行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第24節  愛媛FC戦

2014-07-30 00:15:32 | カターレ富山
今シーズン唯一の平日ナイトゲームとなる今節。ホームに愛媛FCを迎えます。
前節より中3日。夏場の連戦ということでコンディション調整の難しさもあるかもしれません。けれど、そんなことを言っている場合でないこともまた事実。最下位脱出に向けては、勝利を、勝ち点3を得ていくよりほかないのだから。

今節に先立ち、選手移籍の情報が発表されました。
ヴァンフォーレ甲府から、MF井澤 惇選手が期限付き移籍加入。
本職はボランチとのことですが、中盤はどこでもこなせる模様。ヨンドクの移籍と朝日の離脱で手薄となったアタッカー陣を補強する役割が期待されます。
言うまでもなく、過去最悪である現在のチーム状況は理解した上の移籍でしょう。かけられる期待もわかっているはず。ならばこそ、その期待に存分に応える働きをみせてくれることを願ってやみません。
そして、村松がJFLのHonda FCへ期限付き移籍。
チームがこんな状態で離れることに悩んだりもしたそうですが、それでも。やはり、プロとしては試合に出場してこそ。しっかりと経験を積んできてほしいところです。
そして・・・村松に、“帰ってこられる場所”を守り通さねばなりません。

前回対戦では0-4と大敗を喫してしまった愛媛戦。
メンタルの弱さを突かれて失点、課題であるセットプレーからがっつりとやられてしまう、という今シーズンの悪いところがしっかりと出てしまった試合でした。
当然のように連勝を狙ってくることでしょう。勝ち点差7であるプレーオフ圏内への進出に向けて、最下位ごときは軽くひねって勝ち点3をゲット、というところでしょうか。
この夏の補強で、かつて栃木で一世を風靡したリカルド ロボが加入。愛媛での初ゴールへの期待が高まっていることかと。前節の樋口に続いて移籍後初ゴールを献上、なんて愚をおかすわけにはいきません。

期待したいのはウチケン。
前回はせっかくの古巣との対戦であったにもかかわらず、存在感を示せず。それだけに、今節にかける意気込みは強いことでしょう。栃木戦、天皇杯横浜FC戦と連続ゴール、決まりこそしなかったものの、前節湘南戦でも強力なFKを披露と、手応えはしっかりと感じていることかと。それを、今度は恩返しというかたちで愛媛にしっかりと示さねばなりません。
そしてもうひとり、苔口。
3年前のホーム愛媛戦では、敗色濃厚であった後半アディショナルタイムに値千金の同点弾、その後の逆転につなげてみせました。2年前のホーム愛媛戦においては、15戦連続勝ち無しという苦境を救う決勝ゴールを決め、久方ぶりの勝利に貢献。ヒーローとなってみせたのでした。
ならばこそ。今節もまた、不振に喘ぐカターレを救い、のちの復調へとつながる救世主になってほしい。そう願います。

前回対戦では圧勝しながらも、愛媛にとってはアウェイ富山戦は2009年以来1勝も出来ていない鬼門であり、3連敗中。最下位を相手に負けるわけがない、と思いつつも、どこかで「いや、まさか」という思いもぬぐいきれないはず。
ならば。
その不安を現実のものにしてやろうじゃないかと。
負けて良い試合など、1試合たりとも無い。すべてが上位である最下位から脱するためには、勝つしかない。今一度、その意味をかみしめるべきです。
ほぼ負けに近い引き分けとはいえ、負けなかった讃岐戦。だったら、今節を勝つことでホーム負けなしを継続してやろうじゃないかと。勝って、ファン・サポーターに応えなければ。
必勝の覚悟を結果で示せ!!
狙うはホーム愛媛戦4連勝!!
平日夜のスタンドを、歓喜で満たせ!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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為す術もなくスコア以上の惨敗。『あたりまえ』を覆せず  湘南ベルマーレ戦

2014-07-28 23:55:55 | カターレ富山
0-2で敗戦。
たとえ最下位であろうとも。たとえ相手が首位であろうとも。負けなくてはならないわけなどないし、負けて良いわけもなかったはず。
むしろ、相手が首位であるからこそ。意地を見せて立ちはだかる壁とならねばならなかったはず。
けれども。
ある意味、あたりまえの結果に落ち着いてしまいました。
立ちはだかる壁どころか、路傍の石ころとして蹴飛ばされて終わり。
なんの感傷もありません。ただ、力の差を見せつけられただけ。勝利の可能性が、まったく見いだせなかっただけ。

得点を決められないままにアディショナルタイムまでもつれた前回対戦の反省からでしょう。
先制点を早い段階で奪う、というプランを、きっちりと遂行してきた湘南。開始わずか5分で、精度の高いクロスをドンぴしゃのタイミングで合わせたエースであるウェリントン。決めるべきタイミングで決めるべき選手が確実に決める、という・・・これが、勝ち慣れているチームの余裕なのでしょうか。
一方のカターレは、悪い意味で相変わらず。
せっかく攻めに転じても動き出しのタイミングが各選手間で共有できておらず、いちいち上がりを待つ展開に。個の力でどうにか出来るならばまた違うのでしょうが、そうでないならば連動した攻撃には意識共有が不可欠でしょうに、どうにもこうにもそれが図れていないようで。
それが、何度も何度も、同じことの繰り返し。
「失敗にめげることなく、一途に繰り返していく」といえば聞こえはいいけれど・・・言い換えればそれは、「馬鹿の一つ覚え」とも言えるのであって。
実際のところ、相手にしっかり対応されていたばかりか、パスが簡単に読まれてカットされてしまうような場面が頻発。
もともと相手の方がスピード・テクニック・連携その他諸々で上回っているというのに、愚直な繰り返しばかりで同じことをやっていても、同じように返されてしまうだけ。
そこを柔軟に対応しながら、たとえば遠目からミドルを織り交ぜてみるとか、そういった相手に狙いを絞らせないような一手間があれば良いところ、そんな姿勢は見られず。
同じカウンターからの速攻でも、やはり湘南のほうがクオリティーは断然上。
最終的にゴールにつながらなかった場面を見ても、きちんと反対サイド奥深くまで切り込んでいる選手がいたりとか。カターレには、それがない。
ウチケンの直接FKが相手GKのファインセーブに阻まれた、なんて場面もありましたが・・・チャンスらしいチャンスは、見出せませんでした。

0-1のまま、反撃の糸口がつかめないままに時間が過ぎていく中、86分。
先頃湘南に移籍加入したばかりのFW樋口に挨拶代わりのゴールを決められてしまい、ダメ押し。
まったく危なげなく、平均2得点以上のチームが2得点した試合でした。
まったく良いところ無く、平均2失点してしまうチームが2失点した試合でした。
湘南のほうも、ガムシャラに得点を狙ってきたならば、2得点どころではなかったのではないかと。
最下位ごときに全力を尽くすまでもなかったのでしょうか。
それでなくとも、次節まで中3日。普通に勝てる相手に無理をすることはなかった、ということでしょうか。

一方、相手が首位であろうが関係なく勝利を目指さねばならなかったはずのカターレ。
なのに、いつもどおりでした。
意地を見せることもかなわず、ただ単に、最弱チームの名にふさわしい無様な試合をしただけでした。
いったい・・・この結果に、選手たちはなにを思うのでしょうか?
首位だからしかたない、切り替えて次に頑張る?
それでいいのでしょうか。

ちゃんと、敗戦を悔しがれているのでしょうか?

勝ち点3差の讃岐も敗れたため、差が広がることはありませんでしたが・・・。
ライバルの敗戦にほっとする、なんてかっこの悪いことを、ちゃんとかっこ悪いとおもえているのでしょうか?恥ずかしいと思わないのでしょうか?
私は、悔しいし、恥ずかしい。
最下位でくすぶっている現状に忸怩たる思いがつのるばかり。

ちゃんと、わかっていてほしいところです。
勝つことでしか、現状を変えられないことを。
このままでは駄目だということを。
わかった上で、結果で示す・・・言うほど簡単ではないのかもしれませんが、だからなんだ、と。
理屈なんてどうでもいい。
ただ、勝て。
それだけです。
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第23節  湘南ベルマーレ戦

2014-07-25 20:31:19 | カターレ富山
最下位と21位の裏天王山で勝利できず、依然として苦境が続くカターレ。今季リーグ戦におけるアウェイ初勝利を賭けて、首位・湘南ベルマーレと対戦します。
およそ同じディビジョンに所属するチームとは思えないほどに、なにからなにまで対極に位置する湘南とカターレ。
わずか1敗しかしておらず、残りは全勝の湘南。
わずか2勝しかしておらず、3分け、最多敗戦のカターレ。
リーグ最多得点の湘南に対し、リーグ最少得点のカターレ。
リーグ最少失点の湘南に対し、リーグワースト2位失点のカターレ。
ホーム全勝の湘南に対し、開幕戦引き分けのあとはアウェイ全敗のカターレ。
過去の実績を紐解いてみても、1勝7敗と大きく負け越し。その1勝も雨のホーム戦というコンディションによる影響が大きく、それ以外はすべて敗戦、アウェイは全敗中。
前回対戦にあたる6月の第17節は0-0でドローかと思われた試合終了間際のアディショナルタイムに、課題であったセットプレーから決められて敗戦。
スコアだけを見れば善戦とも言えなくもないですが、いかんせん、悪名高い県総のピッチコンディションに湘南が手を焼いたため、という見方も。
その意味で、今節は湘南のホームで、しかも暑さの影響こそあれ天候不良の心配は無しとなれば・・・地の利というものもまったく期待できず。ただ、実力勝負あるのみ。

過去の戦績やデータなどを参照したならば、カターレが勝てる要素は皆無と言っていいほど。くやしいけれど、それが現実。
勝ち点はおろか、無得点に終わらなければ大健闘、くらいの扱いでしょう。平均2得点以上のチームに対して平均およそ2失点というチームなのだから、少なめに見積もっても0-2以上の差がつく計算。
さらに悪いことに、絶対に勝たねばならなかった讃岐戦での限りなく敗戦に近いドローというショックを引きずったまま、臨むこととなる今節。
ヨンドクの移籍、朝日の体調不良による離脱、さらに今節は御厨が累積警告で出場停止。
はっきり言って、ポジティブな要素が見つからない。ネガティブな要素しかない。あるいは、勝負以前の問題かもしれません。

けれども。

たとえ、勝つ見込みが全くなかろうが。お話にならないくらいに敗色濃厚だろうが。
やるべきことに、なにひとつ変わりはありません。
相手が首位であろうが、ホームで無敵であろうが、そんなことは関係ない。
今季のこり20試合、すべてを勝ちに行く。
現実的かどうかなんて別問題。たとえ勝算が無かろうがなんだろうが、必勝を期す構えにかげりなど見せている場合ではないし、そんなことはあってはならないのです。
最下位のカターレにとっては、対戦するすべてのチームが上位。楽な試合など1試合もありはしません。
そんななか、今節対戦するのがたまたま首位というだけ。
それがどうした。
厳しい試合になることは、最初からわかりきっていること。
ならば、それを踏まえてなお折れることなくガムシャラに勝利を追い求めるだけです。

いわゆるアップセットというものを起こすには、守備陣の奮起が必要不可欠。相手に主導権を握られる場面も多いでしょうが、それでもなお「攻めても攻めてもゴールが奪えない」という焦りを誘発するくらいに集中した守りが絶対条件です。
それでなくとも、前回対戦では最後の最後で失点してドローに持ち込めずに敗れるという悔しい思いをしているのだから。その無念を晴らすには、今度という今度こそ無失点で切り抜けるという覚悟が必須です。
前節、ありえないミスから先制点を許してしまった秋本。過ぎてしまったことはどうにもなりませんが、汚名返上をもって名誉を回復することは出来ましょう。すなわち、リーグトップの攻撃力を誇る湘南をシャットアウトすること。できれば、じゃない。やれ!と。失った信頼を、見事に取り戻してみせろ!と。

そして。
得点無くして勝利無し。ここまでわずか10失点という湘南の守りを崩すのは並大抵のことではないでしょうが、それでもやらねば勝利はありません。
期待したいのは、白崎。
前節、勝利できなかった背景には、白崎が十全に働けていなかったという要因が少なからずあるように思えました。決定機を逃してしまったことももちろん、それ以外でも行くべきところと耐えるべきところのメリハリがなっていなかったように思います。
逆に言えば。白崎がその持てるポテンシャルを発揮したならば、必ずや苔口や中島らとの連携も奏功するはず。
決めるべき選手が決める。
強いチームは当たり前にやっていること。
最下位だから、弱いから出来ない、なんて言い訳は通りません。
出来なくてもやれ。
迷ったり、精度の低いプレーに終始してしまったとして・・・その隙を見逃してくれるほど湘南は甘くはないであろうことは確実。
逆に、相手を慌てさせるほどのプレーぶりでもって、湘南に「こんなはずでは・・・」という動揺を誘うほどでないと。
選手全般に言えることですが、とにかく、持ち味を存分に発揮してほしい。
いい加減なプレーで勝てるはずがありません。
全力を尽くしてやっと、勝負に持ち込める。
そこからさらに勝利にまで結びつけるのは並大抵のことではないでしょうが・・・それでも、やらねば。

今節は、ひさしぶりにtotoの対象試合。予想通りというかなんというか・・・すがすがしいまでに圧倒的に湘南勝利が優勢。
それでも。
絶対なんて無い。
それを、大番狂わせを演じることで証明してみせねば。
どの試合であろうが、負けてかまわない試合などありはしない。勝てなくて仕方ない試合などありはしない。
すべて、勝たねばならない試合だったら、勝つしかない。
ならば、勝て!!!!
勝って、安易なtoto予想を覆し、何の気無しに湘南勝利につけた連中に阿鼻叫喚の地獄絵図をみせてやるがいい!!
最下位だからといって、首位に勝ってはいけないなんてことは、絶対にないのだから!

勝たれ!!!富山!!!!!!
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失意のドロー決着。ほぼ負け試合で大一番に勝てず  カマタマーレ讃岐戦

2014-07-22 05:32:06 | カターレ富山
1-1のドロー。
後半戦の巻き返しに向けて、どうしても勝たねばならない試合であったのに。前半戦の悪い流れを断ち切って、しっかりと結果を残さねばならない試合であったのに。
最悪の事態だけは免れたものの・・・十二分に「駄目だった」と言い切れる、ホームのファン・サポーターに失望を与えてしまう結果となってしまったのでした。

そりゃ、これまで最下位に沈んでいたチームがいきなりなにもかもが好転して勝ち続けられるようになる、なんてことは・・・さすがに虫が良すぎる考えでしょう。
しかし。
だからといって、それを勝てない言い訳にしてはならないのであって。それでなくとも、直近の21位との、条件次第で順位が入れ替わるという絶対に勝たねばならなかった直接対決。
それにもかかわらず、意地を見せられなかった。
それも、これまで繰り返してきたような「試合の流れとは関係のないところであっさり失点してしまう」「流れを引き寄せた状態にあってもチャンスを活かせない」という悪癖を性懲りもなく再現してしまうというかたちで。
それどころか、試合終了間際にPKを献上してしまうという。これを決められなかったのは、ただの運であったような。
讃岐がここまでなかなか勝てていない勝負弱さのようなものがあったから外れただけのように思います。これが中位以上のクラブなら、あっさり決められて即終了だったのではと。

これまでのパターンであれば、失点してしまった時点で終了、例のごとく零封負けで終わりであったところを追いついた、という見方もできますが・・・それでも。
逆転勝ちしなければ意味がないところを、そうできなかった。その意味するところの大きさを深刻に受け止めねばなりません。
絶対に勝たねばならない試合にあってミスから失点というところからすでに問題ではありますが、それを踏まえてもなお、追いついたからにはドローでいい、なんてことはありえないわけで。
反撃の暇も与えないほどに一気呵成に攻め立てて逆転に繋げなければならなかったはずなのに。

現在の順位がそのままチームの実力、なんてことは言いたくはありません。それを言ってしまうと、最下位のチームには降格しか無くなってしまうのだから。
けれど。
それでも、21位のチームが相手であったわけで。単純な比較にはならないかもしれませんが、いちばん与しやすい相手であったわけで。
言い換えれば。
すべてのチームが上位である中にあって、今節よりもきつい展開になる試合なんて、この先いくらでもあるはず。先制されてしまった状態から逆転を目指さねばならない試合も少なくない・・・というより、これまでを踏まえたならば多くさえあるでしょう。そんな試合に・・・こんな体たらくで、太刀打ちできるのかと。
得点無くして勝利無し。
本当に、勝つためにプレーすることができているのか?と・・・シーズン半分も経過しているにもかかわらず、なんで今をもってそんなことを言わねばならないのかと思うと、情けなくもなります。

直近の21位・讃岐との勝ち点差が開かなかったこと、勝ち点1をポジティブに捉えるしかない一方で・・・その上、降格圏外へ脱することを視野に入れたとき、19位と20位であった横浜FCと東京ヴェルディが今節そろって勝ったため、差が勝ち点10まで広がりました。
まだ半分、ではなく、もう半分。残り20試合「しか」ないなかで、単純計算で4試合なければ上回れない差。
このままでは、いけない。降格の可能性濃厚なところを、口先だけでなく結果で、勝利で否定していかねばならない。

今節の不甲斐ない結果を、きちんと受け入れろ。
言い訳の出来ない状況をから、目をそらすな。

勝つことでしかこの窮地を脱することは出来ない。それを念頭に、信じてやり抜くしかありません。
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第22節  カマタマーレ讃岐戦

2014-07-20 04:43:06 | カターレ富山
今季リーグ戦も折り返して後半戦へ。
その後半戦最初の試合にして、いきなり大一番。最下位からの脱却、J2残留へ向けて絶対に負けられない戦いとなる一戦として、ホームに21位・カマタマーレ讃岐を迎えます。
5月の前回対戦で敗れてJ初勝利を献上してしまった悔しさを晴らし、わずか3差の勝ち点を追いつくために。勝利以外はありえない戦い。
不本意どころではない史上最悪となった前半戦の無念を払拭して逆襲をかけるには、負けなど論外、引き分けすら駄目、勝利すら最低条件、複数得点で圧倒くらいが及第点というところでしょうか。
無論、そんな簡単にいく話ではありません。実際のところ、前回対戦では逆転負けという形でもろさを露呈してしまい、敗れているのだから。
相手にしたところで、「最下位の富山ごときに勝てないようでは話にならない」くらいの気持ちで来ることでしょう。この先きつい対戦などいくらでもあるなかにあって、前回勝っていイメージで臨める富山戦で連勝することができれば、よりチームの雰囲気が盛り上がるとともに降格回避に向けて弾みがつく、と。

そう、降格回避を賭けた戦い。
万が一にも敗れてしまうと勝ち点差が6に広がるとともに、「やっぱり駄目なんじゃないか」という精神的なマイナスがとてつもなく大きくなること必至。
ただでさえメンタルの弱さから勝ち試合を落とす、引き分けにすら出来ずに敗れる、などということを繰り返してきたカターレ。そんなネガティブな部分にとどめを刺すことにもなりかねません。
それでなくとも監督の進退問題で揺れていたり、続投が決まりながらも夏の移籍戦線に乗り遅れ気味であるとか。
既定路線と言われながらもメインスポンサー扱いであるYKKの大幅減資が取り沙汰されたりとか。
これまた既定路線と言われながらも、社長が引責(?)交代したりとか。
今度は、前回ホーム戦勝利の立役者・朝日が潰瘍性大腸炎を発症、入院を余儀なくされていたりだとか。
およそ最低としか言いようのない戦績そのもの以外の部分にすら、さまざまなゴタゴタを抱え込んでしまっています。そこで今節また敗れるようなことがあって後半戦もまた黒星スタート、なんてことになれば・・・ネガティブ要素は2倍3倍どころか、2乗3乗といったところでしょうか。

だったら、勝て!!

やるべきことはシンプル。勝てばいい。負けて悪化するものも、勝てば最低でも現状維持。無論、好転に繋げることが出来ればしめたものでしょう。
もはや、「次にがんばりたい」「次こそ勝ちたい」なんて言ってさえいればいい生ぬるい状況ではない。それを自覚せねば。
勝てたらいいな、じゃない。勝つことが前提。
相手のあること、一筋縄ではいかないし、簡単なものではないことは、最悪の前半戦で嫌と言うほど味わっています。
それでも。
それでも、勝て。勝つことを当たり前にしなければ。

今節期待したいのは、苔口。
前回対戦でせっかく先制点を挙げながら報われなかった無念に、リベンジせねばならないのです。エースの自覚を胸に求められる仕事―――ゴールを挙げて勝利に導く役割を全うし、ホームのファン・サポーターの期待に応えねばなりません。
リーグ戦ではありませんが、先の天皇杯2回戦で勝利したことも、ひとつきっかけになるのではないかと思います。
勝利したことによって、3回戦で古巣であるセレッソ大阪との対戦が実現しました。勝てばぶつかるであろうことはわかっていたところですが、実際に勝ったことによって対戦をたぐり寄せることができた。
ある意味あたりまえのことではありますが・・・それでも。「勝つことによって道は開かれる」ということを再確認するトピックであったかと。
それと同じこと。
最下位だからと、得点力不足だからと嘆いていても、なにも変わらない。
けれど、勝てば道は開かれる。
なら、やるしかないじゃないか。
現在のカターレ富山にあって、設立時から所属の朝日と敬介を除けば最古参となった苔口。1ヶ月後のセレッソ戦を前に、今一度“カターレ富山の顔”であるところを、しっかりと結果とともに内外に知らしめねばなりません。
勝って、残留への確かな道筋を示さねばなりません。

どんな試合にあっても、勝利を追い求めねばならないことに変わりはありません。
けれど、そのなかにあっても、ことさら重要な試合というものは、確実に存在します。
2点差以上の勝利で最下位脱出。
やるべきことは、わかっている。
ならば、あとややるだけ。
勝つだけ。
今こそ、勝て!!勝って力を示せ!!
カターレ富山は最下位にふさわしくない。降格にふさわしくない。
口だけじゃない、内容だけじゃない、勝ち点3で、結果で示せ!!!
絶対に勝つ!!
勝たれ!!!富山!!!!!!
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