行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

苦すぎる悪しきジンクスの味。5年越しのリベンジ叶わず カマタマーレ讃岐戦

2019-06-30 23:55:22 | カターレ富山
1-2で敗戦。
どうしても勝たねばならない試合だったし、実際に勝てた試合でした。
どうしようもないほどに力の差があった、負けてやむなしだった、という試合でもなく。むしろ、総じてみればこちらのほうが優勢であったくらいで。
にもかかわらず。
敗れて、勝ち点0。上位争いで突き放される結果。
5年前とは様々な要素が違い、一緒くたに考えるのもどうか?という面もありますが、それでもどうにかしなければならなかった試合。勝てば、確実に自信になり、今後のモチベーションアップも当然のようになされていた試合。
にもかかわらず。
「ここぞ!という試合で勝てない」「連勝はなかなかできないにもかかわらず、連敗はいとも簡単に」というような、悪しきジンクス―――それを、またしても覆すことが出来ませんでした。
ガンバ大阪U23戦のあと、「人生観を変える」との名言を残した安達監督ですが。
皮肉なことに、ダメな意味でまったく変わらないっぷりというものを晒してしまったホーム2連敗。
ただでさえ甘くないJ3リーグ。それは、わかりきったこと。
正直、この状況を覆していくのは、相当に難しいと言わざるを得ないかと。

PKのチャンスを得ながら、それを決め損なってしまって先制出来なかったカターレ。
失敗した才藤を個人的に責めるのもどうか、というところではありますが。
ハッキリ言って、「またかよ!」と。
伝統的に、PKの機会がとても少ないカターレ。
それこそ讃岐との前回対戦の2014年あたりでは、シーズンを通して1度もなかった時期があったくらいで。
そして、その数少ないPKの機会にあっても、よく外す、決められていないという悪しきジンクス。それに、またしても囚われてしまったというか。
PKというものに対しての心構えの希薄さを、疑われても仕方ないかと思います。
因果応報、というにはあまりにも皮肉ですが・・・その直後。
明らかなこちらのクリアミスというかたちでCKを与えてしまい。
そこからの流れで、まるで帳尻合わせかのようにPKを献上。それをきっちりと決められることで先制を許してしまうことに。
同じ失点にしても、メンタル的にダメージの大きいものに。
そもそも、なぜ伝統的にPKが少ないのかと言えば。
カターレ富山伝統的な悪癖が故、ということでしょう。
つまりは、PKがとられるようなシチュエーションで勝負できていないということ。
「なにがなんでも決めて勝つ!なぜなら、得点しなければ勝てないからな!」
そんな、至極当然なことが、なっていないということでもあります。
実際、この試合においても、また・・・そこまでゴールに迫ったなら、勢いに任せて決めきれよ!というシチュエーションで、確実性を上げるという名目でしょう、パスを選択。結果、決めきれずにチャンスをフイに、とか。
パスを回した挙句に力ないシュートにしかならず、しかもGK正面。それはパスか?とか。
いつも言っていることですが、ゴールに芸術点はありません。
遮二無二、ガムシャラにゴールを奪い取る!という気迫が、とても足りていない―――そう見えてしまうサッカーを、ホームのファン・サポーターの期待がかかるなかでやっていていいわけがないのに。

0-1で折り返したハーフタイム。
いつもであれば控えのメンバーがウオーミングアップをしているところですが、このときは全員がロッカーに引き上げていました。
後半に逆襲し、同点、逆転を目指すという意気込みの表れだったのでしょう。
そうして、すぐに手を打つことに。
後半開始のタイミングで、高橋に代えて田中を投入。2ゴールを挙げて勝利に貢献した長野戦以来の出場となりました。
ここ最近このブログでも書いているところの、理屈抜きに戦い抜く力「そんなもん知らん」というものを、いちばん実践できているのが彼だと評価していますが。
その田中が、やってくれました。
後半開始からわずかに6分、いきなりの同点ゴール。見事に起用に応えてみせたのでした。
そんなあたりが、田中の田中たる所以だ!と、最上級の喝采を!
そのまま逆転につなげるべく、攻勢をかけるカターレ。

・・・しかし。
そこからが、つながらなかった。
攻めども攻めどもゴールには結びつかず。
逆に、J2時代からカターレサポーターにもおなじみの、兄弟が弟・徹也に勝ち越しゴールをゆるしてしまうことに。
ケガで長らく苦しみ、その復帰戦だったそうですが。ケガからの復帰でであるとか若手の初ゴールであるとか、そういったいわくつきの選手に決められてしまうのもまた、カターレの悪しきジンクスのひとつとも言えますが。
そして・・・悪しきジンクスを覆せずじまい、というのもまた、カターレ。
そのままスコアは動くことなく。1-2で敗れました。

ハンド判定では?というジャッジ、なんで同じようなシチュエーションでこっちばかりファウルをとるんだ、とか、あからさまに相手寄りな審判に物申したいところもありましたが。それこそ、不断は冷静な榎本が詰め寄るようなシーンがあったりとか。
それでも・・・状況を跳ね返せないのが悪い、と言われてしまえばそれまで。
自分たちのミスでチャンスの芽をつぶすところも、やはり多く。
それでも・・・自業自得、と割り切ってしまえるほど、現状には納得できません。
前節の八戸戦もそうでしたが。決して、負けてやむなしという状況であったわけではないのに。むしろ、こちらが優勢ですらあったのに。
そんな試合で勝ち切れない・・・負けて勝ち点0という。
無茶な要求をしているでなし、改善の余地が無いわけでなし。
なのに、結果は不本意極まる今季初連敗。
ただの1勝ではない、それ以上の価値があったはずの試合をみすみす落とす。してさらに気落ち、メンタルが沈み自信をつけるチャンスを逃す、と。
悪い意味で、いつも通りのカターレ。これまで見てきたカターレ。
5年前に必勝を期したはずの対戦で敗れた讃岐戦。あの時のままか?と問われて、今節の勝利でそれを明確に否定したかったのに・・・結果、あの時のまま。
ほとんどの選手が入れ替わった5年前と比較しても、とか言われたとして。
では、1年前ではどうか?
去年も、どん底状態から監督交代を経て持ち直し、「さあ、逆襲だ!」というタイミングで立て続けに連敗を喫し、その勢いが削がれてしまった、ということがありました。
それを、今年もまた繰り返すのか?と。
結局のところ、「今年もまたダメだったね」に落ち着くのか?と。
・・・そんなことでは、変わらない。
監督の掲げる、「人生観を変える」というキャッチフレーズ。
相手ではなく自分たちの弱さに負けている現状では、到底、それは成しえないだろうと。

雨の降るあいにくの条件のなか、その少なさにやるせない気分になったものの、それでも1774人の来場者がありました。
その期待に応えられず、ホーム3連敗。
7月のホーム戦は1試合しかなく、しかも金曜日という条件。現状のままでは、期待薄だから行かない、などと言われても言い返せないでしょう。
天皇杯2回戦を含めてアウェイ戦3戦を挟むこととなりますが。
勝てた試合、勝たねばならない試合を落とし続けて期待を裏切る・・・そんな汚名を返上したいなら。
しなければならないことは、単純にして明快。
勝つしかない。
今回、雪辱を晴らすことに失敗し、屈辱のアップデートという憂き目に遭いましたが。
勝たねば、いつまで経ってもそれが和らぐ、薄まることなど無いと知らねばなりません。
ならばこそ。
やらねばならないのは、アウェイ連勝からのホーム凱旋、そこでのホーム連敗阻止意外にありますまいよ。

ダメな要素だけを継続、なんてことをしている暇など、ありはしません。
今こそもとめられるのは、「そんなもん知らん」という図太さ。
次なる戦いは、すぐにやってきます。
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第14節 カマタマーレ讃岐戦

2019-06-29 05:25:31 | カターレ富山
前節のやるせない逆転負けのダメージを最小限に止め、ホーム戦3連敗などあってはならない今節。いつも以上に勝利への執着を見せねばならない試合で、カマタマーレ讃岐を迎え撃ちます。
前々節、勝てば順位が入れ替わる藤枝戦を制して上回ったものの、前節の敗戦によって、あっという間に入れ替わられてしまい。目先の一戦に一喜一憂すべきではない、とはいうものの、それでも。プレッシャーに感じるというならば、それはライバルクラブだって同じなわけで。
勝って、そのライバルクラブにプレッシャーをかけねばならないことは言うまでもなく。
勝ち点差2の讃岐との直接対決。もちろん、勝って上回らねばなりません。

リーグ戦のどの試合でも、1試合あたりに得られる勝ち点に差はなく、条件としては同じではありますが。
それでも、試合ごとに「重み」というものが違うのは明白であって。
その意味において。
今節は、この1試合だけでなく、シーズン全体を見ても「分水嶺」と呼べるものになるのではないかと思います。
近年の例で言えば、一昨年。前半戦で首位争いを繰り広げ、さらに飛躍していかねばならなかった中盤のホームFC東京U23戦。そこで試合終了間際に逆転負けを喫してしまったことで歯車がくるってしまい・・・。坂道を転げ落ちるように転落、シーズンをまたいでさえも止まらず。ついに最下位、監督更迭という最悪の事態にまで繋がってしまった、ということがあったのが思い出されます。
そんな分水嶺にあって・・・ある意味、カターレ史上最悪の敗戦が、2014年の讃岐戦であった、という見方もできるかと。
勝負事において、IFも、もしも、も無いとは言いますが、それでも。
それでも・・・あの、1勝VS未勝利という“裏天王山”において、逆転負けを喫することなく勝利し、讃岐のJ初勝利を献上することが無かったなら・・・。
もちろん、現実が変えられるわけでなし、言っても詮方ないことです。
しかしながら、そこからのJ2陥落、J3でも右肩下がり、未だ果たせぬ復帰、という辛い現実を前にしては、愚痴のひとつも言いたくもなります。
そんななかで、前節は初物対戦で八戸に逆転負け。相も変わらずのジンクス囚われっぷりを露呈してしまい。
そして迎える、5年越しの讃岐とのリベンジマッチですが。
ここで、「ここぞ!という重要な試合に限って落とす」「連勝は出来ないのに、連敗はあっさりと」というような悪しきジンクスにのまれてしまったら。
躍進の可能性は断たれてしまい、実質的にシーズン終了・・・そして、後になって振り返ったときに「あの時の敗戦がなければ」なんて後悔することになりかねません。それこそ、5年前に敗れた讃岐戦を苦々しく追想する今のように。
1試合あたりの「重さ」は、均等ではない。
その意味において、今シーズンいちばんの「重さ」となる今節。
負けたらシーズン終了―――あながち、悲観に過ぎるとは言い切れません。この5年分の苦渋を知るなら。
だったら。
だったら、勝つしかない。
もちろん簡単に勝てる相手でないことは明白。しかし、それでも。
それこそ、「そんなもん知らん」の精神で。
ここで力を発揮せずして、いつ発揮するというのか。

過去の直接対決を知るのは苔口ただひとりであり、ほとんどの選手にとっては「因縁の対決」とはならないかもしれませんが。
それでも。カターレ富山の選手であるということはすなわち、ファン・サポーターの期待に応えねばならないということと同義。
そのファン・サポーターの期待とはもちろん、讃岐へのリベンジにほかならないのであって。
期待したいのは、榎本。
J1経験も豊富なベテランであり、カテゴリを落とすにしてもJ2でだって十分な活躍の場があったのではないかと。そこをあえてJ3、富山に移籍してきたという、その意味。
かつて薫陶を受けた安達監督を慕って移籍してきたのは、そもそもなぜだったか?
言うまでもなく、J3優勝を、J2昇格を目指す富山を指揮する安達監督に、その悲願成就の助けとならんがためであったはず。
これまでの選手生活のなかでも、数々の修羅場をくぐり抜けてきたことでしょうが。
今節こそ、今シーズンきっての修羅場で間違いないのであって。
そこで、実力を最大限に発揮してほしい。ここで勝てずして、いつ勝つのか?という気概で。無失点に抑えきる働きでもって、チームを勝利に導いてほしい。そう願うばかりです。
もちろん理想は、GKたる榎本がまったく目立たない試合ではありますが。
今瀬、谷奥らのディフェンス陣の、前節敗戦への汚名返上は、是非に。
さらに、勝ちパターンでの守備固め起用が予想される稲葉は、当日・29日が誕生日。
ならば、勝ってハッピーバースデー!とせねばならないことは必定でしょう。

2014年、最下位となって降格したカターレと、生き残った讃岐。J3での再戦というのも、本来、望ましくないものではありました。
すなわち、いつまでも復帰出来ずじまいにJ3をさまよっているカターレの現実を、あらためて突き付けられることでもある・・・傷口に塩、とでも言えばいいか。
それでも。
変わらなければ、変わらない。
すべきことは、至ってシンプルであって。
今節の讃岐戦で、勝つ。
もちろん、降格の傷は消えません。けれども、勝って悪夢を振り払い、復帰への力に変えることは出来る。
ならば、それをしない理由がありません。連敗して仕方ない理由などありません。
勝たねばならない理由しかありません。

ならば、勝て!!!
勝って、讃岐にJ3の厳しさを叩き込め!
勝って、カターレに優勝を目指す資格があること証しを立てろ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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ジンクスに屈して自滅。連勝逃す逆転負け ヴァンラーレ八戸戦

2019-06-25 03:12:35 | 日記
1-2で敗戦。
ジンクスにのっとった結果でなければならない、そうでなければ罰則、という決まりでもあるのでしょうか?
ここ数年来、初物対戦に弱いというジンクスに屈して敗戦。
今シーズンここまで、福島、秋田と敗れているなかで、東北勢に弱いというジンクスに屈して敗戦。
前節、シーズン初の逆転勝利を挙げて勢いに乗らなければならなかったところ、それをフイにするかのように初の逆転負けを喫するとか。
負け惜しみを承知で言えば、勝たねばならない試合でした。苦戦の度合いから言えば、もっときつかった試合は、これまでにもあったくらいで。
どうしても勝てない状況にあったわけでもなく、敗戦は、ひとえに自分たちの甘さゆえのこと。
自滅と言って良い。
上位進出へ負けられない戦いであったはずなのに、自らそれに水を差すような。
前回のホーム戦で敗れているだけに、今回こそ!という期待がかけられていたなかで・・・それを裏切る、苦い敗戦となりました。

カターレの悪いところが悪いように出て、それが敗因に直結した。そんな試合でした。
本州の果て、青森県のJ初参戦のチームでは、練習試合を組めるでもなし、データが比較的少ない状況であったことは察しますが。
相手の3-4-3のフォーメーションへの対処など、やりにくさはあったでしょうが、それでも。
これまでにも、やりにくい試合、思うようにいかない試合はほかにもありました。
むしろ、それでもなんとかしなければならなかったところ、自分たちの甘さが、それをなしえなかった、と。
これまでの悪癖が、また露呈。
なんで、相手陣内へと攻入りながら、「そこでシュートだろ!」という場面で自ら決めようとしないのか。
確実性を高めるという名目かもしれませんが、決められなかった場合の責任逃れにしか見えません。
確かに、不用意なシュートから、カウンターに繋げられて逆襲を受ける、というリスクは考慮せねばならないでしょう。けれども、だからといって積極性を欠き、結果、チャンスをものに出来ないのでは本末転倒というもの。
そうやってボールをこねくり回した結果のシュートがGK正面、とか。「なんだそれは?GKへのパスか?」と。
攻撃陣の相手への脅威、という意味においては、八戸のFW・谷尾 昂也には、確かにそれが感じ取れました。ボールを持たせてはヤバい、という雰囲気がプンプンと。
対して、カターレの側には、それだけのプレッシャーを与えることができていたのかと。
頑張ればどうにかなる、くらいにしか思われていなかったのではないかと。
もっとチャレンジしなければならなかったことは明白であろうと思います。
前節のことを、もう忘れたのか?そんなわけないでしょうに。
前節、ペナルティーエリア内でハンド判定、PKを献上して先制点を奪われました。
それと同じようなことが起きたかもしれない可能性を、積極性を欠くことで、脅威を示せないことで、自分たちで狭めていたとしか思えません。
何度も書いていることですが。得点に、芸術点はありません。
練習からの積み重ねがきちんと出たファインゴールが理想ではありましょうが。けれども、別に、そうでなかったからといって減点されるわけでもなんでもないのに。
勝つためには、なにがなんでもゴールを決める!という気迫が、そういった「こうであるべき」論に阻害されている気がしてなりません。

それでも、後半に陽次のゴールによって先制点を奪うことに成功・・・したのもつかの間。
あっという間に同点に追いつかれてしまうことに。
そういったライブラリがあるかは知りませんが、「カターレの失点パターン、セットプレー」といったアーカイブを検索してみればいい。
今回と全く同じパターンの失点シーンが、いくつもヒットするでしょう。
つまりは、改善がなされていないということ。
そりゃ、相手のあることでもあります。同じように見えるだけで、実際には違う、ということもあるでしょうけれど。
それでも、自分たちの問題として対処できる部分があるはずであることも、やはり事実であって。
前にもあったような失点の仕方であったならば。その反省を踏まえ、その後どうしなければならないかは、検証されていてしかるべきで。
にもかかわらず。
その後、リズムを乱し、主導権を取り戻せず。
逆に、セルフジャッジか、という一瞬の隙が勝ち越しゴールを許すことにつながってしまい。
それもまた、これまでにあったパターンのひとつでもあるのですが。
結果、敗戦。ホームのファン・サポーターの期待に応えねばならなかったところ、それを裏切ることに。

さて、どうしたものか。
そんなつもりはなくとも、悪しきジンクスにはまってしまった格好での、手痛い敗戦。
良いジンクスがほとんどつながらないかわりに、悪しきジンクスはあっさりとつながる、というのが定番のパターンですが。
次節、続けてホーム戦で、讃岐と対戦しますが。
悪しきジンクス的に言えば、「連勝は全然できないのに、連敗はいとも簡単に、あっさりと出来てしまう」というところですが。
上位争いを繰り広げ、1年でのJ2復帰を目指す讃岐が、ぬるいプレーで隙を見せるとは到底思えません。
むしろ、ジンクスに囚われたカターレがあえなく連敗、というパターンのほうが、遺憾ながら、現実的ですらあります。

「練習からしっかりやっていく」とは、敗戦後の定型文的なコメントですが。
練習をしっかりやるのはいい。けれど、それを活かすのは試合だよ?と。
肝心の試合で、強引にでもシュートに行くべきシチュエーションでためらっているようでは、何のための練習なのか?と。
練習からしっかりやっていく、ということを口実にはしないでほしい。
もっと、試合で勝つということに必死に、貪欲になってほしい。
そうであれば、チャンスをものにしなければならない場面で活かしきれない、なんて状況を許せてしまう筈がない。
正直なところ、そういった必死さという意味で、今節は八戸の気迫に負けていた気がします。だから、この敗戦も不運でもなんでもない、必然のように思います。
それでも、なんとかしなければならないのだから。
このところ何度も書いているところの、「そんなもん知らん」という図太さ。
相手だって、勝利を目指して必死。けれど、それを「そんなもん知らん」と跳ね除けるだけの強さ。
いまいちど、それを見直して勝利に繋げねば。
次節は、すぐにやってきます。
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第13節 ヴァンラーレ八戸戦

2019-06-22 18:49:51 | カターレ富山
これまでの対戦成績にのっとるかのように、前々節は相性の悪い秋田に敗れた一方で、前節は相性の良い藤枝に勝利したカターレ。
その意味において、今節の相手は初顔合わせとなる八戸。「これまで」は関係のない対戦となります。だからこそ、勝たねばならないとも言えますが。
今季初のJ3を戦う相手だからと油断することなど出来ないながらも。優勝を狙うチームに値する戦いを見せなければならないカターレ。ホームで返り討ちにし、勝利をおさめねばなりません。

現在13位ながら、ここまで4勝、リーグトップタイの19得点を挙げている八戸。さらなる飛躍を期して乗り込んできます。
前節は岩手との東北勢対決を4-1で快勝。待望のホーム初勝利を挙げました。やはり、それまで勝てていなかったことは胸のつっかえとなっていたのではないかと。それが取れて、意気軒昂に連勝を目指しているであろう今節。
いや、連勝を期して臨むのはカターレとて同じ。それでなくともホーム戦、挑戦を跳ね返し、地元のファン・サポーターの期待に応えねばなりません。
攻撃に自信を持つ相手に対し、いかに抑え込み、逆に得点に繋げるか。
この試合だけでなく、この先の戦いをも含め、着実にミッションをこなしながら勝利に繋げる、そんな強さを見せねば。

前節、価値ある2ゴールを決めて勝利の立役者となった高橋の、引き続きの活躍を願うのは言うまでもないとして。
期待したいのは、陽次と白石の攻撃的ポジションのふたり。
攻撃に自信を持っている相手であろうからこそ。持ち前の厳しいチェック、パス回しといったカターレのスタイルを貫く形で、なおかつ、攻めの姿勢を明確に見せつけねばなりません。
カターレの攻撃の勢いというものが明確になれば、先手先手と攻め込むかたちが見いだせるのではないでしょうか。そこで相手の勢いを削ぐことが、攻撃的なパターンを乱すことにつながり、ひいてはこちらの優位にはたらくのではないかと。
前節も、ゴールというかたちではなかったにせよ、積極的に攻撃のかたちをみせていたふたり。なかでも逆転の2得点目は、白石の積極的に狙ったシュートがあってこそのものでした。
そんな力強さを、ぜひとも今節の勝利に、連勝につなげてほしいです。

2013年、当時J初参入だった長崎に敗れて初勝利を献上してしまったり。翌年2014年、裏天王山と言われた讃岐との対戦に敗れて、これまた初勝利を献上、そののちJ2から降格してしまったり。
2015年の山口との初対戦も0-1で敗戦、2016年は開幕戦で鹿児島にスコアレスドロー。
2017年以来、沼津には未だ勝てていません。
・・・と、いろいろ振り返ってみても、どうにも苦い記憶のほうが多い“初物対戦”。
だからといって、今節もまたそんなジンクスに屈するわけにはいかないのであって。
勝利をもぎ取らねばならないのは、言うまでもなく。
もちろん11月のアウェイ戦でも勝利したあかつきには、勝ち逃げというかたちで。J3リーグにおける八戸戦は、今シーズンで最初で最後にせねば。カターレのJ2昇格をもって。
具体的に、優勝を目指すクラブであれ。
そんな決意を、今節の勝利で、連勝でもって、しかと意思表示してみせねば。

今シーズン最初の、ホーム戦でのナイトゲーム。
特徴的なT字型照明が照らす県総のピッチを、カターレ勝利の歓喜で包め!!
まずは、2連勝を!上位進出へ、確かな進撃を!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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勝負強さを発揮した高橋が2ゴール!今季初の逆転勝利を飾る 藤枝MYFC戦

2019-06-16 18:47:53 | 日記
2-1で勝利!
やはり、相性というものはあったのか。
大きく負け越してしまっている秋田に敗れてしまった前節を引きずることなく、大きく勝ち越している藤枝に勝利して盛り返さねばならなかった今節。
もちろん、これまでの相性が良いから楽勝、なんてことはあるはずがなく。むしろ、PKで先制を許してしまうというキツい展開ですらありました。
しかし、それに屈しなかった。
ビハインドを背負って折り返したものの、後半に奮起。持ち前のパスをつなぎながらの攻撃的サッカーが機能、高橋の気迫のこもったシュートが決まり、同点に。
さらに勢いづいたところで、再び高橋。勝ち越しゴールを奪い、逆転に成功しました。
藤枝の反撃を退け、リードを保ったままに試合終了。今季アウェイ負けなしを更新する、シーズン初の逆転勝利を挙げたのでした。

このところ夏を思わせるほどに暑い日が続いていたかと思えば、雨が降ったりやんだりの肌寒ささえ感じるなかでの試合となった今節。
累積警告の柳下がメンバーを外れ、スタメン復帰するかと思われた田中はメンバー外。
それでも。やるべきことをやり切るメンバーとして選ばれた選手たち。連敗断固阻止、再びの連続負けなしの起点となる勝利が求められる試合となりました。
試合は序盤から、攻撃的な藤枝をかわしつつ、いかにこちらの攻勢に繋げていくかが問われる展開となりました。
エースたる森島をはじめとして、千葉や町田、相模原などでプレーした経験豊富なベテラン・谷澤 達也といった攻撃陣には勢いがあり。伊達に3位につけているわけではないんだな、と。
対応に迷いや隙を見せてしまうと、そこを突かれてやられてしまうような・・・そんな危険さを感じさせられました。
ボールの競り合いなどは厳しくしなければならない一方で、自分たちからミスして相手に利するような展開にだけはしてはならない。緊迫感があるなかでの試合進行であったかと。

そんななかで。
粘り強く守ってきたものの、ペナルティーエリア内でブロックしようとした谷奥に、痛恨のハンド判定。PKを献上してしまうことに。
それを、藤枝のトップスコアラーたる森島に冷静に決められてしまい、先制を許してしまうことに。
攻め込んでいたなかでなかなか決められなかったのは、藤枝も同じ。そんな状況から、エースがしっかりとPKを決めるという。
藤枝にとって、富山撃破に向けて勇気の出る先制点となったことかと。
0-1とビハインドを背負ったなかで前半終了。
確かにショッキングな失点ではありましたが。しかし、考えようによってはハーフタイムで気持ちを切り替えるチャンスがあった、ともとれるわけで。
もちろん、そのままなにもできないままでは連敗となってしまう条件が整ってしまっていたなかではありますが。
そうはさせじと。まずは同点、さらに逆転を信じて。相変わらずの降ったりやんだりの雨模様のなか、応援にも力が入りました。

そして迎えた後半。
開始早々に、抜け出した白石が狙うもGKに体を張って阻止される、という惜しい場面が。決まらなかったものの、逆襲への意志を、確かに感じました。
すると、53分。
代の攻め上がりから花井が繋ぎ、密集状態から高橋が鋭い反転シュート!見事に決まり、同点に。
前半は無得点ではあったものの、それでも必死にボールを追い、気迫を見せていた高橋。ゴールを決めてやる!という意志に迷いはなかったということなのでしょう。きっと、躊躇があったとしたら決まっていなかったであろうシュート。ストライカーとしての本分、勝負強さというものを見せられました。
そのあとにも、深く切り込んだ陽次のクロスに頭で合わせるも、惜しくも阻まれる、という場面も。決まりこそしなかったものの、気迫は充分に伝わりました。
同点からというもの、明らかにカターレのペース。ひとつひとつのプレーに自信が上乗せされているような印象を受けました。
もちろん、勝利のためには攻守両方で、より集中したプレーが不可欠。メンバー皆が、それを意識してプレーできていた気がします。

そして、75分。ついに逆転!
前嶋と白石の左サイドからの攻撃、その白石が果敢に狙う!GKにはじかれたものの、それに詰めていた高橋が押し込んでゴール!2得点目を挙げて、試合をひっくり返したのでした。
なんとなく、では出来ないプレー。ゴールへの気迫が、執念が無くては成し遂げられないプレー。それを見事に見せてくれた、価値ある勝ち越し点でした。
もちろん、1点差ではまだわからない。
試合をしっかりと〆るべく、残り10分、交代カードを切ることに。
ボール奪取力に定評のある稲葉、そして高さと強さのルーカス。明確な意図の下、2人ともにしっかりとミッションを遂行してくれました。
もちろんただ引きこもって守るだけでなく、あわよくば追加点と、大谷も入れて。
集中力を切らすことなく、しっかりとプレーを続けた選手たち。
そして、タイムアップ。
見事な逆転勝利で、今季アウェイ戦負けなしを継続。直接対決を制し、藤枝と順位を入れ替えることに成功したのでした。

どうしても、勝ちたかった今節。
ここで半端なプレーをしてしまった挙句に連敗、なんてことになってしまった日には、上位追撃の機運もしぼんでしまっていたやもしれません。
けれども。逆境にも屈しなかった。
やればできる―――それを証明してみせた、逆転勝ち。
他会場では、6連勝と絶好調であったはずの首位・熊本が最下位・FC東京U23に敗れるという波乱も。
結果論ながら、そういうことも、やはりあり得るわけで。
勝ったからこそ、上位進出、その先の首位奪取に向けての意気込みに繋がるわけで。
連敗を阻止できた、この勝利を連勝へとつなげていけるように。
さらなる精進が求められます。
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