行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

連敗阻止も、ドロー決着。ホーム最終戦を勝利で飾れず  ガイナーレ鳥取戦

2017-11-28 00:47:36 | カターレ富山
1-1でドロー。
既に昇格の望みが断たれてしまったなかでの、消化試合としてのホーム最終戦。今更勝っても、という意見もあったかもしれませんが、それでも。
意地を見せねばならなかったはず。ファン・サポーターの期待に応えねばならなかったはず。
にもかかわらず。
4連敗という最悪な流れを、ドローで食い止めるのがやっと。それにしたところで、とても褒められるものではない内容で。
僅かに1敗しかせず、5連勝も成し遂げたホーム前半戦。それとはまさに真逆、僅か1勝に終わったホーム後半戦。
必勝の願いは届かず、今季の凋落を象徴するような結果に。
時折雨のぱらつくあいにくの天候もあったとはいえ、3000人にも届かない寂しい動員。
ホーム最終戦でも、希望をもたらすことは出来ませんでした。

13戦連続勝ちなしで最下位と、深刻な不振に陥ってしまっている鳥取。
しかし、ほかのどのクラブが笑ったとしても、今のカターレに笑う資格などありはしない。それは確かであったと思います。
実際のところ、試合はほぼ互角の展開。「勝ちに見放されている最下位が相手なら、さすがに楽勝だろ」なんて根拠なしの楽観論が通用する相手では決してなく。
むしろ、勝利への気迫といったものは、鳥取の側が上回ってさえいたかと。
逆に言えば。
この期に及んで・・・J2復帰失敗が確定、せめてホーム最終戦だけでも勝利せねば、という確固たる目的があった試合であったにもかかわらず。
悪い意味で、これまで通り。そんなカターレが順位だけで試合までも優位に進められるほど、甘くないのは当然のことでした。
相手に気迫がこもっていようと、それを跳ね除けてなお勝利を目指して突き進まねばならないことは自明。
にもかかわらず、相手を上回るだけの気迫を込めた攻撃が出来ていたのかと言えば・・・相も変わらず、ノーと言わざるを得ない展開でした。
ホーム最終戦までそれなのか、と。
こんな状況で試合を進めていても勝利などおぼつかない、そのうち痛い目を見る・・・そう思えてならなかったのですが。

そんななか。悪い予感は、的中することに。
14分、マークの甘さを突かれて上げられたクロスを合わせられ、失点。
堅守でならしたシーズン前半戦では見られなかったのに・・・失速した後半戦ではしばしば見られた、「なんでそんな簡単に決められちまうんだよ!」という失点の仕方。それを、また繰り返すことに。
たかが1点、すぐに取り返してやるさ!・・・そう言えたら良いのでしょうが、そう言えないのが最近のカターレであり。
0-1のまま敗れる可能性も低くはないなか、2失点目を喫した時点でもうアウト。そういった雰囲気が漂う展開に。遺憾ながら、見慣れた展開とも言えたかと。
全くチャンスがなかったわけではないものの、攻勢に出ていることが優勢と判断できるような・・・いわゆる得点のにおいというものが、全然感じられないような。
実際、こちらのカウンターはスピード不足、精度不足でまったく迫力なしな半面、相手のカウンターはこちらの対応がイマイチで危ないシーンに、というような。
これまでの反省というものが、この期に及んでも見られない・・・そんな失望感。
そのまま前半を終了しましたが、「これが後半なら負けているんだぞ!」ということが、本当にわかっていたのかどうか。

それでも、試合はまだ半分。手をこまねいていてもしかたない、勝負をかけねばどうにもならない。
そんな意志を示すべく、これまであまりなかった采配でしたが、後半開始に合わせて平繁を投入。「点を獲りに行く」という姿勢を明確にしました。
けれど、そんな姿勢に、いきなり水を差されることに。
開始からわずか3分で、イッキが負傷交代を余儀なくされるアクシデントが。勝負所を見極めての交代であったはずの2枠目を、使わざるを得ない状況に。
しかし、そんななか。
代わって入った北井が奮起。前半に攻め込まれて失点にもつながった左サイド、そこで持ち前の強気の姿勢を示すと、だんだんとカターレ側に流れが傾くことに。
先日、契約満了でチームを離れることが発表された北井。その彼が、持ち味を発揮するプレーぶりをホームのファン・サポーターに示しました。
そうだよ、彼のプレーで見たいのはこういうことなんだ!・・・そう思えた嬉しさの反面、それが見られなくなるという寂しさもあり。複雑な心境でした。
そして、その攻勢が実を結んだのが68分。
相手陣深くからのFKのチャンス、ファーサイドに流れたボールの折り返しを登崎が頭で合わせ、同点ゴール!
失点が自分のミスからのものであったぶん喜べない、とは言ったものの、それでも。ルーキーイヤーのシーズンホーム最終戦にして、記念すべきプロ初得点をマークしたのでした。
あるいは無得点負けも十分にありえたなか、試合を振り出しに戻すことに成功。

ただ。
同点から一気呵成に逆転、とまで繋げられる勢いがカターレにあったなら、もしかしたらシーズン後半戦の低迷もなかったのかもしれません。
言い換えれば。それが出来ないのが、今のカターレ。
一進一退と言えば聞こえはいいかもしれませんが、それは、こちらの逆転にかける勢いが不足しているということにほかならなかったわけで。
そんななか。
ゴール裏から、敬介のチャント。サブメンバーとして控える彼の出場を呼びかけるもの。
「(フィールドに出ていない選手ではなく)戦っている選手たちに集中しろ!」といった声も上がったりしましたが・・・個人的な見解としては、どちらも間違ってはいないように思えました。
確かに選手起用は監督に一任されたもので外野がどうにかできるわけでなく。ともすれば、実際に戦っている選手たちの士気を削ぐことにもなりかねない。
けれど。是が非でも逆転したい、そのための攻撃的ポジションの選手としての交代という、現実的な判断。なにより、10シーズンにもわたって彼のカターレでのプレーを見てきたからこその、コール。
間違っていた、感情に任せた暴走だった、とは思っていません。
42分、その敬介が満を持して登場。
「1-1の難しいスコアで、攻めれば攻め返されて危ない場面もあった。自分が点を取って勝てたら万歳なのかもしれないけれど、これまで11年、攻撃だけでなく守備で貢献しようと思ってやってきたのもある。きょうも少しでも守りに貢献しようと思ってやっていた」
とのこと。
それでも、やはり。持ち前のアグレッシブな姿勢を貫く全力プレーは、間違いなく、これまでずっと見てきた彼のプレーそのもの。
これがラストプレーとは・・・正直、まだ実感が沸きませんでした。

結局、そのままスコアは動かず、1-1で試合終了。
連敗を4で食い止めることにこそ成功したものの・・・それで良しと出来るなら、どんなに良かったことか。
最悪ではなかったというだけで、ホーム最終戦にまで、ファン・サポーターの期待に応えることは出来ず。それが現実です。
もう残り1試合ありますが、実質的にシーズン終了。やりきれない思いは、やはり強いです。
今の段階で総括するのはまだ早いと思うので、ここでいろいろと書くことはしませんが。
ただ・・・終わっちまったな、と。

試合後、最終戦セレモニー。
衛藤、飯田、敬介の引退表明した3選手があいさつ。その眼には光るものが。
他のプロスポーツと比しても決して長くない、むしろ短くすらあるプロサッカー選手生命ですが、それをベテランと呼ばれる領域まで全力で駆け抜けてきた選手たち。
その活躍の舞台にカターレ富山を選んでくれたこと、そして共に戦ってくれたことは、忘れえぬ思い出です。
いままで、本当にありがとう。そして、おつかれさま。
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第33節 ガイナーレ鳥取戦

2017-11-25 19:08:19 | カターレ富山
2017シーズンも今節がホーム最終戦。J2復帰という至上目標も失敗がすでに確定。ただ単に、降格以来最悪となっている連敗を止めることだけを目的とした、消化試合とさえ言えるかと。
終わり良ければ総て良し、とは必ずしも言えない一方で、終わり悪けりゃ総てダメ、とは言えてしまうところが難儀なところ。
しかし、それでも。
モチベーションが切れたので勝敗はどうでもいい、などということには、決してなりません。
ここ1カ月も連敗でファン・サポーターの期待を裏切り続けてしまっている事実の重さは、あらためて言うまでもないことではありますが。
だからこそ、負けていいはずがない。勝たねばならない理由しかありません。

同じくJ2からの降格クラブにして、カターレよりもさらに深刻な低迷に晒されてしまっている鳥取を迎えての一戦。J2復帰はおろか、今節にも最下位が確定してしまうというまさに崖っぷちの状態で、まさに背水の陣で乗り込んできます。
ただ、前節は、勝てなかったながらも優勝を争う栃木を相手にアウェイでドロー。その手ごたえを今節の勝利へと結び付けるべく気合を入れていることでしょう。
前回対戦で勝利したカターレではありますが、1-0の僅差。勝つには勝ったけれど決定力不足を露呈してしまった辛勝でした。
相手としても、手も足も出ずにやられてしまったわけでなし、今度こそ!というリベンジの思いは強いことかと。
そんな鳥取を返り討ちにせねばならないカターレ。
「さすがに最下位が相手なら勝てるだろ」などと、数字だけを見て楽観できるような余裕など・・・まったく、ありはしません。
連敗中のくせに積極性に欠け、あまつさえ先制点から数的優位まで得ていたにも関わらず逆転負けを喫した前節のこともあり。
正直言って・・・この一連の連敗を引き起こしたメンタルが改善されないままに今節に挑んだとして、勝つことなど出来ないでしょう。
その先にあるものはなにか?
J3におけるワースト記録の更新、そして、前半の戦績をすべて塗りつぶすような強烈なネガティブ要素だけをファン・サポーターの前で晒すしかないのではないかと。
遺憾極まりないですが、ここまでの流れ的にも、その可能性は低くない。
むしろ、悪い意味での継続性を鑑みれば、高いとすら言えるかと。
決して侮って良い相手などではないのに、「いつものように」ゴールに向かって行けないようなサッカーをしてしまったらなら。
最悪をさらに最悪で更新する結果になることは、現実的ですらあります。

もちろん、これ以上の無様が許されるはずはありません。
むしろ、「こんないい試合ができるなら、なんで手遅れになる前にやらなかったんだ!」というブーイングが出るくらいの試合でなければ。
2017シーズン、確かに目標達成には失敗しました。
けれども、やってきたことが無意味などではない、と、そう言うのならば。
プロサッカー選手である以上は、どんな言葉よりも、プレーでもって思いを体現せねば。勝利でもって、期待に応えねばならないのだから。
そのための、勝利。
この1シーズンやってきたことをホームのファン・サポーターの前で披露する機会は、これで最後。
ならば。
勝たねばならないのは必定。
期待に応えられなかった無念は、今節勝ったとてチャラになどなりません。
しかし、乗り越えていかねばならないのだから。

前節終了後から、立て続けに引退・契約満了のリリースが。
先に発表されていた飯田に続き、衛藤と敬介が引退を表明。
國吉、北井といった主力級、そして梅村、中西、萱沼、西室といった若手がチームを離れることとなりました。
選手の入れ替えはクラブのさだめとはいえ、やはり、寂しさはぬぐえません。それが、目標達成失敗の無念を抱いたままのものであるならなおのこと。
監督の去就も含め、これでラストとは思えない。期限付き移籍選手の動向など、少なめに見積もっても、もう3人4人は離れることとなるのではないかと。
今節が、今のメンバーで戦う最後のホームゲーム。
各選手とも、別れの挨拶として口々にファン・サポーターへの感謝をコメントしてくれていますが。
その気持ちが確かなものであるのなら、なおのこと。
プレーでもって、勝利でもってそれを証明する。それが、プロたるもの。
今シーズン最後のホームゲームを勝利で締めくくる。その最後のミッションに、全力を出し切らねばならないのです。

覆水盆に返らず。3年連続復帰失敗という重すぎる事実は、覆りません。
しかし、だからこそ。
今シーズンの頑張りまでもが全否定されなどしない。
ならば、それを証明する手段―――それが、ホーム最終戦勝利でなくて、なんなのか。
もはや、四の五の言いません。
有終の美などという美辞麗句ではない、欲しいのは、勝利という結果。
ただ、勝ってほしい。それだけです。

勝利への思いを込めて。
勝たれ!!!富山!!!!!
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最悪の終戦。ホームの期待を踏みにじるかのような、惨めすぎる4連敗 AC長野パルセイロ戦

2017-11-20 21:30:43 | カターレ富山
1-2で敗戦。
結果そのものは、妥当なものであったと思います。劣勢にあっても勝利への執念を燃やし、それを貫き通したチームが勝った。チャンスをフイにし、最後まで頑張りぬくことができなかったチームが負けた。ただそれだけのことです。

・・・納得できるわけないだろ、こんなバカげた結果に!

膠着状態を打破する、目の覚めるようなスーパーゴールで先制。前半のうちに、連敗の悪夢を振り払う下地は出来ました。
そりゃそうだ、秋田戦では前半のうちに2失点、さらに2点を加えられ、一矢報いることすらできずに無得点で敗れたのだから。先制点の大事さは、わかりきっていたはず。
そして、前半終了間際には長野のFW萬代がレッドカード一発退場。数的優位に。
数的不利で苦戦を強いられた末に敗れてしまった盛岡戦のことを思えば、逆の立場に立った以上は、微塵の容赦もなく叩き潰す必要があったのは自明の理。
そして・・・同じく降りしきる雨の中の対戦であった相模原戦を思い出したならば。
前半のうちにリードを奪ったにもかかわらず、後半に逆転負けを喫した無念を忘れていないならば。同じ轍を踏んではいけないと気を引き締めることなど、当然と言わずしてなんと言うのか。

・・・納得できるわけないだろ、こんなバカげた結果に!!

逆の立場で、数的不利となりながら執念の同点ゴールを挙げたアウェイ栃木戦。セットプレーが光明をもたらしたことを思い出したならば。
逆の立場なら、何にも増してセットプレーに気をつけねばならないことは言わずもがな。
・・・なのに、失点した。
2週前の秋田戦では、鋭いカウンター攻撃に屈するかたちで連続失点した。1週のインターバルで、反省する時間は十二分にあったはず。繰り返してはならないと決意を新たにしていたはず。
・・・なのに、失点した。

・・・納得できるわけないだろ、こんなバカげた結果に!!!

なによりも許せないのは。
このブログでも、しつこいくらいに書いてきていること。
「石にかじりついてでも決めてやるぜ!という気概を見せる攻撃をしろ」
それが、この期に及んで全く見られなかったこと。
1本のシュートがきまらなければ、5本のシュートを放つべき。5本のシュートが決まらなければ、10本のシュートを放つべき。
相手が「もう勘弁してくれ」と音を上げるくらいの脅威でもって、得点を挙げるべき。
にもかかわらず。
数的優位となった後半はとくに、ペースを握っていました。
が、それは単に、攻撃のフリをしていただけ。
なにせ、相手を脅かす展開が、数えるほどもなかったのだから。
セットプレーからだったとはいえ、積極的にゴールを狙う姿勢が先制点を奪ったという事実があったのに、それを忘れたかのように。
冷たい雨が降りしきる悪天候。果敢に狙っていけば、なんらかのミスを誘発する可能性が普段よりも高かったろうに。それを、まるで考慮に入れていないかのような。
挙句、「いつものように」苦し紛れの、誰もいないところへのクロスでガッカリ。
相手云々じゃない。これまで続けてきたところの、「本当に、点を獲らねば勝てないということをわかってやっているのか?」というサッカーを、なんの反省もなく、また続けてしまった結果。
期待していた苔口も、また不発。
これまでも、試合後のコメントで言ってきたよね?「もっと積極的に狙っていくべきだった」という旨の反省を。
だったら、なんで積極的に狙っていかないんだ。なんで、せっかく攻め入っても躊躇して横パス、なんて繰り返しているのか。
ファン・サポーターの期待を無残に裏切った秋田戦から試合なしを経ての2週間。いったい何をしていたのかな?悔しくなかったのかな?見返してやろうとは思わなかったのかな?
・・・なんで、いつまで経っても改善しないのか。
・・・なんで、いつまで経っても反省できないのか。
・・・なんで、いつまで経っても同じことを繰り返し続けるのか。

・・・納得できるわけないだろ、こんなバカげた結果に!!!!

もし今節勝利していたとしても、秋田と沼津が負けなかった時点で、ごくごくわずかでしかなかった昇格の可能性はアウトではありましたが。
それら2クラブが順当に勝ったという結果は置いておくとして。
まったく、問題外。
是が非でも勝たねばならない試合を落とした・・・というよりも。勝利に対する貪欲さがまるで見えないクラブが負けるのは、当然のこと。
・・・それを、なんでやらかすのか。
ほかでもない、J2復帰を至上命題に掲げているクラブにもかかわらず。
・・・それを、なんでやらかすのか。
ほかでもない、悪天候にもめげずに駆けつけたホームのファン・サポーターの期待を踏みにじるかたちで。
このままあと2試合も敗れ、6連敗フィニッシュするまで止まらない、止める気もないということだとでも言うのでしょうか。

・・・納得できるわけないだろ、こんなバカげた結果に!!!!!

目標達成がまたも失敗してしまったこの期に及んでは、もう、多くは望みません。
ただ。
次週のホーム最終戦だけは。
これまでの経緯がなかったかのような、勝つために全力を尽くし、執念を燃やして勝利をつかみ取る・・・そんな試合が、見たいです。切に、そう思います。
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第32節 AC長野パルセイロ戦

2017-11-19 05:09:28 | カターレ富山
前々節の秋田戦ではシーズン最悪の4失点で惨敗、そして3連敗。およそJ2復帰を目指すクラブとしてあるまじき失態を重ねてしまっているカターレ。
チームのあるべきかたちが定まっていない序盤戦などであればまだしも、シーズンの総決算とも言うべき今の状況で、この有り様。
理屈やなんやはどうでもいい、とにかく勝つんだ!・・・そうあらねばならないなか、その思いとは真逆に連敗。正直言って、失望を禁じ得ません。
試合なしとなった前節を経て、ホームで長野を迎え撃つ今節。1週間のインターバルを、暗闇を晴らす時間としてしっかり取り組んできたはず。その証明を、ホームのファン・サポーターに示さねばなりません。

上位他クラブの本来の勢いであれば、試合なしであった前節に目標達成失敗が確定していたはず。しかし、それらクラブが揃って勝てなかったがゆえに、今節まで可能性が消えずに残っています。
そう、上位クラブだからといって100%勝てるわけじゃない。だからこそ、追う側はしっかり勝ってプレッシャーをかけなければならないのが、このシーズン最終盤・・・であるにも関わらず。
現実は、連敗中。シーズン最悪のスコアとともに。どうにもやるせない気持ちです。
思い出されるのが3年前。降格が確定した試合。
その前のアウェイでの試合でも確定の可能性があり、実際に敗れてしまったものの、決まらず。
ホーム戦に持ち越され、試合に勝ったにも関わらず降格確定という、最悪なものでした。
今回もまた、その繰り返しだとでもいうのでしょうか。数字だけのごくごく僅かな可能性だけ残しておいて、ホームのファン・サポーターにわざわざつらい現実を突きつける、という。

だとしても。

だとしても、勝っても仕方ないなんてことにはならない。勝ったけれども失敗、ということになったとしても、それでも。
今シーズンここまでを、なかったことになどできないのだから。ならば、なおのこと。ここで無残に4連敗などしていたのでは、シーズンを通じていったい何をしていたのかわからなくなる。
だったら。
やるべきことは、決まりきっている。
それでも、勝つ。それだけです。

同じく昇格を目指しつつも、一足早く失敗が確定した長野。彼らとて、同じでしょう。
〝終わった〟から、あとはどうでもいい・・・そんなことはないはずで。
そもそも、数字だけとはいえ、まだカターレに可能性が残っているのは、前節沼津に勝った長野のおかげとも言えるわけで。
そんな長野が、実現性がほぼ無いとはいえ、昇格争いを続ける富山に牙を剥くのは当然。あたりまえに連勝を狙ってくるでしょう。
それを、返り討ちにしなければならない。生半可な思いでは、到底できないでしょう。
しかし、やらねばならない。
それでなくとも、前回対戦で敗れてしまった相手。負けっぱなしでいいはずがない。

期待したいのは、苔口。
無残に敗れてしまった秋田戦、FWとして、エースとして、役目を果たせませんでした。期待に応えられませんでした。
窮状を打開する力の発揮は、なんとなくでできるものなどでは決してなく。
積み重ねてきた力と、プライド。
それをここで発揮せずしてなんとするか。
前回対戦でもそうでしたが、今回の長野戦もまた、1点を争う試合となるはず。ワンサイドゲームとは考えにくいです。
だったら、なおのこと。
試合を決定づけるエースの一撃。ファン・サポーターの期待に応えてほしいです。

たとえ勝ったとしても、失敗確定となるかもしれません。
けれども。
後悔は、シーズンが終わってからすればいい。
勝利を追い求める姿勢に、曇りなどあってはならない。
連敗阻止は、言わずもがな。
ワンサイドゲームは考えにくい、とは書きましたが、だったら逆に。
堅守で鳴らす長野からゴールラッシュを成し遂げる勢いで。
むしろ、4失点の失態を4得点で取り返せ、という気概で。
結果で示せ!勝利で示せ!

勝たれ‼富山!!!!!!
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無様としか言いようのない惨敗。無残な大敗で3連敗  ブラウブリッツ秋田戦

2017-11-06 22:15:56 | カターレ富山
0-4で敗戦。
もちろん、愛するクラブを腐すようなこと、けなすようなことは言いたくないです。言いたくないに決まっています。
・・・言いたくないですが、それでも。

「いったい、何を考えているのか?」と。

この最終盤にきて、勝ち続けることしか道が残されていないことが、わかりきっているにもかかわらず。
そんななかで2連敗を喫してしまう時点ですでに致命的なのに。
言い訳をするとしたら・・・前々節の敗戦は、雨天の影響と退場者が出て1人少ないなかでは、さすがに逆転は厳しかった、という見方も出来たかもしれません。
それでも勝たねばならなかったことは間違いないのですが。
前節の敗戦は、アウェイ戦だったことに加えて前の試合以上の悪天候、さらには不慣れな急造DF陣というマイナス要素がありました。
それでも勝たねばならなかったことは間違いないのですが。
しかし、今節は・・・。
もしこれが、逆だったとしたら。秋田が0-4で大敗していたとしたら、あるいは「バスでの長距離移動で、その疲れが影響してしまったのかもしれない」というようなことも言えたやもしれません。
ですが、現実はと言うと。
さわやかな好天に恵まれた絶好のサッカー日和。出場停止明けで、レギュラーが戻ってきた。ファン・サポーターの期待を一身に受けるホームゲーム。
そして、なによりも。
連敗で可能性が格段に減ってしまったとはいえ、それでもあきらめることなく至上命題であるJ2復帰に向け、なんとしても勝たねばならない状況でした。

「なんですか、これ?」

試合開始直後くらいには、「お?さすがに前節と同じ轍は踏まないか」と思ったものでした。
せっかくの逆転をフイにしてしまった前節の悔しさがあれば当然とも言えたでしょうが、それでも。その当然がなかなかできなかったから勝てない、なんて時期が続いたりしただけに。
攻勢を強め、相手よりも多くのチャンスを作り出し。
ただ・・・それが、決定打には至らず。
すると。
サッカーにはつきもののジンクスというか。
「決めるべきシチュエーションで決めきれないと、手痛いしっぺ返しをくらうことになる」
それが、まんまあてはまることに。
スローインからの一瞬の隙を突かれて失点。
さらに、わずか3分後に追加点。必勝を期さねばならなかったはずの試合は、一気に暗転することに。
セルフジャッジの隙を突かれて先制ゴールを許し、それが敗戦に直結していった沼津戦しかり。自分たちの甘さが招いた失点というシチュエーションは、これまでにもあったにもかかわらず、それが改善されていないことが浮き彫りに。
2失点目はDFに当たってコースが変わり、対応できなかった、という見方もされているようですが・・・。正直、永井の甘さが要因であったように思います。シュートしてくると思っていなかったフシがあるのを、カターレゴール裏にいて見ていましたから。
それに・・・良い時の永井なら、それでも止めていたはず。そう思えてなりません。

前半のうちに1点でも返しておかねば!と声援を送り続けましたが、叶わず。
そして、逆転のために早い段階で得点せねば!というこうはんでしたが、それもまた叶わず。
それどころか。
効果的にカウンターをバシッときめられるかたちで、さらに失点。88分にはぐうの音も出ない4失点目。
得点を挙げるために前がかりになっていたため、カウンターを受けるリスクは仕方ない?
そんなわけあるか。
それはすなわち、攻めきれなかったが故のこと。
秋田の側が、守備に力を入れるなかにあっても攻撃のチャンスがあれば一気呵成に攻め込むぜ!というミッションを忠実に成し遂げただけのこと。
それを、みすみすやられただけのこと。
なによりも。
攻撃に、圧倒的に迫力が足りない。悲しいほど。
このブログでも、何度となく書いてきました。「石にかじりついてでも決めてやるぜ!という気概を見せる攻撃をしろ」ということを。
それができていたか?
できていなかった。
相手に脅威を与えるほどの攻撃が、リードなんてあってないようなものと思わせるくらいの攻めが・・・やはり、できていなかった。
いつも思っていることですが、あらためて。

「本当に、点を獲らねば勝てないということをわかってやっているのか?」

2点獲られても3点獲り返せばいいだけのこと!
そんなサッカーをしなければならないのに。勝つためには、なによりも必要なのに。
それが出来ていたかなんて、だれの目にも明らかです。
勝つためのサッカーが、出来ていなかったと。

いったい、何が怖いのかと。
なんで、どうしても勝たねばならない試合なのに、得点することを怖がってるのかと。
積極果敢に相手ゴールを脅かすシュートを、なぜ放てないのかと。
まさに、そのあたり。
得点せねば勝てないという当たり前のことがわかっていれば、無条件にできるはず。しなければどうしようもないのだから。
なのに。
なぜ、それをしない?
シュートして失敗したら非難されてしまうから?チャンスを潰してしまったという責任を負うのが嫌だから?
バカ言え。
ガムシャラにゴールに向かっていかず、そうやって怖がった結果、結局チャンスを活かせず仕舞い・・・そのほうが、余計に非難に当たるプレーだというのに。
いったい、何が怖いのかと。
チャンスを生かせず。ゴールを奪えず。負けて勝ち点を上積みできず。
結果、それが引き起こすのは・・・ファン、サポーターをはじめ、カターレ富山を応援するすべての人を裏切るような行為。
何が怖いって、それ以上に怖いことなど、あるのかと。
それでもなお「勝つときもあれば負けるときもあるんだから、しかたない」なんて言い訳をのたまうようであれば。
それは、プロ失格と言わざるを得ません。

結果論ではありますが。
他会場では、首位の栃木が敗れ、2位の沼津が引き分け。
もし勝っていれば、依然苦しいなかにあっても、それでも光明が見いだせたはずです。可能性を信じられたはずです。
もちろん、結果論ではありますが。
そういったことも、起こりうる。勝っていれば。
・・・なのに、このザマ。
残り3試合。その間、上位の他クラブがそろってカターレにとって都合のいいように負け続けることなど・・・どう考えても、無いです。
今シーズンを通じて積み重ねてきた経験値がしっかりと強さに、たくましさに結びついているという、3連勝を成し遂げた今節の秋田の姿を見て、この先連敗するなどとは、とても思えません。
むしろ。
積み重ねというものがまるで役に立たず敗れた今節。残り3試合も負け続けたカターレが6連敗フィニッシュ、という可能性のほうが、どれだけ現実的か。

今節に目標達成失敗が確定することはありませんでしたが、それも時間の問題。
いや・・・試合のない次節、座してなにもできないままに死を待つ、というほうが、あるいは残酷かもしれませんが。
それでも。
そんな事態を招いたのは、ほかでもない今シーズンのカターレであって。

たとえ失敗しようが、それが即カターレを見限ることにつながるか、といえば、そんなことはありません。
今シーズンはまだ終わっておらず、3試合残っています。応援も続けます。当然です。
・・・けれど。
期待を、最悪なかたちで裏切られた心の痛みというものは、やはり、辛くて、苦しいものです。それは、間違いありません。
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