行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

痛快なる逆転劇!上位撃破を成し遂げる 鹿児島ユナイテッドFC戦

2018-10-29 22:12:18 | カターレ富山
2-1で勝利!
チャンスを幾度も生み出しながらも決めきれず、ワンチャンスをものにされるかたちで失点、そのまま負けきってしまう―――これまで何度もあった、負けパターン。今節も、それにハマってしまうかに思われました。
けれど、そうはならなかった。
5000人超の敵地、完全アウェイと言える状況のなか、見事に逆転勝利。初めて鹿児島の地で勝って、昇格を狙う相手に一泡吹かせる上位撃破を成し遂げたのでした。

鹿児島のユニフォームに合わせるかたちで、白色ユニフォームに紺のパンツという変則的ないでたちで臨むこととなった今節。変則ついでに陣地を変更してキックオフを迎える試合となりました。
昇格を現実的に見据えている、なんとなくでプレーしていては勝てないことは明らかな相手との試合。
そんななかで、序盤、ややカターレペースという展開で進みました。
スタメン復帰となった才藤、木村。それにSBではなく右サイドのMFとしての出場となった柳下らを中心に、攻撃の色を出していく。
柳下のクロスに木村が頭で合わせるも、惜しくもGK正面、とか。
守っても、ルーカスを中心に粘り強い守備。なかなか相手に決定的なシーンを作らせませんでした。

しかし。
39分にペナルティーエリア内で川森 有真、永畑 祐樹が粘ってつないだところを、藤澤 典隆が左から冷静にクロスを上げ、薗田 卓馬が頭で押し込み、先制。
ペナルティーエリア内で後ろから倒してしまったか?PKか?という緊張が走ったところを粘られて。なんとか掻き出して、一瞬、ホッとしてしまったのかもしれません。そこからクロスを上げられてしまい、頭でズドン。決めたのは、2試合連続ゴールとなった薗田。
「またか」と思いました。
記憶にも新しい、2週前の盛岡戦においても。相手のエース・谷口 海斗に2試合連続ゴールを許して先制され、追いかける展開になってしまったのでした。
今節、またしても相手のキープレイヤ―に得点を奪われるかたちでビハインド。
いくら頑張って守っていても、決めきられてしまっていてはダメだろうが・・・そんな、いつものような“負けフラグ”が、またしても立ってしまったのでした。
そのまま、0-1で試合を折り返すことに。

そんななかで迎えた後半の55分。
差波がペナルティーエリアのライン上あたりから、目の覚めるような強烈なシュートを叩き込み、同点に!
自分の武器として、意図して狙っていたシュートだそうで。実際、前半にも狙いながら枠を外れてしまったシュートがありましたが。
果敢に狙っていく積極性が実を結ぶかたちとなった、価値ある同点ゴール。後半も早い段階で試合を振り出しに戻したのでした。
65分のCKのチャンスでは、サインプレーから脇本がフリーでヘッド。惜しくもゴールならずも、可能性を感じさせるプレーでした。
もちろん、ホームで負けられない、勝たねばならない鹿児島も黙ってはいませんでした。
元カターレの萱沼、他クラブ在籍時に対戦したことのあるキリノといった攻撃的ポジションの選手を投入し、勝ち越しゴールを狙ってくることに。
対するカターレも、大谷、新井と投入して逆転を狙うことに。
特に新井。持ち味のドリブルでの攻め上がりには鹿児島も警戒せざるを得ず、そこから攻撃のリズムを作り出していました。
もちろん、どちらの側もドローで終わるつもりなど無い。
一進一退の展開が続くことに。

そして、試合も終盤の86分。
柳下のクロスに頭で合わせた前嶋のゴールが決まり、逆転!ついに試合をひっくり返したのでした。
もちろん、だからといって油断はできなかったところ。前節は自分たちが敗戦濃厚試合をドローに持ち込んでもいるのだし。
それでも、全体的な流れ、勢いというものはカターレの側にあった、ということか。
疲労もあったことでしょうが、鹿児島はパスミスでラインを割ってしまう、GKへのバックパスが合わずにCKとなるなど、ミスが。
そんななかでも、集中力を切らさなかったカターレ。4分のアディショナルタイムも耐え抜き、試合終了。
見事に逆転勝ち。アウェイ鹿児島戦初勝利を挙げたのでした。

チャンスをものに出来ない一方で相手にはしっかりと決められてしまうという、いつもの負けパターンに陥るかに思われた試合。
けれど、そうはならなかった。
しっかりと踏ん張り、上位を相手に逆転勝ち。価値ある勝利となりました。
J2昇格が現実的でなくなってしまったなか、それでも、ひとつでも順位を上げなければならないカターレ。
混戦模様の順位争いは、この勝利によって15位から11位へ。
もちろん、連勝を果たしてさらに上を目指さねばならないのは言うまでもなく。
次節もアウェイ、上位につけるガンバ大阪U23戦と続いていきますが。
「残り試合を全部勝つ」
それを、実現していくためにも。
この逆転勝ちを、さらなる勝利に向けて昇華していかねばなりません。
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第29節 鹿児島ユナイテッドFC戦

2018-10-28 06:53:33 | カターレ富山
シーズン終盤戦は、ほとんどの試合が前回対戦で敗れた相手とのリベンジマッチとなっているカターレ。
アディショナルタイム被弾でリベンジ失敗だった盛岡戦、アディショナルタイムゴールで敗戦を回避した長野戦。
そして、今節のリベンジ相手は、元カターレ監督であった三浦監督が率いる鹿児島ユナイテッド。5月の前回対戦において、低迷を極めていたカターレに、浮氣前監督にとどめを刺したクラブでもあります。
J2昇格を目指し、上から2位として必勝を期してホームで待ち構える鹿児島。対して、同じ目標を掲げていたにもかかわらず、下から3位として挑む羽目になってしまっているカターレ。
ここまでの実績だけで見たならば・・・気合全開の鹿児島が雑魚クラブの富山を確実に屠り去るだけの試合でしかないかもしれません。格下を相手にチョンボなど許されない!というような、鹿児島勝利があたりまえ、というそんな試合。
他クラブの動向を傍観者として見るだけならば、いざ知らず。
当事者としては、そんな“あたりまえ”に屈するわけにはいかない試合。
プロとしての矜持というものを、こういった試合で発揮できずしてどうするのか?いや、もっと言えば、こういう試合で意地を示せずして、なにがプロか。
難しい相手であることは明らか。勝つのは至難でしょう。
けれども、それが負けても仕方ない理由になどならない。
むしろ、だからこそ勝つ。
そんな気概が不可欠です。

現在2位につける鹿児島。首位の琉球には水をあけられている感がありますが、沼津、群馬といったクラブとの差はわずか。
まさに正念場、という状況にあって、15位などという低迷っぷり著しい雑魚クラブ相手に取りこぼすことなく、きっちりと返り討ちにしなければ!というところかと。
鹿児島にとっては、勝ってあたりまえの試合。むしろ、引き分け以下などあってはならない、とすら言えるかも。
ポテンシャル的には首位でも決しておかしくない力を持ちながらも、ふとした躓きが結果に結びつかなかったりもするクラブのようで。
前節の盛岡戦こそ勝利したものの、その前は2分け2敗と足踏みしたり。
上位争いで勝利が求められるプレッシャーもあるかもしれません。
まったく逆の意味で力を発揮できていないカターレの側からすれば、贅沢な悩みのようにも思えるのは、単なるひがみですが。
連勝をかけて、気を引き締めるべく臨む今節。
勝ってあたりまえの状況、そしてそんな相手に確実に勝ち切ることで、最終盤を戦い抜く手応えと自信を植え付けたい。そんな試合ではなかろうかと。

対して、カターレ。
前節は敗戦濃厚状態・連敗不可避という状況から、起死回生のゴールでドローに。
ただ。
まるで勝利したかのような盛り上がりでしたが、それは見た目だけで。2試合連続勝ちなしに変わりなく。
むしろ、前回対戦で大敗した長野へのリベンジを期しながら、安達監督就任以降最悪か、という低調ぶりを見せてしまったことが大問題で。
失礼ながら、「たまたま相手が長野だったから負けなかっただけ」という試合。
同じく不本意なシーズンを送る長野。所々で、それによる自信のなさがプレーに現れてしまっているのでは?という場面が見られました。
カターレがまさにそうであるだけに、そういった機微というものはわかります。ええ、わかりますとも。
言い方を変えれば。
厳しく言うなら、同じく低迷する長野相手にすら、そんな無様な試合しかできなかったということ。
そんななか、2位という位置にいる鹿児島との対戦となる今節。同じ展開になるかといえば、なるわけはなかろう、と。
今季10周年を迎えたカターレ富山ですが・・・これまでも、そうでした。
伝統的に、下位の相手に勝ち切れない、取りこぼすこともしばしばという一方で、じゃあ上位相手に鼻を明かすことができるかといえば・・・そうでなく、という。
強豪相手には、なんのサプライズも無く普通に負ける、というのがデフォルトとすら言えるような。
今節は、名ばかり目標となってしまったカターレと違い、J2昇格が現実的目標である鹿児島が相手。
そういった試合で・・・これまでどおりだとすれば、おそらく、なんのサプライズも無いままに敗れておしまい、というところではないかと。
もし、低調ぶりを晒してしまった前節を悔やむなら。
もし、J2などと口にするのもはばかられるほどの低迷っぷりを恥ずるならば。
もし、プロとしてのプライドをしかと胸に秘めているのならば。
現状を良しとしていいわけがなく。勝たねばならない理由しかなく。
鹿児島が勝ってあたりまえの試合を、いかに打破するか。
サプライズと言われようがなんだろうが、勝ち切ること。
上位相手だから負けても仕方ない、などと決して言わせない。そんな覚悟をもって挑まねばなりません。

期待したいのは、代。
最近はキャプテンマークを巻いての出場が続いていますが、それだけに、ディフェンスリーダーとして「してはならない失点」によって勝利を逃す展開に心を痛めていることでしょうが。
それを悔しく思うならば。名誉挽回したいと願うならば。
勝って、カターレの力を示す以外に、方法はありません。
2016年の加入以来、常にカターレの第一線でプレーし続ける彼。今節対戦する三浦監督のもとでもプレーしました。
今シーズンは、その三浦監督の鹿児島に、チームメイトにして同じく中心的選手であった平出が移籍。
その平出が移籍先でも中心選手として活躍、それによってJ2昇格が現実的目標となっている鹿児島。
対して、代が残ったカターレは、低迷し続け、歴代最低成績も、という状況。
もちろん直接的に言うことはないでしょうが、それでも・・・「富山を見限って正解だった」なんて、言わせても良いのか?
良いわけがない。
ならば、やるべきことは、勝つこと以外になにもありません。
浮氣体制にとどめを刺されてしまった前回対戦を経て。
なかなか結果にまで結びついていないところがもどかしくはありますが、それでも。
それでも、安達体制に代わったからには、同じように勝てるなんて思うなよ!と、そんな気迫が不可欠であろうと。
確かに、結果は出ていない。けれど、それがカターレでプレーし続ける今の自分を否定することになどならない。
それを、勝つことで証明しなければ。
勝って、カターレの選手として三浦監督に恩返しせねば。
そのために、全力を尽くしてほしいです。

2位と15位との対戦。普通なら、2位が勝って当然かもしれませんが。
それを、覆せ!
あたりまえを、あたりまえにするな!
意地を、プライドを見せる勝利を!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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まさに、九死に一生。敗色濃厚試合を土壇場で引き分けに持ち込む AC長野パルセイロ戦

2018-10-22 22:16:53 | カターレ富山
1-1のドロー。
正直なところ、99.99%くらい負け試合だと思っていました。
普通なら、そんなことを言ってしまえば、「愛するクラブを最後の最後まで信じて応援しないとは何事か!」というような叱責のひとつも飛んでくるかもしれませんが。
もちろん、それは正論。
けれども。
試合内容が、普通じゃなかった。
今季は5月という早い段階で監督交代という荒療治に踏み切ることとなってしまったカターレですが、それに至ったダメな時期を彷彿とさせるような。
あの時期、何度となく心に暗く渦巻いた、「勝つ気がないのか!」というドス黒い感情。
ただでさえ、前回対戦で0-5などというふざけた大惨敗を喫した相手との再戦。さらに言えば、前節、最悪でも引き分けとせねばならなかった試合でアディショナルタイムに決められてしまい、勝ち点0という憂き目にも遭っている。
どうしても勝たねば!という意地を見せねばならないホーム戦であったにもかかわらず。
見せたのは、そんな意気込みを発揮する試合とは真逆の・・・まるで勝つ気がないかのような低調ぶりでした。

今節スタメンのなかで最大のトピックは、この夏に途中加入してきた吉岡が初スタメンで移籍後初出場となったことでしょう。
せっかく移籍加入しながら、怪我の影響で大きく出遅れてしまい。それでもくさることなく研鑽を積んだことが、この度のカターレデビューに繋がった、と。
初出場ということで、うまくいく部分もうまくいかない部分もあったでしょうけれど。
それでも、「やってやるぞ!」という気迫は感じ取ることができました。
今節は新井がスタメンを外れましたが、代わって入ったからにはしっかりと貢献しよう!というプレーぶりには、感心させられました。
ただ・・・。
そんな彼のプレーぶりを、他のメンバーが汲んでやれなかった、というか。
監督のプランとしては、90分まるまる攻め続けられるでもなし、ある程度相手にボールを持たせることとなっても、そこをしっかり対処しようということだったようですが。
・・・相手にボールを持たせることと、好き勝手やらせることとはイコールじゃないぞ、と。
なんで、相手のペースにどっぷりと合わせてしまっているのかと。
いいようにやられる、というか・・・相手のペースに後手に回ってしまっている感がありあり。
一方で、たまのチャンスも相手にプレッシャーを与えるような攻めは出来ず。
それどころか、むしろ消極的ですらあったような。シュートじゃなくて相手へのパスか?なんてシーンも幾度も。
とにかく・・・勝利への意識というものが、どうにもこうにも見出せない。
前述のように、どうしても勝たねばならない試合であったにもかかわらず。
その、勝つためのプレーという部分が、全然見えてこないような。
あらためて言うまでもないことを・・・「勝つためには得点しなければならない」という当然のことに、まったくつながる気がしないプレーぶり。
挙句、しなくていい連係ミスからヒヤリとさせられる始末。
言ってはなんだけれど。「相手がカターレ同様に低迷にあえぐ長野だからだぞ?」と。
これが、首位を独走する琉球相手なんかで同じことをした日には、決して見逃してなどもらえないのは明らか。いったい何点獲られたか?ってなもので。
長野だからどうにか失点せずにいられたけれど・・・その長野に付き合って、防戦一方。
攻撃では、なんら脅威を与えられない。
本当に・・・今季序盤の、ダメなカターレをまたしても見せつけられた。
前回敗れた借りを返す試合じゃなかったのか?前節のアディショナルタイムに決められて負けた悔しさを晴らす試合じゃなかったのか?
まるで、「そんなの関係ない」と言わんばかりの低調ぶり。
勝つために全力を尽くす、という当たり前のことが、全然見て取れなったのでした。

後半に入っても0-0の展開は続いたものの。
71分に、先制点を許してしまうことに。
相手のFK、というシチュエーションで・・・「なんか、まずいな」と思っていた矢先に。後半から途中出場の東 浩史にミドルシュートを決められてしまいました。
今シーズン、何度となくあった「決められてはならないところで確実に決められてしまう」という失点。
相手の長野も、チャンスは作りながらも、なかなか流れの中では決められなかった。ならばこそ、セットプレーにこそ注意しなければ、ということは明らかであったのに。
どうしてこうも、ダメな意味での決定力を発揮してしまうのか。
前節を例に出すまでもなく、今季ここまでも、何度もあったことなのに。その反省が、また、活かされませんでした。
ハッキリ言って、「これは、また負けパターンだ」と思いました。
リーグでいちばん引き分けの少ないカターレ。
なぜか?
こうやって、しなくてもいい失点をした挙句に負けきるから。
失点イコール負けではないのに、同点、逆転へと繋げる力強さを、発揮できないから。

試合時間は刻々と進み、アディショナルタイム。
そのアディショナルタイム、3分。
「たったの3分?」というのが率直な思いでしたが。
敗色が、極めて濃厚な状況。
このままでいいのか?良いわけがないだろう。
苦労して2連勝を挙げたのに、そこから、簡単に2連敗してしまうのか?また、ホームのファン・サポーターの期待を裏切るかたちで?
良いところは引き継げないのに、悪いところはしっかり継続してしまうという悪癖。
ここで負けては、ただの敗戦以上のダメージを被ること必至という。
試合も最終盤、なんとGKの永井までもが攻撃に参加し、最後の賭けに出ることに。
必死に獲得したCKのチャンスで、最後の抵抗。
普段は解放されていないアウェイ側ゴール裏に、多く詰めかけていた長野サポーターたち。勝利を確信した彼らは、その“あがき”に、「おい、クリアボールを無人のゴールに放り込んでやれよwww」くらい思っていたやもしれません。

すると。

陽次が右から上げたクロスを柳下が頭で折り返し、苔口が押し込んでゴール!

99.99%くらい、負け試合と思っていました。
けれども、そうはならなかった。
土壇場で追いつき、まさかのドロー。
最後の最後に、ドラマが待っていました。

5点差じゃなくて1点差でも、負けは負け・・・だったはずの試合。そうは、ならなかった。
もちろん、勝ったわけじゃない。勝ち点は0でなかったものの、1どまり。
それでも、まるで勝ったかのようなカターレ側。
対して、負けたわけではないのに、お通夜状態の長野側。いや、前節もアディショナルタイムに決められて敗れてしまっているぶん、勝利を確信していたぶん、そのショックの大きさはお察しします、というところではありますが。

繰り返しますが、勝ったわけではありません。長野にリベンジできたか?と言えば、さにあらず。試合内容もひどいものでした。
それでも。
それでも、負けなかった。
0であったはずの勝ち点を、1とはいえ積み上げた。
もちろん、状況は良化していません。1積み上げたにもかかわらず、順位をまたも落として15位に転落。
芳しくないどころではない状況は、依然として変わらず。
それでも。
それでも、負けなかった。

敗色濃厚な状況を、勝てなかったなりにも打ち破ってみせた。
この試合の意義というものを見出すためには。
次節以降の試合に・・・勝利にかかっている。そう思います。
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第28節 AC長野パルセイロ戦

2018-10-21 08:06:17 | カターレ富山
3連勝を狙いながらも試合最終盤に失点し、ドローにすら持ち込めず勝ち点0、手痛い敗戦を喫した前節。
連勝できずに敗れた挙句に連敗は簡単に達成なんてことは断じてあってはならないなか、ホームで長野パルセイロを迎え撃ちます。
繰り返しては、ならない。
ホームで敗れた借りを返すことが出来ずに連敗となってしまった盛岡戦の失敗を、繰り返してはならない。
残り試合のほとんどは前回敗れてしまった相手へのリベンジマッチですが、そのなかにあっても、長野戦のそれはとかく強調されるべきもの。
なにしろ、0-5などという惨敗どころではない惨憺たる結果だったのだから。
それでなくとも、勝てば順位が入れ替わる僅差の相手との直接対決。前節もそうであったなかで敗れてしまった悔しさを、繰り返すわけにはいきません。

前回のアウェイでの長野戦は、1巡目の最終戦でした。
そこで5得点を挙げてカターレに大勝した長野でしたが、そのあとは思うように上昇に繋げられず。
下位に甘んじてしまっているカターレが言えた義理でないことは百も承知ですが・・・同じくJ2を目指すという目標を掲げたクラブでありながら、理想と現実との差に打ちのめされる戦績となってしまっているようで。
前回対戦以降となる後半戦において、ここまでカターレが4勝1分け4敗であるのに対し、3勝2分け4敗となっている長野。お互いもっと高いレベルで争わねばならないはずのところ、悪い意味で拮抗しているというか。
ここ最近3試合では1分け2敗の長野。なかでもホーム戦であった前節・YS横浜戦においては、0-0で迎えた試合終盤に退場によってひとり欠くという苦しい展開、それでもどろーに、という思いもむなしく、アディショナルタイムに決勝ゴールを奪われて敗れるというショッキングな負け方をしています。
勝てないまでも、それでも最低限ドローにという状況で、ディショナルタイムに失点して敗れる・・・そう、前節のカターレも全く同じでした。
互いにとって今節は、敗戦のショックを振り払わなければならない、なんとしても連敗してはならない、そんな試合かと。
対戦成績的には長野のほうに分があり、前回対戦での大勝もあって、ここで勝たないでどうするか!というメンタルで乗り込んでくることと思われます。
その意味においては、長野に先制点を許すようなことがあれば、精神的優位に立たれてしまい、それを跳ね除けるには困難きわまることとなってしまうのではないかと。
ましてや、前節のように試合開始早々に相手キープレイヤーにゴールを奪われてしまうなど、もってのほか。
決めなければならないところで決められなかったことが敗因になってしまった両チームであるからこそ。先制点を奪わなければ、さらに相手の心を折るような追加点で突き放さねばならないことは自明でしょう。
お互いに決定力不足が足を引っ張ってしまっているクラブ同士の対戦ではありますが。
それでも。
前節の苔口と陽次の絶妙な連携から生まれたゴールのように。得点力という面では、このところ盛り返してきた感のあるカターレのほうに分があるように思います。
それでなくとも、前回0-5で惨敗した相手。失点もさることながら、一矢報いることすらできずに敗れてしまったことは、攻撃陣各員にとっては、屈辱であったはず。
その悔しさを、今晴らせずしてどうするか!
むしろ、今度は5-0で勝つような気概でもって、必勝を期さねばなりません。

期待したいのは、イッキ。
前々節の勝利の立役者であり、前節も果敢に仕掛けてチャンスもありましたが、残念ながら勝利には結びつけられず。
前回対戦時にはまだ戦列復帰できていなかった彼ではありますが、当事者でなかったから関係ない、などということはもちろんないはずで。むしろ、出られなかったからこその無念さというものもあったはず。
だったら、やるべきことはただひとつ。
相模原戦に続き、今節もまたホームでヒーローとなる活躍を遂げること。リーグ戦連敗阻止はもちろん、対長野の連敗阻止もしっかりと成し遂げるだけの活躍でもって、チームを盛り立ててほしいです。
もちろん、イッキだけでなくリベンジを期すほかの攻撃陣の躍動も不可欠。陽次の2試合連続ゴール、調子上向きの前嶋にも期待したいところ。
前回零封されてしまったように、守備の堅い長野。
しかし、勝つためには得点が不可欠なのは言うまでもなく。
むしろ、そんな堅守を打ち破るだけの攻撃でもって、勝利を奪い取らねば。同じ勝つにしても、最低限2得点以上で。それこそ5-0で勝つだけの気迫を、是非とも勝利のためにぶつけてほしい。そう切に願います。

首位を独走する琉球が今節も勝利し、5連勝でガッチリと首位固め。
本来、その位置にいなければならないはずのカターレはというと、2連勝止まりで競り負けて下位低迷。同じく昇格を目指しながらも躓いている長野との対戦、と。
いろいろ、無念さはあります。
けれど。
後悔はシーズンが終了してからすればよい。
後悔によって目先の勝利をまた逃す、なんてことを続けるわけには、断じていかない。
今シーズン、残りホームゲームは今節を含めてわずかに3試合。
もちろん、全部勝つ。
だったら、まずは今節。
勝ち切る力をファン・サポーターに見せつけるしかあるまいよ!

隣県対決、今度こそ勝利を!!!
胸のすく、大勝を!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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また、“負けきる”。無念の連勝ストップ グルージャ盛岡戦

2018-10-15 23:52:49 | カターレ富山
1-2で敗戦。
「またか」というのが、率直な感想。
3連勝を目指した、ここぞ!という試合。勝たねばならない大事な試合。そこで負けた。
順位が直近のクラブとの直接対決。勝って引き離していかねばならない試合。そこで負けた。
リーグ最少引き分け数クラブの面目躍如とでも言うのでしょうか。今回もまた、“負けきった”。
なによりも。
連勝を成し遂げた自信が、一気にしぼんでしまうような。台無しになってしまうような、そんな敗戦。
せっかく上げた順位も、また後退。
ひとえに・・・「こんなだからダメなんだよ」という、そんな無残な結果をつきつけられた試合でした。

開始わずか2分で、いきなり先制されてしまうことに。
それでなくともアウェイ戦であり。試合の入りが大事、ということはわかりきっていたこと。なのに、よりにもよって盛岡のトップスコアラーである谷口 海斗にしてやられるという。
前節は、その谷口が先制ゴールを挙げながら逆転負け。盛岡にとってみれば「今節こそは!」という気合の入った試合。その気合が、見事にハマったかたち。「今度こそ!」という機運も高まったことかと。
カターレとしては、最悪の立ち上がり。連勝の勢いというものに冷や水をぶっかけられた格好。
それでも。
18分、陽次の同点ゴールが決まり、前半のうちに追いつくことに成功しました。
その少し前にもビッグチャンスがあったものの、決めきれなかった陽次。けれど、そこでめげることなくチャレンジし、最前線でヒールでアシストした苔口との連携がばっちりと決まるかたちでのゴール。
先制されながらも前半のうちに追いついた、というのは、前節にしてもそう。
ならばこそ、今季初の逆転勝利をおさめた前節から、2試合連続でやってやろう!という、そんな展開に。
ただ・・・。
そこから、追加点が奪えない。
チャンスを作るも決めきれないという、悪い意味での「いつもどおり」。
サッカーのセオリーとして「決めるべき時に決めることが出来ずにいたら、そのうちにしっぺ返しをくらうことになる」というものがありますが。
なぜ、それをまんまと体現してしまうのか。
それも、今季ここまで1度や2度ではないのに。それを、また繰り返してしまうかたちで。
試合終了間際、アディショナルタイム。
一瞬の隙を突かれて攻め上がられ、GK永井の必死の飛び込みも及ばず冷静に蹴りこまれて勝ち越され。
そのまま試合終了。今節もまた、最低限引き分けにはしなければならなかった試合を、“負けきった”。

本当に、「またか」というところ。
また、勝たねばならない試合で負けた。負けなくていい試合で負けた。

2連勝をしましたが、楽勝などではなく、むしろ、いずれも辛勝でした。
勝つには勝ったものの、あらためて勝つことの難しさというものを実感した試合でもありました。
だからこそ、「今度はもっと快勝と呼べる勝利を挙げてやるぜ!」という勝ち方に繋げねばならなかったはずなのに。
つながったのは、またいつもの負け方。
勝つことが難しい一方で、こんなにもあっさりと連勝ストップ出来てしまうんだなぁ、と。
勝利の自信をつなげることは出来ないのに、良くないこと、悪いパターンはしっかりと継承することが出来てしまう。

「こんなことを繰り返しているから、いつまで経っても浮上できないんだよ」
そんな辛い現実を、あらためて突き付けられた・・・そんな、苦い敗戦でした。
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