行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

力負けの敗戦・9試合ぶりの黒星  ヴァンフォーレ甲府戦

2009-08-31 22:52:00 | カターレ富山
0-1で敗戦。
前節での西野の怪我の影響により、右SBにオタが入って臨んだ試合。カターレ選手のコンディションは悪くありませんでした。上位チームの名に恥じない甲府の攻撃にも、押し込まれながらも粘り強く対応していました。決まりこそしなかったものの、決定機もつくり、相手ゴールを脅かしました。
しかし、勝てませんでした。
舩津が、「セットプレーでは狙い通りだったが、決めることが出来なかった。そこで勝敗が決まる。決め切れなかった。そこで決められるチームが勝つチーム」とコメントしていますが、敗因はやはり、決めるべきところで決められなかったこと、ということになるかと。
チームの状態は、決して悪くなかった。しかし、それでもなお勝てないだけの力の差があった。
新参者だからということを言い訳にしたくはありませんが、やはり、積み上げてきた経験の差というような部分で及ばなかったように思います。
抜群のスピードとテックニックを持つマラニョンをはじめ、迫力満点の甲府攻撃陣。その対応だけでも精神的にキツいところなのに、いざボールを持っても、積極的なプレスにさらされ、なかなか思うように攻撃に移れませんでした。
そんな、ただでさえ守勢に回らざるを得ない状況だったというのに、前半だけでオタ・堤・長山と、3人にイエローカードを出されてしまいました。苦しい中で退場者を出すなど言語道断―――結果論でしかありませんが、もしそれだけ立て続けに出されることがなかったならば、精神的にもまだ集中できていたのではないか・・・そう思えてなりません。

0-0のまま迎えたハーフタイム、後半勝負として、満を持してヒデが投入されました。
しかし。その「甲府キラー」に、いつまでも手をこまねいている相手でもありませんでした。後半に入ってもキツいプレスは健在でなかなかボールを前線に出させてもらえず、ヒデが機能しませんでした。そうかと思えば、そのヒデにまでカードが出されたりとか。
劣勢を強いられるなか、後半24分の片桐の投入を皮切りに、森田、國吉と、攻めのカードを切ってくる甲府。
後半38分、その代わって出場した國吉に決められ、痛恨の失点。直後に敬介を投入して巻き返しを図るもおよばず、そのまま試合終了。無得点のまま敗北を喫しました。

そりゃ、いつまでも負けないままでもなかったでしょうし、いくら相性が良くても、相手は首位争いをする強豪、一筋縄にもいかないところだったでしょう。
負けは負けとして、受け入れる覚悟はあります。つまらないミスで自滅とかでもないし、積極性に欠けてサボっていたから負けた、とかでもないのだし。
ですが・・・逆に言うなら、よくやっていたのに、実力を発揮していたのに、負けたということ。これについては、しっかりと受け止めなければなりません。
もとから、個としての実力が劣っていることはわかりきっていること。それを埋め、あるいは覆すだけの組織力をもって、ここまで戦ってきたカターレ。強豪チームとの力の差を受け入れると同時に、それに屈しない強さが求められます。そう、強豪が相手だからと言って、負けていい理由にはならないのだから。
それについては、試合後の野嶋のコメントに、チームとしての総意が示されているのではないでしょうか。
「負けを引きずらず次に生かせるようにしたい。『負けた』だけに終わらせず、どこが悪かったのか分析して改善したい」

次なる相手も、負けず劣らず強豪のセレッソ。中3日ですが、いまいちど、勝利を目指す意志を再確認してほしい。そして、ホームで勝利をもたらしてほしいです。
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第36節  ヴァンフォーレ甲府戦

2009-08-29 06:51:55 | カターレ富山
8戦負けなしの勢いで対戦するのは、大混戦の首位争いのなかにいる甲府。
第1クールは、開始直後に失点しながらも積極的に攻めて逆転勝利。第2クールは勝利目前のロスタイムに失点してドロー。1勝1分で迎える第3クールですが、なんとしても勝利をおさめたいところです。
もちろん、昇格がかかっている甲府がリベンジを期して全力で来ることは必至。それをはね除けるだけのチカラを示すことが出来るかどうか。
8戦負けなしが伊達ではないことを、勝って証明するよりほかありません。
先制点を挙げた試合
富山 9勝1分0敗
甲府 17勝2分1敗

富山にとって、唯一勝ちきれなかったのが甲府戦
甲府にとって、唯一逆転負けをくらったのが富山戦

なかなかに因縁がある対戦で、今節も緊張感溢れる戦いになることは間違いないのではないでしょうか。栃木、岡山を含めて、今季昇格組に1勝もしていない「取りこぼし」さえなければ、という甲府。ここで勝って勢いをつけられたなら、そのまま一気に突っ走るやも知れません。
しかし、そう簡単にやらせるかよ、と。
もはや昇格組だからという侮りなど一切無く勝ちに来る強豪に対して、それでもなお勝利できたならば、それによって得られる経験、自信はいかばかりか。今のチームには、そんな戦いに挑むに十分な気力、資質が備わっていると信じて疑いません。

期待したい選手は、ここ2試合連続ゴールを挙げて勢いに乗っている桜井くん。攻撃力もさることながら、守備でも安定している甲府に対し、中途半端な攻撃では得点することは出来ないでしょう。瞬間の好機を逃さない姿勢が求められるなかで、桜井くんの思い切りの良い左足にかかる期待は大きいです。
そして。
なにより期待したいのが、ヒデの復活。
怪我の影響で最近はメンバーを外れていたものの、練習試合で結果を出していることもあり、出場の可能性は高いと思われます。甲府戦3ゴールのすべてを挙げている「甲府キラー」が躍動したならば、相手にかけるプレッシャーも相当なはず。強豪相手には、あらゆる手段を用いて勝利を目指さねばなりませんが、そのなかでの強力な一手としてのヒデに、期待せずにはいられません。

開幕直前の練習試合で甲府に引き分けることができたということが、Jリーグでやっていくための手応えとなったことは間違いないでしょう。それを思えば、ある意味、今季の躍進は甲府のおかげとも言えるかと。
しかし、そこはプロスポーツ。恩返しは、持てる力をフルに発揮して勝つことで示さねば。
本気の甲府に対し、厳しい戦いとなることは明らか。しかし、それでもなお、勝ってほしい。チカラを、見せてほしい!
勝たれ!!富山!!
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雪辱戦に勝利し、第3クール白星発進!  東京ヴェルディ戦

2009-08-25 00:44:47 | カターレ富山
1-0で勝利し、2連敗していた東京ヴェルディから白星を挙げました!
決めたのは、前節に続いての得点となった桜井くん。「旬だから」という監督の起用に応え、久々の先発出場で見事に結果を残してみせました。守っても、ヴェルディの猛攻に対して守護神雄二が躍動。前回対戦で0-3と完敗した借りを、無失点で返しました。
3連敗を阻止し、第3クール初戦勝利で幸先の良いスタートとなりました。

聖地・国立競技場に乗り込んでの試合。
前半ロスタイムに、サイド深くから朝日→野嶋と繋いだボールを受け取った桜井くんが、思い切りよく蹴り込んで先制点!最近のいい流れがそのまま出たゴールとなりました。ヴェルディの攻撃に手を焼き、防戦に回らざるを得ない、チャンスがなかなか作れないなかでのシュート。得点を奪うために前に向かっていく気持ちがしっかりとしていたからこそ、というところでしょう。
2試合連続ゴール、そして今回は決勝点。桜井くんにとって、大きな自信となったことは間違いないでしょう。この覚醒が確かなものとなっていったならば、堅守でならすカターレにとって、まさに鬼に金棒。この意気で、富山に桜井あり!という活躍を期待せずにはいられません。

そして、チャンスをものにして得た1点を守りきり、無失点に抑えた集中力も見事。確かに得点王・大黒は居ませんでした。しかし、だからといって楽だったわけでもなく。前々節、前節ともに先制を許してしまい、それを追う展開の末の引き分けでしたが、今節は見事にしのぎきりました。守備の安定度が損なわれなかったことに、ただただ安心させられたのでした。
これで、先制点を獲った試合では9勝1分けの負けなし。勝率9割は、リーグトップです。この安定度、第3クールを戦い抜くにあたり、さらに磨きをかけていかねば。

3試合ぶりの勝利を飾り、チーム新記録となる、8戦負けなし。
第2クール序盤においては、第1クールに勝ったのに第2クールでは勝てない、という流れがあったものの、この負けなしが始まって以降は、前回対戦で負けたチームから次々と勝利、勝ち点を奪い取っています。
プレビューで書いたとおり、「ここ最近積み上げてきた自信は、過去2度とも敗れた強敵ヴェルディに対しても通用するか?」という課題をクリアすべく臨んだ今節。それに対し、勝利、無失点という最高の形で応えた、我らがカターレ。頼もしい限りです。強敵相手でも、過去の戦績がどうあれ関係ない。自分たちに出来る最大限のことをすれば、勝利だって掴み取れる。そのことを鮮やかに証明してみせた試合となりました。

次節は甲府、その次はセレッソと、厳しい戦いは続きます。それでも、怯むことなく立ち向かっていかねば。今節のように、力を出しきったならば、勝利という結果はおのずとついてくるものなのでしょうから。
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第35節  東京ヴェルディ戦

2009-08-23 12:37:35 | カターレ富山
全51試合の今季J2も2巡し、第3クールに突入。
その初戦となるのが、これまで2度の対戦でいずれも敗れている東京ヴェルディ。初対決ではロスタイム失点で惜敗し、ホームでの再戦は0-3と圧倒されてしまい、いまだ無得点。
初っ端から難敵が相手となりますが、ここで怯むわけにはいきません。同一カード3連敗を避けるといった意味でもそうですが、それよりも、ここ最近の7戦負けなしという好調さに見えるチカラが、残り17試合にも発揮していけるものなのかどうかが問われる試合とも言えましょう。

第1、第2クール共に3戦目、第3クールでは初戦に対戦するヴェルディ。
中断期間があるわけではなし、前節の福岡のように開幕戦と34試合目ほどに離れているわけでないことを考えれば、気にする必要もないところでしょうが・・・。それでも、タイミングみたいなものは、あったと思います。第1クールは、まだJ2レベルに対応できていない中での対戦。第2クールは、怪我人が同時多発的に出てバランスに不安があった時期、5試合にわたって無得点となっていた、その5試合目。
もちろん言い訳にしていいということではありません。相手のチカラが上だったから敵わなかったことは事実。
しかし。
ひとつ、はっきり言えるのは、「カターレは、これまでの34試合を通じて確実に進化している」ということ。
前節にしてもそう。正直、負けも覚悟した試合でした。ですが、あきらめない気持ちが同点弾を呼び、しっかりとドロー。前々節にしても、今季初めてPKを献上して失点するも、気持ちを切らすことなく粘り、ついには同点に追いつきました。
前回対戦で0-3と完敗してしまったイメージというものは、やはりあると思います。ですが、ここ最近のメンタルの強さを見るに、それだけでそう簡単に後れをとることはない―――そう思えます。

今節、注目したいのは桜井くんと敬介のふたりでしょうか。
前節、苦戦のさなか後半から投入され、攻撃面での巻き返しに大きく貢献したふたり。桜井くんは、前節ゴールを決めた良いコンディションそのままに活躍し、チームの課題である得点力を担うだけの覚醒をしてほしいところ。そして、怪我から復帰した敬介。今季ゴールシーンで見せていたスピードと積極性が戻ってきたならば、心強いことこの上なしとなるハズ。先の愛媛戦で朝日がバースデーゴールを挙げたのに続き、このヴェルディ戦で、是非とも祝砲を!

対するヴェルディは、過去2試合でゴールを決められた、ここまでJ2得点王の大黒が累積警告で不在。コンビを組む平本も。
もちろん、だからといって侮ることなど出来ませんし、代えの選手の奮起にも要注意なことは間違いありません。とはいえ、それをあくまで向こうにとっての「マイナス」にしてやらねば。
試合後、「大黒がいたら勝てたのに」と負け惜しみを言わせるくらいの試合をしてほしいです。もっといえば、「大黒が居たとしても勝てなかったかも」と言わせるくらいの。

ここ最近積み上げてきた自信は、過去2度とも敗れた強敵ヴェルディに対しても通用するか?
真価が問われる1戦。もはや、1年目だからどうとかは関係のないこと。第3クールも、立ちはだかる相手を撃破するのみ!
リベンジを果たし、必ずや勝利を!勝たれ!富山!!
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苦戦しながらも、しぶとく勝ち点1  アビスパ福岡戦

2009-08-19 00:04:18 | カターレ富山
第2クール最後の試合は、前節に続いて1-1のドロー。
なかなかペースを作れないままに、前半のうちに失点。苦しい展開のなか、桜井くんのホーム初得点で同点に!
以前であれば、立て直せないままズルズルと負けていたかも知れません。しかし、爆発的なチカラはなくとも、点を獲る形に持っていけるようになったという、近頃の試合ぶりを象徴するかのような得点でした。
本音を言えばドローではなく勝利で第2クールを締めくくりたかったところですが、苦しい試合でも負けずに勝ち点1をもぎとったことは、充分に評価したいところです。

7月の2試合は平日、2日の湘南戦は雨と、どうにもこうにも条件に恵まれなかった、このところのホームゲーム。
この日の動員は5325人と、今季最多を記録したものの・・・正直、もうちょっとほしかったところです・・・。
とはいえ、6戦負けなしで迎えたこの試合、いかに復調の兆しが見えてきた福岡相手といえど、落とすわけにはいきませんでした。

しかし。
試合開始早々から積極的につっかかってきた福岡に手を焼き、パス回しにしろ攻め上がりにしろ、どうにもこうにもうまくいかない展開に。良いときに見られる躍動感が、ぜんぜんありませんでした。
なんていうか・・・正直、「どっちがJ2初年度のチーム?」というか。下位のチームが上位チームに挑みかかっていくような。本来、カターレがそうしていくならまだしもという攻めを、福岡にされていた印象でした。プレビューにおいて『上位陣に負けないように挑みかかることの大切さは言うまでもないこと。それに加えて、下からの突き上げをいなす・・・いや、はねのけることも、同じくらい大切です。』という書き方をしたのですが、まさにその突き上げをくらっていたような感じでした。
そして、なんとなくイヤな雰囲気の中で迎えた35分。ペナルティーエリアぎりぎりくらいの位置からのFKを直接決められ、失点してしまいました。クロスバーに当たりながら入るという、アンラッキー的な面があったのも、そのイヤな雰囲気があったからでしょうか。その後も攻めあぐね、0-1のまま前半終了。

ハーフタイムになって、まず思ったのが、「監督、ハーフタイムに的確な指示をしてくれ!」ということでした。
実際、前節にしてもそうですが、これまでもリードされてハーフタイムを迎えたことは少なからずありながらも、後半に巻き返したこともまた、少なからずあったわけで。
その願いが通じたのかどうか。楚輪監督にしては珍しく、ハーフタイムに選手交代を敢行しました。トミーに代わり、桜井くん投入。
後半開始から行く、ということを聞かされていたからでしょう。誰より早くピッチに入り、念入りにアップしていた姿が印象的でした。

そして、迎えた71分。
ヒョンスからのクロスをゴール前で受けた桜井くんが、冷静に相手の動きを見つつ、利き足でない右でシュート!待望の同点ゴールが生まれました。
焦って撃っていたのでは、おそらく決まらなかったであろうシュート。きっと、日々の練習のたまものでしょう。積み上げた努力は裏切らない―――そんなことを実感できたシュートだったのではないでしょうか。

正直言って、「このままじゃ勝てない・・・負けてしまうかも」と思った試合でした。負けた栃木戦に似た雰囲気がありました。ダメなときのカターレというかなんというか。
しかし、負けなかった。しぶとく追いつく強さを見せました。このあたりの成長の頼もしさ。
勝てはしませんでしたが、劣勢の中でも負けないだけのチカラを伴った、意味のあるドローだったかと。
これで、負けなし記録は7に。このドローが生きるのは、次に勝ったときでしょう。
次節、必勝を期して臨みたいところです。
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