行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】第23節  徳島ヴォルティス戦

2011-07-30 07:08:47 | カターレ富山
先月の対戦で勝てなかったチームへのお礼参り3連戦も、3戦目。熊本とはドローであったものの、水戸にリベンジを果たし、今節、徳島に挑みます。
前回対戦より1ヶ月。第2節・ホームでの対戦は実力差を見せつけられ、0-2というスコア以上の惨敗でした。
しかし。
カターレも1ヶ月会わずば刮目して見よ。
徳島戦後に残ったサポーターに対し、およそ15分にわたって監督が語る、といった一幕がありました。監督、選手、チーム全体が、ファン・サポーターが、低迷するチームをなんとかしたい、なんとかしようという思いを今ひとたび確認しあった瞬間でした。
それからカターレは変わりました。
強豪・千葉に敢然と立ち向かい、押さえ込んだ前半。後半に2失点して敗色濃厚となるも、最後まで諦めずに1点を返し、一矢報いました。
鳥栖戦では本来の積極的な守備が機能し、無失点。黒部とヨンドクの活躍で決勝点をもぎ取り、11試合ぶりの勝利。
熊本戦は持ち味のスピードを活かした苔口のゴールで先制。混戦から失点して追いつかれてしまったものの、そこで気落ちすることなくドローに持ち込みました。
そして前節。最後の最後まで勝利を求める気持ちが2連続ロスタイムゴールをもたらし、水戸に初勝利。
連続勝ち無しのなかで対戦した前回とは違います。
なにより、勝つことの喜びというものを、思い出しています。
むしろ、連続負け無しのなかにある今節、選手たちも上位相手に一泡吹かせてやろうと気合いも入っているはず。
復調の兆しというものがメッキでないことを、この一戦で証明しなければ。

前回対戦も含め、ここ6試合で5勝1分けと好調の中にある徳島。熾烈な上位争いの中で生き残っていくために、下位のチームに対しては取りこぼすことなく確実に勝っておきたいところでしょう。
実際、実力に差があることは明らか。惨敗した前回対戦も、もちろんこちらの良いところがまるでなかったわけではありません。しかし、それをいなしつつ自分たちのペースにもっていき、かつ、セットプレーから確実に得点、そして欲しい時間に追加点と、格上チームのサッカーで勝利したのでした。
今節においても、もしあっさり先制点を許してしまったならば、相手に余裕を与え、逆転は相当に厳しいことになるのではないかと。
苦戦は免れないということであれば、まずは失点をしないでしのぐことが求められます。鳥栖戦にしろ水戸戦にしろ、しっかりとした守備で相手に得点を許さず、勢いづかせなかったことが勝利につながったのだから。

前回対戦時の敗戦からのリベンジを期して全力で挑むこちらに対し、ある意味、徳島のほうがプレッシャーがかかるはず。
FC東京、千葉、栃木らの上位ライバルが安定した戦いぶりを見せる中、置いていかれるわけにはいかない。富山は底辺付近をさまようチーム。しかもホーム戦。勝ってあたりまえという状況です。
当然のようにここ3戦負け無しという上り調子であるという情報は入っているでしょうが、それを向こうがどう受け止めるか。「ちょっと調子が良いみたいだけど、所詮は富山」くらいにみくびってくれると、こちらもやりやすいのですが。
連続勝ち無しの中にあって苦しんだ状態から這い上がってきたカターレを、みくびらないほうがいい―――そう印象づける、先制点が求められるところです。

このところの好調の立役者となっている飯田や福田については、ぜひ今節もその力を発揮してほしいです。チームとしては雪辱を期す戦いですが、前回対戦時にピッチ上にいなかったことをプラスと捉え、良い意味で自由にプレーしてほしいところ。データが少ないだけに相手も警戒してくるでしょうが、それをいなしつつ、堅い守備でゴールを守ってもらいたいです。
そして、攻撃陣で期待したいのは黒部。
地元凱旋となるこの試合で、男を上げてほしいところです。「富山の黒部」としての力、存分に見せつけてやれ!

お礼参り3連戦の最終戦にして、四国アウェイ2連戦の初戦。
このところの復調の流れを決定的なものにするために、現在3位につける強豪・徳島を撃破せねばなりません。
困難ではありましょうが、見事にそのミッションを完遂したあかつきには、手応えをさらなる大きな自信に変えられるでしょうから。
低迷から這い上がったチームの力を、見せてやれ!
上位撃破、上等!勝って久方ぶりの2連勝を飾れ!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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【J特】ロスタイム2連発で劇的勝利!!新加入・福田、ホームデビュー戦で輝く!  水戸ホーリーホック戦

2011-07-24 22:11:41 | カターレ富山
2-0で勝利!!
試合終了間際の2得点で、前回対戦のリベンジを果たし、水戸戦初勝利を挙げました。
プレビューで「なでしこジャパンがみせたような最後まで諦めない勝利への執念を、最後の最後まで、勝利につながるところまで見習って、結果につなげてほしい」と書きましたが・・・まさに、そのとおりとなりました。
安定した守備陣には、前回対戦時のようなもろさは見られず、相手に決定的な場面を作らせませんでした。水戸も前回対戦を踏襲した広くサイドを使う攻撃を繰り出してきたものの、今節のカターレは、そこで後れをとることなく対応しました。
そんな守備面での頑張りに報いる得点を挙げたかったものの、なかなかゴールにまでは結びつかず。あるいはスコアレスドローかという状況ではありましたが、カターレは諦めませんでした。
試合終了間際のロスタイム、カターレの記念すべきJ通算100得点目となるゴールを挙げたのは、福田!移籍後初のホーム戦で攻守にわたり存在感を発揮していた彼が、足がつって苦しい状態のなかにあってもチカラを振り絞り、持ち味の高さからヘッドでたたき込んだのでした。欲しくてたまらなかった待望のゴールに、スタジアムは超盛り上がり!
だが待て、まだ試合が終わったわけじゃないから安心するな---そう思っていた、まさにそのときでした。
さらなるドラマチックな展開が待っていました。
先制点に油断することなく集中していたカターレ。足がつった状態から前線に残っていた福田が、絶妙すぎるスルーパス。そこに飛び出していた平野がGKとの1対1から落ち着いて蹴り込み、自身今季初得点でダメ押し!そのゴールと共に試合終了し、5月4日以来となるホーム戦勝利を手にしたのでした。
これまで、ロスタイムゴールで負ける悔しさは何度も味わってきましたが、ホームでこれほどまでに劇的な勝利は無かったように思います。
それもひとえに、最後の最後まで勝利を諦めない姿勢があったからこそ。それはとりもなおさず、アウェイ2連戦で得た自信がチカラとなった証と言えましょう。
「勝つことでしか自信は身につかない」と、口をすっぱくして言ってきましたが・・・この勝利も、これからの自信になりうる成功体験であったかと。
この自信を胸に、今後も戦い抜いてほしいです。

アウェイ2戦連続負け無しの勢いをホームでも継続すべく、粘りを見せて立ち止まるな!との思いから掲げたメッセージゲーフラ。まさに勝負所といった一戦を前に、気合いも入りましたとも。


県総最寄りのカターレローソンにて飲み物を購入。道中、雨が降ったりもしていましたが、おおむね曇りで時折弱い雨、といった空模様でした。この1週間、暑い日はすごく暑かったりしたことを思えば、コンディション的には良かったのでしょうが。それでも、3-3-3-1というフォーメーションをとるにあたっては運動量が命。気象状況に関係なく、最後まで足を止めずにやりきることが求められました。

前節と変わらないスタメンで臨んだこの試合。
試合開始早々の3分に大西がミドルで狙うなど、試合の入り方としてはまずまず。水戸も前回対戦時を思わせるようなサイドからの攻撃をみせたものの、前回とは違い、守備意識を高く対応できていました。
なかでも光っていたのが、足助の頑張り。圧巻は、21分。攻め込まれた自陣内でラストパスが通り、ヤバイ!決められる!と思った次の瞬間。まさに、一瞬で足助がそのボールをかっさらい、事なきを得たのでした。その判断力と実行力というものに、かなり勇気づけられましたね。「これはいけるぞ!」と。
前半の33分には、福田が頭でゴール前に落としたボールに朝日が飛び込んだところ、相手Gkと接触、ひやりとさせられましたが、なんとか事なきを得ました。
38分、CKから福田がヘッド!しかしポストに阻まれる!決まりこそしなかったものの、高さを活かしたプレーという方向性がハッキリした良い場面でした。

0-0で折り返したのは、無失点という意味では上々。
後半開始早々に先の接触が影響してか、相手GKが交代ということがあったものの、その後は一進一退。決定的なピンチはなかったものの、こちらも決定的なチャンスまでは作れない、というような。
ジリジリした展開のなかで期待されたのが、交代選手の活躍でした。ヨンドクと黒部が相次いで投入されて局面打開を目指しました。
しかし、それでもなかなか得点にまでは至らないなかで、攻守にわたって貢献してきていた福田が、足がつってピッチ外に出されるというピンチ。あるいは池端に交代か、という場面にあって、監督は続行の判断を下しました。さらなる攻撃へと平野を投入し、福田を前線に残す選択をしたのでした。
最終盤、攻勢を強めるカターレ。平野のシュート、朝日のシュートと、立て続けに水戸ゴールを脅かすものの、決めきれず。

そんななかで迎えた、ロスタイム。
相手陣内深くに切り込んでいったヨンドクがマークをかわして上げたクロスに、合わせたのは福田!たたきつけたボールがゴールに吸い込まれ、待ちに待った得点が、カターレJ通算100得点が!
個人的にはやはり、記念すべき100得点は、ミスターカターレとも言うべき朝日に決めてほしかった感はあります。とはいえ、それが誰が決める得点であろうが、得点の重みというものに差などありはしません。それが勝利を呼び込むものならなおのこと。奇しくも大宮からの移籍コンビによって、カターレの歴史に残るゴールは生まれたのでした。
そして、歴史はさらに紡がれていきます。
101得点目が刻まれたのは、わずか2分後。福田のスルーパスに反応した平野が一気に抜け出し、1対1となったGKのわきを抜け、蹴り出したボールはゴールへと吸い込まれたのでした。
最後の最後まで諦めずに勝利を目指し続けた思いが、最高のかたちで結実。思いがけない得点に、再び歓声に包まれるスタジアム。
そのまま試合終了、待望のホーム戦勝利を成し遂げたのでした。

アウェイ2戦の勢いをホームでもつなげなければならなかった今節。その課題を、見事にクリアして見せたカターレ。今季初の3試合連続負け無しとなりました。
勝つことによって得られる自信というものを、選手たちは実感しているのではないかと。あるいはスコアレスドローかという試合にあって、最後まで諦めずに勝利にまでつなげたことは、今後もチームの財産となることでしょう。
前回対戦時に惨敗したイメージをぬぐい去り、水戸戦初勝利。この良いイメージを、今後につなげなければ。
きっと、やってくれる---。
試合後の選手たちの笑顔に、充実感と共に頼もしさがにじみ出ていました。
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【J特】第22節  水戸ホーリーホック戦

2011-07-23 11:49:35 | カターレ富山
鳥栖・熊本の九州アウェイ2連戦を1勝1分けとし、3試合ぶりにホームゲームに臨むカターレ。
10戦連続勝ち無しから脱却し、2戦連続負けなし。復調軌道に乗っているかどうかを知るには、昨年後半からこの1年でわずか2勝しかしていないホームゲームでも勝てるかどうかにかかっているのではないでしょうか。
先月勝てなかった相手へのお礼参り3連戦の第2戦は、水戸ホーリーホック。アウェイで完敗を喫してしまったリベンジを期した戦いとなります。
いつまでも、勝てないままだと思うなよ?ということで。
ホームゲームの結果しかり、過去1度も勝てていない水戸との戦績しかり。
選手たちも、先の11試合ぶりの勝利で勝つことの喜びを思い出したはず。今度は、ホームゲームで勝つ喜びというものを、しっかと心に刻み込まねばなりません。
カターレのJ通算100得点がかかったこの試合。もちろん、その達成を勝利で飾らねば。

前回対戦時は0-3で敗戦。監督が今季ワーストゲームと評する惨敗でした。
持ち味であるはずの積極的な寄せが甘い。ボール回しに迷いが見られ、うまくつながらず奪われてしまう。パスかクリアか中途半端なミス。ピンチをしのいだにもかかわらず、それをフイにしてしまう失点。課題であったところのセットプレーから失点。運動量が落ちて積極的なプレーが見られなくなる。などなど・・・。
ある意味、今季の悪いところが凝縮したような試合でもありました。
あれから、約1ヶ月半。
現在2連敗中の水戸は、元日本代表FWの鈴木 隆行が移籍後初出場、長期離脱していたFW・吉原 宏太がベンチ入りして復帰間近という流れも相まって、この富山戦を再出発の起点とする覚悟で臨んでくるのではないかと。完勝した前回対戦の再現を狙うべく乗り込んでくるでしょうが、それをはねのけねばなりません。
再出発の起点というなら、それはカターレとて同じこと。
ホームゲームでここ2試合の良い流れを継続しなければならない重要性については先述のとおり。「これまで勝てていない相手にだって、前回完敗した相手にだって、力を発揮できたなら勝てる」という思いをチカラに変え、勝利という結果に残すまでが求められます。それが実現できたあかつきには、これまでの悪い流れも吹っ切ることが出来るのではないでしょうか。
ここまで、なかなか勝てていませんが・・・ホームゲームは、勝って良い、というか、本来勝たねばならないところ。負け続けてはならないところ。
今後につながる自信を得るためにも、まずは今節、しっかりと勝利して勝ち点3を奪い、ホームのファン・サポーターの期待に応えてほしいです。

J初出場ながら積極的なプレーで勝利に貢献した飯田、移籍後初出場ながら、そのポテンシャルの片鱗を見せて活躍した福田。アウェイ2戦で活躍した選手たちのホーム戦デビュー。ファン・サポーターの目の前で、チカラを遺憾なく発揮してほしいです。
そして、通算100得点達成に向けて期待がかかる攻撃陣。なかなか思うように攻撃のかたちがつくれない苦戦を強いられてはいますが、それでも諦めることなく狙っていく姿勢が、このところの得点を生んでいます。
100ゴール達成をホームで、ということは、選手たちも意識しているのではないでしょうか。
ならば、その意気込みを是非得点につなげてほしいです。今季ここまで1試合に2点までしか獲れていませんが、100得点はむしろ始まり。1点と言わず2点、3点と狙っていくこと、そして成功体験を自信に変えていくことを切に願います。
注目選手は、朝日でしょうか。前回のホームゲーム勝利以来の得点で、これまでの勝てないカターレと訣別し、勝てるカターレへの転換となるゴールを期待したいです。

復調軌道に乗せる勝利、6試合ぶりのホームゲーム勝利、そしてリベンジを期した水戸戦初勝利・・・通算100得点にかかる期待は大きいです。
かのなでしこジャパンがみせたような最後まで諦めない勝利への執念を、最後の最後まで、勝利につながるところまで見習って、結果につなげてほしいです。
反攻は、すでに始まっている!
惨敗の悪夢を振り払い、勝利へのチカラと変えろ!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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【J特】今週のサッカーダイジェストとか

2011-07-21 23:37:47 | カターレ富山

おめでとう、なでしこジャパン!てことで。
中継を観ていましたが・・・なんとも、神懸かり的とでも言いましょうか、驚異的な粘りでPK戦にまで持ち込み、そのPKでも“勝てる気しかしねぇ”というような(^_^;)

一方で。
正直なところ・・・個人的にちょっと、「うらやましい」とか、あるいは「くやしい」って気持ちも混ざっていましたね。変な話、「嫉妬」でしょうか。

先制点を奪われ、さらには延長で勝ち越し点まで奪われた。それでも、「まだ時間はある、諦めるな!」という思いで観ていましたとも。もうダメだ、と応援を投げ出すことはしませんでしたね。
それは、ワタシ自身にとっては、普通に「いつものこと」だったから。
20チーム中19位に低迷するようなチームのサポーターなんぞをやっていたら、劣勢なんてのは日常茶飯事なわけで。ですが、「もうダメだ」とか諦めてしまうことはしません。たとえ負けが込んでいようが。
しかし・・・。
思いというものは、届くとは限らない。良い結果に結びつくとは限らない。
カターレにおける先の熊本戦が、まさにそう。
先制はしながらも、後半途中に追いつかれてしまい、さらに防戦一方というような展開。それでも、諦めることなく勝利を信じて応援しましたが・・・結果は、引き分け。負けなかっただけマシとも言えますが、思いが通じたかと言えば・・・そうは言い切れない、というような。
翻って、なでしこジャパン。
思いが通じるにもほどがあるだろう?チームの大黒柱・澤が得点王&MVPという見事すぎる結末で、世界一の座に。
願いが届かないことが少なくない日々に、ここまで見事な結実を見せられると、なんとも・・・。ちょっと、嫉妬。
いや、ポジティブに捉えるべきなんでしょうね。
願いというものは、叶うときにはこんなにもすさまじい勢いで叶っちゃいますよ、という良い例として。
とにかく、さしあたっては次節の勝利を願いますよ。


さて、本題ですが。
昨年秋、監督交代の直前くらいの時期にサッカーマガジンでクラブ特集をされましたが、サッカーダイジェストのほうは、かなり久しぶり。たしか、2009年2月、カターレのJ初陣となる開幕直前に特集されて以来でしょうか。
カターレのキーマンである朝日のインタビュー、苔口&タイジローによるメンバー紹介、黒部のお気に入りスポット案内、監督インタビュー、U-18設立に向けたアカデミーレポートという5本立て。
監督インタビューで“今は土台作りの時期で、目先の勝ちにこだわらずやっていく”とのこと。先の徳島戦のあとにゴール裏で語った内容と一致し、揺るがぬ信念というところでしょうか。
それでも、ね。
いきなり強くならないことは、ファン・サポーターも受け入れていますよ。
ただ、夢は見させてほしい。
現実を直視することは大事。しかし、人はパンのみにて生きるにあらず。目に見える希望ってものは、必要ですよ。手っ取り早く言えば、勝利っていうご褒美がね。

クラブダイジェストのコーナーですが、38クラブもあれば、1週1チームでやっていても1シーズンまるまる使ってしまうほどの期間かと。
次回は、いったいいつになるやら。どんなに少なく見積もっても1年くらいはあとのことでしょうが。
それでも、現在、安間監督は3年契約の1年目。次の紹介までは監督を続けていることでしょう。
次回の分が掲載されたあかつきには、今回のこの記事と見比べてみようかな、なんて。
そのときに、チームもクラブも確かな成長を遂げていることを願ってやまないところですよ。
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【J特】立ち向かう「意志」を見せた勝ち点1。連勝はならずも、可能性を示す  ロアッソ熊本戦

2011-07-18 22:33:18 | カターレ富山
1-1のドロー。
熊本にとって過去最多動員となる2万5千人を集めたKKウイングでの、まさに完全アウェイ戦。ですが、カターレ選手たちは怯むことなく自分たちのプレーを、意志を貫きました。
せっかく先制しながら、リードを守れず勝てなかったことは残念。それでも、悪いときであったなら逆転負けを喫していたような試合にあっても、自力で勝る相手に対して最後の最後まで敢然と立ち向かっていけたことは、収穫でした。追いつかれてしまったあと、崩れてしまうことが多かったこれまで。そこを踏ん張ることが出来たのも、ここ最近の試合で、徐々にではありますがチームが良い方向に向けて進み始めたことの証とも言えるのではないかと。
10試合連続勝ち無しがありました。しかし、連勝こそならなかったものの、これで2試合連続負けなし。あるいは連敗もあり得たところの、上位につけるチームとの九州アウェイ2連戦で、勝ち点4。
巻き返しは、始まっています。
願わくば、勝てなかったながらもしっかりとした意志を持ってつかみ取ったこの勝ち点1が、今後につながりますように。
前節と大きくは変わらないメンバーにあって、期限付き移籍で加入して以来初出場となった福田が、池端に代わってスタメン出場となりました。
福田 俊介 25歳。186センチ・86キロという恵まれた体躯を武器とするDFで、前所属の大宮では、昨年、リーグ戦7試合、カップ戦4試合に出場。出場機会を求めて、この7月に期限付き移籍で富山にやってきました。
今季ここまでの不調は、負傷者が相次いだDF陣がなかなかうまくいかなかった影響が少なくありません。その弱点を埋めるための補強として、理にかなっているとは思いましたが・・・正直なところ、不安もなくはありませんでした。Jではほかに例のない3-3-3-1というフォーメーションをとるカターレ。ちーむとしてもまだまだ道半ばというなかにあって、途中加入選手が果たしてうまくフィットするのか?と。それでなくとも、緊急加入の金井は例外として、J昇格からこっち、選手の途中加入がまったくなかったし・・・。
もちろん、1試合見ただけで判断するのも時期尚早というものでしょうが、それでも。
見た限り、期待に応えるだけの活躍をしていたように思えました。守備において、持ち味である強靱なフィジカルが効いており、相手攻撃陣もやりづらそうでした。また、攻撃面においても、ゴールこそならなかったとはいえCKから競り勝って頭で合わせた場面があったりと、今後にも期待したい内容だったかと。
新たなカターレの28番に、注目です。

試合においては、やはり上位につける熊本とは、地力の差を感じました。なかなか思うように良い形が作れず、シュートまで行けない状態が続くことに。
そんななか迎えた22分でした。
幾度かのピンチを粘り強くしのいでいたなかで、飯田がキャッチしたボールを判断よくスロー。大西へと渡り、その大西が最前線へと絶妙なタイミングでスルーパスを繰り出しました。そこに走り込んだのは苔口!Jでも屈指と言われるスピードからボールを受け取り、飛び出してきたGK南の脇を抜ける、狙い澄ましたシュート!同じようなコースで開幕戦の同点ゴールを彷彿とさせましたが、今度は跳ね返ることなくゴールへ。カウンターのお手本といえるような速攻が炸裂し、良い時間帯に良い形で堅守・熊本から先制点を奪ったのでした。
実際、前半はシュート1本に押さえ込まれてしまいました。しかし、その1本で1点。劣勢にあってもしっかりやりきるんだという意志が、伝わるゴールでした。

一方の熊本。チャンスを作りながらもなかなか決めきることができず、悶々としていたようでした。そのうち、攻めあぐねてなかなかボールを前に出せない場面があったりとか。カターレが、劣勢にありながらも自分たちのプレーを貫こうという姿勢が生んだ状況であったともいえるのではないかと。
しかし・・・74分、ゴール前の混戦から決められてしまい、同点に。
時間帯的に、73分に苔口に代わって黒部が投入された直後の失点でした。油断とまでは言えないかもしれませんが、わずかに張り詰めていたものが緩んだ隙があったのかもしれません。この時にしても、いったんは飯田のスーパーセーブで凌ぎながら、それが報われないかたちでのしってんとなってしまったのが、なんとも残念です。
ですが。
これまでであったなら、そのショックを引きずって、あるいは逆転されてしまっていたやもしれません。しかし、怒濤の攻撃に晒されながらも、最後まで集中して戦いきりました。向こうにしてみれば、大観衆の前でなんとしても勝たねばならないという気迫をもっての攻撃。しかし、そうはさせじとカターレ。ついに、最後まで追加点を許しませんでした。

終わってみれば、熊本のシュート13本に対し、カターレはわずか3本。良い形でのゴールがあったとはいえ、やはり、得点力不足は深刻です。複数得点すらままならない状況は、厳しいと言わざるを得ません。
しかし、一方で、追いつかれながらも最少失点で凌いだ守備には、前節の零封ともども、改善の兆しが見られます。失点のショックで崩れることなく、劣勢に屈しない守備は、今後を戦う上での自信となっていくことでしょう。その自信があってこそ、攻撃にも意識を割けるというもの。そうして攻撃にも明確な意志というものが合わさったなら、改善へ向けての大きな一歩となっていくのではないかと思います。

アウェイ2連戦で勝ち点4は、悪くない。ならば、その勢いを、次はホームで見たいです。
お礼参り3連戦の初戦はドロー。次の水戸にはこれまで勝利がないだけに、久々のホーム戦勝利を水戸戦初勝利として飾ってほしい、そう思います。
今節の良かったところ、悪かったところをじっくり精査し、次節の勝利へとつなげてほしいです。
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