行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】第32節  愛媛FC戦

2013-08-31 23:02:47 | カターレ富山
前節は惨敗の末に3連敗、8月の月間勝ち越しもならず。そんななかで迎える今節ですが、心機一転、まずは連敗を止める勝利を目指し、ニンジニアスタジアムへと乗り込んで愛媛FCと対戦します。
9月のリーグ戦は4試合中3試合で、前半戦の数少ない勝ち試合―――3月に3勝を挙げた相手と再び対戦することになります。
その初戦となる愛媛戦。チーム初となるホーム開幕戦勝利となった前回対戦に続く勝利、そして一昨年より続く同カードの連勝を5に伸ばすべく、必勝を期して臨まねばならない戦いです。
それは、アウェイであるからとかは関係なく。むしろ、天皇杯を含めて9月は公式戦5試合中4試合がアウェイ戦。むしろ、アウェイであるからこそ勝つ、というくらいの気構えが必要ではないかと。

現在16位の愛媛との勝ち点差は、わずかに2。愛媛に消化していない1試合があるぶん暫定順位ではありますが、それでも直接対決で勝利することで上回ることができるというのであれば、それを成し遂げないわけにはいかない、という強い気持ちで臨まねばならないでしょう。
愛媛にとっても連敗脱出がかかった試合。前々節は札幌に0-3と完敗、連続アウェイとなった前節も群馬に2-1と敗れています。その前節と続いて下位との対決となる今節の富山戦にまで負けるわけにはいかないと、気を引き締めているものと思われます。
総得点が愛媛30に富山29、総失点が愛媛40に富山44と、数字の上ではほぼ互角。対戦成績ではカターレが4連勝中ではありますが、いずれも僅差でのもの。おそらく、今節もまた1点を争う接戦となるのではないかと。
いかに我慢強くピンチを耐え、いかにチャンスをものにするか。それがいつも以上に問われる試合になるのではないかと思います。

ここ数試合、PKでの失点、そして退場と、自ら招いてしまったピンチから連敗を喫してしまいました。その嫌な流れを断ち切って勝利を挙げねばなりませんが、それには最後の最後まで集中力を切らすことなく戦い抜く肉体的にも精神的にも強い力が必要です。これまでの悔しさを忘れることなく、さらに思いを強さに変えて立ち向かわねばなりません。
両チームともにハードワークが求められ、そのせめぎあいを制したほうが勝利をつかむという試合になるであろう今節。
正直言って、攻撃のキーマンであるところのヨンドクの出場停止は痛い。けれど、試合途中で離脱して10人での戦いを強いられてしまった前節とは違い、1週間準備期間がありました。そこで見出した打開策を、ピッチ上で存分に発揮、勝利につなげてほしいところです。
奇しくも、昨年のアウェイ愛媛戦もヨンドクは出場停止でした。チャンスそのものは多くなかったところ、ここぞという場面でコーケンが直接FKを叩き込み、その1点を守り切って勝利をおさめたのでした。
今節も、それに倣いたいところ。ヨンドクがいないから勝てないなどということなく、きちんと出場メンバーが結果を出すことによって懸念を払しょくしてほしいと思います。
メンバー編成に関しては読めない部分も多いものの、そのなかにあって、ヨンドクの穴を埋める意味でも、そして古巣との対決という意味においても、大山の出場があるのではないかと思います。
体力的にもフル出場に関してはどうか、という面もあるにせよ、そのボールさばき、安定したプレーぶりに定評のある大山。元愛媛というよりも、もうすでに立派にカターレの重要な戦力。その力を、彼をよく知る愛媛の選手たちはもちろん、ファン・サポーターにも示してほしいと願います。

前節は相手のプレッシャーに押し込まれてしまい、満足に攻撃の形すら作れず、シュートがたった2本という惨憺たるありさまでした。
当然のことながら、同じ失敗を繰り返すわけにはいきません。得点なくして勝利なし。勝つために必要な気概を前面に押し出して、目指すべきアグレッシブなサッカーを取り戻して勝利してほしいです。
良くない流れの連敗を止めなければなりませんが、待っていたって事態は改善しません。自分たちでなんとかするしかないのです。
ちょうど1年前にあたる昨年の9月2日。愛媛戦に勝利し、長い長い15戦にも及んだ連続勝ちなしから、やっと脱却したのでした。
そして、その勝利を機に反攻を開始、最下位脱出、そして残留へと結びつけた、その初めの1歩となったのが愛媛戦。
ならば。
今節もまた、勝利せねばなりません。去年がそうであったように、今年もまた巻き返していくために。
先だってクラブがJ通算50勝を達成しましたが、そのなかでも6勝を挙げているいちばん相性のいい相手が愛媛。
だからこそ、今節もまた勝つことで、いまいちど相手に苦手意識を植え付ける―――ただ勝つだけでなく、順位の逆転とともに確かな浮上の1歩とする勝利とならんことを。

反攻の9月よ、もう一度!!
アウェイで勝つ!勝って、善戦止まりでないことを、自分たちの力を再確認せよ!
欲しいのは勝利・勝ち点3のみ!自分で自分の首を絞めるような試合は、もうたくさん!
だったら、勝て!勝って、もう一度カターレ富山に負けない強さを、勝ち抜く強さを!!
必勝を期して、全力で挑め!!
勝たれ!!!!!富山!!!!!
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【J特】同じことの繰り返しで惨敗。良いところなく3連敗  モンテディオ山形戦

2013-08-26 23:58:13 | カターレ富山
1-3で敗戦。
チーム状態として良い流れはほとんどつながらない半面、悪い流れは的確につながってしまう―――残念ながら、カターレ富山というチームにとっては「ありがち」な、「いつものこと」です。
せっかく2連勝しながら、2戦連続PK失点から2連敗。2戦連続3得点を挙げた得点力はピタリとストップし、2戦連続零封負け。
そんな流れを断ち切って、月間勝ち越しを果たさねばならない試合だったというのに。
いつものように、注意しなければならないとわかり切っていたはずの相手エース格に決められてしまうとか。
そのうえ必要のないところでカードを食らってヨンドクが退場、ただでさえ相手のプレスに対応できていなかったところだったのに、その上自分で自分の首を絞めてしまうとか。
試合内容が良くても負けが続いていたのに、内容が悪ければ当然のように負ける。
シュート数たったの2本というお粗末すぎる内容の中、その1本、苔口のゴールがホーム通算100得点目だったらしいのですが・・・惨敗というよりほかない無様な結果の前には、焼け石に水でしかありませんでした。

前半12分という時間帯に早々と失点し、追う展開に。
試合開始直後から果敢にプレスをかけてきた山形。そんななかで押し込まれる展開から、サイドチェンジで揺さぶられたところを足助が釣り出されてしまい、「あ、やばい!」と思ったら案の定。
平出不在の影響が、いきなり出てきてしまった格好でした。相手もきちんとスカウティングをしてきた、ということなのでしょう。池端、足助、舘野の最終ラインであったところ、前半は特に舘野の側を中心に攻撃を組み立てていたのがわかったから。そのあたりは、前のヨンドクとの連携もあってどうにかしのいでいたのですが・・・そんな矢先に、ズドンと。
警戒しなければならなかったはずの中島に、凱旋ゴールを許してしまうことに。山形としても良い時間帯に先制できて、気分的にも楽になったことでしょう。
徳島戦、松本戦においては、個々の勝負では互角、ともすれば優勢ですらありましたが・・・個の力に加えてカバーリングの巧みさに関しても明らかに山形のほうが上。持ち味と呼べる部分が全然機能しないままに、劣勢を強いられ続ける展開となってしまったのでした。

どうにもこうにも、分が悪い勝負。それでも、最少失点で折り返し。
諦めることなく後半勝負に賭けねばならなかったのですが・・・その、後半開始からわずか4分。セットプレーからまたしても中島に決められ、逆にリードを広げられてしまうことに。
こうなってはもう、攻めるよりほかない。巻き返しを図るべく、直後の50分に苔口を投入。
すると、その交代からものの数十秒でいきなりゴール。舩津からのクロスに持ち前のスピードで反応した、鮮やかなゴールでした。
しかし。
同点、さらには逆転を目指さねばならなかったところ。1点差ならその可能性も決して少なくはなかったはずだったところ。
ただでさえプレスに屈して攻めあぐんでいたところ、59分という段階でヨンドクが2枚目イエローで退場となってしまったのでした。
明らかに劣勢であったところ、さらに数的不利まで。
それでも、諦めるわけにはいきません。むしろものは考えようで、同数でもなかなか対応できていなかったのなら、むしろ減ったのならばやるべきことが明確になったじゃないか、と。
勝つためには2点必要。そのために、苦しかろうがやるしかない・・・そう、腹をくくらねばならなかったのですが・・・。
あろうことか、67分にCKから林 凌平にダメ押し点を決めれられてしまうことに。警戒しなければならないと、わかりきっていたはずなのに。

試合も終盤に差し掛かったあたりで、曇っていた空から土砂降りの雨。あたりが白んでよく見えないほどのすごい勢いでした。
けれど、そんなことはどうでもいい。ずぶぬれになろうがそんなことは関係ない。
勝つためには、そんなことはどうでもいい。
ただ・・・。
3得点で、自分たちのサッカーに確かな手ごたえを得ていた、ということなのでしょう。粛々とスタイルを貫く山形の姿勢に、陰りはありませんでした。
抵抗を試みたところで、それが得点どころか、シュートにすらつながらず。
3分あったアディショナルタイムも、ただただ過ぎていきました。そして、タイムアップ。

試合後、まず思ったこと。「前回対戦と同じじゃないか」と。
前からガシガシと仕掛けてくるようなプレスは、前回対戦時もそれでやられたんじゃないか。前回対戦時も、相手にとって効率的な得点を重ねられて3失点したじゃないか。
確かに、3連戦3戦目ということでなかなか厳しい日程ではあったかもしれません。けれど、それは言い訳にはなりません。
相手にはこちらのディフェンスラインの脆さを突かれたというのに、こちらは前回の反省を全然活かせていなかったのだから。
それどころか、自ら勝利の可能性をしぼませている始末。
前々節、前節と連続でPK失点という自分たちのミスが敗戦に直結してしまうという悔しい思いをしたはずなのに、退場とか。
審判のジャッジに偏りがあったようにも思います。こちらがとられたファウルと同等の場面で相手はとられなかったとか。けれど、言っても仕方のないことです。弱者が吠えてみたところで、聞く耳など持ってもらえないでしょう。
対戦相手21クラブには21通りの戦い方があるわけで、相性の良し悪しもあるでしょう。山形は、相性の悪い相手であったということかもしれません。
けれど。
だからといって、それが負けていい理由にはなりません。惨敗を繰り返していい理由にはなりません。
相性が悪くても、苦戦を強いられたとしても・・・それでも、なんとかする。なんとかして、勝つ。
そういった姿勢が、本当に体現できていたか?と。
残念ながら、ノーと言わざるを得ないのが実情かと。
試合後に打ち上げられる予定だった花火は、雨のため中止となりました。正直、ほっとしました。

試合後、足助が「たとえ笑われても上位を目指す気持ちに変わりはない。自覚は自分次第。今日からでも変わることはできる。失敗は消せないけれど、そこで学んで強くなった者が次のピッチに立てるのだと思っている」というコメントを残しています。
その失敗から学んで強くなる意思というものは、誰ひとり欠けることなく全員が共有するものであることを願わずにはいられません。チームはもちろん、我々ファン・サポーターにとっても言えることかと。
その今日からでも変われるという自覚をものにするのは、1日でも、1分1秒でも早いほうがいい。
なぜなら、リベンジを果たすべき舞台は、すでに決まっているのだから。
次節のアウェイ愛媛戦を経て、天皇杯2回戦。再びまみえることになる山形戦。
こちらがアウェイ連戦になるのに対し、山形はホーム連戦で、さらに今節の快勝という大きな自信も持ち合わせています。並大抵の覚悟では、打ち破ることは不可能でしょう。
それでも、やれ!
不可能とか言っている暇があったら、覚悟を決めろ!
もちろん、これ以上同じことを繰り返さない覚悟。悔しさを力に変え、壁を打ち破っていく覚悟。
この悔しさを忘れることなく、勝利へとつなげる。
やるべきことは、それだけ。
ならば、やるだけです。
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【J特】第31節  モンテディオ山形戦

2013-08-25 05:58:52 | カターレ富山
2連勝のあとの2連敗。いまいちど勝ち切る強さを取り戻し、シーズン初の月間勝ち越しを成し遂げるために。
前節から中3日、連戦となるホームでモンテディオ山形を迎え撃ちます。

連勝あり連敗ありと、なかなか波乱万丈な今シーズンの山形。ここ5試合では1勝4分け。とはいえ、まだ十分にプレーオフ圏内進出も可能なだけに、ここで下位の富山を確実に叩いて浮上に転じたいところでしょう。
今季ここまでの総得点53は、リーグ2位。5月の前回対戦時も3点を決めれられてしまい完敗を喫しました。
得点ランキング3位の林 凌平が11得点、仙台時代には地元富山でもゴールを挙げている中島 裕希が7得点、2試合連続ゴール中のロメロ フランクが6得点など、そうそうたる顔ぶれが揃います。それら選手を調子づかせてしまったならば、苦戦は必至でしょう。
一方、その山形の半分くらいの総得点28はリーグワースト4位タイというカターレ。2連勝ではゴールを決めきる力強さを見せて3得点を挙げたものの、その後の2連敗ではいずれも零封負け。
再び得点感覚を取り戻して確実にゴールを挙げないことには、勝機も見いだせないのではないでしょうか。
相手にとっては、たとえ失点したところで自慢の攻撃陣が奮起したならばなんとかしてくれる、という気持ちでいられるのではないかと。逆に言えば・・・残念ながら得点力不足が深刻なカターレにあっては、同じことは当てはまらないと言わざるを得ないところです。むしろ、たとえ得点したところで守備陣が奮起しなければどうにもならない、とでも言うべきか・・・。

もちろん、前回対戦時の苦い敗戦を教訓にしなければなりません。
そのときには、ガシガシと執拗にかけてくる圧力に屈してペースを握られてしまい、後手に回ったままいいようにやられてしまったのでした。木村のゴールで1点を返したとはいえ、勝負の趨勢が決してしまったあとでは遅きに失したかたちだった、と。
今節もまたそういった展開となった場合、しっかりと対応し、かつ、引くことなく押し上げて少しでもチャンスを創出する努力をせねばならないところです。
前節の敗因として、決めなければならない場面で決めきれなかったことがあります。一時期よりはましにはなったとはいえ、いまだ残るペナルティエリア周辺での躊躇。そこで撃っとけよ!という場面でシュートではなくパスを選択してしまうとか。決めきるという意識が足りないことでシュートに力がこもらず、キーパー正面に力なく、とか。
3失点で敗れた前回対戦にしても、シュート数はカターレ10本、山形11本と、数だけならほぼ互角。決定力の差というほかにも、数の上では10本だったけれど、そのうち相手に脅威を与えるほどのシュートは何本だった?という話。
そういった課題の克服も含め、やらねばならないことは山積みです。

毎度のことではありますが、それでもやはり。攻撃陣の奮起なくして勝利なし。
2試合連続で無得点という事態に、忸怩たる思いも募っていることかと。その悔しさを負けん気に変えて、勝利につながるゴールを決めねばなりません。
期待したいのはやはり、白崎の移籍後初ゴールでしょう。
相手もここ2試合のデータを基に研究もしてくるでしょうが、直接対決は初めての選手。慎重にもなってくるでしょう。そこを、「まだ実力を出しきってはいないぜ!」とばかりに、その想定を上回るほどの活躍ぶりを見せて躍動してほしいところかと。
パスを出すこともできて、受け手にもなれて、さらに自分で切り込むこともできる・・・なるほど、松本戦ではその評判通りの力が垣間見られました。今節は、さらにそれを研ぎ澄ましてほしいです。それがほかの選手を活かすことにもつながります。これまで個々の勝負やドリブル突破といえばほとんどヨンドクひとりでしたが、そこに白崎という選択肢も加わったなら、相手も迷う。迷えば隙も生まれるというもの。そのふたりに気を取られている隙に朝日がズドン!とか。
なんにしろ、ゴールから逆算しての攻めを期待します。パスワークも前からのプレスもなにもかも、全てはゴールを挙げるため。結果を出すため。チャンスを活かしきるプレーというものが見たいのです。

一方で、抜群の得点力を誇る山形攻撃陣を封じなければならない守備陣。
平出の離脱は、やはり痛いと言わざるを得ません。そのうえ、前々節では池端、前節は足助がPKを献上してしまっています。
もちろん、相手にとってもそれは承知のはず。積極的に仕掛けて、あわよくば3戦連続となるPK、なんてことも狙ってくるのではないかと。仮にそうなったとして、またしても決められてしまった日にはダメージがでかいなんてもんじゃありません。
無いと信じたいですが、もしそのことが2人に影響を及ぼして積極性に陰りをもたらすことにでもなったら・・・。考えすぎの杞憂で終わることを願いますが。
いや、そうじゃない。逆境でこそ強さを見せる、というくらいの強い気持ちなくして、連敗も止められないでしょう。
むしろ、ピンチはチャンス。
後半戦に入って以降ずっと続いている失点の流れを、ここでストップさせること。得点力に定評のある山形を封じ込めて勝つことの意義を、無失点という結果で示すこと。
それが出来れば、今後への弾みとなること請け合い。ならば、それを成すために全力を傾けるしかないでしょう。

今節からわずか2週間後、今度は天皇杯2回戦の相手として再び山形と対戦することになります。
いわば、前哨戦。両チームとも、今節を勝つことで次も勝つ!という意気込みでいることでしょう。
ならばこそ、勝て!!
勝って、山形戦初勝利を山形戦連勝へとつなげろ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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【J特】報われない頑張り。内容に結果が伴わず、連敗  松本山雅FC戦

2013-08-23 06:29:27 | カターレ富山
0-1で敗戦。
10試合ぶりに勝利を挙げ、さらに次も勝って2連勝スタートとなった8月。なのに、その後が続かず2連敗。
力の差がありすぎる、あるいはこちらの実力が発揮できな過ぎで「勝てる気がしない」という試合は、あります。しかし、この2敗はそうではありませんでした。勝てるチャンスもしっかりありましたし、どんなに悪くともドローにはしなければならなかった試合。なのに、敗戦で勝ち点なし。しかも、それが2試合ともPKの失点によるものというからやりきれません。
この敗戦により、TOP OF 北アルプス制覇の可能性も、ほぼ無くなりました。
また、善戦止まりなのか。
続けていくことが大事で、信じて待ち続ける―――監督は、そう言いますが。
それでも。
今節で、リーグ戦も42試合中30試合目。いつまで「次」と言っていられるのかと。
善戦を勝ちにつなげることが出来ねば、現状打破は成し遂げられません。それを改めて思い知らされた今節の敗戦であったように思います。

前節より中2日、今シーズン最後の平日開催として行われた今節。
そんな平日であったにもかかわらず、松本サポーターは大挙して来襲・・・いや、もし通常の日曜開催であったなら、おそらく倍は来たと思われますが。
どちらのホームゲームなのか、という状況のゴール裏ではありましたが、そんなことは言うまでもない。たとえ人数が少なかろうが、カターレ富山のプライドをかけて全力をもって応援しなければならない、そんな試合でした。
連日の猛暑がここにきて一休み、試合時間には降っていなかったものの、日中は雨が降ったりと湿度の高い蒸し暑い中での試合となりました。

連戦の影響も考慮しつつ、前節より数名メンバーを入れ替えたスタメン。
タイジローとヨングンの起用は想定内だったとして、國吉に代わってヘジュンが初出場・初スタメンでJデビューとなりました。そして、前節に続いてスタメン出場の白崎がホーム戦デビュー。
そのヘジュンですが、初出場ながらも落ち着いてプレーしていたように感じました。球際はきちんと競っていくし、上がるときは上がりながらも、引くときはしっかり守る、と。比べたってしかたないでしょうが、それでも・・・タイジローのデビュー戦なんかは、もっと落ち着かない雰囲気だったな、なんて。もちろん1試合だけで評価するでもないですが、手堅いプレーぶりだなという印象でした。
2試合目の出場となった白崎に関しては、前節よりもさらに持ち味を垣間見ることができたかと。足下の競り合いにも強く、機を見たドリブル突破などなど、見ていてワクワクさせられました。これまではほとんどヨンドクひとりだったそういったプレーですが、それに白崎が加わることで相乗効果が生まれ、1+1が3にも4にもなるような、そんな期待を抱かせました。

試合のほうは前半から一進一退というなかでチャンスをうかがい続けるという展開でしたが・・・そんななか、アクシデント。
平出が負傷してしまい、前半のうちに想定外の交代を余儀なくされました。今シーズンここまで、御厨や足助が戦列を離れているような間もしっかりと最終ラインをまとめていたのは、間違いなく平出の功績。今後への影響も考えると、なんとも不安をぬぐえないことになってしまいました。
直後、ゴール正面のFKがバーに当たって難を逃れるというヒヤリとする場面も。しかし、なんとかしのぎ切って0-0でハーフタイムへ。
後半の58分という早い段階でヘジュンが國吉と交代。あるいはデビュー戦ということを考慮して?とも思いましたが、どうやら足がつってしまったからだったようで。
よくよく思い返してみれば、ただでさえ想定外の交代があったというのに、拮抗した試合だったならなおさら、攻撃要員に使いたかったところだったろうな、ということですが。
そして、ここ数試合連続で失点してしまっている魔の時間帯である60分台を経過し、依然0-0。
最後の交代カードに苔口を起用、そのスピードにラストの攻勢をかける選択をしたのでした。
しかし・・・。
時間帯こそ乗り越えたものの、魔の展開というものは、乗り越えたわけではなかったのでした・・・。
試合も最終盤の85分。ペナルティエリア内で痛恨のファウル。PKを献上してしまい、これを決められて0-1、そのまま試合終了となってしまったのでした。
失点に良いも悪いもない気もしますが、それでも。たとえば札幌戦のヨンドクのミドルなんかは、相手にとっては「シュートした選手を褒めるしかない」というものでしょう。
それが・・・2試合連続でPKで失点というやりきれなさ。同じ失点にしても、やはりダメージの大きさは・・・。

そもそも。
負け犬の遠吠えであることを承知で書きますと。今節は、負けてはいけない、勝たねばならない試合でした。
松本の選手のプレーが、あまりにひどかったから。
競り合いで肘をかけるわ、シャツを引っ張るわ、明らかにシミュレーションとわかるくらいに自分からこけるわ。
もちろん、気をつけていても偶発的によろしくないプレーに至ってしまうこともありましょう。よほど故意で悪質なものでない限り、ちょっとやそっとで騒ぎ立てるのもどうかとは思います。
けれど。それが頻発してしまっていては、さすがに文句のひとつも言いたくなります。
PKの場面にしたって、そう。確かに、足助は足をかけてしまったのでしょう。審判もそれを見てのジャッジだったのでしょう。
ですが。船山は、だからといってあんなにのけぞってまで倒れる必要があったのかと。
勝利への情熱がちょっと行きすぎちゃった?けれど、綺麗ごとだけ言ってて負けたら仕方ないよね・・・ってことでしょうか。勝てばよかろうなのだ、ってことでしょうか。
それに屈してはならなかったはず。
なのに、勝てなかった。負けて、何も得られなかった。
負けた側がとやかく言っても、しゃらくさいだけでしょうけれど・・・それでも、譲れないところはあります。

試合後、ゴール裏に来た監督に意見を求めるという場面がありました。ファン・サポーターとしても、積もったやりきれなさを持ち越したくない・・・そんな気持ちの表れでもあったのかと。
監督のほうも、逃げも隠れもせずに堂々と、真摯に各種意見に応えてくれました。
ここ最近、鳥取の小村監督、岐阜の行徳監督が成績不振から解任されました。同じ下位争いをしてしまっているクラブの監督としては、決して他人事ではない事態。
それだけに、チームの現場責任者として自らの意思を自分の言葉で伝える必要がある、という判断だったのでしょう。
いろいろな意見が出ましたが、一貫していたのは主張がぶれていなかったこと。
必ずしも現在の方針が良い結果にはつながっていない。今節も、敗れてしまった。けれど、信じて貫こうとする意志に陰りは無い―――そのことが監督本人の口から語られたことにより、その場はおさめられたのでした。

2年連続で8月のホーム松本戦で敗れた、そして、2年連続で試合後居残り。皮肉なものです。
けれど。
昨年、そこからサポーターカンファレンスを開いて事態打開へと努めたり、ファン・サポーターとしても結束を強めたりしながら残留争いに向かっていったように。そのムーブメントが最下位からの脱出、残留へとつながっていったように。
今年も下位争いを繰り返してしまっていることは受け入れつつも、ならば、今一度去年のように奮起し、浮上へとつなげる動きもまた、繰り返さねばならないのではないかと。
中3日で、すぐに次節。
迷っている時間はありません。立ち止まっている時間もありません。
次のホーム戦でこそ、スタジアムに歓喜を!
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【J特】第30節  松本山雅FC戦

2013-08-20 23:59:36 | カターレ富山
前節より中2日で松本山雅FCをホームに迎える今節。
徳島戦の敗戦によって連続負けなしは4でストップしてしまったものの・・・ものは考えよう。一旦止まってしまったらすべてが台無し、というわけではありません。止まってしまったことは受け入れつつも、また新たに連続負けなしを始めたらいい。さしあたっては、札幌戦に続くホーム戦連続勝利を目指せばいい。
現時点で対象3クラブがそれぞれ1勝1敗で並んでいるTOP OF 北アルプス。昨シーズン成し遂げられなかった制覇を今年こそ手にするために、前回対戦でハットトリックを決められて惨敗してしまった借りを返す意味でも、是が非でも勝ちにいかねばならない一戦となります。
今シーズン最後の平日開催。コンディション調整のうえで難しくもありましょうが、それでも力を存分に発揮し、勝利を挙げねばなりません。

先のホーム連戦では徳島の連勝を止め、強豪千葉を相手に3-2で競り勝った松本。その勢いをかって意気揚々と乗り込んでくるはず。
現在の12位からさらに順位を上げていくために、下位の富山を相手に取りこぼすことなくしっかりと勝ち点3奪取、完勝した前回対戦に続いて対富山戦3連勝を目論んでくることかと。
その前回対戦においては、前線からの積極的なプレス、個々の勝負に対して後手に回ってしまい、ペースを握られ続けてしまったのでした。そのうちに致命的なミスから失点。自ら流れを悪くしてしまうと、挽回できないままに失点を重ね、ハットトリック負けという屈辱を味わうこととなってしまったのでした。

リベンジを誓って必勝を期さねばならない今節にあって、やはり、その思いがいちばん強いのは舩津ではないでしょうか。
前回対戦時、劣勢にあってもそれでも無失点でいたなか、不用意なプレーから先制点を許してしまったこと。試合後、悔しさに表情を歪ませていた姿が印象的でした。
今節、そのときの悔しさを晴らすべく、持ち前の運動量と積極性を存分に発揮し、チームを勝利に導いてほしいと思います。怪我人の多発で苦労の絶えないチーム事情にあって、連続フル出場を続けているという自負。そして、果敢にゴールを狙う姿勢は、目下チームトップスコアラー。名実ともにカターレの中心選手であることは誰もが認めるところ。
前回ホーム戦の札幌戦で、同点の場面から貴重な勝ち越しゴールを挙げて連続勝ちなし脱却へ大きく寄与したように。今節もまた、チームを勇気づける活躍をもって、勝利をつかみ取ってほしいと思います。
そして、もうひとり期待したいのが、前節スタメンでカターレデビュー、フル出場を果たした白崎。
ホームのファン・サポーターには初お目見えとなる今節、その力を見せつけてほしいと思います。前節、公式戦で90分を通してカターレの一員として戦ってみて、やれたこと、やれなかったこと、それぞれあったことかと思います。そこからさらに精度を上げて、獲得に向けて評価されたところのストライカーとしての力を存分に発揮してもらいたい。そう願います。
一昨年のホーム水戸戦。移籍してきた福田のホームデビュー戦は、0-0のままドローかと思われた試合最終盤、1ゴール1アシストという最高の結果で一気にファン・サポーターの心を鷲掴みにしたのでした。
去年は、ホーム甲府戦で移籍してきたばかりの國吉がいきなりスタメン。そこで挨拶代わりのゴールを決め、首位甲府の連勝をストップさせたのでした。
そして、今年。今節は、白崎にその流れを受け継いでほしいところです。新たに加入した背番号39が頼もしいカターレの一員であることを、その実力をもって示してほしい。そう願わずにはいられません。

去年のホーム松本戦は、ほぼ1年前の8月12日。サポーター有志が寄贈したゴールネットの初お披露目となった試合でした。しかし、せっかくの先制点が報われずに逆転負け。試合後、憤懣やるかたないサポーターがスタジアムに居残り、社長を呼びつけて今後の方針を問いただす、といったこともありました。なかなかに、苦い思い出です。
あれから1年。去年の最下位よりはましではあるものの、また残留争いのなかにあるカターレ。
1年経っても進歩なし?
違う、そんなことはない―――口に出すのは容易いでしょうが、それが口先だけの言葉であっても仕方ないわけで。
要は、結果。
むしろ、チャンスじゃないかと。1年前に悔しい思いをし、さらには前回対戦でも屈辱的な敗戦を喫した松本。その松本を今度こそやっつけることによって、成長の証を打ち立てようじゃないかと。
そして、1年前は敗れたことで成し遂げられなかったTOP OF 北アルプス制覇を、今度こそやってやろうじゃないかと。
ならば、勝て。
勝って、ホームのファン・サポーターに戦う意思を、勝ち抜く強さを示せ!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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