行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

失意の幕切れ。シーズン最終戦を飾れず、9位に沈む アスルクラロ沼津戦

2020-12-24 23:57:19 | カターレ富山
2-3で敗戦。
「終わり悪けりゃすべて駄目」
まさに、そのままに。
なにか、今シーズンを象徴するような試合展開、そして失意の幕切れであったように思います。
昇格の可能性が無くなったながらも、それでも意地を見せて3連勝フィニッシュ、J3過去最高の4位で終えた昨シーズン最終戦。
同じ沼津戦となった今シーズン最終戦、試合終了間際に追いつく粘りを見せたものの、アディショナルタイムにしてやられての苦い敗戦。結果、苦手の沼津にまたも屈し、昨シーズンとは対照的に3連敗フィニッシュ。意地を見せることが出来ませんでした。

地元富山では雪が降り続くなか、最終戦の試合会場・愛鷹広域公園多目的競技場は、この時期の太平洋側らしく晴れ渡った空。
今シーズンの最終戦もまた、これまでにならってということか。このところ連続出場していたGK斎藤に代わって岡を起用したことをはじめ、前節より大きくメンバーを入れ替えたスタメンとなりました。
誰が出場しても戦力ダウンすることなく戦えるチームとなることを目指しての、ターンオーバー編成。
その目論見は、シーズンを通じてある程度は達せられていたように思います。
しかし・・・それが結果に、勝利につながっていたかどうかは、別問題。
パスを繋ぎながら攻撃を組み立てる、沼津のポゼッションサッカー。就任1年目の今井監督が取り組んできたかたちを、この最終戦でもしっかりと実践してきたようで。
対して、カターレ。
ターンオーバー編成の、仇となった部分とでも言いますか。それぞれがしっかりとプレーしようという気持ちがあっても、それがブレない芯を伴った力に、さらに相手を圧倒するだけの力には、どうにも及ばなかった。
この試合も、まさにそういった要素が見受けられ。
どうにも自分たちの良い形に、攻勢を強める展開には持ち込めず、相手のペースで後手に回る場面が非常に多く。
地力が伴っていない、ということなのでしょうが。もどかしい時間が続きました。
この試合を最後にチームを離れる松原の奮闘ぶりなど、個々の頑張りは見て取れたものの・・・それが、相手を打ち倒す勢いにまでは、どうにもつながらない。
そんななか、41分に先制を許してしまうことに。
なかなか自分たちのかたちを見出せないままに、それでも耐えなばならない時間帯であったのに。そこを耐えきれずに失点。流れが良くない、むしろ悪いなかで決められてしまった先制ゴールは、ただの1点以上に重いものとなってしまった印象です。
それでも、あきらめるわけにはいかない。
ハーフタイムを挟んだ後半戦。
55分というタイミングで、追いつくことに成功。
左サイドからの速いクロスにしっかりと頭で合わせた陽次が決めて、同点に。
今シーズンはケガでの離脱などもあり、12試合出場にとどまってしまった陽次ですが。それでも最終戦にして今季初ゴール。存在感をしっかりと示したのでした。
ただ・・・同点となっても一気にカターレ側に流れが傾くということはなく、依然として沼津ペース。
73分には途中出場の今村 優介に勝ち越しゴールを決められてしまい、再びビハインドを背負うことに。
なかなか活路が見出せないなか、試合も最終盤の87分に、陽次に代わって松澤が投入されると。
試合終了間近となった89分、その松澤が決めて同点に!
まさに土俵際、ルーキーイヤー最後の試合で、待望のプロ初得点を決めたのでした。
そして迎えたアディショナルタイム。
ここまで来たら、勝つしかねぇ!次だ!次の1点を!
しかし・・・。
その次の1点は、沼津側に。
3度目の正直とでもいうのか。2度続けてポストに跳ね返されたものの、3度目のシュートを押し込まれての失点。
それでも最後の瞬間まであきらめることなく攻め立てたカターレ。
ラストプレーにはGKの岡まで前線に上がっての必死のプレーを見せるも、無情の笛。
そのホイッスルが鳴ったあとに染矢 一樹がボールを蹴りだしたことによってイエローカード。この日2枚目で、試合終了後に退場となるという、よくわからないなかでの最終戦終了となったのでした。

思い起こせば。
無観客の中での3ヵ月半遅れとなったシーズン開幕戦。せっかく先制に成功しながら、後半にまずい守備から失点し、勝利でスタートすることが出来ませんでした。
続く第2節は、YS横浜に3点差をひっくり返しての劇的勝利。
そして迎えた第3節、ホーム沼津戦。
試合終了間際の89分に被弾、今季初黒星を喫した試合。有観客試合となり、実質的なホーム開幕戦であった試合を、手痛いかたちで落とすこととなったのでした。
そう、振り返ってみれば。
あのときから、悪い意味で変わっていない。同じことの繰り返し。
耐えねばならないところを耐えきれずに失点、結果、敗れてしまうとか。
勝った勢いを繋げていかねばならないところを繋げられないとか。
負けてはいけない試合を負け切ってしまうとか。
そういった負の流れというものが・・・この最終戦に至るまで、ついに克服できずじまいであった。そう言えるかと思います。
苦手の秋田に勝てた、というポジティブな要素もあったとしても。
逆に得意としていた鳥取に連敗、苦手であった熊本にはやはり連敗とか。そしてまた、昨シーズン最終戦同様に勝利で締めくくらねばならなかった沼津にも、2試合とも土壇場で決められるかたちで連敗とか。
良い流れはなかなか継続できない一方で、悪い流れはキチンとつながってしまうーーー今シーズンに限ったことではないにせよ、カターレの悪しき伝統。
それを、またも克服できずじまいであったな、と。

コロナ禍の影響で、普段に増して難しいシーズンではありました。
しかし、それでも。
やれるチームであると。勝ち進み、昇格も、優勝もできるチームであると。そう思って応援してきた今シーズン。
けれども。
最後の最後まで、悪しき流れに抗えず。
結果、昨シーズンを下回る戦績でもって、9位に沈む、と。
期待が大きかったぶんだけ、落胆もまた大きいというのが、正直なところです。
今年がダメなら来年頑張ればいいじゃないか?
そう言い続けて、J3で早6年。
結果、元J2クラブと言うには、J3での在籍期間のほうが長くなってしまうことに。復帰とは、なかなか言えないように。
それだけ、落胆が大きいということ。
正直なところ、ガッカリしています。

2021シーズンは3月に開幕。いつもよりもシーズン終了が遅れたという事情も関係なく、すぐにやってきます。
来シーズンがどういったチームとなるのかは、まだ見えませんが。
願うことは、ひとつ。
来年の今頃は、同じ悔しさを味わっていないことを。

どうにも、モヤモヤしますが。
それでも、言わねばならないでしょう。
2020シーズン全34試合、お疲れ様でした。
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第34節 アスルクラロ沼津戦

2020-12-19 18:42:00 | カターレ富山
新型コロナ感染拡大の影響でおよそ3か月遅れの開幕となる、それによって例年になく過密日程となるなど、異例づくめであった今シーズン。
試合開催そのものが中止になるかも、あるいは途中で打ち切られるかも、というような懸念もあったなかで、様々な不都合、不便もありながらも。
それでも、こうして予定通りの全34試合を戦い抜くことができることは、感慨深いものがあります。決して、あたりまえはあたりまえではない、と。
そんななかで迎える、2020シーズン最後の試合。
アウェイでアスルクラロ沼津と対戦します。

昇格枠の2位をめぐる争いが最終節にまでもつれ込み、長野と相模原と岐阜の3チームが最後のイスをめぐって争うなかで。
その争いから脱落し、さらにはホーム最終戦で惨敗を喫したカターレが臨む、シーズン最終戦。
勝って有終の美を飾らねば!という意気込みは・・・言うは易く行うは難し。
昇格の可能性はほとんどなくとも、苦手の熊本を撃破し、カターレ史上最多タイの5連勝を!と意気込んでいたはずの前々節。
あえなく零封負けで敗れ、昇格の可能性を自ら閉ざし、連勝もストップ。
それでも!ホーム最終戦を勝利で!ファン・サポーターに歓喜を!と意気込んでいたはずの前節。
3失点の惨敗で、4連勝の勢いが完全に消える2連敗でホーム戦落胆フィニッシュ。
“今年もまた”昇格に失敗したこと。なにより、完全に相手を下回るパフォーマンスしか発揮できずに敗れたということも相まって。
試合後、監督が「申し訳ありませんでした」と。
長丁場のシーズンを戦ってきたチームに対する慰労の場でもあったはずの最終戦セレモニーは、さながらお通夜か葬式のようでした。
我々が欲しかったのは、謝罪なんかじゃない。チームの勝利だったはず。
あまりにも、後味の悪いホーム最終戦でした。

“終わり悪けりゃすべて駄目”
今年、プロ野球NPBでセリーグ2連覇を成し遂げたジャイアンツ。
昨シーズンの日本シリーズで屈辱の4連敗を喫したホークスにリベンジを果たすべく挑みましたが・・・結果は、まさかの2年連続4タテ。実質8連敗という無惨な結果に終わりました。
エース菅野の開幕連勝史上最多記録、4番岡本のホームラン王など、ポジティブな要素もたくさんあったシーズンであったにもかかわらず。
ネガティブ要素がそれらを打ち消してしまった。少なくとも、印象の上では。
同じように。
カターレに関しても、ポジティブな要素が全くなかったわけでは、決してなかったはず。
それでもやはり。
昨シーズン後半の躍進があっただけに、今年こそは!という期待値が高かったこと。
そして、無敗秋田に土をつける、アディショナルタイム連弾で逆転勝ちなど、実際にしっかりとハマれば期待に応えられる力を有していたこと。
しかし・・・同じパターンで同じように敗れてしまう、ここで勝たねば!という試合こそ落としてしまうなど、とにかく印象が悪い試合が多かった、と。
それこそ、昇格の可能性を自ら閉ざしてしまったり、ホーム最終戦で無惨な敗戦を喫したり。
そして迎える、最終戦。
最後までネガティブ要素に屈して3連敗フィニッシュとなり、“終わり悪けりゃすべて駄目”となってしまうのか?
それとも、最後こそ意地を見せて、少しでも希望を添えて、勝利で締めくくるのか?
後者でなくてはならないことは、言うまでもありません。

開催延期に伴う日程変更により、奇しくも昨シーズンの最終戦と同じく、アウェイでの沼津戦がシーズン最終戦となりました。
昨年は昇格の可能性がなくなった状態ながらも意地を見せて、3連勝フィニッシュ。それまで一度も勝てたことのなかった沼津に勝利して締めくくりました。
沼津にしても、長く指揮を執ってきた吉田 謙監督のラストゲームを勝利で飾りたかった試合。それでも、「そんなもん知らん」とばかりに3得点で快勝してみせたのでした。
そして、今シーズン。
開幕早々の第3節、シーズン初の有観客試合となったホーム沼津戦。そこで、89分という試合終了間際の失点でこらえきれずに敗れ、リベンジを許してしまうと。
続く第4節では、吉田監督の移籍先である秋田に、やはり77分という時間帯にやられて、2戦連続0-1負け。同じような負け方で連敗を喫してしまったのでした。
そんな借りを返さねばならない、今節。
皮肉なことに、今回はカターレのほうが、退任が決まっている安達監督のラストゲームというシチュエーションで迎えることに。
前年の逆パターンを許してしまい、やり返されて失意の3連敗フィニッシュとなってしまうのか?それとも、意地を見せて勝利で締めくくるのか?
後者でなくてはならないことは、言うまでもありません。

期待したいのは、武。
どうしても勝たねばならない試合であるからこそ。その勝利を、エースに託したいです。
2013年の苔口以来成し遂げられていなかった10得点の壁を、突破してみせた今シーズン。ならばこそ、クラブのシーズン最多得点記録11に並ぶ、さらに追い越す活躍でもって、有終の美を飾ってほしいです。
先日、入籍の情報がリリースされました。そんな自身の慶事に自ら華を添えるようなゴールでもって、笑顔でシーズンを締めくくってほしい。そう願ってやみません。

泣いても笑ってもシーズン最終戦。今シーズンのメンバーで戦う、最後の試合。
安達監督の下での最後の試合でもあるなかで。
結果をだせなかった無念は、あります。後悔もあることでしょう。
けれども。
一戦必勝、力の限り。
勝たねばならない試合を、勝つ。そのシンプルな真理を、貫け!!
後悔は、勝ってからすればいい!まずは、目の前の相手を打ち倒し、勝利を!!
ラストバトルを、必ずや勝ちきれ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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惨敗。後味の悪いホーム最終戦で期待を裏切る FC今治戦

2020-12-15 01:29:58 | カターレ富山
1-3で敗戦。
試合後に監督が「1年の総まとめになる良い試合が出来れば良かったが、逆に今シーズンを象徴するような良くない負け方をしてしまった。開幕戦から戦ってきて、今日のような試合展開で負けることが多く、非常に残念な結果だった」とコメントしましたが。
まさに、その通りの内容。
前節の敗戦により、昇格の可能性が消滅。
それでも!という気概を見せて、ホームのファン・サポーターの期待に応える勝利でもってホーム最終戦を締めくくらねばならなかった・・・にもかかわらず。
結果は、期待に応えるどころか大きく裏切ってしまう惨敗。
12月半ばの寒空の下に駆け付けたファン・サポーターを落胆させる結果しか残せず。過去に例のないシーズンのホーム最終戦は、後味の悪い幕切れとなってしまったのでした。

昇格の可能性が消滅したこと、そして3連戦の3戦目ということもあったのでしょう。
斎藤と椎名以外の9人を入れ替えるという大幅なスタメン変更を敢行。
それそのものは、今シーズンこれまでのターンオーバー編成のことを思えば、不可解でもなかったのですが。
要は、それでどう勝つか。
ほとんど数字上だけの可能性ながらも、昇格の可能性が消えていない今治。先だってリュイス監督の来季続投も発表され、J3初年度となる今シーズンをいかに締めくくるか、というなかで。
それでなくとも、前回対戦で0-3で敗れたリベンジを期して乗り込んできているのであって。
簡単な試合にはならない、そんな予感は開始前からすでにありましたが。
しかして、試合はそんな予感通りの展開に。
開始まえに細かく降り続いていた雨はやみ、それでも足元を気にしながらの試合となったなかで。
躍動していたのは今治のほう。2連勝中、3連勝を目指した戦いのなかで、その力を存分に振るっていた印象です。
そんななかで、前半から2点を奪取されてしまい、窮地に追い込まれてしまったカターレ。
ハッキリ言ってしまえば、ターンオーバーの失敗。
得点にかける意気込み、熱量というものが、あからさまに今治のそれに比べて劣っていました。
ガムシャラに、遮二無二相手陣内に攻め入ってゴールを奪う、そんな姿勢が、明らかに劣っていました。
それでいいのか?いいわけないだろ?ホーム最終戦だぞ?

本来であれば、もっと勝負の勘所での投入だったはずでしょうが。
後半開始時に、武と大谷を同時投入。
少なくとも3点獲らねば勝てないというなかで、勝負をかけざるを得ない。そんな起用。
すると、それに応えた大谷。
後半開始から6分という早い段階で、今治との前回対戦以来となるゴールを決め、1点差に詰め寄ることに成功しました。
さぁ、まだまだこれから!
・・・しかし。
その大谷が、足を痛めてしまい途中出場ながら途中交代という憂き目に遭うことに。
代わって入った松澤と、同時投入で松原。
先に、契約満了がリリースされていた松原。その彼にとってのホームラストゲームでもありました。
ビハインドを追いかける中で、代名詞であるところのロングスローでもって、なんとかチームを勝利に導く活躍を!
そう願っていた・・・のですが。
逆に、決定的な3失点目を喫してしまい。
一度は大ピンチをしのいだかに見えたものの、その流れの中から押し込まれての失点。いよいよもってダメージの大きいものとなってしまいました。
あきらめることなく挑め!最悪でもドローに!
そんな願いも虚しく。
スコアを動かすことは叶わず、タイムアップ。
勝利への意志を力に変えて、熱のこもったプレーぶりを発揮していた今治。その今治が、ある意味当然のように勝利して3連勝を達成した一方で。
ホーム最終戦を勝利で飾るという気概はどこへ?
今シーズンこれで13敗目。その大半が同じような負け方であったにもかかわらず、今回もまた、その反省が活かせないままに、同じように負けました。

試合終了後、ホーム最終戦セレモニーが行われたものの。
1108人と、最終戦にもかかわらず寂しい数字ですが、それでも集まったファン・サポーター。社長あいさつ、監督あいさつがあったものの・・・その言葉は、それでも駆け付けた人たちの心を打つことはなく、虚しく響くだけでした。
虚しさ、といえば。
安達監督の契約満了、来季続投をしないことが発表されました。
ありていに言えば、クビです。
つい先日、11月度のJ3最優秀監督の表彰があり、4勝1分け1敗という好成績であったことが讃えられましたが。
それも、虚しく響くのみ。
本来であれば行われるはずであったであろう、シーズン終了後のファン感謝祭も、今シーズンは執り行われず。
ホームでこれが最後というには、あまりにも寂しい、あまりにもやるせない結果となってしまったのでした。

正直、まだ心の整理はつきません。
黒部部長と安達監督が去ることとなり、現時点では来季の展望が全く読めないなかで。
暗澹たる気持ちが心を覆うなかで。

それでも。
まだ、シーズンは終わっていません。
残り1試合。
否応なく、シーズン最終戦はやって来ます。
3連敗で終わってしまうのか。
それとも、最後に一花咲かせるのか。
戦いは、続きます。
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第33節 FC今治戦

2020-12-13 00:02:04 | カターレ富山
昇格の可能性が消えてから初めての試合にして、今季ホーム最終戦。
地元のファン・サポーターの期待に応える勝利を挙げねばならないのはもちろんではあるものの。それでも、目標を達成できなかった喪失感というものも、やはりあるのではないかと。
それでも、勝たねば。
相手は、僅かながらもまだ昇格の可能性を残す今治。
それでなくともホーム戦であった前回対戦で富山に敗れているとあっては、リベンジを期して気合を入れて乗り込んでくるであろうことは、想像に難くなく。
そんな相手に半端な気持ちで対戦しては、してやられてしまうことは目に見えています。
だからこその、奮起が必要。
必ずや勝利し、ホーム最終戦を勝利で飾らねばなりません。

JFLからの昇格1年目ということを感じさせないほどに、今シーズンを奮闘している今治。むしろ、失うものなど無いという積極性が功を奏したかたちと言えるのかと。
その意味で、必達目標であるはずの昇格をまたしても逃した、カターレの喪失感。それを引きずっていては、勝てるものも勝てないでしょう。
前回対戦では3-0でカターレの勝利。とはいえ、スコアだけ見れば圧勝ではあるものの、それを鵜吞みにもできないようで。
そのときには主力を欠いたメンバー編成であった今治。さらに、8月の15時開始試合ともなれば、暑さによる影響というものはホームアドバンテージとは関係のない要素であったこともまた、確かであったかと。
そして、なによりも。
シーズン中盤の前回対戦とは異なり、シーズン最終盤のチームとして成熟している状況での対戦。
それが証拠に、というべきか。
現時点で、無敗のままに優勝を成し遂げるほどの最強っぷりを発揮した秋田に対して、2つだけ勝利を挙げたチームがあり。
それが、ほかでもないカターレと今治。
前回勝ったから今回も勝てる、とは、さすがに楽観的に過ぎます。
控えめに言って同格、あるいは格上撃破の気概を以て挑まねば、普通にしてやられてしまうことになるのではないかと。
僅かながらに昇格の可能性を残していることもさることながら、J3の1年目の今治が、少しでもより良い実績を残さんと高みを目指すのは、道理。
それを跳ね返すのは容易ではないでしょうが、それでも。
それでも、やり切らねば。
苦戦予想を良い意味で裏切るような完勝でもって返り討ちにする、その姿勢は絶対に必要。
来シーズンもJ3で対戦する可能性が高い今治に対して、苦手意識を植え付けるくらいの勝利を挙げねば。
苦手意識というものの厄介さというものは、前節の熊本戦の敗戦で、思い知ったところ。
だからこそ、今節。リベンジを期して乗り込んでくる今治を、完膚なきまでに叩いて次回対戦にまで引きずるくらいの返り討ちに遭わせねば!そんな気概は、絶対に必要です。

3連戦の3戦目、そしてホーム最終戦。
昇格の可能性は無くなったとはいえ、勝たねばならない試合であることは確かであるなかで、どのようなメンバー編成となるのか。
正直言って予想は難しいですが、それでも。
単なる消化試合としてやり過ごす、というのであれば。例えば、これまで出場機会の少なかった選手に華を持たせる、といった起用もあるかもしれませんが。
そうではないはず。勝たねばならない試合なのだから。
今季のターンオーバー編成、必ずしも成功したとは言えません。
しかし、それでも。
信じて貫いてきた道。最高の結果に結びつけることは叶わなかったけれど、それでも。やってきたことを、無かったことにはできません。
だからこその、必勝を期す布陣であるべきで。
期待したいのは、平松。
前節、期待をかけられてスタメン出場したものの、結果を残せずチームも敗戦。もちろん彼ひとりの責任ではないにせよ、それでも。やはり、やりきれない気持ち、無念さというものは大きかったかと思います。
これまでの傾向で言えば、今節出場するならば、スタメンではなく途中出場かと思いますが。
出場するならば、是非とも奮起してほしいです。そして、10得点の大台に乗せるゴールでもって、チームを勝利に導いてほしい。
それを期待させるだけの活躍をしてきた、今シーズンの実績。ならばこそ、ホーム最終戦である今節、ファン・サポーターの期待に応える活躍でもって、カターレ富山に平松あり!と知らしめてほしい。そう願います。

コロナ禍によって開幕が延期となった今シーズン。
本来の予定であれば、シーズン最終戦がアウェイでの今治戦のはずでした。
奇しくも、ホームとアウェイの違いはありつつも、やはり最終盤の対戦となった今節。
「どちらにせよ、勝っていた」
そう言い切れるだけの勝利でもって、締めくくらねばなりません。
勝ち点差2、勝利すれば順位が入れ替わる直接対決。勝たねばならない理由しかありません。
それこそコロナ禍の影響で、例年であればちょうど今頃に開催しているであろうファン感謝祭が、今シーズンはありません。
つまりは、今シーズンの選手たちが直接見られる機会というものは、ホーム最終戦である今節が最後であるということ。
悲願成就は叶わなかったけれど、それでも。
これまで応援し続けてきた思いというものは、これまでと変わらず。いや、これまで以上ですらあったかもしれません。
だからこそ、勝ってほしい。
勝利の歓喜を、ホーム・県総にもたらしてほしい。

消化試合なんかじゃない!
必ずや、勝つ!!
必勝の気概を力に変え、勝利を、勝ち点3を、奪い獲れ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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終戦。無念の敗戦で昇格の夢潰える ロアッソ熊本戦

2020-12-11 00:40:26 | カターレ富山
0-1で敗戦。
なんというか・・・今シーズンのカターレらしい幕切れであったな、というのが率直な感想です。
今シーズン、今節を含めて12敗もの負け試合を重ねてしまいましたが。
そのうち、手も足も出ないレベルで完膚なきまでに叩きのめされただとか、突然の予期せぬアクシデントでどうにもならなかった、というものは、ほとんどなく。
また、これだけ相手が凄いプレーをしたなら負けを認めざるを得ない、というほどの、ある意味納得の負けも、あったかどうか。
つまりは。
ほとんど、同じような負け方。
決めるべきところで決められず、決められてはいけないところで決められて勝てない、と。
今節にしても、まさにそのパターンでした。
如何ともしがたいほどに力の差があった、どうにもならない状況で敗れてしまった、というわけでなく。
少なからずチャンスもあったなかで、それをものにできず。一方で、こらえなければならないところを我慢しきれずに失点、それが敗戦につながってしまったかたち。
終わり悪けりゃすべて駄目、などと切って捨てるような言い方は、したくはありませんが。
それでも、やはり。
極論を言えば、優勝以外はすべて失敗というのがリーグ戦であって。
昇格という大目標を果たせなかったなら、それは3位も18位も変わらない・・・というのは、いささか乱暴な言い方ではありますが。
もちろん、「それでも!」と言い返したい。
今シーズン必死に戦ってきた成果を、無駄であったと切り捨てたくなどない。
けれども。
やれるだけのことを、やったのか?と。
後悔は尽きないにしても、なにかやりようはあったのでは?と。
でなければ、「ここ一番!」という試合で、これまでと同じような負け方であえなく敗れる、そして希望が絶たれる、ということを・・・どうにも、受け入れたくないのが率直な気持ちです。

中3日3連戦の2戦目、それでもターンオーバー要素は最小限とし、現在のベストメンバーと言える編成を目指したスタメン。
言わずもがな、負けたら終わり。
もちろん、他クラブの動向次第という他力本願ではあったものの、それでも。
昇格の望みをつなぐことはもちろんとして。
もしもそれを成し得なかったとしても。
J参入後は昨年の1度きり、JFL時代を含めてすら2度しか達成していない5連勝。
それを、苦手としている熊本を撃破して成し遂げる意味というものは、他所がどうこうではない、自クラブの問題として大きな価値があることは明らかでした。
4連勝は偶然やまぐれではない、実力だと。それを証明する戦いでもありました。
前半、武や椎名が熊本ゴールを脅かし、5連勝への、久方ぶりの熊本戦勝利への期待を抱かせました。
GKのファインセーブに阻まれてはいたものの、それでも試合は終了のホイッスルまでわからないぞと。
どんなかたちでもいい、やり切る姿勢こそが肝要だと。

しかし。
後半に入って状況は一変。
ギアを上げてきた熊本に対し、終始防戦に追われることに。前半のうちに10本のシュートを放っていた攻勢は完全に鳴りを潜めてしまったのでした。
それでも、なんとか活路を見出して反攻に転じねばならなかった・・・のですが。
60分、谷口 海斗に決められてしまい、先制を許してしまうことに。
リーグトップの16ゴールを挙げていたなかで、チームは7戦連続勝ちなしという苦境。それでも!というエースの意地が、17得点目にしてホームの期待に応える先制ゴールとなったかたち。
一方のカターレは、ほぼ同じタイミングで3試合連続ゴールがかかっていた武を交代させることに。
正直言って、最後まで引っ張ってほしかったです。
確かに、うまくいかない雰囲気もあったし、疲労もあったでしょう。けれども、先のセレッソ大阪U23戦のことを思えば、最後の最後まであがいてほしかったと。
ただ・・・ある意味、ジレンマというか。
負けたら終わりのトーナメント戦のように挑まねばならないのは確かであったものの。一方で、3連戦の2戦目、リーグ戦が続くこともまた、確か。
次節の出場を見据えたならば、限界まで引っ張るわけにもいかない。
そういった、矛盾というかパラドックスというか。
大野、大谷といったFW選手を投入して反撃を試みるも、奏功せず。当たっていたGK内山 圭の守る熊本ゴールをこじ開けることは、叶いませんでした。

試合終了、そして、昇格の可能性が消滅。
上位陣が軒並みしっかりと勝ちきったことで、5位から一気に9位にまで順位を落とすことに。
負けるわけにはいかない、勝たねばならない試合を落としたカターレ。
またか、と。
今シーズンここまで12の敗戦のうち、勝てた試合、負けなくていい試合が大半。
今節もまた、例にもれず。
これが実力、などと断じてしまうのは簡単でしょうけれど。
それでも、やりきれない。
こうなってしまう前に、取り返しがつかなくなる前に、なんとかならなかったのか。
後悔先に立たず、とは言いますが、それでも。
無念は、残念な気持ちは、やはり拭えません。
これまでの頑張りを否定することは、したくない。けれども、これが現実。
受け止めるには、つらいですが。

リーグ戦は、まだ終わりません。
残り2試合。
消化試合としてなんとなくこなすだけ、というものにしてはならない。
それを、チーム一丸となって体現できるかどうか。
勝たねばならない試合しかない。どうでもいい試合などない。
願わくば、残り2戦2勝フィニッシュ。
悪い意味でのこれまで通りを繰り返す敗戦など、願い下げです。
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