行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

監督解任について

2015-08-27 22:57:28 | カターレ富山
8月27日付で、岸野監督およびヨンデヘッドコーチの解任が発表されました。
今年1年でのJ2復帰について限りなく赤に近い黄信号が灯っているなかにあって、先の天皇杯県代表決定戦敗退がトドメとなった格好のようで。
後任に関してはこれから選定、当面はS級ライセンスを持つ澤入GMがGM業と兼任で指揮を執ることに。

なんというか。どうにもこうにも、やるせなさを感じざるを得ない決定のように思います。
たしかに、成績不振に陥ったクラブの監督がその責任をとるかたちで解任されるということは、サッカーに限らずプロスポーツの世界では日常茶飯事とも言えること。
それそのものは、ままならない現状を打破するための一手としては、選択肢の中に入ってくることではありますが。
もちろん、いかに主力メンバーではなかったとはいえ、プロクラブがアマチュアクラブに敗れるなんてのは、あってはならないこと。アイデンティティそのものが揺るがされます。
しかも、天候や怪我人、不慮の退場などのアクシデント要素からの敗戦であったなら、まだ弁明、言い訳の余地も無くはないでしょうが・・・今回のそれに関して言えば、純然たる「力負け」であり、フォローのしようがありません。セミプロ級のとんでもない選手が大暴れした結果、とかではなく。ただ単に、アマチュアクラブに対して力が劣った、と。
その責任が問われるのはわかりますし、解任の条件になることも頷けます。

ただ。
今、この時点での解任が、果たして本当に適切な判断なのかどうか?という面では、いささかの懸念も。
J2復帰を本気で狙っているのであれば。
むしろ、解任のタイミングには遅すぎ。優勝はもちろん、2位すらほとんど不可能に近い状況になってからの監督変更に、どれだけ意味があるのかと。
6月21日の第17節・J22戦のあと、スタジアムに居残ってGMを呼び出して問いただす、ということがありました。あくまで一部のサポーターの意見ということにはなりましょうが、現状を憂う声、打破する必要性はGM本人に伝わっていたことかと。
その後、GMの打った手は、夏補強での椎名、萱沼の獲得。基本的には各選手の成長に期待、という路線。
もちろん、金銭面をはじめとしていろいろなしがらみがあり、その中で出来ることを模索した結果、ということではありましょうが。
はっきり言って。
1年での復帰を目指すため、現状を打開するためになりふりかまわず、というふうには、まったく受け止められませんでした。

なのに。
もちろんプロ失格の烙印は耐え難い屈辱ではありますが、だからといって、監督を代えたから納得、とはならないかと。
監督交代は諸刃の剣。メリットもありましょうが、デメリットだって少なからずあるわけで。
それを差し引いてなお、というのでありましょうが・・・だったら、なぜ。なぜ、ほぼ手遅れになるまで引っ張った?と。
もし1年での復帰を至上命題として掲げていたなら、なぜ一向に勝ち点が積み上がらない状況を「成長を期して待つ」なんて座視していた?と。

後手に回ってい待っている感が、すごくあります。

そこで、ある意味最後の手段であるところの監督交代をして、はたして、それに見合っただけの成果を挙げられるのかどうか?
そもそも、ただでさえJ3へと落ちこぼれたクラブが、さらにプロ失格の烙印。そんなクラブに対して、シーズン途中から監督を引き受けるような人材がいるのか?という疑念。
正直なところ・・・マイナスのイメージのほうが強いです。

見返したいならば。
結果を出すことでしか、道は拓けません。
そのことを、交代劇でうやむやにすることだけは、あってはならないのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プロ失格。自分たちの弱さで敗れ、歴史に汚点を残す  富山新庄クラブ戦

2015-08-24 19:48:56 | カターレ富山
2-2(PK 3-4)で敗戦。
はじめにあらかじめ記しておきますと。
文中、「プロなのにアマチュアを相手に」というような表現がありますが、それは新庄クラブをはじめとしたアマチュアクラブ全般に対し、軽んじたり侮ったりするような意図は全くないということを書いておきます。ご了承ください。
富山新庄クラブのみなさん、優勝おめでとう。天皇杯1回戦においては、富山県代表の誇りを胸に精一杯のプレーをし、健闘されることを願います。

そして、カターレ。はっきり言って、情けないの一言です。
そもそもが。J2からの降格という憂き目にあってさえいなければ、参加さえなかった富山県大会決勝戦。出場していることそのものが、ファン・サポーターの失意、やるせなさの上に成り立っているものであったはずなのに。その汚名を返上するには、確実に勝つことのほかなかったはずなのに。
それでなくとも、リーグ戦においても期待を裏切り続け、優勝はおろか2位の可能性すらも遠く霞んでいる状況で。天皇杯の頑張りで一花咲かせることは不可欠であったはず。
いったい、ファン・サポーターをどこまで失望させれば気が済むのかと。
これで、たとえば「予期せぬレッドカードで人数が減ってしまい、いかにプロとアマと言えど、数的不利は覆せなかった」だの、「アクシデントで要の選手が負傷退場、間に合わせの布陣ではいかんせんうまくいかなかった」というようなことがあった、とかであれば、まだ少しは言い訳にもなったかもしれませんが。
“カターレがいつもどおりのサッカーをやって、いつもどおり勝てなかった”
感想としては、これしかありません。
いつものように、逃げの横パス。「横を向いたサッカー」。
いつものように、チャンスで一気呵成に縦方向へ攻めるべきときに、時間がかかってそうできない。
いつものように、精度を欠いて誰も合わせられないクロス。
いつものように、シュートを狙うべきタイミングでパス。
いつものように、遮二無二ゴールに迫っていくぞ!という気概が感じられない。
いつものように、試合全体の流れを考えたサッカーが出来ず、勝負所があやふや。
リーグ戦でこれまで出場機会の少なかった選手で構成されていた?そんなことは関係ないでしょう。
むしろ、これまで出られなかったからこそ、積極果敢なプレーでもって力をアピールしなければならなかったでしょうに。
やっていたことと言えば、普段と変わらない悪い意味でのいつもどおり。経験の少ないぶんだけ、「劣化版」だったかもしれないけれど。
チーム力の底上げを目指して、あえて経験の少ない選手を起用したとのことだけれども。その目標は、全然果たされていなかった、と言ってもさしつかえないかと。
この敗戦は、偶然じゃない。
アマチュア対プロの構図であることを自覚しながらも、だからこその必死のプレーを見せた新庄クラブ。
対して、プロの誇りにかけて叩きつぶすくらいの気概を見せねばならなかったのに、それが出来なかったカターレ。
まぐれなどではありません。ただ、自分たちの弱さに敗れただけ。
試合後、一部のサポーターが罵声を浴びせたりもしていましたが。
ほとんどのファン・サポーターは、無言。拍手も無し。
それが、この試合に対する評価。
負けたら終わりの一発勝負―――本当にそれをわかって臨んでいたのかと。
ただ、やるせなさしか残らない・・・失望感しか得られない、そんな結果となったのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天皇杯 富山県代表決定戦  富山新庄クラブ戦

2015-08-22 21:36:05 | カターレ富山
天皇杯の富山県代表を決める第20回県サッカー選手権決勝。当時JFLに所属していたクラブ初年度の2008年以来、7年ぶりに挑むこととなります。
これまでも感じさせられてきたことではありますが・・・あらためて、J2からJ3への降格というものを意識させられます。
初年度に県代表として臨んだのを最後に、その後はJ2クラブとしてあたりまえに参戦していた天皇杯。その、あたりまえの参加資格を失ってしまったのだということ。
J3所属のカターレは、スーパーシードとして、この決勝戦さえ勝てば県代表。出場そのものには一手間が加わっただけ、と見ることもできますが・・・一方で、今回対戦する新庄クラブをはじめとした県内各クラブにとっては、いたずらに県代表としての出場を阻む障害でしかない。プロクラブとしてより良き有り様であったならば、起こらなかった事態でもあるわけで。
感じても仕方のない申し訳なさ、いたたまれなさを抱かずにはいられません。
とはいえ。
そういった感傷も、あるいは“思い上がり”ともとられかねません。
なぜなら、いくらカターレが富山県サッカー界の頂点にあるクラブとはいえ、勝負事であるかぎり、100%の勝利は無いから。J2クラブとして100%出場していたときとはわけが違うということ。勝つか負けるかしか決着のないトーナメント戦。負けた時点で即終了。それはこの県選手権決勝戦でも例外はないのであって。
いくらプロの力を見せて相手を0点に封じ込めていたとしても。これまでリーグ戦でも悩まされ続けているところの決定力不足によってこちらも得点出来なかったとしたならば。
延長の末にPK戦、運の要素も多分に絡むPKで敗れる、なんてことも、充分にあり得る話です。
格上のクラブとして、それは許されない。
いかに、降格という無様を晒してしまったとはいえ。それでも、「やっぱりプロのクラブはモノが違う」という別格ぶりを、勝利という結果で示さねばならないのです。

カターレが別枠となっていた間、県選手権過去5連覇、富山県代表として天皇杯に出場し続けて来た新庄クラブ。かつてカターレでプレーしていた県出身の野嶋 良が選手兼任監督を務め、同じくカターレでプレーしていた景山 健司、石黒 智久が在籍しています。
昨年は1回戦で福井県代表のサウルコス福井と対戦したものの敗退、続く2回戦でJ1・アルビレックス新潟に挑戦することはできませんでした。
下位カテゴリからの下克上、ジャイアントキリングが天皇杯の醍醐味。
不完全燃焼に終わってしまった昨年の雪辱を晴らす意味でも、この決勝戦も全力で挑んでくるはずです。むしろ、カターレは上位カテゴリの中にあってもランクが下であるJ3クラブ。そこを突破できずして上位食いもないだろう、というくらいの気構えかもしれません。

J参入以後は、ずっと初戦は同カテゴリ・J2クラブとの対戦だったカターレ。下位カテゴリのクラブとの公式戦は、先述の県代表として臨んだ2008年、天皇杯2回戦で当時北信越リーグのツエーゲン金沢に敗れて以来。
当然と言えば当然ながら、練習試合と公式戦では勝手が違います。そんななかで、これまで経験に乏しい「勝ってあたりまえ」というプレッシャーに晒されながらの試合。
戦力的に上回ってさえいれば勝てる、と断言できるならば苦労はないわけで。
戦力的に上回っているはずなのに勝てない、なんてことが、今シーズンのリーグ戦だけでどれだけあった?
それを思うとき、「曲がりなりにもプロクラブなら、アマチュアに負けるなんてありえない」などと、言い切るなんてことがどうして出来ようかと。
絶対に勝たねばならない対戦であるからこそ。
ここは冷静に、1点でも多く獲ったほうが勝つという大原則に立ち返ることが必要なのではないでしょうか。
そのためには、格下だからと侮るなどということはもってのほか。
トーナメント戦を勝ち進んできたという経験、夏場の13時キックオフという試合の経験ということから言えば、逆に新庄クラブに有利な面さえある。そこに公式戦での格下相手との対戦経験が不足という要素を加えたならば、決して楽観して良いものとも思えないのです。
それでも、結果を出さねばならない。勝ってあたりまえという評価に、結果を伴わせなければならない。
プロの意地というものを、見せるのは今です。

この対戦にあたり、リーグ戦での経験の少ない選手を起用、編成を大幅に入れ替えて臨む方針とのこと。決してなめてかかるわけではなく、リーグ戦第3クールに向けて、戦力の底上げを狙って。
当然ながら、練習試合と公式戦ではわけが違います。
公式戦でしか得られない緊張感に加えて、下位カテゴリクラブに負けるわけにはいかないというプレッシャー。変な話、リーグ戦の出場のほうが気分的には楽、ということすらあるかもしれません。
ここでしか得られない、貴重な経験。それを乗り越え、これまで控えに甘んじてきた状況を覆すだけの力に変える選手が現れること―――それを狙っての、入れ替え。
出場選手たちには、個人としても、チームとしても最大限の力を発揮してほしいところ。
「さすがはプロ」との賛辞を得ること、プロとしてのプライドを磨くということ。
格下が相手かもしれません。しかし、手を抜いて良い要素など、微塵もありはしないのです。

この県選手権決勝に勝利したチームが富山県代表として、天皇杯1回戦、同じ県総で沖縄県代表と対戦することとなります。
過去、2008年にツエーゲン金沢に敗れて、2012年には1回戦で岡山に敗れたことで、県総にて行われた次の試合への進出が出来ませんでした。
地元クラブが、ホームスタジアム・県総を明渡してしまったという屈辱。
可能性で言うなら、今回もそうなることはありえるわけで。
もちろん、それは願い下げ。
絶対に勝たねばならない戦いを制し、勝利を挙げるために。
全力で、挑め!
必ずや勝利し、文句のつけようのないほどに明らかに、そして高らかに。つかめ、富山県代表の座を!!

勝たれ!!!富山!!!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続く劇的勝利!再びアディショナルタイムゴールで連勝!  ガイナーレ鳥取戦

2015-08-18 00:35:53 | カターレ富山
2-1で勝利!
1-1のまま迎えた試合終了間際、途中出場の進藤が値千金の決勝ゴール!前節に続いての劇的アディショナルタイムゴールで連勝を飾ったのでした。
試合内容については劣勢を強いられる時間が多く、決して楽な試合ではありませんでした。敗れていたとしてもおかしくはなかった展開。
しかし、踏ん張った。
なかなか好機を見出せない展開も我慢し、33度近い暑さにも屈せず。粘り強くプレーし続けた結果が呼び込んだ2連勝。
9勝6分け9敗と負け越しが続いていた戦績を五分に戻し、敗れていたなら7に開いていたところの6位鳥取との差を1に縮め、まだまだあきらめないという姿勢を示したこの結果。
必勝を期して臨んだ試合で、しっかり勝てたというその意義。
次週から天皇杯の試合を挟むこととなりますが、そのあとの第3クール開始へと、この勢いを継続していかねばなりません。

夏場の15時開始、気温32.6度、湿度67%という厳しい条件下での試合となった今節。
前回対戦同様、キックオフ前に陣地変更が行われたなかでの試合開始。前回のそれは明らかに風の影響でしたが、今回は風もあったでしょうが、日差しの影響を考慮しての変更であったのかもしれません。
その試合開始から間もない4分。
相手CKからの流れをブロック、そこからのカウンター。サイドラインを割るかというボールに猛然とダッシュして追いついた北井が、中央へパス。萱沼が相手DFを引きつけることで空いたスペースに走り込んだ中西が蹴り込み、ゴール!欲しかった先制点を決めるべき選手が決めるという、理想的なかたちで先制することに成功したのでした。
しかしながら、そこから一気呵成にというわけにはいかず。
なかなか良い攻撃のかたちが作れないままもたついている間に、徐々に盛り返してペースを握った鳥取。プレーの質の部分では、相手の方に分があったように思います。
そんななか、22分。
寄せの甘さからクロスを上げられてしまい、中央でヘッドで合わせられて失点。追いつかれてしまうことに。
相手の上手さというよりは、自分たちの至らなさが招いた失点―――今季ここまで、幾度も繰り返してしまってきたパターン。今回もまた、そこから勝利を逃す展開に陥ってしまうのか?という懸念がもたげてきてしまったのでした。
その後も鳥取ペースで、なかなか反撃の糸口が見出せないままに時間が経過。
それでも、逆転ゴールまでは許さず。42分には強烈なシュートをGK飯田が横っ飛びで阻止というファインセーブも。劣勢にあっても、それでもなんとかしなければ、という気持ちは失わずに。

同点で迎えた後半。
その開始から8分という段階でアクシデント。北井が接触プレーで頭部を切ってしまい、処置のために一時的にひとり少ない状況に。
それでもしっかりとしのぎ続け、北井もテーピングを施して復帰。積極的にシュートを狙っていくなど、怪我に屈することなく勝利を狙う、という気概を見せました。
前後半共に給水タイムがとられたように、本当に過酷な条件下での試合。さらには相手ペース、なかなか決定的状況が作り出せないという厳しい展開。
そんななかにあっても、それでも選手たちは懸命にプレー。
66分には苔口、78分には前節のプロデビューに続いて2試合連続出場となった進藤を投入。勝利へのてこ入れが図られました。
相手ペースの中にあっても決定的な仕事はさせずにしのぎ続ける一方で、こちらもなかなか攻勢を強められず。
ジリジリとした展開の中、時間が過ぎていく。

そして、後半アディショナルタイム。
アクシデントに見舞われながらも積極性を失うことのなかった北井。そんな彼がディフェンスをかわして果敢にシュート!それをGKがはじいたところを、詰めていた進藤が頭で押し込んでゴール!
予想外すぎる伏兵の劇的ゴールに、駆けつけたファン・サポーターのテンションも最高潮に!
とはいえ、当人にとっては練習から想定してたパターンで、「こぼれてこい」と念じていたのがまさにそうなった、そしてそれを冷静に決めたということだったようで。ともあれ、デビュー2戦目にして挙げた嬉しいプロ初ゴール。前節は出場したことだけが収穫で仕事ができなかった、とのことでしたが、そこから連なった今節の出場チャンスで大仕事をやってのけました。この成功経験は、彼にとってプロとしてやっていくにあたり、大きな糧となったことでしょう。

そして、試合終了。厳しい試合にあってもそれに屈せず、見事に勝利。
思えば、前々節は後半アディショナルタイム失点で敗戦。そして前節と今節ともに後半アディショナルタイム得点で連勝。最後の最後まで何が起こるかわからない、という試合が連続しているな、と。
前節もそうでしたが、正直、試合内容については反省点も多く、褒められた出来ではありません。
しかし、それでも。それでも、勝った。勝って勝ち点3を得るという結果に結びつけることが出来た。
これまでの積み重ねというものを、結果に繋げることが出来るようになってきた。
確かに厳しい試合ではあったものの、暑さでへばってしまったからというわけではなく。シーズン前のキャンプの頃から、こういった暑さによるきつさを想定しながらのトレーニングを継続してきた成果とも言えるかと。それによって、プレー内容で厳しいところはあっても、コンディション面で自滅という状況には陥らずに済んだことは、やはり大きいのではないかと。
前節は久々のスタメンとなった朝日が、プレーのみならず精神的な部分でもチームを引っ張り。ミスが続きながらもへこたれなかったレンペーが、値千金の決勝ゴールを挙げ。
前々節に痛恨の1発レッドで退場、前節は出場停止となった北井。それだけに今節にかける意気込みは並ならぬものがあったでしょうが、それを試合で遺憾なく発揮。アクシデントにも屈せず、2得点に絡む大活躍。
そして、これまでの努力が実を結ぶかたちで出場機会を勝ち取り、結果を出してみせた進藤。
積み重ねが、成果となって表れているという実感。
この感覚を、是非とも大切にしてほしいです。
まだまだ改善点は多く、「勝ったからそれで良し」というわけではありません。
それでも。
この成功体験が、今後の力になる。そう確信します。

第2クールが終了し、第3クール開始となる次節までは、間に2週挟むことに。
その間にある天皇杯の試合というものには、リーグ戦とカップ戦の違いから、まったく同じ感覚で臨むというのは難しいかもしれないけれども。
前々節の敗戦をも含めて、ここ最近の流れというものを、しかと自分たちの力に取り込んで臨んでほしいと思います。
勝利のために全力を尽くすこと。
その当たり前のようでいて難しい命題に関して、手応えを得た今だからこそ。
その手応えをまた確かなものとしていくために、精進を続けなければなりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第26節 ガイナーレ鳥取戦

2015-08-15 17:09:12 | カターレ富山
早いもので、第2クールも今節でラスト。第2節での対戦から約5ヶ月、チュウブYAJINスタジアムにてガイナーレ鳥取と対戦します。
前節、およそ3ヶ月ぶりにホームで勝利したカターレが、同じく3ヶ月遠ざかっている連勝を成し遂げるために。必勝を期して臨まねばなりません。
勝利したものの、力の差を見せての勝利ではなく、むしろ紙一重の勝利。決して状態が良いわけではありません。
それでも。
あたりまえと言えばそうですが、勝つのと負けるのとでは天地の差。
あきらめることなく勝利へ邁進し続けたことがもたらした勝利。
その重さを知るからこそ、次に、すなわち今節の勝利、連勝へ繋げなければなりません。

前回対戦は開幕直後の第2節、開幕連勝をかけての今季初アウェイ戦でしたが、1-2で敗戦。
強風の中、退場でひとり欠いて10人という苦しい状況にあったものの、それでも勝たねばならなかったのですが、力負け。チームの未熟さが出てしまう敗戦となったのでした。
そのあともずっと未熟さというものは足を引っ張り続け、1年でのJ2復帰という目標から大きく遠のくかたちで、現在7位。
同じくJ2から降格し、諸事情から復帰を断念せざるを得なくなっている鳥取。彼らからすれば、「チャンスがなくなったわけでもないくせに不甲斐ない」なんて言われそうですが・・・。ならばこそ、勝ち点4差で6位の鳥取に打ち勝ち、今節での逆転はないにせよ、「まだあきらめたわけじゃないぞ」という意思を示す対戦としなくては。
そう、あきらめないという意思。
前節、誰よりもカターレ富山を知る“ミスターカターレ”朝日があきらめない意思を示して試合に臨んだこと。そして、それを試合終了直前決勝ゴールというかたちで体現してみせたこと。
言うは易し、行うは難し。
実際、ほめられた内容の試合ではなかったけれど、それでも勝利という結果につなげてみせた。
その成功体験を力に変えて、連勝の原動力とすることができるかどうか。
鳥取は難敵でしょうが、むしろそれがいい。手強いからこそ半端な覚悟で挑むわけにはいかないことがわかるから。

期待したいのは、レンペー。前節の盛岡戦勝利の立役者。そこで得た経験を今節に活かさねばならないところです。
盛岡戦も気合を入れて臨んでいたはずです。前回対戦時には出場停止で出られなかっただけに。
しかし、試合ではミスを連発。失点にこそつながらなかったものの、「決勝ゴールを決めたからすべてチャラ」とは、なかなか言えません。
そして、今節。その出場停止の原因であり、退場でチームに迷惑をかけてしまったことが敗戦の一因ともなった鳥取戦。
当然、リベンジの気持ちはあるでしょう。けれど同時に、それだけではうまくいかないことは、図らずも前節で証明済み。
ならば。
ここが、力の示しどころでしょう。
無失点に抑える守備は当然として。なんなら2試合連続ゴールを決めて、前節のあきらめることなく勝利を追い求めるという姿勢が、それを勝利につなげられたことがまぐれなどではなかったことを、結果で示さねば。
攻撃陣で期待したいのは、中西。
7月5日の藤枝戦を最後にゴールから遠ざかってしまっていますが、ここいらでしっかりと決めて勝利に貢献してほしいです。
デビュー戦でいきなりゴールを挙げた開幕戦。その勢いをかって連勝を狙うなかで臨んだものの、敗れてしまった鳥取戦。
あれから5ヶ月。経験を積み、チームに不可欠な存在となった彼が、再び連勝をかけて挑む今節。
あのころとは違うことを、成長の証を得点というかたちで示さねば。中心選手としてのプライドを示す試合としなければなりません。

鳥取と町田の元J2クラブとの対戦は、ここまで3戦全敗という不本意どころではない戦績。
カターレにも意地があります。プライドがあります。
残り3試合を全勝するために。その気概をみせつける勝利こそが、いちばん長くJ2に在籍していたクラブの矜持と知らねばなりません。
だったら。
負けて良い理由などなにもなし。むしろ、勝たなければならない理由しかありません。
第2クールの締めくくりとなる試合で連勝を成し遂げるために。
夏場の15時開始試合。お互い、J2にいたころには組まれなかったであろう条件での試合。
負けるわけにはいかないライバルに、打ち勝て!!!
元J2のプライドを示せ!そして勝て!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする