行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第50節  ロアッソ熊本戦

2009-11-28 21:45:43 | カターレ富山
今季最後のアウェー戦は、遠く熊本のKKウイングに乗り込んでのロアッソ熊本との対戦。
前々節、連敗を止めた。前節、連続失点を止めた。ならば、今節こそは、連続勝ち無しを止めるしかないでしょう。それでなくても、勝ち点差がわずか3しかなく、負けてしまえば並ばれてしまう相手。逆に、勝てば順位が上がるだけに、是が非でも負けるわけにはいきません。
すべきことは、シンプルです。「熊本に、3タテをくらわす」
負けはもってのほかとして、ドローももういりません。ほしいのは勝利。それだけです。
向こうにしてみれば、今季を締めくくる意味での大事なホーム最終戦。それに加えて、監督の退任、主力の離脱うんぬんの発表が重なったタイミングでの試合となれば、注目されないわけがないとさえ言えるでしょう。
そこに、過去2連敗を喫しているカターレ富山がやって来る。第3クールは僅か2勝、ここ7試合も勝てていない富山に対して、ここ5試合で4勝1分けという好調さなら、リベンジにまたとない機会。ゴタゴタのことはとりあえず置いておいて、きっちりと勝ってホーム有終の美を飾ろう!というところかと。

知らんわ、そんなこと。

こっちだって、べつに手を抜いて勝てなかったわけでもなんでもないわけで。結果が伴っていれば言うことがなかったところでしょうが、それでも、積み重ねた経験に無駄などあろうはずもなく。
2連続ドローを経て、今まさに低迷から抜け出す一歩手前まで来ています。そこを見誤ってくれるなよ、と。「過去2連敗はしたけど、それはたまたま富山が調子の良いときだっただけで、さすがに勝てない状況続きの今なら勝てるだろ」とか余裕をかましていると、手痛いしっぺ返しをくらわしますよ、ええ。
逆に、そっちこそ大丈夫ですか?去就問題で揺れるチームのバランスの乱れがプレーに表れたりしたら、容赦なく付け入りますよ?とか。なにせ、あと、ほんのすこしですから。

・・・と、いつになく、あるいは挑発的な書き方になってしまったのですが・・・。べつに熊本に恨みも何もありませんが、ただ、相手にとっても大事な試合でしょうが、こちらにだって大事だということです。
3タテをくらわせてやる、という意識は選手たちにもあるかと思いますが、かといって「2連勝したから次もいけるだろ」などと考えてる者は、誰もいないでしょう。それでも、3タテを意識して勝ちにいくはず。その意識をもって試合に臨み、勝利という結果に結びつけること。その気概が成就される・・・成就出来るということを、今一度、プライドを取り戻すために。

もちろん、去就問題については人ごとでもなんでもありません。監督の続投こそ決まったとはいえ、選手については未発表。あるいは公式発表されていないだけで、もう内部通達は為されているのかも。
ほぼ去年と同様のメンバーで臨んだ今季。そのなかで浮き彫りとなった成果と課題をふまえて再編されるチームは、今までとは違ったものとなっていくのでしょう。
とはいえ、まだ今シーズンは終わっていません。壁にぶち当たりながらも、チームの力を信じて戦い抜くという信念を、決して曲げることなく邁進してきたカターレ。
その成果の一端を、わかりやすく示してほしい。そう、勝利というかたちで。

今季最後のアウェー戦、勝って帰ってこい!!勝たれ!!富山!!

改善傾向も、勝利まで届かず  徳島ヴォルティス戦

2009-11-24 23:20:03 | カターレ富山
0-0のスコアレスドロー。
14試合ぶりに無失点、ホームゲームの連敗を6でストップさせることに成功したものの、勝ちきれませんでした。
ある意味、今季の半ばくらいの状態に戻った感じ。リーグ最多の16引き分けとなりましたが、そのうちスコアレスは今節を含めて9試合。14試合ぶりの無失点のことを思えば、いかに最近守り切れていないかが浮き彫りとなるかたちです。その悪しき流れを断ち切っての無失点は、素直に評価したいところです。
ただ、無得点だったことが問題。試合は一進一退で、チャンスも何度もあったのに決めきれず。
課題もありましたが、最悪期は脱して上昇の気配がすることは確か。
今季も残り僅かですが、それを勝利というかたちに結実させねば。

雄二の久々のホーム復帰、これまた久々の濵野&堤のCBコンビ、野嶋に代えて景山の先発となった長山とのボランチコンビ、そしてサイドには復帰の朝日&敬介というメンバーが顔をそろえました。もはや、だれが出ても全力を尽くすのみなのですが、そのなかにあっても、出場メンバーはそれぞれ、気持ちの入ったプレーをしていたように思います。
やはり、個々の能力に関しては、徳島の方が上手でした。競り合いの中で吹っ飛ばされるシーンも幾度も見られ、フィジカルについては、どうにも一朝一夕に改善するものではないな、と。
しかし、その個の力に翻弄され続けた4月の初対戦時に比べて、その後の42試合を経た今にあっては、あきらかに改善が見られました。個の力で押される場面もあったものの、あからさまなピンチはごく僅かでした。それこそ、最近の悪い流れのなかでは決められていたやもしれません。しかし、だれも気の抜けたプレーなどせず、しっかり集中して守備をしていた姿が見て取れました。
攻撃に関しては、朝日と敬介がそのスピードを活かして駆け回り、チャンスも作り出していたのですが・・・いかんせん、攻め込んでからのアイデアに欠けました。いいところまで行くんだけど、決めきれない。そこは撃つところだろ!という場面で躊躇、など。もっと貪欲にねらってほしかったです。

ある意味、堅守という持ち味を発揮して原点回帰を果たした今節。
課題は、言うまでもなく攻撃。今季も連続無得点が続いたりなど、苦しんだ時期もありました。何度も壁にぶち当たってきました。それでも、歩みを止めなかったからこそ、今があります。
もうすこし、あとすこし。
のこり、わずか2試合?いえ、2試合もあります。狙うは、当然のように2連勝。掴んだ手応えを、勝利という結果として示してほしいです。
残るホームゲームは最終節を残すのみですが、そのときこそ、4ヶ月ぶりとなる待望の勝利を!

第49節  徳島ヴォルティス戦

2009-11-21 22:41:40 | カターレ富山
川崎戦から中10日、4週間ぶりとなるホーム戦。徳島ヴォルティスを迎えます。
ここまで、リーグ戦においてはホームで6連敗中。とはいえ、それは天皇杯などのインターバル前のこととして割り切らねば。
前回ホーム戦である水戸戦までの一連のイヤな流れ。たしかに、きつかった。
しかし中断を挟んで以降、札幌と川崎を相手に、勝てなかったまでも良かったときのイメージを取り戻したように思います。
そして、迎えるこのホーム戦。休養を挟んで気合いも充分、ここで勝たずしてどうする?という試合とも言えるでしょう。リーグ戦もあと僅か?そんなの関係ない。一戦必勝。勝つべき戦いです。
初対戦時は、まだJのレベルに対応できていない頃に「1回勝ったくらいで調子に乗るな」とばかりに力の差を見せつけられて敗戦。
2度目は8月の絶好調時、お互い3連勝をかけた戦いで、劇的なロスタイムゴールで見事に勝利。
1勝1敗で迎える今節。決着をつけねばなりません。もちろん、勝利によって。

課題となるのは、やはりなんといっても、堅守の復活。それに尽きるでしょう。勝てなくなったのは、やはり失点がかさんでのこと。13試合連続失点では、勝てるものも勝てないのも道理。
7週ぶりにホームに帰ってくる守護神・雄二の活躍に期待がかかります。そして、それ以上に久々になる濵野も。富山の守備の要である彼らが存分にパフォーマンスを発揮できたならば・・・というか、しないことには始まらないでしょう。やはり、どうしたって個々の能力は向こうの方が上。まずは、自分たちのストロングポイントである守備の良さをしっかりと引き出すこと。それが出来たならば気持ちにも余裕が生まれ、守備だけでなく攻撃にも好影響をもたらすこととなるのでしょうから。まずは、守備。そして、全力で無失点を狙ってほしいところです。

そして、攻撃。前回対戦で決勝点を挙げた朝日に復活してほしいところではありますが、どうなることやら。いや、だれが出るにせよ、ゴールを狙うしっかりとした姿勢を見せてほしいことに変わりはないわけですが。
川崎戦で見せた川崎のシュート(ややこしい)も、躊躇なく蹴り込んだことが良かったかと。。札幌戦のヒデについても、相手のミスを見逃さない姿勢がもたらしたゴールでした。
消極的な攻めでは得点に結びつかないことは、勝てなかった時期にイヤほど思い知ったはず。ならば、気持ちを新たに臨む今節、やらなければならないことは、積極的な攻めにほかならないでしょう。それが出来たならば、おのずと勝機も手繰り寄せられるかと。

先日、監督の来季の続投が決定しました。そのなかにあって、監督自身が「今、言えることは今季の残り3試合、サポーターの皆さんのためにも、最後までしっかり戦う姿を見せたいということ」とコメントしています。
まったくもって、その通りだと思います。昇格も降格もないとはいえ、そこはJ参入1年目のチーム。消化試合などありはしません。1試合1試合が貴重な経験の場です。
その経験の中で、結果を残してほしい。そう願ってやみません。
さしあたっては、今節の勝利。そう、ひさかたぶりのホーム戦勝利を。大きい小さいじゃない、まずはその目標を、達成して見せてほしい。そう切に望みます。
もちろん、4週ぶりとなるホーム戦には、応援する側も気合いが入りますともさ!

もういちど、強い富山を見せてくれ!!勝たれ!!富山!!

示された成果と課題 3回戦敗退  川崎フロンターレ戦

2009-11-13 07:07:58 | カターレ富山
1-3で敗れ、3回戦突破ならず。
先制されながらも同点に追いつくほどの力を発揮し、決して臆すことなく挑みかかったカターレ。しかし、やはりJ1首位の力は伊達でなかったということでしょうか。実力の差を見せつけられるかたちで敗戦。
「参入1年目のチームだからしょうがない」などとは思いません。もちろん、くぐってきた修羅場の数に差があることは確かでしょうが、それをふまえてなお勝ちにいったはず。それこそ、負けても仕方ないなんて半端な気持ちで臨んでいたら、ボコボコにされていたのではないでしょうか。そんな気はなかったなかで、自分たちのサッカーを体現したなかで、それでも勝てなかった、と。
強豪相手にも敢然と立ち向かうことが出来たという成果と、埋められなかった実力の差という課題。この経験が、今後チームが強くなるための糧となることを切に望みます。

「J1とやれたことが選手の自信になればよい。ただ、善戦ではなく、1-3は技術の差であり、受け止めなければならない。」
試合後の監督のコメント。まさに、その通りだと思います。親善試合でもなく、トレーニングマッチでもない。負ければ終わりのトーナメント戦で、勝つために戦った試合。実力の差は認めながらも、そこで必要だったのは、善戦ではなく勝利でした。90分戦い抜いて勝利をもぎ取るだけの力は、やはり足りていなかったということでしょう。
とはいえ、今後につながる成果も。前評判通りの堅守をみせた雄二をはじめとした守備陣は、評価されてしかるべきかと。そして、同点弾となった川崎の芸術的なミドルシュート。強豪相手にも、なんとかしようという攻めの気持ち、得点を奪ってやろうという気持ちをしっかりもっていなければ入らなかった得点でしょう。
結果が伴わなかったことは無念ですが、立ち向かう姿勢、目指すプレーに間違いはなかったことが証明されたかたち。もちろん、敗戦の悔しさは忘れないでほしい。しかし、そこから得た教訓を今後にしっかり活かすことこそが、この試合の成果ということではないでしょうか。

この経験を有益なものとしていけるかは、これからの頑張り次第。さしあたっては、リーグ戦のこり3戦。
そして、その頑張りの向こうに、来年度の天皇杯での躍進を期待したいと思います。

天皇杯3回戦  川崎フロンターレ戦

2009-11-11 07:06:31 | カターレ富山
カターレ富山発足以来、初となる公式戦でのJ1チームとの対戦。相手は、現在J1首位の川崎フロンターレ。
まだ2年目という歴史の浅さはあるにせよ、間違いなく、史上最強の相手との対戦となります。チームの実績、個としてのチカラには、圧倒的な差があるということは、誰の目にも明らかなところ。
ですが。
逆の言い方をすれば、「挑む側でよかったね」と。格上の相手との対戦?今季Jリーグに参戦して以来、相手に格下のチームなど無かったわけで。それを思えば、相手が空前の強豪だろうが、やることは同じです。持てる力を最大限に発揮し、全力で挑んでいく。いつも通りのことを、いつも通りにやるだけとするなら、余計なプレッシャーを感じる必要など無いでしょう。中2日で、初となる等々力競技場。相手のホームという不利は否めないところですが、それをはねのけるだけのパフォーマンスを見せてほしいです。
J参入初年度、全国的に名の知れた選手がいないカターレ富山というチームについて、J1のファン・サポーターは、ほとんど知らないでしょう。ならば、その人たちの度肝を抜く試合を見せてやれ、と。善戦止まりでない、勝利という結果で。

ジュニーノ、鄭大世、レナチーニョらの圧倒的な攻撃力でJ1首位に立っているフロンターレ。そんな相手に、持ち味である組織的ディフェンスがどれだけ通用するかが問われる試合となります。
リーグ戦においても、個のチカラでゴリゴリと突破しようとしてくる選手に手を焼く場面が見られました。あるいは、そんな飛び抜けて強力な選手が自チームにはいないことが、少なからず影響しているのかもしれませんが・・・。とはいえ、強力どころでない一流の選手を相手にするわけで、苦手とか言っている場合ではありません。ひるんだ隙を見逃してくれるほど甘くはないでしょう。
とにかく、簡単に失点しないこと。どんなかたちであれ、相手に決めさせてしまったなら、「ああ、大丈夫だ」という安心感を与え、伸び伸びとプレーさせてしまうこととなってしまうであろうことは、想像に難くありません。
試合全体を通じて、攻めるフロンターレ、守るカターレという構図となるでしょう。そのなかにあって、相手に「攻めても攻めても決められない」というプレッシャーを与え続けることが肝要かと。圧倒的な攻撃力を持つ相手にとっては、防御は最大の攻撃となることでしょう。
消耗戦に持ち込みたいところではありますが、もちろん守っているだけでは勝てません。勝機を見出すのは、やはりセットプレーでしょうか。少ないチャンスをものにする集中力を発揮できるかどうか。守備に追われる試合となるであろうなかで、隙あらば得点を挙げる、という意識を持ち続けることがなにより必要でしょう。

先のナビスコカップの決勝で敗れ、ワンマッチの怖さというものを実感しているであろうフロンターレ。「天皇杯は15日の横浜FM戦が本番で、富山戦は調整試合」くらいに余裕をかましてくれていたら、まだ隙もあったかもしれませんが。表彰式後の態度問題でたたかれたこともあり、気の抜けたプレーはしてこないでしょう。
勝てるわけがない―――そんな、おおかたの予想を、覆してやれ!
だいたい、今季開幕前にはぶっちぎり最下位の予想をされていたカターレ富山。それを覆してきたではありませんか。もちろんそれはJ2レベルの話、しかも最近は勝てていません。ですが、だからといって100%ムリという話はありません。挑戦者であるカターレ。その力を存分に発揮して勝利を目指す姿勢に、迷いはありません。J1チームを脅かせ!そして、勝利を!

強豪撃破、ジャイアントキリングをみせてやれ!!勝たれ!!富山!!