることになんら変わりはないのであって。
むしろ、そんなハードコンディションによって相手のクオリティが落ちるようなことがあれば儲けモノ、くらいにとらえるべきでしょう。
勝ちたい思いは、熊本とて同じ。前節の讃岐戦で敗れたのは思いの強さで負けた―――それを認めた上で、今節やらねばならないことはひとつ。
相手を上回る気迫をもって、がむしゃらに勝利を追い求めること。いや、求めるだけでは駄目。しっかり、6試合ぶりの勝ち点3という結果にまで結びつけること。
勝って、変われ!!弱いカターレから、変われ!!
連敗阻止は、最低限。苦しいからこそ、勝て!
死中に活あり。
苦しいからこそ、変わるチャンス。
見たいのは、善戦ではなく勝利。
勝たれ!!!富山!!!!!
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裏天王山であえなく逆転負け。讃岐に初勝利を献上し、5連敗  カマタマーレ讃岐戦

2014-05-27 05:43:14 | カターレ富山
1-2で敗戦。
いったい、なぜこんなことになってしまったのか。
もちろん、最下位が相手だからと侮っていたわけではないでしょうけれど。それでも、結果が出せねば、内容云々でなく勝たねばならない試合を落としてしまった代償は、大きすぎました。
今節の結果、総失点数でかろうじて最下位転落には至らなかったものの、どこをどう見ても実質最下位。
正直、どこまで本気で勝ちたかったのか疑ってしまうレベルです

なにが敗因だったのかといえば・・・初勝利を目指して一戦必勝の気概で臨んできた讃岐に対して、カターレの側は、あまりにも“いつもどおり”過ぎた。もちろん、悪い意味で。
実に5試合ぶりに先制点を挙げることが出来たというのに。そこから一気呵成に突き放して勝敗を決しなければならなかったのに。
前半のうちに追いつかれて1-1。その時点で勝ちをあきらめる必要などなかったにもかかわらず、勝ち越し点を奪わねばならなかったにもかかわらず。
攻勢を強める讃岐に防戦に回ってしまい、いつものように寄せの甘さを露呈。まんまと逆転を許してしまうことに。
その後も、“いつもどおり”反撃が報われず。いや、その反撃すらも散発的なもので、相手に脅威を与えるようなものではありませんでした。
はっきり言って、力負け。
そりゃ、強くない・・・むしろ弱いと言っていいチームが、いきなりなにもかもガラッと変わるとは思いません。最下位が相手だから勝てる、というのもむしが良すぎでしょう。
けれど。
いわば、それ以前の問題。
なぜ、連敗脱出に向け、万難を排して勝利を求める姿勢を見せられないのか。
そりゃ、相手も必死。そう易々と自分たちのペースに持ち込むことができるものでもないでしょう。けれど、それは「やらねばならないこと」であって。
無茶を承知で言えば、「出来なくてもやれ!」てなもので。
たとえ力及ばずとも、勝利への気概をプレーに乗せることは出来るはずです。
けれど。
それさえも、見て取れなかった。悪い意味での“いつもどおり”が、この裏天王山ですら、変わることがなかった。

絶対に勝つしかない試合を落としてしまった事実。
選手たちは、それに、どう向き合うのでしょうか?
アウェイの地にもかかわらず、試合後に監督・キャプテンをゴール裏に呼びつけての問答がありました。
はたして、ファン・サポーターの思いというものは、本当に伝わっているのでしょうか?
伝わることなくこの惨状というのでは・・・それは、ただ、悲しいことだと思います。

勝利を求める切なる思いは報われてほしい―――そんな純粋な願いさえも、ままならぬ現状を前にしては、踏みにじられてしまうというのでしょうか?
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第15節  カマタマーレ讃岐戦

2014-05-23 20:36:34 | カターレ富山
シーズンも全体の1/3を消化した段階で巡ってきた、今後の行方をかなり大きく左右する大一番。丸亀競技場に乗り込み、カマタマーレ讃岐と公式戦初対戦となる今節。
いかなる相手であっても、負けて良い試合などあるわけもなく。どんな試合でも勝ちを求めていかなければならないのは必定。
とは言いつつも。勝負である以上、勝ちたいと思っていても必ずしも勝てるわけではありません。今季にしてみれば、異常なまでに負けが込んでいることが甚だ業腹ではありますが。
しかし。
そんな原則論や理屈なんかを超越して、どうしても、なにがなんでも勝たねばならない試合というのも、また、確かに存在するのであって。

それが、まさに今節。
勝ち点5で21位のカターレ富山と、勝ち点2で最下位のカマタマーレ讃岐。現在J2で“2弱”を形成してしまっているチーム同士の直接対決。
その1勝が、その1敗が、まさに天と地ほどの明暗を分けてしまうという、単なるシーズン中の1試合ではない重要な意味を持ちます。
讃岐にとっては、ホームでの今シーズン初勝利がかかっています。勝てば富山と勝ち点5で並び、最下位脱出が見えてくるとなれば、それはもう遮二無二狙ってくることでしょう。
状況的にも、「富山に勝てなくてどこに勝つんだ?」ということになっているのではないかと。他チームはいざ知らず、ここまですでに11敗もしていて、内8試合で零封負け。得点もわずかに7点と、数字の上では1勝を挙げているかどうかの差しかない。セットプレーに弱かったり、失点の後にガックリと落ち込んでさらに失点してみたりとメンタルも脆弱。つけいる隙も充分という見方も。
いかにも勝てそうな相手にしっかり勝って、未勝利の呪縛を消し去りたいとの気持ちを込めて待ち構えていることかと。
いかに最下位といえど、岐阜や栃木で活躍・故郷の香川に凱旋した高木 和正や、J2通算200試合出場を達成した高橋 泰といった実力者が力を発揮したならば、それはやはり脅威。チームの顔である富山出身・西野 泰正も、カターレ富山を打ち倒すべく、虎視眈々と勝利を狙っていることかと。
なにより、これまでの14試合で勝つことの厳しさを身をもって味わってきたはず。それを踏まえ、勝てそうな、勝つべき相手との一戦に賭けねばならない想いというものの大きさを実感しているはず。
とはいえ。
どうしても勝たねばならないという気持ちの強さで言うならば、讃岐のそれよりも大きく、重いのがカターレなのであって。
J参入初年度の讃岐はいざ知らず、6年目のカターレがこんな成績でいて良いわけがない。過去最悪ペースは、どう考えても間違っている。
そんな中で迎える、逆天王山。
負けは論外として。引き分けすらも承伏できません。勝利以外の結果は、断じて、必要ありません。勝ちしかいらない。

どうしても勝たねばならない一方で。懸念材料は、やはりあります。
今季ここまで、いわゆるメンタルの弱さにどれだけ泣かされてきたことか。決めるべき場面で決めきれず、守らなければならない場面でやられてしまったことの、いかに多かったことか。
嫌が応にもプレッシャーがかかるこの試合。そんななかで、気持ちだけが空回りしてプレーが追いつかない、なんてことが起こってしまっては目も当てられません。
勝利への熱は確かに心に宿らせねばならない一方で、冷静勝つ確実に結果に結びつけるクールさも必要。それを、この大一番で着実に成し遂げねばなりません。
過去にも、似たようなシチュエーションはありました。
2012年の第35節・町田ゼルビア戦。勝てば自力残留がほぼ確定するという、最下位相手にどうしても勝たねばならなかった試合。
前半の早い段階で、上げたクロスが直接ゴールに入るという意外なかたちで先制。そこから突き放さねばならなかったのに、オウンゴールという不本意どころではないかたちで同点に。そこから2点を入れられ突き放されてしまい、1点差と詰め寄るもタイムアップ。大一番を落とし、結局最終節まで残留争いが続くこととなってしまったのでした。
似た展開として、2013年第42節・岐阜戦。前半の内からPKで先制点を得たというのに、オウンゴールを献上してしまい同点。さらに勝ち越し点を奪われ、逆転負けで後味の悪いシーズン最終戦となってしまったのでした。
そういった過去と現在とを比べたとき・・・残念ながら、メンタル面の向上は願うほどには成されておらず、それが現状の21位という成績にも表れています。

けれども。
だからこそ、発想を逆転させて考えてみるべきなのです。
どうしても勝たねばならない、プレッシャーのかかる試合。「これまで通り」であったならば、またしても決めるべき場面で決められず、決められてはいけない場面で決められて敗戦、なんてことも、ないとは言い切れません。
ならば、逆に考えればいい。
プレッシャーのかかる試合だからこそ、それを制することが出来たならば、その得られるモノのなんと大きいことか、と。こんな大事な試合を見事に制したあかつきには、そんじょそこらの試合ではメンタルの弱さなんて出てこなくなる、って。
勝つことこそが、特効薬。
勝てない状況が変わらなかったこれまで。それを変えるのは、勝利。勝利したなら、勝てない状況なんて変わってしまう!
大一番を見事に制したならば、それはきっと大きな糧となり、心のよりどころとなるでしょうから。

期待したいのは、敬介。前節はスタメン起用に応え、攻守にわたって獅子奮迅の働きを見せました。特に守備面では、あわやという場面を救うビッグプレーも。
今節は持ち味であるスピードを活かした攻撃により力を入れて、相手守備陣を脅かしてほしいと思います。ともすれば攻撃が前の3人だけになってしまうような状況も見られるなか、それ以外の選手でも積極果敢にゴールを狙っていく姿勢は絶対に必要だと思います。敬介には、その切り込み役として、自ら先頭に立って攻撃陣に熱を注入してほしい。そう思います。
讃岐といえば、カターレ黎明期のレジェンド・ヒデこと石田 英之氏の移籍先。昨シーズンをもって現役引退後、讃岐でコーチとして後進の指導にあたっているとのこと。今節、ラジオ中継のゲストとして来場するのだとか。
敬介には、そんなかつての盟友の前で、しっかりと健在ぶりを示してほしいと思います。アローズ時代にはJFL新人王を獲得した若手も、現在は中堅からベテランの域へ。そのあいだ、変わることなくカターレ富山というチームのために力を尽くしてきたその姿を、是非ともヒデに伝えてほしい。そう思います。
そして、おなじくヒデとチームメイトとして苦楽をともにした苔口の奮起にも期待。
昨季はハットトリックを含む11得点、今シーズンもここまでチーム最多3得点。チーム攻撃陣の柱として活躍する様を、しっかりとみせつけてほしいです。
やはり、得点無くして勝利無し。
相手のやる気を削ぐような、そしてカターレに勇気を与えるような。そんなゴールが見たい。
今季ここまで、アウェイ戦ではわずか1得点。しかも、微妙な判定によるPK。
ここで、殻を打ち破ってほしい。なんなら、ハットトリック決めるくらいでもいい。
リーグワーストの得点力を、ゴールという結果で変えて見せろと。結果に、勝負にこだわる姿勢を見せてほしいです。

「さすがに富山相手になら勝てるだろ」だと?
そんなことあるか!そんなわけないだろ!
勝つことの難しさを、ときに運命の非情さを知っていたならば。そんな言いぐさ、認めて良いわけがない。
ならばこそ。
きちんと、カターレの勝利という結果で思い知らせてやるべき。
もちろん、簡単なことではないでしょう。これまでも、勝てない状況、負けてしまう悔しさは、嫌と言うほどあじわっているのだから。
だが、屈するな!!
ただ、勝つために全力を尽くせ!!その力をもって、“2弱”などではないことを、証明しろ!!
勝負は、時に非情。
今が、その非情に徹するべき時。讃岐を勝ち点差6に広げる単独最下位へと蹴落とすことも、躊躇無くやらねばならない。
やらねば、やられる。ならば、やれ!!!
勝ち点3しか、いらない!勝利だけが、必要!!
ならば、勝て!!!勝って、弱さを断ち切れ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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惜敗ではない0-1負け。今季8度目の零封負けで4連敗  ジュビロ磐田戦

2014-05-19 21:53:54 | カターレ富山
0-1で敗戦。
強豪を相手に善戦し、同数のシュートを放つも及ばず、惜敗―――そのように評するには、いろいろと足りない試合でした。
チームに帯同しながらも出場の無かった日本代表・伊野波の影響、さらには初めての県総でよろしくないピッチコンディションに苦慮したなど、ジュビロ側もベストな状態とは言えなかったであろうこと。
失点シーンについては、もちろん技術的なレベルの高さをみせつけられたということはあるにせよ・・・気を引き締めねばならなかったはずの前半アディショナルタイムに決められてしまい、0-0で折り返すプランが崩れてしまったこと。
それでも後半の奮起によって同点、逆転につなげなければならなかったところ、それをなすことができなかったこと。
最終盤にも攻撃の意志を示し続け、あと少しのところまで詰め寄りながらも、結局はゴールを割れなかったこと。
そして、なにより。
今季最多の8018人を集めたホーム戦で、また零封負け。ファン・サポーターに勝利を届けられなかったこと。

気合いが入っていたのはわかりました。ショックの大きい時間帯の失点だったながらも、そこで崩れることなく追加点を許しませんでした。課題であったセットプレーからの守備も集中していたのがわかりました。致命的なミスがあったわけでなく、最後の最後まで勝利への気概が見られたことも伝わってきました。
けれども。
チームの進歩があったから、強豪相手にも通用したから惜敗だった、とは・・・正直、思えませんでした。
よくやっていたことは事実ながらも、逆に言えば、それくらいはやらないと勝てないのであって。強豪相手ならばなおのこと。
番狂わせを狙い、それを成し遂げるには、普段の力+αが必要だったところでしょうが、それを出せなかった。
そのベースとなる普段の力という部分についても。
相変わらずの、無得点。その得点出来ないところも、相手の守備が良かったから太刀打ちできなかったということではなく、自分たちの力が足りなかったから獲れなかった、ということが見て取れました。

惜敗ではない、0-1負け。
これまでと変わらなかった、変われなかったから、勝てなかった。
ジュビロにしても、決して良い状態ではなかったように思います。去年ガンバと対戦したときのような、わかっていてもやられてしまいそうなヤバイ雰囲気というものは感じられなかったし。勝てるチャンスが無かったわけではなく。
状態が良くないなかにあっても勝ちきったジュビロに対し、悪くないなかにあっても、勝ち点1すら獲得できずに敗れたカターレ。
現在のチーム状況そのまま、といえばそうなのですが・・・。
少なくとも。強豪チームに善戦したことはプラスになる!と言える内容の試合ではなかった、と。
いかんともしがたい、という気持ちで一杯です。

これで、4連敗。前節もたまたまPKを得ただけで実質的には0点だったことを思えば、続く深刻な得点力不足の解消は、未だ見通せず。
それでも。
それでも、なんとかしなければ。
シーズンも1/3を消化。過去最悪ペースを打ち破るには、まずは得点すること、そして勝つこと以外に道は無いのだから。
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第14節  ジュビロ磐田戦

2014-05-18 10:20:30 | カターレ富山
今季こそ史上初のJ2参戦となっているものの、かつての黄金期にはJ1制覇3回、天皇杯優勝1回という名門中の名門・ジュビロ磐田。J2に降格といっても、戦力としてはJ2レベルのそれを遙かに上回っていることは厳然たる事実であって。
先に発表された6月に行われるブラジルW杯の代表に、DF伊野波が選出されたことも記憶に新しいところ。予備メンバーに選出されたDF駒野、外れはしたものの選出されてもおかしくはなかったFW前田、元代表・海外経験も豊富なMF松井と、まさに超J2級の規格外クラブ。ここまでは8勝3分け2敗、ものすごい連勝街道驀進を続ける湘南の後塵を拝するかたちにこそなっているものの、それでも1年でのJ1復帰を疑われない状況で2位。
対して、カターレ。ここまでわずか1勝にとどまり、現在3連敗中。今なお未勝利の讃岐が下にいるだけで、本来ならばぶっちぎりで最下位でなくておかしい戦績です。
たまたま上のクラブがいるだけで1位でおかしくないクラブに対し、たまたま下のクラブがいるだけで最下位でおかしくないクラブの対戦。月とすっぽんどころじゃない、おなじJ2というカテゴリにいるのが不思議、という取り合わせやもしれません。
ごく一般的な見方をしたならば。
あるいは、勝負ですらないかもしれません。ただ、ジュビロが何点獲るか、前田ら期待されている選手が活躍できるかだけが見所の、ジュビロが勝って当然、カターレにとってはいつも通りの敗戦という、それだけの試合―――そんなふうに思われている可能性が高い、ではなく、傍から見ればそうとしか考えられないのではないかと。
しかし。
たとえジュビロにとっては雑魚を蹴散らすだけの試合だったとしても。カターレにとっては、相手が強豪であろうが何であろうが関係ない。勝たねばならない試合であることに、なんら変わりはないのです。
勝ち目がないとか連敗中なのにとか、そんなことはこの試合そのものには関係ない。
むしろ、ピンチはチャンス。
勝ち目が薄い強豪であるからこそ、勝って得られる自信と経験値は跳ね上がるというもの。ならば、万難を排して遮二無二勝ちにいく以外に、必要なことなどありはしません。

ここまで8得点を挙げている前田をはじめ、攻撃陣の脅威を防ぎきらないことには勝利は遠いでしょう。また、これまでのように相手にとって決めてほしい選手のゴールで勢いづかせてしまう一方、こちらは意気消沈して反撃もままならず、という展開を繰り返すわけにはいかないのだから。
前節にしても、気をつけねばならないとわかりきっていたはずのセットプレーで失点、明らかに勢いづかせる一方でガックリ、というこれまで通りの展開でした。ジュビロはセットプレーも強力。それに屈していたのでは、やはり勝てない。たとえ強力な攻撃にさらされても折れることなく、守りきる姿勢がなによりも肝要です。
むしろ、強力攻撃陣であるからこそ。それを阻止すること、無失点に抑えることが自信につながることを念頭に置くべきであって。開幕戦のスコアレスドロー以来、12戦連続で失点中。そんな悪癖を、ここで絶てと。むしろ、「あのジュビロから無失点」という勲章を掴めと。リーグワースト級の失点チームであっても、真摯にがんばりを見せたならば報われるということを、結果で示してほしいです。

リーグワーストの得点である攻撃陣の奮起無くして勝利無し。
前節、今季2得点目を挙げた中島ですが、微妙な判定からのPKでは、納得もしていないでしょう。ならばどうするか?決まっている。ホームのファン・サポーターの期待に応えるゴールを、強豪相手にも決められるところを、しっかりと示す。これしかないでしょう。
その中島ですが、相手の元日本代表・松井大輔には、思うところもあるではないでしょうか。「いずれヨーロッパに移籍し、世界一のプレーヤーになる」という目標を公言している中島。今はまだ経験の浅い彼にとって、松井は実際にヨーロッパサッカーを経験してきた先駆者。経験に裏打ちされた説得力が違います。
ならばこそ。サッカー選手であるならば、そのプレーぶりで認めさせるしかない。単なる妄言でないことを示さねばならない。覚悟を示さねばならない。そんな試合でしょう。
そして、まさに当日18日に誕生日を迎える白崎にも、バースデーゴールの期待がかかります。
ジュビロの力は、紛れもない「本物」。それに相対することができる経験を、最大限に活かさねば。
昨季、同じく本物の強豪として対戦したガンバ戦でゴールを挙げてみせたように。あのときも、掛け値なしに強い相手であったからこそ得たものも大きかったことでしょう。
全力をもって挑むよりほかない相手。半端な気持ちでは勝負にすらならないでしょう。だからこその、限界突破を期待したいのです。
そして、その輝きをもって、チームを勝利に導いてほしいのです。

確かに、実力差は歴然。勝ち目はほとんど無いのかもしれません。
けれど。
だからといって、勝てなくても仕方ない、なんてことにはならない。あきらめたりなどしない。
強豪が相手でも関係なし。ここでもし悪い意味での「これまでどおり」を繰り返すようなら、そりゃ、容赦なくブーイングですよ。
それでも。
全力をもって挑むことを忘れなければ。勝利を渇望する気持ちを失わなければ。決して、負けて当然などとは思いません。
むしろ、勝つ!!
勝つことで得られるものの大きさを考えるならば。それは、きっと単なる1勝ではないはず。
ならば、勝て!!
勝って、常識を打ち破ってみせろ!!!強豪の足下をすくってやれ!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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