0-1で敗戦。
昨年7月の同スタジアムでの前回対戦時と同様、スコアレスドローという結果になるのではないか―――正直、その可能性を高く見積もっていました。いや、だからこそ、その可能性をはねのけて勝利をつかむ重要性、昇格を争うライバルを相手に勝ち点6ぶんの価値のある勝利を挙げる必要性があった・・・のですが。
なかなか点の入らない堅い試合になるという予想に関しては、そのとおりでしたが。
前半29分、セットプレーからのワンチャンスをものにされ、失点。
追いつき、逆転せねばならない立場に立たされたカターレ。しかし、反撃が功を奏することは無く。結果、無得点で敗れることに。
スタメンの発表に驚いたファン・サポーターも多かったかと。ケガの影響もあって昨季1度も出場のなかった馬渡が、今季初出場初スタメン。
思えば、ルーキーであったちょうど2年前の5月。同じアウェイ長野戦でプロデビューを果たしたのでした。
もちろん練習からの取り組みが認められての抜擢ではあるでしょうが、本人としてはやはり、そのプロとしての原点をしっかりと再確認しながら臨む試合となったことかと。
天候は快晴ながら、吹き抜ける風の影響を考慮しながらのプレーが求められた試合。
前半のうちから、予想通り堅い展開に。お互いにボールに激しく向かっていき、一進一退。
そんななか。
中央の遠目から、カターレから移籍していった三上が果敢にシュート。上に外れて決まりこそしなかったものの、可能性を感じるシュートでした。
監督が試合後のコメントで「あのような惜しいシュート、前向きなシュートがあると流れが変わることがある」と振り返りましたが、まさにそんなシュート。
実際、そこから長野に流れが傾き、29分にFKから頭で合わせられ、失点。結果的にそれを決勝点とされてしまったのでした。
三上に関して、「相変わらずだな」という印象。
カターレ在籍時もそうでしたが。膠着状態から、良い意味で場の空気を読まないシュート。
もちろん決まるのが最良でしょうが、決まらずとも、攻撃の意志、ゴールへの意志をしっかりと示すには重要なこと。結果論でものを言うわけではありませんが、事実、それが流れの奪取につながったのも確かであったし。
そういった彼の持ち味というものが、移籍していった先でも変わっていなかったというのが、なんともまた。
それよりも。
カターレの側でも、そういったプレーをしなければならなかったのではないかと。
このブログの今節のプレビューでも触れましたが、個人的には陽次にそういった「空気の読まなさ」というような要素を期待していたのですが・・・。
思うようにいかない展開のなか、前半は僅かにシュート1本。
堅い守りを崩す展開には持ち込めませんでした。
前節のYS横浜戦では、不甲斐ない展開であった前半からハーフタイムをはさんで一念発起、後半開始早々に得点し、それを勝利に繋げました。
その再現を目指すべく臨んだ後半戦。
53分に北井、61分に萱沼、76分に柳下と、攻撃的ポジションの選手を早めに次々と投入。「どうしても点を獲る!」という意思を示した起用。
そうして守る長野に押し気味に試合を進めたものの・・・。
苔口が「最後にシュートで終われていなかった。センタリングを上げてもクリアされてカウンターを食らうというのがきょうも多かった。もっと合わせていくこと、積極的にシュートを打つ意識をもつことが必要だと感じた。」と振り返ったように。
ここぞ!という場面で決められないという、これまでも抱えてきているところの課題というものを・・・今節の重要な一戦で開眼することができたなら、それはとても大きなプラスとなったはずですが。
どうにもならず。
克服は、出来ずじまい。
結果、堅守を誇る長野に今季10試合で7回目の零封試合を達成させ。1点を守り切られるかたちで敗れました。
また、「ここぞ!」で勝てなかった。
去年のJ2復帰失敗の最大要因は、やはり「ここぞ!」で勝てなかったこと。
それを、またも繰り返してしまった。
長野と3あった勝ち点差。6に突き放すはずが並ばれてしまい、得失点差で1上回られて4位に降下。
シーズン1/3を消化。
それを、「まだ1/3、残り2/3ある」などというのは、いささか楽観に過ぎるでしょう。
「ここぞ!」で勝てない課題をクリアできないことには、先行きは暗いとしか言いようがありません。
もちろん、このままで良いわけがない。
課題がクリアできていなかろうが、決定力不足が続いていようが、試合は待ってくれません。他クラブはカターレの成長を待ってはくれません。
ならば、どうするか。
決まっています。自分たちで、なんとかするしかない。自分たちで、勝ち切る強さを1分1秒でも早く身に着けていくしかない。
長野との再戦は半年後、11月19日のホーム戦。
その時までに、この痛い1敗を乗り越え、対戦でもリベンジを果たすために。
悔しかったら、勝て!!
勝ち続けることでしか道は拓けないのだから。
昨年7月の同スタジアムでの前回対戦時と同様、スコアレスドローという結果になるのではないか―――正直、その可能性を高く見積もっていました。いや、だからこそ、その可能性をはねのけて勝利をつかむ重要性、昇格を争うライバルを相手に勝ち点6ぶんの価値のある勝利を挙げる必要性があった・・・のですが。
なかなか点の入らない堅い試合になるという予想に関しては、そのとおりでしたが。
前半29分、セットプレーからのワンチャンスをものにされ、失点。
追いつき、逆転せねばならない立場に立たされたカターレ。しかし、反撃が功を奏することは無く。結果、無得点で敗れることに。
スタメンの発表に驚いたファン・サポーターも多かったかと。ケガの影響もあって昨季1度も出場のなかった馬渡が、今季初出場初スタメン。
思えば、ルーキーであったちょうど2年前の5月。同じアウェイ長野戦でプロデビューを果たしたのでした。
もちろん練習からの取り組みが認められての抜擢ではあるでしょうが、本人としてはやはり、そのプロとしての原点をしっかりと再確認しながら臨む試合となったことかと。
天候は快晴ながら、吹き抜ける風の影響を考慮しながらのプレーが求められた試合。
前半のうちから、予想通り堅い展開に。お互いにボールに激しく向かっていき、一進一退。
そんななか。
中央の遠目から、カターレから移籍していった三上が果敢にシュート。上に外れて決まりこそしなかったものの、可能性を感じるシュートでした。
監督が試合後のコメントで「あのような惜しいシュート、前向きなシュートがあると流れが変わることがある」と振り返りましたが、まさにそんなシュート。
実際、そこから長野に流れが傾き、29分にFKから頭で合わせられ、失点。結果的にそれを決勝点とされてしまったのでした。
三上に関して、「相変わらずだな」という印象。
カターレ在籍時もそうでしたが。膠着状態から、良い意味で場の空気を読まないシュート。
もちろん決まるのが最良でしょうが、決まらずとも、攻撃の意志、ゴールへの意志をしっかりと示すには重要なこと。結果論でものを言うわけではありませんが、事実、それが流れの奪取につながったのも確かであったし。
そういった彼の持ち味というものが、移籍していった先でも変わっていなかったというのが、なんともまた。
それよりも。
カターレの側でも、そういったプレーをしなければならなかったのではないかと。
このブログの今節のプレビューでも触れましたが、個人的には陽次にそういった「空気の読まなさ」というような要素を期待していたのですが・・・。
思うようにいかない展開のなか、前半は僅かにシュート1本。
堅い守りを崩す展開には持ち込めませんでした。
前節のYS横浜戦では、不甲斐ない展開であった前半からハーフタイムをはさんで一念発起、後半開始早々に得点し、それを勝利に繋げました。
その再現を目指すべく臨んだ後半戦。
53分に北井、61分に萱沼、76分に柳下と、攻撃的ポジションの選手を早めに次々と投入。「どうしても点を獲る!」という意思を示した起用。
そうして守る長野に押し気味に試合を進めたものの・・・。
苔口が「最後にシュートで終われていなかった。センタリングを上げてもクリアされてカウンターを食らうというのがきょうも多かった。もっと合わせていくこと、積極的にシュートを打つ意識をもつことが必要だと感じた。」と振り返ったように。
ここぞ!という場面で決められないという、これまでも抱えてきているところの課題というものを・・・今節の重要な一戦で開眼することができたなら、それはとても大きなプラスとなったはずですが。
どうにもならず。
克服は、出来ずじまい。
結果、堅守を誇る長野に今季10試合で7回目の零封試合を達成させ。1点を守り切られるかたちで敗れました。
また、「ここぞ!」で勝てなかった。
去年のJ2復帰失敗の最大要因は、やはり「ここぞ!」で勝てなかったこと。
それを、またも繰り返してしまった。
長野と3あった勝ち点差。6に突き放すはずが並ばれてしまい、得失点差で1上回られて4位に降下。
シーズン1/3を消化。
それを、「まだ1/3、残り2/3ある」などというのは、いささか楽観に過ぎるでしょう。
「ここぞ!」で勝てない課題をクリアできないことには、先行きは暗いとしか言いようがありません。
もちろん、このままで良いわけがない。
課題がクリアできていなかろうが、決定力不足が続いていようが、試合は待ってくれません。他クラブはカターレの成長を待ってはくれません。
ならば、どうするか。
決まっています。自分たちで、なんとかするしかない。自分たちで、勝ち切る強さを1分1秒でも早く身に着けていくしかない。
長野との再戦は半年後、11月19日のホーム戦。
その時までに、この痛い1敗を乗り越え、対戦でもリベンジを果たすために。
悔しかったら、勝て!!
勝ち続けることでしか道は拓けないのだから。