行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

攻撃陣が奮起して3得点!雪辱戦を逆転勝利で飾る!  愛媛FC戦

2009-07-28 06:46:24 | カターレ富山
3-1で勝利!
雨の影響で難しいピッチコンディションであったことに加えて、早々と先制されてしまうという苦しい状況でしたが、それをはねのけ、見事に前回対戦のリベンジを果たしました。
これで通算10勝10分10敗と、五分の戦績に戻し、順位も10位へと浮上。苦しいチーム事情の中、きちんと仕事をして得点を挙げた攻撃陣の頑張りが呼び寄せた勝利でした。

雨の影響で足場が悪いだけでなく、水たまりでボールがうまく転がらなかったりと、いつもの試合以上に集中力が求められる一戦となったこの試合。
開始直後はカターレのペースで、セットプレーからの川崎の虚を突いたシュートなど、良い形をつくっていました。
しかし、しばらくすると、試合のペースは愛媛側に。警戒しなければならない内村は、やはり評判通りの存在感とプレーで攻め込んで来ました。思わず、「あれくらいのチカラがカターレのFW陣にあればなぁ」と思ってしまうほどの。試合中、突破されかけたところを西野がイエローをもらいつつも止める、という場面もありましたが、それほどの存在だった、と。
そして、その内村が放ったシュートを雄二が飛び出して阻止したまではよかったものの、そのこぼれ球をツートップの相方である大木に蹴り込まれ、先制点を許してしまいました。前半の15分という、またしても早い段階の失点。
すぐにでも取り返してほしかったところですが、その後も愛媛ペースで、なかなか攻め手を作れないままにハーフタイムを迎えました。
前半のうちに追いつきたかったところではあったものの、それでも最小差だったことは、まだ良しとすべき、と。勝つには2点以上が必要となったものの、あきらめるには早すぎると。

すると、願いは通じました!後半19分に、長山が前線に放り込んだボールに反応した川崎が頭でとらえ、ループ気味となったボールがゴールに吸い込まれて同点に!
先のフリーキックにしてもそうですが、今節、いつも以上にゴールに向かう姿勢を見せていた川崎の、今シーズン初ゴール。そのゴールが、流れをこちらに引き寄せることに。
後半29分に、トミーが交代。古巣からの得点を奪えなかったのは残念ではありましたが、大きなミスもなかったし、とりあえずは及第点だったかと。
ならば、と、交代した桜井くんに期待・・・と思っていたら、交代早々の32分に、ミドルレンジから思い切り振り抜いたシュートが突き刺さり、逆転に成功!鮮やかすぎるゴールもさることながら、苦節13試合目、待望のJ初ゴールに、ベンチに駆け寄って喜ぶ姿の嬉しそうなこと。ひとつ壁を乗り越え、さらなる活躍に期待せずにいられません。

そして、終盤。引き続きカターレペースだったものの、ここで油断するわけにはいかない、と。
4分と表示されたロスタイム。せっかくの逆転が、ロスタイム失点で台無しになってしまっては元も子もない―――しかし、今節は違いました。まるで失点シーンを今度はこちらが再現するかのように、いちどは相手GKにはじかれたシュートを、撃った朝日が自らリカバーし、ダメ押しとなる3点目!課題であったロスタイムの集中力という問題に、最高の形で応えてくれました。自身の誕生日を飾るゴール。そうなったらいいな、とは思っていたものの、実現するとは。ただただ、脱帽です。

かくして、劣勢を跳ね返しての勝利。通算10勝目を挙げました。
前半の問題点をハーフタイムで修正、ゴールに向かう意志を見せて決めるべきところで決めるべき選手が決める、ロスタイムの集中力も切らさない。やるべきことがしっかりやれた試合だったかと。
あるいは、以前であれば先制されて以降流れをつかめず、そのうちに追加点を奪われて敗戦となっていたかもしれません。しかし、そうはならなかった。
ホーム開幕戦で敗れた借りを返したかたちですが、ここまで30試合を戦い続けてきた成長、進化というものを存分に発揮した試合でした。
この成長の証を、是非、ホーム戦でも見たいところ。次節、期待です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第30節  愛媛FC戦

2009-07-26 13:30:14 | カターレ富山
ニンジニアスタジアムでの愛媛FCとの対戦となる第30節。
ホーム開幕戦だった前回対戦では、開始直後に失点して出端をくじかれました。その後もなかなか思うように試合を運べないまま追加点を奪われ、なんとか1点返すのがやっと、という試合でした。
Jデビュー戦となる福岡戦を0-0のドローで乗り切り、ならばホームで初勝利だ!と意気込んでいたところに、ガツンとJの洗礼を受けたという、苦い記憶。
あれから、27試合を戦ってきました。あの頃とは違う、成長の証としての勝利を願ってやみません。
このところ7試合連続勝ちなしと苦しんでいる愛媛。ひとつ、浮上に向けてのきっかけがほしいところでしょう。
そうしたなかで、ここで前回対戦で勝利している富山を叩いてイヤな流れを止めるべく、全力でかかってくることでしょう。
なかでも、現在得点ランキング5位、12ゴールを挙げているFW内村圭宏には、前回対戦時にも得点を許してしまっているだけに、要注意かと。

カターレの方はといえば、やはり、離脱者続出の中で、トミーの奮起が求められるところ。古巣相手に、「富山に永富あり」というところを示してほしい。
前節は、攻撃の形をつくりながらもフィニッシュまで持って行くことができず、無得点に終わりました。その修正がはかれているかどうか。
ディフェンス陣については、ミョンヒ、西野も計算できる、加えて濵野が戻ってくることからも、ほぼ不安はないでしょう。また、おそらくボランチは野嶋でしょうが、前々節、前節といい働きをしているだけに、今節にも期待したいところです。
あと、注目したいのが朝日。前節ではあまり活躍できなかったにせよ、仙台戦の同点ゴールなどで見せたような富山きってのアタッカーとしてのチカラを、今節でも発揮してほしいです。そして、自身の誕生日に華を添える活躍で勝利してほしいところ。

この愛媛戦を皮切りに、湘南、徳島、水戸と、前回対戦で敗れているチームとの連戦が始まります。
まずはその初戦に勝利を!勝たれ!富山!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝っていくための課題  コンサドーレ札幌戦

2009-07-23 23:21:13 | カターレ富山
今季8度目となるスコアレスドロー。
何人も怪我で欠き、FWに至ってはトミーのワントップ、濵野も出場停止という苦しい状況で臨んだ試合。
正直なところ、自分的には「2連勝を決めてやるぜ!」という意気込みよりも、「とにかく、なんとかしてくれ!」という気持ちがまさっていたことを白状します。
とはいえ、選手たちはそんな苦しい中でも、その「なんとかする」という部分でよくやってくれたと思います。ここ最近の開始直後失点も、ロスタイム失点もなく、無失点に抑えることができたのだから。
しかし・・・どうにもこうにも、ゴールが遠かった。

前回対戦時と同じく、主力のダニルソンを欠いた札幌。しかし、そのことや連敗中だったということを抜きにしても、正直、それほど脅威は感じませんでした。
同じ前年J1のヴェルディと比べると、やはり能力的には上だなとは感じつつも、一気呵成に攻め込んでくる際の「ヤバいくらいのキレ」がなかったというか。もちろんピンチの場面もありましたし、運良く難を逃れたケースも。しかし、あくまで想定の範囲内だった、というか。

対して、カターレ。
やはり、久々のスタメン出場となったミョンヒは、気にかかりました。そして、見ていた率直な感想は「もうちょっと」でした。いや、そんなブランク明けの実戦でいきなり100%のチカラを発揮しろというのも酷、ということはわかっています。それでもなお言わせてもらえば、動き出しのタイミングなど、判断スピードがワンテンポ遅かったような気がしました。
そのミョンヒ、後半には監督も初の試みだったという、まさかのパワープレイ要員としての前線起用。85分にはコーナーからのボールを頭で合わせたものの入らず、という惜しいシーンも。
なんというか、その意味でも「もうちょっと」があれば、もっと良くなっていくと思います。

古巣を相手に奮闘した川崎、怪我明けでもしっかりと走り回った西野、バー直撃の惜しいシュートを放った舩津など、個人ではやるべきことをしっかりやっていたと思います。前節のゴール効果か、トミーにしても、以前のようにボールを持ちすぎたりさばきかたが不用意だったりすることなく、きちんと仕事をしていましたし。
それでも、ここぞという場面に最前線までボールが行き渡らないなど、どうにも得点に結びつく動きが少なかったのが何とも残念でした。
その結果の無得点。何度も言いますが、やはり得点しないことには勝てません。得点力不足という課題が、あらためて浮き彫りとなった試合でした。

岐阜が草津を破って3連勝。9位札幌が勝ち点38・10位草津が37、得失点差で富山が11位、12位の岐阜が36と、中位争いが上位争いに負けじと大混戦。
勝てば逆転した今節の札幌戦を逸してしまったかたちのカターレ。ここで後れをとるわけにはいきません。
とはいえ、今後は愛媛、湘南、徳島、水戸と、前回対戦で敗れてしまった相手との対戦が続くことに。
今節勝てなかった要因である得点力についての課題をクリアしないことには、勝てるものも勝てず、良くてスコアレスドローでしょうか。今節のように。

第2クールでは、熊本戦以外、第1クールからの連勝が出来ませんでした。逆に、ヴェルディ、仙台に連敗してしまっている今、その連敗をこれ以上増やすわけにはいきません。
たしかに、苦しい状況ではあります。しかし、選手の頑張りを信じ、応援するのみ!
次こそは、勝ってくれ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第29節  コンサドーレ札幌戦

2009-07-21 22:40:49 | カターレ富山
いずれも水曜開催となる7月のホームゲーム。その第2弾として、コンサドーレ札幌を迎えます。
前節は、負ければ順位が入れ替わってしまうところだったところを、競り勝って11位を維持することに成功。今節は、勝てば10位浮上、草津の結果次第では9位にまで上がります。
2連敗中の札幌としては、なにがなんでも勝つつもりで乗り込んでくるはず。そんな相手をはねのけ、2連勝、ホーム戦としても2連勝とすべく、必勝を期さねば成りません。
札幌との前回の対戦は、1-1のドロー。敗色濃厚だった後半ロスタイムに、今季初出場だったミョンヒが値千金の同点ゴールを挙げ、引き分けに持ち込みました。
そのミョンヒが、スタメン入りしそうな気配。累積警告によって濵野が出場できないことによって。
いまやJ2でも一目置かれる富山の守備力ですが、その要として、前節までチームでただひとり全試合出場を続けてきた濵野。去年から見ても、スタートダッシュに失敗して低迷していた前期5節・刈谷戦、レッドカードによる出場停止となった前期第11節・流通経済大学戦の2試合に欠場しただけで、他の全試合に出場しています。そんな彼が出られないことについて、不安がないと言えば嘘になります。
しかし。
抜きん出た実力を持つ選手がいないながらもここまでやれてきたのは、ひとえに控え選手も含めたチーム全員が一丸となって、組織としてまとまることができていたから。
前節が良い例です。怪我から復帰で久々のスタメンながら、ブランクを感じさせなかった西野。9試合ぶりのスタメンで、見事にマコの穴を埋めて見せた野嶋。
濵野の代わりが誰になるにせよ、意識の統一、しなければならないことは明確なはず。むしろ、問題なさ過ぎて拍子抜け、くらいの試合ぶりをみせてほしいものです。

個人的に期待したいのは、古巣を相手にすることとなる川崎。セットプレーではキッカーをつとめることになるのでしょうが、ここで、前節のトミーのゴールにつながったコーナーキックで見せたような正確なキックをまた見たいところです。そして、古巣に是非とも「恩返し」をしてもらいたい。

前回対戦でも大苦戦を強いられた札幌が、連敗脱出をかけて全力で挑んできます。ホームで迎える側として、そんな相手であろうとも負けるわけにはいきません。2週間前の横浜FC戦で2ヶ月ぶりとなるホームゲーム勝利を挙げ、ホームで勝つことの意義、重要性は思い出すことが出来たはず。ならば、相手がどこだろうと、チーム構成がどうであろうと、勝つしかないでしょう。

やってやれないことはない!なせばなる!勝たれ!!富山!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝ちきる強さを見せ、接戦を制す!  ロアッソ熊本戦

2009-07-21 07:00:41 | カターレ富山
3-2で勝利し、同一カード連勝達成!
追いつ追われつの点の取り合いとなった試合でしたが、逆転し、追いつかれながらも突き放して勝利をものにしました。
もし負けていれば順位が入れ替わってしまっていた試合。正念場を乗り越えたこの経験は、きっと今後にも好影響をもたらすはず!

プレビューで書いていたことですが、前節の苦い経験を糧とするには、まずは、なにはなくとも先制点を許さないことが求められました。「前節のような開始直後失点など、論外」とまで書いたくらい。
しかし。
またも、またしても前半8分という早い時間に失点してしまいました。正直、思いました。「またか」と。
ですが、ここで気落ちしてしまわなかったことが良かったのでしょう。直後に怪我から復帰のハセがシュートを放つなど、流れを相手側にやらない意志をしっかりと示していました。まずは、追加点など与えない!と。

前節でも、結果的に敗れはしたものの、失点しても前半のうちに追いつくということは出来ていました。ならば、今節も!と思っていたところ、迎えた35分。コーナーからのボールに合わせたのは、トミー!第9節・岡山戦の今季初出場初ゴール以来、19試合ぶりとなるゴールで同点に!
これまで結果が出ず、散々だった彼ですが、岡山戦にしろ、去年の後期琉球戦にしろ、たまーに、こんな劇的な活躍をしてくれるから、どうにも嫌いになれないんだよな・・・(^_^;)

良い形で前半を終えたものの、まだまだ油断は禁物という状況。それこそ、追加点が奪えないままに失点を重ねて敗れた前節があるだけに。
その、どうしても欲しい追加点を挙げたのが、ハセに代わって後半6分から出場のヒデ!交代間もない13分、センターサークル付近から持ち前のスピードで一気に駆け抜け、冷静に蹴り込んで今季6点目となるゴール!
以前であれば、あるいは慌ててしまってふかしてしまう、もしくはシュートまでいけなかったのでは?という場面。J2を戦う適応力がついてきた、そんな成長を実感するゴールでした。

これで有利になったと思いきや、そう簡単にはいきませんでした。後半21分、途中出場の宇留野に決められてしまい、同点に。ここで流れをもっていかれてしまったら、非常に苦しい・・・そんな場面での失点。雰囲気からいえば、このままおとなしくドローとは行かないような気配があっただけに。

しかし!「次の1点」をきめたのは、富山!
24分、熊本の「さぁ、このままの勢いで行け!」という雰囲気を打ち破って決勝点を挙げたのは、怪我から復帰の西野!大事な場面で、思い切りの良いミドルシュートが炸裂し、今季初ゴール。
怪我で出場できなかったブランクとか言っている場合ではないことは、本人がいちばんわかっていたということでしょう。絶好のタイミングで決められたのも、出場したからにはぬるいプレーをするわけにはいかないという、モチベーションの高さが生んだゴールとも言えるでしょう。
あと、久々の出場と言えば、9試合ぶりのスタメンとなった野嶋も忘れてはいけません。怪我で離脱のマコの穴を埋めるかたちでの出場ですが、「マコでないと駄目だ」とは言わせない働きぶり。それもまた、久々だからうんぬんではない、出るからには最善を尽くすという気持ちがプレーに表れていた、ということなのでしょう。

その後、熊本の猛攻をしのぎきり、試合終了。アウェーで勝ち点3を獲得!
2失点してしまったこと、特に前節に引き続いて早い段階で失点してしまったことについては、やはり猛省すべきことではあります。ですが、そこで気持ちが萎えて同じ轍を踏む、という展開にはなりませんでした。選手たちも、前節の展開が思い出されたはず。しかし、それをはね除けて勝利をつかみ取りました。
1戦1戦が、成長の場。そして、そのなかで勝ちきる強さを見せられたことは、今後につながる大きな収穫です。
怪我人が多く苦しい状況は続きます。しかし、その中にあっても、前進を続けろ!と。成長を止めるな!と。
次節まで中2日。当然疲労もあるでしょうが、それでも、勝ってほしい。そしてまた、勝ちきる強さ、成長の証をみせてほしい!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする