行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】2013 カターレ富山 選手インプレッション その3

2013-02-28 23:59:54 | カターレ富山

今シーズンのファンクラブグッズが届きました。
イヤーブックを読むと、否が応でもテンションも上がるってもんですよ。
開幕まで、あと少し。
期待は高まるばかりですよ。

それでは、選手インプレッションの第3回を。
#16 谷田 悠介
けが人続出のチームにあって、本来の左サイドだけでなくときにボランチ、ときにSBを務めるなど、そのユーティリティー性を発揮してチームを支えました。
派手さはないけれど、その堅実なプレーぶりは、まさに職人。縁の下の力持ちとは彼のためにあるような言葉かと。
途中出場も多いですが、それでもしっかり対応できているあたり、意識の高さのなせる業でしょう。
今季もまた、陰に日向にチームに貢献してほしいです。

#17 木本 敬介
昨季はけがに泣かされてしまったひとり。J2通算100試合出場を果たしたものの、不本意なシーズンであったことでしょう。
アウェイ草津戦での決勝ゴールアシストのように、一瞬の飛び出し、スピードという持ち味に関しては、やはり唸らされるものがあります。それだけに2季連続で無得点というのは、FWとして寂しい限り。
アローズ時代からの盟友・西野の引退に際し、自らの進退についても考えることもあったのではないかと。
かつてのJFL新人王も、若手の台頭を受けて立つ中堅に。結果を伴う奮起に期待がかかる、勝負の年となりそうです。

#18 西川 優大 (背番号変更 28→18)
昨季は第5節北九州戦で移籍後初得点、続く第6節松本戦では2ゴールを挙げる活躍でシーズン初勝利に貢献と、期待に違わぬスタートを切ったものの・・・その後はけがで戦列を離れてしまうことに。
残留争いが佳境に入っていくなかで、終盤戦はスーパーサブ的な起用をされました。
下位直接対決だったアウェイ町田戦では、2点差で敗色濃厚だった試合終了間際、「このままでは終わらん!」とばかりに意地のゴールを決めて一矢報いました。ただの1敗以上のダメージがあった敗戦でしたが、そのゴールがあったからこそ、次の岡山戦で引き分け、鳥取、京都と連勝できたのではなかったかと。その京都戦で値千金のゴールを決めたのもまた、西川でした。
得点感覚は間違いなくいいものを持っているし、前線からの献身的な守備もチームカラーに非常にマッチしています。
だからこそ、きっかけさえあれば結果もついてくる、そんな気がする選手です。

#19 池端 陽介
昨季はJリーグ通算300試合出場を達成した大ベテラン。継続は力なり、とはよく言ったものです。
アウェイ京都戦ではその豊富な経験に裏打ちされた読みが的中し、あわやという決定的なピンチをしのいで見せたプレーが印象的でした。
ただ、そのように良い時はすごく良い半面、プレー判断が中途半端になってしまうことがあったりと、悪いときとの波が大きい、という側面も。
競争が激しくなっているポジション争いを勝ち抜けるかどうかは、安定して持てる実力を存分に発揮できるかにかかっている、と言えるのではないかと。

#20 三根 和起 (京都サンガF.C.より期限付き移籍加入)
ルーキーイヤーだった昨季は出場2試合・無得点。その無念さを晴らして成長を遂げるべく、身長190センチの大型ストライカーがカターレを武者修行の場に選びました。
物おじしない性格、前線で強引に点に絡む姿勢を安間監督も高く評価。大化けが期待される逸材です。
カターレにはFWとして同じタイプの大先輩・黒部がいます。是非ともそのプレーぶりを見て盗み、自らの力に変えて成長を果たしてほしいです。
得点力不足に悩むカターレを救う存在になってくれたら、と。

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【J特】2013 カターレ富山 選手インプレッション その2

2013-02-27 23:57:11 | カターレ富山
昨日開幕したACLで、ブリーラムユナイテッドの一員として凱旋した平野がスタメンフル出場。
録画放送で観たのですが、国際試合での堂々たる戦いっぷりに、カターレサポーターとしては頼もしいやらくすぐったいやら。
もちろん彼にとっての母国開催という意味合いもあったでしょうが、だからといってお情けでスタメンだったわけでもなんでもない。ちゃんとブリーラムというチームにとって必要な選手であるからこその出場だったということが、そのプレーからにじみ出ていました。
昨季Jリーグ2位・仙台の名だたる選手たちを相手にもひるむことなく果敢に攻め立て、ヘッドでゴールを脅かす場面も。
移籍が決まって以降、遠い異国の地で息災にやっているだろうか?と気になっていましたが、どうやら杞憂であったようです。
まだ、平野の挑戦は始まったばかり。がんばれ!

カターレ選手たちも、元チームメイトの活躍に大いに刺激を受けたことでしょう。
平野も頑張っている、ならば負けずに頑張らねば!
タイでもJリーグが放送されているそうだし、こちらの情報も随時伝わっていくことでしょう。ならばこそ、今年のカターレは心配ご無用だぜ!ということを示して安心させてあげないと、というとこですかね。

それでは、選手インプレッションの第2回を。
#7 朝日 大輔
けが人が続出してしまった昨シーズンにあって、最大の誤算が朝日の長期離脱であったことは間違いないところかと。
前年は全試合出場、まさに必要不可欠な存在であっただけに、シーズンの半分以上を棒に振ってしまったのは痛すぎました。
とはいえ、出場するようになってからはその存在感をいかんなく発揮。2ゴールにとどまりはしたものの、そのどちらも、大事な試合で簡単ではない状況を打破して決めたファインゴールでした。
今年にかける意気込みには、並ならぬものがあるはず。ミスターカターレの躍動が、チームを勝利へと導くことでしょう。

#8 大西 容平
昨季はチーム最多出場。なかなかベストメンバーが組めない苦しい状況を支え続けた功労者です。
シーズン終盤は本職ではないボランチで起用されましたが、見事に適応。タイジローとのコンビは、チームの巻き返しの原動力ともなりました。そのあたりのサッカーセンスというものは、流石というか。
とはいえ、今季は中盤のポジション争いも激しくなることが予想され、いかに大西といえどもレギュラーの座は盤石とは言いきれないでしょう。
しかし、だからと言って簡単に明け渡すつもりなどないはず。
安間サッカーの体現者として、今年も活躍を期待します。

#9 黒部 光昭
今年で35歳を迎えるベテランながら、その抜きんでた存在感に陰りはありません。FWとしての強さ、うまさ、安定感というものは、彼ならでは。
負傷して流血しながらも、最後までピッチに立ってチームを引っ張り、連続勝ちなしを阻止した愛媛戦。その傷も癒えない中で迎えた強豪・千葉戦では、2得点を挙げる活躍で見事に撃破。
また、ベテランらしい老獪さを発揮したのがアウェイ京都戦。ペナルティエリア付近で倒されてFKを得た際、遅延行為にあたらないレベルで間を作り、相手の気を削ぎました。そこからのセットプレーで見事に決勝点を挙げて勝利したというのだから、黒部の隠れたファインプレーだったでしょう。
3年連続でチーム最多得点を挙げているものの、昨季の5点では満足していないはず。今季こそ、納得のいくかたちで4年連続最多ゴールを目指してほしいところです。

#10 苔口 卓也
昨季はけがの影響もあり思うように得点を伸ばせず、4点どまり。しかしながら、それぞれの得点シーンは内容の濃いものでした。
ホーム初勝利を挙げた岐阜戦での決勝ゴール、15戦連続勝ちなしをストップさせた愛媛戦の決勝ゴール、「先制しながら追いつかれた試合は勝てない」というジンクスを打ち破った鳥取戦の決勝ゴール。数字以上に、鮮烈な印象を残しました。
まだ、いけるはず。その力に磨きがかかれば、この程度ではおさまらないはず。
今季もまた、ファン・サポーターを沸かせる熱いゴールを願わずにはいられません。

#11 ソ ヨンドク
昨季ブレイクを果たし、チームMVPに選ばれたこともまったく異議なし。オフには引き抜きも懸念され、新体制発表直前まで契約が更新されずやきもきさせられましたが、チーム残ってくれてほっと一安心。
代名詞とも言うべきヨンドクミドルは、相手チームの脅威に。パス回しが主体のチームにアクセントをつけるドリブル、高いテクニックで積極果敢に仕掛ける姿は、スタジアムを大いに沸かせました。
今季は、「富山にソ・ヨンドクあり」と、他チームも警戒してくることでしょう。それをかいくぐって更なる輝きを放てるかが問われます。
ヨングン、ヘジュンという後輩を導く立場も求められる今季。さらなる成長を遂げ、スケールアップを果たしてほしいです。

#13 キム ヨングン (アルビレックス新潟より期限付き移籍加入)
U23韓国代表にも選ばれた逸材が、出場機会を求めて期限付き移籍。即戦力との大きな期待を受けて加入しました。
移籍の決断に当たっては、1学年上にあたるヨンドクの存在がやはり大きかったことでしょう。プロたるもの、試合で活躍してナンボ。控えでくすぶるよりも実戦を通じて成長する道を選び、そこで確かな実績を積み上げたヨンドクの姿に、自分の活きる道を見出したということでしょう。
カターレが昨シーズン得点力不足に悩まされたのは、中盤が活かせなかったからという部分が大きいです。その弱点を克服するためのカギを握るのが、ヨングンの活躍。
先駆者・ヨンドクに追いつき追い越す勢いで、チームに活力をもたらしてほしいと思います。

#14 山瀬 幸宏
昨季は大きな期待を寄せられながら加入したものの、開幕を前に故障。夏ごろに出場を果たしたものの、ほどなくしてまた離脱。持てる力を発揮できずに終わってしまいました。
ファン・サポーターは、まだ本当の山瀬幸宏を見ていません。もう一度、今年を新たなスタートとしてケガなく無事にその実力を発揮、チームの力となってほしいところです。
今季は京都に兄・功治が移籍加入。当然、負けられないという思いもあることでしょう。その思いを力に変え、カターレに山瀬幸宏あり、と印象付けるシーズンとしてほしいです。

#15 平出 涼
FC東京からのレンタルを延長し、今年もカターレの一員としてプレーすることに。
移籍後すぐに存在感を発揮して定位置をつかんだ前年から一転、昨季はケガの影響もあり、思うように活躍できずくやしいシーズンとなってしまいました。
調子のよくない試合ではそれがパスミスとしてプレーに出てしまったりと、メンタル面でも課題が残りました。今季は、そのあたりをいかに克服できるか、というところではないかと。
もともと力がないわけではないのだから、なにか、これというきっかけがあれば。
スローガンでいうところのブレイクスルーが待たれます。
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【J特】2013 カターレ富山 選手インプレッション その1

2013-02-25 22:48:35 | カターレ富山
いよいよ新シーズン開幕まで1週間を切りました。
降格の危機に瀕し、苦しかったこと、悔しかったことが多々あった昨シーズン。最終的には残留を成し遂げたとはいえ、降格が1年先送りになっただけ、というわけにはいかないのであって。
それだけに、新シーズンにかける思いというものも、ひとしおです。
苦しかった日々の経験が無駄でなかったことを証明するために。
決意とともに戦う選手たちについて、個人的な雑感なんぞをまとめてみたいと思います。

#1 飯田 健巳
飛躍の年とすべく臨んだ昨季でしたが、正GKの座を確立するには至らず。試合中の不運な負傷によって長期離脱を余儀なくされ、チームも低迷。さらに途中加入した守田が正GKの座につくと、その後は控えに回ったまま出場機会がありませんでした。
当然、本人もこのまま控えに甘んじるつもりなどないでしょう。努力を積み重ねることの重要性というものは、プロ4年目にして出場を勝ち取った自身の経験にも明らかなところ。
このオフに結婚を発表。公私ともに充実したシーズンとするためにも、まずは体調管理に気を付け、ケガなく精進を続けてほしいところです。


#2 足助 翔
今季も引き続きキャプテンとしてチームをまとめることに。1年目よりも目に見えて頼もしさが増した昨季。今季はさらにもう一回り成長してくれるのではないかと期待しています。
昨季は15戦連続勝ちなしで最下位に沈むなど、キャプテンとしてきついシーズンであったことかと。しかし、それでも最後まで懸命に戦い抜いたその経験は、きっと本人の中で大きなものとなっているkとでしょう。
昨季、印象的だったのは、ゴールを挙げたホーム岡山戦でしょうか。
どうしても勝たなければならなかった町田との直接対決に敗れてしまったなかで迎えた試合。台風の接近に伴い激しい風雨にさらされたピッチ。対するは、つい3週間前に天皇杯2回戦で敗れている岡山。ただでさえ厳しい条件であったのに、さらに先制を許してしまう試合展開。重苦しいどころではない状況でした。
しかし、そこを救ったのが足助の気迫のこもったヘッド。CKから、ここしかないという絶妙なタイミングで叩き込んだのでした。
そして、そのままボールを手にセンターサークルへ。その姿には、決してあきらめない強い意志がにじみ出ていました。
今季もまた、その熱さでチームを引っ張っていってほしいです。

#3 御厨 貴文 (ザスパ草津から完全移籍加入)
昨年末、チームの大黒柱として君臨していた福田が契約を更改しないまま年を越すことに。そして案の定、年明けすぐにレンタル元である大宮への復帰が発表されました。
覚悟はしていたものの、それでもやはり、チームに影響が出ることは避けられないところ。その放出に見合うだけの補強ができなければ。
その答えが、御厨の移籍加入でした。
木村や國吉と同じく、過去に甲府で安間監督に指導を受けた選手で、そのルートであろうと。しかしひとつ違うのが、前所属チームでバリバリの主力であったこと。むしろ、キャプテンとしてチームの中心であったこと。いやはや、驚かされました。なんでも、大みそかに監督自らがオファーし、その熱意が通じた格好だとか。
のちに振り返ったときに、「あのときオファーしていなかったらどうなっていたことか」と語り草になるほどの活躍をしてくれれば、と思ってみたり。
現在、キャンプでの肉離れによって離脱中。しかし、チームにとって不可欠な選手であろうことは間違いないでしょう。
まずはしっかりとケガを治し、万全な状態でチームに貢献してほしいです。

#4 吉井 直人
4シーズン目を迎える、チーム生え抜き選手。絶対的なCBとして活躍してきた福田のバックアッパーという立ち位置ではありましたが、出場時には堅実なプレーぶりという持ち味は発揮できていたと思います。
ただ、いかんせん経験の浅さが出てしまう場面を見受けられたりとか。判断スピード、動き出しがもうワンテンポ早ければ、といった具合に。
まだ伸びそうな可能性を感じるだけに、経験を着実に力に変えていってほしいところです。
同じポジションには御厨という強力なライバルがいますが、追いつき追い越す勢いで精進を重ねてほしいです。

#5 舩津 徹也 (セレッソ大阪より復帰)
J1での修業を経て、頼もしい男が帰ってきました。
セレッソでの出場は5試合にとどまりはしましたが、そこで得た経験は、きっと自身にとってプラスとなっているはず。それを、勝手知ったるカターレで存分にフィードバックしてくれたら、と。
左SBで起用されるようですが、3バックとなった2011年以降はあまりつかなかったポジションではあります。とはいえ、もともと器用な選手であることはよく知っていますし、問題なくなじんでくれることでしょう。
機を見てゴリゴリと駆け上がる果敢なオーバーラップなど、「これぞ舩津!」というプレーがまた見られるかと思うと、楽しみでなりません。
楽しみでならないといえば、勝利のカニダンスの際にヨシケンとコンビを組んで披露していた小芝居。勝利の歓喜とともに、2年ぶりの復帰となるゴールデンコンビの活躍が見たいです。

#6 森 泰次郎 (背番号変更 25→6)
1ケタの背番号に改め、チームの中心メンバーとしての活躍が求められる4年目のシーズンとなります。
昨季最終盤、負けられない厳しい戦いが続く中にあってスタメンに定着、持ち味である視野の広いボール配給を武器に、チームに貢献しました。
出場を重ねることで自信がついてきたということなのでしょうか。以前見られたようなボールを受けても慌てて蹴りだしてしまうような場面がはっきりと減り、プレーに落ち着きが感じられるようになりました。
今年は、さらにもう一歩進むべき年。レギュラーとして定着し、試合の流れを作り出せる選手へと成長してほしいところです。
出来ることが増えてきたぶん、やらなければならないこともまた増えることでしょう。それを着実にものにして、より大きな選手になってほしいです。
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