行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

行く人・来る人  行く人編

2009-12-22 23:45:26 | カターレ富山
カターレ今季最終戦以降更新していなかったこのブログですが、加入・移籍情報も出てきたことだし、そろそろ書いてみようかと。
あと、せわしなかったシーズン中に書けなかったカターレ以外の話題についても、ボチボチ出していこう、というのが目標です。

とりあえず、まずはカターレのネタで。今季でチームを離れる面々について、個人的な雑感など書いてみたいと思います。
退団する7人のうち、やはりまず挙げなくてはならないのは、引退するオタでしょうか。
富山第一の出身、県民に広く愛された選手でした。今季中盤、西野を怪我で欠いたときはどうなるかと思ったSBですが、「オタがいて助かった!」と、心底思ったものでした。その持ち味である粘り強い守備には、幾度も助けられました。最終戦で途中出場したときの歓声、そして試合後の感極まった表情。本当におつかれさま。選手としては引退でも、まだまだ、これから。富山のサッカーの発展に助力してくれることを期待しています。

退団選手のなかでもっとも意外だったのが、景山。
ボランチのポジションについては、長山がシーズンを通してほぼ固定、前半はマコ、後半は野嶋がスタメンを張ることが多かった今季。それでも、景山の存在なくしてはカターレの中盤は語れなかったでしょう。たとえ先発でなくとも、ベンチにその名があれば、途中出場でしっかりと守備固めをしてくれるという安心感がありました。コンスタントに出場した今季の経験は、今後にもきっと活かせるはず。是非ともがんばってほしいです。

大悟 チームで最も小柄な選手ながら、よく走り、よく動くプレーぶりを見せてくれました。

ヒロタク 昨年は出場なし、今季はアウェーで1試合のみと、試合でのプレーが見られなかったのが心残り。人懐っこそうな笑顔が素敵でした。

将太 元アローズながらチーム発足時にはおらず、途中加入してきた「遅れてきた男」。ファンの人気も高く、もっと見てみたかった選手でしたが・・・。今後に期待です。

江﨑 正直、1年で退団は残念です。同期の舩津や桜井くんに対して水をあけられてしまった感は否めないものの、次代を担ってくれると期待していただけに・・・。この1年で学んだことを糧に、今後も頑張ってほしいところです。

藤川 序列的に第3ゴールキーパーという立ち位置で、ついに2年間で1度も公式戦出場機会がありませんでした。なので、活躍についてはコメントできないものの、個人的には強く印象に残っています。場所はど忘れしてしまったのですが、去年、アウェー戦を観に行ったときのことです。試合後、フィールドの片隅で、コーチとマンツーマンで黙々とトレーニングする藤川の姿がありました。その真摯な姿に、心動かされたものです。そりゃ、試合で結果を出すことがなによりなのでしょうが、それだけでない、選手としての気概・・・プライドのようなものを垣間見たような気がしました。退団は残念ですが、あのとき見た姿、忘れません。

選手以外では、平地コーチ。34歳・・・ひとつしか違わない(^_^;) これからも指導者としての活動は続けられるのでしょうが、そのキャリアのなかで、「あのカターレがJリーグに昇格したときにコーチをしていた!」と自慢のタネになる日が、少しでも早く訪れてほしいものです。

そして・・・あるいは、最大のサプライズ。副島ヘッドコーチの退団と、草津監督就任。
練習場では現場監督的な立ち位置で指導していた姿が印象的でした。なんか、びしっと1本筋が通っている感じがしたものでしたよ。
ほとんどがJFLからのメンバーだったカターレをJレベルに引き上げた最大の功労者ともいえる副島さん。あるいは次期監督?なんて思っていただけに、1年での退団は驚きでした。そして、さらに驚いたのが、ザスパ草津の監督になるという。そりゃ、S級ライセンスを持ち、Jクラブの監督経験もあるとなれば、それ自体はあり得る話ではあったものの・・・1年で、ライバルとして立ちふさがるというのはさすがに予想外だったかと。
来年、草津に勝つことで恩返しをしなければ。


チームを去る方々、カターレの一員としての日々、お疲れ様でした。そして、なにより、感謝を。ありがとうございました!
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4ヶ月ぶりのホーム戦勝利!最終戦を有終の美で飾る!  ファジアーノ岡山戦

2009-12-08 06:57:38 | カターレ富山
2-0で勝利!朝日が決めた!長山が決めた!同期対決を制し、久々のホーム戦勝利で今季を締めくくりました。
ヒデ、堤をインフルエンザで欠くというアクシデントに見舞われてしまったものの、最終戦を勝利で飾ろうという気持ちに揺るぎはありませんでした。
1年前のJFL最終戦と同じカードでしたが、そのときよりも確実に進化した選手たちの姿。頼もしさを感じました。
勝てない期間が続き、もどかしい日々が続きました。それでも、勝利を求め続けることをやめなかった。その結果が、見事に表れた試合だったと思います。
シーズン終了にあたり、かけたい言葉はひとつ。「おつかれさま!」
前半、前節の熊本戦に続き、積極的な攻めを見せたカターレ。キーパーの好守に阻まれた好機をはじめ、シュート数、CKのチャンスなど、あきらかに相手を上回っていました。
しかし・・・だからこそ、というべきか、安心はできませんでした。そう、優勢に試合を進めながら敗戦を喫した前節のことがあるだけに。
チャンスがどれだけあっても、決めきれないことには・・・。0-0での折り返しとなったことについて、どうにもモヤモヤとしたところが多かった、というのが本音でした。

そんななか、ファンやサポーターがそう思う以上に、前節と同じ轍を踏んではならないとの気持ちが強かったのが、ほかでもない監督だったのでしょう。後半12分という早めのタイミングで、流れを掴むべくキャプテン上園を投入。
その上園が、やってくれました。後半20分、持ち味であるキラーパスを繰り出し、ボールを前線へ。それに反応したのが朝日。トラップにミスがあったものの、落ち着いて相手の動きを見て、蹴り込んだシュートはゴールへ!。3月、5戦目にしてJ初勝利を挙げた時のゴールを彷彿とさせる、見事なシュートでした。
今季は怪我に泣かされてなかなか出場できない無念があった上園。その彼が本領を発揮したならば、なんと頼もしいことかと。それに応えた朝日もまた、見事でした。

待望の先制点を挙げたものの、まだ油断は出来ませんでした。いや、どの試合でも油断などしてはならないのですが、それ以上に危機感として感じたということは、すなわち、ここまでのなかなか勝てない試合が続いたことの重みということだったかと。実際、ロスタイムに失点して悔しい思いをした試合も、何度もあったわけで。それゆえに、なんとしても追加点がほしいところでした。
そんななかで、決めたのは―――チーム最多の48試合に出場した、副キャプテンの長山でした。持ち前のスピードでドリブル突破した敬介の折り返しに、最前線まで上がって蹴り込み、見事に決めました。
全51試合という長丁場の中にあって、出場しなかったのが3試合。それも累積警告によるもので、実質的に全試合出場。主力を怪我で次々と欠く苦しいシーズンでしたが、そのなかにあってチームを支え続けた彼の働きなくしては、今シーズンは語れないでしょう。J初ゴールがこんなにも劇的なものとなるとは。このゴールによって、勝利をぐっと引き寄せました。

終盤、退団する景山、そしてこの試合が引退試合となるオタが投入されました。全力でプレーし、きっちりと守備固め。ここにいたって、不安はすでにありませんでした。
そして、ついに試合終了。長かったシーズンを、4ヶ月ぶりとなるホーム勝利で締めくくりました。長らくなかった、ホーム戦での歓喜。格別でした。
試合後、監督、朝日、長山のインタビューがありましたが、そこに共通していたのが、応援してくれたファン・サポーターへの感謝。いや、こちらこそありがとう。充実したシーズンでした。
目標としていた中位にはちょっと届かない13位でフィニッシュ。もっとやれたはずだ、という思いもないではないですが、それでも、がんばったチームに対しては、文句のつけようもありません。
とにかく、おつかれさま。来季も期待しています。
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第51節  ファジアーノ岡山戦

2009-12-05 09:05:07 | カターレ富山
長かった今シーズンも、いよいよ最終節。ホームに同期のファジアーノ岡山を迎えます。
3月の開幕戦に福岡まで行ったのが、ついこのあいだのよう。以来、8ヶ月。51試合なんて、どんな長丁場だ、と思っていたものの、今日ここに至っては、あっという間でした。
最終戦の相手は、去年も同じくホームで最終戦を戦った岡山。ともにJ2昇格が決まり、互いの健闘を誓ってから1年。ライバルに、この1年の総決算を見せるときです。
ここに至っては、願いはただひとつ。勝って、今季を締めくくれ!

10月の天皇杯2回戦以来となる、岡山との対戦。PK戦での勝利ということで、実質的には引き分けといったところでしょう。チームはそれ以来勝ち星がなく、ことリーグ戦のホームゲームでは4ヶ月も勝てていません。
それでも。それでも、この最終戦に勝つのと負けるのでは、天と地ほどの違いがあると言えましょう。勝利に対する渇望を満たし、結果を示さねば。
岡山側も、この最終戦には並々ならぬ決意をもって挑んでくるはず。現在最下位とはいえ、勝利を挙げれば脱出の可能性もある。なにより、地域リーグからJFL、そしてJ2とチームを導いてきた功労者・手塚監督のラストゲームに華を添えるべく、全力でかかってくることでしょう。
とはいえ、ラストゲームに華を添えたいのは、こちらとて同じ。景山、今井、藤川、萩原、江﨑、菅野の各選手が契約満了、小田切選手の現役引退、平地コーチの退団、そして副島ヘッドコーチの契約満了が先だって発表されました。彼らにとっても、この試合はカターレ富山ラストゲーム。勝利を飾って見送りたい、それに尽きます。

お互いに負けられない試合ながらも、勝者となれるのは1チーム。去年の両チームにとってのJFL最終戦はドローとなりましたが、来期以降も続くライバル対決のことを思えば、この試合にドローは要りません。特別な思いこそあるものの、裏を返せば「51試合中の1試合」なのだから。その1戦を懸命に戦い、勝利を目指す。大事なことは至ってシンプルです。現在13位のカターレが岡山よりも上位にいる理由を、実力をもって示してやろうじゃないか、と。

悲喜こもごも、様々な思いがあったJリーグ初年度。振り返るのはまだ早い。この最終戦を戦った後、そして、勝った後で充分です。
ホームゲームで勝つこと、サポーターと選手・スタッフが一体となって歓喜に包まれる、あの感動を思い出せ!
有終の美を飾れ!勝たれ!富山!!
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攻撃に積極性を見るも、勝ちにはつながらず  ロアッソ熊本戦

2009-12-01 23:04:13 | カターレ富山
0-2で敗戦。
シュート数・熊本の6に対してカターレの11、CKの数・2に対して9。これが逆ならばいつものことだけれど、数字の上では圧倒していました。にも関わらず、2失点し、またも無得点で敗れました。
ヒデ、西野のシュートはバーに嫌われる運のなさ、ゴールライン上どころじゃない、「あきらかに入ってるだろ」というゴールが認められず。一方で、オフサイドくさい、しかも副審が旗を上げていたのにゴールが認められ、失点。
退団が決まった選手の活躍などもあり、ホーム最終戦の熊本は大盛り上がり。それをよそに、なんともやりきれない、後味の悪い敗北を喫してしまいました。
審判のジャッジは絶対―――頭ではわかっているつもりでも、やはり煮え切らない思いは残ります。
最近にないほどに、前半から攻め立てていたカターレ。その流れが、得点につながることでより輝きを増すはずだったのに・・・。
ワンプレイが、その後の試合展開はもとより、空気そのものを変えてしまうことがある―――今シーズン観戦してきて、そんな場面は何度もありました。たとえば、チームワースト記録の0-5で敗れた、湘南戦。0-1で迎えた後半開始早々、同点のチャンスがありました。決まったかに見えたボールがゴールライン上からかっさらわれ、得点ならず。そのご、グダグダと4失点の大敗という試合でした。
ひるがえって、今節。積極的に良い形を何度もつくりだすものの、得点に至らず。かと思えば、やっと決まったかと思ったのにノーゴール。そのうえ、オフサイドっぽい失点。後半ロスタイムに決められた2点目は、雰囲気が獲らせたというか・・・正直、こんな試合でなければとられないはずの、余計な失点でした。
運もなくツキもなく、審判にまで恵まれなかった試合。
決定力不足が招いたこと、と言いきってしまうのは簡単でしょうが、それでも・・・。そりゃ、毎試合毎試合こんなことが起きるわけでなし、アンラッキーだった、と割り切ることも必要でしょう。ポジティブに考えれば、これが昇格や降格が懸かった大一番とかじゃなくてよかったね、とか。敗れて勝ち点で並ばれてしまったものの、得失点差で13位は堅持しているわけだし。
ただ・・・グチになってしまうことを承知で言えば、やはり勝ちたかったです。
ここ2ヶ月も勝利から遠ざかっている現状を打破するには、勝利を挙げることよりほかないのだから。こんなところで、「長いシーズン、こんな試合もあるさ」って試合を持ってこられても、迷惑千万としか言いようがなかったかと。

次が、ラスト。ホームで、今季最終戦です。
今節、盛り上がる熊本の引き立て役に甘んじてしまった屈辱をバネに、是が非でも勝利を掴み取ってほしいです。
試合後の敬介のコメント「最終節を前にして、勉強になった。勝たなければ面白くない」
勉強については、あとは成果を示せるかどうか。面白いゲームをして、そして、勝つ。今節出来なかったことを、次こそは実践してほしい。そう願ってやみません。
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