行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

またも、内容に結果が伴わず。無念のスコアレスドロー セレッソ大阪U-23戦

2019-04-30 00:05:40 | カターレ富山
0-0のドロー。
リーグ最多得点、ホーム連勝中というセレッソ大阪U-23を相手に、ほとんどの時間で主導権を握り続けました。相手自慢の攻撃力を封じ切り、無失点に抑えることに成功。
内容的には圧倒していた、と言って良いかと思います。
しかし・・・。
チャンスは、あった。少なからず。勝利への気迫が足りなかったわけでもなければ、相手に怯んだわけでもなく。
なのに、勝てなかった。
理由は、簡潔明快。つまりは、得点力不足。
また、繰り返してしまった。今節にしても、前半のうちに2点や3点は獲れていたはずのところ。もっとやれたはずの試合。
にもかかわらず、勝てなかった。
最多得点の首位を相手に零封、勝ち点1を得た、という手応えというよりは・・・勝つべき試合を落としてしまった、またも課題克服に至らなかった、というやるせなさがのこる、苦い試合となってしまったのでした。

前嶋ではなく代の起用、セレッソ凱旋となる苔口がスタメンという構成が目を惹いたスタメン。
曇り空、風の影響も無しと、今シーズンのアウェイ戦にしてはめずらしく(?)気象条件によるやりにくさが無いなかでの試合・・・かと思われましたが。試合前にピッチに水を撒いていた影響か、両チームともに滑って足を取られてしまう場面が。深刻なほどの影響とまでは言えなかったものの、それでも足元を気にしながらのプレーにはなっていたかと。
前半からカターレのペース。これまでやってきたプレーぶりが、今節にもまた活かされている印象でした。
前節からいつもよりも1週ぶん多いインターバルがあったわけですが、その影響を感じさせないほどであったかと。
試合勘が鈍っているわけでなく、いつもどおり。
ただ・・・チャンスをものに出来ない、という部分までいつもどおりである必要は、無かったのですが・・・。
ループシュートで狙われ、あわや!という危ない場面もあったりはしましたが。総じて見ても、相手にしてやられるような場面は、ほとんどなかったかと。
スタメン起用に応えようと奮闘した代、前節にPKを献上しているだけに汚名返上に意気込む谷奥、冷静かつ着実なプレーぶりが光った今瀬らの頑張りで、しっかりと封じ込めていたかと。

それだけに・・・やはり、攻撃面ではなんとかしてほしかったかと。
安定感の増している花井、碓井のボランチコンビから、前節に大活躍した白石、陽次らに通す攻めのかたちは、それはそれでよかったのですが。
どうにもこうにも、良い流れからでもフィニッシュの段階でなにかブレーキがかかってしまう、というような。
「そこは、ためらいなくシュートだろ!」とか、「なんでGK正面なんだよ・・・」とか。
消極的、とまでは言わないまでも。相手に対して、失点も時間の問題と思わせるほどのプレッシャーを与えられていたかと言えば、さにあらず。
いつも思うことではありますが・・・なにか、得点するということに、いらない制約を課してしまっていないか?と。
各々が自分勝手なプレーをしていたのでは成り立たないのがサッカーということは、わかります。
けれども、チームプレーを枷にしてしまっていないか?と。
練習しているパターンに嵌めてのゴールは、たしかに理想的ではありましょうが。
練習通りにやれなければゴールに価値がない、なんてことは、ありえないわけで。
どんなかたちでも、ゴールが決まれば1得点。
美しい連係が決まったからボーナス点、相手に当たってコースが変わった棚ぼたゴールはマイナス評価、とか、あるわけでなし・・・。
相手を崩すパス回し、連携といったものは、あくまで手段であって。それそのものが目的ではない。
では、目的は?と言えば、言わずもがな。得点を挙げることに他ならない。
得点を挙げねば勝てないのだから、当然のこと。
その、当然のことが、はたして当然と言えるだけのプレーになっているのか?と・・・。
こうも決定力不足が続いてしまっていると、やはりやきもきさせられます。

このところ出場が無かった田中が途中出場で実戦復帰したりだとか。同じく途中出場し、同年代との対決に燃えるものがあったであろう大谷が、そのスピードでもって敢然と立ち向かっていったこととか。
そして、もう1枠の交代として・・・ケガで出遅れていたけれど、ルーカスが今季初出場を果たしたりとか。
ポジティブな要素も、確かにありました。
なかなか結果が出ない、もどかしい状況が続きますが。
求めるサッカーに手ごたえを感じているぶん、結果を出すことに注力せねばならないのは言うまでもないこと。
今節にしても。ドローで良しという試合では、決してなかった。
得点せねば、勝てない―――そのあたりまえの事実を、克服課題を、あらためて突き付けられた、そんな試合。
そこから、なにができるのか?
内容にも結果にもこだわり、成果を挙げること。
なんのため?当然、優勝するため。
幸いにして、まだ取り返しのつかない事態にまでは陥っていません。
だからこそ。
いずれ、ではなく、今すぐ。
いつまでも課題克服ならず、という状況に、すぐにでも終止符を打たねば。

次節は、約1カ月ぶりとなるホーム戦。
地元のファン・サポーターの期待に応える戦いぶりを見せ、なによりも勝利するために。
足踏みしている暇など、ないのです。
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第7節 セレッソ大阪U-23戦

2019-04-27 21:30:06 | カターレ富山
試合の無かった週を挟むかたちで、2週間ぶりのリーグ戦となる今節。今季アウェイ初勝利を飾った前節からの連勝を目指し、今節もまたアウェイで、現在首位のセレッソ大阪U-23と対戦します。
ここまでやってきたサッカーが間違いではなかった―――そんな手ごたえを、しっかりと勝利という結果に結びつけた前節。ならば、それを連勝というかたちで、より確かなものとしていかねばなりません。
その力試しの相手として、ここまでリーグ最多得点で首位に立っているセレッソ大阪U-23は、まさにうってつけ。相手にとって不足なし。
好調のクラブをさらに上回る力を見せることによって、リーグにカターレ富山の名を、力を知らしめねばなりません。

前節、ホームで群馬と対戦したセレッソ大阪U-23。
0-0で折り返すかと思われた前半アディショナルタイムに、先制点を奪われてしまうことに。その時点でショックを受けて気落ちしても仕方ないかもしれないところ、追い打ちをかけるように後半開始5分で追加点、0-2とリードを広げられることに。群馬としてみれば、勝ったと思ったかもしれません。
しかし。試合は、そこからでした。
2失点目からわずか1分後に得点して反撃の機運を高めると。逆襲への期待を込めて投入された安藤 瑞季が、76分、83分と連続ゴール。いずれも相手GKとの1対1の場面で冷静に蹴りこんでのゴールという、まさに決めるべき選手が決めての逆転劇。
技術だけでない、メンタルの強さをもしっかりと発揮するかたちで、見事な逆転勝利を挙げたのでした。
若く力のある選手たちが揃うU-23チームにあって。そこに、逆境を跳ね除けてみせた経験からくる自信を付け加えたならば。
個々の成長、トップチームへのステップアップを目指すなかにあっても、それでも勝つことで得たメンタリティというものは・・・やはり、やっかいであろう、と。

そんな相手に対して・・・いや、そんな相手であるからこそ。
決して気持ちで負けない、強い覚悟をもって、打ち倒さねばならないカターレ。
なるほど、リーグ最多得点の攻撃力は、脅威に違いないでしょう。1点や2点では勝てない相手かもしれません。
ですが。
ならばこそ、勝たねばならない。1点で足りないなら2点、2点で足りないなら3点、あるいはそれ以上を挙げて、勝ち切るまでのこと。
最多得点?そんなものは、零封してしまえば敗因にはなり得ない。そう信じて、抑え込むまでのこと。
そうすることでしか勝てないというのなら、やってやるまでのこと。ただそれだけです。
前節、終盤の粘りで勝利を、勝ち点3をもぎ取ったのはあなたがただけではありませんよ、と、力でもって証明せねば。
期待したいのは、やはり元セレッソの苔口でしょう。
もっとも、セレッソでプレーしていたのは、もはや10年も前。いまや、完全に“カターレの苔口”ではあるのですが。
それでも。いくら下位カテゴリとはいえ、Jリーガーで30歳を超え、ベテランと呼ばれる領域にまで一線級でプレーできる選手がどれだけいるか?という話。
彼にとってのプロの原点・セレッソのサポーターからは、今もってリスペクトされています。
ならば。そのリスペクトに、応えてやろうじゃないかと。
だいぶ世代はちがうけれど、かつては同じセレッソで未来を嘱望される若者であった身として、後輩に貫録を見せつけてやろうじゃないかと。
前節、白石が古巣を相手に躍動し、勝利に貢献したように。今節は、苔口の“恩返し”に期待したいです。
是非、健在ぶりを見せつける、今季初ゴールを!
そして、もうひとり、今季初ゴールを期待したい選手が。
才藤にも、是非とも今季初ゴールを挙げてほしい!
前節も、ほんとうにもう少し、あと少しのところまで迫りながらも、ゴールには結びつかず。
決して、悪い内容だから決められないんじゃない。「この調子、プレー内容では、決められないのも仕方ないな」なんてことでは、決してありません。
だからこそ、決めてほしい。
自ら、壁を打ち破ってほしい。そう願うばかりです。
結果を残せていないストライカーにとって、ゴールこそが特効薬。決められたならば、必ず変われる。
ガッツあふれるプレーぶりは、嘘をつかないはず。
結果が出ないが故に苦しいかもしれない。けれど、だからこそ、自ら乗り越える、そんな強さを発揮し、チームを勝利に導いてほしい。そう願います。

開幕からここまで、ホームでは4戦全勝と自信を持っているセレッソ大阪U-23。その記録を5に伸ばさんと待ち構えていることかと。
だったら、なおのこと。
なおさら、今節、その記録をカターレの勝利によってストップさせてやろうじゃないかと。
セレッソ大阪U-23にとって、前回のホーム戦での敗戦は昨季ホーム最終戦のことでした。その相手が、ほかでもないカターレだったのだから。
ならば、今度もまたカターレが、敗戦をくれてやろうじゃないかと。
今節の結果によって首位にとって代わることはできないけれど。それでも、肉薄し、時間の問題としてトップに躍り出る資格があるクラブであると、勝利によって証明してやろうじゃないかと。

だったら、勝つしかない。
勝って、難敵撃破で自信を深める勝ち点3を!
まずは、2連勝から!

勝たれ!!!富山!!!!!



追伸

前節からのあいだに、新たに伊藤 優汰選手がカターレの一員として加わることが発表されました。
京都や新潟でキャリアを重ねてきた26歳。練習生としてプレーしてきたところ、それが認められるかたちで契約に至った、ということのようで。
ここまで、どうにも決定力に欠け、なかなか得点を伸ばせていないカターレにあって。攻撃的MFとして、改善への呼び水となるような活躍をしてくれたら―――そう願います。
開幕からここまで、メンバー編成に大幅な変更がないまま続けている印象はありますが。だからといって、監督にしてもメンバーを固定してしまう気はないところでしょう。
むしろ、誰が出てもクオリティが落ちないのが理想なのであって。
まずは、カターレデビューを目指して。
背番号25・伊藤がカターレブルーを身にまとって躍動する日を、楽しみにしています。
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打ち破った「あと少し」。苦手の岩手を制し、勝ち点3を得る いわてグルージャ盛岡戦

2019-04-15 20:40:45 | カターレ富山
2-1で勝利!
勝たねばならない試合を落としてのドロー決着となった前節の反省を踏まえ、課題の克服、その先の勝利をつかまねばならなかった今節。
見事に、やってのけました。
前節同様に先制しながらも追いつかれてしまうという展開であったものの、そこから勝ち越しゴールを奪い。相手の攻勢もしっかりと抑えきり、今季アウェイ初勝利、シーズン2勝目を挙げることが出来ました。
前節まで、どうにも克服できなかった「あと少し」というところの追加点。今季初めて複数得点を奪っての勝利。
首位と勝ち点差4の6位に浮上。今後の攻勢につなげる、価値ある勝ち点3を持ち帰ることに成功したのでした。

岩手の白色のユニフォームに合わせるかたちで、アウェイ戦ながら青の1stユニフォームで臨むこととなった今節。
どうにも、今シーズンここまで、どの試合もなかなかコンディションに恵まれませんが、今節もまた・・・雨の心配こそなかったものの、ロングボールが押し戻されるほどの強風の影響を考慮しながらの試合となりました。
前半は風下となり、やや不利な状況下での試合を強いられることとなったカターレ。実際、開始直後は岩手に押し気味に展開されることに。
しかし、徐々に状況に対応、決定的なシーンを作り出したのはカターレのほうでした。
10分、カウンターの場面で後方からのボールを白石が技ありのトラップ、陽次へとつなぎ、GKと1対1という場面を作り出すことに。
先制ゴールかと思われましたが、ポストに嫌われて惜しくも得点ならず。
それでも。
古巣への凱旋試合となった白石ですが、キレのある動きで攻撃を牽引。風下という状況的不利を感じさせない躍動を見せました。
前回アウェイ戦であった鳥取戦などでは、アウェイの洗礼と言うべきか、ボコボコのピッチ状態、さらには雨風に悩まされたりもしましたが。白石にとっては、勝手知ったるいわぎんスタジアムのピッチ。適応に時間はかからなかったということのようで。
13分、その白石からでした。
相手陣内深くで、高橋の寄せに対してクリアが中途半端になったところを見逃さなかった白石。ボールを奪取すると、鋭い切れ込みを見せ、中央へクロス。
才藤がつぶれ役となり、ボールを押し込んだのは陽次!先ほどの決めきれなかった悔しさを即座に晴らす先制ゴールを決めたのでした。
期待の大きかった白石、そして対岩手3戦連続ゴールを成し遂げた陽次。さらには、風下という不利を跳ね除けての先制点。
これ以上ないというくらいの理想的な展開で、リードを奪うことに成功したのでした。

先制したのちも、カターレのペース。岩手側にミスが目立ったということもありますが、球際の厳しさ、パスの読みなど、明らかにカターレのほうが上回っていたかと。
そのまま1-0で前半を終了、ハーフタイムを迎えることに。
リードして折り返すという意味では、前節もそうでした。
前節は、後半からの北九州の反転攻勢に耐え切れず失点、勝利を逃してしまっているだけに。同じ轍を踏むわけにはいきませんでした。
後半、岩手が同点・逆転を目指して反撃してくることは確実。そこをいかに封じるか。前節の結果を受けての宿題というものに、いかに対応するかが問われました。
・・・問われていたのですが。
いきなり、試練にさらされることに。
前節、FWの菊池 将太にボールを集める戦術が功を奏するかたちで長野に勝利した岩手。それを踏まえ、前半は谷奥、今瀬らがしっかりと対応し、仕事をさせずに抑え込んでいたのですが。
後半開始から僅か5分。その菊池へのクロスに対し、ペナルティーエリア内で谷奥がもつれるように倒してしまい、痛恨のPK。
名手・榎本もキックモーションを途中で止めるフェイントに対応しきれず、無念の失点。
後半開始早々に追いつかれ、試合を振り出しに戻されてしまったのでした。

前節もそうでしたが。勝たねばならない試合を落としてきたのは、ひとえに追加点を挙げられなかったがため。
今節もまた、そんな試練に直面することとなりました。
これまで、「あと少し」が届かなくて苦杯をなめてきたカターレ。
それを打ち破る強さを、見せねばなりませんでした。
とはいえ、相手はここまで3勝を挙げている岩手。簡単にはいかず。ほぼカターレのペースであった前半とは違い、同点に追いついてから明らかに勢いの増した攻撃にさらされることに。
それを打ち破る勝ち越し点を奪えないことには、前節の二の舞。いや、逆転負けという最悪のケースも、充分に想定される展開でした。
もちろん、勝利を目指すのは当然のこと。
「あと少し」の打破なくして、勝利なし。底力が問われる試合となったのでした。

そんななかで迎えた、試合も終盤の82分。3戦連続ドローも頭をよぎるなか、CKのチャンス。
碓井の正確なキックでゴール正面に蹴りこまれたボールに、合わせたのは柳下!
素晴らしい瞬発力でマークについていた相手を置き去りにすると、フリーの状態で、これ以上ないというドンピシャのタイミングでヘッド!見事に決めて、勝ち越し点を挙げることに成功したのでした。
得点そのものが少ないというなかにあって、さらにセットプレーからのチャンスをものに出来ていなかったここまでのカターレでしたが。ここぞ!というタイミングで、よくぞ決めてくれました。
そして、4分あったアディショナルタイムもきっちりと凌ぎ切り、タイムアップ。
今シーズンアウェイ戦初勝利。昨年連敗を喫してしまっていた岩手に対し、きっちりと借りを返すことに成功したのでした。

勝ちさえすればそれでいい、というものでもなく、反省点も多々ありますが。
とくに前半、完全に自分たちのペースであったところ、きちんとチャンスをものにして追加点を挙げていれば、早々に試合を決定づけてしまえたはず。それが出来ていないあたり、まだまだ、と。
それでも。
それでも、勝ち切った。ドロー決着の可能性も低くなかった・・・むしろ、これまで通りでしかなかったなら、そうなっていた可能性のほうが高かったかもしれない。
けれども、勝ち切った。
「あと少し」を打ち破る勝利を、勝ち点3を、苦手な岩手から奪ってみせた。
この成功体験を、ブレイクスルーのきっかけとせねばなりません。
次週は各地の天皇杯の予選やらで試合が無く、1週ぶん空くことに。
勝って兜の緒を締めよ。
ここで得た自信を、着実にこれから続くシーズンの糧としていくために。
しっかりと精進を続けて、次なる勝利へと繋げていかねばなりません。
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第6節 いわてグルージャ盛岡戦

2019-04-13 10:55:35 | カターレ富山
せっかくの先制点も実らず、反撃に屈するかたちでドローとなってしまった前節。
自分たちのサッカーはやれている手ごたえはあるのに、それが結果に結びつかないギャップ。
シーズンも、開幕から今節ではや6試合目。改善がなされないままだと、最悪、チームの瓦解につながりかねないーーーそんな懸念も、あながち悲観的過ぎているとは思いません。なにしろ、一向に改善されないまま最下位にまで落ち込み、ついに監督更迭にまで至ってしまった昨シーズンのことがあるので。
もちろん、昨年と同じかといえばそうではないと確信しています。手ごたえそのものが違いますし、同じ轍を踏むとは思っていません。
ただ。
本来なら、そんな懸念がある時点で間違いであって。
払拭するには、やはり勝利が不可欠です。
今季2勝目をかけて、アウェイでいわてグルージャ盛岡と対戦します。

今シーズンはここまで3勝2敗で5位につけている岩手。
相手に主導権を握られて苦戦するシーンも少なくないながらも、粘り強い守備力を発揮。そこからしっかりと勝利につながっていることが、結果を出せている要因なのだとか。
ホーム開幕戦では敗れており、今節の勝利によって地元でのシーズン初勝利をサポーターに届けるべく、待ち構えています。
なんというか。主導権を握り、相手より多くのシュートを放ちながらなかなか決まらず。複数得点を挙げられず、勝ちにつながっていないカターレにとっては、羨ましい限りです。
とはいえ。今節もまたそのパターンにはまらせるわけにはいかない一方で、カターレのほうもパターンにはまるわけにはいきません。
いかに岩手に決定的な仕事をさせず、かつ、カターレが決定的な仕事をするか。
その趨勢が、そのまま勝敗につながるーーーそんな気がします。

期待したいのは、やはり白石でしょう。
昨年在籍していた岩手・・・いや、改称前では盛岡でしょうか。古巣との対戦であり、凱旋試合。いつも以上に気合いも入っているかと。
カターレには今季からの新加入ながら、スタメンに定着して、いまやすっかりレギュラーとして活躍中。
盛岡の白石から、富山の白石へ。
群馬の一員として富山戦で得点した高橋が、その群馬に恩返しゴールを決めたように。昨年の富山戦で盛岡の一員として得点した白石にも、また恩返し弾を期待したいわけで。
岩手サポーターにも健在ぶりを見せつける、そんな活躍を、ぜひとも。
昨年の盛岡戦といえば。
ホーム・アウェイの両方ともゴールを決めたにもかかわらず、どちらも敗れて報われなかった陽次。
ここは三度目の正直、今度こそヒーローになる、3試合連続ゴールが見たいです。

昨シーズンの戦績の15敗のうち、8敗が前監督のときのもの。ホーム・アウェイ両方で敗れたクラブもいくつかありますが、その中にあって唯一、盛岡だけが、安達監督体制で2敗した相手です。
その意味でも、リベンジを果たさねばならない今節。
安達サッカーの真髄を見せつける、そんな勝利を挙げなければ!

悪しき伝統として、苦手としている東北アウェイ戦。
しかし、だからこそ、勝つ!
これまでの鬱憤を晴らす快勝を!

勝たれ!!!
富山!!!!!

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未熟さが露呈し勝利ならず。勝ち切れずドロー決着 ギラヴァンツ北九州戦

2019-04-09 22:30:51 | カターレ富山
1-1のドロー。
開幕からの連勝を続ける首位・北九州に勝利し、1勝以上の価値を持つ勝利を挙げ、なかなか結果が出ないもどかしさからの脱却を図らねばならなかったのですが・・・。
実際に先制に成功し、勝利への道筋は立てられたのですが、それをものにすることは出来ませんでした。
相手が手強かったこともありましょうが、それ以上に。
自分たちの未熟さが故に、勝利を手放した―――そんな試合であったかと。

開幕戦以来の起用となった実績充分の榎本をはじめ、ボール奪取力に定評のある稲葉、クレバーな状況判断力が持ち味な脇本が今季初スタメンと、前節よりメンバーを入れ替えて臨んだ今節。
固定メンバーではなく、あえての変更は、好調な相手に対しガッツリと返り討ちにしてやる、という意気込みのあらわれでもあったかもしれません。
その思惑はしっかりと機能し。相手の出だしがあまり良くなかった、というところはあったかもしれませんが、それでも。試合開始から、これまでやってきたカターレのサッカーが出来ていたかと。メンバー変更の影響も感じさせず、チームとしてまとまって押し気味に試合を展開で来ていた。
そして、そんなプレーぶりが先制点に結びつくことに。
35分、CKのチャンスで谷奥が今季初ゴール!首位撃破への勝利に向けて、まずはその条件を満たしたのでした。

しかし。
ハーフタイムを挟んだ後半、北九州の攻勢に対し、防戦一方に。
同点、逆転を狙って攻勢を強めてくることはわかり切っていたはず。守備機会が増えることそのものは、想定内でしたが。
それでも・・・それをわかっていてなお攻撃的に展開する力が、追加点を挙げて突き放し、相手を黙らせるだけの力が必要だったはずなのですが。
失点さえしなければ勝てる、という状況ではありましたが、しかし・・・。
「こんな防戦っぷりで大丈夫かよ?」という懸念は、悪い意味で的中することに。
79分、途中交代で投入されたディサロ燦シルヴァーノに同点ゴールを決められ、追いつかれてしまいました。
先制されても慌てない、逆転を信じてひたむきにプレーし続ける北九州の攻勢に、耐えきれなかったかたち。
そのままスコアは動かず、タイムアップ。
北九州の連勝をストップさせることには成功したものの・・・。
敗戦が最悪な結果だとすると、まだマシであったと言えなくはありませんが。
連勝こそストップしたものの、アウェイ戦で敗戦を回避できた手応えとともに、1とはいえ勝ち点を持ち帰ることに成功した北九州。
対して、勝ち点差を詰めるはすのところで引き離される、という最悪こそ回避したものの、勝利を逃してドロー止まり。差を縮められなかったカターレ。
ドローに判定決着があったとしたら敗戦にあたるような、「結果マイナス」というような試合となってしまったのでした。

もちろん、選手たちは頑張っていました。
なかでも、再三のピンチをしのいで見せた榎本のプレーぶり。ジャンプして弾いたボールを冷静に足元に落としてキャッチだとか、逆を突かれて足で弾いたところ、ものすごい反応で飛びつき抑えたりとか。思わず、「これがJ1クオリティか・・・」というつぶやきがもれてしまったくらい。
そういった見どころもありましたが・・・いかんせん、今節もまた、勝利という結果にはつながらず。
ここぞ!という試合で勝てなかった。勝てば1勝以上の価値がある試合を、落としてしまった。
これまでもあった、良い時間帯とそうでない時間帯の差。前半は良かったのに、それを90分通してキープできなかったとか。
せっかく先制点を挙げたのに、そこから一気呵成に畳みかけることができなかった。2点以上の差をつけたならば、相手も意気消沈、あるいは焦りからミス、という可能性も高まったろうに。
勝利を呼び込むため2得点以上を挙げる、という課題は、今節もまたクリアできませんでした。

ひとえに、未熟さ。
ここまで1勝1敗3分けは、2勝3敗と同じペース。去年の今頃と変わりません。去年はそこから低迷を極め、5月にして監督交代という憂き目にあったのですが。
それと比べたなら、今年は全然マシなはずで。自分たちのスタイルが見いだせなかった、それが低迷に繋がったような去年と違い、自分たちのサッカーが出来ている手応えは、感じられるのだから。
ただ。
それを結果に繋げられない未熟さ。
それが、チャンスをフイにする苦いドローとなってしまったのでした。
気ばかり逸ってもいけないかもしれません。じたばたと焦った挙句に方向性を見失う、とか本末転倒。
首位との差を縮められなかったとはいえ、チャンスが潰えたわけではないのだから。一足飛びに劇的に良化するわけではないのであれば、地道に研鑽を積んでいくほかないのかもしれませんが。
しかし。
時間は、有限。
未熟なカターレが成熟するまで、ライバルクラブは待ってはくれません。
今節にしても、差は広げられなかったにせよ、追いつき追い越すための1試合を消化してしまった。その事実は、重く受け止めねば。
焦ってはいけないけれど、それでも。それでも、時は待ってくれないのだから。
未熟さからの苦いドローを、薬とするために。
課題克服は、待ったなしです。
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