行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

有終の美を飾れず最終戦黒星。6位で全日程終了 鹿児島ユナイテッドFC戦

2022-11-23 06:54:35 | カターレ富山
2-4で敗戦。
昇格には届かなかったものの、6連勝やホーム11戦連続負けなしなど、数々の実績、手応えを掴んできた今シーズン。その集大成として、勝って有終の美を飾らねばならない一戦でした・・・が。
先制されながらも前半のうちに逆転、勝利への機運も高まったところまでは良かったのですが。
前半のうちにイエロー2枚で安藤が退場、数的不利を強いられると。
その後、事態を好転させられずに連続失点し、逆転負け。
やはり前半のうちに逆転に成功しながら敗れた、先のホーム今治戦を彷彿とさせる展開での敗戦。なにより、勝たねばならない試合を勝ちきれずに敗れたこと。
実績を積み上げ、手応えを掴んだ一方で・・・課題もまた、少なからず露呈してしまったシーズン。それを象徴するような最終戦となったのでした。

このところ晴天に恵まれていたホームゲームでしたが、振り返ってみれば、天候不順の影響でみすみす集客のチャンスを逃すことが何度もあったシーズンであったかと。
シーズンしめくくりであるホーム最終戦もまた、朝から雨模様。正直、「またか」という。
せめて最終戦くらいはいつも以上の動員を!との願いが叶いそうになかった落胆もさることながら。
それよりもファン・サポーターにショックを与えたであろうことは、今シーズンをもって引退する西部の引退セレモニーが中止となったこと。
体調不良とのことですが・・・正式発表は無いものの、状況から鑑みて、コロナの影響ではないかと思われ。
前節をもって昇格の可能性が無くなったから、と言ってはなんですが、それでも・・・ホーム最終戦、西部の現役最後の公式戦出場を見たかったファン・サポーターも多かったはず。それが叶わずとも、前所属であった清水をはじめ、DAZN中継でセレモニーを見られたはずの他クラブサポーターもいたかと思うと、なんとも無念です。

試合開始前まで雨が降り続きながら試合時間には止む、というパターンも、今シーズンこれまでもあったケースで。
J1、J2が既に全日程終了となっていたなか、J3の全9試合が14時開始。2022シーズン最後の試合が始まりました。
鹿児島との勝ち点差3、直接対決で勝利すれば並ぶところ、順位で上回るには3点差をつける必要が。
単なる消化試合に終わらせないためにも。なにより、ホーム最終戦で勝利を挙げるためにも。負けられない戦いでした。
・・・が。
15分、鹿児島に先制点を許してしまうことに。
ネットを揺らしたボールをすぐさま抱え、センターサークルへと運ぶ鹿児島の選手。
2位藤枝との得失点差15を埋めるというのは現実的ではないけれど、それでも!という意思を示す行動にほかならず。
いや、得失点差を埋める行動をとらねばならないのは、カターレのほうだろうがよ!と。15差よりもはるかに現実的であろう、3差を逆転するために。
その思いが具体化したのが、31分。
陽次のFKに高い打点でヘディングシュート、それを見事に決めたのは林堂!
シーズン8得点目となり、チーム最多。3試合連続4ゴールの荒稼ぎって・・・いったいどんなストライカーですか!って、DFなんですけれどね!期待はしていたけれど、本当に決めてしまうとは。
このゴールにより、今シーズンホームゲーム17試合で全試合得点を達成。ならば、あとはこれを勝利に結びつけるのみ!
すると、42分。
林堂に負けじとマテウスも3試合連続ゴールとなる得点を挙げ、逆転に成功!期待に応えて決めるべき選手が決め、一気に勝利への機運が高まることに。

・・・しかし。
好事魔多し、ということではないのでしょうが・・・前半終了間際のアディショナルタイムでした。
安藤が2枚目のイエローをもらってしまい、退場。前半のうちに1人少ない状況を強いられることとなってしまったのでした。
今シーズン、ここまで1度も途中退場者を出していなかったカターレですが・・・最終戦にして、初の状況に。
それでも、ハーフタイムを挟んでという状況ならば。そのインターバルの間に状況を整理する時間があるし、後半開始早々とかで立て直せないまま進めなくてはならないよりかはマシなのでは?と。

ただ・・・。
マシかどうかは、実際にプレーする選手たちの問題であって。外野がとやかく言うのとは話が違うということか。
後半、やはり1人すくない影響は無視できないレベルであったということか。
劣勢を強いられ、なかなか攻勢に出られないカターレ。
後半開始からわずか4分で追いつかれてしまうと。
その後も劣勢は続き、61分には逆転されてしまい・・・。
思い返してみれば、1年前のちょうど今の時期。実質的な最終戦となった、アウェイ岩手戦。
負けたら昇格の可能性が数字の上でも完全消滅、という状況で。プレッシャーのかかるなかで奮闘するも、前半42分というタイミングで末木が2枚目イエローで退場、劣勢を強いられた末に0-1で敗れ、ゲームオーバーとなってしまったことがありました。
1年越しに、その繰り返しというのか。
76分には鹿児島側にも退場者。再び同数での対戦となったものの、疲労が蓄積したカターレに跳ね返すだけの力は出せず。
後半から出場の吉平なども、決定的な仕事を果たせないまま。良いときはいいけれど良くないときは良くない、というムラがあるような選手ではありますが、それがよくないほうだった、ということか。
2試合連続出場となったGK齋藤にしても、正直、甘さが出たなと。飛び出すタイミングなど、冷静に対処出来ていれば、どうしても防げない失点ではなかったはず。試合勘の積み重ねが不足していた弱点が露呈したということかもしれませんが。
そのうちに、84分、決定的な4点目を決められてしまい、万事休す。
試合終了。
ホーム最終戦を飾れず、勝ち点60止まり。順位を上げるチャンスをものにできないまま6位フィニッシュとなったのでした。

なんというか。
今シーズン、良くも悪くも、順位相応の戦績であったのか、と。
もちろん、手応えはあります。これまでよりも試合数が増えたとはいえ、勝ち点60は最多、平均勝ち点も最多となれば、やはり力は出せていたということなのでしょう。
ただ。
しなくていい失点が足を引っ張り、それで落とした勝ち点のことを思えば。
昇格を狙うクラブとして、12敗は、さすがに負けすぎです。仮に半分の6敗だったとして、優勝を狙うクラブには多過ぎの感すらあるのに。
最後まであきらめない気持ちを形にして、劇的勝利を挙げた前節、北九州戦。
一方、勝つべき試合を落として逆転負けをくらってしまった今節・鹿児島戦。
良くも悪くも。どちらも、今シーズンのカターレを表すような試合であったと言えるかもしれません。
認めたくはないですが・・・それでも。
優勝するだけのチカラが、出せなかった。
その結果としての、6位。
期待が大きかったぶんだけ、アラを修正できなかった無念さが悔やまれる結果になった・・・そんな印象です。

全日程が終了し、翌日、設立から9シーズン目にして初のJ3アウォーズが開催されることに。
そのなかで、反則ポイントが規定値以下のクラブが表彰されるフェアプレー賞を、カターレ富山も受賞することに。
というより、反則ポイントは今シーズンリーグ最少であったとか。
ただ・・・それにもかかわらず、よりにもよって最終戦にシーズン初のレッドカード、それが足を引っ張るかたちで敗れたというのが、皮肉としか言いようがないです。
そして、個人賞として林堂がJ3ベストイレブンに選出されました。
全試合フルタイム出場、そして8ゴールのチーム最多得点と、文句のつけようのない大活躍であった彼ですが。6位フィニッシュの富山からの選出ですが、それだけリーグ全体で見ても評価に値するプレーを見せられていたというのは、やはり誇らしいところです。

とにもかくにも、2022シーズン終了。
シーズン総括はまた別の機会として、まずは、お疲れさま、と。
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第34節 鹿児島ユナイテッドFC戦

2022-11-19 17:31:49 | カターレ富山
2022シーズンも、残すところあと1試合。ホームで迎える最終戦で、鹿児島ユナイテッドFCと対戦します。
前節の結果、カターレのJ2復帰の可能性が完全消滅。悲願成就は、今年もまた成し遂げられないままとなってしまいました。
残り、1試合。勝っても負けても、結果が必達目標に影響を及ぼすことは、もはやありません。
それでも。
この試合の勝敗がどうあれ、ひとつ確実に言えるのは。
今年1月に2022シーズンのカターレとして結成されたチームが、このメンバーで公式戦を戦うことは、この試合が最後。
結成時からすれば、すでにイシさんこと石﨑前監督を欠いた状態ではありますが。
現時点で、西部の引退と姫野の契約満了が発表されています。契約更新をせずにチームを去ることとなる選手は、この2人ににとどまらず、さらに増えることとなるでしょうが。
いずれにせよ、今節を2022シーズンの締めくくり、集大成として戦いきらねばならない、ということに変わりはありません。
もちろん、勝って、笑って、有終の美を飾らねばならないことは言うまでもありません。

前節終了時点で5位の今治と6位の富山が昇格戦線から脱落。現時点で、3位の鹿児島と4位の松本にも2位となって昇格する可能性が残っているものの。
鹿児島にとっては、まず、大前提として長野と対戦する藤枝が敗れること。その上で、最大15点以上となる得失点差を埋める大量得点で富山戦に勝利せねばならない、と。条件としては、あまりにも非現実的。
それでも。
最後まで、足掻く。その上で勝ってシーズンを終えたいのは、鹿児島とて同じかと。
前節、可能性がほぼゼロでも最後まであきらめずに戦い、勝ち点3をもぎ取ってみせたカターレにとっては、その気持ちはよくわかります。
そして、既に可能性が無くなっているとはいえ、カターレにとっても、この最終戦は単なる消化試合ではなく。
ホームのファン・サポーターに勝利を届けねばならない、という使命感はもちろんとしても。
カターレにとって可能性のある順位、すなわち3位から6位までどれになるかは、確定していません。
既に対戦を終えている松本と今治が負けない限り、カターレが勝ったとしてそれらチームを上回ることは出来ません。当該チームの結果次第ではありますが。
その点、直接対決となる鹿児島は、事情が違います。
3点差をつけて勝利したならば、自力で上回ることが出来ます。そう、他力本願でない、自力で。
もちろん、上位につけている実力あるチーム相手には、なかなか厳しいミッションであろうことは確か。
けれども。
勝ち点15差を1試合でひっくり返せ、と非現実的なことを言っているわけじゃない。
直接対決で3点差をつけるなんてのは、難易度が高めというだけで、十分にあり得るシチュエーション。言うなら、「現実的」とさえ言えます。
それでなくとも。
5月の前回対戦では、1-4と3点差をつけられて完敗を喫している相手。
その借りを返し、3点差、あるいはそれ以上をつけて、順位までも逆転するーーーリベンジとして、むしろ積極果敢に狙っていかねばならない条件とすら言えるかと。
来シーズンもまた、同じJ3で対戦するであろう相手・鹿児島。
だったら。
前回対戦では完敗を喫し、順位までもまくられて逆転されてしまった、というネガティブイメージを植え付けることは、今後のためとも言えるのだから。
狙っていくしかないでしょうよ。

前節は、新型コロナの陽性者が続出した影響を受けたメンバー編成を強いられることとなったようですが。今節にまで影響が残っているかどうかは、定かではないのでどうこう言えない部分もありつつも。
泣いても笑っても、今節で最終戦。「次」はありません。
ならばこそ。出場メンバーに選ばれた選手たちには、全身全霊をもって勝利に向けて邁進してもらうのみ。
林堂とマテウスに3試合連続ゴールを決めてもらって、とか、いろいろ思うところはありますが。
ここまで来ては、誰がどうとかではなく、とにもかくにも勝つこと。そのためにゴールを挙げること。存分に力を振るってほしいです。
ただの消化試合ではない、その価値をしっかり見出し、勝ちにつなげる試合。
11戦連続負けなしなど、ホームでの強さを見せてきた今シーズン。
この最終戦・鹿児島戦で得点を挙げたならば、ホーム戦全試合得点という記録が。
これは、優勝したいわきにすら成し遂げられていないこと。
だったら、狙うしかないでしょうよ。
誰が出場するのか、確たるところはわかりませんが。
誰が、ではなく。誰もが、勝つために全力を挙げ、ゴールを奪いとること。
そして、それをファン・サポーターに勝利をプレゼントすることにつなげること。
それこそが、そんな気概こそが、今シーズンを戦い抜いてきた2022カターレの戦ってきた証となるのだから。

なにか、言い方はおかしいかもしれませんが・・・昇格を逃した、必達目標を達成できなかったにもかかわらず、「これまでよりも、あまり悔しいと思えていない」というのが本音です。
それはもちろん、カターレを応援する熱意が冷めたとか、昇格をもうずっと無理だろうとあきらめてしまったとか、そんな意味ではなく。
むしろ、熱意と言うならば、例年以上に熱を入れて応援していたシーズンであったとも思っているくらいで。
それなのに、ネガティブな重さに沈んでしまうことが、ない。
それはきっと・・・選手たちが力を尽くして頑張っているという実感が持てたからではなかろうかと。
これがもし、消極的ともとれるいいかげんなプレーに終始して、「勝つ気あるのか!」なんてヤジるような試合が続いていたとしたら、こんな気持ちにはならなかったでしょう。
そうではなく。
選手たちがみんな、懸命にプレーしていたこと。
前節の劇的勝利を例に挙げるまでも無く、みんな勝つために必死になっていたこと。
それらがつたわってきたからこその、気持ち。
もちろん、悔しくないわけではないし、無念さがないわけでもありません。
ただ、それでも。
この2022シーズンを応援し続けてよかった!と、素直に言えます。


残り1試合。すべてをかけて、勝て!
カターレ富山のプライドを胸に、勝利を!!!
ホーム最終戦、勝って締めくくれ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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思いの強さが勝利を引き寄せる!劇的ゴールで勝ちきり、リベンジ成る ギラヴァンツ北九州戦

2022-11-14 22:14:58 | カターレ富山
2-1で勝利!
北九州にとってのホーム最終戦、カターレ選手に複数の新型コロナ陽性反応者が出るなど、難しい状況のなかでの試合となった今節。試合内容にしても、先制したものの追いつかれ、さらに主導権を握られ続けるという苦しい展開でした。
それでも。
勝利にかける思いの強さ、それが最後にものを言うことに。
引き分けかと思われた後半アディショナルタイムに、チャンスを確実にものにするかたちで決めた、値千金の勝ち越しゴール。
試合終了間際に決められて敗れた前回対戦の、まさに真逆となる結果。
強くあろうとする意志を結果につなげる白星でもって、前回対戦のリベンジを成し遂げたのでした。

トップチームに8人もの新型コロナの陽性反応が出たとのことで、メンバー編成にも苦慮しなければならなかったとのことですが。
誰が該当するのかを追及することに意味はない・・・というより、公式リリースがあったならいざ知らず、いい加減な憶測であれこれ詮索するなど、どんな編成であれベストを尽くす覚悟の選手たちに対して失礼というもの。
最悪の場合、規定人数に到達できずに試合不成立ということにもなりかねなかったところ。そうはならなかった、試合がきちんと成立するからには、出場選手たちにベストを尽くしてもらう以外にないだろうよ、と。
そんななかで。
今節のスタメン編成で最大のトピックは、GKに齋藤が起用されたことだったかと。
第3節以来、すなわち北九州との前回対戦以来、およそ7か月半ぶりの出場ということに。
チームにとって前回対戦で敗れた借りを返すリベンジマッチであることはもとより。
奇しくも出場2試合がともに北九州戦となる齋藤にとって、その意味はより大きなものとなったことかと。

前半は、お互いに攻め合うなかで主導権が行ったり来たり。集中して相手をけん制するなかで、いかに攻撃に繋げていくかのせめぎ合い。
上形 洋介、前川 大河、佐藤 亮といった北九州の攻撃陣が鋭い動き出しを見せ、カターレに脅威を与えてくるなかで。それら選手たちとともに、元カターレの池髙 暢希のプレーぶりが印象的でした。2020年の1シーズンカターレに在籍。その後、昨シーズンは福島でプレーし、今シーズン完全移籍で北九州に。
前節の相模原戦でもゴールを挙げてチームの勝利に貢献。この試合でもその堂々たる佇まいは、北九州のレギュラー選手としての自信が垣間見えるもので。カターレ在籍時よりもレベルアップしている様が見てとれて、感心・・・いやいや、今は立ちはだかる相手選手。負けるわけにはいかないぞ!と。

試合が動いたのは、24分でした。
直前に直接FKを林堂が蹴り込むと言う場面があり。前節に続いて直接ぶちこめたならば痛快だったでしょうが、惜しくもGKに阻まれゴールならず。そこで得たCKからの流れのなかで。
ピッチ左から右へと大きくサイドチェンジしたボールが松岡に渡ると、左足から繰り出された正確なクロスがゴール前へと蹴り込まれ。
それに頭で合わせたのは、マテウス!
スタメン起用に応え、2試合連続となるゴールを決めて先制に成功したのでした。
思えば、前回対戦のホーム開幕戦でも、先制点はマテウスのゴール。あのときには逆転負けを喫してヒーローになり損ねてしまいましたが。
今度もまた決めて勝利の要件をひとつクリアしたからには。今節こそ、勝利に結びつけねば!との思いを新たにすることに。
最近6試合連続で先制点を挙げてきたという北九州に対して、リードを奪う展開。
もちろん、このまますんなり1-0で終われば良いのでしょうが・・・おそらく、そう簡単なものではなかろうな、と。

30分過ぎに、北九州のGK加藤 有輝がゴール前で飛び出そうとしたところ、正面に陣取っていたシルバの太ももあたりに頭から激突。脳震盪を起こして無念の途中交代というアクシデントがあったり。それによって6分ものアディショナルタイムがあったとか。
そんななかにあっても、動揺は見せなかった北九州。
気迫が衰えることはなく、むしろ、さらにギアを上げてきたくらいで。
1-0で試合を折り返し、後半を迎えてもその状況は変わらず。
そんななか、55分。
カターレ陣内奥深くまで攻め込まれたなか、ヒールパスなど小技を効かせつつ、ライン際ギリギリを通されたボールを上形に押し込まれ、同点に追いつかれてしまったのでした。
逆転勝利を狙う北九州にとっては、後半開始から良い流れのなかで、良い時間帯に追いつく展開。
前所属・八戸でエース級の活躍、即戦力として期待され北九州に加わった上形。決して満足のいくシーズンとは言えなかったでしょうけれど、だからこそ。そのホーム最終戦勝利にかける思いというものが、ゴール前の良い位置へと陣取らせ、そこにボールを呼び込んだ、ということだったのかもしれません。

試合を振り出しに戻され、さらに北九州ペース。劣勢を強いられるカターレ。
それでも。
追加点を許すことなく、立ちはだかり続けた齋藤。
決定機を体ごとブロックしてセーブ、枠内だったミドルシュートを横っ飛びで弾くなど、好プレーを連発。
攻め込まれる展開ではあったものの・・・むしろ、攻め込まれていたからこそ集中力が研ぎ澄まされていた、とのことで。
前回ホーム北九州戦以来の出場。その間、ずっと公式戦出場機会のないままでしたが。
無論、もどかしさや出られない悔しさもあったことでしょう。
けれど、その間もしっかりと精進を続け、来るべき「その日」に備え続けた。
そして迎えた今節。
1失点こそしたものの、齋藤の活躍無くば1点では済まなかったところ。
ならばこそ。
他の選手たちも、その頑張りに報いねばなりませんでした。

とは言うものの。刻々と経過していく試合時間。
松本、椎名、高橋の3人同時投入。その後、碓井、安光と投入して事態の打開を図るも、なかなか・・・。
いやがおうにも、思い出されます。先日の、引き分けかという試合終了間際に萱沼の恩返しゴールをくらって敗れた八戸戦の苦い記憶が。
試合終了間際と言うなら、北九州との前回対戦もまた、まさにそれで敗れたのであって。
その再現など、もってのほか。リベンジを期すこの試合で、同じ逆転負けを繰り返すなんて、あってたまるかよ!
それに。
その「試合終了間際に」という懸念は、カターレだけのものではないことも、知っていました。
前節、相模原に勝利して4試合ぶりの白星を挙げた北九州ですが。
その前の3戦で、いずれも試合終了間際の失点によって勝ち点を減ずる結果を招いてしまっています。
きついのは、お互いさま。
だからこそ、勝つ。勝利をあきらめない。
思いの強さが勝利を引き寄せるのだろうから。

そうして迎えた、試合最終盤・アディショナルタイム。
その時間帯にあってなお、「引き分けでやむなし」などという気持ちはありませんでした。
勝つのみ!と。
+3分の表示のなかで、最後の力を振り絞る選手たち。
そのなかで、FKのチャンスが。
残り時間を考えても、実質的にラストチャンスと言えるシチュエーションで。
直接狙うには遠い距離、椎名と林堂が打ち合わせをし、キッカーは椎名が担当することに。
残り時間もわずかのなか、プレッシャーもかかろうなかにあって。
椎名のそのキックは、寸分違わず要求通りの弧を描き・・・頭で合わせたのは、林堂!
見事にボールはネットを揺らし、劇的としか言いようのない値千金の勝ち越しゴール!
前節2ゴールを挙げて勝利に貢献した林堂が、またしてもやってくれました。
今季7ゴール目は、自身のJ通算300試合出場達成を自ら祝うメモリアルゴールに!
そして、試合終了。
見事に勝ちきり、今シーズンアウェイ戦8勝目を挙げることに成功したのでした。

劇的勝利から遡ること、約1時間前。
福島に勝利した藤枝が勝ち点3を積み上げたことで、数字の上だけ残っていたカターレのJ2昇格の可能性は、完全に消滅していたのでした。
今シーズンもまた、J2復帰という必達目標を達成することが出来なかったという、現実。
それでも。
だからと言って、この北九州戦の勝利が無意味か、無価値かと言えば、そんなことはないでしょう。
内容的には良かったとは言えず、反省すべき部分のほうが多いくらいではあるにせよ。
それでも、勝った。
自分たちのチカラを信じ、劣勢に屈せず勝利に繋げてみせた。
これまでの積み重ねは、決して無駄なんかじゃない。
「勝ってもどうにもならない消化試合」などと腑抜けた気持ちで臨んだりしていたら、決して得られなかったであろう勝利。それを掴み取ったということ。
その価値は、決して軽んじられるべきではありません。

後悔や反省などは、シーズンが終わってからすればよい。
まだ、最終戦が残されているからには。
残り1試合、ホーム最終戦・鹿児島戦。
全力をもって、勝ちにいく。
3連勝フィニッシュにむけて、総力を結集して臨まねば。
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第33節 ギラヴァンツ北九州戦

2022-11-12 19:18:00 | カターレ富山
2022シーズンJ3リーグも、残すところあと2試合。シーズン最後のアウェイ戦として、ミクニワールドスタジアム北九州へと乗り込み、12位・ギラヴァンツ北九州と対戦します。
北九州にとってはホームでのシーズンラストゲーム。勝利で締めくくらんと気合を入れて待ち構えていることは間違いないというなかで。
前回対戦、シーズンホーム開幕戦で敗れたカターレにあっては、なんとしても勝ってリベンジを果たさねばならないところ。
前節は双方ともに4試合ぶりに勝利、北九州は3点、カターレは4点と、それぞれ複数得点を挙げての白星となりました。
お互いにとって、これまで培ってきた攻撃力を遺憾なく発揮して臨まねばならない試合。どちらも無得点でスコアレスドローという展開は、考えにくいでしょう。
だからこそ、勝つ。
思いの強さが勝利を引き寄せるというなら、カターレにはそこで劣る理由は無いはず。
ならば、勝つのみ!

史上初の、2度目のJ3降格クラブとなった北九州。1年での復帰を期した今シーズンだったものの、なかなか振るわず。
開幕3戦目の富山戦で今季初勝利、続く今治戦も勝って持ち直したかに思われたものの、そこからよもやの9戦連続勝ちなしと苦しみ。そこからは勝ったり負けたりを繰り返す状況が続き、昇格戦線に顔を出すことのないままにシーズンを終えようとしています。
ここ最近はと言えば・・・第29節・愛媛戦は勝利目前のアディショナルタイムに失点しドロー。30節・鳥取戦は前半早々に2点を奪いながら、試合終了間際の逆転ゴールで敗戦。そして31節もまた、讃岐に終了間際に2連続ゴールを奪われドローと、なんとも苦い3戦連続勝ちなしを続けていたようで。なにか、試合終了間際に逆転ゴールをくらって敗れた八戸戦、前半のうちに逆転しながら同点・逆転ゴールを許して敗れた今治戦を経験してきたカターレと、どこか通ずるところがあるような。
そんな北九州であったものの、前節・相模原戦は、前半のうちに3得点を挙げる力を見せつけると、反撃を1点に抑えて4試合ぶりの勝利。ホームのファン・サポーターの期待に応えてみせたのでした。
そこもまた、松本に4得点を挙げて4試合ぶりに勝利したカターレに通ずるところがあるようにも思えます。
似たような経緯をたどってきた両チームではありますが。
今節、勝利して2連勝を成し遂げることができるのは、どちらか1チームのみ。
引退を表明した北九州のチーム最年長・藤原 広太朗が試合後にセレモニーを行うとのことで、勝って晴れやかに送り出したい、と気合を入れてくることでしょうが。
それを言うなら、こちらだって。松本戦の翌日、カターレの最年長・西部が現役引退を表明しました。残り2試合で出場機会があるかどうかはわかりませんが、それでも。勝って晴れやかに送り出したいと言うなら、こちらだって同じこと。
それに加えて、北九州は指揮官である天野 賢一監督の退任が発表されており、監督にとってもホームラストゲームとのことですが。
カターレの来季構想は現時点では未定とはいえ。シーズン中に監督交代を経てきているチームにあって、今シーズンの石﨑前監督の功績を無かったことにしない!という思いをもって臨むとあれば。現在の小田切監督にもまた、ラスト3連勝達成に向けて精一杯頑張ってくれ!というエールを贈らないわけにはいかないだろうと。
似たような状況から、勝って笑えるのはどちかか1チームのみ。
それが、カターレでなくてはならない!
そう強く信じ、また、結果につなげられるように。
全力を尽くさねばなりません。

ただ・・・試合直前になって、どうにも不穏な雰囲気も。
ただでさえ大野やガブなど負傷で戦線離脱している選手たちもいるなかで、ここ数日、トップチームから実に8人もの新型コロナの陽性反応が出てしまったとか。
詳細については明かされていないものの・・・さすがに、主力メンバーにはノーダメージ、と考えるのは虫が良すぎかと。もちろん、これまでも完全固定のメンバーでやってきたわけでなし、まったく融通が利かずにメンバー変更でガタ崩れ、とはならないと信じてはいますが。それでも、懸念材料であることに変わりはありません。
とはいえ。
そんなことは、外野がとやかく言うまでもなく、ほかならぬ選手たち自身がいちばんわきまえているはずで。
いつもと違う状況になったから勝てませんでした、で済ます気など、毛頭ないことでしょう。
むしろ、逆に・・・「ここでヘタをうってしまっては、無念の離脱となった仲間に申し訳が立たねぇ!」と奮起し、勝利を、勝ち点3を見舞いの品として持ち帰るくらいでなければ!

期待したいのは、古巣対戦となる安藤でしょう。
2017年の途中から2018年まで北九州に在籍。藤枝への移籍を経て、カターレ富山の選手としては初めてのアウェイ北九州戦となります。
2018年と言えば、北九州が最下位に沈んだ年。藤枝に移籍した2019年は北九州が優勝してJ2復帰を果たした年で、藤枝は3位フィニッシュ。
そんな安藤が再び立つことになる、北九州のピッチ。その心中やいかに?余人にはなかなか窺い知れぬものがあるかとは思いますが。
ただ、ひとつ言えるのは。
過去がどうあれ、今は今。
いまや、カターレ富山を代表する選手と言って過言ではない安藤。富山が北九州のホーム最終戦勝利を阻止せんと差し向ける、強力な刺客。藤枝時代からの石﨑体制の下で、そして監督交代を経て小田切体制となっても、なお主力として輝き続ける彼ですが。その健在ぶりを北九州ファン・サポーターにも知らしめてやろうじゃないかと。
点の獲り合いが予想される試合展開で、彼のチカラが必要となるシチュエーションは、必ずあるはず。存分に、実力を発揮してほしいです。

実現の見込みがほぼ無いまま、数字の上でだけ残る昇格の可能性。
それでも。
藤枝か松本のどちらか1チームでも連敗を回避したその瞬間に消え失せる可能性、それが北九州戦の試合終了を待たずにハーフタイムの時点で判明するような今節だけれど。
それでも。
他がどうかじゃない。
自分たちが、勝つかどうか。
取り巻く状況のみならず、新型コロナの影響までもが行く手を阻む障害となってたちはだかりますが。
それでも。
やらねばならないことは、明らか。
勝って、7勝2分け7敗となっている今季アウェイの戦績を、勝ち越しに変えること!その勝利を、シーズン最終戦に3連勝フィニッシュとする結果へと繋げること!
ならば、勝て!!!
必ずや勝利し、ホーム開幕戦で敗れたリベンジを成し遂げろ!

勝たれ!!!富山!!!!!
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意地を見せ勝ちきる!上位対決を制し連敗阻止 松本山雅FC戦

2022-11-08 01:24:22 | カターレ富山
4-3で勝利!
昇格の可能性がほぼ無くなったなかでも、それでも勝つのと負けるのとでは天と地の差があった試合。前回対戦同様に1点をめぐる攻防になるかと思いきや、予想だにしなかった4点連取から、3点を返されて追い上げられるという波乱に満ちた展開に。
4-0で終われば言うこと無しだったところ、満点の結果とは言えませんが・・・それでも、勝ったことが大きかったわけで。
3連敗の流れから、あるいは6連敗フィニッシュさえも有り得るか?という懸念を、勝って食い止めてみせた意義。
なにより、数では松本に劣りながらも、必死に応援したホームのファン・サポーター期待に応えらえたこと。
価値ある勝利を手にしたのでした。

試合開始およそ3時間前に現地入りしたのですが、そのときの率直な印象として。
「緑ぃなぁ・・・」
誰が見ても明らかなほどに、アウェイチームである松本のカラー・緑色のユニフォーム、シャツをまとった人の多いこと。
周辺の駐車場は早々と満車、会場内の飲食ブースも行列に。
覚悟はしていたものの、あらためて実感する“アウェイジャック”。
試合開始が近づくにつれ、スタンドに入る観衆もどんどん増えていくなかで。
やはり、多い。
声出しエリアのチケットが完売ということは事前に知っていたものの、あらためて見る、エリアの端から端まで埋める松本サポーターのインパクト。
それに対し、ホーム側のスタンドを見れば・・・うん、いつも通りかな。
まさに、「どっちがホーム側なんだか」という状態で。
それでも。
試合開始に先駆け、ゴール裏のコールリーダーは鼓舞しました。「(応援は)数じゃねぇぞ!」と。
そう、たとえ数では劣ろうが、気迫では負けない。
チームとしても3連敗の状態ながらも、それでも昇格にむけて気合の入る3連勝の松本を打ち倒さねばならない。
だったら、応援する側も気合を入れないわけにはいくまいよ!と

前節の今治戦から連続のホームゲームとなった今節・松本戦ですが、スタメンを多少変更して臨むことに。柴田に代わって姫野、高橋に代わってシルバがそれぞれ起用されることとなりました。
結論から言えば、この起用が当たったかたち。中盤のシルバ、姫野、そして陽次の3人が効果的に機能。
姫野の動きだしに相手も注意を払わざるを得なかった一方、シルバの前を向いてボールを収める起点となり。そして陽次が中盤の底で、まさに攻撃の旗振り役として効果的にパスを散らし。
松本の名波監督にして、前半は90%くらいカターレがゲームを支配していたと言わしめたプレーぶり。
松本にとっても絶対に勝たねばならないというプレッシャーのかかる試合であったことは同じ、ということだったのか。カターレ側がうまくいっていたこともあったにせよ、松本側がどこか精彩を欠いていたような部分が見受けられたこともまた、事実。
ならばこそ。優勢であるからこそ。いかにチャンスをものにして得点につなげるかが問われました。

カターレ優位の展開のなか、33分でした。
松岡がペナルティーエリアから2メートルほど外、といったあたりで倒され、FK。キッカーは林堂が担当することに。
そのドライブ回転がかかったボールがGKビクトルの伸ばした手を超えてゴール左隅へ、バーに当たりながらもゴールイン!見事としか言いようのない鮮やかなゴールが決まり、先制に成功したのでした。
それにしても、林堂。
吉平からの「直接狙ってみては?」というアドバイスに従って蹴った、とのことですが。今シーズンにしても、ホームいわき戦で度肝を抜く自陣からの超ロングシュートを決めて見せたりと、「ここぞ!」という場面での決定力には目を見張るものが。
このゴールにより、今シーズン全対戦クラブから得点を奪うことに成功。そしてホーム戦全試合得点を継続することにもつながりました。
松本戦リベンジにむけて勇気と勢いの出る先制ゴールを挙げた林堂でしたが、それだけに留まりませんでした。
どうにもうまくいかない展開のなかで先制ゴールを奪われ、松本側にも焦りのようなものがあったということでしょうか。右サイドから駆け上がろうとした大畑を後ろからひっかけたとして、DF常田 克人にイエローカード。そこで得たFKの場面で。
陽次が蹴り込んだボールにジャンピングヘッド、高い打点から決めたのは、またしても林堂!自身初という1試合2得点を決めて、さらに試合を優位に持ち込むことに成功したのでした。

理想的な展開の中で2ゴールを挙げ、試合を折り返すこととなったカターレでしたが。もちろん、油断など出来ようはずもありませんでした。
よく言われるところの、“2-0は危険なスコア”ということ。早いうちに1点でも返されてしまったならば、試合の行方もわからなくなります。
それに、松本にはまだ奥の手があり。
3連勝中の松本にあって、その勝因として、いずれも後半から出場のMF田中 パウロ順一、FWルカオの2人の存在が非常に大きい。つまり、まだ松本は本領発揮してはいないということ。
その2人が後半開始のタイミングで同時投入。いよいよこれからが本番、と。
挨拶代わりとでも言うのか、開始早々にルカオがそのフィジカルで、競り合いながらも強引にシュートに持ち込み山田が阻止、という場面も。やはり、一筋縄ではいかないか。
・・・と、思っていた直後。
右サイドからゴールライン際まで攻め入った松岡のマイナスのクロスに中央で合わせたのは神山!見事に決めて、追加点を挙げたのでした。
反転攻勢をかけようとする松本の出端をくじく、価値ある3点目。
長い距離を走ってゴール前まで詰め、決めきった神山がすばらしいのはもちろんのこととして。
その前段階。自信と覚悟をもって攻め上がり、相手のディフェンスにも臆せずクロスを上げることができた松岡。その時点で、ある意味ゴールにつながる勝負がついていた感が。

それだけにとどまらず、67分。
3点目のときと同じように松岡が深い位置まで突破し中央へとボールを預けると。それを決めたのは、マテウス!
「いや、1分も経ってないだろ?」
直前に吉平と交代で途中出場したマテウスですが、その交代からものの数十秒で即ゴールとか。
もちろん、出場するからには自分のやるべきプレーをわきまえつつ気合を入れて臨むことにはなるでしょうが・・・それにしても、あざやかな。
4点目を挙げて、松本に対して勝利には5得点必要という状況を強いることに。
まさに、圧倒的優位に立ったカターレでした・・・が。
松本も、黙ってはいなかった。
73分、ペナルティエリア内へと上げられたクロスに山田の飛び出しと競り合いがかぶるようなかたちになってしまったところ、オウンゴールで1点を返されると。
82分には先制につながるイエローカードの汚名返上とばかりに常田に決められてしまい、2点差。
さらには90+1分、ゴール前の競り合いから途中出場のFW榎本 樹に押し込まれ、1点差。もう1点、追いつき4点ビハインドを無効とせんと、沸き立つ松本側スタンドの大観衆。異様な雰囲気に包まれることに。
ただ、それでも。
大逆転など、許しはしなかったカターレ。
試合終了。4-3で決着。
松本の4連勝を阻止し、連敗を3で食い止めたカターレに軍配が上がったのでした。

上位6チームが潰し合い、という今節だったなかで。
4位の鹿児島を3-0で圧倒した首位・いわきが勝利し、優勝とJ2昇格を決め。
5位の今治が2位の藤枝を破り、連勝。そして、6位の富山が3位の松本を撃破した、と。
その結果、実質的に数字だけの可能性とはいえ、カターレの昇格の可能性が消えずに残ることとなりました。
得失点差の関係で、残り2試合で藤枝との19点差を埋めることは非現実的としか言えないけれど。そう、得失点差で言うなら、今節の結果として、勝ちながらも自力で+4できるところだったのが1にとどまってしまったのは、ガッカリな部分もありますが。
とはいえ。
状況的には、連勝をさらに伸ばさんとする松本の勢いに屈して0-4負け、完全に昇格戦線から脱落するとともに、6連敗フィニッシュの心配までせねばならない事態に、という可能性すら少なからずあったところ。
けれど、そうはならなかった。そうはしなかった。
昇格は現実的でなくなったけれど、それでも。
意地を見せて、勝ちきった意義。
連敗を止めて、ホームでファン・サポーターの期待に応えたということ。
無駄なんかじゃない。価値がないなんてことは、決してない。
残り2試合。
狙うはもちろん、3連勝フィニッシュ。
戦いは、続きます。
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