行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

2シーズンぶりの3連勝&新記録・6試合連続無失点達成!粘り強く勝ちきる AC長野パルセイロ戦

2024-07-28 17:56:18 | カターレ富山
2-0で勝利!
下位に低迷、無得点試合が続いていたりと、厳しい状況にある長野が相手。さりとて、前節に同じく苦境が続いていた最下位の岩手に苦戦を強いられたことを思えば。油断など出来ようはずもありませんでした。
しかして、今節も、なかなか思うようにはいかず。
2試合連続となったPKで幸先良く先制することに成功したものの、なかなか追加点を挙げて引き離す展開には至らず。攻撃の流れがどうにも得点にまでは結びつかず、もどかしい状況が続くことに。
後半、勢いを盛り返してきた長野に手を焼き、その傾向はさらに顕著に。
そんななか、帳尻合わせというわけでもないでしょうが・・・ペナルティエリア内でファウルをとられ、PKのピンチ。ここで同点にされては、勝ち越しどころか、ヘタをすれば逆転負けすらあるのではないか?という雰囲気すら漂うなかで。
しかし。
立ちはだかったのが、我らが守護神・田川。
見事に読み勝ち、ブロックに成功。大ピンチをしのいでみせました。
3連勝がかかった試合最終盤・アディショナルタイムには、再びPKのチャンスが。
キッカーを務めた松岡がしっかりと決めて、シーズン初ゴール。
そのダメ押し点で勝負あり。見事に勝ちきり、3連勝・6試合連続無失点・8試合連続負けなし・ホーム無敗継続を達成したのでした。

日中は、猛暑日のうだるような暑さ。試合時間ごろには雲もかかっていくぶんマシにはなったものの、湿度75%、気温31.4℃というコンディションは、選手たちにとってキツかったことと思います。
それでも、隣県長野から駆け付けたファン・サポーターを含めて4497人が詰めかけたこの試合。期待に応えるべく、気合を入れて勝利を目指さねばなりませんでした。
昨シーズンは、最後まで達成できなかった3連勝。今シーズンもここまで2度失敗しているだけに、今度こそ!との意気込みで臨んだ今節ですが。
継続性を重視してということでしょう。前節から変更なしのスタメンで臨むことに。
一方で、控えメンバーにはここ2試合少しだけ出場していた荒井に代わり、松岡が入ることとなりました。
ここ最近、スタメンからのみならずサブメンバーからも外れていただけに。途中出場から爪痕を残さんと、意気込んでいたことでしょう。

試合開始からしばらくは、カターレのペース。いい意味で、いつも通りの試合展開を繰り広げました。
選手たち個々人がそれぞれにやるべきプレーをしっかりと。安易なミスもなく、的確な、やりたいサッカーが出来ていたかと。
ここ最近続いているところの、連続無失点。それも、各選手の意識の高さがあってこそ。
その意味で、今節の導入部も問題なし。あとは、しっかりと得点に、勝利につなげていくのみ!
そんななか、15分。
相手陣内左サイド深くで競り勝ったショウセイが中央のヨシキにパス、それを受けたヨシキのシュートが、阻止しようとスライディングしてきた相手の手に触れてハンドの判定。PKに。
前節も前半にPKのチャンスを得て、それを先制点・・・結果的には決勝点につなげて、勝利をおさめましたが。今節も、前半に同じようにPKからの先制チャンス。
前節、リーグ戦22試合目にして初のPK得点だったというのに。2回目がすぐ次の試合だっというのも、なんともはや。
前節に引き続き、「PK絶対決めるマン」のキャプテン吉平がキッカーを担当。
記憶に新しいどころではない状況では、相手GKも吉平の一度モーションをストップさせて蹴り込むフォームなど、当然のように想定していたことでしょう。
そんななかで、前節と同じフォームから同じコースに蹴り込んだ吉平。
コースを読まれてはいたものの、勢いに勝るかたちでしっかりとゴール。2試合連続のPK得点でもって、価値ある先制点を得ることが出来たのでした。

前半を優位に進めたカターレですが。
やはり、チームの勢いというものの差は、あったように思います。
前回対戦以来、連続無失点を継続しつつ負けなしを続けるカターレ。
同じ期間に、1度も勝てずにいた長野。最近は3試合連続無得点。
そのあたりの意識の差は、プレーの差となって表れていたかもしれません。
ただ、それでも。
手をこまねいていたばかりではなかった長野。
後半開始時に2枚替えを敢行。MF西村 恭史・MF忽那 喬司を投入して修正を図ると。
それが奏功するかたちで、徐々に試合のペースを掴んでいくことに。
反攻の勢いを跳ね返すだけのパワーを発揮して追加点につなげられたら良かったカターレでしたが、どうにも・・・。チャンスそのものが無かったわけではないけれど、かと言ってそれを得点につなげられず。相手のペースを奪うほどには良いかたちでプレーすることが出来ていませんでした。

そんななか、64分。
ペナルティエリア内でヘッドで折り返されたところ、ゴール前でもつれるかたちで神山がファウル。PKを献上してしまうことに。
おいおい、帳尻合わせってわけでもないだろうに・・・。
それまでも、ファウルをとるべきシチュエーションでとらない、かと思えば取るに足らないような接触でファウル判定など、どうにも主審のジャッジに信用が置けないような場面が続いていましたが、ここでかよ、と。
後で知ったところによると、今シーズンのアウェイ琉球戦でPKがらみの2失点を含む3失点で敗れましたが、そのときと同じ主審であったとか。
今回、こちら側にもあったから良しというわけでもなく・・・また、PKで試合を左右されてしまうのかと。
ただ、それでも。
大ピンチにあっても、田川を信じていました。
同点になっても負けるとは限らない?それで良しなんてことはねぇよ!
こんなところで、これまで続けてきた連続無失点が終わってたまるか!
大ピンチであろうが、決まったわけじゃない。阻止すれば済むこと。
あの、ルヴァンカップで清水や神戸を相手にPK戦に挑んできた田川だ。あのときの緊張感を思えば、やってやれないことなんて無いはずだ!
キッカーは、ここまで11得点でリーグトップの浮田 健誠。けれど、決して気持ちでは負けてないはず!
田川なら、きっと!
すると。
右に横っ飛び、見事に神セーブ!大ピンチをしのぐ超ファインプレーでもって、チームを救ってみせたのでした。

もうこうなれば、勝つしかないだろ!
後半から投入された布施谷、松岡、松本らを中心に、攻め立てるカターレ。
絶好の同点チャンスを逃すことになった長野には、やはり少なからずショックはあったことかと。それに付け込むかたちで、一気に追加点を奪取・・・できればよかったのですが。
前線でボールを収めて攻勢に出る松本をはじめ、チャンスはしっかり作れていた。
けれど・・・どうにもこうにも、ゴールに結びつかず。
特に、松本に関しては効果的なボールキープやポストプレーから、決定機とも言えるシーンもあっただけに、それをモノにしてほしかったのですが・・・決めきれず。
それでも。
うまくいかなかったとて、勝利に向けた意思に陰りが出るものではなく。
いかに、勝ちきるか。
残り時間も少なくなっていくなかでも。集中力を切らすことなく、勝利へとフォーカスする。そんな意志を貫かねばなりませんでした。

時間は90分を過ぎ、アディショナルタイム。
左サイドを全力で駆け上がっていた布施谷にボールが渡り、シュートへ、という場面で。
スライディングで阻止に来た相手にひっかかるかたちで転倒、それがファウル判定。
前の試合から連続で、どころじゃない。同じ試合で2度目、PKに。
1回目に決めた吉平が、交代で既に退いたなかで。キッカーを務めることとなったのは、倒された布施谷ではなく松岡でした。
今シーズンのリーグ戦におけるPKそのものが、前節が初めてであったカターレにあっては。もちろん、松岡にとってもリーグ戦では初のこと。
先の長野のPKを、田川が阻止してみせたように。いかにキッカーが絶対的に有利とはいえ、必ず決まるわけではない。当然、プレッシャーもあったでしょうけれど。
それでも、決めた。
勝利を決定づけるようなゴールは、松岡にとって今シーズン初ゴールとなりました。
ゴールを決めた松岡の目には、光るものが。
ここまで、大きな期待をかけられつつも、なかなかそれに応えることが出来なかったなかで。スタメンを外れ、メンバー外となっていたり。
もどかしい日々が続くなかで、本人にしかわからない苦悩もあったかもしれません。
ノーゴールであった状況に終止符を打つこととなった、今回のゴール。
感極まるものがあったのでしょう。
ひとつ、肩の荷が下りたのではなかろうかと。

そして、試合終了。
クラブ記録を更新する6試合連続無失点を達成し、ホーム無敗記録もまた更新。
勝ち点3を積み上げ、今シーズン3度目の挑戦をモノにして、ついに3連勝を足し遂げたのでした。
他会場の結果、上位チームが揃って勝利したことで、勝ち点差を詰めることは出来ませんでしたが。それでも、もしもドローや逆転負けで勝ち点を落とすことがあったとしたら、取り残されてしまっていたところ。勝てた意義というものは、やはり大きいです。
連続負けなしを継続する勝利でもって、気分良くサマーブレイクへと繋げることができたカターレ。
次節まで3週ほど空くことにはなりますが、その間のモチベーション維持、さらにはモチベーションアップに向けて、大きな1勝となったことかと。
過密スケジュールをこなしてきた今シーズンにあって、貴重なリフレッシュ期間ともなりましょうが、だからこその奮起も必要で。
まだまだ、道半ば。
まだ、なにも成し遂げてはいないのだから。
次なる戦いに向けて、攻撃面のブラッシュアップをはじめ、課題は多いなかで。
サマーブレイクを有意義に過ごし、次なる戦いへ、さしあたっては次節・アウェイ北九州戦へ向けて、精進を続けねば。
小休止を経て、続いていくシーズン。
戦いは、続きます。
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第23節 AC長野パルセイロ戦

2024-07-27 05:53:27 | カターレ富山
前節のアウェイ岩手戦に勝利し、2連勝を達成。今シーズン最高の4位にまで順位を上げたカターレ。
昨シーズンはいちども達成することが出来ず、今シーズンもここまで2回失敗している3連勝へのチャレンジ。今度こそ成功させ、7試合連続負けなし、5試合連続無失点で来ている流れを確かなものとしてつなげていかねばなりません。
ホームに長野を迎え、アウェイでの勝利と合わせてシーズンダブルに挑む今節。
必勝の気概を力に変えて。勝利をつかみ取らねばなりません。

前節の岩手戦も前回対戦から1か月経たず、という間隔でしたが。今節の長野戦も、6月22日のアウェイ戦以来の対戦。こちらは当初予定通りのスケジュールですが、1か月あまりの間に再び相まみえることとなります。
前回対戦を振り返ると。カターレが1試合ぶん未消化だったことで暫定の順位でしたが、10位の長野に対して12位のカターレが順位逆転を目指して挑むという構図でした。
前半のうちに先制点を奪われ、後半開始直後に追加点。さらに川上が負傷退場してしまうという逆境に晒されてしまったものの。
そこで挫けることなく、選手たちが奮起。2点ビハインドをひっくり返す3得点を挙げて、見事に逆転勝利。苦手としていたUスタジアムでのアウェイ長野戦で、価値ある勝ち点3を得ることが出来ました。
あれから、およそ1ヵ月。
あっという間だったようにも思えますが、両チームにとっては、対照的とも言える期間になりました。
次戦のホーム岩手戦に勝利し2連勝、相模原・FC大阪とは連続スコアレスドローになったものの無失点を継続、そして琉球・アウェイ岩手戦と連勝。この間5試合連続無失点、7試合連続負けなし。順位を4位にまで上げたカターレ。
一方の長野。
富山戦に2-0から逆転負けした次節は、やはり前の試合で2-0から逆転負けを喫してしまった松本との信州ダービー。先制されながらも追いつき、1-1の痛み分けとなりました。その試合から3-4-3のフォーメーションを4-4-2に変更するも、どうにも奏功せず。
その後、金沢戦で0-3、岩手戦で0-0、今治戦で0-2と、目下3試合連続無得点。苦しい状況が続くなか、6試合連続勝ちなし、順位も15位に落としています。
もしも、の話をしても詮方ないですが。
もしも、あのとき劣勢を覆すことができずに長野に敗れていたら。
ともすれば、まったく逆の状況になっていたかもしれません。

今節、リベンジを期して乗り込んでくる長野。
勝てたはずの試合を落とした前回対戦の悔しさは、その後の不振をひっくるめて、倍返し、3倍返しの八つ当たりにも似た勢いでぶつけてくるのではなかろうかと。
ここまで11得点を挙げているエースの浮田 健誠、昨シーズンの富山戦でハットトリック、前回対戦でも後半開始早々のゴールを決めた山中 麗央など、決して戦力的に劣るわけではなく。不調のなかにあっても、きっかけひとつで大爆発!というケースは現実的な脅威として警戒せねばならないところ。
奇しくも、その前回対戦尾山中のゴールを最後に、連続無失点を継続しているカターレ。
ならばこそ。ここで終わらせるわけにはいきません。3試合連続無得点という不名誉な状況を一刻も早く終わらせんと挑みかかってくる長野。それを跳ね返し、6試合連続無失点を達成して返り討ちとせねばならないカターレ。
10シーズン目となる長野とのJ3リーグでの対戦ですが、未だにシーズンダブルの経験は1回も無し。シーズン中に首位に立つほど好調だった時期にも長野には負けた、といった具合に、どうにもこうにも連勝にはつながらず。
今回、シーズンダブル達成のチャンスというならば。それを成し遂げ、ひとつ殻を破ってみせねばならないところかと。
シーズンダブルの達成、そして、3度目の正直としての3連勝。必ずや、やり遂げねば。

期待したいのは、鍋田と神山のCBコンビ。
6試合連続勝ちなし、3試合連続無得点という不名誉な状況からの脱却、なによりも逆転負けを喫した前回対戦の借りを返すべく、目の色を変えてくるであろう長野。
それをシャットアウトせねばならないディフェンス陣にあって、2人にかかる期待は大きいです。
前回の長野戦で、決定的なピンチを阻止し雄叫びを上げた鍋田。そのときの経験が自信に、チカラに変わり、一連の連続無失点につながっているであろうことは確かでしょう。
そして、前節岩手戦で、相手エースの都倉をしっかりとマーク、やはりピンチを救ってみせた神山。
同い年のチームメイトにしてライバルの2人が、互いの活躍を刺激に相乗効果として高め合っている。頼もしい限りです。
今瀬の負傷離脱、下堂の移籍、そして前回長野戦での川上の負傷離脱と、「大丈夫なのかセンターバック?」と言われていたなかで。
「大丈夫だ、問題ない」とばかりに無失点を継続してきたふたりの、培ってきた自信と手応え。
今節の長野戦でも、それをみせつけてほしいです。リベンジに燃える相手をシャットアウトし、1か月前のカターレよりもさらに強くなった姿を、存分に。
なんなら、課題であるところのセットプレーでゴールを決めるくらいの活躍を!と期待するのは、決して出過ぎた願いとは思いません。
全力を尽くして勝つ。闘志あふれるプレーで、応援するホームのファン・サポーターの期待に応えてほしいです。

J1・J2が既にサマーブレイク期間に入っているなかで、J3もまた、この第23節で中断することとなります。
次戦は8月17日、およそ3週ほど空くにあたって、勝って気分良くサマーブレイクへ、という思いはどのクラブも共通でしょうが。
それでも、20クラブ中で勝って迎えられるのは、多くて半分。引き分けを含めたらそれ以下でしょう。
けれど、だからこそ。
不振に苦しむ下位のクラブだから楽に勝てる、というわけではないことは、苦戦を強いられた前節・岩手戦でも感じたこと。
今節の長野戦にしても、気を引き締めてかからねばならないことは、火を見るよりも明らか。当然であるなかで。
それでも、勝つ。
勝つクラブが、上を行くーーーあたりまえを、あたりまえにやり切ること。
プレーオフ圏内維持は当然として。目指すは、自動昇格。さらに、優勝であり。
優勝を目指すなら、中断前も後も、変わらず勝つ。ならば、今節で3連勝を逃している場合ではないのは、明らか。
必ずや、やり遂げる。
強い覚悟を力に変えて。2試合連続シーズンダブル、やってやろうじゃないか!

勝たれ!!!富山!!!!!
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虎の子の1点を守り切る!連続無失点でシーズンダブル達成 いわてグルージャ盛岡戦

2024-07-22 21:11:46 | カターレ富山
1-0で勝利!
前回対戦から1か月も経たずに再戦、さすがに同じようにいくとは思っていませんでしたが。案の定、というべきか。1点を争う難しい試合に。
絶好のチャンスを逃してしまう悔しい展開、そしてあわや!という大ピンチを逃れる安堵の展開。スリリングな試合となりましたが。
前半に挙げたPKの1点を守りきり、勝ち点3を獲得。5試合連続無失点を達成し、順位を今シーズン最高の4位にまで引き上げました。
もっと内容を詰めないと、という意見はもっともですが、それでも。
今シーズンここまで、なかなか思うように勝てなかったアウェイ戦。そこで、苦戦を強いられつつもしっかりと勝ちきったという成果。
この先も楽な試合などないでしょうが、だからこそ。
ここで得られた経験、そして自信を、さらなる躍進へと繋げていかねば。

前節からは、1トップがマテウスからショウセイへと変更。それ以外は同じスタメンで臨むこととなった今節。
調子の良いメンバーの継続性を期待して、ということなのでしょうが・・・違和感めいたものを感じてしまうのは、気のせいではなかったかと。
6月の1カ月間に8試合もの公式戦をこなしていたことをはじめ、カップ戦と並行していたシーズンにあっては、その都度大幅にメンバーを入れ替えていたことを思えば。
むしろ、おおむね1週間に1度の試合という今のペースこそが通常と言えるほどなのですが。
ともかく。
狙うは、連勝。そして、ホーム戦であった前回対戦に続き、アウェイ戦でも岩手を撃破しシーズンダブルを!という試合でした。

17分に、絶好機。中盤でクリアボールが流れたところに追いついたショウセイが抜け出し、GK大久保 択生と1対1に。
そのまま流し込め!という場面でしたが、阻止されてしまいゴールならず。
言うは易く行うは難し、ということは重々理解するにしても・・・それでも。
そういったシチュエーションであたりまえのように決めきることが出来るようになれば、ストライカーとしてのステージが上がるというか。もっと見えてくる世界も違ってくるでしょう。それだけに、惜しいと。
プロ初年度のルーキーに求めすぎても、という思いの一方で、期待が大きいからこそやってのけてほしいという思いも。
前回対戦では一方的にカターレの攻勢が続く、という展開でしたが、さすがにその再現とはならず。
カターレがJ2にいた時分から、それこそ10年前から知っているようなベテラン・都倉 賢を筆頭に、攻勢を仕掛けてくる岩手。その都倉のループシュートを、田川が必死に手を伸ばして掻き出すという危ない場面も。
さすがに一筋縄ではいかない。1点をめぐる攻防になるだろう、という予感が。

そんななかで、試合が動いたのが29分のこと。
右サイドを駆け上がっていった椎名が相手陣内深くで中央へとクロス、という場面で。そのボールがスライディングで阻止しに来た相手の腕に当たるかたちでハンドの判定、ペナルティーエリア内ということでPKを獲得することに。
2試合連続スタメンとなった椎名でしたが、落ち着いていました。
後方から迫りくる気配を察知しながら、利き足でない右足でのキックとなりながらも。動じることなくしっかりと蹴り出せたからこそ、ハンド判定にもつながったのであり。相手の腕に当たるように蹴ったかはさておき。やるべき仕事を確実にこなす、慌てずに雑なプレーにならなかったからこそ、と言えたかと。
意外にも、折り返しを過ぎた今シーズンにあって、リーグ戦では初のPKシチュエーションであったようで。
ルヴァンカップの清水戦・神戸戦において、延長の末のPK戦というものを経験していたからでしょうか。そこまで久しぶりという感じはしませんでした。
そして、キッカーはキャプテン吉平。
吉平と言えば、個人的に「PK絶対決めるマン」と評している選手。
今回もまた、確実に仕留めてみせました。さすがです。
連勝に向けて、まずは先制に成功したカターレ。
なにか前半のうちに得点するのは久々だな、と気づいてみれば。思い返せば、岩手との前回対戦で、やはり吉平が決めて以来のことだったようで。
だったら、今回もまた勝つしかないでしょうよ!

後半、3-4-2-1にシステムを変えて反撃に出てきた岩手。その攻勢に、後手にまわってしまった感のあったカターレ。
都倉だけでなくオタボー ケネス、加々美 登生といった攻撃陣に攻め込まれ、なかなか思うように攻撃のかたちをつくれない時間が続き。
そんな流れの中で、51分。シュートに見せかけたボールが、ゴール至近で都倉の真ん前に。オフサイドは無く、あとは蹴り込むだけ、という。
やられた!と思った瞬間。
神山が素晴らしいスライディングで阻止、九死に一生を得ました。
先月のアウェイ長野戦で鍋田が見せたような、チームを救う身体を張ったディフェンス。それを、今回は神山が。
その神山、57分に裏へと抜け出した都倉のシュート体勢に、やはり体を張って阻止。またも決定的なピンチを救い、都合2点は守り切ってみせるという・・・まさに神がかったディフェンスで、チームを盛り立てました。

そんな無失点を継続する守備陣の奮起に応えるべく、追加点を挙げて楽にさせたかった攻撃陣でしたが。どうにもこうにも、次の1点が、遠い。
もちろん、言うまでもなくワンサイドゲームであった前回対戦とは別モノ。いかに5試合連続で無得点が続いている岩手とはいえ。気を抜けばこちらがやられるだけのこと。
試合が進むにつれ、虎の子の1点をいかに守るか、という状況に。
そんななかで。
前節の琉球戦でもそういった傾向がありましたが、今節も・・・どうにも、審判のジャッジが納得いかず。
イエローをもらっていたオタボー ケネスがまたやった、2枚でレッド、退場だろ?というシーンでお咎め無しであったとか。
いちばん酷かったのが、途中出場の松本が抜け出したチャンスで、GK大久保と交錯したとき。
前半の絶好機にショウセイのシュートをつぶされたりと、さすがのベテラン、上手さはありますが・・・このときは、そうじゃなかったろ?
身体を張った守備とは言いつつ、ボールに行っていない状況で松本を転ばせた格好。もちろん、松本のファウル狙いダイブなどではなく。そりゃ、あの距離じゃかわせないよ。
得点機会阻止としてイエロー待ったなし、審判によっては一発レッドの判断もあるかもしれないというときに。
カードが出なかったことそのものが不可解であるのに・・・百歩譲ってカード無しだったとしても。
なんで、ファウルの笛すらなくお咎め無し、どうしてスルーされているんだ?と。ありえないだろ!
審判の裁定にケチをつけるのは、みっともない。それは百も承知。
けれど・・・あまりにあんまりだろ!と。

スコアは動かず、1-0のまま。
7月も下旬のナイトゲーム。暑さ、疲労の影響は多分にあったけれど、それでも。
最後の最後まで、集中力を切らさなかったカターレ選手たち。
試合終了。
前日に行われた試合結果を踏まえて臨むこととなった日曜の試合。混戦の上位戦線に後れを取るわけにはいかない、というプレッシャーも、当然あったでしょう。
それに負けず、しっかりと勝ちきり、勝ち点3を積み重ねることができました。
相模原、金沢とは勝ち点で並ぶも、得失点差によって上位となったカターレが、4位浮上。今シーズンの最高位をまたひとつ更新することに。
追加点のチャンスがありながら、モノに出来なかった。PKの1点だけというのは、いささか物足りなさを感じるとともに、課題克服がどうにもこうにも、というところでしたが。
ピンチの場面も少なからずあり、同点、あるいは逆転を許してしまう展開もあり得た試合。反省点は少なからずあります。
それでも。
最少点差であっても、しっかりと勝ちきったこと。
7試合連続負けなし、連続無失点試合を5に伸ばしたこと。
これまで、なかなかうまくいかなかったアウェイ戦。
苦戦しながらも、しっかりと虎の子の1点を守り切って勝ち点3につなげたこと。
これまで1勝1敗が続いていた岩手戦で、シーズンダブルを達成。
やるべきことを、やりきった。
それら成果は、称賛されてしかるべきで。

100点満点の内容とはいかなかったけれど、それでも。
それでも、なんとかするーーーそんな姿勢がこの先、だんだんと重みを増していきます。
あのとき、1勝でも、1点でも挙げていたら。そんな後悔の積み重ねが、同勝ち点ながら昇格を逃す、という残念至極の結果につながってしまった昨シーズン。
この岩手戦で得た、勝ち点3の意義。
それを思うとき・・・課題も多くあったからこそ、気を引き締め直して次節に向かわねば。
次は、やはりおよそ1ヵ月ぶりという再戦となる長野戦。
連勝継続はもちろんのこと。前回対戦で勝利した相手にはシーズンダブルがデフォルト、という流れを作り出すべく。
必勝を期して臨まねばなりません。


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第22節 いわてグルージャ盛岡戦

2024-07-21 06:24:19 | カターレ富山
3-0で快勝した前節・琉球戦の結果を受けて、今シーズン最上位の5位にまで順位を上げたカターレですが。
もちろん、それでなくとも大混戦の順位争いのなかでは、1試合の結果が順位をも大きく上下させます。
そんななかで迎える、最下位・岩手とのアウェイゲーム。
最下位、しかも前回対戦も完勝した相手ならば楽勝か?そんなことはないでしょう。
岩手も岩手で、この試合の結果次第で最下位脱出もあるとなれば。それでなくとも前回対戦のリベンジを期すホーム戦ともなれば、気合も入ることでしょう。
けれど、だからといって勝利を逃してしまったのでは意味がない。
しっかりと、勝ちきる。連勝あるのみ、それ以上でもそれ以下でもない。
必ずや、勝ち点3を持ち帰らねば。

ホームで開催された前回対戦が6月26日、それから1か月にも満たないなかで、今回はアウェイで対戦することとなる岩手。昨年のYS横浜戦などは、シーズン初戦と最終戦で、実に9カ月もの間隔が空いていたことを思えば。やはり、「つい最近やったばっかりじゃねぇか!」と。
元々は6月9日に開催予定で、その時点ですでに短い間隔であったところ、ルヴァンカッププレーオフラウンドの影響で、さらに縮まったことに。
あのときはカターレ側の一方的な都合を強いることとなってしまったなかで、お互いに前の試合から中3日での対戦に。
今シーズンそれまでの傾向どおりにガッツリとターンオーバー編成としたカターレに対し、連戦ながら同じスタメンで臨んだ岩手。
その方針が試合に影響したのか、ホームの地の利もあったということか。
岩手は、シュート0だか1だか、ゴールを揺らす場面があったけれどオフサイド、というシーンが1度あった程度で。
完全に、カターレのワンサイドゲーム。3-0というスコア以上に差を感じるような、圧勝と言える結果となったのでした。
岩手は富山戦の敗戦後、大宮、相模原との上位チームと対戦するも、3連敗。前節はアウェイで長野と対戦、0-0のスコアレスドローとなり、なんとか連敗を阻止することに成功。ただ、これで5戦連続無得点が継続と、なんとも苦しい状況が続いています。
2試合連続でスコアレスドローだったカターレも他所をとやかく言えませんが・・・いや、だからこそ。
なにかきっかけひとつで事態が大きく好転、ということは、もちろん岩手にだって起こり得るわけで。前回対戦での勝利、このところの相手の不振があるとはいえ、ゆめゆめ油断するわけにはいきません。
攻め込んではいたのに、決定力に欠けて得点につながらないーーーそんな経験を、何度も繰り返してきているだけに。
前節の3得点で憑き物が落ちたというなら、なおのこと。リーグ最多失点にあえいでいる岩手に容赦なく再びのゴールラッシュ、さらなる得失点差を上積みという勝利につなげなければ。

期待したいのは、ショウセイ。
前節は途中出場から期待に応える2ゴール。自身初のリーグ戦複数得点で勝利に大きく貢献しました。
もちろん、相手の岩手も警戒を厳としてくることは確実ですが。それを上回るプレーでもって、2試合連続ゴール、2試合連続複数得点、なんなら初のハットトリックを狙うくらいの勢いでもって、チームを連勝に導いてほしいです。
前日の20日に誕生日を迎え、23歳に。その23歳最初のゴールを、今節さっそく決めてほしい。期待は尽きません。

最下位相手だから勝てる、なんてほどに甘いわけではないJ3リーグ。
リベンジを期して待ち構えている岩手が前回対戦よりも手強いであろうことは、よくよく覚悟して臨まねばならない。さらに、再び一方的展開とすることが出来たとしても、攻めあぐねて無得点状態が続くようなら、焦りから自滅、PKなどで痛恨の敗戦ーーーそんな可能性も、決してないとは言えないでしょう。
勝てば最下位脱出のかかる岩手も、そうそう気の抜けた試合をするとは思えません。
窮鼠猫を噛むではないですが、いつにないクオリティでもって勝利へ一丸となる、そんな試合が今節ではないと、どうして言えましょうか。
けれど、それでも。
リーグワースト失点の岩手には、それだけの理由がある。
リーグトップクラスに失点が少ないカターレにも、それだけの理由がある。
最下位に沈む岩手にも、上位を争うカターレにも、勝たねばならない理由があるなら。
上回って、勝つのみ。
勝って勝ち点3を挙げることができるのは、どちらか一方だけ。
上位争いのプレッシャーもありましょう。けれど、ここで踏ん張り、勝ち続けていかねば!

岩手との通算戦績は9勝2分け7敗と、ほぼ互角。近年は1勝1敗の状況が続いていますが。
ここで、連勝を!
公式戦4試合ぶりの再戦、必ず勝って、シーズンダブル達成を!!!
勝って、さらなる高みへ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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3-0で快勝!前回対戦の借りを返す完勝で5位浮上 FC琉球OKINAWA戦

2024-07-15 19:07:08 | カターレ富山
3-0で勝利!
2試合連続スコアレスドローというもどかしい状況がつづいていたなかで、なんとしても勝利を、勝ち点3を得て上位戦線に喰らいついていかねばならなかった今節。
前半からチャンスを多く作り出すも、フィニッシュの精度に欠き決めきれず。0-0のままに試合を折り返し、後半へ。
そんな状況を打開してみせたのが、途中出場の布施谷とショウセイでした。
中盤での競り合いから末木が前の吉平へとつなげると、そこから気迫のドリブル。ライン際で相手選手を引きつけながら、逆サイドを上がってきた布施谷に渡すと、それを押し込み、待望の先制ゴール!
その直後、琉球のリスタートの流れをかっさらい、ショウセイが追加点!
さらには、再びショウセイ。自身初となるリーグ戦1試合2ゴールを達成する3得点目でダメ押し、試合を決定づけました。
守っても、4試合連続無失点。まさに、完勝と言える内容で勝ち点3を積み重ねると。
前節の7位から5位に浮上。ホームのファン・サポーターに勇気を与える勝利を挙げることが出来たのでした。

ここ最近は毎年恒例となっている、この時期のサマーリミテッドユニフォームの着用。これまでは基本的にネイビーの色合いに対して工夫を凝らしたデザインで、というかたちとなっていましたが。
そんな流れとは一線を画す、今シーズンの夏ユニ。
地元プロバスケットボールチームである富山グラウジーズと全面コラボ。クラブカラーの赤と黒、そしてクラブエンブレムをモチーフとしたデザイン。
これまでのカターレ富山のイメージとはガラリと違った、赤いユニフォームを身に纏った選手たちの姿は、新鮮そのものでした。

琉球のメンバーを見て、おや?と思わせられたのが、エースである白井 陽斗の不在。前回対戦でゴールを決められてしまったのを含め、ここまで10ゴールと堂々の成績を挙げて琉球を引っ張ってきた選手が、いない。
のちにJ1札幌に完全移籍することが発表されたのですが・・・突出した活躍をしたらしたで、チームにとっては、ある意味リスクともなるような事態も起こるのだな、と。
対するカターレも、CBが心許無い状況で下堂をJ2山口に引き抜かれる、なんて状況が発生したわけですが。
それでも。
この日CBコンビを組んだ鍋田・神山にしても。久々のスタメンとなった椎名にしても。
ルヴァンカップや天皇杯などを含め、これまで培ってきたチーム全員で戦うという姿勢。そして、誰が出場しても戦力が落ちないというコンセプト。
それらがしっかりとしているぶんには、不安要素にはならないだろうと。
一方で。
去る者あれば来る者あり。先頃カターレに育成型期限付き移籍で加わることが発表されたばかりの荒井 悠汰が、さっそくのメンバー入り。
さすがに加入数日でいきなりチームに完全フィットして全力全開、とはならないだろうけれど、それでも。
そうだな、3-0みたいな展開になれば、挨拶代わりに出場することもあるのでは?という見立てをしていました。

日中の暑さはあったものの、それでも前週のFC大阪戦のようなうだるような暑さ、というレベルではなく。であればこそ、きちんと自分たちのサッカーをやりきって、今度こそ無得点の流れを止めて勝利せねば!という今節でしたが。
前半から、カターレペース。
前半だけで8本ものCKを獲得してチャンスをつくるなど、琉球を攻め立てました。
欲を言えば、それだけチャンスがあったなら決めてくれよ、というところではあったのですが・・・それでも。
GK田川をはじめとした守備陣がしっかり連携し、着実なボール回し。そこから河井と末木のボランチにつなぎ、攻撃陣へという流れそのものには、ミスもなくしっかりといつも通り。
そこに椎名やヨシキ、吉平といった前の選手らが、そして1トップのマテウスがしっかりと応えて精力的に走り回り、チャンスメイク。
はっきりと、カターレの攻勢。
0-0でのおりかえしとなったこと自体は、物足りなさをかんじたものの。
けれど。
なかなか決められないというならば、決まるまでやり続けろと。何度トライしても、決められたならば報われる。なれあば、継続あるのみだろうと。

勝負の後半。
琉球が3-5-2から4-4-2にフォーメーションを変更、明確な反撃の姿勢を見せてくるも。それにしっかりと対処、ゴールを許さないカターレ。
スコアレス状態が依然として続くなかにあっても、カターレとて手をこまねいているばかりではなく。
マテウスに代わってショウセイ、椎名に代わって布施谷を投入。
交代とはなったものの、精力的なプレーで相手をかき回していたマテウスと椎名。だったら、その思いを引き継ぐ2人には、存分にプレーしてもらうだけだ!と。
そんななか、70分でした。
中盤でのボールの競り合いから、競り勝った末木が前へとボールを蹴り出すと。それに反応した吉平が一気にライン際まで持ち上がり、阻止に来る相手との距離、GKの動きなどを冷静に判断しつつ逆サイドから来た布施谷へ。それをしっかりと決めきった布施谷のゴールで先制!2試合半も続いたようなスコアレス状態に、遂に終止符が。一気に沸き立つホーム・県総。
そして、その先制ゴールの余韻も冷めないなかで。
琉球のキックオフからものの数秒。
果敢な前へのプレスから末木がパスカット、それを受けたショウセイが落ち着いて流し込み、ゴール!
まさに、電光石火。これまでのスコアレス状態とはなんだったのか?と言いたくなるような追加点で、リードを広げることに。
それにしても、2得点ともに絡んだ末木のはたらき。
前回対戦では、イエロー2枚で退場、数的不利となってしまい、さらには3失点を喫して敗れるという苦い苦い経験をしてしまいましたが。
そのリベンジを期して臨んだ試合で、価値あるプレーぶり。見事に無念をやり返す、痛快な活躍をみせたのでした。
前回対戦での末木の退場、PKがらみで2失点など、審判のジャッジへの不満。そしてこの試合でも、明らかなファウルなのにスルーされた、PKだろ!というエリア内で倒されたシーンも見逃されたなど、やはり不満はありましたが。
それでも。そんな状況に屈しないだけの力強さ。それが、今のカターレにはありました。

そして、それだけにはとどまらず。
86分には、右から攻め上がった布施谷のグラウンダーのクロスにショウセイが合わせ、ダメ押しの3点目。ショウセイ自身リーグ戦では初となる複数得点によって、試合を決定づけてみせたのでした。
試合も最終盤の88分。交代出場で、荒井がカターレデビュー。
試合前に「3-0くらいになったら」なんて考えていたところ、まさにそういった状況で。背番号48が、ホーム県総のピッチに立つこととなりました。
すると。
相手陣内のサイドライン際で、後方からのパスを受けた荒井。ボールが、まさに足元に吸い付くようにピタリと収まり。そのプレーに、スタンドがどよめきました。
さらには積極果敢にシュートを狙うシーンも。出場時間としては僅かではあったものの、しっかりと印象に残るプレーぶりをファン・サポーターにみせつけたのでした。
世代屈指のアタッカーとして鳴り物入りでFC東京に加入、選手層の壁に阻まれてなかなか出場機会をえられず期限付き移籍の決断となったものの・・・それでも、FC東京の将来を嘱望される逸材には違いないと。
今後のさらなる活躍が期待されます。
そして、試合終了。
3得点のみならず、守っても4試合連続無失点。まさに完勝という内容で、しっかりと勝ち点3を積み上げてみせたカターレ。前回対戦で3失点で敗れた無念を晴らす快勝でもって、見事にリベンジを果たしたのでした。

スコアレスドロー2試合も、相模原とFC大阪というリーグでも屈指の堅守を誇るチームを相手にしてのもの。もちろん、それを上回って勝ちたかったのは事実ではありますが、それでも。うっかりとこちらが失点して相手に勝ちを譲る、ということもなく、勝てなかったながらも負けなかったことで、引き離されなかったこともまた、事実であり。
そして、今節。前回対戦で敗れた嫌なイメージもあったことでしょうが、それを振り払っての快勝。
100点満点という流れでこそないけれど、及第点とは言えるかと。
首位の大宮が突出してはいますが、2位以下は大混戦。
そんななかで喰い下がり、のし上がっていくためにも。
こうしてしっかりと得点し、しっかりと守り切って勝っていくことの大切さ。今節は、それをあらためて感じさせられる一戦であったかと。
まだまだ、リーグ戦は折り返し地点を過ぎたばかり。
これからが、大事。
まずは、この勝利を連勝へとつなげていくためにも。
精進を続けていかねばなりません。
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