行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】第36節  ファジアーノ岡山戦

2012-09-30 10:47:18 | カターレ富山
先の天皇杯2回戦から3週、今月2度目の対戦となる岡山をホームに迎えます。
絶対に負けられなかったはずの戦いで敗れ、最下位・町田に勝ち点差1まで肉薄されてしまった前節より1週間。弱気は禁物とは言うものの、正直なところ、不安のほうが大きいです。
絶対に勝たねばならない戦いであったはずなのに、その大一番でオウンゴール、ミドルシュートに反応できずに決められるなど、こちらのミスで失点。そして、それを取り返すことが出来ないままに敗れてしまった。
連勝の勢いというものが断たれてしまった格好です。ここでまた15戦連続勝ちなしだった頃のイヤな記憶が呼び戻されたとしても、不思議はありません。

その意味で言えば、天皇杯の岡山戦も、同じようにして敗れたのでした。
1週前の愛媛戦でようやく16戦ぶりとなる勝利を挙げ、さぁ、これから!という試合でした。劣勢だったながらも、なんとか前半を0-0で折り返し、後半勝負だったのですが・・・。
そこで、PKから失点。ただでさえ開幕戦で同じくPKによって追いつかれて勝てなかったというのに、それをまた繰り返してしまった。同じ失敗をを繰り返し・・・今度こそ勝たねばならなかったというのに追いつき追い越すことができず、それどころか追加点を奪われて、そのまま為す術なし。3回戦のホーム開催を譲ってしまうという屈辱の敗戦でした。
そのときと状況が似ています。
3連勝となり、一気に突き放さねばならなかった試合。しかし、幸先良く先制したにもかかわらず逆転されてしまい、追う展開に。なのに、そこから意地を見せることができず、得点どころかシュートさえ撃てず・・・それどころか自陣に釘付けにされ、攻め上がることすらできない有様でした。試合終了間際に西川が一矢報いるゴールを挙げたものの、遅きに失した格好。その完敗っぷりには、3連勝チームの力は感じられませんでした。

カターレがそうであったように、町田が連勝して最下位から這い上がるという可能性も、決して少なくありません。
それに対し、その差はわずかに1、しかも大事な一戦を落とし意気消沈から連敗してもおかしくないカターレ。さらに、相手はつい最近敗れたばかりの岡山。かなり、分の悪い状況と言えます。
自力残留の可能性が、ものすごく減ってしまった状態。自チームの成績だけでなく、競合相手の結果待ち・・・選手たちのプレッシャーというものは、いかばかりか。

現在10位の岡山にとっては、昇格プレーオフ進出に向けて、是が非でも勝たねばならない試合となります。前節は、愛媛に14試合ぶりの勝利を献上するかたちで敗戦。たとえ下位相手であっても、気を抜くと足下をすくわれてしまうことを、身をもって知った格好。さらにここで敗れたならば、プレーオフ争いは事実上の終戦となってしまうことでしょう。
カターレに対しては、メンバーの入れ替えがありながらも勝利したという天皇杯での自信、それに加えて、こんどは全力で臨むという気概を持ってのりこんでくることかと。
12得点を挙げてチーム得点王であるFW川又 堅碁には、やはり要注意かと。天皇杯では後半からの出場となりましたが、得点こそ無かったものの、その高いポテンシャルを見せつけられました。個人技での突破から、あわやというシーンも。それが、負けられないリーグ戦でさらに研ぎ澄まされるとなれば・・・なんとしても、抑えねばなりません。

とはいうものの・・・こちらは、守備陣の要である福田が累積警告による出場停止。守備はもちろんのこと、セットプレーからの得点力の面から見ても、大きな痛手です。
しかし、嘆いていてもはじまりません。代わって入る吉井に期待するしか。幸か不幸か、天皇杯での福田の負傷交代から千葉戦のスタメン出場など、CBとしての出場に際し、試合勘の面ではそれほどブランクもありません。予期せぬいきなりの出場でもないだけに、きちんと試合に入り、その持てる実力を存分に発揮してほしいと思います。

そして、勝利のためには得点が不可欠。攻撃陣の奮起なくして勝つことはできないでしょう。
なかでも、苔口に期待したいところ。愛媛戦に決勝ゴールを挙げ、意気揚々と故郷である岡山に凱旋して臨んだ天皇杯だったはずが、いいところなく敗戦。今度こそ、岡山に一泡吹かせてやってほしいところです。
総得点が31のカターレに対して岡山は32、数字の上ではほぼ互角の両チームにありながら、総失点50に対して30と、堅守ぶりが光る岡山。その堅守と、数こそ多くなくとも重要な場面でしっかりと決めきるという得点力が、プレーオフ進出を狙う岡山と最下位脱出・降格回避に血眼になるカターレとの差でもありましょう。
その差を埋めるのは、容易なことではないでしょう。しかし、だからこそ苔口には頑張ってほしいです。カターレにその人ありというストライカーとして、この重要な局面で決めきる力を見せてほしい。今季3度目の勝利チームヒーローインタビューを、ファン・サポーターは待ち望んでいます。

シーズンも最終盤に突入し、どのクラブにおいても「残り全部勝つつもりでやる」という声が聞かれる昨今。
しかし。
それが単なる努力目標でないのが、今のカターレです。生き残るためには、やるしかない。やり遂げるしかない。
痛すぎる敗戦の苦さというものを知っているからこそ、ここで立ち止まったり、後退してしまったりするわけにはいかないのです。
ミスから、自分たちの弱さから前節の敗戦を招いてしまったというのなら。
それを、繰り返すわけにはいきません。
もちろん、気持ちだけでどうにかなるほど甘いものでないことも知っています。15戦も連続して勝ちなしであったくらいなのだから。前節にしても、せっかく先制点を挙げながら逆転負けを喫してしまったくらいだし。
気持ちは、必須。それに加えてさらに、プレーでも必勝の意志を示さねばならない。そんな戦いとなります。
天皇杯を見る限り、岡山との実力差は決して小さくありません。これまでの流れでふつうに対戦したならば、まず勝てないでしょう。それほどの、相手です。
ですが、それでも。
それでも、勝たねばならない。勝つしかない。
ならばどうするか。答えはひとつ。思いを力に変え、勝利を信じてやりきるしかない。
現状では、最下位クラブが入れ替え戦もなく自動降格しそうな気配。「最下位にさえならなければいい」という意見もありましょうが・・・カターレに、そんなことを言っている余裕などありはしないのであって。
余裕を見せていいのは、降格回避が確定したときだけ。
それまでは、一瞬たりとも気を抜くな!
たしかに、厳しすぎる状況。しかし、まだ降格が決まってしまったわけではない。やれることは、ある。やるべきことはすなわち、勝つこと。
天皇杯の借りを返せ!
同じ月に、2度は負けるな!
勝たれ!!!!!富山!!!!!
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【J特】2敗ぶんの手痛い敗戦。勝たねばならなかった試合を落とし、肉薄される  町田ゼルビア戦

2012-09-25 06:44:55 | カターレ富山
2-3で敗戦。
どうしても勝たねばならない、勝ち点3以外考えられない試合でしたが・・・カターレは、“いつもどおり”でした。
幸先良く先制点を挙げたにもかかわらず、いつもどおりすぐに追いつかれる。
我慢の時間帯にこらえきれず、いつもどおり失点。
反撃ムードを高めないことには逆転勝ちも見えてこないのに、いつもどおり停滞。
そして最後には、勝てたはずの試合をいつもどおり落とす。
今季ここまでさんざん悔しい思いをさせられてきた、いつもどおりの試合でした。
残留に向け、是が非でも勝って勝ち点差を7に広げなければならなかったのに。敗れて、その差は1に。1試合で2敗してしまったようなものです。勝っていればこの先2敗してもまだ猶予があったところ、もうそのアドバンテージも無くなってしまいました。

鳥取も敗れたことにより、順位の上では変動なし。しかし、この先を見据えるチーム状況には、とても暗い影を落とす格好となってしまったかと。
大一番に勝てなかったことで、3連勝を挙げた勢いというものが、完全にそがれてしまったから。
それよりも、そもそも勢いでの3連勝ではなく、たまたま、運良く、まぐれで偶然3連勝しただけ・・・実際には“いつもどおり”で、本質的には変わっていないということが、ばれてしまった。これからの対戦相手にとっては、あるいはそういう見方かもしれません。
負けられない、勝つしかない試合を制した町田のほうが、その自信を胸に連勝する可能性もあるかと。少なくとも、カターレより良い試合をして勝った、ということは事実であったので。

降格が決してしまう試合で敗れたわけではなく、まだチャンスは残されていることが、唯一の救い。
ですが、このまま本当に巻き返しがなされなければ・・・「そのとき」が到来して、はたして抗うことができるのか・・・。
まさに、がけっぷち。
それでも、やるしかありません。やりぬくしかありません。
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【J特】第35節  町田ゼルビア戦

2012-09-22 23:58:49 | カターレ富山
全42節で争われる今季Jリーグディビジョン2。もちろん、大事でない試合など1試合たりとも無く、どの試合も勝利を目指さねばならないことは確か。
ですが、そのなかにあっても「どうあってもここだけは負けられない、勝つしかない試合」というものが、確実にあります。
それが、今節でなくていつだというのか。
J2残留戦線を生き残るために。
なんとしても勝たねばならない不退転の決意をもって、アウェイ・町田市立陸上競技場に乗り込みます。

最下位の状態にあった8月から一転、9月に入って3連勝を成し遂げ、順位を20位まで上げたカターレ。代わって現在最下位となっている今節の対戦相手・町田との勝ち点差は4。
この直接対決がもたらす結果が、残り少ないリーグ戦最終盤へ向けての方向性を決めると言っていいでしょう。
勝利して差を7に広げるのか、敗れて1に迫られてしまうのか。
相手が最下位だから、などというのは勝つ理由になどなり得ません。他ならぬカターレが、つい最近までその最下位にいたわけだし。同じように町田がここから3連勝して浮上する可能性だってあり得るわけで。
その町田、前節はアウェイで福岡とドロー。先制されながらも追いつき、主導権を握り続けた試合。惜しむらくは頑張りが逆転ゴールにまで結びつかなかったところですが、それでも手応えを感じての勝ち点1だっただけに、結果として悪くはなかったはず。次こそは、との思いでホーム戦に臨むモチベーションも高いことかと。

前回対戦時は1-1のドロー。
相手パスサッカーに翻弄され、こちらの良さが全く出せなかった、実質的には負け試合でした。福田の起死回生となる試合終了間際同点ゴールがあったから良かったようなもので、負けなかったのは相手が勝ち慣れていなかったからに過ぎなかった、という試合だったかと。
GWの連戦は、奇しくも現在残留争いをする岐阜、鳥取、町田との3連戦でした。事前には、「ここで3連勝して序盤の遅れを取り戻す!」と息巻いていたはずが・・・。終わってみれば、岐阜にはなんとか勝てただけの辛勝、鳥取には敗れ、町田には試合内容で負けるドロー。3連勝のもくろみは崩れ去り、その後も調子は上がらないまま。翌月から暗く長い勝ちなしのトンネルに突入してしまったのでした。

そして、月日は流れ。
暗く長い勝ちなしの先にあったのは、あのとき成し得なかった3連勝。
あるいは、今節こそがカターレ富山の本当のリスタートやもしれません。
遅きに失した?そんなことはない。そんなことはないし、そんなことをいっている場合でもない。
もちろん、是が非でも勝ちに行かねばならない、そしてJ参入後初となる4連勝を成し遂げなければならない試合です。
勝ち点差が7となるか1となるかの試合において、その勝利の価値は、ただの1勝以上のもの。
だからこそ、勝つ。
勝利への渇望というものは、3連勝程度で満たされるものではないのであって。
これまで、イヤと言うほど勝てない苦しみを味わってきました。おそらくは、町田以上に。
だからこそ、勝つ。
3連勝中だから次も勝てる、なんて楽観はしません。前回対戦時に内容で負けた相手に、慢心などあってはならないのだから。
逆に、相手に「富山程度に勝てないでどうする」なんて思い上がりがあったなら、そこは遠慮呵責なしに叩きつぶすべき。
お互いに、負けられない一戦。
とはいえ、勝ちたい気持ちではこちらのほうが上であることを自覚すべき。そして、ここ3連勝がまぐれでないことを、結果をもって証明すべきです。

期待したいのは、黒部。
千葉戦で2ゴールを挙げた活躍ぶりを、今節も見たいです。町田のここ最近の課題は、立ち上がりの時間帯に失点してしまうことであるとか。ならば、そこにつけ込むゴールを挙げて、相手に「またか」と意気消沈させる展開にもっていかねば。
國吉の戦線離脱は痛いですが、それでも朝日やヨンドクらとの連携から、相手ゴールを脅かしてくれるものと信じます。
勝つこと以外は求められないという大一番にあって、チームの大黒柱たる黒部がゴールを挙げたならば、チーム全体が勇気づけられるはず。千葉戦がそうであったように。
前節に出場回避したぶん、今節に賭ける意気込みも相当なはず。それを、ゴールという結果で示してほしいです。
そして、守備陣の奮起にも期待。
3連勝の要因は、やはり全試合無失点の守備の粘り強さにあったかと。特に、なにかふっきれたような守田の集中力が素晴らしいです。
前節草津戦、その前の千葉戦もそうですが、相手に攻め込まれる展開にあっても、最後の最後でしのぎきりました。以前であれば失点していたような状況にあっても、それでもゴールを許さなかった。
特に前節の勝利に関しては、無失点だったからこそ勝利に繋がったのであって。守備陣の頑張りがあったからこそ、最後の最後でワンチャンスに賭けることができました。
今節、得失点のデータ的にはほぼ互角の町田が相手。
おそらくは、大差がつく展開とはならないのではないかと。1点を争う勝負となるなかにあって、そのモチベーションのよりどころとなるのはやはり、これまで積み重ねてきた実績に他ならないかと。
ならばこそ、今節もまた無失点で抑えねば。
大丈夫、いける。これまで勝てない苦しみを味わってきたからこそ。その先にたどり着いた無失点であるからこその自信なのだから。

今節こそ、J降格争いというありがたくない大一番ではありますが・・・。
それでも、大一番というものはこの先もいくらでもあるわけで。J1昇格を賭けた試合であるとか。
ならば、この試合で勝つことが、今後の大きな糧となることウケアイ。
クラブそのものにとっても、大きな一戦となりそうです。

あるいは、今季最大の山場といえるかもしれない今節。
チームを信じて、心一つにやるしかない。
そして、勝つしかない。
どちらも負けられない戦いではありましょうが、勝ち点3を積み上げることが出来るのはどちらか1チームのみ。
ですが。
きっと、勝利を渇望するその思いは、町田よりも上。
簡単には勝てないことを、知っています。勝つということがどれだけ難しいかも知っています。
だからこそ、勝つ。
今まで勝てなかったぶんを取り返すつもりで。この先勝てるかわからない不安を払拭するつもりで。
この試合に、全力を賭けろ!そして、勝利しろ!!
狙うは勝ち点3、それ以外にはあり得ない!
勝たれ!!!!!富山!!!!!
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【J特】あきらめない気迫が生んだ劇的ゴール!残留への意志を示し、3連勝  ザスパ草津戦

2012-09-19 07:01:57 | カターレ富山
1-0で勝利!
前節から中2日のアウェイ戦で、しかも相手は相性の悪い草津。実際に試合でも、なかなか思うように攻撃の形が作れず難儀しました。
0-0のままじりじりと時間が経過し・・・スコアレスドローもやむなし、いや、いつものパターンなら終盤でミスから失点、敗れていたとしてもおかしくありませんでした。
しかし、そうはならなかった。
じっと耐える試合の中にあって、残留というこれ以上ない明確な目標に向けて勝利を目指す意志に、揺るぎはありませんでした。
試合終了間際の90分。木村が値千金のゴール!見事に、勝利を手にしたのでした。

千葉戦勝利の立役者である黒部が遠征から外れた今節。中2日というスケジュールにあって、コンディション的な問題もあったのでしょう。
とはいえ、誰が出場しようがやるべきことには変わりなし。金星を挙げた勢いをかって勝ち点3を、少なくとも勝ち点1はもぎ取らねばならない試合でした。
試合は序盤から草津のペース。
開始5分でシュートのこぼれ球を押し込まれそうになるなど、危うくあっさり先制されかけるピンチが。しかし、依然好調をキープしているらしい守田をはじめ、粘り強い守備でしのぎました。
前半だけで7本のCKを受けましたが、それでもきちんと対応し、決定機を作らせない。そのあたり、守備の意識が非常に高かったように思います。
ポゼッションは明らかに草津優位、自陣内でのプレーが多くなってしまっていたものの、最後にはきっちりとしのぎ、相手にチャンスを作らせない。本来であればもっとシュートを受けていたであろう展開で、しっかりと守ろうとする意識がプレーによく表れていました。

33分、予期せぬアクシデント。國吉が倒され、交代を余儀なくされてしまいました。
想定外の交代に、大丈夫か?と思っていたところ・・・38分、木村にイエロー。累積4枚目で、次節出場停止となってしまいました。おいおい、大丈夫かよ・・・万が一にも、もう1枚くらって退場、数的不利をかかえるわけにはいかないんだぜ・・・?
木村を引っ込めて代わりの攻撃選手を、とも思いましたが、限られた交代枠の中、戦術的なものもあるでしょう。なんとかやってもらうしかありませんでした。

2連勝はいずれも失点0、守備に関しては自信を取り戻したということでしょう。たしかに危ない場面もあったものの、ラッキーだけの無失点ではありませんでした。
とはいうものの・・・たとえ守れたとしても、攻撃のかたちがなかなか作り出せない。相手守備を押し下げるような攻めというものが、なかなかできませんでした。
何度かあったCKのチャンスで、混戦から押し込もうとしたものの、最後は阻まれて決めきれず。やきもきする時間が続きました。
76分、苔口に代えて敬介を投入。持ち前のスピードを披露するものの、なかなか攻めきれず。

両チームともなかなかシュートまでもっていけないじりじりとした時間が続きました。試合は膠着状態のまま、最終盤へ。
80分に足助までもが太ももを痛めて交代。3枠中2枠が予期せぬかたちでの交代ということになってしまったとあっては、出場メンバーにすべてをかけるしかなかったわけで。
あるいは、スコアレスドローかと覚悟もしました。
言うまでもなく、いちばん避けねばならないのは敗れて勝ち点0となること。これまでも試合終了間際にやらかしてしまって敗れた試合が何度もあっただけに、それだけはしてはなりませんでした。
そういう意味では、ドローでも最低限勝ち点1を積み重ねることは、悪い結果とまでは言えないはず。
とはいえ。
この対戦1試合だけが19時30分開始だった今節。他会場の結果がすでに決していました。残留争いのライバルであるチームのうち、岐阜が勝利、鳥取と町田がドローで勝ち点1。まさに団子状態という状況のなかにあって、ドローでいいのか?と。
なにより、せっかく2連勝できて、3連勝を賭けた戦いであったはず。その流れを、止めてしまって本当にいいのか?と。

そんななか、90分。
西川から敬介とつないでサイドを駆け上がり、その敬介が競り合いながら折り返すと・・・そこに、中央から走り込んできた木村!ドンピシャのタイミングで蹴り込み、見事にゴール!
映像で見返すと、相当に長い距離を走ってきたことが確認できます。仲間の選手がやってくれることを信じての走り込みだった、とのこと。
それにしたところで、体力的にもきつい時間帯であったはず。それでも勝利を信じてプレーしきったことが生んだゴールであったと言えましょう。
次節出場できないことが確定しながらも、それでもこの試合で出し切るという決意がもたらした決勝点。
ドローが濃厚であったはずの試合で、勝ち点3をもぎ取ったのでした。

これまでにない勢いを感じます。
ここまで、なかなかできていなかったところの、やるべきことをやれている感覚。
残留を争う町田との絶対に負けられない、勝つしかない戦いを前に、最高のモチベーションで臨むことができそうです。
ならば、勝つしかない。
勝って、残留をたぐり寄せる、それしかありません。
3連勝では飽き足らない。さらにのばしていかねば。
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【J特】第34節  ザスパ草津戦

2012-09-17 02:41:39 | カターレ富山
強豪千葉を撃破した前節から中2日。正田醤油スタジアム群馬に乗り込み、ザスパ草津と対戦します。
今季初の3連勝を目指ず状況にもありながらも、もはや残留に向けては勝つしかないカターレ。過去1勝1分け5敗と相性の悪い草津であろうが、例外でなく。
むしろ、相性が悪いからこそ勝たねばならない、といったところでしょうか。前回対戦時は、相手GKの後逸という予期せぬかたちで追いつきながら、突き放されて敗戦。その借りを返さねばならないのはもちろんのこと。いや、借りを返すという意味においては、個人的には、前回対戦よりもその前、昨年のアウェイ戦を引き分けた借りを返すべき戦いであろうと思っています。
昨年の11月、目標であった13位の達成に向けて、4得点を挙げて勝利した鳥取戦の勢いのままに連勝を賭けて臨んだ試合でした。しかし、結果はスコアレスドロー。雨の中で難しい試合展開ということもあったでしょうが、そこであと1歩力及ばずに勝ちきれなかったのが悔やまれた試合でもありました。
状況としては、昨年よりもずっとシビアである今節。
ここで、「草津戦は毎度接戦となるのに、どうにも勝てない」という流れを断ちきり、勝利を収めることができたのであれば。
これまで1度も勝ったことのなかった千葉にも、勝利を収めました。ならば今節も、J初勝利以来ずっと勝てない相手から勝利をもぎ取るのみです。
勝つ以外に道はない現状にあって、それを成し遂げる意味の大きさを知るからこそ、まず目の前の勝利に関して全力を尽くさねばなりません。

草津は前節、昇格を争う湘南を相手に0-2で敗戦。けが人や出場停止の影響が出ていた中で、シュート3本に押さえ込まれての完敗でした。
カターレと同じ3バックをとる湘南の中盤でのプレスに手を焼き、主導権を握られての敗戦だったとか。ならば、カターレとしても同じように仕掛けていくべき。ボールに対する素早いチェック、攻守の切り替えから勝機を見いだすことは、まさにカターレの真骨頂。望むところです。
もちろん、連戦の影響は少なからずあろうかと。それでも、そんなことを言っていられない、全力を尽くしてやるしかないことは、皆が承知しているはず。ならばこそ、それをプレーで示さねば。
相手の苦しい選手起用状況など、知ったことかと。けが人で苦しい、出場停止で苦しいという言い訳が許されるなら、15戦連続勝ちなしの頃、どれだけそう言いたかったことかと。
これまでも、相手がベストメンバーを組めない状況でも勝てずにいました。ならば、そんな情報は話半分。前節千葉戦のように、相手には結果として主力の不在が響いた、と言わせるほどで充分。ベストメンバーを組めない苦しさを味わってきたからこそ、相手には容赦しないという姿勢が求められます。

期待したいのは、キャプテン足助。
2009年、副島監督に当時ヘッドコーチとして指導を受けていたころは、まだ選手として未熟であったかと。しかしその後、守備陣を引っ張る主力として、キャプテンとして、カターレ富山を代表する選手に成長。その成長の証を示すのは、今でしょう。
前節イエローをもらってしまったことにより、累積警告にリーチがかかっています。ですが、それを気にして萎縮している場合でないこともまた承知しているはず。去年にしろ今年にしろ、長く怪我で苦しんできただけに、ここぞという試合で力を出し切らねばならない重要性に関しては、自身がいちばんよく知っているでしょう。
足助にとって草津戦と言えば、去年、J初ゴールを含む2得点を挙げながらも逆転され敗れてしまった苦い思い出も。その後2回の対戦はいずれも怪我で不出場だったことを思えば、今こそその借りを返すときです。
そしてもうひとり、朝日の活躍にも期待。
足助、西野、敬介、そして朝日と、いまや副島ヘッドコーチ時代を知る選手も4人にまで減りました。だからこそ、当時から主力を張って、いまなお健在である証を、そのプレーでもって示さねば。
前節は2得点両方にからむ活躍。終盤にまで衰えないスタミナも見せ、力を存分に発揮しました。ならば、今節も。アシストもさることながら、朝日自身の今季初ゴールも見たいところです。決して、高望みなどではないはず。むしろ、朝日ならやって当然くらいの勢いで。

15試合にわたって見放されていた勝利。そこから解放され、勝つことの喜びを思い出したカターレ。
これまで、さんざん書いてきました。「勝つことでしか自信は身につかない」と。
ならば。
身につけた自信を力に変え、さらなる勝利へと結びつけなければなりません。
そして、それをすべきは、今。苦手の草津戦を制し、さらなる自信を得るために。
必勝の覚悟で臨め!そして、勝利を!
3連勝は、通過点!!
全力で、挑め!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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