行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第31節 FC今治戦

2022-10-29 23:07:42 | カターレ富山
今シーズンJ3リーグも残り4試合。今節にも首位・いわきのJ2昇格が決定する可能性があるなかで。
2位・藤枝との差が8である5位・富山と同9である6位・今治との直接対決。
どちらにとっても、もはや数字だけに過ぎないのでは?というほどのか細い昇格への可能性ではありますが。
ひとつ言えるのは、勝って勝ち点3を積み上げ、そのごくわずかな可能性を存えさせることが出来るのは、どちらか一方のみ。
同時にそれは、勝てなかったほう、あるいは引き分けなら両方が、昇格戦線から脱落してしまうことを意味します。
生き残りをかけて。そしてなにより、ホームのプライドにかけて。
必ずや勝利し、カターレの力を示さねばなりません。

カターレと今治、両チームの勝ち点差は僅かに1。
やはり上位直接対決であった藤枝との対戦では、ホーム連続負けなしがストップ、しかも4失点大敗という手厳しい結果を突きつけられてしまったカターレ。
さらに、前節八戸戦では、最後の最後、ラストプレーで逆転負けをくらうという、なんともダメージの大きい負け方を喫して2連敗。
そして、今節の今治戦。3連敗を喫しようものならいろんな意味で、“終わって”しまう試合。
のまれてしまうわけにはいかないと知りつつも、それでも・・・選手たちにかかるプレッシャーは、いかばかりか。
ただ。
奇しくも、と言うべきでしょうか。今節の相手、今治もまた、現在2連敗中。
前々節、下位のYS横浜に足元をすくわれるかたちで、よもやの敗戦。そして前節は松本との上位対決を落とすかたちで、差を詰めるどころか広げられる痛い敗戦を喫し、連敗になってしまった、と。
順番こそ違え、上位直接対決を落とし、下位を相手に取りこぼして2連敗、もう後が無いなかで、3試合ぶりの勝利を目指す今節。
どちらにとっても、この試合の重要度は推して知るべし、というところで。
今治にとっては、前回対戦で富山を破っているという実績があり。当然のように今節も勝つことで、シーズンダブルを達成して順位を入れ替えねば!と気合も入っていることかと。
首位・いわきを撃破した数少ないクラブでもあり、勝ち負けはあれど、ここ16試合連続得点中など、決定力も備えているようで。
勝ち点差1であるカターレとは、ほぼ互角、あるいは今治のほうが地力に勝るところもあろうかというくらいで。
勝ち方を知っているクラブの攻勢に屈するかたちで敗れた藤枝戦のように、相手の得点力の前に反撃がおぼつかない、なんてことになってしまっては、勝利は遠いと言わざるを得ないかと。
生半可な覚悟で相対してしまっては、してやられる結果につながってしまうことも十分にありえます。

いかにして、6ポイントマッチを制するか。
言うは易く行うは難し、ということは知りつつも、それでも。得点力に自信がある相手というならば、いかに得点させないかが肝要。
そこで期待したいのは、GK・山田の奮起かと。
先の大野に続き、山田もまた前節八戸戦の出場でJ通算100試合出場を達成したものの。それを勝利で祝うことが出来ませんでした。
今節、ホーム戦ということで試合開始前には達成セレモニーもあることかと思いますが。今節の勝利でもって記録を、記憶をポジティブにアップデートしようじゃないかと。
アップデート、と言えば・・・。
今治との前回対戦にあたる第2節のアウェイ戦では、FW中川 風希に月間ベストゴールに選出されたループシュートをくらい、晒し者になってしまうという屈辱を味わいました。
今節、今治の連続得点試合をストップさせるシャットアウト勝ちでもって、その記憶を塗り替えるアップデートを施さねばならないところ。
ゴールの番人として。このところの連続失点をストップさせる零封勝ちで、チームにも、そして山田自身にも自信となる勝利を挙げてほしいです。
その勝利に向けて、攻撃陣の奮起も必要不可欠であるなかで。
3連勝のあと2連敗となってしまっている小田切監督体制のなかでも。
そのあいだ活躍を続けてきた、高橋、松岡、陽次の富山県出身トリオの活躍に期待したいところです。
相手の攻撃の芽を摘み、的確なボールコントロールでもって攻撃の起点となる陽次のポジション取り、パスセンスをして、チームに勢いをつけてほしい。それがひいては、自身も含め、攻撃への、得点への勝機となっていくだろうから。
持ち味の発揮と言えば、松岡も。
果敢に、強気にガシガシと攻め入るプレイスタイルは、今やファン・サポーターにもすっかりおなじみとなりましたが。
決定機につなげるアシストもさることながら。
まだ彼自身、ここまでホームでは得点していません。
ホーム初得点の栄誉を、勝利に繋げるべく。記録に、記憶に残るゴールでもって、地元のファン・サポーターを沸かせてほしいです。
そして、高橋にもそれは言えることで。
前節の吉平の得点も、前線でしっかりと体を張って起点となった高橋の頑張りがあったからこそ生まれたもの。
そんなプレーぶりを、ぜひとも県総でも継続して、得点に結びつけねば。
それに・・・今治戦は、チームにとって前回敗れた借りを返すリベンジマッチであると同時に。
前回対戦で、先制されつつも同点ゴールを決めた高橋であったものの。その後勝ち越されてしまい、活躍がフイになってしまったことがあったことを思えば。
今度こそ、勝利につながるゴールを挙げて、ヒーローになってもらいたい。
11試合に渡って続いてきたホーム負けなしがストップしてしまったけれど、それでも。また立ち上がり、勝利するという姿勢を、ゴールでもって示してほしい。そこからのリベンジを、是非とも成し遂げてほしいです。

今シーズンここまで10敗のカターレ。正直言って、負けすぎだと思います。
そのうち、前節の八戸戦を含めて、シーズン後半戦の5敗は、いずれも前回対戦で勝った相手にやり返されたもの。
そんな中で迎える、今節を含むラスト4試合。
それは、4試合ともカターレが前回対戦で敗れた相手。
つまり、なにが言いたいかと言えば。
リベンジも、5回もやられるばかりで、やり返せないなどということがあってはならないと。
そう、リベンジを期すにあたっては、大事なのはこの今治戦。
負け越しなど、願い下げ。
それでなくとも、ホームもアウェイも勝てなかった昨シーズンも含め、ここまで非常に分の悪い今治戦。
先の沼津戦のように、相性の悪い相手にまたしてもしてやられてしまった、なんてのは願い下げ。
どうしても勝たねばならないというならば。
理屈ではなく、実力行使からの結果でもって、力を示さねば。
残り4試合で4連勝フィニッシュを成し遂げるには、なにあろう、この試合での勝利があったればこそ。
だったら、勝つしかなかろうよ。
必ず、やり返す。
決意を、力に変えろ!そして勝て!

鼻息荒く乗り込んでくる相手を、返り討ち!
ホームのプライド、示すは今!!
リベンジ4連戦、すべての撃破を成し遂げるため、まずは1勝目を!

勝たれ!!!富山!!!!!
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終了間際に痛恨被弾。逆転負けで連敗 ヴァンラーレ八戸戦

2022-10-24 20:44:28 | カターレ富山
1-2で敗戦。
どうしても勝たねばならなかった一戦。選手たちに気迫は存分に感じられたし、先制ゴールを奪って勝利への道筋もつけた。
ただ・・・結果が、伴わなかった。
バーに救われたり決定機を外されたり、負傷で1人少ないなどのピンチをどうにかこうにか乗り切っていたものの、最後の最後、まさにラストプレーで暗転。
前回対戦のお返しとばかりに逆転負けをくらい、痛すぎる敗戦。
ただでさえ低かった昇格への可能性は、ほぼ数字だけの状況へと追い込まれることとなってしまったのでした。

前節より大きくスタメンを入れ替えて臨むこととなった今節。実に8人を変更することに。
DFでは髙山が初スタメン、小田切体制初スタメン起用の鎌田。怪我の離脱から復帰の碓井とシルバのボランチ。安藤が控えに回り、陽次を起用。FWは高橋と吉平が務めることとなりました。
アウェイの地、そして雨というコンディションのなかで、いかに自分たちのサッカーをやり遂げるか。各メンバーがベストを尽くす活躍が求められました。
前節・藤枝戦の敗因として、前半から相手に試合状況に慣れる時間を与えてしまったということがあったかと。それを繰り返さないためにも、早い段階から主導権を握る展開が求められたところ。
そんな意図と、藤枝ほどには圧が強くなかったこともあったか。序盤は、カターレ側が優勢に。
そんななかで、16分。
前線へのロングボールをペナルティーエリア内で高橋がしっかりと収めると。そこに走り込んできた吉平にパス、そのままエリア外から勢いよくグラウンダーのシュート!
それが見事に決まり、先制に成功。
前節の反省を踏まえ、良い時間帯にしてやったりの先制点。吉平も、見事に起用に応えてみせました。
勝利に向けての道筋をつけたカターレ。
その後、松本が痛んで前半のうちに交代してしまうというアクシデントもあったものの、それでも。
負けられない戦い。勝利に向けて、1-0で前半を折り返し。

・・・しかし、後半開始から早々でした。
49分、変化をつけたCKからの流れで、ゴールライン際から元カターレの萱沼 優聖が上げたクロスを近石 哲平にヘッドで決められてしまい、追いつかれてしまうことに。
相手にとっては、反撃の後半に理想的なかたちで試合を振り出しに戻すことに成功したかたち。
一方のカターレにとっては、引き分けすらNO、勝つしかないなか、どうしても勝ち越しゴールが必要という展開に。
たらればを言っても仕方ないけれど。
もし、このタイミングで「次の1点」を挙げたのがカターレであれば、試合展開、そして結果は違っていただろうな、と。
ここ5試合で4勝1敗と調子を上げている八戸にとって、闘志が沸く同点ゴール。
カターレにとっては、どうしても勝たねばならないなかで、厳しい同点ゴール。
だんだんと、八戸の側に勢いが増していくなかで。
バーに救われて事なきを得るという大ピンチがありながらも、なんとかしのぎ続けたカターレ。
押され気味のなかで、さらなる痛手となったのが、84分、途中出場から奮戦していたガブが負傷でピッチを出ることとなってしまったこと。
交代枠を使い切った状態であり、ただでさえキツイ試合最終盤にあって、ひとり少ない10人となってしまったこと。
正直、劣勢は明らかでした。

ただ、それでも。
あきらめなかったカターレ。88分には、松岡が得意なかたちでゴールライン際まで攻め入り、中央へクロス。それを髙山が頭で合わせ、最後は高橋が蹴り込むものの・・・今度は、カターレ側がポストに嫌われることに。
92分には高い位置でボール奪取した高橋がほぼ1対1という状況で蹴り込むものの、ゴールならず。
チャンスを逃したしっぺ返しとでも言うように。そこで得たCKの流れからカウンターをくらい、GKの山田まで前線に上がっていたガラ空きのゴールに蹴りこまれてしまい・・・。
しかし、九死に一生、ボールは僅かにゴール左にそれて事なきを得ることに。

チャンスとピンチが交錯するなか、5分のアディショナルタイムも残りわずか。
実質、ラストプレーでした。
右サイドから中央へというクロスを上げられたところ、対応していた高橋の体に当たってゴールラインを割ってCKか・・・と思われていた、その刹那。
ボールはラインを割っておらず、そこに詰められてゴール前へと蹴り出されると、それを押し込んだのは、萱沼。
油断があった、というには、あまりにも・・・。
八戸にとっては劇的決勝ゴール。カターレにとっては、悪夢以外のなにものでもありませんでした。

よく、「スポーツは筋書きのないドラマ」なんて言われ方をしますが。
実際のところは・・・「これ、絶対誰かがシナリオ書いているだろ⁉」ってなことを実感することなど、しょっちゅう。
劇的な勝利に歓喜!など、ポジティブに「こんなん、誰かが仕組んだとしか思えない!」ということも、まぁ、無いではないですが。
経験上、その8割くらいはネガティブな意味で、となるでしょうか。
例を挙げるなら・・・忘れもしない2014年。「せっかく勝ったのに降格確定」とかね。
今節にしても、そう。
前節、藤枝に力の差を見せつけられて大敗。そんななかでの唯一の希望は、最後の最後まであきらめずにプレーを続けて、ラストプレーで一矢報いるゴールを挙げたことでした。
そうして迎えた今節・八戸戦。
連敗阻止に向けて幸先良く先制したのに追いつかれ。
「言ってたよな?最後の最後まであきらめないことが大事だって」とばかりに、前節とは真逆にラストプレーで失点してしまう。それが、前回対戦では逆転勝利した相手に逆転負けという事態につながり。しかも、過剰演出としては、元カターレの萱沼による恩返しゴールとか。
これが、悪辣なシナリオライターがゲラゲラ笑いながら仕向けたことでなくて、なんなのか・・・そんなことを考えてしまうような。
閑話休題。
そんな考えても詮方ない妄想にとりつかれてしまうくらいには、精神的ダメージの大きさを実感せざるを得ない敗戦であったかと。

なにからなにまで自分たちのサッカーを貫けなかった自己責任で負けた、とかならともかく。勝てるチャンスを活かせず、取りこぼしと言うには、あまりにも痛い敗戦。
けれども。
後悔は、シーズンが終わってからすれば良い。
まだやるべきことが残っているなか、“先悔”のようなことをしている場合ではないのであって。
今やるべきは、悔やんでうつむくことではない。ファイティングポーズを取り続けることでしかないはず。
だったら。
自分たちのチカラを証明するための戦い。それを、体現するために。
戦い続けるために。
前を、見据えていかねばなりません。
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第30節 ヴァンラーレ八戸戦

2022-10-22 14:14:02 | カターレ富山
昨シーズンは全15クラブによる2回戦総当たりで、第30節がシーズン最終戦となっていたわけですが。昨シーズン比2減5増である今シーズン、今節・第30節の時点で残り5試合となっています。
残り5戦全勝を掲げるカターレ。J3参加クラブの北限・青森県はプライフーズスタジアムにて、ヴァンラーレ八戸と対戦します。

絶対に勝たねばならなかった6ポイントマッチを落としてしまったことで、残り5試合の時点で昇格圏の2位と7差となってしまったカターレ。
4失点の完敗を喫してしまった藤枝が、この先の5試合で都合よくいきなり崩れ、3敗以上で勝ち点を伸ばせず―――さすがに、どうにも想像しづらいところです。
一方で、万が一そんなことが起こったとしても、カターレがその恩恵に預かるためには、5戦全勝が絶対条件、と。しかも、ほとんどが前回対戦で敗れている相手に。
ライバルクラブの負けを祈る、なんてのは・・・さすがに恥知らずな行動と言わざるを得ないでしょう。カターレサポーターとしては、たとえ悲願成就がならずとも、誇りまでも失うわけにはいきません。
ましてや、「ライバルチームの主力に怪我人でも出てチーム状態が崩れたら、まだチャンスが!」なんてのは・・・たとえ頭をよぎったとしても、ゆめゆめ口にしてはならない、タブー。サポーターとしてどころか、人としてダメでしょう。

主力に怪我人と言えば・・・それはむしろ、カターレの話であって。
大野が先のホーム相模原戦で負傷し、その後手術をおこなったというニュースがリリースされました。
J通算100試合出場を達成した矢先。そして、昨年は9ゴールに終わってあと一歩届かなかった2桁得点の実現の夢が、断たれてしまった格好。
さらに無念なのは・・・ホームに続いてアウェイでも勝って同一カード連勝を達成せねばならない八戸戦において、大野が出場できないという事実。
そう、ホーム戦では2ゴールを挙げてチームを逆転勝利に導いた、その立役者がいないということ。
前回対戦で敗れた富山戦にリベンジを期す八戸にとっては、その敗因たる大野の存在は脅威であったはず。その存在感で相手が多少なりともギクシャクすることがあるとすれば。それこそ、直接的ではない部分でも勝利に近づく可能性を上げることにもつながったはずです。
だからこそ。
「出場できないメンバーの思いも背負って」とは、出場メンバーに課せられる宿命のようなものですが。
「大野がいなかったから負けた」などと言わせてはならない、と。
むしろ、いなくてさえも確実に勝つ姿を見せることで、大野にフクザツな思いを抱かせるくらいでなくては。

現在13位の八戸。
今シーズンは序盤から中盤にかけて厳しい試合が続き、なかなか結果につながらない試合が多かったようで。
ここまで29試合で引き分け1は、リーグ最少。
カターレとの前回対戦にあたる第17節においても、せっかくの先制ゴールを活かせず、後半出場から2ゴールを挙げた大野の前に、逆転負けで屈しています。
ただ、遅ればせながらも、ここ最近はチームが成熟し、結果にもつながっているようで。
最近5試合は、4勝1敗の好成績。
クラブ初の3連勝達成、前々節は北九州に追撃及ばず敗れてしまったものの、前節は鳥取を相手に1-0の零封勝ち。再びの連勝を目指し、前回敗れた富山へのリベンジを成し遂げんと待ち構えていることでしょう。
前節の藤枝戦の完敗。それを引きずってしまっていては・・・八戸の勢いに押されるかたちであえなく失点、ということにでもなれば、連敗は必至やもしれません。
元カターレのFW萱沼 優聖、GK服部 一輝が攻守に活躍しているという八戸。思い入れのある相手・富山、それでなくとも勝たねばならないホームゲームに、気合もいつも以上に入って臨むこととなるのではなかろうかと。
もちろん、連敗などもってのほかであるカターレ。引き分けすらもNO、勝つしかありません。
前節・藤枝戦の敗因は、前半のうちにペースを握って先制点にまで繋げられなかった、という部分が大きかったように思います。
そこを改善し、試合序盤から攻め立てていくことが肝要。
八戸に、前々節の前半2ゴールを覆せずに敗れた北九州戦を思い出させるように。
そして、首尾よく先制した暁には、反撃を許さず差を広げる無慈悲さをもって、勝ちきらねば。

期待したいのは、川西。
無念の戦線離脱となった大野ですが、今シーズン挙げた7ゴールは、いずれも価値あるものでした。愛媛戦、八戸戦の逆転2ゴール、沼津戦の終了間際の劇的ゴールなど。昨シーズンよりも、明らかにレベルアップしている様が見てとれました。
その原動力となったのは、川西に師事して練習から実戦を想定したトレーニングを積み、それを試合にフィードバックしたことでしょう。
残念ながら、目標であった2桁に届かずにシーズンを終えることとなってしまった大野。
同じくここまで7ゴールの「師匠」・川西に、その無念を晴らしてほしいです。
2桁達成へ残り5試合で3得点以上というノルマは、決して非現実的な目標ではなく。
むしろ、ハットトリックで1試合にして成し遂げてしまうような、そんな活躍をもって・・・これからリハビリを重ねつつ復帰を期すことになる大野への、エールにしてほしい。そう、切に願います。

他クラブの状況は、わかりません。どうあれ、厳しい状況が続くことに間違いはないのだから。
その上で、やらねばならないことは、明らか。
勝つこと。勝ち続けること。
やれることを、やりきること。それは、ライバルクラブ云々ではない、自分たち自身の問題。
ここで、へこたれるわけにはいきません。
必ずや、勝つ!
勝って、勝ち点3を上積みする!!

勝ちきる気概を、意思を示せ!!
遠く青森県は八戸から、勝ち点3を持ち帰れ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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力の差を見せつけられて完敗。ホーム連続負けなし途絶える 藤枝MYFC戦

2022-10-18 06:27:41 | カターレ富山
1-4で敗戦。
勝つのと負けるのとでは天と地の差であり、当然、勝って上位に喰らいつかねばならない試合でしたが。
予期せぬPKだとか、普通では考えられないようなミス、やらかしといった類の失点ではなかったけれど・・・いや、そうでなかっただけ余計に。
完全に、力負け。言い訳の余地がない大敗を喫し、ホーム連続負けなしの記録が途絶え、差を詰めるどころか突き放されるという痛すぎる黒星となってしまったのでした。

秋晴れというには暑さすら感じるほどの快晴の空の下、藤枝との今シーズン3度目の対戦となった今節。
メンバー外となった陽次に代わって末木がスタメン入りした程度で、前節とほぼ変わらない編成で臨むこととなりました。
結果論ではありますが・・・前半の早い段階で先制点を奪うことが出来たならば、あるいは違った結果に、大敗にまではならなかったのではないかと思います。
前節、先制点を奪われながらも自分たちのサッカーをやりきり、3得点を挙げて逆転勝ち。
もちろん、手応えを掴んで自信を得ること自体には、何の問題もありませんが。
その成功体験を、大事にし過ぎた傾向があったのかもしれません。
言っては何ですが、ここまでの3連勝は中位から下位、連続勝ちなしだったりと、あまり自分たちのサッカーに自信を持てていないチームが相手であった傾向がありました。
そのなかで迎えた、3位藤枝。
3連勝中、必勝を期して上位対決をものにせんと、気合を入れているチーム。
それでなくとも、今シーズン2度の対戦で、いずれも零封負けを喫している富山が相手。勝たねばならない理由しかなかったことでしょう。
その相手に対し、時間を与えすぎてしまったのかもしれない、と。
有利であるはずのホームゲームで、相手の状態がまとまり切らないうちに手を打つことが出来たならば。
もちろん、藤枝の完成度に手を焼き、なかなか押し返せなかったこともあります。それは事実にしても。
それでも力を出し切って先制ゴールを奪い獲れば、展開は違ったはず。
そう、最終的には猛攻の果てに追いつかれてしまったにせよ、いわき相手に追う展開を強いたホーム戦のように。
鍔迫り合いという状況が続いたなかで、相手にもこの試合にアジャストする余裕ができ、その切れ味というものが増してきたなかで。
40分、とうとうこらえきれず、といった具合に失点し、先制を許すと。
さらに45分、痛すぎる追加点をくらって、リードを広げられてしまうことに。
小田切体制となって続けてきたスタイルが通用しない相手に、いかに対処していくか?
その答えが出し切れないうちに、相手の圧力に屈して押し切られるかたちとなる失点をしてしまったのでした。

ならば、巻き返しの後半だ!それも開始直後くらいに1点でも返せば、あるいは。
そう思っていましたが・・・。
開始直後にスコアは動きましたが、それは試合を決定づけるような藤枝の3点目でした。
“勝ち確”のゴールに、駆け付けたゴール裏の藤枝サポーターに向けて走っていく選手たち。
スマンな、サッカー専用スタジアムである藤枝総合運動公園サッカー場と違って、こちとら日本有数の「スタンドとの距離が離れたスタジアム」なんだ。
反対側、カターレファン・サポーターが集うゴール裏からは、苦虫を嚙み潰したような顔でそれをみつめるよりほかありませんでしたが。
そのサポーターの顔は、その後も晴れず。
セーフティーリードを奪った後も、攻撃の手を緩めることが無かった藤枝。それに対し、劣勢を強いられ続けたカターレ。
62分にはさらなる追加点となる4点目を喫しましたが、それはもう、前掛りになって攻勢をかけようとしていれば、そういうリスクも当然あるよね、といったもので。
試合の趨勢というものは、その後も変わらず。攻める藤枝と、反攻を試みるもののうまくいかないカターレという構図に、変化なし。

カターレの敗色が極めて濃厚、12試合ぶりのホーム敗戦が着々と近づくなかで。
藤枝からしてみれば、最後の仕上げというところであったかと。
すなわち、今季、ホーム戦と天皇杯で富山戦2連敗、しかもいずれも零封負けで敗れている。ならば、そのリベンジというなら、このまま無失点でフィニッシュだ!と。
状況が変わらないままに試合は最終盤・アディショナルタイム。
その表示は、3分。
え?3分?たった?
だって、藤枝は後半2点決めて、ゴール裏まで走っていったりしてたじゃないか。そこで時間を使ってただろ?それに途中で選手が痛んだときに、この暑さのなかで、給水タイムっぽい雰囲気になった時間帯だってあっただろ?
そんなに止まっていなかっただろうに5分とか6分とか時間がとられる試合がザラにあるなかで、たったの3分て。
このまま終わってしまうのか?完敗も完敗、6ポイントマッチを落とすだけでなく、なすすべなくやられてしまうのか?
そんななかで。
途中出場の高山からのボールを林堂が落とし、それをやはり途中出場だった椎名が蹴り込み、ゴール!
意地を見せて一矢報いたカターレ。
そのボールをすぐさまセンターサークルへと運ぶも、ほぼ同時に試合終了のホイッスル。まさに、ラストプレーでした。
言い訳の出来ない、完敗としか言いようのない試合。
昇格の可能性が遠のく、痛すぎる敗戦。11試合にわたって続けてきたホーム負けなし、小田切体制3連勝という流れも、全て途絶えてしまう結果に。
ただ、それでも。
最後のプライド、「ホーム戦全試合得点」という要素だけは、堅持してみせた。
ただの負け試合では、終わらせませんでした。

2位だった鹿児島が敗れ、上位対決を制した藤枝が取って代わることに。
その差、7。
一般的に逆転可能なのは残り試合と同数の勝ち点まで、と言われるなかで・・・そのボーダーラインを超えてしまったカターレ。
それでも。
もう絶望的だからとさっさとあきらめてしまうくらいなら、4点も獲られて負け確の試合は、流して終えることも出来たはず。無理に頑張ってしまって怪我でもしてしまっては、それこそ無駄と。
けれど、そうはしなかった。
絶望などしなかったからこそ、最後までやりきった。
その成果としての、零封負け阻止。
完敗を、ただの惨敗としなかった。
この試合で失ってしまったものは多いけれど。
それでも!と言い続ける姿勢---それまでも失ったわけでは、決して無い、と。

戦いは、続きます。
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第29節 藤枝MYFC戦

2022-10-15 14:09:00 | カターレ富山
残り試合を全て勝ち、9連勝フィニッシュを、その結果としてのJ2復帰を目指すカターレ。
普通に考えれば、やはりラストスパートに燃える上位クラブとの兼ね合いもあり、実現は非常に厳しい状況ではあるものの。
それでも。
9連勝のうちの3連勝まで達成してきているという、事実。それが、単なる偶然やラッキーなどではなく、実力で勝ち取ってきたものであるという、手応え。その実感というものは、確かにあります。
そんななかで迎える、3位藤枝との上位直接対決。
どの試合も勝たねばならないことに変わりはないものの、そのなかにあっても、殊更重要度の高い試合。今シーズンの全日程が終了したあとで、いかなる結果になるにしろ、「あのときのホーム藤枝戦の結果が、その後を決定づけた」と言われるに違いない試合となるでしょう。
必ずや勝利し、勝ち点3を積み上げねばなりません。

各地で全9試合が開催されるJ3第29節にあって。
その中でも最注目カードと言っていいのが、この富山-藤枝戦であろうかと。
昇格を争う上位直接対決。この試合の結果が残り試合に、今季J3の最終結果に大きく影響を及ぼすことは必定。
その当事者であると同時に、追う立場のカターレ。
藤枝との勝ち点差は4で、勝ったとしても、この試合の結果だけで順位は入れ替わらず。とはいえ・・・負けてしまうようなことがあれば、それはすなわちカターレの脱落を意味する。引き分けですら同じこと。
当然、そんなことは願い下げ。このところチームに根付いてきたところの勝ちきる力というものを、今節もまた遺憾なく発揮しなければなりません。
これまで積み重ねてきた力を余すところなく発揮し、是が非でも勝利をもぎ取らねばならない、そんな一戦となります。

小田切監督の就任以来、3連勝しているカターレ。一方、藤枝のほうも3連勝中であり、今節の直接対決では、お互いに4連勝を目指した戦いとなります。
ただ・・・客観的に見た場合、藤枝の側が優勢と見られていることでしょう。
藤枝は前節、やはり上位直接対決として松本と対戦。1-0で勝ちきり、6ポイントマッチを制したのでした。
この結果、8試合連続負けなしを達成。これまでにも、9月には雨天中止からの再開試合や台風の影響による順延試合といったアクシデントに見舞われつつも、それに屈することなく5試合連続無失点を達成するなど、しぶとさやたくましさを身につけているようで。
この藤枝戦を含め、このあとには今治、松本、鹿児島といった上位陣との直接対決を控えているカターレですが。そのなかでも、今節の藤枝は、あるいはいちばん厄介な相手と言えるやもしれません。
同じ3連勝中と言っても、讃岐、相模原、岐阜と、言ってはなんだけれど、カターレのそれは、ちょっと落ち目のクラブ相手に挙げた勝利とも言える部分も。
そんな胡乱な相手に勝ってきただけでは、昇格を目指して邁進する真の実力チームを相手には通用しないのでは?---悔しいけれど、そんな見方をされてしまっても仕方のない部分は、たしかにあります。
けれど。
いかに下位だからといって、楽に勝てるわけではないことは・・・必ずしも順位通りの結果になるとは限らないということは、他ならぬカターレが実感してきたことでもあります。
鳥取や沼津といった中位・下位のチームに不覚をとってしまったことを、苦い経験として忘れずにいるからには。
逆に言えば、勝ち点差4ぶんを上回られている上位・藤枝に対してだって、順位通りの結果を受け入れねばならない必要など、ありはしません。
落ち目のクラブに連勝に価値が無い?そんなわけはない。
どのクラブが相手だろうが、100%勝てる保証などないなかで、勝ちきって連勝してきたこと。そこで積み上げた勝ち点にそのものに、貴賤など無いのであって。
それを成し遂げてきた、カターレ。
できるかどうかじゃない。勝てるかどうかじゃない。
できる。そして、勝つ。

今シーズン、アウェイ戦と天皇杯1回戦で2度藤枝と対戦しているなかで、いずれも無失点で勝利しているカターレ。もちろん、だから勝てる、といった単純な話でもないですが。
シーズン序盤であったことを思えば、最終盤の今とではチームの成熟度その他もろもろ、簡単には比較できない部分も多く。わけても、カターレに至っては監督交代すらも経験しているのだから。
それでも。
その2連勝も、偶然やラッキーでたまたま得たものでは、ありません。
開幕ダッシュに失敗し、シーズン序盤からコケてしまったカターレ。志向するサッカーと実際の結果にズレが生じていたなか、前年度のスタイルに戻す方針転換にはリスクもあったものの、それに真摯に向き合って掴んだのが、アウェイ藤枝戦の勝利でした。
そして、天皇杯1回戦。富山県代表と静岡県代表との試合というよりは、リーグ戦のそれとほぼ変わらない、がっぷり四つの対戦となりましたが。
そこを見事に勝ちきり、2回戦神戸戦へと繋げたカターレ。
そこで得た手応えをリーグ戦にもフィードバックし、クラブ初の6連勝にもつなげています。
確かに、藤枝は手強い。あるいはここ最近3連勝とは比べられないほどに、掛け値なしにきつい相手やもしれません。
けれど。
ピンチは、チャンス。
首尾よく勝利を収めたならば。この先のリーグ戦も・・・特にラスト4試合はいずれも前回敗れた相手ですが、「あの藤枝との試合を制したカターレが、恐れる必要などあるものか!」という自信を得る、格好の機会と言えましょう。
だったら。
言わずもがな。勝って、その自信を手にして連勝を継続するしかありますまいよ。

藤枝戦に臨むにあたり、やはり注目プレーヤーとして挙げないわけにいかないのが、吉平でしょう。
藤枝戦最近3試合連続ゴール中。元藤枝の選手であった吉平が、今や藤枝キラーとして立ちはだかる、と。やはり、今節もまたゴールを挙げてカターレを勝利に導く、そんな活躍を期待せずにはいられません。
ここ最近はスタメンを外れ、出場機会が少なくなってはいるものの。けれど、それが必ずしもマイナスだとは思っていません。
それを言えば、4月のアウェイ戦のときもそうでした。
そこまでなかなか出場が無かったなかで、古巣対戦にかかる期待を背にスタメン起用。それに応え、チームを勝利に導くゴールを決めてみせた、と。
前節の岐阜戦では途中出場でしたが。そのなかで、CKのチャンス時に身振り手振りでスタンドから応援するファン・サポーターを煽っていた姿が印象的でした。
そのように。
出場時間の多寡ではなく、そのなかでなにをすべきか?ということが分かっている選手。それが吉平。
だからこその、期待。今節もまた、ゴールを挙げてチームに勝利をもたらしてほしいです。
そして、直近3連勝の立役者ともいえる安藤の活躍もまた、勝利には欠かせないでしょう。
これまでの左サイドでの活躍もまた、チームへの貢献度では相当のものであったことは確かですが。
小田切監督の就任以降のFW起用では、まさに水を得た魚といった様相で。
前節の岐阜戦も3得点全てに絡んでみせましたが、そのなかでも3点目。
相手の競り合いにも譲ることなく果敢に体を張って挑み、その頑張りがシルバのゴールにつながったのでした。
アタッカーとしての矜持というか。執念が具現化したような、そんなプレーであったと思います。
元藤枝3人衆が筆頭・安藤。その活躍でもって、今節もまた“恩返し”勝利を!

やはり古巣対戦となった石﨑前監督のもとでは、1度も藤枝に負けなかったカターレ。小田切監督に代わっては、どうか?・・・いや、どうもしない。ただ、勝つのみ。
今シーズン3度目の対戦、それを制し、3戦全勝を成し遂げねば。
2015年の初対戦以来、リーグ戦では11勝3分け2敗と大きく勝ち越している藤枝戦。
もちろん、だからといって今節も安泰という保証など無いことは承知ですが、それでも。
これまでも相性の悪かったなか、またも屈してしまうかたちで痛恨の敗戦を喫してしまった沼津戦のことを思えば。
悪い結果だけジンクス通りで、良い結果は例外、なんて許さねぇぞ!と。
いわゆる、6ポイントマッチ。むしろ、快勝と言える結果でもって、藤枝に今節だけでない、引きずるほどの敗北感をプレゼントする勝利を挙げねば。
今節の結果だけでは追い越すことは出来ず、たとえ残り全勝したとして、藤枝もまた全勝しては、上回ることはできません。
けれど、それは今節が終わったあとの話であって。仮にそうなったらなったで、そのときには素直に参りました、と降参するだけのこと。
逆に言えば。
そうならないために出来ること、すなわち今節の勝利に全身全霊をかけねばならない、ということであり。
勝たねばならない理由しか、ありません。

上位直接対決を、11戦連続負けなしのホームで迎える今節。
もちろん勝って、その記録を12に伸ばさねばならないことは言うまでもなく。
むしろ、勝つことでこの先対戦するチームにもプレッシャーを与えることにつながるわけで。「もしかして、アウェイ富山戦では勝てないのか?」という不安を相手に強いるくらいになれば、しめたもの。そうすることで昇格の可能性が1%でも2%でも上がるのであれば。
やらない理由がない。勝たねばならない理由しかない。

ならば、勝て!!!
勝って、今季藤枝戦3連勝コンプリートを、成し遂げろ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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