行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

好守で零封も、続く決定力不足。未だ上向かず、負けに等しいドロー  グルージャ盛岡戦

2015-03-31 00:37:49 | カターレ富山
0-0でドロー。
勝てなかった、というよりは負けなくてすんだ、という試合。相手のシュート11本に対してわずかに3本、CKも6本に対してわずか1本。さらにはこちらだけイエローカードを5枚もくらっているだとか。スタッツだけ見ても、いったいどちらが前年J2のクラブなんだか?というありさま。
GK江角が前節に引き続いて神がかった好セーブを連発して相手に得点を許さなかったのはいいけれど。そこはむしろ、GKの魅せ場がないほうが望ましいのであって。
今節もまた、「前節の敗戦をバネに今度こそやってやるぞ」という相手の勢いをねじ伏せることが出来なかった。教訓を活かさねばならなかったのはこちらも同じだったにもかかわらず。
勝ちながら上方修正していかねば、優勝など出来ないだろうに。
監督あたりも「辛抱強く続けていく」というコメントを出してはいるのですが、それでも。
カターレの調子が上向いて勝てるようになるまで、相手クラブがじっと同じ状態で待ち続けてくれるなんてことは、あるわけがない。
カターレが成長する間、相手クラブだって成長する。ともすれば、2倍、3倍速でということも、あり得なくはないのであって。
そんななかにあって、いつまでも結果が出せないまま、なんてことになっては、降格してしまうまでついに波に乗ることが出来ずじまいであった昨季の反省が全く活かされないということ。
必要なのは、結果。勝ち点3。
試合数は有限であるし、得られなかった勝ち点を獲り返す方法がないことを、もっと真摯に受け止めねばなりません。
その上で優勝するためには、「いつか勝てるようになる」では遅いのです。
いつかではなく、すぐに勝て。
アウェイ2連戦で勝ち点わずか1という現実に、危機感を持たねば。
何度でも言いましょう。
今頑張れなければ、優勝できないと。

第3節  グルージャ盛岡戦

2015-03-28 23:36:24 | カターレ富山
開幕連勝を逃したというだけでなく、昨季の悪いパターンを想起させる負け方だったことが悔やまれた前節。
負けて学ぶことも無いわけではありませんが、負け続けながら変わることが出来なかった結果が降格につながってしまった昨季のことを思えば、それを是とするわけにはいきません。
勝ちながら、なおかつ練度を高めて上方修正していく。その結果、優勝を成し遂げる。
あたりまえと言えばそうですが、優勝するためには勝つしか、勝ち続けるしかない。
“アウェイで勝てない”というこれまでの流れを、すぐにでも・・・というか、すぐに是正しなければならない今節。
必勝を期して臨み、必ずや勝ち点3を持ち帰らねば。

グルージャ盛岡とは初対戦。昨季は地域リーグから飛び級で新設されたJ3に参戦、JFLを経ていないクラブで苦戦は必至とされていた下馬評を覆して5位と健闘しました。
J2昇格要件を満たしておらず、今季の時点ではいわゆる昇格争いライバルクラブではありません。しかし、だからといって軽視することなどできず、むしろ「格上相手に一泡吹かせてやるぜ!」という挑戦を跳ね返さねばならないぶん、やっかいな相手と言えるでしょう。
第1節がいきなり休み、シーズン初戦となった前節はアウェイで福島と対戦、0-1で敗れた盛岡。ホーム開幕戦となる今節、シーズン初勝利をかけて気合いを入れ直していることでしょう。
アウェイで迎えた初戦で敗れた反省のもとホーム開幕戦に臨み、初勝利を成し遂げた鳥取と、それを献上してしまったカターレ。同じようなシチュエーションで迎える今節ですが、今回もまた同じように初勝利を献上、などということはあってはなりません。
前年から選手が大きく替わり、新布陣で臨むなかで試合経験を重ねていくことでクオリティアップをはかっていく、という状況は似通ったところがあります。
前節の敗戦を受けて立ち直らなければならない、というのも同じならば、よりその思いが強いほうが勝つ。
ならば、勝たねばならない理由しかないのであって。
初対戦ということでデータも少なくやってみなければわからない部分も多いですが、ファン・サポーターにとって盛岡は、昨季までカターレに在籍していた木村 勝太の移籍先、という認識ではないでしょうか。
当然、こちらのデータは木村によって伝わっているはず。それを踏まえてなお、上回っていかねば勝機はありません。前節のように早い段階で失点、そこで気落ちして追加点を奪われて大勢が決してしまう、という事態はもってのほかです。

警告2枚で退場となったレンペーが出場停止、必然的にメンバー変更がなされることになる守備陣。代わりは前節途中出場した池端でしょうか?
そんななかにあって期待したいのが、GK江角。
前節、前半のうちに2失点こそしてしまったものの、気概は衰えず。1人少なくなる不利な状況にもひるまず、ピンチのときにも好セーブを連発。もし精神的にへこたれていたならば2失点では済まなかったでしょうが、言い方を変えたならば、大崩れしなかったのはその気迫あふれるプレーがあったからこそ、ということであったかと。
それが最も表れていたのが、試合終了間際のアディショナルタイムでした。
残りあと僅かにもかかわらず相手に攻め込まれ、逆転どころか同点すらほぼ絶望的という状況。人によっては試合終了のホイッスルを待たずに席を立つということがあってもおかしくないシチュエーションでした。
しかし。
そんな状況にあってなお。相手CKとなった場面で、「早く蹴れ!」とばかりに自らボールを持ち全力疾走でコーナーにセット、そこからまた全力で守備に戻る、という姿が。
いかに不利な状況にあっても、決して勝負を投げ出したりなどしないという、プライド。そんな心意気に、胸が熱くなりました。
敗戦の悔しさを乗り越えて勝利をつかまねばならない今節。
守備陣をまとめ上げ、是非とも無失点を成し遂げて勝利に貢献してほしいです。

良い部分は継続できないのに、悪い部分はしっかり継続してしまう―――去年、嫌ほど見てきた状況。
今年は違うと、証明せねばなりません。
その方法とはすなわち、勝つこと。勝って去年との違いを明確化することが、何よりも求められる課題だと言っていいでしょう。
楽な試合などひとつもありません。
ですが、すべてが勝たなければならない試合です。
残り34試合を全て勝つくらいの気概を持てるか?
敗戦を敗戦のままに終わらせないで、勝利に繋げられるか?
勝って、結果で証明せねば。
アウェイ戦が苦手?
岩手で苦手を跳ね返せ!!
勝たれ!!!富山!!!!!

またもジンクスに打ち勝てず。プレーの未熟さが露呈し連勝ならず  ガイナーレ鳥取戦

2015-03-24 06:19:03 | カターレ富山
1-2で敗戦。
クラブ発足からこのかた、開幕から2戦目は勝てないどころか引き分けすらない全敗というジンクス。それに今シーズンもまた打ち勝つことができませんでした。
自分たちのチャンスには決めきれず、相手のチャンスは決められてしまう。そして先制されてしまったが最後、逆転勝利は叶わず。
これまで嫌ほど見てきた敗戦パターンが、また繰り返されてしまった格好です。
そりゃ、昨季からの選手が少なくない。とは言っても、ガッツリと主力を張っていた選手がそのまま、というわけではなく。むしろ、出場機会の少なかった選手のほうがおおいくらいで。いかに新監督に代わったとて、いきなり万事うまくいく、ということもないでしょう。
そして、J3は決して生易しいレベルではないということ。それこそ、昨シーズンの悪い部分を引きずってしまうくらいには。
ひとつ、敗戦という現実を突きつけられたことによって。あらためて、J3リーグを戦っていくということはどういうことなのかを見つめ直さねばならないかと思います。
けれども。
だからといって、やるべきことは変わらない。なすべきことは、たったひとつです。
なんとしてもJ2へ復帰すること。
得られなかった勝ち点を獲り返す術はありません。
今一度、優勝するためには勝つしか道はないということを、この敗戦から知るべきです。

第2節 ガイナーレ鳥取戦

2015-03-22 00:10:48 | カターレ富山
内容的には不満の残る試合ではあったものの、それでも勝利して開幕白星スタートを飾ったカターレ。
反省点を勝利への力に変えて、目指すはもちろん連勝のみ。
今季初のアウェイ戦としてとりぎんバードスタジアムに乗り込み、ガイナーレ鳥取と対戦します。

一昨年以来となる鳥取との対戦ですが、正直、お互いに「こんなかたちで再戦したくはなかった」というのが本音ではないかと。
そのときには双方ともにJ2だったにもかかわらず、それがこうしてどちらもJ3に降格しての対戦になるなんて。
降格の絶望感は、それを経験した者にしかわかりません。
しかし、だからこそ。
その痛みを知るからこそ。なんとしても勝利し、自分たちこそが、カターレこそがJ3優勝を成し遂げ、元いたあの場所・J2に返り咲くのだということを見せつけねばならないのだから。

シーズン初戦となった前節は、新加入の山口に敗れてしまった鳥取。小針、倉貫、岡本ら経験豊富なベテラン選手たちがチームを去り、若手を中心に大幅な刷新が行われた弊害という見方ができる部分も否めなかったかと。ただでさえ難しいであろうシーズン初戦、勝ちきるには自信と経験が足りなかったのかもしれません。
それでも、0ー2で終了かと思われた後半アディショナルタイム、MF畑田が直接FKのチャンスで無回転シュートをぶちこみ、一矢報いました。
1年でのJ2復帰を掲げながら4位に終わってしまい、今年の再チャレンジに懸ける鳥取にとっては苦い初陣となってしまいましたが、だからこそ。
ホーム開幕戦となる今節、必勝を期して待ち構えているはずです。

内容的には全然で、お世辞にも誉められたものではなかったカターレの開幕戦。
それでも、勝った。なかなかチャンスを活かせなかったものの、大事な場面で決めたこと。そしてピンチもあったものの、最後まで無失点でしのぎきったこと。
それらが、単なる幸運などではなかったことを、真価が問われる今節で示さねば。
期待したいのは、キャプテン・タイジロー。中盤の底のポジションで出場した前節ですが、成長の跡がうかがえました。ボールを味方に散らす際の落ち着きや、相手ボールの奪取を果敢に狙い、恐れずに当たりにいく姿勢など。
かつて足助がそうであったように、キャプテン任命が自覚と責任感を促し、それらがプレーに表れたということでしょうか。
前節での反省を活かして更なるクオリティアップに努めて、勝利に繋げなければ。

前節での反省を活かして、と言えば。
それがまったく出来なかったのが昨シーズンであり、降格の最たる要因でした。連勝がまったく無く、連続勝ち点すらほとんどなかった。その一方で、ネガティブな要素はこれでもかというほど繋がり、アウェイ戦14連敗をはじめ、がっかりさせられ続けたのでした。
言うまでもなく、そんなことを繰り返すわけにはいかないのであって。
散々な戦績であったアウェイ戦の汚名返上はもちろんとして。
クラブ発足からこれまで、開幕戦で勝ったことはあっても、開幕連勝は一度もありません。それどころか、開幕2戦目は引き分けすら無く、全敗という不名誉なジンクスが。
そんなネガティブ要素をはねのけ、逆にポジティブに繋げるために。
優勝を本気で狙っていくのであれば、連勝は必須と言っていいでしょう。
ならばこそ。ここできちんと勝つことで、力と覚悟を示さねば。

昇格を争うライバルクラブとの対戦の第1ラウンド。これからも続く厳しい戦いに勝っていくためにも重要な意味を持つ今節。
勝って、カターレの気概を示せ!
開幕連勝を、成し遂げろ!
勝たれ‼富山!!

“結果”を示した新生カターレ。内容は消化不良も、勝利で開幕戦を飾る  ブラウブリッツ秋田戦

2015-03-17 06:11:11 | カターレ富山
1-0で勝利!

J3降格という厳しい現実を受け入れつつも、それに抗い、必ずやJ2復帰を成し遂げねばならない今シーズン。その開幕戦、しかもホーム開催となれば、負けて良い理由は微塵もなく、必勝が求められました。
とはいえ、そう簡単にいくと楽観するには、J3のレベルがまだ計り知れないことに加え、ファン・サポーターにとってカターレのほうも力は未知数だったわけで。
それでも勝たねばならなかったこの試合。
内容的にはとても褒められるモノではありませんでしたが。
しかし、そんな中にあっても勝てたという、結果。
内容が良くてもそれが勝利に結びつかない、なんてことを嫌ほど見てきただけに。
昨年6月末以来となるホームスタジアム・県総に訪れた歓喜。「今年こそ!」という思いを、応援する皆が心に刻んだのではないでしょうか。
まだ、始まったばかり。それでも、新生カターレは着実に第一歩を踏み出したのでした。

週半ばに降り積もった雪によって開催が懸念されたものの、関係者の除雪や天候の回復もあいまって、無事にホーム開幕戦を迎えることが出来ました。新幹線開業イベントの影響もあったかもしれないですが、多少の肌寒さはありながらも快晴というコンディションで4500人あまりは、ちと数字としては物足りなかったのですが。
アウェイ・秋田のサポーターは30人くらい。正直、もっと少ないかとも思っていましたが。いや、わざわざ遠く富山まで来てくださってありがとうございます、という感謝しかありません。
駐車場で誘導員がいなかったり、選手バスの到着ゲートがホームとアウェイで分かれていなかったりと、あちこちで経費削減らしき施策が。J3に降格してしまったんだなぁ、と、少しモノ悲しさも感じてみたり。

スタメン出場が見込まれていた日高が体調不良により欠場とか。それをふまえつつ、どのようなメンバーでどのようなサッカーをするのか?
ホームのファン・サポーターに初お披露目となる今季カターレの姿に注目が集まりました。
GKに江角、DFにジェウォン、MFに北井、FWに中西と、それぞれ新加入の選手がスタメンとしてカターレデビュー。怪我などで出遅れた苔口や敬介といったレギュラークラスの選手の名がなかったのがちと寂しかったものの、逆に新戦力がどれくらいやれるのかを見極めよう、ということで。

試合のほうは・・・正直言って、物足りないというよりは不満と言ってしまってもいいような内容。「もっとできるだろ!」と、何度叫んだことか。
シーズン開幕戦ということで実戦の感覚がまだ不足していることに加えて、ホーム開幕戦ということで、失点したくないと大事にいきすぎるきらいもあったのでしょうが。
そんな事情を鑑みても、なお。
「なんでボールホルダーにフォローに行ってやらない?」とか「そこは強引にでもシュートを狙う場面だろ?」とか。
昨シーズンにさんざん見られたような「相手ゴールではなく横を向いてサッカーをしている」という悪癖を、いまだ引きずっていたような場面がそこかしこに。
そりゃ、監督が代わったからといってなにもかもが一新するわけではないでしょうが・・・そんなところは継続しなくていいよ!と。
逆に、全体的な印象としては秋田のほうがやりたいサッカーをやろうとしている様子が見て取れたくらいで。
いわゆる「縦ポン」という戦術ながら、攻撃陣のシュートへ繋げる意識はカターレのそれより高く、その迫力も上だったように思えました。
防戦一方というほどは押し込まれていなかったものの、それでも江角が体を張って防いだ危ない場面があったりと。
その反面、カターレのほうが相手に脅威を与え続けることができていたわけでもなく・・・。
秋田の側は、「なかなかうまくはいかないけれど、それでも手も足も出ないわけでないし、やってやれないことはない」くらいに思えていたのではないかと。
0-0で折り返したものの・・・及第点は与えられませんでした。
去年であったなら、後半にやられて「悪くても引き分け」にさえ持ち込めずに終わり、というパターンであったところ。
実際、この試合でもシュートも散発的で相手に脅威を与えられなかっただけに、また繰り返してしまうのではないか?という懸念がありました。

そんな試合の中にあって、目立っていたのが新加入・北井の動き。球際のテクニックはもとより、右に左に走り回る運動量に感心させられました。この試合でこそノーゴールでしたが、チームの熟練度が上がったならば移籍後初ゴールも遠くないだろう、という確信めいた印象が。
それだけに、75分で村松と交代した時には「えー、せっかくいい調子だったのに変えちまうのかよー!」などと思ったものですが。
正直に言いますと、「村松で大丈夫か?」と思っていました。
けれど。
その村松が、魅せてくれました。
投入早々、積極的な動き出し。3人に囲まれても臆することなく抜きにかかり、これには相手もたまらずファウル。その果敢な姿に、一気にスタジアムの雰囲気と試合の流れを引き寄せたのでした。
すると78分。その一連の流れから得たCK。途中出場の大山のキックに頭で合わせたのは中西!見事にゴール、シーズン初得点にして待望の先制点を、プロデビューとなるルーキーが決めました。
良い流れを得点に繋げるという、理想的な展開。勝つためにはあたりまえという声もありましょうが、そのあたりまえのことが全然出来ず、それが降格につながってしまった昨季があるだけに。喜びもひとしおでした。
ただ、ここで気を抜けば、また勝てない続きだった去年の繰り返し。しかし、きちんと最後までしのぎきり、みごとに零封勝ち。
試合終了間際には弾いたシュートがクロスバーに当たって難を逃れるという冷や汗ものの場面がありましたが、終わり良ければなんとやら。最後の詰めでやられた試合を何度も見てきただけに、どうあれしのいだ、そして勝った、という結果には変えられなかったということで。

内容は、正直言って赤点モノ。J3だからとたかをくくっていたわけではないでしょうが、これではっきりと、全力で事に当たらねば勝てないということがわかったのではないかと。
ならばこそ。
勝って兜の緒を締めよ。
開幕戦勝利という結果を次に繋げていくために。
まずは連勝を目指し、さらなる精進を重ねなければ。