行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第29節 愛媛FC戦

2023-09-30 14:38:50 | カターレ富山
12月2日のリーグ最終戦まで、残すところあと2か月。リーグ終盤戦、残り10試合となったなかで、シーズン最大のヤマ場を迎えます。
首位・愛媛をホームで迎え撃つ今節。
14試合に渡って続いていた連続負けなしが、前節の敗戦で途絶えた愛媛ではあるものの。その敗戦を薬に、今節の勝利でもって連敗することなく持ち直すことができたなら。いよいよ、J3優勝・J2復帰に向けて視界も開けていくというもの。それだけに、あるいは連続負けなし期間には無かった厳しさでもって、今節の勝利に並みならぬ情熱をもって乗り込んでくることでしょう。
迎え撃つカターレ。
同じく連敗阻止をかけた一戦となるものの・・・取り巻く状況の深刻度は、「たかが1回敗れただけ、長いシーズンにはそんなときもある」という愛媛とは、比較になりません。
ここであえなく敗れて、ホームのファン・サポーターの期待に応えられなかったならば。
「やっぱり、今年もまたダメか」
敗戦の弁から残り試合を全力で!などと言っても響くことは無く、一挙に“終戦モード”に突入、のこり2か月を消化試合にしてしまうのではないかと。
まさに、崖っぷち。
背水の陣で臨み、土俵際に追い詰められながらも、そこから大逆転をかまさねばならない。首位を撃破し、「まだ死んでない」という証明を打ち立てねばならない。
ただひたすらに、勝利が求められる一戦となります。

前節の長野戦で今季3度目の被ハットトリックという、ガッカリどころではない敗戦を喫し、2位から5位に転落してしまったカターレ。
数字だけ見れば、再逆転が不可能という勝ち点差では決してなく、悲観するくらいなら勝つことだけを考えろ、というところではありますが。
ここまでのシーズン後半戦で、順位表におけるボトムハーフ、そして前回対戦では勝った、あるいは引き分けた相手に、前回対戦のリベンジを許すというかたちで敗戦を重ねてしまっている現状を思えば。
ここで、現時点でリーグでいちばん成功しているクラブ・すなわち首位である愛媛に、順位差・勝ち点差に違わぬ数字通りのチカラでもってねじ伏せられてしまったならば・・・いよいよもって、残り試合を戦うモチベーションをくじかれてしまうほどの致命的なダメージを被ることになったとしても、おかしくありません。
前回対戦のリベンジ、と言えば。
7月の愛媛との前回対戦では、せっかく大野の2ゴールでもってリードを奪ったにもかかわらず・・・愛媛にとってクラブ初というハットトリックをくらってしまい、手痛いどころではないショックの大きい逆転負けを喫してしまったのでした。
その対戦を含めて、前節の敗戦で止まるまで14試合に渡って連続負けなし、首位固めに勤しんだ愛媛に対し。
シーズン後半戦だけで言えば下位もいいところ、よもやの不振に陥ってしまったカターレ。前半の貯金も使い果たし、今節、もしも敗戦を喫してしまったならば、いよいよ再起不能では?という見方も。
IFの話をしても仕方ありませんが。前回対戦で、もしも首尾よく勝利をおさめていたら・・・。
覆水盆に返らず。
不振に陥った過去を嘆いてどうにかなるならば、いつまでもウジウジとうつむいていればいいでしょうが。
そうではないならば。
ホームのファン・サポーターに勝利を届け、「まだ死んでいない」と、首位撃破でもって知らしめたいならば。
シーズン全38試合の中でも、ここ一番、それこそ運命を左右する一戦。
必ずや制して、しぼみかけた希望の火に勝利・勝ち点3という燃料をくべねばなりません。

期待したいのは、大野。
今節の愛媛との再戦にあたり、前回対戦の反省を踏まえてミーティングをおこなったことでしょうけれど。振り返ったなかで、誰にも増して悔しさを噛みしめたのが、2ゴールを挙げて勝利の立役者になるはずであった大野ではなかろうかと。
ハットトリックをくらっての逆転負けという、思い出したくもないであろう不都合な現実。それを、前節長野戦で否応なく呼び起こされてしまったことも含めて。
前回対戦では逆転勝利を挙げたとはいえ、愛媛にとってみれば、ニンジニアスタジアムで2年連続で2ゴールを奪われた大野は、今回の対戦でも要注意選手であろうことは間違いなく。それでなくとも、前節敗れてしまった反省をバネに、勝利がマストである今節であるならば。当然のように、大野には厳しいマークがつき、得点を断固阻止せんと気合を入れてくるのではなかろうかと。
しかし、だからこそ。
その状況を跳ねのけてゴールを奪うこと。ただの1点以上の重みをもったゴールでもって、チームに、応援するホームのファン・サポーターの期待に応えてみせること。
他のプロスポーツに比べても、選手寿命というものが短いプロサッカー選手にあって。
そのキャリアにあっても、「どうしても勝たねばならない試合」というものは、確かにあります。大げさではなく、プロとしてのプライド、プロサッカー選手としての選手生命をかけてでも勝たねばならない試合というものが。
今節が、まさにそう。
その勝利のために、前回対戦からの“リベンジの鬼”とならねばならない大野。
覇気なく連敗を喫し、「頑張ってもダメなものはダメだった」などと、うつむいてこの先を過ごしていくのか。それとも、必勝の気概を勝利に繋げ、自身のプライドを示す歓喜につなげるのか。
後者でなくてはならないことは、言うまでもなく。
勝って前回対戦で敗れた借りを返さねばならないのは、もちろんとして。なんなら、大野にはハットトリック返しでのリベンジを期待したいところ。
まじめな話、僅差でひしめく上位にあって、得失点差で後れをとっているカターレにあっては、果敢に狙っていくべきところ。現に、FC大阪とは同勝ち点ながら得失点差で下回っているわけで。
だったら、前回対戦で敗れた借りを、のしをつけて返すくらいでなければ。
勝つのは最低条件。さらにそれ以上を目指す気概でもって、乗り込んでくる愛媛を完膚なきまでに返り討ちとしてほしい。本当に、そう願います。

首位が相手だろうが、最下位が相手だろうが。1勝あたりの勝ち点3という数字は変わりません。
それでも。
ここで負けてしまっては、単なる1敗以上の致命的なダメージを被ってしまう一方で。首尾よく勝ったならば、逆転昇格に向けて大きな大きな一歩となることは、間違いありません。
前節、不覚を取ってしまい敗れたクラブ同士の対決。そこから勝って持ち直すことができるのは、どちらか一方のみです。
言うまでもなく、それを為すのはカターレでなくてはならない。
なんなら、勝つことによって、ここまで貧乏神にでもとり憑かれたかのような不振の、禍の種を、愛媛に伝染させ、ババ抜きのババを押し付けるくらいでなければ。
愛媛には連敗をプレゼント。代わりにのこり試合をずっと負けなし、連勝で乗り切る活力を吸い尽くしてやろうじゃないかと。

ココが、正念場!
夏場のナイトゲームで不覚をとってきたカターレも、残り試合はデイゲームのみ。
だったら。
これまで落としてきた試合は戻らないけれど。勝つべき試合を勝っていく、それはこれから次第。
首位愛媛とは11差。けれど、まだ優勝だってあきらめちゃいない。この勝利をきっかけに大逆転への道を邁進していく、その覚悟が必要。そのための、今節の勝利。
だったら、勝て!!
勝って、必ずや勝ち点+3を!
首位撃破を成し遂げ、まだ終わってなどいないカターレの力を知らしめろ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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覇気なく惨敗。連勝を逃し5位後退 AC長野パルセイロ戦

2023-09-24 23:54:25 | カターレ富山
1-3で敗戦。
勝利どころか得点すらままならない4連敗の流れ。しかし、そこからうっかり勝利してしまった前節。なので、しっかりと切り替えて本来の流れに引き戻し、きちんと負け切ったーーーそんな、冗談でも言ってはいけないはずのセリフがでてしまうような、そんな失望を禁じ得ない惨敗。
勝負事である以上、勝ちたいと思うだけで勝てるわけではないし、負けたくないと思っていても負けてしまうこともありましょう。
けれど。
話は、そんな次元のものではなく。
連勝を目指して気合を入れて臨まねばならなかったのに、明らかに相手に気後れし、後手後手に回っての失点。これまでの悪い流れの反省をまったく活かせず。
前節の逆転勝利の勢いなどは全く感じられず、良い雰囲気、流れというものをまったく体現出来ず。
これが、2位につけて昇格を狙うクラブの姿なのか?
知らない人が見たら、オレンジのクラブが2位、白のクラブが16位にしか見えなかったことでしょう。
シーズンも終盤に入ったこの時期にあって、未熟というにも限度がある至らなさ。
苦言を呈さずにはいられない、苦すぎる敗戦となったのでした。

再び2位に浮上したからには、連勝必須。隣県対決でもあり、多くのカターレファン・サポーターも詰めかけて、同じ長野県での松本戦以来となるアウェイ戦勝利を目指して臨んだ今節。
昨シーズンまでプレーしていた長野で、Uスタ凱旋にも気合が入っていたであろう坪川がスタメンに起用され。勝利した流れを継続するねらいでしょう、その坪川が脇本に代わった以外は、前節のスタメンを踏襲することに。
そうして迎えたキックオフ。前週の酷暑のことを思えば、暑さ寒さも彼岸まで。秋分の日の18時開始は、コンディション的には全く問題なかったはず。その割には、カターレ側からの要請での陣地変更があったようでしたが、なぜだったのか?
試合は、いきなり動くことに。
開始からわずか4分。自陣での長野のスローインの流れから、元カターレ・音泉のゴール前を横切るようなクロスを折り返され、MF山中 麗央に押し込まれるかたちで早々と失点。いきなりビハインド状態に。
てか、前節もゴール前の対応のまずさから先制ゴールを許してしまっただろうが、と。相手の上手さというようりは、きちんと詰めて対応できなかった自分たちのミスによる失点。
勝たねばならない、連勝しなければならない試合であったはずなのに、なにをしているのかと。

それでも、1点はハンデをくれてやるくらいの気持ちでやれ!と、気を取り直して応援していた・・・のですが。
前から果敢にプレッシャーをかけてくる長野に対し、後手後手に回ってしまうカターレ。どうにも、自分たちのペースに持っていけない。
ボールを回すばかりで攻めのかたちを作れず、良いかたちにもっていく前に奪われて、を繰り返し。
そんな良くない流れが続く中で、22分。
ボール回しの隙を突かれるかたちで掻っ攫わてピンチを招くと、それを再び山中に決められ、リードを広げられてしまうことに。
なんでだ。
明らかに、自分たちのミス、至らなさによるどうしようもない失点。
継続性を重視したメンバー起用ではなかったのか?
その意味で言えば、前節の一発レッドでチームの主軸であるDF大野 佑哉を欠く長野のほうが、よほど急造編成で臨んでいたことだったろうに。
継続性を発揮できないなら、この1週間なにをやっていたんだよ?と。
まるで、こちらだけが中2日とかで状態が良くないです、と言われても信じそうなほどに、明らかに動き、連携が悪い。勝利の勢いをかっての1週間があったはずなのに。
2点ビハインドとなってからも、そのちぐはぐさは止まらず。
マークにつく連携がとれず、なんで3人もかけて向かって行っているんだ?とか。
挙句は、味方同士でぶつかって転んでしまうとか。
本当に・・・この1週間、なにをやっていたんだよ?寝てたのか?
どこをどう見ても、連勝にかける気概というものが見てとれませんでした。

せめて1点でも返して、という願いも届かず、0-2で折り返し。
期待していた坪川はハーフタイムで退き、シルバに交代。
それでも・・・何とか同点、いや、やはり勝たねば!そう意気込み、迎えた後半戦だったのですが。
59分、三度山中に決められ、0-3に。
背番号10を託された若き俊英が、今シーズン初ゴールとなった1点目を皮切りに、一気にハットトリック達成。勝利を確信し、大いに沸きあがるUスタジアム。
これはあれだ、アウェイ愛媛戦のときと同じだ。
あのときのように2点をひっくり返されたわけでこそないものの・・・今季初ゴールをきっかけとしたハットトリックをくらって敗れた、という嫌な記憶。それを思い出さずにはいられませんでした。
いよいよ後がなくなったカターレが攻勢に出る場面も増えたものの、それは相手にとっては勝利を確信して無理に点を獲る必要がなくなったから、とも言えたかと。
そんななか、前回対戦でもゴールを決めたシルバがヘッドでゴールを揺らし、約半年ぶりの得点で一矢報いるも。
試合終了間際の大野のヘディングシュートもポストに嫌われ、ゴールならず。
試合終了。
惨敗というよりほかない敗北でもって、一昨年、昨年に続き、またしてもUスタで苦い敗戦を刻まれることとなってしまったのでした。

良い流れは直ちに断ち切って、悪い流れはしっかりと継続するーーー普通は逆だろ!と言われるところの、駄目なときのカターレの悪癖。それが、存分に発揮されてしまった試合でした。
なぜ、こんなことになってしまうのか?
昇格したくないのでしょうか?
信じて応援するファン・サポーターの期待というものを、大きく裏切る結果。
勝負事である以上、勝つときもあれば負けるときもある。
けれど、どう見ても自分たちの至らなさが招いた敗戦。
昇格にかける意気込みというものを、本気でそう思っているのかと疑わざるを得ないような・・・もちろん、疑いたくなどない。けれど、こんな試合を見せられてしまったのでは、どう言い繕うとしても。

シーズン前半戦の貯金を使い果たし、いよいよ後がない。
僅差での5位、昇格圏2位とは勝ち点差2で、まだまだあきらめるわけにはいかない、とは言うけれど。
首位の愛媛を撃破し、2位に上がった鹿児島。その鹿児島がどこかでコケてくれないと、昇格はありません。
それよりも、カターレのほうがこのままズルズルとコケ続けて引き離されてしまうのではーーーそう考えざるを得ない、今節の結果。
無論、そんなことを考えていてはライバルクラブの思うツボ、反転攻勢を仕掛けていくしかない、昇格圏再浮上をねらっていくしかない、それはわかっています。
信じて応援するしかない、それはわかっています。
けれど。
それもこれも、応えてくれる選手の頑張りがあってのことで。それは、今節のような試合をしていては、期待にこたえるもなにもなかろうと。

このような無様な試合は、金輪際無しにせねば。
その誓いを、次節の勝利に繋げねばなりません。
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第28節 AC長野パルセイロ戦

2023-09-22 09:13:41 | カターレ富山
4連敗の暗闇を抜け、大きな価値ある勝利を手にした前節。2位に再浮上し、昇格圏に復帰したからには。
「勝てば、負けない」
連敗を経て、勝ち点3の重要度というものを今一度確かめた。ならば、それを連勝につなげねばならないことは言うまでもありません。
迎える今節、アウェイ・長野Uスタジアムへと乗り込み、16位・AC長野パルセイロと対戦します。
同会場では2年連続で手痛い敗戦を喫していますが、今のカターレに必要なのは勝利のみ。
前節、ホームで勝つ喜びを思い出したからには、今度はアウェイでも。
必勝を期して臨まねばなりません。

前節、およそ半年ぶりの対戦となったFC大阪に勝利し、シーズンダブルを達成したカターレ。今節の長野もまた、シーズン序盤の第4節以来となる半年ぶりの対戦となります。
その前回対戦では、前半に先制点を挙げて首尾よく1-0で折り返したはよかったものの。後半開始直後にいきなり失点して追いつかれ、そこから立て続けに失点を重ね、あっという間に1-3と、敗戦濃厚に。
ただ、とどめとなるはずであったPKの失敗から潮目が変わり。そこから執念を見せたカターレが怒涛の2ゴールを挙げ、ドローに持ち込んだのでした。
ほぼ負けが確定した試合であったなか、それを良しとせず、あきらめることなくもぎ取った勝ち点1。
現状、およそ類を見ないほどに大混戦のJ3にあって、そこで勝ち点差1ながら2位に位置するカターレにとっては・・・あのときの勝ち点1が効いているが故、とも見てとれるでしょう。
その前回対戦で勝ち点2を落とした長野であったものの、5月には首位にも立つなど、上々の滑り出しであったシーズン序盤。
ハイライトとなったのは、天皇杯進出をかけた松本との県選手権を制したあたりであったでしょうか。「今年のパルセイロはいけるぞ!」という手応えも得ていたのではと。
しかし。
そこから、まさに坂道を転げ落ちるように転落してしまうことに。
まさかの、9戦連続勝ちなし。
状況が好転しないままに、ついには8月下旬、シュタルフ監督の解任にまでつながることとなってしまったのでした。
後任には、やはり今シーズン途中で今治を解任された高木監督が起用され、指揮を執ることに。
就任直後には首位の愛媛を相手に1-1のドロー、続く福島戦に勝利して新体制初勝利。
前節こそ、試合開始直後に退場者を出し、そこから失点、不利を覆せず敗れてしまいましたが。
それでも、一時の不調は抜け出しつつあるという手応えは得ているであろうところ。
そんななかで、今節。
前回対戦で無念のドロー決着となってしまった富山を相手にリベンジを果たすべく、気持ちを入れて待ち構えていることでしょう。
ふとしたきっかけがチームの歯車を狂わせ、耐えがたい不振につながってしまうーーーつい最近、カターレも経験したこと。
引き分けにこそ持ち込んだものの、大苦戦を強いられた前回対戦のことを思えば。
連勝を狙う今節ではあるものの、ゆめゆめ油断するわけにはいきません。

前節は椎名の素晴らしい2ゴールで逆転勝利を挙げたカターレ。
勝って兜の緒を締めよ。勝ったからこそ、気を引き締めて臨まねばなりません。
椎名のゴールにしても・・・これまでの流れであれば、「シュート決定率を上げるため」と称して勝負せずにパスを選択、その結果、「中央で誰かなんとかしてくれというなんとなくクロス」を上げるだけで得点にはつながらない、というおなじみの展開に終わっていたかもしれなかったところ。
それを良しとせず。自らの信念に従い、果敢にチャレンジを試みた。その意思の強さがもたらしたゴールであったことは、十二分に見てとれました。
だからこそ。
その成功体験を、チーム全体が共有せねばなりません。
積極性を欠き、ちぐはぐな攻撃が無得点、敗戦につながってしまっていた4連敗の愚を、繰り返すわけにはいかないのだから。
やればできると、勝って証明した。だからこその奮起が必要不可欠です。

期待したいのは、古巣対戦となる坪川。
前節はメンバー外となって出場はありませんでしたが、プロとしてのキャリアの原点となった長野。今回、初めてアウェイチームとして、Uスタに乗り込む側の立場に立つこととなります。
今節の長野戦にかける思いは人一倍強いであろうことは間違いなかろうと。
長野を離れるにあたって、移籍先の富山がJ3優勝・J2復帰を狙うクラブであることは、当然意識していたことでしょうが。
シーズンも終盤戦を迎えようかという現在、その目標の達成のために奮起せねばならない立場に居ること。それはつまり、移籍決断要件に合致している状況であることを、再確認しているのではないかと。
そこで迎える、古巣対戦。
お世話になった長野のファン・サポーターに健在ぶりを示すとともに、今はもうチームの一員ではないというさみしさ、ライバルクラブで躍動するある種の憎らしさをも感じさせる、そんなプレーをみせてくれたならと。ホームの長野に対し、勝ち点3を奪い去らんと乗り込んでくる富山の刺客がひとり、背番号17・坪川 潤之として。
そして、やはり長野とは古巣対戦となる駿太のゴールにも期待したいです。
チーム愛の強さ・富山愛の強さは人一倍の彼だけに、連敗中はつらく苦しい思いもしてきたでしょう。けれど、前節の勝利で、勝つことの喜びと大事さを再確認したからには。
前回対戦では、値千金の同点ゴールを決めて敗戦を免れる活躍を見せた彼だけに。
今度はカターレを勝利に導く得点でもって、健在ぶりを知らしめてほしい。そう願います。

前節からのあいだに、今度は岩手の松原監督が解任。全20クラブのうち、実に半数近くの9クラブがシーズン途中解任となっている、異様なシーズンとなっていますが。
途中交代クラブのひとつである長野に対し、これまでの積み重ねを糧に、勝利を追い求めねばならない小田切カターレ。
4連敗という、つらい時期もあった。この先もどう転ぶかはわからない。
けれど。
自分たちの力を信じ、真摯に取り組み、やりぬくこと。その先に勝利がある。
そのことを、前節の勝利で再確認したはず。
だからこそ。
連勝をかけた今節。気を引き締めて臨み、勝利に、勝ち点3につなげねばなりません。
僅差の大接戦にあっても、それでも。2位に復帰できたのは、単なる偶然やラッキーじゃない。
これまでの積み重ねがなければ、4連敗を喫しながら復帰など、ライバルがどうかとはべつのところで成し得なかった。
これまでの頑張りがあったからこそ、復帰できた。
ならば。
やらねばならないのは、更なる上積み。
僅差の状況も、試合を追うごとに淘汰されていきます。直接対決をはじめ、熾烈な潰し合いも繰り広げられるでしょう。
そのなかで、生き残っていくために。
まずは、今節。
連勝必須。必ずや勝ち点3を持ち帰る、そんな揺るがぬ意志で勝利せねば!

現状維持ではない、さらなる飛躍を誓って
勝たれ!!!富山!!!!!
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気迫のプレーで逆転勝利!連敗を止め、昇格圏復帰 FC大阪戦

2023-09-19 00:48:27 | カターレ富山
2-1で勝利!
4連敗により4位に転落、さらに前日の他会場の結果により、負けてしまえば7位にまで落ち込むとともに、さらに昇格圏が遠のくことになっていたところ。
残暑というにはいささか以上に厳しい暑さのなか、アウェイ戦9戦連続無敗・うち7戦で無失点という実績を誇るリーグ最少失点のFC大阪に、先制点を奪われてしまうというーーー5連敗不可避か?という、およそ最悪に最悪を上塗りするかのような状況に陥ることに。
しかし、それでも。
屈しなかったカターレ。
失点後も意気消沈することなく気迫のプレーを続けると。
椎名の同点・逆転ゴールが立て続けに決まり、前半のうちに試合をひっくり返すことに成功。その気迫は後半も衰えることはなく、必死のプレーで相手を抑え込み。
見事に、勝利。連敗を食い止め、ホームのファン・サポーターに歓喜を届けることが出来たのでした。

久しぶりのホームでのデイゲームとなりましたが、9月も半ばというのに、その暑さたるや。現地まで行った人にはとっては、やはり14時開始であった7月のアウェイ奈良戦が思い出されたのではないかと。
4連敗からの脱却を目指して、続く試行錯誤のなかで。
今瀬と下堂がCBコンビを組み、右に柳下というなかで。注目したのは、左サイド。安光をSB起用し、野口を1列上げるという、これまでにない起用法となったのでした。
キックオフからしばらくの間、我慢の時間帯が続きました。
守備力に自信を持つFC大阪に対して不用意にロングボールを放り込んでいたのでは、みすみす相手にボールを渡すようなもの。これまでの傾向からも、相手も対策を練っていたことだろうし、おいそれと安易な選択をするわけにはいきませんでした。
ボールを回す展開、ボールを回させる展開を経て、いかにチャンスをものにしていくか。
じりじりとした状況が続くなか、それでも冷静さをうしなってはならず。
攻め手の意思統一を欠いて相手のペースにはまってしまい無得点で敗れた、前節・讃岐戦。その失敗を繰り返すわけにはいかなかっただけに。
両チームともに、なかなか決定的なチャンスとまでは至らず。どちらも慎重に相手の動向をうかがう展開が続きました。

前半の半ば、飲水タイムではなく3分を目安としたクーリングブレイクがとられることに。やはり暑さの影響が顕著であった先の奈良戦同様に、スタンド下の日陰に集まり、試合が一時中断となったのでした。
バスケなどと違い、試合中のタイムアウトが無いサッカーにあって、ハーフタイムではない時間帯に指示を出す機会。暑さで大変であるなかでも、それを良い契機として活かさねば!というところでしたが。
そのブレイク明けに、ひとつギアを上げたのは相手のFC大阪のほうでした。
ここまでのコンディションを確認しつつ、プレーをアジャスト。クーリングブレイク前よりも動きが洗練されてきた、そんななかでした。
33分、MF木匠 貴大に決められてしまい、あれだけ気をつけなければならなかったはずの先制点を奪われることとなってしまったのでした。
左サイドから攻め込まれ、ゴール前を横切るようなクロス。FC大阪の選手のスルー、カターレのディフェンスに当たるなどの紛れがあったなかで、ちょうど待ち構えていた木匠にボールが渡り、そのままズドン。
ボールウオッチャーになってしまっていたというか・・・相手の位置取りにまで気を回せないままに決められたのは、自分たちの至らなさが故。悔いの残る失点に。
一方の、FC大阪にとっては。
4月の前回対戦時には、ゴールを奪えないままに無得点で敗れてしまっているだけに。打倒富山にかける思いが、ひとつかたちになった、と。
しかもそれが、連勝中のここ2試合連続で3ゴールを挙げている絶好調の木匠が、またもやったという。これで3試合連続ゴールと、まさにケチャドバ状態。理想的なゴールでもって、一気に勝利への、4連勝への機運も高まったことでしょう。

連勝中の好調FC大阪。先制点を許してしまっただけでも難儀だというのに、相手はリーグ最少失点を誇る堅守のチームという。
このまま反撃もおぼつかずにズルズルいくようなことがあれば、5連敗も必至。
事実、先の讃岐戦では、相手を褒めるしかないようなゴラッソで失点、切り替えて臨むべきところ、後半開始早々で時間もあったのに、同点・逆転ゴールには繋げられず。終始相手のペースに翻弄されながら、むざむざと無得点のままに敗戦を喫してしまったのでした。
その反省を、なんとしても活かさねばならないなかで。
失点後、すぐさま円陣を組んだ選手たち。そのなかで、下堂がハッパをかけました。
「下を向くのではなく、今まで通りやれば絶対に点が入るから、しっかり対応しよう。焦らずにどんどんチャレンジしていこう」と。
うつむいている暇など無い。気持ちが沈めば、その分だけ反撃もままならなくなる。
すぐにでも反転攻勢に移らねば。
すると。
その思いは、すぐにかたちとなりました。
失点から4分後の37分、ピッチ中央を縦に通すパスを受けた椎名が相手をかわしながら反転して前を向くと。ペナルティーアーク付近、距離があったのも構わず、利き足ではない右足でグラウンダーのシュート。防ごうとしたディフェンスの股を抜くかたちとなってGKの反応が一瞬遅れ、そのままゴール隅に吸い込まれたのでした。
椎名の今シーズン初ゴールが決まり、試合を振り出しに戻すことに成功しました。
チーム最長在籍の椎名が決めた同点ゴール。
これまでであれば、「シュートには遠いからパスを選択しよう」とか、「味方の上がりを待って練習通りのかたちをつくろう」とか考えて日和ってしまうようなシチュエーションであったかもしれません。連敗中は、おおむねそんなでした。
けれど、違った。
利き足でないのを厭わずに思い切り蹴り込んでみせた、その気迫。
そうだよ、俺らが見たかったのは、こんなゴールだよ!
得点すらままならずに連敗していた鬱憤を晴らすような展開に、沸き立つスタジアム。

そして、さらに。
決まりこそしなかったものの、大野のシュートが相手ゴールを脅かし。雰囲気が一変し、カターレペースとなった前半終了間際。
44分、カターレの左サイドからの攻撃、上げたクロスが繋がらず、といった場面で。
ボールを奪取した相手の一瞬の隙を見逃さずに、椎名がボールを搔っ攫うと。
先の同点ゴールと似たような位置で、今度は利き足の左で強烈なシュート!
見事にネットを揺らし、逆転に成功したのでした。
運や偶然、まぐれなんかじゃない。
試合に出場出来ていない時期にも、コツコツと積み重ねてきた修練。このシュートにしても、練習で繰り返してきたパターンそのままだったとのこと。
そんな下積みに加えて、何よりも重要であったのは。
やはり、メンタル。そして、気迫。
相手どうこうではなくて、「自分たちがやるべきことは何か」に向き合い、トレーニングしてきたとのこと。その思いをプレーで体現し、これ以上ないという見事なゴールへと結び付けてみせたのでした。

今シーズン、これまで成し遂げてこられなかった逆転勝利。
もちろん、勝つ。そのためにも、後半もチーム一丸となって勝利を求める気概が必要でした。
同点・逆転を狙って攻め込んでくるFC大阪。そうはさせじと、跳ね返し続けるカターレ。
後半には薄く雲がかかる時間もあったものの、それでも残暑厳しいきつい条件。
スタンドから応援するファン・サポーターは、「選手とともに戦う!」という心意気とともに応援していますが・・・今節に関しては、まさにファン・サポーターにとっても戦いでした。
この条件で走り回っているような、特別な訓練を受けている選手たちと条件を同じに考えることはできないものの。
一般人であるファン・サポーターには、堪える暑さ。
それでも。
勝利を信じて、必死に応援。まさにカターレ一丸、総力戦でした。
後半の半ばにもクーリングブレイクが3分間とられて、いよいよ試合は終盤へ。

もちろん、追加点を挙げて突き放す展開が理想ではあったものの。
相手のプレッシャーに晒され続けるなか、安易な思考、楽をする方向へと逃げることは出来ませんでした。
目の前の状況に最大集中。一片の隙も見せるな!と。
FC大阪とは古巣対戦となる大山をはじめ、駿太、柴田、松岡らを投入し、勝利に向けて気迫が途切れぬように努めるカターレ。
得点にこそ結びつかなかったものの、前線から体を張ってディフェンスをする大野など、本当に頭が下がる思いでした。
スコアは動かないままに、試合はいよいよクライマックス。
クーリングブレイク分を含めて、後半アディショナルタイムは、なんと9分!
気を抜けば、やられる。けれど、そうはさせじと。選手全員が、さらにはカターレファン・サポーターみんなが、勝利を信じて集中していました。
そして、試合終了のホイッスル。
見事に勝利をおさめ、連敗阻止に成功。
前節終了時に2位であったFC大阪にとって代わり、勝ち点差1ながらも再び昇格圏・2位の座に返り咲くこととなったのでした。

公式記録で気温32.6℃、体幹的にはもっと暑かったでしょうか。
ホームアドバンテージのほかに、カターレが有利であったこととして。FC大阪が6月以来14時開始の試合をしていないのに対し、カターレは既に一度、アウェイ奈良戦で猛暑の中の試合を経験しています。
勝負のアヤとでも言いますか。もしかすると、そのあたりも勝敗に影響したところもあったかもしれません。
それでも。
やはり勝因として大きかったのは、メンタル面。
なんとしても連敗を阻止し、勝つんだという気迫。それを勝利に繋げられたこと。
シーズン初の逆転勝利を成し遂げた、この成功体験。必ずや、今後の戦いに活きてくることでしょう。
史上空前という大混戦のなかで、昇格圏復帰を果たしたカターレ。
まだ何かを成し遂げたというわけではないけれど、それでも。
苦しみ抜いた、4連敗。それを乗り越えた、今節の勝利。
まだまだ、勝負はこれから。
難敵を下してホームのファン・サポーターに勝利を届けたこの経験を自信と力に変えて。
J2昇格はもちろんとして。まだ、優勝だってあきらめたわけじゃない。
やるべきことをやれば、道は拓ける。この勝利が、それを証明してみせました。
まだまだ続く、この先のシーズンに向けて。
勝って兜の緒を締めよ。
次節・長野戦に向けて、連勝に向けて、気を引き締めていかねば。
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第27節 FC大阪戦

2023-09-15 18:04:19 | カターレ富山
4連敗、その間僅か1得点。そして昇格圏からの陥落ーーー状況は、芳しくないどころの話ではなく。間違いなくシーズン最悪の状況に置かれているカターレですが。
4位に転落したカターレに代わって2位の座につき、3連勝を目指して乗り込んでくるFC大阪を迎え撃つ今節。
6月の第13節・鳥取戦以来3か月ぶりとなる14時開始のホームゲーム。これをひとつの区切りとして、これまでの流れを断ち切る勝利に繋げねばなりません。そして、ここまで2連敗となっている15周年記念ユニフォーム着用試合。全5試合のうちの3戦目、ここからの連勝でトータル勝ち越しを狙いつつ。
ここ1か月ほどの不安、懸念を払しょくするような快勝でもって、ホームに歓喜を届けねば。

シーズン後半戦に入って状態が急降下してしまっているカターレとは、まさに対照的に。リーグ最少失点の強固な守備、そこに決定力が加わるかたちで勝ち点を伸ばし、ついに昇格圏へと躍り出たFC大阪。
直近5戦で1勝4敗のカターレとは、まさに真逆。4勝1敗、しかも勝った試合は全て複数得点を挙げているという好調ぶり。その勢いで落ち目の富山を飲み込んで4連勝を達成し、昇格圏2位の足場固めをもくろんで乗り込んでくることでしょう。
アウェイゲームでは5月以降9戦負けなし(5勝4分)で、そのうち7試合は無失点とのこと。10戦連続、そして8試合目の無失点達成を期して、初の富山県総合運動公園陸上競技場・アウェイ富山戦に挑みかかってくることかと。
好調を支えるのは、ここまでほぼ固定メンバーとなっているGK、DF陣の安定感。そのなかでも、不動の左SBとしてチームを支えるベテランの舘野 俊祐。彼にとっては、久しぶりとなる郷里・富山での試合。
2012年の7月から1年半、カターレの一員としてプレー、翌年2014年は期限付き移籍元の東京Vに復帰し、恩返し勝利とともに試合後にはゴール裏に挨拶に来ています。
その時以来、実に9シーズンぶりとなる県総。やはり、期するものがあるのではないでしょうか。
FC大阪の強みであるところの守備、それをまとめるディフェンスリーダーとして。覚悟をもって乗り込んでくることでしょう。

FC大阪との前回対戦は4月1日の第5節というから、実に半年ほども経過しています。シルバの4試合連続ゴールとなった1点を守り切るかたちで1-0で勝利、初対戦を制したのも、なにか遠い昔のことのようにも思えます。
前回対戦の敗戦を含め、シーズン序盤はなかなか調子が上がらなかったFC大阪も、今現在は2位。
前回対戦の勝利から上位に進出、長らく維持してきた昇格圏であったものの、そこから4連敗という最悪なかたちで転げ落ちたカターレ。
今や立場は逆転、かたちとしては上位対決ながらも、後半戦だけでは最下位クラスのカターレでは、勝負は見えている、と見る向きもあるのではないかと。
特に4連敗中に僅か1得点という富山に期待など出来ないと、スポーツくじWinnerなどは、一方的な倍率となってしまっているのではなかろうかと。
状況は芳しくないどころの話ではない。客観的に見れば、あるいは、「波乱なしの順当な結果」というものに落ち着くとの見方が大半ではないでしょうか。

それでも。
だからといって、負けても仕方ない、無得点5連敗もやむなしーーーそんなこと、あってたまるかよ!と。
誰も期待していない?そんなわけがない。
期待しているから、ツラいんだ。キツいんだ。
応援を投げ出したら、期待するのをやめたら楽になる?
そんなわけがない。
やるべきことは決まっています。
つらくとも、厳しくとも。それでも、期待することを、勝利を願うことをやめない。
決してやめない。やめてなど、やるものか!

前節・讃岐戦の敗因としては。
失点シーンの直接FKは、決めた相手を褒めるしかないというもの。たとえプロでも、同じことをもう1回やってくれと言われても10回に1回も成功するかどうかという、その1回がいきなり来たというもの。止められなかった田川も、責めることはできません。
負けたのは、攻撃が機能しなかったからに尽きます。
吉平や安藤らの離脱、試行錯誤の選手起用・・・なかなか「これ!」という形が見出せないメンバー編成のなかで。
「それでも、自分がやってやる!」という気迫を前面に出し、それをゴールにつなげねばならないところですが。
残念ながら、その責務というものの重さに躊躇してか。チームを勝たせる重圧に耐えきれずなのか。
どうにもこうにも積極性に欠け、チャンスらしいチャンスも作れないままに連敗を重ねてきています。
これまでも、くどいほど言っていることではありますが。
「勝つことでしか、自信は身につかない」
今一度、思い出してほしいです。原点に立ち返ってほしいです。
必要なのは、練習通りにタスクをこなすノルマなんかじゃない。
勝つために、ゴールが必要。ゴールのために、攻撃のかたちが必要。攻撃のために、それを組み立てるパスが必要。そのために練習をしているのであって。
練習のかたちを出しさえすれば、繰り返しさえすればノルマクリア?そんなわけない。
勝つことにつながるプレーができないならば、そもそも何のために試合に出場しているのかという話。
その勝つための執念というものが見てとれたならば、たとえ負け試合であっても救いもあるところ。
執念も見せられず、結果も負けたとなれば、そりゃ、ブーイングも飛ぶことでしょうよ。
だからこそ。原点に立ち返ってほしい。
なぜ、勝たねばならないのか?
決まっている。優勝するため。
そのためには、勝たねばならない。だから、勝つ。
そのシンプルなロジックを、ゆめゆめ見失わないでほしい。たとえ、4連敗中という苦境にあっても。

攻撃陣の奮起への期待は、語るまでもない当然のこととして割愛するとして。
期待したいのは、野口。
加入直後の松本戦にいきなり抜擢され、幸先よく勝利を収めたまではよかったものの。そこから、よもやの4連敗。
出場機会を求め、覚悟をもって移籍してきた。そして、実際に試合出場を勝ち取り、カターレの一員としてプレーしてきた。
にもかかわらず。まるでそれまでの流れが断ち切られてしまったかのような連敗。
もちろん、野口が足を引っ張ったということでえはなく、それがもとで負けて続けているというわけでもなく。様々な要因が絡んだ結果であり、個人の責任として負うべき問題とも違うでしょうが。
それでも。
やはり、忸怩たる思いというものは、抱いているのではなかろうかと。
J2昇格への新戦力として期待され、出場メンバーにも起用されている。にもかかわらず、チームの勝利というかたちでの責任を果たすことが出来ていない。期待を裏切り続けるなかで、勝たせられないままの出場に、価値はあるのか?と。
けれども。
この逆境も、試合出場が出来ずにメンバー外でくすぶっていたのでは、体験できなかったこと。
そして、いかに苦しい状況でも、自分の頑張りによって打開できるチャンスは有るということ。そこを、ブレることなくしっかりと肝に銘じてほしいところです。
今節の相手・FC大阪は、リーグ最少失点という守備に自信を持つチーム。そんな相手が首尾よく先制点を奪ったならば、それこそ「勝ち確」というものでしょう。
だからこそ、それを阻止せねばならない。カターレの左SBを預かる選手として。
カターレに必要とされたからこそ移籍してきた。そして、カテゴリをJ2からJ3に落としてでも出場機会を得て活躍したかった、というその思いからくるチカラというものを、難敵相手だからこそ、十二分に発揮せねばなりません。
4戦連続失点、そして4連敗ーーーその悪しき流れを断つのは、今。
さらに。守備のみならず、攻撃でも存在感を発揮してほしいところ。
攻撃は最大の防御。サイドから果敢なオーバーラップを仕掛け、相手に脅威を、味方に援護を与える活躍をしてほしい。そして、ゴールにつなげてほしい。そう、切に願います。

小田切監督の就任は、ちょうど1年前の9月。
あのまま石﨑監督体制を続けてしたのでは、チームの停滞感を払拭できないという判断。苦渋の決断であったことかと。
1年経った今、やはり苦境に立たされています。小田切監督の、トップチームを率いる監督としてのこの1年。そのキャリアで、最大のピンチと言っていいでしょう。
今シーズン、他クラブでは例年になく多くの監督が途中交代。かつてない混戦と言われる状況にありながらも、皆がそれぞれ苦しみもがきながらも前を向こうとしています。
口汚く「小田切やめろ!」などと罵詈雑言を吹っ掛ける者も、いるけれども。
ここが、踏ん張りどころ。
後悔などは、どうしようもなくなった後にすればよい
けれど、今はあきらめるときでも、投げ出すときでもない。
ただひたすら、勝利を追い求め、それを為すとき。
だったら。
やるべきことは、なにも変わらない。
絶好調の強敵が相手?それがどうした。ホームで負けて構わない理由になど、なりはしません。微塵も。
ならば、勝つしかないでしょう。

勝てば順位が入れ替わる直接対決。ならば、勝つしかなかろうよ!
ホームの期待を力に変えろ!
必ずや勝利し、県総に歓喜を!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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