行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

先制弾も実らず。“いつもどおり”の逆転負けで、さらに苦境へ  アビスパ福岡戦

2014-09-30 23:36:02 | カターレ富山
1-2で敗戦。
ホーム戦が4試合集中した9月。
連敗を止め、シーズン初めて連続で勝ち点を挙げ、さらには12試合ぶりの勝利でアウェイ戦初勝利。欲しくてもついてこなかったなかにあって、ようやく挙げた勝ち点5であったのに。
そこから、勝たねばならないはずのホーム戦であっさりと連敗。簡単に“負け点6”。9月もまた、負け越し。
「積み重ね」って、いったいなんだろう?
およそ2ヶ月前になりますが、アウェイ湘南戦でのこと。
失点したときの流れもそうだったし、明らかに相手のプレーのクオリティが上、ということをまざまざと見せつけられました。もちろん、だからといって勝てなくてもしょうがないということにはなりませんが、それでも、力の差は認めねばならないと感じさせられたものでした。
その意味で言えば。
前節も含めてですが、勝てない試合ではなかった。いや、今節ならば先制した以上は勝たねばどうしようも無かった試合だったはず。
なのに、いつもどおり注意しなければならない時間帯に失点してしまい、いつもどおり追加点を挙げることができず、いつもどおり相手に決定的なしごとをさせてしまい、結果としていつもどおり敗れる、と。
惜敗、とは言えません。
「積み重ね」と言えば・・・悪い意味での積み重ねが表れただけなのだから。

出場停止の井澤に代わって大西がスタメン、前線は苔口、宮吉、敬介という東京ヴェルディ戦のメンバーに戻して臨んだ今節。
試合開始直後はお互いに探り合い、という試合展開でしたが、そんな中で迎えた20分。
CKの流れから、伏兵と言っていいでしょう、池端が大胆にオーバーヘッドシュート。そのこぼれ球を詰めた秋本が移籍後初ゴール、というかたちで先制。予想外なかたちでの得点でしたが、経緯はともかく、勝つためには得点しなければはじまらない。リーグワースト総得点であるカターレにとっては、どんなかたちであろうが、まず得点することそのものがだいじだったわけで。
その後は福岡に押し込まれるような場面もありつつも、前半は1-0で折り返し。良い時間帯に追加点を決めていれば、ということでしたが、そのあたりは叶わず。
確かに東京ヴェルディ戦は1-0で勝利したものの、守備が万全だから1点で充分、なんてわけでもなく。優位に進めるためにも、このままではいけないだろう、ということはわかっていたはずですが・・・。
不安は的中し、60分。セットプレーから失点。また、こらえどころをこらえきれないというかたちで追いつかれてしまったのでした。
宮吉に代えて白崎、前節の復帰から連続出場となった朝日の投入で勝ち越し点を狙うも、奏功せず。
引き分けですら駄目、勝つことしか考えるな!という状況ではあったのですが・・・可能性を感じるプレーではなく、もうちょっとどうにかならなかったのかよ、というミスばかりが目立つような展開。
相手優位にあったとしても、それをこじ開けて勝機を見いださねばならなかったのに、出来ないままに時間がすぎていく、と。
そして、81分。新潟出身、親御さんも見に来ていて張り切っていた酒井 宣福に逆転ゴールを許してしまうことに。
直後には先日加入発表がなされた中田 大貴がJデビューとなる出場を果たし、直後にはドリブルで攻め上がるシーンもありましたが、得点には至らず。
試合を締めるべくしたたかにボール回しをする福岡に対し、運動量の落ちたカターレではついにとらえられず、試合終了。
無得点ではもちろん、得点しても勝てない。
また、試合運びのつたなさを露呈してしまうかたちで、勝たねばならない試合を落としてしまったのでした。

21位の讃岐も敗れたため、勝ち点差は9のまま。讃岐が勝ってカターレだけ敗れるという最悪の結果でこそなかったものの、それはあくまで最悪でなかったというだけで。
こちらが勝ち点を挙げることを最低条件としつつ、讃岐が負けることを祈らねばならない展開で、それを果たせず。
残り試合数が減ってしまっているなかにあって、ついに勝ち点差が試合数を上回ってしまう事態に。
少なくとも4勝は挙げなければならない、しかも讃岐が負けて勝ち点を挙げられていない中でという条件付きで。
讃岐にとってみれば、たとえ敗れても富山が勝ち点差を詰められなければそれでOKという状況で。
9月に4試合あったホームゲームは、結果的に1勝も出来ず。後味の悪い連敗〆という内容に、ファン・サポーターの落胆は、やはり大きいです。
10月12日にはファン感謝祭が企画されていますが、このままでは、合わせる顔もないでしょう。
やるべきことがやれていない状況ですが、それを仕方ないなどと言いたくはありません。
やるしかないのだから。
退路はなく、たとえつらくとも逃げ出すことはできないのだから。
降格回避のためには、勝つしかない。
可能性が低いとかはどうでもいい。
結果を、出せと。
言い訳なら後で聞く。その前に勝てと。
このままではいけない、勝って変わらなければならないということを、ゆめゆめ忘れてくれるなと。
いつもどおりを打破した先にしか希望はないと、肝に銘じなければなりません。
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第34節  アビスパ福岡戦

2014-09-27 21:20:16 | カターレ富山
前節より中4日、3連戦の3戦目。引き続きホーム戦としてアビスパ福岡を迎え撃ちます。
群馬戦では前々節の勝利を引き継げず、連勝ならず。負け無しも3でストップしてしまいました。
ここであえなく連敗してしまったならば、今シーズンこれまでの悪かった時期となんら変わりはありません。むしろ、勝ち点差と残り試合数を考えればただの1敗以上の深刻なダメージとなってしまうこと確実です。
だからこそ。ここが、踏ん張りどころ。
ここで勝つことで、いかに状況が厳しかろうが絶対に諦めないという姿勢を、結果が伴うかたちでホームのファン・サポーターに示さねばならないのだから。

例年になく選手の出入りが激しい今シーズンでありますが、さすがにもう無いだろうと思っていたら・・・。
25日をもって、ヘジュンが退団となりました。一身上の都合で韓国に帰国とのこと。
2013年に大卒ルーキーとして加入、ヨンドク、ヨングンと韓国人トリオで切磋琢磨してきました。通算でリーグ戦5試合、天皇杯3試合と出場機会は多くありませんでしたが、なんというか、プレーに“熱”を感じる選手でした。昨年の天皇杯山形戦などでも、機を見たラインの押し上げ、前への推進力など、見ていて感心させられたのが印象的だったことが思い出されます。
他クラブへの移籍というかたちでの離脱でないだけに、詳細がわからないぶんなんとも言えませんが、それでも。
いままで、カターレのためにありがとう。この先の人生に幸あれ。

話は戻って福岡戦。
現在12位ながら、プレーオフ進出圏内6位まで勝ち点差6、当然のように昇格を意識して臨むことになる福岡にとっての終盤戦。しかしながら、このところは無得点が続き3連敗中と苦戦を強いられています。
前節は後半の最後の最後で失点してしまい、連敗中だった東京ヴェルディに敗れ、冨樫新監督に初勝利を献上してしまっています。
3連戦というコンディション的に難しい状況であるにせよ、福岡にとってみればヴェルディに続いて下位チーム、しかも最下位の富山なんぞにやられるわけにはいかないと、鼻息も荒く乗り込んでくるのではないでしょうか。
なかなか得点には結びつかないとはいえ、攻撃のかたちはできている。あとはそれを決めるだけ、と。

なかなか得点に結びつかない、か・・・。今季リーグワースト総得点のカターレが、どれだけそう思ってきたことか。
つい前節も、チャンスを活かせず無得点で敗れたばかり。他のどのチームよりも増して、身につまされているというのが本当のところです。
逆に。
得点さえ決まれば、勝てるチャンスがうんと高まるということ。
ここ数試合、以前に比べて格段に守備力が安定してきました。もちろんそれが必ずしも勝利に結びついていないのは問題ではありますが、それでも。
以前の良くなかった時期ということで言えば、福岡との前回対戦に当たる第13節が、まさに典型的な展開でした。警戒しなければならないとわかりきっていたはずのCKから失点、先制点を奪われてしまいガックリ。その後も主導権を明け渡してしまい、反撃の糸口をつかめないままに追加点を決められ、反撃はPKによる1点にとどまって完敗、と。
そんな良くなかった時期と比べて、今は明らかに安定している。前節の敗戦にしたところで、良くなかった時期であったならば、先制点を奪われて気落ち→追加点を奪われて勝負あり、という悪いときの「いつものパターン」に陥っていたであろうところを、そうならなかった。
前々節勝つことが出来たのも、守備で集中力を失わなかったがゆえ。
だったら、やってやるしかないだろうよ、と。前節の反省を活かし、零封して勝つ。相手にペースを譲っている場合じゃない、それを確かな自信に裏打ちされた守備で見せねば。

期待したいのはヨングンとテホンの両韓国人。
井澤が累積警告で出場停止、代わってのボランチ出場は平出か大西か?というところですが。やはり、その一角を担うであろうヨングンには、確かな責任感とともにプレーを全うしてほしいと思います。
前節にしても狙っていくべき場面でシュートを放ったはいいものの、それがことごとく大きく枠外。今節は、大胆さと慎重さを合わせて、したたかにゴールを狙う姿勢を見せてほしいところです。
そして、テホン。相手にとって前回対戦時との最大の相違点は、身長185センチDFの有無、と言っても過言ではないかもしれません。セットプレー時にも、常に意識せざるを得ない存在として立ちはだかることかと。
高さもさることながら、ヴェルディ戦での決勝点をアシストしたロングボールなど、足下の技術も確か。それら持てる力をフルに発揮し、前回と同じでない富山の力を見せつけるためにも、活躍を期待したいです。
ヨンドクに続き、ヘジュンがチームを去りました。加えて、韓国語仲間のガオはAFC U19選手権に中国代表として招集されて離脱中。残された韓国人ふたり、わけてもヨングンにとっては、いろいろと思うところもあるでしょう。
だからこそ。
カターレには自分が、キム ヨングンがいるんだぞ、同郷のテホンとともにチームを引っ張るんだぞ、という気概を、是非とも勝利につながる果敢なプレーぶりで見せてほしい。そう願わずには居られません。

反攻の9月、今シーズン初めての月間勝ち越しがかかったこの試合。
勝つしかないだろうよ。勝つ以外にありえないだろうよ。
確かに、福岡は苦手なチーム。これまでたったの1勝しかしていないし、ホームでは勝てたことがない。
けれども、そんなデータを気にしている場合ではないのは確実。勝てるかどうか、じゃない。勝つしかないのだから。
そこは、逆転の発想で。
ホームで勝ったことがないというのなら、ここで勝つことができたならば単なる1勝以上に勢いづくこと請け合い。そのチャンスだととらえるべき。
これまで1勝という福岡戦、苔口がカターレ史上初のハットトリックを決めて完勝したあの試合。
その勝利は、奇しくも昨年の9月最終日曜日でした。
だったら。その再現と行こうじゃないか。
今度もまた、勝とうじゃないか。

必勝を期して臨め!!
勝つ以外の選択肢など、無い!!!
勝利への意志を力に、そして勝ち点3という結果へと繋げ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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善戦止まりで連勝ならず。9差は変わらず、窮地に変わらず。  ザスパクサツ群馬戦

2014-09-24 23:25:18 | カターレ富山
0-1で敗戦。
今季初のアウェイ戦勝利から、ホームへと戻って今季初の連勝に挑んだ今節で。久しぶりの13時キックオフであり、4698人を集めました。13試合ぶりのホーム戦勝利への期待も高まっていたのですが・・・。
負け惜しみを百も承知で言いますが、勝たなければならない試合であったのは無論のこと、勝てる試合でもありました。
あからさまな実力差があってやりこめられてしまった、という試合ではありませんでした。
こちらの調子が悪すぎて勝負以前の問題なんて試合も、不本意ながら今季これまで何度もありました。しかし、今節はそうではありませんでした。むしろ、頑張りが見て取れる試合であったくらいで。
それでも、負けた。
何度となく言われ続けていることですが・・・やはり、勝負の勘所というものでしょうか。そこを上手く引き込めた群馬が勝ち、出来なかったカターレが敗れた。そんな試合でした。
21位・讃岐も敗れたため、カターレだけ敗れることによって勝ち点差がさらに開くという最悪の事態こそ免れましたが・・・1試合消化し、また追い詰められることに。
可能性は消えていないし悲観してもはじまりませんが、それでもやはり。
連勝が必須であった状況でそれを成し遂げられず、ある意味“いつもどおり”の零封負けということでは・・・。
次の試合は中4日ですぐにやって来ます。
駄目なところ・出来なかった探しをするのではなく、いかに勝つかだけを追求しつつ、次なる勝利へと繋げねばなりません。

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第33節  ザスパクサツ群馬戦

2014-09-23 00:57:56 | カターレ富山
久々に挙げることの出来た勝利の余韻も覚めやらぬなかで迎える今節。ホームでザスパクサツ群馬を迎え撃ちます。
残留へ向けて、追撃態勢待ったなし。調子が上向いてきたとはいえ、未だ最下位という事実に変わりはなく、勝ち点を積み上げ続けることでしか状況を打開出来ないのだから。
それでも。
やはり、ここ3試合で結果を出し続けられているということは非常に大きいと言えます。
当然のことながら、積み上げた勝ち点は減らない。今までは、その当然のことをなかなか意識できませんでした。勝てなかったり負けたりを繰り返す中にあって、差は広がるばかりだったから。
しかし、結果を出して勝ち点に結びつけられたことで、思い出したはず。
勝てば、差を詰められる。
もちろん讃岐や東京ヴェルディの結果次第である部分も少なくないし、必ずしも詰められるわけではありません。けれど、今までは勝てない自分たちに手一杯すぎて希薄であった「追撃」という概念を、改めて意識できるようになった部分は、やはり大きいかと。

現在19位の群馬は前節の札幌戦に3-0の快勝、連敗を4で止め7試合ぶりの勝利。最下位の富山を相手に連勝を、という意気込みで乗り込んでくるはずです。
それでなくとも、負けられないという強い意志を持って臨む試合となるかと。
前節のあと、秋葉監督が今シーズン限りでの退任を表明し、クラブも了承したとか。低迷の責任を取って、というかたちでしょうが、選手たちにとってみれば、「自分たちが不甲斐ないばかりに」という悔しさとともに、「監督に花を持たせるためにも勝つしかない」と気合いを入れ直していることではないかと。
前節の監督交代から初勝利を!と意気込んでいたヴェルディに続き、またもや監督のために一丸、というやっかいな相手と対戦するかたちとなります。
しかし、それを言うならば。
今季、ほかのどのチームよりも辛酸をなめてきたカターレ。実際、監督の進退伺いという事態まで。
それでも。続投を決め、結果がなかなか出せない中にあっても、歯を食いしばって頑張ってきた。
その、プライド。
それは、決して安いモノではありません。

前節、勝てたことはもちろん喜ばしいことであり、無失点で抑えきったことも収穫でしょう。けれどその一方で、1点しか獲れなかったことは、やはり克服すべき課題がまだクリアされていないことの表れでもあるかと。
1点差でも勝ちは勝ちではありますが、2点、あるいは3点も獲れるようになっていたならば、精神的余裕も段違いだろうに。
もちろん、それが簡単にできるようであれば、リーグ最少得点なんぞにはなっていないわけではありますが。
チームが上昇ムードである今だからこそ。それを盤石のものだと、決してまぐれでないという確信を得るためにも、積極果敢にゴールを狙う姿勢、そして実際に得点を挙げるということについて、今一度認識を新たなものとし、かつ、勝利につながる布石としていかねばなりません。
前線で頑張る宮吉と敬介の活躍に期待したいです。
移籍加入以来、試合を追うごとにだんだんとフィットしてきた感のある宮吉。守備面においてもファーストディフェンダーとして積極的にボールに絡んでいこうとする姿には頭が下がります。もちろん本職である攻撃的プレイヤーとしての動きのキレも、相手にとっては軽視できないだけの、ある意味嫌らしさが。
これまでのカターレにおいて、同じような役割を担ってきた敬介。そのふたりが連携を高めて相手に狙いを絞らせない動きができたならば。きっとつけいる隙も生まれるはず。
彼らが持ち味を発揮して相手陣内深くまで切れ込み、そこから中央へ折り返したとき、きちんと得点へと繋げることができるかどうか。
いや、できるかじゃない。やらねば。
守備ももちろん大事ではありますが、やはり、得点無くして勝利無し。
ならばこそ、1点とは言わず2点でも3点でも、果敢に狙い、決めてしまうまでのプレーを求めたいです。

前回の群馬戦はシーズン序盤の第5節。ホーム2連戦で2連続逆転負けという屈辱的な結果を受け、そこから巻き返さねばならなかったはずが、返り討ちに遭ってしまいました。
逆転されたとはいえそれなりの手応えがあった2戦とは違い、守備のもろさを露呈、さらに攻撃も沈黙という0-2というスコア以上の惨敗。
今にして思えば、14戦にも渡って続いたリーグワーストタイのアウェイ連敗も、実質的には群馬戦の敗戦から始まったような気がします。第2節の岐阜戦もオウンゴールを含む0-3負けという散々な大敗でしたが、それよりもなお、後につながる負のオーラが滲み出ていた試合の発端となった、という意味で。
だったら。
アウェイ戦連敗という呪縛を断ち切った今こそ、そのリベンジのときでしょう。
ここで、6月末以来のホーム戦勝利を待ちわびるファン・サポーターの前で、しっかりと連勝を成し遂げること。
そのことが、これまで失いかけてきた自信と誇りを取り戻すことになり、さらには残留という目標に対する明確なモチベーションともなり得るはず。
ならば、やるしかない。
勝ちきるしかない。
勝って、最下位なんぞでは終わらないという、確たるメッセージを示さねば。

勝つ!
当然のように勝つ!
勝てる可能性を、疑うな!
残留へ向けてやれること―――勝つことを、確実に成し遂げろ!!
勝たれ!!!富山!!!!
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ワースト記録阻止!ついに掴んだアウェイ戦勝利で残留へ勢いづく!  東京ヴェルディ戦

2014-09-22 11:35:53 | 日記
1-0で勝利!
2試合連続勝ち点という流れから、あとは勝利を、アウェイ戦今季初勝利を挙げなければならない試合だった今節。1-0の零封勝ちで見事に勝ちきってみせました。
確かに、相手は3連敗中で20位というヴェルディだったかもしれないし、好調なチームをはねのけての勝利ではなかったかもしれません。
けれど。
相手がどこであろうとも、どんな状態であろうとも。「たった1勝」を挙げるのに、これまでどれだけ苦労してきたことかと。
むしろ、ヴェルディにとっても残留のために勝たねばならない試合だったのであって。そのために監督交代という「劇薬」にも手を出し、それでなくとも負けられない必勝を期したホーム戦、簡単な試合ではなかったはず。
事実、先制したはいいものの、ハーフタイムで交代投入された平本 一樹を中心として攻め込まれてしまい、後半は特に厳しい戦いを強いられました。先制点を挙げることそのものがあまりなかった今季ですが、あるいは早い時間帯に追いつかれでもしていたら、そのあと勝ちきれていたかどうか。
テホンはまだ2試合目、ガオに代わって負傷明けの池端、試合中にもイエローをくらってしまった秋本など、不安と言えば不安もあった最終ライン。失点してしまえば、また「いつものように」ガクッと気落ちして逆転負け、という事態もありえたのではないでしょうか。
しかし、そこで踏ん張りきった。
ここ数試合で特に安定してきた守備に、選手たちすべてが責任をもってしのぎきったことは、ものすごく価値あることだと思います。

そして、なんと言っても素晴らしかったのが、決勝点となった苔口のゴール!
フリーの状態であったチャンスを逃さず、ピンポイントでロングボールを蹴り込んだテホンのキックも、もちろん特筆モノでした。それでも、この試合のマンオブザマッチは間違いなく苔口。その「ここしかない」という精度で放たれたボールを、これまた素晴らしいタイミングで胸トラップ。落とした位置も絶妙で、シュートまでまったく無駄のない完璧な動き。そして・・・これがなにより重要。「きちんと、決めきった」。
せっかくのチャンスを活かせず、結果的に勝てる試合を、勝たねばならない試合を落としてしまったことも、これまで少なくありませんでした。
けれど、そこでうつむくことなく、向上心を失うことなく勝利のために努力してきた。
それが実を結んだかたちで生まれたスーパープレーだと思うと、胸が熱くなります。
これで、今季7点目。もちろん、2シーズン連続10得点越えを目指してほしいし、また、勝利のためには必要なことです。
後半に負傷交代というかたちでピッチを後にすることになってしまいましたが、ここはぐっとこらえてほしい。
中2日でもう次の試合という日程の中ではありますが、けっして無理をせず、それでいて闘争心は失わず、ふさわしいチャンスに備えてほしいところです。

既存の選手もそうですが、やはり、頑張りが目立つのが新加入の選手たち。
アシストを決めたテホンはもちろんそう。キック精度もさることながら、そのまえに相手陣内までしっかりと上がっていたからこそ出来たキックだったのであって。しっかりと自分の成すべきことを考えた結果が生んだアシストだったのでしょう。
そして、前がかりになって攻め込んできたヴェルディのシュートにしっかりと対応、ゴールを守りきってみせた廣永。FC東京出身としてヴェルディには負けたくないというライバル心を、しっかりと結果に結びつけてみせました。
宮吉も、残念ながら2試合連続ゴールとはならなかったものの、得点を狙っていく意志を感じるプレーぶり。空振ってしまってシュートならず、という場面もありましたが、そのときそのポジションに居られたこと自体、そんな意志がなければそもそも出来ないこと。次はホーム2試合連続ゴールを狙ってほしいと思います。

これで、3試合連続で勝ち点奪取、9月負け無し。讃岐が引き分けたために一気に勝ち点差3ぶんというわけにはいかなかったものの、それでも差を詰めて9差。
残り10試合で厳しい状況にあることそのものは変わりないのですが、それでも、まだ諦めるなんて考えられない状況であるとも言えます。
まだ、なにも奪われてはいない。
だったら、やるべきことはひとつ。勝つこと。
まずは次節。アウェイ戦初勝利に続いて、今季初となる連勝をきめてやろうじゃないかと。
都合の良い奇跡などを願うより―――今必要なのは、やるべきことをやって、それを勝利という結果に結びつけること。
この1勝を、ただのまぐれなどで終わらせないために。
勝って兜の緒を締めよ。
選手たちの奮起に期待です。
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