行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

結果に結びついた「戦う姿勢」  京都サンガFC戦

2010-06-29 06:57:03 | カターレ富山
2-1で勝利!

正直なところ、ベストパフォーマンスとはとても言えなかった京都。ベストコンディションで本気でかかってこられたら、同じ結果にはならなかったのでは?という感もあり、諸手を挙げて大喜びという気になれないという気持ちもあります。
ですが。
そんななかでも、勝利という結果をしっかりと残したことは、充分に評価できます。相手が本調子でなかったならなおのこと、負けられなかった。そこを、一時は同点に追いつかれながらも勝ちきった。そのことは素直に評価したいです。

リーグ再開に向けて、戦う姿勢を明確にし、それを結果に結びつけなければならない---その覚悟が引き寄せた勝利。この経験を糧に、今後の巻き返し、躍進につなげなくては。
これぞ梅雨、というような、気温が高い中でジメッとした湿度がまとわりつくかのようなコンディション。ただ外にいるだけでどうにも不快なところを、選手たちは走り回らなければならないのかと思うと・・・。
それでも、試合開始までに雨がザーザー降っていたわけではなかったのは幸いでした。観客の入りが、いつもに比べて明らかに多い。柳沢効果の目論見が、きちんと果たされていたのはなにより、といったところかと。

ほとんどがリーグ戦そのままの、いわゆるガチメンバーで臨んだカターレ。交代枠6人など、いつもとは違う条件の下、普段とは違う起用を試してみるという選択肢もなくはなかったのでしょうが・・・そのあたり、格上の京都に真正面からぶつかり、勝ちに行くという姿勢が見て取れました。
そのなかにあって、いつもと違ったのが、GKが橋田だったこと。古巣相手ということでの温情起用・・・というよりも、だからこそ、気合いの入る試合でしっかり気合いを入れたプレーができるかが問われた起用だったようにも思えました。

静岡・御殿場でのキャンプを打ち上げたあと、そのまま富山入りしてこのプレシーズンマッチに臨んだ京都。キャンプでの疲労に加えて、移動の疲れ、さらに当日のジメッと暑いピッチコンディションと・・・ある意味、三重苦状態のようでした。それでも、そんな状態に同情はしても、言い訳にはならなかったかと。急にマッチングされたわけでなし、気候を除いては織り込み済みだったはずで。

実際、試合が始まってみると・・・どうにも、両チームとも動きが良くない。やはり、湿度、暑さの影響が出ているようで、キレがいまいちでした。
京都は柳沢・西野といった攻撃陣になかなかボールが集まらず、攻撃に勢いなし。カターレのほうもパスの精度がイマイチで、どうにも思うように前に運べない。いや、あるいは一方的に攻め込まれるのを耐える展開になるのでは?という予想もあっただけに、京都の物足りなさが際立っていた感があります。それならばなおのこと、そこにつけこんで果敢に攻めればよかったところでもありましょうが、それもできなかったカターレ。
難しいコンディションではありましたが、それでもまずは集中し、0-0で前半を終えたなら・・・そう思っていたとき。
前半終了間際、ショートカウンターから抜け出した苔口が放ったシュートを相手GKははじいたところ、詰めていた黒部が押し込んでゴール!先制点を挙げました。
正直なところ、あんまり得点のにおいというものはしていませんでした。それでも攻撃陣は虎視眈々とチャンスをうかがい続け、それをものにした格好。戦う姿勢というものが表れたゴールだったかと。
なかでも、期待通りに古巣相手に恩返しを果たした黒部。いまや攻撃陣の中核である「富山の黒部」をアピールするゴールとなりました。

しかし。
後半が始まって間もない53分、交代で入ったばかりのドゥトラに個人技で崩されたところに、ディエゴに決められて失点。気をつけなければならない時間帯にゴールを許し、追いつかれてしまいました。
そりゃ、そのまますんなりと1-0で逃げ切れるとは思っていなかったのですが・・・せっかく先制しながら追いつかれ、逆転されてしまうというパターンは、今季幾度も見てきた光景。「またか」という気になってしまった一方で、「だからこそ、ここから」と。ここで動揺してグダグダになってしまうのか、それとも持ち直すのか。

結果から言えば、後者でした。
相手のコンディションが良くなかった分を差し引いても、その後はほとんど決定的な場面を作らせず、途切れることなく集中力を発揮し続けました。後半途中から降り出した雨が次第に強さを増すなか、試合も大詰めの82分、堤のゴールによって勝ち越し!
果敢に攻め続けたなかで得たFKから、ゴール前の混戦を制した格好での追加点。チャンスを逃すまいとの必死さが伝わってきた一連の流れには、確かに戦う姿勢が見て取れました。
その後、最終盤には滝のような雨で、ピッチコンディションがどうこうではなく視界そのものが不良というすごい有様に。そんななかでも集中力を切らさず守り通し、試合終了。ホーム開幕戦に次ぐ7257人を数えた観衆の前で、見事に勝利を挙げました。

勝つことが出来た一方で、反省すべきところも多い試合でした。
京都のコンディションの整っていなかったところに助けられた部分は、やはり大きかったのは確か。ただ、ならばそこにつけ込んで優位に進めなければならなかったところ、どうもいまいち攻めきれなかったような印象です。なかなか、思うようにボールを前に送れなかった。
前半終了間際に得点したのはいいけれど、気をつけなければならないことがわかっていた後半開始直後に失点してしまったことは、反省しなければなりません。それも、個の力でゴリゴリ押し込んでくる相手に弱い、という今までもあった弱点が、ここでも露呈してしまった格好。その弱点を突かれ続けたならば、どうなっていたかわからなかったところでした。
しかし、良かった点もまたあったわけで。
逆転負けが多い今季これまで、やはり、失点してしまった後に意気消沈してしまっていた部分があったかと思います。突き放す、あるいは再逆転するというような力が、発揮できていませんでした。それが、この試合ではしっかりと集中して追加点を許さず、また、攻撃の意識も高く、攻めの姿勢を貫きました。それが結実しての、勝ち越し点。これは、今後のリーグ戦でも継続して欲しい・・・いや、継続しなければならない要素かと。良い形を作れたことが、自信となって今後に活かされることを望みます。

リーグ再開まで、およそ3週間。この試合で得た成果、「戦う姿勢」にさらなる磨きをかけ、じっくりと牙を研いで欲しいところです。
巻き返しを、躍進を、楽しみにしています。

プレシーズンマッチ  京都サンガFC戦

2010-06-27 11:07:39 | カターレ富山
ワールドカップでの代表チーム決勝トーナメント進出に湧く日本サッカー界。そりゃ、応援もするし、楽しみにもしています。
それでも、個人的に思い入れが強いのは、代表よりも地元・富山のカターレ富山。

今回、その「地元・カターレ富山」が迎えるのが、地元・富山出身の柳沢・西野を擁する京都サンガ。
J1通算100ゴールという偉業を成し遂げた日本屈指のプレイヤーとして凱旋を果たす柳沢。大けがを乗り越えて復活を果たした西野。それぞれに思い入れをもって試合に臨んでくることと思います。
そして、迎え撃つカターレ富山。地元の誇りを胸に、その力を示せるかが問われる試合となります。

ワールドカップ効果の追い風が吹く中での、富山サッカー界にとって特別な試合。
格上の相手にも臆することなく、全力で勝ちに行かねば。
京都サンガはJ1で現在17位。開幕からなかなか結果が出せず、失点数もリーグワースト・・・カターレとよく似た状況にあると言えます。
それでも、あと少しで決勝トーナメント進出を逃したとはいえ、ナビスコカップでの力はホンモノ。いや、だからこそ、中断後のリーグ再開に向けた意気込みは強いはず。チームの完成度を高めるため、格下相手といえど重要な試合と捉えてくることでしょう。

後半に向けて巻き返しを図らねばならないということで言えば、その兆しを見せながら中断期間に入った京都より、連勝を期しながら敗れ、アウェイ戦全敗を更新しながら入ったカターレのほうが、より深刻と言えます。
オフもそこそこに始動したカターレ。この10日あまりの間、あらためて自分たちになにができてなにができていないのかについて、考えたことと思います。
格上相手だから負けても仕方ない、なんて思ってはいないでしょう。実際、昨季J1の千葉や柏をあとちょっとまで追い詰めたわけで。ただ、それでも負けてしまったことも事実。
再開後も、楽に勝てる相手などいないなかで、常に挑戦者として戦わねばなりません。今回、京都、すなわちJ1チームという具体的に格上の相手との対戦で、どうすれば勝てるのか、どうすれば負けないのかを考えるという機会。そこで何を得るかが重要。明らかに実力差があるチームだけに、なかなか思うようには試合を進められないであろうことは想像に難くありません。しかし、それでも勝ちに行かなければならない。
同じ負けるにしても、勝ちに行って負けるのと、負けないようにしながらやっぱり負けるのとでは、雲泥の差というところかと。この先のシーズンにおいても、「分が悪い相手、だけど勝たねばならない」という状況はいくらでも出てくるはず。そういうときに開ける引き出しを作る試合とでも言いましょうか。

京都と言えば、橋田、ヒョンスにとって前所属チームであり、黒部にとってはプロデビューを飾り、キャリアの礎となったチーム。柳沢や西野だけでなく、こちらの選手にしても、特別な試合。
なかでもチーム最多得点、もはやカターレにとって不可欠な黒部が、古巣を相手に恩返しをする姿を、是非とも見たいところです。C大阪、浦和、千葉、福岡と渡り歩きながら辿り着いた富山ですが、「富山の黒部」、ここにあり!という存在感を、存分にみせつけてやれ!と。

日本代表の戦いぶりが、日本中のファンに勇気を与えています。一致結束して格上の相手に挑んでいく姿に、感動と興奮。
便乗すればいいってモノじゃない?いや、その意気込みは見習うべき。全敗が濃厚など、叩かれながらも気持ちを切らすことなく、目標に向けて邁進し続けていることが結果に繋がっているというところなどは、特に。
現在リーグ16位ですが、もちろんこのまま終わるわけにはいかないカターレ。再開後の巻き返し、躍進は、早ければ早いほど良い。
自信や手応えなんて、つけようと思ってつくものではありません。ならばこそ、この絶好の機会を活かさないでどうするよ?と。

再開に向け、士気を高めるにあたって絶好の機会でもあるこの試合。
実りの多いものにできるかどうかが問われます。のちに振り返ったときに、「あの試合があったからこそ巻き返すことができた」と言えるほどのものとのなれば、言うことなしですが。
そして、京都には「まぁ、良いチームだったね」程度ではなく、「今度対戦するときには同じようにはいかないぞ!」と慌てさせるくらいの力を見せてやれ!と。

特別な試合を制し、ホームの期待に応えろ!勝たれ!!富山!!!!

雑記(仮)  アウェイ東京ヴェルディ戦

2010-06-15 23:41:09 | カターレ富山
遅ればせながら、先のヴェルディ戦について、試合内容外についてつらつらと書いてみます。

1年ぶりとなるバスツアー参加での遠征となりましたが、集合は砺波駅に午前1時40分。
ワールドカップ開幕戦の南アフリカVSメキシコ戦を観ながら備えていました。
おお、南アフリカの鮮やかすぎるカウンター、すげぇ!  さすが歴戦の強者・メキシコ。つらい時間によく決めたなぁ。

駅近くのローソンで買い出しを済ませ、30分ごろに着くと・・・なんと、砺波駅からの乗車が3名のみで、その最後のひとりだった(汗
参加はほとんど富山駅北口からで、35名だったかな。大型バス1台での道中となりました。
途中、ほどなくしてバス酔い症状?文字通りのイヤな汗が出てきて焦りました。
そうだな、去年は夏も冬もコミケに行ってないし、長距離バス移動って、ホントに前回のバスツアー以来、1年ぶりじゃないか。
まぁ、それもほどなくおさまったので一安心。

道中、ほぼ予定通りに進行。
うーむ、高速バスと違って普通の観光バスは、やはり安眠用に作られているわけでないので、寝るにはきつかった。それに加え、狭いもんでヒザが痛い(-_-)
まぁ、それを差し引いてあまりあるお得な料金であることを思えば、我慢のしどころではありますがね。

で、会場到着は午前10時頃。途中、高速を降りたあたりからしばらく渋滞に捕まっていたのに、着いてみれば予定通りとは・・・地鉄さん、さすがプロフェショナル(^_^)v

駒沢オリンピック公園総合運動場に到着。周辺をジョギングする人など、なんていうか、都会のスポーツ施設感がすごくした、というか・・・。県総とかでは、それっぽい空気はたぶん出ない。


スタグルメとして、出店していたラジオ焼なるものを賞味。たこ焼きのルーツとなるモノだとかで、タコのかわりにこんにゃくと牛すじが入っていました。やはりタコのイメージがあるせいか最初は違和感もありましたが、ウスターソースの香ばしい味とあいまって、これはこれでアリかと。熱々のところをヤケドに注意しながら食べましたとさ。詳しくはコチラ


東京ヴェルディといえば、経営危機が報じられているところですが・・・。
正直言って、いつもは使っていないスタジアムとはいえ、3316人というのは、ちと寂しいものを感じたり。だって、いつも集客で残念な思いをしているウチらと同レベルですよ?
それでも。

『NO VERDY NO LIFE』
だそうな。
こちらも、ヴェルディコールと『VERDYの灯を絶やすな』というダンマクで激励。
そうそう、アウェイ側は、予想よりも結構な入りで150人、あるいは200人くらいいたでしょうか。2年前の武蔵野戦でも感じたのですが、やはり、関東在住でもカターレを応援したいという人たちの存在があってのこと。ありがたいことですよ、ええ。

試合は・・・まぁ、残念だったとして(T_T)


試合後、肩を落としながらバスに向かう途中、近くの自販機で飲み物を買っていると、ヴェルディサポーターの方に声をかけられました。
「今日は、本当にありがとうございました!」
ダンマクとコールの激励に対する返礼だったようで、ちょっと興奮気味にそう言ってくださいました。
実際のところ・・・今季後半は経営がJリーグに移管されるとか、債務返済の目処が立っていないとか、非常に厳しい立場にあるヴェルディ。今シーズン限りで消滅という話も、笑えないとこまで来ているとか。
「同情するなら金をくれ」とは、昔流行ったドラマの名台詞ですが・・・。ちょっとネガティブな考え方をしてしまえば、ダンマクやコールで激励したとこで、それで事態が好転するのか?とか・・・。もっと言ってしまうと、具体的に救いの手をさしのべるわけでもなくそんなことをするのは、偽善じゃないのか?とか・・・。ネガティブに考えてしまうとね。
ただ、消滅など望んでいないことは、紛れもない本心。ライバルとはいえ、同じJリーグの仲間として。
そして、彼は笑顔で、「今度は富山にも行きますよ!」とも。
そう、応援するチームは違っても、チーム愛というモノに貴賤などありはしないのであって。少なくとも、彼にはそのチーム愛に対する真摯さを見て取ることが出来ました。
「お待ちしています」と応え、サムアップとともに、ワタシはこう返したのでした。
「“来年も”頑張りましょう」と。


帰途についたものの、やはり敗戦ではなんともテンションも上がらず。疲れていたこともあり、道中の半分くらいはウトウトしてたかも。相変わらずヒザが痛かったけど(-_-)
時間がおしているような話もありながら、砺波に着いたのはほぼ定刻通り。さすがプロフェショナル。

次回もまたお願いします。


アウェイ戦帰りの個人的恒例行事、牛丼。

今回も、イマイチな気分のまま食すことに・・・。
次回以降、笑顔でたいらげることができるよう、切に願いたいものですよ。

中断前の試合を勝利で飾れず。依然続く、アウェイ全敗  東京ヴェルディ戦

2010-06-13 23:49:26 | カターレ富山
0-1で敗戦。

前節の勝利を経て、勝って中断期間を迎えようという気持ちをひとつに臨んだはず。
しかし・・・いいところを出せずに、監督にして「今年ワースト2、3ぐらいの本当に悪い内容だったかなという印象」という内容で敗れてしまいました。
いろいろとショッキングな負けが目白押しだったここまでのカターレ。
そのなかにあっても、「自分たちがダメだったから負けた」ということがはっきりと出てしまった、それをどうにも出来なかったという結果は、重いです。
悔しさを抱えたまま、1ヶ月あまりの中断期間に入ります。好調だったチームはその継続を、不調だったチームは巻き返しを図る期間。当然のように後者であるカターレが、実際にそれを成せるのか。大きな課題に対し、いやがおうにも向き合わなければならない。厳しい現実を突きつけられた敗戦となりました。

梅雨を通り越して夏を思わせた、快晴の駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場。厳しい暑さとの戦いでもありました。
序盤も序盤、12分に東京ヴェルディのルーキー、阿部拓馬に先制点を許してしまい、あっさりと失点。崩されたというよりは連携ミスという、どうにもまずい点の獲られ方をしてしまいました。
それでも、まだ時間はある。そこから立て直していけば。

・・・そう思っていたのですが。
それ以降はなんとか攻撃を封じ、一方的に攻められるような展開ではありませんでした。
しかし。逆に、こちらが打って出ることもまた、出来ていなかったわけで。
フィニッシュ前に対処したから良いというものではなく。ヴェルディのパス、連携に翻弄される時間が続きました。それに対して、カターレはというと・・・どうにも、比べてしまうと明らかに精度が悪いのが見て取れました。読まれてしまってインターセプトされてしまったこともたびたび。理想とするパス回しを、相手にされてしまっていた恰好で、どうにもこうにも劣勢でした。

それでも。
交代で入ったヒデ、舩津、トミーが、流れを変えようとする意気込みを見せました。
中盤で相手に食いつき、相手の勢いを止めた舩津。
持ち味の裏に抜ける動きで前線に飛び出していったヒデ。
そして、正直言ってあまり俊敏でないイメージのトミーが、敵陣深くで粘り強くボールを追っていた姿は、「おお!」と唸らされました。
そんな彼らの活躍もあり、最終盤にして怒濤の攻め。連続CKなど、ヴェルディゴールに襲いかかりました。

ですが・・・反撃も結果に結びつかず。運動量は落ちながらも集中力が欠けなかったヴェルディに及ばず、そのまま試合終了。無得点で敗れてしまいました。
チャンスをものにできなかったのが敗因ではありますが、それ以前の問題として、どうにもこうにも内容が悪かった。
監督の言うところの「初歩的なミスが多かったというイメージ」というところです。
なぜに、勝てないのか。
そりゃ、前節も苦戦の中での勝利でしたが・・・それでも、そこで得たものもあったはずなのに、それが発揮されないかたちで敗れてしまった、と。
チームにとって悪いところは引きずるのに、いいところは継続できない。それが、アウェイ全敗という屈辱的な成績に繋がっています。

「次こそは」

今季ここまで、何度となく「次こそは」と言ってきた気がしますが、結果に結びついていません。結びつかないまま、中断期間に入ってしまいました。
次、すなわち次節まで、1ヶ月あまり。
悪い流れは断ち切らなければならないし、そんなものは忘れてしまえ、と。
しかし、忘れてはならないものもあります。言うまでもなく、不本意な現状を悔しく思う気持ち。
悔しい?ならば、どうするか。
その気持ちをバネに、精進を続けるよりほかありません。
1ヶ月後の第18節も、アウェイ戦からスタート。当然のように勝って、「これまで勝てなかったのはなぜだろう?」と言えるくらいでないと。
それには、この1ヶ月間をいかに有意義に過ごすか。中断期間は、終わりではありません。次の戦いは既に始まっています。

だから、あえて言います。「次こそは、勝て!!!」

第17節  東京ヴェルディ戦

2010-06-11 23:28:04 | カターレ富山
ワールドカップ中断前の最後の試合、アウェイで東京ヴェルディと対戦します。

前節の勝利で得た手応えを自信に変え、力に変え、結果に変えなければ。
ここまで7戦全敗の今季アウェイ戦。区切りとなる試合だけに、初勝利への意志を結果につなげなくてはならない試合となります。
負けられない試合、求めるのは勝利のみ!

現在16位のカターレの直上、勝ち点4差で15位の東京ヴェルディ。勝っても順位はそのままとはいえ、負けて離されるわけにはいきません。
お互いに、開幕当初からなかなか結果を出せなかったチーム同士。勝利の重み、勝つことの難しさは身にしみていることでしょう。
だからこそ、この1戦に勝つのは、勝利への意志の強いチームということになるかと。

昨季の対戦成績は1勝2敗。
昨季の稼ぎ頭だった大黒が抜けている影響はあるでしょうが、土肥、土屋といったベテランを中心にした手堅い守備には、やはり要注意でしょう。
実際に観たからなお印象的なのですが、ちょうど1年前の6月にホームで対戦したときのこと。個の力でガシガシと攻め立てられて防戦一方となってしまい、3失点、無得点の完敗を喫してしまった印象が強いです。
あのときも、4試合連続無得点という状態で自信が持てない状況だったところに、とどめを刺された恰好だったっけ。その敗戦をバネとした翌週、セレッソから金星を奪ったのでした。
その後、第3クールの対戦では1-0で勝利を挙げました。8試合連続負けなしの勢いをそのままにリベンジを果たした・・・のですが、その勝利からパッタリと勝てなくなってしまった事実もあります。

なにか、そう考えると「始まりと終わり」というものに縁があるような。
今季で言うなら・・・ヴェルディは第1節、カターレは第2節に試合なしの休みがあったのですが、早すぎた休みはリズムに乗れないどころか、開幕連敗というマイナスをもたらしてしまったという「始まり」がありました。
そして、今節。中断期間を迎える、「終わり」。
ここを、制することができるかどうか。
勝てば、これまでの良くない流れを変える反攻の「始まり」とすることができると思います。「終わり」だけど、「始まり」。ならば、勝たねばなりません。

今季のアウェイ連敗も、ここで終わらせたい・・・いや、終わらせる!中断明けの愛媛戦がアウェイということを思えば、アウェイ連勝の始まりとなる勝利をもぎ取らねばならない試合とも言えましょう。
私事ではありますが、ちょうど1年前のセレッソ戦以来となるバスツアーに参加して、現地で応援してきます。もちろん、目の前で勝利を見届けるためにです。
勝って中断期間を迎える・・・そのことは大事。でも、それだけじゃない。

繰り返します。「終わり」だけど、「始まり」。

連勝で、躍進への確かな1歩を刻め!つかめ!アウェイ戦勝利!
勝たれ!!!富山!!!!!